JPH09179062A - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

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JPH09179062A
JPH09179062A JP7337337A JP33733795A JPH09179062A JP H09179062 A JPH09179062 A JP H09179062A JP 7337337 A JP7337337 A JP 7337337A JP 33733795 A JP33733795 A JP 33733795A JP H09179062 A JPH09179062 A JP H09179062A
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JP
Japan
Prior art keywords
hmd
computer system
input device
display
glove type
Prior art date
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Application number
JP7337337A
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English (en)
Inventor
Masamichi Toyama
正道 当山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型のパーソナルコンピュータにおいて表示
画面を見やすくするとともに、操作を行いやすくする。 【解決手段】 従来の小型表示パネルに代えて、コンピ
ュータ1に一体化された小型のHMD(頭部搭載型ディ
スプレイ)を用い、広視野光学系により上記HMDで大
画面表示を行うようにすることにより、コンピュータシ
ステムの小型化に伴って表示画面が小さくなり、表示画
面の内容が見づらくなるという従来の不都合を防止し
て、文字やアイコン等を常に十分なサイズで表示できる
ようにする。また、現実のキーボードに代えて、グロー
ブ型入力装置2や上記HMDに備えられた視線入力手段
を用い、情報入力を仮想的に行うようにすることによ
り、コンピュータシステムの小型化に伴って入力デバイ
スが小さくなり、情報入力の操作が行いにくくなるとい
う従来の不都合を防止できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータシステ
ムに関し、特に、HMD(ヘッド・マウンテッド・ディ
スプレイ=頭部搭載型ディスプレイ)およびグローブ型
入力装置を用いたコンピュータシステムに用いて好適な
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータのダウンサイジング
化により、パーソナルコンピュータの能力が著しく向上
し、従来はワークステーションあるいはメインフレーム
などの大型コンピュータが扱っていた分野にまでパーソ
ナルコンピュータが進出してきている。また、パーソナ
ルコンピュータ自体も、従来のデスクトップ型からラッ
プトップ型、ノート型、サブノート型へと小型化が目ざ
ましい。
【0003】一方、マッキントッシュ(アップル社の登
録商標)やウィンドウズ(マイクロソフト社の登録商
標)に代表される、グラフィックスとマルチ画面とを利
用したOS(オペレーティングシステム)がその使い易
さから広く受け入れられつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなOSを利用する場合、サブノート型といった小型
パーソナルコンピュータでは、その表示画面が小さいた
めにアイコンや文字の表示サイズが小さくなってしま
い、見づらいという問題があった。また、キーボード自
体も小型になるため、操作しづらいという問題もあっ
た。
【0005】本発明は、上述のようなパーソナルコンピ
ュータの小型化に伴う問題を解決するために成されたも
のであり、小型パーソナルコンピュータにおいて表示画
面を見やすくするとともに、操作を行いやすくすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のコンピュータシ
ステムは、CPUが小型のHMD(頭部搭載型ディスプ
レイ)に一体化して構成されたコンピュータシステムで
あって、広視野光学系を用いて上記HMDに大画面表示
を行うようにしたことを特徴とする。
【0007】本発明の他の特徴とするところは、上記広
視野光学系が、小型多画素の液晶表示素子と、第1、第
2、第3の光学作用面を有し上記液晶表示素子から出力
される光に対して全体として正の屈折力を有するプリズ
ム型光学素子とにより構成されることを特徴とする。
【0008】本発明のその他の特徴とするところは、C
PUが一体化して構成された小型のHMD(頭部搭載型
ディスプレイ)と、上記CPUに接続されるグローブ型
入力装置とを備え、上記HMDの表示画面を見ながら上
記グローブ型入力装置を操作することにより、上記グロ
ーブ型入力装置の動きに応じて情報入力を仮想的に行う
ようにしたことを特徴とする。
【0009】本発明のその他の特徴とするところは、上
記HMDの表示画面が仮想的なキーボード表示画面であ
ることを特徴とする。
【0010】本発明のその他の特徴とするところは、上
記HMDの表示画面が仮想的なタッチパネル表示画面で
あることを特徴とする。
【0011】本発明のその他の特徴とするところは、C
PUが一体化して構成された小型のHMD(頭部搭載型
ディスプレイ)と、上記CPUに接続されるグローブ型
入力装置とを備えたコンピュータシステムであって、上
記CPUは、上記グローブ型入力装置を用いて行われる
手話を認識する手話認識手段を備えており、上記グロー
ブ型入力装置を用いて情報入力を手話で行うようにした
ことを特徴とする。
【0012】本発明のその他の特徴とするところは、視
線入力手段を有する小型のHMD(頭部搭載型ディスプ
レイ)を備えたコンピュータシステムであって、上記H
MDの表示画面内の位置を上記視線入力手段を用いて指
定することにより情報入力を行うようにしたことを特徴
とする。
【0013】本発明のその他の特徴とするところは、上
記HMDの表示画面が仮想的なキーボード表示画面であ
ることを特徴とする。
【0014】本発明のその他の特徴とするところは、上
記HMDの表示画面が仮想的なタッチパネル表示画面で
あることを特徴とする。
【0015】本発明のその他の特徴とするところは、C
PUが一体化して構成された小型のHMD(頭部搭載型
ディスプレイ)と、上記CPUに接続されるグローブ型
入力装置とを備えたコンピュータシステムであって、上
記HMDは、小型多画素の液晶表示素子と、第1、第
2、第3の光学作用面を有し上記液晶表示素子から出力
される光に対して全体として正の屈折力を有するプリズ
ム型光学素子とにより構成される広視野光学系と、上記
広視野光学系を利用した視線入力手段とを備え、上記C
PUは、上記グローブ型入力装置を用いて行われる手話
を認識する手話認識手段と、上記HMDの表示画面を見
ながら上記グローブ型入力装置を操作することにより情
報入力を仮想的に行う第1のモードと、上記グローブ型
入力装置を用いて情報入力を手話で行う第2のモード
と、上記HMDの表示画面内の位置を上記視線入力手段
を用いて指定することにより情報入力を行う第3のモー
ドとを切り替えるモード切替手段とを備えることを特徴
とする。
【0016】本発明のその他の特徴とするところは、少
なくとも視線入力手段を有するHMD(頭部搭載型ディ
スプレイ)を備えたコンピュータシステムであって、上
記HMDにモニタ画面を表示しているときは、上記視線
入力手段により上記モニタ画面内の位置指定を行い、上
記HMDに仮想キーボードを表示しているときは、上記
視線入力手段により上記仮想キーボードを操作するよう
にしたことを特徴とする。
【0017】本発明のその他の特徴とするところは、上
記HMDは操作者の頭の位置を検出する頭部位置検出手
段を備え、上記モニタ画面の表示と上記仮想キーボード
の表示との切り替えを上記頭部位置検出手段の検出結果
に応じて行うようにしたことを特徴とする。
【0018】本発明のその他の特徴とするところは、少
なくともHMD(頭部搭載型ディスプレイ)とグローブ
型入力装置とを備えたコンピュータシステムであって、
上記グローブ型入力装置により操作者の手指の位置およ
び曲がりを検出し、その検出結果に応じて、上記HMD
に表示されている仮想キーボードまたは仮想タッチパネ
ルから情報入力を行うとともに、仮想マウスによりモニ
タ画面内の位置指定を行うようにしたことを特徴とす
る。
【0019】本発明のその他の特徴とするところは、上
記グローブ型入力装置による操作者の手指の位置および
曲がりの検出結果に応じて、上記HMDに表示されてい
る仮想キーボードを操作する場合に、上記操作者の手指
が近接するキーのみを上記HMDに表示するようにした
ことを特徴とする。
【0020】本発明のその他の特徴とするところは、少
なくともグローブ型入力装置を備えたコンピュータシス
テムであって、上記グローブ型入力装置を用いて操作者
とコンピュータとのインタフェースを手話により図るよ
うにしたことを特徴とする。
【0021】本発明は上記技術手段より成るので、従来
の小型コンピュータシステムで用いられていた小型表示
パネルに代えて小型のHMDが用いられ、しかもそのH
MDにCPUが一体化して構成されることにより、コン
ピュータシステム全体が小型に構成されるにもかかわら
ず、HMDでは大画面の表示が行われることとなり、コ
ンピュータシステムの小型化に伴って表示画面が小さく
なり、表示される文字やアイコン等が小さくなってしま
うという不都合が防止される。
【0022】また、本発明の他の特徴によれば、現実の
キーボードやマウス等の入力デバイスに代えて、例えば
グローブ型入力装置や視線入力手段が用いられ、情報入
力が仮想的に行われることとなるので、コンピュータシ
ステムの小型化に伴って入力デバイスが小さくなり、情
報入力の操作が行いにくくなってしまうという不都合が
防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態である
パーソナルコンピュータシステムの使用状況を示す図で
ある。図1において、1はHMDと一体化されたパーソ
ナルコンピュータ、2は上記パーソナルコンピュータ1
に接続された左右両手のグローブ型入力装置である。な
お、上記HMDは、単眼表示のものでも両眼表示のもの
でもよい。
【0024】図2は、本実施形態によるパーソナルコン
ピュータシステムの構成を示すブロック図である。図2
において、12は小型多画素の表示素子と光学系とから
成るLCD(液晶表示装置)等の超小型大画面ディスプ
レイ、13は視線検出装置、14は頭部位置検出装置で
ある。これらのディスプレイ12、視線検出装置13お
よび頭部位置検出装置14によりHMD11が構成され
る。
【0025】15はコンピュータのCPU(中央処理装
置)であり、システム全体の制御を行う制御部や、プロ
グラムあるいは種々のデータを記憶する主メモリ等を含
んでいる。このCPU15は、後述する種々のモードを
切り替えるモード切替手段や、上記グローブ型入力装置
2を用いて行われる手話を認識する手話認識手段等を備
えている。
【0026】16は上記ディスプレイ12を制御するビ
デオグラフィックスコントローラ、17は各種入力デバ
イスを制御する入力デバイスコントローラである。図1
の例では、上記CPU15、ビデオグラフィックスコン
トローラ16および入力デバイスコントローラ17が上
記HMD11と一体化され、パーソナルコンピュータ1
で示されている。
【0027】21はグローブ型の手指形状検出装置、2
2はグローブに固定された手位置検出装置であり、これ
らの手指形状検出装置21および手位置検出装置22が
左右1ペアでグローブ型入力装置2を構成している。
【0028】図3は、上記HMD11の光学系の構成を
示す図である。図3において、121は第1の光学作用
面121a、第2の光学作用面121bおよび第3の光
学作用面121cを有し、全体として正の屈折力を有す
る観察光学素子、122は液晶表示素子などの画像表示
手段である。
【0029】また、123は眼球を赤外光で照明する赤
外光源、124は観察者の眼およびその角膜反射像を縮
小結像させるための結像レンズ系であり、第1のレンズ
124aと第2のレンズ124bとで構成されている。
125は上記結像レンズ系124により形成された像を
光電変換する受光素子である。
【0030】上記観察光学素子121の第2の光学作用
面121bは、観察者の眼の上下方向に傾斜している。
図示はしていないが、第2の光学作用面121bには、
光を反射するための反射層が設けられており、その中央
には開口部が開いている。また、画像表示手段122
は、観察者の上方(または下方)に配置される。
【0031】赤外光源123は、光軸Lを含み紙面に平
行な平面に対して対称に2個備えられ、照明光が観察者
の眼をその下方から照明するように少なくとも一対の光
源が配置される。
【0032】上記画像表示手段122から出力された光
は、第3の光学作用面121cで屈折透過し、第1の光
学作用面121aで全反射する。そして、第2の光学作
用面121bの反射層で反射し、第1の光学作用面12
1aを屈折透過することによって観察者の視度に適合し
た広がり角を持った光束となり、眼側に出射する。
【0033】なお、図3では、観察者の眼と画像表示手
段122の中心とを結ぶ線を基本光軸Lとして図示して
いる。また、観察者の視度に対する調整は、画像表示手
段122を観察光学素子121の光軸に沿って平行移動
することによって行うことが可能である。
【0034】次に、この図3に基づいて視線検出系の光
学作用について説明する。赤外光源123から発した赤
外光は、視線検出系の光学軸とは異なる方向から観察者
の眼を照明する。照明光は、観察者の角膜、瞳孔で反射
散乱され、角膜で反射した光はプルキンエ像を形成し、
瞳孔で反射した光は瞳孔像を形成する。
【0035】これらの像を形成する光は、第2の光学作
用面121bに設けられた図示しない開口部を通して結
像レンズ系124に入射され、受光素子125上に結像
される。そして、受光素子125によって得られるプル
キンエ像と瞳孔像との画像をもとに、図示しない視線検
出回路において観察者の視線方向が検出される。
【0036】上記観察光学素子121は、像性能と歪み
の補正を行い、テレセントリックな系とするために、3
つの作用面121a,121b,121cを、それぞれ
回転対称軸を有しない3次元曲面で構成するのが望まし
い。本実施形態では、基本光軸Lを含み紙面に平行な平
面にのみ対称な曲面構造をしている。
【0037】また、結像レンズ系124の第1のレンズ
124aは、くさび形状をしたレンズである。このレン
ズを用いることにより、結像レンズ系124を少ないレ
ンズで構成することができ、小型化に適している。この
第1のレンズ124aの斜めの面に曲率を付けることに
より、第2の光学作用面121bで発生する偏心収差を
有効に補正することができる。さらに、結像レンズ系1
24に非球面を少なくとも1面設けると、軸外の結像性
能を補正する上で有効である。
【0038】また、上記結像レンズ系124の絞りが第
2の光学作用面121bに設けられた開口部の近くにあ
る方が上記開口部を小さくすることができ、観察系に対
する中抜けを防ぐのに有効である。できれば開口部と絞
りとが一致しているのが望ましい。開口部は、2mmよ
り小さく設定した方が、眼の瞳径よりも小さくなり、観
察系に対する中抜けを防ぐのに更に有効である。
【0039】観察者の眼を照明する光は、視感度が低い
波長の光がよく、赤外光が適している。このとき可視光
をカットする部材のレンズを結像レンズ系124に少な
くとも1個設けると、視線の検出精度を向上させること
ができる。
【0040】また、赤外光源123を観察光学素子12
1の眼とは反対の側に配置すると、観察光学素子121
の屈折力を強くして広視野化した場合でも、眼を適切に
照明することができるので望ましい。この場合は、第2
の光学作用面121bの反射層の光源の部分に開口部を
設ける。これにより、赤外光源123から発した光は、
第2の光学作用面121bの開口部を透過し、第1の光
学作用面121aを透過し、視線検出系の光学軸とは異
なる方向から観察者の眼を照明する。
【0041】次に、視線検出の原理を、図4および図5
を用いて詳しく説明する。ここで、図4(a)は視線検
出手段の一部および眼球の上面図であり、図4(b)は
上記視線検出手段の一部および眼球の側面図である。
【0042】図4(a)および(b)において、123
a,123bは発光ダイオード(IRED)等の光源で
あり、観察者が感じることのない赤外光を放射する。図
4(a)に示すように、各光源123a,123bは、
結像レンズ系124の光軸に対してx軸方向(水平方
向)に略対象に配置されている。また、図4(b)に示
すように、各光源123a,123bは、y軸方向(垂
直方向)には光軸のやや下側に配置されている。
【0043】各光源123a,123bは、このような
配置の下で、観察者の眼球108を発散して照明してい
る。そして、各光源123a,123bから放射され、
眼球108で反射した照明光の一部は、結像レンズ系1
24によって集光されて受光素子(イメージセンサ)1
25に結像する。
【0044】また、図5(a)は、イメージセンサ12
5に投影される眼球108の像を概略的に表す図であ
り、図5(b)は、上記イメージセンサ125の出力強
度の分布を表す図である。
【0045】以下、図4および図5を用いて視線の検出
方法を詳しく説明する。まず、図4(a)に示す水平面
について考える。光源123bより放射された赤外光
は、観察者の眼球108の角膜110を照明する。この
とき、角膜110の表面で反射した赤外光により形成さ
れる角膜反射像(虚像)dは、結像レンズ系124によ
り集光され、イメージセンサ125上の位置d’に結像
する。
【0046】同様に、光源123aより放射された赤外
光は、眼球108の角膜110を照明する。このとき、
角膜110の表面で反射した赤外光により形成された角
膜反射像(虚像)eは、結像レンズ系124により集光
され、イメージセンサ125上の位置e’に結像する。
【0047】また、虹彩104の端部a,bからの光束
は、結像レンズ系124を介してイメージセンサ125
上の位置a’,b’に投影され、この位置に上記虹彩1
04の端部a,bの像が結像する。以下、説明のため、
虹彩104の端部a,bのx座標をそれぞれxa ,xb
とし、角膜反射像d,eのx座標をそれぞれxd ,x e
とする。
【0048】このようにして、虹彩104の端部a,b
の像や、角膜反射像d,eがイメージセンサ125に結
像すると、イメージセンサ125により、図5(b)に
示すような出力が得られる。なお、図5(b)中に示さ
れるxa ’,xb ’は、図5(a)で示される虹彩10
4の端部a,bの像がイメージセンサ125上に結像さ
れる位置a’,b’のx座標を示している。また、
d ’,xe ’は、上記角膜反射像d,eのイメージセ
ンサ125上における結像位置d’,e’のx座標を示
している。
【0049】ところで、結像レンズ系124の光軸に対
する眼球108の回転角θx が小さい場合、図5(a)
の×印で示すように、虹彩104の端部a,bのx座標
a,xb はイメージセンサ125上で多数点求めるこ
とができる。そこで、まず、これら多数のx座標xa
b を用いて、円の最小自乗法により瞳孔中心cのx座
標xc を算出する。
【0050】一方、角膜110の曲率中心oのx座標を
o とすると、眼球108の光軸に対する水平方向の回
転角θx を用いて、 oc×sinθx =xc −xo (式1) と表すことができる。なお、ocは上記曲率中心oと瞳
孔中心cとの間の距離を示している。
【0051】また、角膜反射像dと角膜反射像eとの間
の中点kのx座標xk に対して所定のx軸方向の補正値
δx を考慮して座標xo を求めると、 xk =(xd +xe )/2 xo =(xd +xe )/2+δx (式2) となる。なお、補正値δx は、装置の設置方法や装置と
眼球との距離等から幾何学的に求められる数値である
が、ここではその算出方法の説明は省略する。
【0052】次に、(式1)を(式2)へ代入して眼球
108の光軸に対する回転角θx を求めると、 θx =sin-1[[xc −{(xd +xe )/2+δx }]/oc] (式3 ) となる。
【0053】さらに、イメージセンサ125上に投影さ
れた各々の特徴点の座標を求めるために、(式3)の中
の各特徴点のx座標に '(ダッシュ)を付加して書き換
えると、 θx =sin-1[[xc ’−{(xd ’+xe ’)/2+δx ’}]/(oc /β)] (式4) となる。
【0054】ここで、βは結像レンズ系124から眼球
108までの距離szeにより決まる倍率を表す数値で
あり、実際は角膜反射像d,eの間隔|xd ’−xe
|の関数として求められる。
【0055】次に、図4(b)に示す垂直面について考
える。この場合、2個の光源123a,123bにより
生じる角膜反射像はともに同じ位置に発生する。ここで
は、この角膜反射像をiの符号を付して示し、そのy座
標をyi とする。また、眼球108の光軸に対する垂直
方向の回転角θy の算出方法は、水平面の場合とほぼ同
一であるが、(式2)のみが異なっている。
【0056】すなわち、角膜110の曲率中心oのy座
標をyo とすると、 yo =yi +δy (式5) となる。なお、y軸方向の補正値δy は、装置の配置方
法や眼球距離等から幾何学に求められる数値であるが、
ここではその算出方法の説明は省略する。
【0057】よって、(式1)をy座標に置き換えた式
および(式5)を用いて眼球108の光軸に対する垂直
方向の回転角θy を求めると、 θy =sin-1[{yc ’−(yi ’+δy ’)}/(oc/β)] (式6 ) となる。
【0058】さらに、ディスプレイ12の画面上の位置
座標(xn ,yn )は、光学系で決まる定数mを用いる
と、水平面上、垂直面上でそれぞれ xn =m×sin-1[{xc ’−(xd ’+xe ’)/2+δx ’}/(oc /β)] (式7) yn =m×sin-1[{yc ’−(yi ’+δy ’)}/(oc/β)] ( 式8) となる。
【0059】また、図5に示すように、瞳孔エッジの検
出は、イメージセンサ125の位置xb ’における出力
波形の立ち上がり、および位置xa ’における立ち下が
りを利用して行う。また、角膜反射像の座標は、位置x
e ’および位置xd ’における鋭い立ち上がり部を利用
して行う。つまり、視線検出の方法を要約すると、視線
の移動に伴って移動する瞳孔像とプルキンエ像との移動
量の差から、視線を検出していることになる。
【0060】図6は、上記グローブ型入力装置2の一例
を示す図であり、ここでは右手のユニットを示してい
る。図6において、201は手袋(グローブ)であり、
その五指の部分の表面に各指の屈曲を検出するためのフ
ァイバーケーブルセンサ211〜215が固着され、こ
れにより手指形状検出装置21が構成されている。ま
た、グローブ201の甲の部分の表面には手位置検出装
置22が固着されている。
【0061】上記ファイバーケーブルセンサ211〜2
15は、例えば、米国特許第4542291号明細書や
米国特許第4988981号明細書に示されているもの
である。すなわち、曲がる光量をロスするように作られ
たファイバーをグローブ201の各指に配するととも
に、光源と受光素子とを各ファイバーの両端に設け、こ
れにより指の屈曲を検出するものである。
【0062】また、202はケーブルであり、図1に示
したパーソナルコンピュータ1に接続されれる。
【0063】図7は、上記頭部位置検出装置14および
手位置検出装置22に用いられる位置検出装置の構成を
示すブロック図である。図7において、301は振動ジ
ャイロであり、軸302まわりの角速度ωを検出する。
303は上記振動ジャイロ301の出力からオフセット
電圧を除去するハイパスフィルタ(HPF)である。
【0064】また、304は上記HPF303の出力信
号を増幅する増幅回路(アンプ)、305は角速度情報
を角度情報に変換するための積分回路、306は上記積
分回路305をリセットするためのリセット信号、30
7は角度変位に対応した出力信号である。
【0065】上記頭部位置検出装置14の内部には、図
7に示した位置検出装置が1セット配置され、頭の上げ
下げが検出される。また、手位置検出装置22の内部に
は、図7に示した位置検出装置が2セット配置され、手
の上下回転と手首まわりの回転とが検出される。
【0066】次に、上記のように構成した本実施形態の
パーソナルコンピュータシステムの動作を説明する。図
8は、第1の実施形態であり、図2に示したHMD11
とグローブ型入力装置2とを利用することにより仮想コ
ンピュータモード(第1のモード)となった時の動作を
示すフローチャートである。まず、この図8に基づいて
仮想コンピュータモードの動作について説明する。
【0067】図8において、システムが起動すると、ま
ずステップP1で、HMD11内の頭部位置検出装置1
4により、コンピュータ操作者が水平方向を向いている
か、あるいは斜め下方向を向いているかを判定する。な
お、図7の振動ジャイロ301をセンサとして用いる場
合は、積分回路305をあらかじめリセットしておく必
要がある。好ましくは、操作者が水平方向を向いた状態
でリセットを行う。
【0068】上記ステップP1で操作者の頭の向きが水
平方向を向いていると判定したときは、ステップP2に
進み、コンピュータのモニタ画面をHMD11のディス
プレイ12に表示する。次いで、ステップP3におい
て、グローブ型入力装置2内の手位置検出装置22によ
り、操作者の手がHMD11に表示されているモニタ画
面の下にあるか、あるいは上(画面の近傍)にあるかを
判定する。
【0069】この場合も、上記振動ジャイロ301をセ
ンサとして用いる場合は、積分回路305をリセットす
る必要があり、好ましくは、操作者の手を下にした状態
(すなわち、仮想的なキーボードの上に操作者の手を置
いた状態)で積分回路305をリセットする。
【0070】上記ステップP3で操作者の少なくとも一
方の手が上にあると判定したときには、操作者が仮想的
なタッチパネルを操作しようとしていると見なし、ステ
ップP5に進んで仮想タッチパネルの入力モードに入
る。このとき、例えば図11(c)のような画像をHM
D11の表示画面に表示する。この例では、「手」の形
のアイコンにより「書類」のアイコンを選択している状
態を表示している。
【0071】また、操作者の右手のみが下にあり、かつ
右方向にあると判定した場合には、操作者が仮想的なマ
ウスを操作しようとしていると見なす。このとき、コン
ピュータ(図2のCPU15)は、マウス入力モードと
なり、操作者の右手の動きに合わせて「手」のアイコン
を画面上で移動させる。
【0072】一方、上記ステップP3で操作者の手が両
方とも下にあると判定したときは、操作者が仮想的なキ
ーボードを操作しようしていると見なし、ステップP6
に進んで仮想キーボード入力モードに入る。このとき、
操作者の頭が水平方向に向いたままの場合は、いわゆる
ブラインドタッチ操作となるが、頭の向きを下にする
と、ステップP1を介してステップP4に進み、HMD
11の表示画面は、仮想キーボードを表示する画面に変
わる。
【0073】図11(a)は、そのときの仮想キーボー
ド表示の一例を示す図である。この図11(a)に示す
画面では、仮想キーボードを全て表示することはしない
で、左右の合計10本の指が近接している仮想キーのみ
を表示している。この図11(a)の例では、左手の人
指し指が1つの仮想キーに触れることによりその仮想キ
ーが点灯し、その仮想キーを押すことにより反転表示さ
れる様子が示されている。
【0074】図11(b)は、仮想キーボード表示のも
う1つの例を示す図である。この例では、両手10本の
指が近接している10個の仮想キーをHMD11の表示
画面の下方に横一列に表示するとともに、左手人指し指
が「G」の仮想キーをヒットしたことを示している。す
なわち、画面内に「G」の文字を表示することにより、
「G」の仮想キーが押されたことを表している。
【0075】もちろん、上述した仮想タッチパネルへの
指のタッチや仮想キーボードへの指のヒットは、グロー
ブ型入力装置2内の手指形状検出装置21によって検出
される。なお、図8の応用例として、画面表示をHMD
11に行うのではなく、通常のディスプレイに行うよう
にしてもよい。この場合は、画面の切り換えは手動で行
うこととなる。
【0076】図9は、第2の実施形態であり、視線検出
手段を利用した視線マウスおよび視線キーボードの視線
入力コンピュータモード(視線入力によりマウス操作や
キーボード操作を行うモード:第3のモード)となった
時の動作を示すフローチャートである。以下、この図9
に基づいて視線入力コンピュータモードの動作について
説明する。
【0077】図9において、まずステップP11で、図
示しない表示画面上における視線入力アイコンを所定時
間見続けることにより、視線入力コンピュータモードに
切り替える。次いで、ステップP12で、HMD11内
の頭部位置検出装置14により、操作者が水平方向を向
いているか、あるいは斜め下方向を向いているかを判定
する。
【0078】そして、上記ステップP12で操作者の頭
が水平方向を向いていると判定したときは、ステップP
13に進み、コンピュータのモニタ画面をHMD11に
表示する。そして、ステップP14において、視線マウ
スの入力モードに入る。この場合の表示画面は、例えば
図11(c)のようになり、「書類」のアイコンを視線
で選択する。
【0079】一方、上記ステップP12で操作者の頭の
向きが下方向であると判定したときは、操作者が仮想的
なキーボードを操作しようとしていると見なし、ステッ
プP15に進んで仮想のキーボードをHMD11に表示
し、ステップP16で視線キーボードの入力モードに入
る。
【0080】この場合の表示画面は、例えば図11
(d)のようになる。操作者は、特定の仮想キーを所定
時間見続けることによって、所望の仮想キーを選択す
る。このとき、コンピュータは、選択された仮想キー
を、例えばネガポジを反転して表示し、その仮想キーに
ヒットしたこと操作者に知らせる。
【0081】図11(d)の画面において、表示の倍率
は、図示しないズーミングアイコンを視線で選択するこ
とにより任意に設定することができる。例えば、図11
(d)に示した画面よりも更に“ワイド”を選択する
と、キーボード、モニタ画面共に小さく表示される。そ
の結果、モニタ画面全体を表示することができる。
【0082】図8および図9において、頭の動きを上下
方向の他に左右方向にも検出可能にすることで、更に新
しい応用が可能となる。例えば、操作者が右または左を
向くということは、コンピュータのモニタ画面またはキ
ーボード等の入力装置から離れて気分転換をしたい場合
であることが多い。
【0083】そこで、操作者の頭が右または左に向いた
ことを検出したときは、仮想の室内風景や仮想の屋外風
景をパンニングしてHMD11に表示させる。このと
き、HMD11に表示される虚像は、10m〜20mと
いった遠方に設定できることが目の疲れをとる上から好
ましい。このことは、不図示のモータを用いて図3の画
像表示手段122を観察光学素子121から光軸に沿っ
て所定量遠ざけることで実現することが可能となる。
【0084】図10は、第3の実施形態であり、視線検
出手段とグローブ型入力装置2とを利用して手話入力コ
ンピュータモード(第2のモード)となった時の動作を
示すフローチャートである。以下、この図10に基づい
て手話入力コンピュータモードの動作について説明す
る。
【0085】手話入力とは、音声やキーボードを使用し
ない情報入力方法であり、手話によって種々の情報を入
力する方法である。手話は、通常の言語(話し言葉や書
き言葉)に比べて習得が容易である。これは、GUI
(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)のアイコン
の意味が容易に理解できることに通ずるものがある。
【0086】したがって、本実施形態の手話入力コンピ
ュータモードを用いれば、日本語、英語、フランス語と
いった言語別のソフトウェアを作る必要がなくなる可能
性があり、今後有望視されている。
【0087】図10において、まずステップP21で、
コンピュータを手話入力モードに切り替える。例えば、
図11(e)の画面左上にある「手」のアイコン(手話
アイコン)を注視し続けることにより、手話入力モード
に入る。次に、グローブ型入力装置2を用いて手話を実
行する前に、ステップP22で、これから手話の単語を
実行する合図をコンピュータに送る。具体的には、頭を
1回うなづくことでもよいし、手話アイコンを見てまば
たきを2回行うことでもよい。
【0088】操作者は、コンピュータがこの合図に応じ
て手話アイコンを1回点滅させたのを確認してから、ス
テップP23で実際に手話を行う。例えば、右手を頭の
横まで上げて親指を除く4本の指を軽く2回曲げる。
“さようなら”の合図である。コンピュータは、ステッ
プP24でこれを認識して、HMD11(通常のパネル
型ディスプレイでも構わない)のモニタ画面に“LOG
OFF?”と表示し、操作者に確認を求める。
【0089】操作者は、次のステップP25で、コンピ
ュータの認識が正しいかどうかを判断し、正しい場合は
ステップP26に進み、例えば図11(e)に示したモ
ニタ画面内の“YES”の部分を注視することによりエ
ンター入力する。また、コンピュータの認識が正しくな
い場合は、ステップP27に進み、“NO”の部分を注
視することにより合図を取り消し、ステップP22に戻
って手話入力を再度行う。
【0090】なお、手話の内容によっては、グローブ型
入力装置2は、肘や肩の曲がりや動きを検出する必要が
ある。この場合には、グローブ201は、肘や肩までカ
バーするものでなければならない。
【0091】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、視線入力手段付きのHMD11とグローブ型入力装
置2とを利用することにより、様々な動作モードを有す
る優れたマンマシン・インタフェースを備え、かつ、小
型で大画面表示の形態型パーソナルコンピュータを実現
することができる。
【0092】上記マンマシン・インタフェースとして
は、例えば、HMD11とグローブ型入力装置2とによ
り、仮想キーボード、仮想タッチパネル、仮想マウスと
いった仮想コンピュータのインタフェースを実現するこ
とができる。また、HMD11と視線入力手段とによ
り、視線入力キーボード、視線入力タッチパネル、視線
入力マウスを実現することができる。さらに、グローブ
型入力装置2により手話によってコンピュータとのイン
タフェースを図ることもできる。
【0093】
【発明の効果】本発明は上述したように、従来の小型表
示パネルに代えて、小型のHMDを用い、広視野光学系
により大画面表示を行うようにしたので、コンピュータ
システムの小型化に伴って表示画面が小さくなり、表示
画面の内容が見づらくなるという従来の不都合を防止し
て、文字やアイコン等を常に十分なサイズで表示するこ
とができ、これにより、表示画面を常に見やすくするこ
とができる。
【0094】また、本発明の他の特徴によれば、現実の
キーボードに代えて、グローブ型入力装置や視線入力手
段を用い、情報入力を仮想的に行うようにしたので、コ
ンピュータシステムの小型化に伴って入力デバイスが小
さくなり、情報入力の操作が行いにくくなるという従来
の不都合を防止して、情報入力操作を常に行いやすくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるパーソナルコンピュ
ータシステムの使用状況を示す図である。
【図2】本実施形態によるパーソナルコンピュータシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図3】HMD(頭部搭載型ディスプレイ)の光学系の
構成を示す図である。
【図4】視線検出の原理を説明するための図である。
【図5】視線検出の原理を説明するための図である。
【図6】グローブ型入力装置の一構成例を示す図であ
る。
【図7】頭部位置検出装置および手位置検出装置に用い
られる位置検出装置の構成を示すブロック図である。
【図8】第1の実施形態であり、HMDとグローブ型入
力装置とを利用することにより仮想コンピュータモード
となった時の動作を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施形態であり、視線検出手段を利用す
ることにより視線入力コンピュータモードとなった時の
動作を示すフローチャートである。
【図10】第3の実施形態であり、視線検出手段とグロ
ーブ型入力装置とを利用して手話入力コンピュータモー
ドとなった時の動作を示すフローチャートである。
【図11】種々のモード時における表示画面の例を示す
図である。
【符号の説明】
1 HMDと一体化されたパーソナルコンピュータ 2 グローブ型入力装置 11 HMD 12 超小型大画面ディスプレイ 13 視線検出装置 14 頭部位置検出装置 15 CPU 16 ビデオグラフィックスコントローラ 17 入力デバイスコントローラ 21 手指形状検出装置 22 手位置検出装置 121 観察光学素子 122 画像表示手段 123 赤外光源 124 結像レンズ系 125 受光素子(イメージセンサ)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUが小型のHMD(頭部搭載型ディ
    スプレイ)に一体化して構成されたコンピュータシステ
    ムであって、 広視野光学系を用いて上記HMDに大画面表示を行うよ
    うにしたことを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 上記広視野光学系は、小型多画素の液晶
    表示素子と、第1、第2、第3の光学作用面を有し上記
    液晶表示素子から出力される光に対して全体として正の
    屈折力を有するプリズム型光学素子とにより構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 CPUが一体化して構成された小型のH
    MD(頭部搭載型ディスプレイ)と、 上記CPUに接続されるグローブ型入力装置とを備え、 上記HMDの表示画面を見ながら上記グローブ型入力装
    置を操作することにより、上記グローブ型入力装置の動
    きに応じて情報入力を仮想的に行うようにしたことを特
    徴とするコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 上記HMDの表示画面は、仮想的なキー
    ボード表示画面であることを特徴とする請求項3に記載
    のコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 上記HMDの表示画面は、仮想的なタッ
    チパネル表示画面であることを特徴とする請求項3に記
    載のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 CPUが一体化して構成された小型のH
    MD(頭部搭載型ディスプレイ)と、上記CPUに接続
    されるグローブ型入力装置とを備えたコンピュータシス
    テムであって、 上記CPUは、上記グローブ型入力装置を用いて行われ
    る手話を認識する手話認識手段を備えており、 上記グローブ型入力装置を用いて情報入力を手話で行う
    ようにしたことを特徴とするコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 視線入力手段を有する小型のHMD(頭
    部搭載型ディスプレイ)を備えたコンピュータシステム
    であって、 上記HMDの表示画面内の位置を上記視線入力手段を用
    いて指定することにより情報入力を行うようにしたこと
    を特徴とするコンピュータシステム。
  8. 【請求項8】 上記HMDの表示画面は、仮想的なキー
    ボード表示画面であることを特徴とする請求項7に記載
    のコンピュータシステム。
  9. 【請求項9】 上記HMDの表示画面は、仮想的なタッ
    チパネル表示画面であることを特徴とする請求項7に記
    載のコンピュータシステム。
  10. 【請求項10】 CPUが一体化して構成された小型の
    HMD(頭部搭載型ディスプレイ)と、上記CPUに接
    続されるグローブ型入力装置とを備えたコンピュータシ
    ステムであって、 上記HMDは、小型多画素の液晶表示素子と、第1、第
    2、第3の光学作用面を有し上記液晶表示素子から出力
    される光に対して全体として正の屈折力を有するプリズ
    ム型光学素子とにより構成される広視野光学系と、 上記広視野光学系を利用した視線入力手段とを備え、 上記CPUは、上記グローブ型入力装置を用いて行われ
    る手話を認識する手話認識手段と、 上記HMDの表示画面を見ながら上記グローブ型入力装
    置を操作することにより情報入力を仮想的に行う第1の
    モードと、上記グローブ型入力装置を用いて情報入力を
    手話で行う第2のモードと、上記HMDの表示画面内の
    位置を上記視線入力手段を用いて指定することにより情
    報入力を行う第3のモードとを切り替えるモード切替手
    段とを備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  11. 【請求項11】 少なくとも視線入力手段を有するHM
    D(頭部搭載型ディスプレイ)を備えたコンピュータシ
    ステムであって、 上記HMDにモニタ画面を表示しているときは、上記視
    線入力手段により上記モニタ画面内の位置指定を行い、
    上記HMDに仮想キーボードを表示しているときは、上
    記視線入力手段により上記仮想キーボードを操作するよ
    うにしたことを特徴とするコンピュータシステム。
  12. 【請求項12】 上記HMDは操作者の頭の位置を検出
    する頭部位置検出手段を備え、 上記モニタ画面の表示と上記仮想キーボードの表示との
    切り替えを上記頭部位置検出手段の検出結果に応じて行
    うようにしたことを特徴とする請求項11に記載のコン
    ピュータシステム。
  13. 【請求項13】 少なくともHMD(頭部搭載型ディス
    プレイ)とグローブ型入力装置とを備えたコンピュータ
    システムであって、 上記グローブ型入力装置により操作者の手指の位置およ
    び曲がりを検出し、その検出結果に応じて、上記HMD
    に表示されている仮想キーボードまたは仮想タッチパネ
    ルから情報入力を行うとともに、仮想マウスによりモニ
    タ画面内の位置指定を行うようにしたことを特徴とする
    コンピュータシステム。
  14. 【請求項14】 上記グローブ型入力装置による操作者
    の手指の位置および曲がりの検出結果に応じて、上記H
    MDに表示されている仮想キーボードを操作する場合
    に、上記操作者の手指が近接するキーのみを上記HMD
    に表示するようにしたことを特徴とする請求項13に記
    載のコンピュータシステム。
  15. 【請求項15】 少なくともグローブ型入力装置を備え
    たコンピュータシステムであって、 上記グローブ型入力装置を用いて操作者とコンピュータ
    とのインタフェースを手話により図るようにしたことを
    特徴とするコンピュータシステム。
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