JPH09161098A - 対象物の形状分割方法およびシステム - Google Patents

対象物の形状分割方法およびシステム

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Publication number
JPH09161098A
JPH09161098A JP7323348A JP32334895A JPH09161098A JP H09161098 A JPH09161098 A JP H09161098A JP 7323348 A JP7323348 A JP 7323348A JP 32334895 A JP32334895 A JP 32334895A JP H09161098 A JPH09161098 A JP H09161098A
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JP
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shape
division
target
area
dividing
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Application number
JP7323348A
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English (en)
Inventor
Atsushi Suzuki
厚志 鈴木
Masayuki Noguchi
雅之 野口
Takashi Nakao
隆司 中尾
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Hitachi Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】解析対象の形状を、自動的にメッシュ分割する
とともに、分割パターンの善し悪しを即座に把握可能な
手段を実現すること。 【解決手段】解析対象物の形状に基づき、初期集団生成
手段200により、複数の領域分割形状を生成し、領域
分割形状評価手段300により、生成された領域分割形
状の評価を行う。終了判定手段400は、予め定めた判
定基準を満足していなければ、選択交叉手段500を起
動し、新集団を生成し、突然変異手段600を起動し、
新集団の領域分割形状を変形させ、再度、領域分割形状
評価手段300を起動する。また、判定基準を満足して
いれば、集団中の最適な領域分割形状を最適領域分割形
状とし、さらに領域分割評価値表示処理手段700によ
り、領域分割後の形状の評価値を数字、色等に変換し出
力手段800に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、有限要素
法を適用して、解析対象物の各種解析を行う場合等に、
解析対象物の形状を自動的に領域分割するとともに、領
域分割パターンを、評価値に対応する情報とともに出力
することにより、解析者が領域分割の善し悪しを即座に
把握可能な手段に関する。
【0002】
【従来の技術】解析対象を複数の領域に分割し、構造解
析、電磁場解析等の多種多様の解析を行う手法である有
限要素法における、自動メッシュ生成方法に関しては、
種々の方法が開発されている。
【0003】例えば、ファジィ推論を応用した方法、写
像法を応用した方法、断面法、さらには、アダプティブ
法等の各種の方法が提案されており、これら各種方法に
ついては、「日経メカニカル、1993年2月22日
号、pp.52〜59参照」等の文献に記載されてい
る。
【0004】また、エキスパートシステムを使用した解
析対象形状の領域分割方法も開発されており、例えば、
「K.Reichert et al.:AUTOMATIC MESH GENERATION BASE
D ONEXPERT-SYSTEM-METHODS,IEEE TRANSACTIONS ON MAG
NETICS,VOL.27,NO.5,pp.4197〜4200, SEPTEMBER 1991」
に記載されている。
【0005】一方、本発明で適用する遺伝的アルゴリズ
ムは、生物進化の原理から着想を得たアルゴリズムであ
り、確率的探索を利用した、学習・最適化等のための手
法であり、例えば、「Goldberg,D.E.,GENETIC ALGORITH
M in Search,Optimization,and Machine Learning, Add
ison Wesley, 1989」、「北野 宏明 編:遺伝的アルゴリ
ズム,産業図書(株),平成5年6月3日初版」、「日
経AI別冊,秋号,pp.106〜111,1991」等の文献に記載さ
れている。
【0006】なお、解析対象形状の領域分割パターン
は、表示画面等に出力され、解析者は、出力された領域
分割パターンを詳細に見て、領域分割パターンの善し悪
しを判断していた。領域分割パターンを詳細に見る際に
は、表示拡大コマンド等を何度も入力する操作も発生し
ていた。
【0007】ここで、良い領域分割パターン例として
は、解析中心部が細かく分割され、それ以外の領域は、
解析中心部より、荒く領域分割されていること等であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな従来技術における自動メッシュ生成方法であって、
ファジィ推論を応用した方法では、基本的に、2次元平
面において、三角形要素を生成するため、3次元形状の
分割では4面体の立体要素となり、6面体形状を有する
立体要素の生成は、現状では困難である。
【0009】また、写像法を応用した方法では、解析対
象物の形状を、一旦、直交座標系に変換し、解析対象物
の形状を直方体で分割した後、さらに逆座標変換処理を
行って、元の形状に戻す処理を行っているため、適用可
能な解析対象物の形状に制約が存在し、自由度のある要
素分割を行うことが困難である。
【0010】また、断面法は、いわば半自動的な方法で
あり、利用者が、いわゆる断面生成軸を作成する必要が
ある。さらに、アダプティブ法では、初期メッシュを生
成した後に、実際に数値解析を行い、その解析結果に基
づき、メッシュを再生成し、数値解析を行うという処理
を何度も繰返し行うため、分割処理の計算に要するコス
トが大きくなるという問題点、また、初期メッシュの生
成が適切に行われないと、著しく解析精度が低下すると
いう問題点がある。
【0011】また、前記エキスパートシステムを使用し
た、メッシュ生成方法は、解析精度のあまり良くない、
三角形要素の生成を行う手段である。
【0012】一方、実際の解析者(システム利用者)が
作成するメッシュを見てみると、経験的な知識に基づ
き、高精度で解析すべき箇所では、メッシュを細かくし
て分割し、それ以外の箇所では、メッシュの大きさを大
きくすることにより、解析精度の確保と、分割処理およ
び解析計算に要する計算コストの削減の両立を図ってい
る。
【0013】また、解析対象物の形状が与えられた場合
に、一意にメッシュの生成状態が決定されるものではな
く、複数の解析者が作成した同一の解析対象物に対する
メッシュによる分割の態様は、様々なものとなる。これ
は、メッシュを作成して行く過程においては、要素分割
の自由度が大きく、分割の仕方の組合せが膨大となるこ
とを意味する。
【0014】ここで、組合せ最適化問題を解決する有効
な方法として、遺伝的アルゴリズムが提案されている
が、初期集団の生成、環境適応度の評価、選択、交叉、
突然変異等の生物の進化の過程を模擬する本アルゴリズ
ムにおいては、具体的な遺伝子、染色体の構造の決定、
環境適応度の評価方法、また、遺伝子、染色体の構造に
依存した選択、交叉、突然変異等の処理方法は、遺伝的
アルゴリズムを採用する際に考えるべき重要な課題とな
っている。
【0015】また、解析者は、出力された領域分割パタ
ーンを詳細に見て、領域分割パターンの善し悪しを判断
していたため、解析効率は低下しており、特に、表示拡
大コマンド等を何度も入力する操作は、極めてわずらわ
しいものであった。
【0016】そこで、本発明は、例えば、有限要素法等
を利用した解析を行う際の、解析対象物のメッシュ生成
に関して、実際の解析者が有する経験的知識を利用し、
領域分割に適した遺伝的アルゴリズムを提供することに
より、要素分割の細かさの制御を行う。
【0017】即ち、有限要素法を適用した場合に解析精
度の良い、有限要素法における分割要素の一種である、
四角形要素(2次元の領域分割の場合)や六面体要素
(3次元の領域分割の場合)を生成可能とするととも
に、さらに、領域分割パターンの善し悪しを、即座に把
握可能な手段を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するため、以下の手段がある。
【0019】即ち、対象物の形状を入力し、予め用意し
ている複数個の、対象物の形状を分割するための分割規
則に番号を付加しておき、前記番号の値をそのとりうる
範囲とする乱数を複数個生成し、生成された乱数に対応
して選択された分割規則にしたがって、前記対象物の形
状を分割した、N個(Nは、自然数)の対象分割形状を
生成し、各対象分割形状に対して、予め定めた評価規則
にしたがって評価値を求め、該評価値のうち少なくとも
1つが、予め定めた分割終了判定基準を満足していれ
ば、当該対象分割形状を、対象物の形状を分割した最適
領域分割形状とする。
【0020】また、すべての評価値が、予め定めた分割
終了判定基準を満足していない場合には、前記N個の対
象分割形状を、任意に2個選択する選択処理を行い、選
択された2個の対象分割形状において、対象物の形状を
保存できる状態で交換可能な、分割された形状が存在す
る場合、当該形状同士を交換して、新たな対象分割形状
を生成する交叉処理を、N個の対象分割形状が生成され
るまで行い、該N個の対象分割形状の各々に対して、新
たに乱数生成を行い生成された乱数が、予め定められた
突然変異確率を満足する場合にのみ、前記交叉処理によ
って生成されたN個の対象分割形状のうち、任意に1つ
を選択し、選択された対象分割形状を構成する少なくと
も1つ以上の領域であって分割可能な領域に対し、予め
用意している複数個の、領域を分割するための分割規則
のうちの任意の1個にしたがって、前記領域を分割する
突然変異処理を行い、前記選択処理、交叉処理および突
然変異処理を、ある対象分割形状に対する前記評価値
が、前記分割終了判定基準を満足するまで行う。
【0021】そして、さらに、各分割領域を表示すると
ともに、各分割領域毎に、各分割領域に対する評価値に
応じた、数字情報または色情報を、表示することを特徴
とする対象物の形状分割方法である。
【0022】なお、評価値に応じた色情報は、評価値に
応じて、赤色から青色まで、連続して色変化する情報で
あるのが好ましい。
【0023】なお、さらに、前記最適領域分割形状を、
予め用意している複数個の、領域を分割するための分割
規則から、任意に1個以上選択し、選択された分割規則
にしたがって分割するのも好ましい。
【0024】また、本発明の他の態様によれば、以下に
示すシステムが提供される。
【0025】即ち、対象物の形状を入力する入力手段
と、対象物の形状を少なくとも表示する表示手段と、予
め用意している複数個の、対象物の形状を分割するため
の分割規則に番号を付加して記憶する第1の記憶手段
と、前記番号の値をそのとりうる範囲とする乱数を複数
個生成し、生成された乱数に対応して選択された分割規
則にしたがって、前記対象物の形状を分割した、N個
(Nは、自然数)の対象分割形状を生成する領域分割手
段と、各対象分割形状に対して、予め定めた評価規則に
したがって評価値を求める評価手段と、求められた評価
値のうち少なくとも1つが、予め定めた分割終了判定基
準を満足していれば、当該対象分割形状を、対象物の形
状を分割した最適領域分割形状とする終了判定手段と、
すべての評価値が、予め定めた分割終了判定基準を満足
していない場合、前記N個の対象分割形状を、任意に2
個選択する選択処理手段と、対象物の形状を保存できる
状態で交換可能な、分割された形状が存在する場合、当
該形状同士を交換して、新たな対象分割形状を生成する
交叉処理を、N個の対象分割形状が生成されるまで行う
交叉処理手段と、予め用意している複数個の、領域を分
割するための分割規則を記憶する第2の記憶手段と、新
たに乱数生成を行い生成された乱数が、予め定められた
突然変異確率を満足する場合にのみ、前記交叉処理によ
って生成されたN個の対象分割形状のうち、任意に1つ
を選択し、選択された対象分割形状を構成する、少なく
とも1つ以上の領域であって分割可能な領域に対し、前
記第2の記憶手段に記憶される分割規則のうちの任意に
選択した1個の分割規則にしたがって、前記領域を分割
する突然変異処理を行う突然変異処理手段と、前記選択
処理手段、交叉処理手段および突然変異処理手段を、あ
る対象分割形状に対する前記評価値が、前記終了判定基
準を満足するまで起動する起動制御手段と、前記表示手
段に、各分割領域を表示し、さらに、各分割領域毎に、
各分割領域に対する評価値に応じた、数字情報または色
情報を表示処理する表示処理手段とを有して構成され
る、対象物の形状分割システム。
【0026】本発明によれば、まず、有限要素法等によ
る各種の解析を行う場合、解析条件を付随した解析対象
物の形状を入力する。
【0027】次に、初期集団の生成は、入力された解析
対象物の形状に対して、解析者の経験的知識として、予
め蓄えられた、複数の領域分割方法の中から、ランダム
に、適用可能な領域分割法を1つ選択し、選択した方法
によって、解析対象物の形状を分割する。この際、さら
に、分割された解析対象物の形状の各々に対して、同様
に、再度、領域分割法を1つランダムに選択して、領域
分割線を発生し、再分割を行う処理を繰り返すのが好ま
しい。
【0028】かかる処理により、最終的には、元の解析
対象物の形状は、四角形または三角形で構成される、領
域に分割されて、予め定められた集団の個体数を、Nと
すると、前記処理をN回繰り返すことにより、N個体の
領域分割形状(以下、「領域分割形状」とも称すること
がある)が得られ、このN個体の集団を初期集団とす
る。
【0029】次に、対象分割形状の評価を行う。かかる
評価は、各個体の領域分割形状に対して、予め定められ
た評価基準に基づき評価を行う。そして、終了判定は、
ある個体に対する前記評価の結果が、予め定められた終
了基準を満たすとき終了とし、逆に、評価結果が、予め
定められた終了基準を満たさないとき終了とはしない。
【0030】終了すべきと判定されない場合には、選択
および交叉処理が行われる。かかる選択および交叉処理
は、前記各個体のうち、任意に2つの個体を選択し、お
互いの部分領域(例えば、同じ角数を有する領域)を交
換することにより、新たな、2つの個体を生成する処理
である。さらに、突然変異処理が行われるが、かかる処
理は、前記交叉処理によって、新たに生成されたN個の
各個体に対して、ある確率で、突然変異を起こさせるこ
とにより、部分領域の分割形状を変化させるものであ
る。
【0031】評価結果が、予め定められた終了基準を満
たし、選択、交叉処理を行う必要がない場合には、各分
割領域の評価値を、数字情報または色情報に変換して出
力する。即ち、各分割領域を表示するとともに、各分割
領域毎に、各分割領域に対する評価値に応じた、数字情
報または色情報を表示する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。
【0033】本発明にかかる装置の構成例を図16に示
し、図16を参照して装置の構成例について説明する。
【0034】本装置例は、入力手段100と、処理手段
2000と、出力手段800とを有して構成される。
【0035】さらに、処理手段2000は、記憶手段9
50と、初期集団生成手段200と、領域分割形状評価
手段300と、終了判定手段400と、選択および交叉
手段500と、突然変異手段600と、領域分割形状評
価値表示処理手段700と、起動制御手段900と、を
有して構成される。
【0036】入力手段100は、解析対象形状を少なく
とも入力するための手段であり、例えば、キーボード、
マウス等によって実現できる。必要なコマンドや、演算
に必要な定数等も入力可能な構成としておくのが好まし
い。
【0037】出力手段800は、一連の処理が完了した
時、メッシュで分割された解析対象物の分割状態や、分
割形状の評価値や、評価値に応じた数字情報、色情報等
を出力する手段であり、例えば、CRT、ELディスプ
レイ、液晶ディスプレイ等によって実現可能である。
【0038】初期集団生成手段200は、入力手段10
0を介して入力された、解析対象物の形状に基づき、解
析対象物の形状から、複数の領域分割形状を生成する手
段である。
【0039】領域分割形状評価手段300は、生成され
た領域分割形状の評価を行う手段である。
【0040】また、終了判定手段400は、予め定めて
いる判定基準を満足していなければ、選択および交叉手
段500を起動して、新集団を生成し、さらに、突然変
異手段600の起動により、前記新集団の領域分割形状
を変形させ、再度、前記領域分割形状評価手段300を
起動させる。また、前記終了判定手段400が、前記判
定基準を満足していると判断すれば、集団中の最適な領
域分割形状を最適領域分割形状とする手段である。
【0041】また、領域分割形状評価値表示処理手段7
00は、領域分割形状評価手段300で求めた、各分割
領域の評価値に応じた数字情報、色情報等を出力手段8
00に表示する表示処理を行なう手段である。なお、も
ちろん、領域分割形状評価値表示処理手段700は、各
分割領域、即ち、領域分割パターンを、出力手段800
に表示する機能も有する。
【0042】また、起動制御手段900は、前記領域分
割形状評価手段300、終了判定手段400、選択およ
び交叉手段500および突然変異手段600を、所定回
数、起動させ、さらに、領域分割形状評価値表示処理手
段700を起動するための手段である。
【0043】なお、前記選択および交叉手段500、お
よび、突然変異手段600によって行われる、選択、交
叉、突然変異等の処理については、後に詳しく説明す
る。
【0044】記憶手段950は、予め経験によって得ら
れている、形状分割のための手順や、評価値に応じた数
字情報、色情報等、各種の処理に必要なデータ等を、少
なくとも格納するための手段である。
【0045】なお、前記初期集団生成手段200、領域
分割形状評価手段300、終了判定手段400、選択お
よび交叉手段500、突然変異手段600、起動制御手
段900、記憶手段950は、例えば、CPU、ROM
(予め所定の処理を行うプログラムを内臓しておく)、
RAM、各種CMOS等の電子デバイスにて実現可能で
ある。
【0046】次に、図1を参照して本発明にかかる装置
の基本的な動作、すなわち、本発明にかかる形状分割方
法について、おおまかに説明する。
【0047】まず、ステップ10において、解析対象形
状の入力処理を行う。かかる入力処理は、前記入力手段
100を介して、解析者の手作業によって行えば良い。
デジタイザを使用して形状を入力すると、解析精度が低
下せず好ましい。
【0048】次に、ステップ20において、前記初期集
団生成手段200により、初期集団の生成処理が行われ
る。すなわち、ステップ10における入力処理によって
入力された形状に基づき、初期集団生成手段20によ
り、複数の領域分割形状を生成する。具体的には、予め
記憶手段950に格納されている、経験則にもとずく複
数の規則から、任意に選択した規則にしたがって、入力
された形状を分割する。
【0049】この処理を、例えば、N回(Nは、自然
数)繰返し、N個の初期集団を生成する。
【0050】次に、ステップ30において、領域分割形
状評価手段300により、集団の構成要素(上記N個の
1個づつ)である領域分割形状に対する評価値を求め
る。すなわち、予め定めた評価基準に従って領域分割形
状評価処理を実行する。なお、評価基準の具体例は、後
述する。
【0051】次に、ステップ40において、終了判定手
段400は、前記評価値が、予め決定され、例えば記憶
手段950に格納してある、判定基準を満足していなけ
れば、ステップ50にすすむ。また、判定基準を満足し
ていれば、ステップ70にすすむ。前記判定基準として
は、例えば、前記評価値が予め定めたしきい値を越える
か否かを基準とすれば良い。
【0052】ステップ50では、選択及び交叉手段50
0による、選択及び交叉処理を行い、新集団を生成す
る。かかる選択及び交叉処理については、後に、具体的
にて詳細に説明する。
【0053】ステップ60では、突然変異手段600に
より、前記新集団である、新たな領域分割形状を変形す
る、突然変異を行う。そして、ステップ30にブランチ
し、ステップ40により、前記終了判定基準を満足する
まで、上記ステップ30、50、60における処理を行
う。前記終了判定基準を満足すれば、集団中の最適な
(例えば、最も評価値が大きい)領域分割形状を、最適
領域分割形状として、ステップ70にすすむ。
【0054】次に、ステップ70では、領域分割形状評
価値表示手段700により、領域分割後の形状の評価値
を、数字情報や色情報の画像データに変換し、さらに、
ステップ80において、出力手段800は、最適領域分
割形状のメッシュ分割パターンや、分割領域毎の数字情
報や色情報を出力する。
【0055】次に、図2から図7を参照して、初期集団
の生成処理20について説明する。図2は、初期集団の
生成処理20の処理手順を詳細に示すフローチャ−トで
ある。まず、与えられた形状に対して、予め記憶手段9
50に格納されている、経験則にもとずく複数の規則か
ら、任意に選択した規則にしたがって、分割処理(すな
わち、後述する、「個体の生成処理」)をしておく。そ
して、予め定められた個数である、N個の個体が生成さ
れたか否かの判定を行い(ステップ210)、生成され
た個体の数がNより小さければ、個体を、さらに、1つ
生成して(ステップ220)、ステップ210に戻る。
【0056】また、ステップ210において、N個の個
体を生成が行われていれば、初期集団の生成処理を終了
する。
【0057】次に図3から図6を参照して、1つの個体
の生成処理について説明する。
【0058】なお、以下、本実施形態の説明は、主とし
て、有限要素法における形状分割処理を対象として、説
明を行う。
【0059】また、有限要素法における「節点」の数
を、形状の角数とする。すなわち、数学上は、四角形で
あっても、該四角形が5つの節点を有するのであれば、
これを5角形と称することにする。すなわち、ある形状
の有する節点の数が、その形状の角数となる。
【0060】図3は、前述の個体を1つ、新たに生成す
る処理(ステップ220)の詳細な処理を示すフローチ
ャートであり、これについて説明する。
【0061】まず、初期の1つの遺伝子を生成し、対象
形状(遺伝子の形状)、および、遺伝子が5角形以上か
否かの情報を、自遺伝子内に格納し(遺伝子のデ−タ構
造は、図4にて説明する)、「対象遺伝子」とする(ス
テップ305)。
【0062】次に、対象形状が、5角形以上か否かを判
定し(ステップ310)、5角形以上ならば、適用可能
な、予め記憶手段950に格納されている、経験則にも
とずく複数の分割規則からランダムに1つの分割規則
(領域分割方法)を選択し(ステップ315)、かかる
選択された領域分割方法を、前記対象形状に適応し、対
象形状を分割する(ステップ320)。
【0063】ランダムに1つの分割規則(領域分割方
法)を選択するには、例えば、分割規則(領域分割方
法)をM個用意しておき、分割規則に対して、「1」か
ら「M」まで番号を付加しておき、「1」から「M」の
値の範囲をとりうる乱数を発生するようにしておけば良
い。そして、発生した乱数の値に対応する分割規則を選
択すれば良い。
【0064】次に、上記ステップ320で分割処理した
結果である、形状の分割数だけの遺伝子を新たに生成
し、各分割形状、および、各分割形状が5角形以上か否
かの情報を格納し(ステップ325)、前記対象遺伝子
に、前記分割数および新たに生成された遺伝子のポイン
タ列、前記選択された領域分割方法の番号を格納する
(ステップ330)。
【0065】上記分割により、新たに発生した節点が有
る場合であって、その節点が他の最先端(ある形状を、
細かく分割していくとき、その分割の様子を、いわいる
ツリー図で表現したとき、「葉」に相当する形状を指
す:以下、実施形態において「最先端」は、すべてこの
意味で使用する)の遺伝子の形状の線上にあるか否かの
判定を行い(ステップ335)、線上に存在すれば、該
節点が線上にある線を、節点の箇所で分割した新たな形
状を生成し(ステップ340)、新たに遺伝子を生成
し、前記新たな形状、および、5角形以上か否かの情報
を格納し(ステップ345)、前記節点が線上に存在す
る形状を有する遺伝子に、分割数「1」と、前記新たに
生成された遺伝子へのポインタを格納し(ステップ35
0)、ステップ355へブランチする。
【0066】ステップ335で、節点が線上に存在する
形状を有する遺伝子がなければ、角数が最大である形状
を持つ、最先端の遺伝子を次の対象遺伝子とし、その対
象遺伝子の形状を、次の対象形状とし(ステップ35
5)、ステップ310に戻る。
【0067】そして、ステップ310において、5角形
以上の形状ではないと判定されれば、個体の生成処理
は、終了する。
【0068】さて、図4に、遺伝子のデータ構造を示
す。
【0069】図4に示すように、1つの遺伝子は、対象
形状データを格納する領域(410)、該対象形状の領
域分割に適用された分割規則(領域分割方法)の番号を
格納する領域(420)、前記対象形状が分割処理され
たときの、分割数を格納する領域(430)、前記対象
形状が分割された時、新たに生成された遺伝子へのポイ
ンタ列を格納する領域(440)、および、該対象形状
が5角形以上か否かの情報を格納する領域(450)、
を有して構成される。なお、かかるデータは、記憶手段
950に、遺伝子ごとに格納しておけば良い。
【0070】図5に、複数の遺伝子を有して構成される
染色体の構造の一例を示す。
【0071】本実施例の1つの個体は、1つの染色体に
対応し、染色体は、木構造(ツリー図)で表現しうる。
【0072】遺伝子1(501)が持っている対象形状
に対して、ある領域分割方法が適用されることによっ
て、遺伝子2(502)と遺伝子3(503)が生成さ
れる。
【0073】さらに、遺伝子2(502)に対して、あ
る領域分割方法が適用されることにによって、遺伝子4
(504)と遺伝子5(505)生成され、遺伝子2
(502)の領域分割処理により新たに発生した節点
に、接していた遺伝子3(503)の形状を構成する線
が分割され遺伝子6(506)が生成される。このよう
な遺伝子6の生成については、後に、具体例を使用して
分かりやすく説明する。
【0074】また、遺伝子6(506)には、ある領域
分割方法が適用されることによって、遺伝子7(50
7)と遺伝子8(508)が生成される。
【0075】また、遺伝子4(504)には、ある領域
分割方法が適用されることによって、遺伝子9(50
9)と遺伝子10(510)が生成される。さらに、遺
伝子8(508)には、ある領域分割方法が適用される
ことによって、遺伝子11(511)と遺伝子12(5
12)が生成される。図5に示す染色体は、以上のよう
な遺伝子によって構成されるものである。なお、有限要
素法の領域分割を、遺伝的アルゴリズムで行う場合、染
色体と遺伝子の関係は、このように、木構造(ツリー
図)で表現可能であり、また、このように表現すると理
解の容易化が図れることになるため、本実施形態では、
かかる表現方法を、以後頻繁に使用する。
【0076】さて、図6は、解析者の経験的知識に基づ
いた、5角形以上の形状に対する、領域分割方法(分割
規則)の例を示す図であり、例えば前記ステップ315
において選択される対象となるものである。
【0077】図6では、6種類の領域分割方法を記載し
たにとどまるが、実際には、数多くの分割方法が考えら
れ、記憶手段950に記憶されている。
【0078】図6に示した領域分割方法について、若干
説明しておく。
【0079】「領域分割方法:No.1」は、対象形状
が有する複数個の節点のうち、その内角が、「90°」
を超えるものが存在するならば、当該節点から、軸方向
(図では、X軸方向)に分割線を発生し、対象形状を領
域分割する方法である。
【0080】「領域分割方法:No.2」は、対象形状
が有する最大の内角に対応する、節点から、対辺の中点
に分割線を発生し、対象形状を領域分割する方法であ
る。
【0081】「領域分割方法:No.3」は、対象形状
中に、円または円弧が存在する場合、「45°×m(m
=0〜7)」の方向に法線の発生が可能であるならば、
その発生可能な法線を発生し、対象形状を領域分割する
方法である。
【0082】「領域分割方法:No.4」は、対象形状
中に、円弧が存在すれば、当該円弧の中間点から最も離
れた節点までを結ぶ、分割線を発生し、対象形状を領域
分割する方法である。
【0083】「領域分割方法:No.5」は、6角形の
各内角の差が所定値以下の場合には、6角形の重心位置
に、節点を発生し、対象形状を3つの領域に分割する方
法である。
【0084】また、「領域分割方法:No.6」は、6
角形以上の形状に対して、最大の内角を持つ節点から、
前記6角形以上の形状を4角形以上の形状に分割するた
めに、前記節点と、他の節点とを結ぶ分割線を発生さ
せ、対象形状を2つの領域に分割する方法である。
【0085】次に、図3から図7を参照して、個体の生
成の動作例について、具体的に説明する。前述のよう
に、有限要素法の領域分割処理を例にとり説明する。な
お、図中、各形状の有する「黒点(・)」は、有限要素
法における節点を表す。
【0086】まず、図7に示すように、初期に与えられ
る対象形状を、形状701とする。
【0087】これは、図5に示す、1つの遺伝子1(5
01)を生成に対応する。そして、形状701および形
状701が5角形ではないこと(前述の定義通り、7個
の節点を有することから、7角形である)を、遺伝子の
データとして、図4に示す、410および450に格納
して、遺伝子1を対象遺伝子とする(ステップ30
5)。
【0088】次に、遺伝子1は、7角形であるため(ス
テップ310)、例えば、「領域分割方法:No.1」
がランダムに選択され(ステップ315)、選択された
「領域分割方法:No.1」にしたがって、形状701
が、形状702と形状703に分割される(ステップ3
20)。
【0089】すなわち、図5に示す、遺伝子2(50
2)と遺伝子3(503)が生成されたことになり、遺
伝子2には、形状702と形状702が5角形以上であ
る情報、遺伝子3には、形状703と形状703が5角
形以上である情報が、各々の遺伝子のデータとして、4
10と450に格納される(ステップ325)。かかる
情報は、遺伝子に対応づけて、記憶手段950に記憶し
ておけば良い。
【0090】次に、対象遺伝子である遺伝子1の遺伝子
のデータとして、上記分割数の「2」、遺伝子2と遺伝
子3へのポインタ、さらに、「領域分割方法:No.
1」が格納される(ステップ330)。
【0091】この段階では、発生した節点が線上に存在
する形状を有する最先端の遺伝子が無いため(ステップ
335)、角数が最大である形状を有する遺伝子2が、
選択され、次の対象遺伝子となる。すなわち、形状70
2が、次の対象形状となる(ステップ355)。
【0092】対象形状702は、5角形であるため(ス
テップ310)、例えば、「領域分割方法:No.3」
がランダムに選択され(ステップ315)、形状702
が、形状704と形状705に分割される(ステップ3
20)。すなわち、図5に示す、遺伝子4(504)と
遺伝子5(505)が生成され、遺伝子4には、形状7
04と形状704が5角形以上である情報が、また、遺
伝子5には、形状705と形状705が5角形以上でな
い情報が、各々の遺伝子のデ−タとして、410と45
0に格納される(ステップ325)。
【0093】対象遺伝子である遺伝子2に、上記分割数
の「2」、遺伝子4と遺伝子5へののポインタ、さら
に、「領域分割方法:No3」が格納される(ステップ
330)。
【0094】この段階では、形状704と形状704の
生成に対応して発生した節点が、線上に存在する形状を
有する最先端の遺伝子3が存在するため(ステップ33
5)、節点が線上に存在する線を、節点の箇所で分割す
るための形状706を生成し(ステップ340)、すな
わち、新たな遺伝子6(506)を生成し、形状706
および形状706が5角形以上であることを、遺伝子デ
ータとして、410と450に格納し(ステップ34
5)、前記節点が線上に存在する形状を有する遺伝子3
に、分割数「1」と遺伝子6へのポインタを格納し(ス
テップ350)、ステップ355に移る。
【0095】遺伝子6の形状は、最大の角数「6」を有
するため、遺伝子6が、次の対象遺伝子となり、その形
状706が、次の対象形状となリ(ステップ355)、
ステップ310に移る。
【0096】形状706は、5角形以上であるため(ス
テップ310)、例えば、「領域分割方法:No.1」
がランダムに選択され(ステップ315)、形状706
が、形状707と形状708に分割され(ステップ32
0)、すなわち、遺伝子7(507)と遺伝子8(50
8)が生成される。そして、遺伝子7には、形状707
と形状707が5角形以上でない情報、また、遺伝子8
には、形状708と形状708が5角形以上である情報
が、遺伝子データとして、各々410と450に格納さ
れる(ステップ325)。
【0097】そして、対象遺伝子である遺伝子6に、上
記分割数の「2」、遺伝子7と遺伝子8へのポインタ、
さらに、上記「領域分割方法:No.1」が、遺伝子デ
ータとして格納される(ステップ330)。この段階で
は、上記分割により発生した節点が線上に存在する形状
を有する最先端の遺伝子が無いため(ステップ33
5)、次に、角数が最大である形状である遺伝子4が選
択され、次の対象遺伝子となる。すなわち、形状704
が、次の対象形状となり(ステップ355)、ステップ
310に処理が移る。
【0098】さて、形状704は、5角形であるため
(ステップ310)、例えば、「領域分割方法:No.
1」がランダムに選択され(ステップ315)、形状7
04が、形状709と形状710に分割され(ステップ
320)、すなわち、遺伝子9(509)と遺伝子10
(510)が生成される。そして、遺伝子9には、形状
709と形状709が5角形以上でない情報が、また、
遺伝子10には、形状710と形状710が5角形以上
でない情報が、遺伝子デ−タとして、各々410と45
0に格納される(ステップ325)。
【0099】上記分割により発生した節点が線上にある
形状を持つ最先端の遺伝子が無いため(ステップ33
5)、角数が最大である形状を持つ遺伝子8が選ばれ、
次の対象遺伝子となって、形状708が次の対象形状と
なり(ステップ355)、ステップ310に移る。形状
708は5角形であるため(ステップ310)、「領域
分割方法:No.1」がランダムに選ばれ(ステップ3
15)、形状708が形状711と形状712に分割さ
れ(ステップ320)、遺伝子11(511)と遺伝子
12(512)が生成され、遺伝子11には形状711
と5角形以上でないことが、遺伝子12には、形状71
2と5角形以上でないことが、各々410と450に格
納される(ステップ325)。
【0100】上記分割により発生した節点が、線上に存
在する形状を有する最先端の遺伝子が無いため(ステッ
プ335)、角数が最大である形状を有する遺伝子7が
選択され、次の対象遺伝子となる。すなわち、形状70
7が、次の対象形状となり(ステップ355)、ステッ
プ310に処理が移る。形状707は、4角形であるた
め(ステップ310)、個体の生成を終了する。
【0101】この個体の生成処理により、形状701
は、図7に示す形状713のように領域分割される。
【0102】次に、領域分割形状評価手段300では、
評価を行うための、予め設定した評価式を使用すれば良
く、評価式としては、各種のものが考えられる。
【0103】例えば、以下の式1と式2を使用して、評
価を行えば良い。
【0104】
【数1】
【0105】
【数2】
【0106】ここで、iは、存在する4角形に付加した
番号、jは、ある4角形が有する角に付加した番号、K
は、領域分割形状中の4角形の数であり、Aは、4角形
と3角形の総数である。
【0107】終了判定手段40は、例えば、前式1、2
にて計算した評価値が、予め定めたしきい値以上になっ
た場合に、処理を終了する機能を有する手段である。
【0108】また、予め定められたG(任意の自然数)
世代に渡って、各世代の最良の評価値が向上しなかった
場合に、終了と判定してもよい。
【0109】次に、図8、図9を参照して、選択および
交叉手段500における選択および交叉処理を詳細に説
明する。
【0110】図8は、図1におけるステップ50にて示
した、選択および交叉手段を示すフローチャートであ
る。
【0111】まず、ステップ810において、個体の生
成が終了した元の集団に対して、各個体の評価値の総和
を求め、変数Sumに代入する。
【0112】次に、ステップ820において、全個体の
評価値を、Sumで割り、正規化処理を行う。
【0113】そして、ステップ830において、各個体
の評価値に基づいて、確率的に、集団の中から2個体を
選択する。例えば、各個体の評価値にもとずき、いわい
るルーレットホイール(例えば、各個体において、その
個体の評価値の前記Sumに対する割合が、当該ルーレ
ットホイールにおける占有面積の比率に対応しているも
の)を作成しておく。そして2個の乱数を生成し、当該
2個の乱数で指示される個体を選択するようにすれば良
い。
【0114】ステップ840において、前記選択された
2個体に対し、交叉処理を行い、新たな集団に、該交叉
処理によって生成された、新たな2個体を追加し(ステ
ップ850)、新たな集団の個体数が、予め定められた
数、すなわち、Nとなったか否かを判定し(ステップ8
60)、新たな集団の個体数が、N未満ならば、ステッ
プ830に戻る。
【0115】なお、交叉処理については、後に、有限要
素法解析における形状分割処理を、具体例として説明す
る。
【0116】次に、ステップ860において、新たな集
団の個体数がN以上であるならば、新たな集団の最後に
追加された個体を、元の集団の中の最高の評価値を持つ
個体に置き換えて(ステップ870)、選択および交差
処理を終了する。
【0117】次に、図9に、ステップ840における交
叉処理の手順を、フローチャートにして示す。
【0118】まず、ステップ910において、2個体間
で同一の形状を有する遺伝子が存在するか否かを判定す
る。そして、存在しなければ処理を終了する。
【0119】なお、ステップ910において、2個体間
で、完全に同一の形状を有する遺伝子が存在するか否か
を判定するのではなく、2個体間で、同じ角数を有する
形状が存在するか否かを判定するのでもよい。例えば、
相似形の領域同士や、同じ頂角を有する領域(例えば、
同じ角数(節点数)を有する、正方形と長方形)同士の
交叉処理も考えられるからである。
【0120】2個体間で、同一の形状を持つ遺伝子が存
在すれば、該2つの遺伝子を、該2個体間で交換して、
新たな2個体を生成し(ステップ920)、個体の形状
に未処理の節点が存在するか否かを判定する(ステップ
930)。
【0121】そして、かかる節点が存在しなければ。処
理を終了する。
【0122】個体の形状に未処理の節点が存在すれば、
個体が有する最先端の遺伝子の下に、前記未処理の節点
を追加し、節点が存在する線を分割した形状を有する遺
伝子を追加し(ステップ940)、かかる追加された遺
伝子を対象遺伝子とし、図3で示した、個体の生成処理
を行い(ステップ950)、ステップ930に戻る。
【0123】まお、前述のように、2個体間で、同じ角
数を有する形状が存在するか否かを判定し、そのような
形状が存在する場合には、それらの形状を、2個体間で
交換する交叉処理を行えば良い。この際、形状が相似形
の場合等は、例えば、対応する節点を決め、互いに、交
換先の個体の形状にマッチングするように、図形交換処
理を行えば良い。かかる処理は、例えば、アフィン変換
や他の手法による図形変換をすればよい。
【0124】次に、図9と図10を参照して、2個体の
交叉処理例について説明する。
【0125】図10の(a)、(b)は、選択された2
個体を示し、(c)は、個体(a)により領域分割され
た形状を示し、(d)は、個体(b)により領域分割さ
れた形状を示し、さらに、(e)、(f)は、形状10
10以下(「以下」とは、図10に示すように、木構造
で分割状態を表現した場合、当該形状に連結している下
位の形状を意味する)と、形状1020以下を交換し、
未処理の節点が存在する線を分割した直後の形状を示
し、(g)、(h)は、(e)、(f)に示す5角形の
形状1030と、形状1040を、予め定めてある分割
規則を任意に選択して、選択された分割規則に従って分
割し、該2個体の交叉による最終形状を示している。
【0126】さて、図10の(a)、(b)に示す2個
体間で、同一形状を有する遺伝子が存在するか否かを判
定する(ステップ910)。
【0127】すると、形状1010と形状1020は、
完全に同一形状なので、各形状に対応する遺伝子を、該
2個体間で交換した。新たな2個体を生成し(ステップ
920)、個体の形状に未処理の節点が存在するので
(ステップ930)、個体の最先端の遺伝子の下に、前
記未処理の節点を追加し、節点が存在する線を分割した
形状を有する遺伝子を追加する(ステップ940)。
【0128】かかる一連の処理の結果、2個体の領域分
割形状は、図10の(e)、(f)と示すようになる。
前記追加された2つの遺伝子の形状は、各々、図10の
5角形の形状1030と形状1040となる。
【0129】かかる追加された遺伝子を対象遺伝子とし
て、図3にて説明した、個体の生成処理を行い(ステッ
プ950)、個体の形状に未処理の節点が存在しないの
で、(ステップ930)、新たな2個体の最終的な領域
分割形状は、図10の(g)(h)に示すような形状と
なる。
【0130】次に、図11、図12を参照して、突然変
異手段600が行う、突然変異処理(図1、ステップ6
0)について、詳細に説明する。
【0131】図11は、突然変異処理の処理手順を詳細
に示すフローチャートである。
【0132】まず、ステップ1105において、個体番
号(No)を、「1」に設定する。次に、ステップ11
10において、例えば、0〜1.0の間の値をとる、乱
数Rを発生し、発生したRが、予め設定しておいた突然
変異確率M以下の値であるか否かを判定する(ステップ
1115)。
【0133】発生したRが、予め設定しておいた、突然
変異確立M以下の値であるならば、個体番号(No)の
個体の遺伝子を、ランダムに1つ選択する(ステップ1
120)、そして、該遺伝子の下(木構造を考慮したと
き、該遺伝子の下位に位置することを意味する)に存在
する、遺伝子を全て消去し(ステップ1125)、前記
遺伝子を対象遺伝子として、図3にて説明した、個体の
生成処理を行い(ステップ1130)、該個体に未処理
の節点が存在するか否かを判定し(ステップ113
5)、かかる節点が存在すれば、該節点が線上に存在す
る遺伝子の下に、該線を該節点で分割した形状を有する
遺伝子を生成、追加し(ステップ1140)、追加され
た遺伝子を対象遺伝子として、図3にて説明した、個体
の生成処理を行い(ステップ1145)、ステップ11
35に戻る。
【0134】なお、ステップ1120における、遺伝子
を、ランダムに1つ選択する処理は、例えば、存在する
遺伝子に番号を付加し、該番号を、そのとりうる範囲と
する乱数を発生させ、発生された値に対応する遺伝子
を、選択するようにしておけばよい。
【0135】さて、ステップ1135において、未処理
の節点が存在しなければ、個体番号(No)に、「1」
を加算し(ステップ1150)、個体番号(No)の値
が、集団の個体数Nより大きいか否かを判定し(ステッ
プ1155)、個体番号(No)の値が、N以下である
ならば、ステップ1110に戻る。
【0136】また、前記ステップ1115において、R
がMより大きければ、ステップ1150にブランチす
る。さらに、ステップ1155において、個体番号(N
o)の値が、Nより大きいならば、突然変異処理を終了
する。
【0137】図12は、突然変異処理にて処理された例
を示す図であり、(a)は、突然変異処理を行う前の個
体例を示し、(b)は、(a)の個体に対して突然変異
処理を行った、処理後の分割例を示し、形状1201を
有する遺伝子と、形状1204を有する遺伝子は、同一
である。(c)、(d)は、各々、(a)(b)に対す
る領域分割形状を示している。
【0138】次に、図11、図12を参照して、1つの
個体に対する突然変異処理の処理動作例について説明す
る。
【0139】まず、ステップ1115において、Rの値
が、M以下となり、個体番号(No)の個体が、図12
(a)に示すものであり、ランダムに、形状1201に
対応する遺伝子を選択し(ステップ1120)、木構造
において、選択された前記遺伝子の下位に配置する、形
状1202に対応する遺伝子と、形状1203を対応す
る遺伝子が、消去され(ステップ1125)、形状12
01に対応する遺伝子を対象遺伝子として、図3にて説
明した、個体の生成処理を行うことによって(ステップ
1130)、図12(b)に示す木構造において、形状
1204の下位に存在する形状が生成されることにな
る。
【0140】該個体に、未処理の節点が存在するか否か
を判定し(ステップ1135)、未処理の節点が存在す
るので、該節点が線上に存在する形状1205に対応す
る遺伝子の下位に、該線を前記未処理の節点で分割する
ための形状1206に対応する遺伝子を生成、追加し
(ステップ1140)、追加された遺伝子を対象遺伝子
として、図3にて説明した、個体の生成処理を行い(ス
テップ1145)、形状1206の下位に配置する、新
たな形状が生成され、ステップ1135に戻り、さら
に、該個体に、未処理の節点が存在しないので、ステッ
プ1150にブランチし、1つの個体に対する突然変異
処理が終了する。この結果、図12に示す領域分割形状
(c)が、図12(d)に示すように、分割形状が変異
することになる。
【0141】次に、図13を参照して、領域分割形状評
価値表示処理手段700による領域分割形状評価値表示
処理(図1:ステップ70)について、詳細に説明す
る。
【0142】図13に、領域分割形状評価値表示処理手
順を説明するためのフローチャートを示す。
【0143】まず、分割処理終了後、例えば1つの分割
領域を選択する(ステップ1310)。
【0144】次に、選択した分割領域の評価値を計算す
る(ステップ1320)。ここで評価値の計算方法は、
例えば、領域分割形状評価処理(図1:30)で使用す
る式1を用いて計算される、各領域の内角評価値の計算
と同様の方法でよい。数1によれば、評価値が「0」か
ら「1」まで変化し、数値が大きいほど、4角形に近づ
く。一般に、分割領域パターンは、4角形となることが
好ましいため、解析中心部分を構成する分割領域の評価
値が大きなほど、好ましい分割領域パターンになってい
るといえる。
【0145】次に、ステップ1330において、評価値
に対応して数字情報出力するか、色情報出力するかの判
定を行い、数字情報で出力する場合には、ステップ13
40に進み、一方、色情報で表示する場合には、ステッ
プ1350に進む。
【0146】ここで、数字情報で出力するか、色情報で
出力するかの指定は、予め入力手段100で指定可能に
しておけば良い。
【0147】数字で出力する場合、ステップ1340で
は、各領域の内角評価値に「100」を掛けて、評価値
を「0」から「100」までの数字情報に変換する。そ
して記憶手段950から、各分割領域の対象形状データ
の節点座標を取り出し、節点座標(x,y)のx座標,
y座標の、夫々の総和を、節点数で割った座標、即ち、
重心位置に、「0」から「100」までの数字情報を表
示すればよい。
【0148】一方、色で出力する場合、ステップ135
0では、計算した各領域の内角評価値から、色の3原色
r,g,b(r:赤,g:緑,b:青)への変換を行
な。
【0149】以下に、評価値を、色情報(r,g,b)
に変換する変換例を示す。
【0150】各領域の内角評価値をV(0<V<1)と
し、r、g、bの各成分の最小値を「0」、最大値を
「1」とすると、 (1)Vが0以上0.25未満の時、r=1、g=V/
0.25、b=0、 (2)Vが0.25以上0.5未満の時、r=1−(V
−0.25)/0.25、g=1、b=0、 (3)Vが0.5以上0.75未満の時r=0、g=
1、b=(V−0.5)/0.25、 (4)Vが0.75以上1以下の時、r=0、g=1−
(V−0.75)/0.25、b=1 の変換式で変換できる。これにより、各領域の内角評価
値が「0」から「1」に対して、赤から青までスムーズ
に色変換が行なわれるように、評価値を色情報に変換し
ている。
【0151】次に、ステップ1360で、全ての分割領
域について、ステップ1340またはステップ1350
の処理を行なったか否かを判定し、かかる処理を行なっ
ていない分割領域が存在すれば、ステップ1310に戻
り、一連の処理を繰り返す。
【0152】そして、全ての分割領域に対する処理が完
了したら、領域分割形状評価値表示処理を終了し、出力
処理(図1の80)で、評価値を変換した数字情報や色
情報を、画像データとして出力手段800に出力する。
【0153】図14に、分割領域のパターンと、各分割
領域の評価値を変換した数字情報とを出力した例を示
す。数字情報は、各分割領域の重心位置に表示してあ
る。
【0154】図15に、分割領域のパターンと、分割領
域の評価値を変換した色情報とを出力した例を示す。図
15では、赤、黄、緑、水色、青の5段階の色情報を出
力した例である。一般には、評価値に応じて、赤から青
まで連続して色変化するように、評価値を色情報に変換
して、該色情報を出力すれば良い。
【0155】このように、数字や色情報で評価値が示さ
れると、評価値の大きな好ましい分割が、解析中心で行
なわれているかについて、解析者は、即座に把握するこ
とができる。図14の例では、数字情報の示す値が大き
いほど、また、図15の例では、色情報の示す色が
「赤」から「青」側になるほど、良い分割が行なわれて
いることを示す。
【0156】以上述べてきた実施形態は、2次元の形状
の分割処理を例にとり説明しているが、3次元形状・立
体形状の分割処理においても、2次元での分割線を、3
次元での分割面と対応づけて処理することにより、3次
元の形状の分割処理が実現可能である。
【0157】また、以上説明してきた実施形態では、主
として有限要素法による解析を対象に、本発明にかかる
分割処理を説明してきたが、本発明は、与えられた形状
を分割処理する方法として、各種の応用が考えられる。
例えば、コンピュータグラフィクスにおける、モデリン
グ処理等へも応用可能である、汎用性の高い発明であ
る。
【0158】また、以上の実施形態では、逐次型処理と
して説明しているが、例えば、実施形態中の各個体を並
列計算機の各CPUに割り当て、並列処理として、高速
に処理を行なうことも好ましい。
【0159】以上のように、本発明によれば、解析者が
有する経験的知識を活用しながら、簡単な構成で、メッ
シュ生成処理を自動的に行うとともに、領域分割パター
ンの良し悪しを、数字や色情報等によって、即座に把握
することが可能な手段を提供することが可能となる。
【0160】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、適
応可能な解析対象の有する形状に制限がなく、所望の粗
さでメッシュを自動生成することを可能とするととも
に、さらに、領域分割パターンの良し悪しを、数字や色
情報等によって、即座に把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図2】初期集団の生成処理手順を示すフローチャート
である。
【図3】個体の生成処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】遺伝子のデータ構造を示す説明図である。
【図5】染色体の構造例の説明図である。
【図6】領域分割方法の例を示す説明図である。
【図7】領域分割例の説明図である。
【図8】選択及び交差手段による処理手順を示すフロー
チャートである。
【図9】2個体の交叉処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図10】交叉処理例の説明図である。
【図11】突然変異手段による処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図12】突然変異の例の説明図である。
【図13】領域分割形状評価値表示処理を示すフローチ
ャートである。
【図14】領域分割形状と各領域分割形状の評価値を数
字で出力した例を示す説明図である。
【図15】領域分割形状と各領域分割形状の評価値を色
で出力した例を示す説明図である。
【図16】本発明にかかる装置の構成図である。
【符号の説明】
100…入力手段、200…初期集団生成手段、300
…領域分割形状評価手段、400…終了判定手段、41
0…対象形状デ−タ、500…選択および交叉手段、6
00…突然変異手段、700…領域分割形状評価値表示
処理手段、800…メッシュ出力手段、900…起動制
御手段、950…記憶手段、2000…処理手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物の形状を入力し、予め用意している
    複数個の、対象物の形状を分割するための分割規則に番
    号を付加しておき、前記番号の値をそのとりうる範囲と
    する乱数を複数個生成し、生成された乱数に対応して選
    択された分割規則にしたがって、前記対象物の形状を分
    割した、N個(Nは、自然数)の対象分割形状を生成
    し、各対象分割形状に対して、予め定めた評価規則にし
    たがって評価値を求め、該評価値のうち少なくとも1つ
    が、予め定めた分割終了判定基準を満足していれば、当
    該対象分割形状を、対象物の形状を分割した最適領域分
    割形状とし、すべての評価値が、予め定めた分割終了判
    定基準を満足していない場合には、 前記N個の対象分割形状を、任意に2個選択する選択処
    理を行い、選択された2個の対象分割形状において、対
    象物の形状を保存できる状態で交換可能な、分割された
    形状が存在する場合、当該形状同士を交換して、新たな
    対象分割形状を生成する交叉処理を、N個の対象分割形
    状が生成されるまで行い、該N個の対象分割形状の各々
    に対して、新たに乱数生成を行い生成された乱数が、予
    め定められた突然変異確率を満足する場合にのみ、前記
    交叉処理によって生成されたN個の対象分割形状のう
    ち、任意に1つを選択し、選択された対象分割形状を構
    成する少なくとも1つ以上の領域であって分割可能な領
    域に対し、予め用意している複数個の、領域を分割する
    ための分割規則のうちの任意の1個にしたがって、前記
    領域を分割する突然変異処理を行い、前記選択処理、交
    叉処理および突然変異処理を、ある対象分割形状に対す
    る前記評価値が、前記分割終了判定基準を満足するまで
    行い、さらに、 各分割領域を表示するとともに、 各分割領域毎に、各分割領域に対する評価値に応じた、
    数字情報または色情報を、表示することを特徴とする対
    象物の形状分割方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、評価値に応じた色情報
    は、 評価値に応じて、赤色から青色まで、連続して色変化す
    る情報である、ことを特徴とする対象物の形状分割方
    法。
  3. 【請求項3】対象物の形状を入力する入力手段と、対象
    物の形状を少なくとも表示する表示手段と、予め用意し
    ている複数個の、対象物の形状を分割するための分割規
    則に番号を付加して記憶する第1の記憶手段と、前記番
    号の値をそのとりうる範囲とする乱数を複数個生成し、
    生成された乱数に対応して選択された分割規則にしたが
    って、前記対象物の形状を分割した、N個(Nは、自然
    数)の対象分割形状を生成する領域分割手段と、各対象
    分割形状に対して、予め定めた評価規則にしたがって評
    価値を求める評価手段と、求められた評価値のうち少な
    くとも1つが、予め定めた分割終了判定基準を満足して
    いれば、当該対象分割形状を、対象物の形状を分割した
    最適領域分割形状とする終了判定手段と、すべての評価
    値が、予め定めた分割終了判定基準を満足していない場
    合、前記N個の対象分割形状を、任意に2個選択する選
    択処理手段と、対象物の形状を保存できる状態で交換可
    能な、分割された形状が存在する場合、当該形状同士を
    交換して、新たな対象分割形状を生成する交叉処理を、
    N個の対象分割形状が生成されるまで行う交叉処理手段
    と、予め用意している複数個の、領域を分割するための
    分割規則を記憶する第2の記憶手段と、新たに乱数生成
    を行い生成された乱数が、予め定められた突然変異確率
    を満足する場合にのみ、前記交叉処理によって生成され
    たN個の対象分割形状のうち、任意に1つを選択し、選
    択された対象分割形状を構成する、少なくとも1つ以上
    の領域であって分割可能な領域に対し、前記第2の記憶
    手段に記憶される分割規則のうちの任意に選択した1個
    の分割規則にしたがって、前記領域を分割する突然変異
    処理を行う突然変異処理手段と、前記選択処理手段、交
    叉処理手段および突然変異処理手段を、ある対象分割形
    状に対する前記評価値が、前記終了判定基準を満足する
    まで起動する起動制御手段と、前記表示手段に、各分割
    領域を表示し、さらに、各分割領域毎に、各分割領域に
    対する評価値に応じた、数字情報または色情報を表示処
    理する表示処理手段とを有して構成される、対象物の形
    状分割システム。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記表示処理手段が表
    示処理する、評価値に応じた色情報は、評価値に応じ
    て、赤色から青色まで、連続して色変化する情報であ
    る、ことを特徴とする対象物の形状分割システム。
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