JPH091682A - 複合成形品の製造方法 - Google Patents

複合成形品の製造方法

Info

Publication number
JPH091682A
JPH091682A JP7150191A JP15019195A JPH091682A JP H091682 A JPH091682 A JP H091682A JP 7150191 A JP7150191 A JP 7150191A JP 15019195 A JP15019195 A JP 15019195A JP H091682 A JPH091682 A JP H091682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic resin
molding
granular
composite molded
molded article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7150191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Goto
靖志 五藤
Kazumasa Ishikura
和正 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP7150191A priority Critical patent/JPH091682A/ja
Publication of JPH091682A publication Critical patent/JPH091682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】粒状もしくは粉状熱可塑性樹脂粒状体材料とを
用いて、高速で連続生産可能な複合成形品の製造方法を
提供する。 【構成】粒状もしくは粉状熱可塑性樹脂と粒状体材料と
を混合し、その混合物を可撓性を有する連続フィルム1
1にてその両側縁で順次包み込むようにして連続的に成
形材料を形成する工程と、その成形材料を成形用金型1
6の成形孔内に導いて連続的に引き抜いて賦形する工程
と、成形材料中の粒状もしくは粉状熱可塑性樹脂を加熱
溶融する工程と、その後熱可塑性樹脂を固化させて粒状
体材料を一体化する工程とを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粒状体、特に木質粒状
体が熱可塑性樹脂によって一体化された複合成形品の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粒状体材料を充填材ないし骨材と
して用いた成形品の製造方法においては、常温で流動性
のあるバインダー(例えば、熱硬化性樹脂)と混合し
て、スラリー状になしてから加熱硬化させるか、あるい
は加熱時に流動性を示す材料(例えば、熱可塑性樹脂)
を用い、粒状体材料と混合後加熱してスラリー状にし、
その後冷却固化させて成形品を得る方法が知られてい
る。
【0003】これらの方法で、任意の断面形状の成形品
を得ようとする場合、例えば、熱硬化性のバインダーを
用いる場合には、プレス等のバッチ処理になるため、生
産性があまりよくないという問題点がある。又、熱可塑
性樹脂を用いる場合には、射出成形あるいは押出成形が
一般的であるが、射出成形機、押出成形機等の高価な設
備が必要となる上に、材料の流動性を確保する必要があ
るため、粒状体材料のバインダーに対する割合を、かな
り低くしなければならず、又、射出成形はバッチ成形で
あるために、生産性がよくないという問題点がある。一
方、パーチクルボード等のような木質系材料の製造方法
においても、ほとんどがプレス成形によるバッチ生産が
主であり、生産性がよくないという問題点がある。
【0004】一方、生産性を向上するための連続生産方
法としては、常温で流動性を有する熱硬化性樹脂を用
い、連続ガラス繊維に樹脂を含浸させて、これを引抜成
形用金型内を連続的に引き抜きながら賦形・硬化させる
引抜成形法が知られている(例えば、特開平4─339
635号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この引抜成形法の場合
には、引抜成形品を構成する必須成分としてガラス繊維
やガラス不織布のような連続性を有する材料を用いる必
要があり、これらの連続性を有する材料なしに、不連続
で非流動性の粒状体材料からなる引抜成形品を得ること
ができず、又、外形を保持するために、引抜速度を大き
くすることができないという問題点がある。
【0006】本発明は上記の如き従来の問題点を解消
し、粒状もしくは粉状熱可塑性樹脂と粒状体材料とを用
いて、高速で連続生産可能な複合成形品の製造方法を提
供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(以下、発明1という)は、粒状もしくは粉状熱可
塑性樹脂と粒状体材料とを混合し、その混合物を可撓性
を有する連続フィルムにてその両側縁で順次包み込むよ
うにして連続的に成形材料を形成する工程と、その成形
材料を成形用金型の成形孔内に導いて連続的に引き抜い
て賦形する工程と、成形材料中の粒状もしくは粉状熱可
塑性樹脂を加熱溶融する工程と、その後熱可塑性樹脂を
固化させて粒状体材料を一体化する工程を包含する複合
成形品の製造方法である。
【0008】本願の請求項2に記載の発明(以下、本発
明2という)は、前記混合物を熱可塑性樹脂フィルムを
介して連続フィルムにてその両側縁で包み込むようにし
て成形材料を形成し、その熱可塑性樹脂フィルムを加熱
溶融し固化させることにより表面層を形成する本発明1
に記載の複合成形品の製造方法である。
【0009】本願の請求項3に記載の発明(以下、本発
明3という)は、成形材料中の粒状もしくは粉状熱可塑
性樹脂を加熱溶融させると共に、熱可塑性樹脂フィルム
を加熱溶融しその後固化させる本発明2に記載の複合成
形品の製造方法である。
【0010】本願の請求項4に記載の発明(以下、本発
明4という)は、熱可塑性樹脂フィルムに、任意の加飾
を施しておき、表面加飾を行う本発明2又は本発明3に
記載の複合成形品の製造方法である。
【0011】本願の請求項5に記載の発明(以下、本発
明5という)は、成形材料を成形用金型の成型孔内に導
いて賦形した後に、成形材料中の粒状もしくは粉状熱可
塑性樹脂を加熱溶融しその後固化させる本発明1〜本発
明4のいずれかに記載の複合成形品の製造方法である。
【0012】本願の請求項6に記載の発明(以下、本発
明6という)は、連続フィルムの両端をエンドレス状に
連結し、成形材料が成形用金型の成型孔内を通過した後
に、連続フィルムの両側縁による包み込みを解放するよ
うにして、連続フィルムを循環利用する本発明1に記載
の複合成形品の製造方法である。
【0013】尚、本発明1は、成形材料の賦形工程と粒
状もしくは粉状熱可塑性樹脂の加熱工程に関し、両者が
同時期に行われる場合を包含するものである。
【0014】本発明において、粒状もしくは粉状熱可塑
性樹脂としては、公知のものが使用でき、その材質とし
ては、例えば、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル─酢酸ビニ
ル共重合体等のポリ塩化ビニル系、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン系、ポ
リスチレン系、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポ
リメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート等の
アクリル樹脂系、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート等のポリエステル系、ポリアミド
系、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサル
ファイド等のエンジニアリングプラスチック、熱可塑性
エラストマーなどが挙げられる。
【0015】本発明において、粒状体材料としては、従
来公知の無機質粒状体、木質系粒状体、金属粒状体等が
使用される。
【0016】無機質粒状体としては、例えば、ガラスビ
ーズ、ガラス粉、ガラスフレーク、マイカ、タルク、チ
タン酸カリウムウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ、ウォラス
トナイト、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシ
ウム、カオリンクレー、ロウ石クレー、カーボンブラッ
ク、グラファイト、酸化チタン、アスベスト等が挙げら
れる。無機質粒状体の大きさ、長さ等の形状は、得られ
る複合成形品の用途や要求される強度に応じて任意のも
のが使用される。
【0017】木質系粒状体の材質としては、例えば、
杉、檜、松、栂、さわら、樅、なら、かば、ブナ、オー
ク、ラワン、ひば、栗、けやき、椎、柳、竹等の木材、
建築端材や廃木材、間伐材等を破砕した粒状体が挙げら
れる。このような木材から木質系粒状体を得る方法とし
ては、例えば、圧搾、粉砕、切断等の公知の方法が適用
できる。木質系粒状体の大きさ、長さ等の形状は、得ら
れる複合成形品の用途や要求される強度に応じて任意の
ものが使用されるが、賦形容易性の点から、通常0.1
〜10mm、好ましくは0.8〜5mmのものが用いら
れる。
【0018】金属粒状体としては、例えば、鉄、アルミ
ニウム、銅、真鍮、ステンレス、鉛、亜鉛、スズ、チタ
ン、黄銅、青銅等の粒状体が挙げられる。金属粒状体の
大きさ、長さ等の形状は、得られる複合成形品の用途や
要求される強度に応じて任意のものが使用される。
【0019】粒状もしくは粉状熱可塑性樹脂と粒状体材
料とを混合する方法としては、公知の方法が使用でき、
例えば、粒状もしくは粉状熱可塑性樹脂と粒状体材料と
をミキサーに投入し混合する方法、ニーダーを使用する
方法、コンベアベルト上の粒状体材料に粒状もしくは粉
状熱可塑性樹脂を振りかける方法等が挙げられる。配合
量は、通常、粒状体材料100重量部に対してバインダ
ーとしての粒状もしくは粉状熱可塑性樹脂が1〜50重
量部、好ましくは5〜20重量部とされる。
【0020】本発明に使用される、可撓性を有する連続
フィルムとしては、使用する粒状もしくは粉状熱可塑性
樹脂の加熱溶融温度よりも高い溶融(分解)温度を有す
る公知のものが使用でき、通常は熱可塑性樹脂フィルム
を用いる。場合によっては、皮革、天然繊維製織物
(麻、絹等)、樹脂を含浸したその複合体等の使用も可
能である。材質は、使用する粒状もしくは粉状熱可塑性
樹脂の溶融温度に応じて適宜選定する。一般的にフィル
ムは、薄くなれば可撓性は増すが、強度が低下するた
め、幅、厚さ等は、目的とする複合成形品の断面形状、
周長等によって適宜設定する。
【0021】連続フィルムの具体例としては、例えば、
ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステル
系樹脂、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビ
ニリデンジフルオリド等のフッ素系樹脂、ポリエーテル
エーテルケトンやポリフェニレンサルファイド等のエン
ジニアリングプラスチック等が挙げられる。
【0022】熱可塑性樹脂フィルムとしては、例えば、
上記の連続フィルムのうち、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブテン等のオレフィン系樹脂、塩化ビニル系
樹脂、スチレン系樹脂などからなるものが好適に使用さ
れる。
【0023】熱可塑性樹脂フィルムの加飾方法として
は、公知の方法が採用でき、例えば、熱可塑性樹脂フィ
ルムの表面に目的とする絵柄を印刷しておく方法、予め
カレンダー成形等で、絵柄入りの熱可塑性樹脂フィルム
を作製する方法等が挙げられる。
【0024】以下、本発明を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一例の工程を説明する斜視図である。
予め粒状もしくは粉状熱可塑性樹脂と粒状体材料とを混
合した混合物13を、ホッパー12から連続的に進行す
る可撓性を有する連続フィルム11上に供給する。連続
フィルム11をU型賦形ガイド14、O型賦形ガイド1
5を順次通過させることによりその両側縁で混合物13
を包み込むようにして連続的に成形材料を形成する。ガ
イド14,15の周辺には、適宜ローラー等を設置し
て、成形材料の成形を容易ならしめてもよい。
【0025】その成形材料を成形用金型16の成形孔内
に導いて連続的に引取機18にて引き抜いて賦形すると
ともに、成形用金型16による加熱にて成形材料中の熱
可塑性樹脂を加熱溶融した後その熱可塑性樹脂を固化さ
せて粒状体材料を一体化した後、その成形体17を引取
機18にて連続的に引き取り、切断機19にて適宜長さ
に切断し、複合成形品を得る。尚、表面に残るフィルム
は、使用上差し支えなければ、そのままつけた状態にし
ておいてもよいし、又、剥がしてもよい。成形用金型1
6による加熱温度としては、成形用金型16の長さ、ラ
イン長、熱可塑性樹脂の種類、連続フィルムの種類に応
じて適宜設定される。
【0026】図2は、本発明の別の例の工程を説明する
斜視図である。この例では、混合物を熱可塑性樹脂フィ
ルム20を介して連続フィルム11にて包み込む以外は
上記の方法に準じて成形材料を形成する。
【0027】その成形材料を成形用金型16の成形孔内
に導いて連続的に引取機18にて引き抜いて賦形すると
ともに、成形用金型16によって加熱して、成形材料中
の熱可塑性樹脂と熱可塑性樹脂フィルムとを加熱溶融
し、その後一体固化させて、粒状体材料が熱可塑性樹脂
により一体化されて形成された基材層の周りに表面層を
形成し、その成形体17を引取機18にて連続的に引き
取り、切断機19にて適宜長さに切断し、複合成形品を
得る。
【0028】図3は、本発明の別の例の工程を説明する
斜視図である。この例では、成形材料を成形用金型16
の成形孔内に導いて連続的に引き抜いて賦形するととも
に、加熱して成形材料中の表面部の熱可塑性樹脂を加熱
溶融した後固化し、その成形体10を、更に成形用金型
16の下流側に配設された加熱装置21を通過させるこ
とにより、その加熱にて成形材料中の中心部の熱可塑性
樹脂を完全に加熱溶融した後固化させるようにする。
【0029】加熱装置21の加熱方法としては、例え
ば、熱風、蒸気、電磁波誘電加熱、誘導加熱等の公知の
方法が採用できる。成形用金型16と加熱装置21の加
熱温度としては、成形用金型16の長さ、加熱装置21
の長さ、ライン長、熱可塑性樹脂の種類、連続フィルム
の種類に応じて適宜設定される。尚、成形材料を成形用
金型16の成形孔内に導いて連続的に引き抜く際に、加
熱を行うことなく賦形のみを行うようにしてもよい。
【0030】図4は、本発明の別の例の工程を説明する
斜視図である。この例では、混合物を熱可塑性樹脂フィ
ルム20を介して連続フィルム11にて包み込んで成形
材料を形成する。その成形材料を成形用金型16の成形
孔内に導いて連続的に引き抜いて賦形するとともに、加
熱して成形材料中の表面部の熱可塑性樹脂と熱可塑性樹
脂フィルムを加熱溶融した後固化し、その成形体10
を、更に成形用金型16の下流側に配設された加熱装置
21を通過させることにより、その加熱にて成形材料中
の中心部の熱可塑性樹脂を完全に加熱溶融した後一体固
化させるようにして、粒状体材料が熱可塑性樹脂により
一体化されて形成された基材層の周りに表面層が形成さ
れた複合成形品を得る。
【0031】図5は、本発明の別の例の工程を説明する
斜視図である。この例では、熱可塑性樹脂フィルム11
として、表面に任意の加飾を施した熱可塑性樹脂フィル
ムを用いて、複合成形品に表面加飾を行う。
【0032】図6は、本発明の別の例の工程を説明する
斜視図である。この例では、フィルム31の両端をエン
ドレス状に連結し、成形材料の成形用金型16の通過後
に、フィルム31の両側縁311による包み込みを解放
するようにして、フィルム31を循環利用する。
【0033】
【作用】本発明1の複合成形品の製造方法は、粒状もし
くは粉状熱可塑性樹脂と粒状体材料とを混合し、その混
合物を可撓性を有する連続フィルムにてその両側縁で順
次包み込むようにして連続的に成形材料を形成する工程
と、その成形材料を成形用金型の成形孔内に導いて連続
的に引き抜いて賦形する工程と、成形材料中の粒状もし
くは粉状熱可塑性樹脂を加熱溶融する工程と、その後熱
可塑性樹脂を固化させて粒状体材料を一体化する工程を
包含することにより、引抜くための力をフィルムが負担
するため、ガラスロービング繊維や不織布等の連続成形
材料を要することなく、粒状もしくは粉状熱可塑性樹脂
と粒状体材料からなる混合物を原料として、成形体の外
形を保持させつつ、高速度で連続的に複合成形品を効率
よく製造することができる。
【0034】本発明2の複合成形品の製造方法は、本発
明1において、更に、前記混合物を熱可塑性樹脂フィル
ムを介して連続フィルムにてその両側縁で包み込むよう
にして成形材料を形成し、その熱可塑性樹脂フィルムを
加熱溶融し固化させることにより表面層を形成すること
ことにより表面層を形成することにより、表面が滑らか
で外形寸法精度が優れた複合成形品を得ることができ
る。
【0035】本発明3の複合成形品の製造方法は、本発
明2において、更に、成形材料中の粒状もしくは粉状熱
可塑性樹脂を加熱溶融させると共に、熱可塑性樹脂フィ
ルムを加熱溶融しその後固化させることにより、界面接
着性に優れた表面層が形成された複合成形品を得ること
ができる。
【0036】本発明4の複合成形品の製造方法は、本発
明2又は本発明3において、更に、熱可塑性樹脂フィル
ムに、任意の加飾を施しておき、表面加飾を行うことに
より、引抜成形時に加飾性に優れた表面加飾層を有する
複合成形品を効率よく得ることができ、又、表面加飾層
は基材と一体成形されているため、耐久性に優れてい
る。
【0037】本発明5の複合成形品の製造方法は、本発
明1〜本発明4において、更に、成形材料を成形用金型
の成型孔内に導いて賦形した後に、成形材料中の粒状も
しくは粉状熱可塑性樹脂を加熱溶融しその後固化させる
ことにより、成形材料中の熱可塑性樹脂や連続フィルム
の種類に関係なく、成形用金型の下流側にて、成形材料
中の熱可塑性樹脂の加熱溶融をその種類に合わせて適宜
行うことができる。
【0038】本発明6の複合成形品の製造方法は、本発
明1において、更に、連続フィルムの両端をエンドレス
状に連結し、成形材料が成形用金型の成型孔内を通過し
た後に、連続フィルムの両側縁による包み込みを解放す
るようにして、連続フィルムを循環利用することが出来
て経済的である。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施例1 米栂の建築端材(厚さ×幅×長さ≒50mm×100m
m×500mm)を、ハンマーミルで粉砕して、平均径
が約1mmの粒状体材料とした。この粒状体材料100
重量部と、粒状低密度ポリエチレン(溶融温度約120
℃)10重量部とを、常温でミキサーにて混合して、混
合物を得た。
【0040】図1を参照して説明した工程により、この
混合物13を、厚さ50μm、幅500mmのポリエス
テル(PET)フィルム(溶融温度約200℃以上)か
らなる連続フィルム11の中央部に、フィルム長さ10
0mm当り150gをなる量をホッパー12から供給し
た。連続フィルム11をU字型賦形ガイド14、O字型
賦形ガイド15を順次通過させることによりその両側縁
で混合物を包み込むようにして連続的に成形材料を形成
した。
【0041】その成形材料を成形用金型16の長さ10
00mmの成形孔内を連続的に引取機18にて線速1m
/分で引き抜いて賦形するとともに、成形用金型16に
よる150℃の加熱にて成形材料中の熱可塑性樹脂を加
熱溶融した後固化させて米栂粒状体を一体化し、厚さ3
0mmで幅100mmの棒状体とした後、切断機19に
て長さ3000mmに切断して、複合成形品を40本/
時間にて得た。尚、表面のPETフィルムは切断後剥ぎ
取った。
【0042】実施例2 図2を参照して説明した工程によったこと、熱可塑性樹
脂フィルム(溶融温度約120℃)20として、厚さ1
00μm、幅500mmの低密度ポリエチレンフィルム
を用いたこと、成形用金型16による加熱にて、成形材
料中の熱可塑性樹脂と熱可塑性樹脂フィルムとを加熱溶
融し、その後一体固化させて、米栂が一体化した基材層
の周りに表面層を形成したこと以外は実施例1と同様に
して、実施例1と略同様のサイズの複合成形品を40本
/時間にて得た。得られた複合成形品の外形寸法精度
は、誤差±0.1mm以下であった。
【0043】実施例3 図4を参照して説明した工程によったこと、熱可塑性樹
脂フィルム20として実施例2と同様の低密度ポリエチ
レンフィルムを用いたこと、長さ500mmの成形孔を
有し、温度を135℃に設定した成形用金型16の成形
孔内を成形材料を連続的に引き抜いて賦形するととも
に、加熱して成形材料中の表面部の熱可塑性樹脂と熱可
塑性樹脂フィルムを加熱溶融した後固化し、その成形体
10を、更に加熱装置21にて915MHz、2kWの
電磁波を1分間照射することで加熱して成形材料中の中
心部の熱可塑性樹脂を完全に加熱溶融した後一体固化さ
せるようにして、基材の周りに表面層を形成し、線速を
2m/分としたこと以外は実施例1と同様にして、実施
例1と略同様のサイズの複合成形品を40本/時間にて
得た。得られた複合成形品の断面寸法精度は、誤差±
0.05mm以下であった。
【0044】実施例4 図4を参照して説明した工程によったこと、熱可塑性樹
脂フィルム20として実施例2と同様の低密度ポリエチ
レンフィルムを用いたこと、成形用金型16として長さ
300mmの成形孔を有するものを用い、その温度を常
温として成形材料の賦形のみを行ったこと、加熱装置2
1にて成形材料に915MHz、2kWの電磁波を1分
間照射したこと、線速を2m/分としたこと以外は実施
例2と同様にして、実施例2と略同様のサイズの複合成
形品を40本/時間にて得た。得られた複合成形品の断
面寸法精度は、誤差±0.1mm以下であった。
【0045】実施例5 図5を参照して説明した工程により、熱可塑性樹脂フィ
ルム20として実施例2と同様の低密度ポリエチレンフ
ィルムに木目状の加飾が施されたものを用いたこと以外
は実施例2と同様にして、実施例2と略同様のサイズの
複合成形品を40本/時間にて得た。得られた複合成形
品の断面寸法精度は、誤差±0.05mm以下であっ
た。又、得られた複合成形品について1000時間の屋
外暴露試験を行ったが、表面の加飾フィルムの剥離等の
発生はなかった。
【0046】実施例6 連続フィルム11として、厚さ100μm、幅500m
m、長さ20mのテトラフロオロエチレン樹脂フィルム
の両端をつないでエンドレス状に連結したものを用いた
こと以外は実施例1と同様にして、実施例1と略同様の
サイズの複合成形品を20本/時間にて得た。その連続
引抜成形は安定していた。
【0047】比較例1 実施例1と同様の混合物を、2本取りのプレス金型にて
120℃、5kgf/cm2 で10分間加熱・加圧する
ことで、実施例1の複合成形品と同じ寸法の成形品を得
た。木質系材料のため、金型温度はこれ以上にすると焦
げ等が発生するため上げることができず、又、バインダ
ー種類の関係上、金型からの脱型が非常に困難なため、
成形体を6本/時間にて得ることしかできなかった。得
られた複合成形品の断面寸法精度は、誤差±1mmであ
った。
【0048】比較例2 比較例1で得られた成形体の表面に、市販のつき板を貼
り付け、実施例4と同様の暴露試験を行ったところ、2
00時間経過時点でつき板に剥離が発生した。
【0049】
【発明の効果】本発明1の複合成形品の製造方法は、上
記の如き構成とされているので、粒状又は粉状熱可塑性
樹脂と粒状体材料からなる混合物を原料として、成形体
の外形を保持させつつ、高速で複合成形品の連続生産が
可能である。
【0050】本発明2の複合成形品の製造方法は、上記
の如き構成とされているので、表面が滑らかで外形寸法
精度が優れた複合成形品を得ることができる。
【0051】本発明3の複合成形品の製造方法は、上記
の如き構成とされているので、界面接着性に優れた表面
層が形成された複合成形品を得ることができる。
【0052】本発明4の複合成形品の製造方法は、上記
の如き構成とされているので、引抜成形時に加飾性に優
れた表面加飾層を有する複合成形品を効率よく得ること
ができ、表面加飾層は耐久性に優れている。
【0053】本発明5の複合成形品の製造方法は、上記
の如き構成とされているので、成形用金型の下流側に
て、成形材料中の熱可塑性樹脂加熱溶融をその種類に合
わせて適宜行うことかできる。
【0054】本発明6の複合成形品の製造方法は、上記
の如き構成とされているので、連続フィルムの循環利用
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合成形品の製造方法の一例の工程を
説明する斜視図である。
【図2】本発明の複合成形品の製造方法の別の例の工程
を説明する斜視図である。
【図3】本発明の複合成形品の製造方法の別の例の工程
を説明する斜視図である。
【図4】本発明の複合成形品の製造方法の別の例の工程
を説明する斜視図である。
【図5】本発明の複合成形品の製造方法の別の例の工程
を説明する斜視図である。
【図6】本発明の複合成形品の製造方法の別の例の工程
を説明する斜視図である。
【符号の説明】
11 連続フィルム 13 粒状もしくは粉状熱可塑性樹脂と粒状体材料との
混合物 16 成形用金型 20 熱可塑性樹脂フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒状もしくは粉状熱可塑性樹脂と粒状体
    材料とを混合し、その混合物を可撓性を有する連続フィ
    ルムにてその両側縁で順次包み込むようにして連続的に
    成形材料を形成する工程と、その成形材料を成形用金型
    の成形孔内に導いて連続的に引き抜いて賦形する工程
    と、成形材料中の粒状もしくは粉状熱可塑性樹脂を加熱
    溶融する工程と、その後熱可塑性樹脂を固化させて粒状
    体材料を一体化する工程を包含することを特徴とする複
    合成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記混合物を熱可塑性樹脂フィルムを介
    して連続フィルムにてその両側縁で包み込むようにして
    成形材料を形成し、その熱可塑性樹脂フィルムを加熱溶
    融し固化させることにより表面層を形成することを特徴
    とする請求項1に記載の複合成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 成形材料中の粒状もしくは粉状熱可塑性
    樹脂を加熱溶融させると共に、熱可塑性樹脂フィルムを
    加熱溶融しその後固化させることを特徴とする請求項2
    に記載の複合成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂フィルムに、任意の加飾を
    施しておき、表面加飾を行うことを特徴とする請求項2
    又は請求項3に記載の複合成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 成形材料を成形用金型の成型孔内に導い
    て賦形した後に、成形材料中の粒状もしくは粉状熱可塑
    性樹脂を加熱溶融しその後固化させることを特徴とする
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の複合成形品
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 連続フィルムの両端をエンドレス状に連
    結し、成形材料が成形用金型の成型孔内を通過した後
    に、連続フィルムの両側縁による包み込みを解放するよ
    うにして、連続フィルムを循環利用することを特徴とす
    る請求項1に記載の複合成形品の製造方法。
JP7150191A 1995-06-16 1995-06-16 複合成形品の製造方法 Pending JPH091682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7150191A JPH091682A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 複合成形品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7150191A JPH091682A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 複合成形品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH091682A true JPH091682A (ja) 1997-01-07

Family

ID=15491514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7150191A Pending JPH091682A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 複合成形品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH091682A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004209831A (ja) * 2002-12-28 2004-07-29 Inoac Corp 樹脂ロールの製造装置
JP2021020345A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 株式会社アーク 複合体の製造方法および複合体
CN117002049A (zh) * 2023-08-10 2023-11-07 哈尔滨工业大学(深圳)(哈尔滨工业大学深圳科技创新研究院) 一种闭合截面复合材料薄壁杆件成型设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004209831A (ja) * 2002-12-28 2004-07-29 Inoac Corp 樹脂ロールの製造装置
JP2021020345A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 株式会社アーク 複合体の製造方法および複合体
CN117002049A (zh) * 2023-08-10 2023-11-07 哈尔滨工业大学(深圳)(哈尔滨工业大学深圳科技创新研究院) 一种闭合截面复合材料薄壁杆件成型设备
CN117002049B (zh) * 2023-08-10 2025-12-09 哈尔滨工业大学(深圳)(哈尔滨工业大学深圳科技创新研究院) 一种闭合截面复合材料薄壁杆件成型设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2637244C (en) Carpet waste composite
CN100548642C (zh) 制造纤维加强的模制件的方法和设备
CN85100804A (zh) 纤维增强复合塑料材料
KR100773209B1 (ko) 플라스틱 섬유성형체의 제조장치
CA2232100A1 (en) Improved process for producing customized thermoplastic resins
KR910007651A (ko) 성형품의 제조방법
JP2001246606A (ja) 木質成形体およびその製造方法
JP2009012441A (ja) 再生可能な繊維強化樹脂成形品の製造方法
JPH091682A (ja) 複合成形品の製造方法
US6605661B2 (en) Decorative article of metal in a plastic moldment
WO2005019583A2 (en) Composite door structure and method of making same, and composite door and method of making same
CN1212928C (zh) 生产成形多层板的方法、相关的设备及由该设备得到的成形多层板
JPH08336906A (ja) 引抜成形品の製造方法
JP2009029066A (ja) 可燃性繊維強化樹脂成形品の製造方法
KR20140093499A (ko) 섬유 펠트 또는 부직포를 이용한 복합 자재 및 그 제조 방법
JPH09141656A (ja) 廃棄ポリエステル繊維を原料とする木質合成粉及びその製造方法、並びに前記木質合成粉を用いた木質合成成形品及びその製造方法
JP2003094411A (ja) 木質板および木質板の製造方法
CA2318209A1 (en) Method of making a shaped component
JP3445239B2 (ja) プラスチック成形物の製造方法及び装置
EP1795319A2 (en) Method for manufacturing resin composite formed product
AU665456B2 (en) Production of sheet from polymer waste
EP0590729A1 (en) Production of sheet from polymer waste
US20070132133A1 (en) Method for manufacturing resin composite formed product
TW202330123A (zh) 廢棄物回收再利用方法及其製品
JP2002200664A (ja) 廃プラスチックを用いた成型体原料および板状成型体の製造方法