JPH09154888A - 吊り上げ式担架 - Google Patents
吊り上げ式担架Info
- Publication number
- JPH09154888A JPH09154888A JP7345341A JP34534195A JPH09154888A JP H09154888 A JPH09154888 A JP H09154888A JP 7345341 A JP7345341 A JP 7345341A JP 34534195 A JP34534195 A JP 34534195A JP H09154888 A JPH09154888 A JP H09154888A
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- JP
- Japan
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- seat
- cover
- belt
- foot
- stretcher
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 負傷者等を吊り上げて運ぶ必要がある場合
に、負傷者等を立てた状態で吊り上げて狭い通路でも吊
り上げ可能で、しかも安全に吊り上げることができ、更
に吊り上げ後、横にして運ぶ場合には通常の担架と同様
に運ぶことのできる吊り上げ式担架を提供する。 【解決手段】 負傷者等が横たわるシート2を設け、該
シート2に頭部カバー4と足部カバー5を設け、上記シ
ート2に負傷者等の身体を該シート2上に固定する異な
る色が施されて識別される複数のベルト6及びベルト止
具7をそれぞれ設ける共に対応するベルト6とベルト止
具7に同一色を施し、上記シート2の側部に負傷者等を
覆うシートカバー8を設け、上記シート2の左右両側に
担架用の2本の担棒9aがそれぞれ挿通される担棒挿通
孔部9を複数設けた。
に、負傷者等を立てた状態で吊り上げて狭い通路でも吊
り上げ可能で、しかも安全に吊り上げることができ、更
に吊り上げ後、横にして運ぶ場合には通常の担架と同様
に運ぶことのできる吊り上げ式担架を提供する。 【解決手段】 負傷者等が横たわるシート2を設け、該
シート2に頭部カバー4と足部カバー5を設け、上記シ
ート2に負傷者等の身体を該シート2上に固定する異な
る色が施されて識別される複数のベルト6及びベルト止
具7をそれぞれ設ける共に対応するベルト6とベルト止
具7に同一色を施し、上記シート2の側部に負傷者等を
覆うシートカバー8を設け、上記シート2の左右両側に
担架用の2本の担棒9aがそれぞれ挿通される担棒挿通
孔部9を複数設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、病人や怪我人な
どの負傷者等を運ぶ担架に係り、特に、負傷者等を吊り
上げて運ぶ必要がある場合に使用される吊り上げ式担架
に関するものである。
どの負傷者等を運ぶ担架に係り、特に、負傷者等を吊り
上げて運ぶ必要がある場合に使用される吊り上げ式担架
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、病人や怪我人などの負傷者等を運
ぶ担架は、一般に、2本の平行な担棒の間に負傷者等が
横たわるシートが取り付けられた構造からなっており、
負傷者等はシート上に仰向けに寝て水平な状態で運ばれ
るようになっている。
ぶ担架は、一般に、2本の平行な担棒の間に負傷者等が
横たわるシートが取り付けられた構造からなっており、
負傷者等はシート上に仰向けに寝て水平な状態で運ばれ
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、事故現
場が穴の底や船底などの場合、或いは上空のヘリコプタ
ー等に乗せる場合には、負傷者等を吊り上げて運ぶ必要
があり、従来の担架ではこれを吊り上げる場合、負傷者
等が横たわった担架を水平状態にして吊り上げなければ
ならず、周囲に障害物があって吊り上げる通路が狭いと
きには水平状態で吊り上げることができず、又水平状態
で吊り上げるときバランスが悪いと吊り上げロープが捻
じれて負傷者等が横たわった担架が旋回するなどして安
全に吊り上げることができない等の課題があった。
場が穴の底や船底などの場合、或いは上空のヘリコプタ
ー等に乗せる場合には、負傷者等を吊り上げて運ぶ必要
があり、従来の担架ではこれを吊り上げる場合、負傷者
等が横たわった担架を水平状態にして吊り上げなければ
ならず、周囲に障害物があって吊り上げる通路が狭いと
きには水平状態で吊り上げることができず、又水平状態
で吊り上げるときバランスが悪いと吊り上げロープが捻
じれて負傷者等が横たわった担架が旋回するなどして安
全に吊り上げることができない等の課題があった。
【0004】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、負傷者等を吊り上げて運ぶ必要がある
場合に、負傷者等を立てた状態で吊り上げて狭い通路で
も吊り上げ可能で、しかも安全に吊り上げることがで
き、更に吊り上げ後、横にして運ぶ場合には通常の担架
と同様に運ぶことのできる吊り上げ式担架を提供するこ
とにある。
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、負傷者等を吊り上げて運ぶ必要がある
場合に、負傷者等を立てた状態で吊り上げて狭い通路で
も吊り上げ可能で、しかも安全に吊り上げることがで
き、更に吊り上げ後、横にして運ぶ場合には通常の担架
と同様に運ぶことのできる吊り上げ式担架を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明は、負傷者等が横たわるシートを設け、
該シートの頭部側に該シートを吊り上げるシート吊部と
負傷者等の頭部を覆う頭部カバーとを設け、上記シート
の足部側に負傷者等の足裏を支える足部カバーを設け、
上記シートに負傷者等の身体を該シート上に固定する異
なる色が施されて識別される複数のベルト及びベルト止
具をそれぞれ設ける共に対応するベルトとベルト止具に
同一色を施し、上記シートの側部に負傷者等を覆うシー
トカバーを設け、上記シートの左右両側に担架用の2本
の担棒がそれぞれ挿通される担棒挿通孔部を複数設けた
手段よりなるものである。
めに、この発明は、負傷者等が横たわるシートを設け、
該シートの頭部側に該シートを吊り上げるシート吊部と
負傷者等の頭部を覆う頭部カバーとを設け、上記シート
の足部側に負傷者等の足裏を支える足部カバーを設け、
上記シートに負傷者等の身体を該シート上に固定する異
なる色が施されて識別される複数のベルト及びベルト止
具をそれぞれ設ける共に対応するベルトとベルト止具に
同一色を施し、上記シートの側部に負傷者等を覆うシー
トカバーを設け、上記シートの左右両側に担架用の2本
の担棒がそれぞれ挿通される担棒挿通孔部を複数設けた
手段よりなるものである。
【0006】ここで、好ましい態様として、シートカバ
ーは、シートの側部に着脱自在に設けられていてもよ
く、また、シートカバーは、その端部の角部がカットさ
れていてもよく、更に、ベルト及びベルト止具に施され
ている色には、螢光塗料が使用されていてもよい。
ーは、シートの側部に着脱自在に設けられていてもよ
く、また、シートカバーは、その端部の角部がカットさ
れていてもよく、更に、ベルト及びベルト止具に施され
ている色には、螢光塗料が使用されていてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1は吊り上げ式担架の平面図、図2は吊り上げ
式担架の背面図、図3は吊り上げ式担架の頭部カバーの
斜視図、図4は吊り上げ式担架の足部カバーの斜視図、
図5及び図6は使用説明図である。
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1は吊り上げ式担架の平面図、図2は吊り上げ
式担架の背面図、図3は吊り上げ式担架の頭部カバーの
斜視図、図4は吊り上げ式担架の足部カバーの斜視図、
図5及び図6は使用説明図である。
【0008】図において、吊り上げ式担架1は、負傷者
等を吊り上げて運ぶ必要がある場合に、負傷者等を立て
た状態で吊り上げて狭い通路でも吊り上げ可能で、しか
も安全に吊り上げることができ、更に吊り上げ後、横に
して運ぶ場合には通常の担架と同様に運ぶことのできる
特徴を備えている。この吊り上げ式担架1は、シート
2、シート吊部3、頭部カバー4、足部カバー5、ベル
ト6、ベルト止具7、シートカバー8、担棒挿通孔部9
などから構成されている。
等を吊り上げて運ぶ必要がある場合に、負傷者等を立て
た状態で吊り上げて狭い通路でも吊り上げ可能で、しか
も安全に吊り上げることができ、更に吊り上げ後、横に
して運ぶ場合には通常の担架と同様に運ぶことのできる
特徴を備えている。この吊り上げ式担架1は、シート
2、シート吊部3、頭部カバー4、足部カバー5、ベル
ト6、ベルト止具7、シートカバー8、担棒挿通孔部9
などから構成されている。
【0009】シート2は、帆布又はキャンパスとも呼ば
れ、負傷者等がその上に横たわる部分で、負傷者等の伸
長より少し長く又は肩幅程の幅を有する長方形の形状か
らなり、その表面素材は血が付着しても簡単に洗って落
とせるように樹脂加工したものが使用されている。
れ、負傷者等がその上に横たわる部分で、負傷者等の伸
長より少し長く又は肩幅程の幅を有する長方形の形状か
らなり、その表面素材は血が付着しても簡単に洗って落
とせるように樹脂加工したものが使用されている。
【0010】また、このシート2の内部には例えばフェ
ルト又はスポンジなどの緩衝機能を有する素材が充填さ
れていて、シート2上に横たわる負傷者等を吊り上げる
場合及び横にして運ぶ場合に柔らかく保護できるように
図られていて、運んでいる最中に負傷者等に作用する衝
撃等などを吸収して和らげることができるようになって
いる。
ルト又はスポンジなどの緩衝機能を有する素材が充填さ
れていて、シート2上に横たわる負傷者等を吊り上げる
場合及び横にして運ぶ場合に柔らかく保護できるように
図られていて、運んでいる最中に負傷者等に作用する衝
撃等などを吸収して和らげることができるようになって
いる。
【0011】負傷者等を包んだシート2全体を吊り上げ
るシート吊部3が、シート2の頭部側2aの端部に設け
られている。シート吊部3は、この発明の実施の形態で
は、シート2の頭部側2aの端部の中央の左右に吊り上
げ用のロープを挿通する吊孔3a,3a、この吊孔3
a,3aに挿通して三角形状にした吊りロープ3bから
構成されている。このシート吊部3の吊りロープ3bに
図示しない吊り上げ用ロープの下端側のフックを引っ掛
けて取付けるようになっている。
るシート吊部3が、シート2の頭部側2aの端部に設け
られている。シート吊部3は、この発明の実施の形態で
は、シート2の頭部側2aの端部の中央の左右に吊り上
げ用のロープを挿通する吊孔3a,3a、この吊孔3
a,3aに挿通して三角形状にした吊りロープ3bから
構成されている。このシート吊部3の吊りロープ3bに
図示しない吊り上げ用ロープの下端側のフックを引っ掛
けて取付けるようになっている。
【0012】頭部カバー4は、シート2上に横たわった
負傷者等の頭部を覆って保護し、又目隠しすることで吊
り上げ中の恐怖感をなくさせるカバーで、シート2の頭
部側2a端部のシート吊部3の近くつまり吊り上げ時に
シート吊部3の真下側部分に設けられている。頭部カバ
ー4は頭部の天辺側と左右両側面及び顔面つまり首側を
除く部分を覆うような例えば袋状に形成されている。袋
状の頭部カバー4はその幅が頭部の天辺側が広く首側に
向かって除々に狭くなるように形成されている。この頭
部カバー4は布状のものから形成されている。
負傷者等の頭部を覆って保護し、又目隠しすることで吊
り上げ中の恐怖感をなくさせるカバーで、シート2の頭
部側2a端部のシート吊部3の近くつまり吊り上げ時に
シート吊部3の真下側部分に設けられている。頭部カバ
ー4は頭部の天辺側と左右両側面及び顔面つまり首側を
除く部分を覆うような例えば袋状に形成されている。袋
状の頭部カバー4はその幅が頭部の天辺側が広く首側に
向かって除々に狭くなるように形成されている。この頭
部カバー4は布状のものから形成されている。
【0013】布状で袋状からなる頭部カバー4は、頭部
の天辺側を覆う頂頭カバー4aと、頭部の左側面から顔
面部分を覆う左側頭カバー4bと、頭部の右側面から顔
面部分を覆う右側頭カバー4cとからなり、左右の左側
頭カバー4bと右側頭カバー4cはその顔面を覆う部分
が一部重複した状態からなっている。また頂頭カバー4
aと左右の左側頭カバー4b及び右側頭カバー4cはそ
れぞれ接する部分が逢着などによって連結されている。
の天辺側を覆う頂頭カバー4aと、頭部の左側面から顔
面部分を覆う左側頭カバー4bと、頭部の右側面から顔
面部分を覆う右側頭カバー4cとからなり、左右の左側
頭カバー4bと右側頭カバー4cはその顔面を覆う部分
が一部重複した状態からなっている。また頂頭カバー4
aと左右の左側頭カバー4b及び右側頭カバー4cはそ
れぞれ接する部分が逢着などによって連結されている。
【0014】左右の左側頭カバー4b及び右側頭カバー
4cは頂頭カバー4aと接する部分は連結されている
が、それ以外の部分は連結されていなく、左右の左側頭
カバー4b及び右側頭カバー4cの顔面を覆おう部分は
顔面の上側を除き左右に開けることができるようになっ
ていて、頭部カバー4への負傷者等の頭部の出し入れが
容易になっている。
4cは頂頭カバー4aと接する部分は連結されている
が、それ以外の部分は連結されていなく、左右の左側頭
カバー4b及び右側頭カバー4cの顔面を覆おう部分は
顔面の上側を除き左右に開けることができるようになっ
ていて、頭部カバー4への負傷者等の頭部の出し入れが
容易になっている。
【0015】また、頭部カバー4への負傷者等の頭部の
出し入れが容易になるように、左右の左側頭カバー4b
及び右側頭カバー4cのシート2との装着側にはファス
ナー4dがそれぞれ形成されていて、このファスナ4d
を開けることによって左側頭カバー4b及び右側頭カバ
ー4cは開くようになっている。更に、この左右の左側
頭カバー4b及び右側頭カバー4cの顔面を覆う部分に
は呼吸用の複数の空気孔4eが形成されている。
出し入れが容易になるように、左右の左側頭カバー4b
及び右側頭カバー4cのシート2との装着側にはファス
ナー4dがそれぞれ形成されていて、このファスナ4d
を開けることによって左側頭カバー4b及び右側頭カバ
ー4cは開くようになっている。更に、この左右の左側
頭カバー4b及び右側頭カバー4cの顔面を覆う部分に
は呼吸用の複数の空気孔4eが形成されている。
【0016】足部カバー5は、シート2上に横たわった
負傷者等の足裏を支えて吊り上げ中に体全体が下側にず
れるのを防ぎ、又足部分を保護する袋状のもので、シー
ト2の頭部側2aと反対側となる足部側2bつまり吊り
上げ時に下側となる部分に設けられている。この足部カ
バー5は布状のものから形成されている。
負傷者等の足裏を支えて吊り上げ中に体全体が下側にず
れるのを防ぎ、又足部分を保護する袋状のもので、シー
ト2の頭部側2aと反対側となる足部側2bつまり吊り
上げ時に下側となる部分に設けられている。この足部カ
バー5は布状のものから形成されている。
【0017】布状の足部カバー5は、吊り上げ時に足裏
が載ってこれを支え足部の底辺側を覆う足底カバー5a
と、足部の左側面から足部分を覆う左側足カバー5b
と、足部の右側面から足部分を覆う右側足カバー5cと
からなり、左右の左側足カバー5bと右側足カバー5c
はその中央部分が一部重複した状態からなっている。ま
た足底カバー5aと左右の左側足カバー5b及び右側足
カバー5cはそれぞれ接する部分が逢着などによって連
結されている。
が載ってこれを支え足部の底辺側を覆う足底カバー5a
と、足部の左側面から足部分を覆う左側足カバー5b
と、足部の右側面から足部分を覆う右側足カバー5cと
からなり、左右の左側足カバー5bと右側足カバー5c
はその中央部分が一部重複した状態からなっている。ま
た足底カバー5aと左右の左側足カバー5b及び右側足
カバー5cはそれぞれ接する部分が逢着などによって連
結されている。
【0018】足部カバー5の左右の左側足カバー5b及
び右側足カバー5cは足底カバー5aと接する部分は連
結されているが、それ以外の部分は連結されていなく、
左右の左側足カバー5b及び右側足カバー5cの足部を
覆おう中央部分は左右に開けることができるようになっ
ていて、足部カバー5への負傷者等の足部の出し入れが
容易になっている。
び右側足カバー5cは足底カバー5aと接する部分は連
結されているが、それ以外の部分は連結されていなく、
左右の左側足カバー5b及び右側足カバー5cの足部を
覆おう中央部分は左右に開けることができるようになっ
ていて、足部カバー5への負傷者等の足部の出し入れが
容易になっている。
【0019】また、足部カバー5の足出し入れ側近くに
は足出し入れ側を紐5dで縛ることができるように、紐
5dを通すための複数の紐孔5eが形成されている。紐
孔5eの一部は足部カバー5の左右両側のシート2の足
部側2bにも各々形成されている。
は足出し入れ側を紐5dで縛ることができるように、紐
5dを通すための複数の紐孔5eが形成されている。紐
孔5eの一部は足部カバー5の左右両側のシート2の足
部側2bにも各々形成されている。
【0020】上記シート2には、負傷者等の身体を該シ
ート2上に固定する異なる色が施されて識別される複数
のベルト6及びベルト止具7がそれぞれ設けられてい
る。ベルト6及びベルト止具7に施されている色には、
例えば螢光塗料を使用することもある。螢光塗料を使用
した場合には暗い所でも見えることになり、暗い所でも
ベルト6の止着操作を間違いなく行うことができる。
ート2上に固定する異なる色が施されて識別される複数
のベルト6及びベルト止具7がそれぞれ設けられてい
る。ベルト6及びベルト止具7に施されている色には、
例えば螢光塗料を使用することもある。螢光塗料を使用
した場合には暗い所でも見えることになり、暗い所でも
ベルト6の止着操作を間違いなく行うことができる。
【0021】吊り上げ時に上部側となる頭部側2a寄り
の身体中央部側2cのシート2の左右側には、負傷者等
の両肩をシート2に固定する右肩ベルト6a及び左肩ベ
ルト6bが斜め上向きにシート2の左右外側方に向けて
取付けられている。これらの右肩ベルト6aと左肩ベル
ト6bにはそれぞれ異なる色が施されて識別されてい
る。
の身体中央部側2cのシート2の左右側には、負傷者等
の両肩をシート2に固定する右肩ベルト6a及び左肩ベ
ルト6bが斜め上向きにシート2の左右外側方に向けて
取付けられている。これらの右肩ベルト6aと左肩ベル
ト6bにはそれぞれ異なる色が施されて識別されてい
る。
【0022】この右肩ベルト6aと左肩ベルト6bをそ
れぞれを止着する右肩ベルト止具7aと左肩ベルト止具
7bが頭部側2aのシート2の頭部カバー4の左右両側
に設けられている。右肩ベルト止具7aは右肩ベルト6
aと同じ色が施され、同様に左肩ベルト止具7bは左肩
ベルト6bと同じ色が施されていて、ベルト6をベルト
止具7に止着する際に、間違わないようにしている。
れぞれを止着する右肩ベルト止具7aと左肩ベルト止具
7bが頭部側2aのシート2の頭部カバー4の左右両側
に設けられている。右肩ベルト止具7aは右肩ベルト6
aと同じ色が施され、同様に左肩ベルト止具7bは左肩
ベルト6bと同じ色が施されていて、ベルト6をベルト
止具7に止着する際に、間違わないようにしている。
【0023】身体中央部側2cの中央のシート2の左側
には、負傷者等の腹部をシート2に固定する腰ベルト6
cがシート2の左外側方に向けて取付けられている。ま
た、身体中央部側2cの中央のシート2の右側には、腰
ベルト6cを止着する腰ベルト止具7cが取付けられて
いる。この腰ベルト6cと腰ベルト止具7cには同じ色
が施されていて、ベルト6をベルト止具7に止着する際
に、間違わないようにしている。
には、負傷者等の腹部をシート2に固定する腰ベルト6
cがシート2の左外側方に向けて取付けられている。ま
た、身体中央部側2cの中央のシート2の右側には、腰
ベルト6cを止着する腰ベルト止具7cが取付けられて
いる。この腰ベルト6cと腰ベルト止具7cには同じ色
が施されていて、ベルト6をベルト止具7に止着する際
に、間違わないようにしている。
【0024】身体中央部側2cの中央より足部側2b寄
りのシート2の左右側には、負傷者等の両股をシート2
に固定する右股ベルト6d及び左股ベルト6eが斜め下
向きにシート2の左右内側に向けて取付けられている。
これらの右股ベルト6dと左股ベルト6eにはそれぞれ
異なる色が施されて識別されている。
りのシート2の左右側には、負傷者等の両股をシート2
に固定する右股ベルト6d及び左股ベルト6eが斜め下
向きにシート2の左右内側に向けて取付けられている。
これらの右股ベルト6dと左股ベルト6eにはそれぞれ
異なる色が施されて識別されている。
【0025】この右股ベルト6dと左股ベルト6eをそ
れぞれを止着する右股ベルト止具7dと左股ベルト止具
7eが身体中央部側2cの中央の当該左股ベルト6e及
び右股ベルト6dより僅かに頭部側2a寄りの左右両側
に設けられている。右股ベルト止具7dは右股ベルト6
dと同じ色が施され、同様に左股ベルト止具7eは左股
ベルト6eと同じ色が施されていて、ベルト6をベルト
止具7に止着する際に、間違わないようにしている。
れぞれを止着する右股ベルト止具7dと左股ベルト止具
7eが身体中央部側2cの中央の当該左股ベルト6e及
び右股ベルト6dより僅かに頭部側2a寄りの左右両側
に設けられている。右股ベルト止具7dは右股ベルト6
dと同じ色が施され、同様に左股ベルト止具7eは左股
ベルト6eと同じ色が施されていて、ベルト6をベルト
止具7に止着する際に、間違わないようにしている。
【0026】足部側2bのシート2の足部カバー5寄り
で吊り上げ時に足部カバー5の真上側となる部分の左側
には、負傷者等の両脚部をシート2に固定する脚部ベル
ト6fがシート2の左外側方に向けて取付けられてい
る。また、脚部ベルト6fの右側のシート2には、脚部
ベルト6fを止着する脚部ベルト止具7fが取付けられ
ている。この脚部ベルト6fと脚部ベルト止具7fには
同じ色が施されていて、ベルト6をベルト止具7に止着
する際に、間違わないようにしている。
で吊り上げ時に足部カバー5の真上側となる部分の左側
には、負傷者等の両脚部をシート2に固定する脚部ベル
ト6fがシート2の左外側方に向けて取付けられてい
る。また、脚部ベルト6fの右側のシート2には、脚部
ベルト6fを止着する脚部ベルト止具7fが取付けられ
ている。この脚部ベルト6fと脚部ベルト止具7fには
同じ色が施されていて、ベルト6をベルト止具7に止着
する際に、間違わないようにしている。
【0027】事故現場などにおいては、混乱していてベ
ルト6をベルト止具7に止着する場合に間違いが起こり
易く、しかも、この吊り上げ式担架1は吊り上げるた
め、ベルト6が正しいベルト止具7に止着されていない
場合には吊り上げ中に負傷者等がこの吊り上げ式担架1
からずれたり最悪の場合には落下したりして危険である
が、上述したように、対応するベルト6とベルト止具7
に同一色が施されて識別されているので、混乱していて
も各ベルト6を正しいベルト止具7に止着でき、各ベル
ト6を正しいベルト止具7に止着しないことにより生じ
る上記のようなトラブルを未然に防ぐことができる。
ルト6をベルト止具7に止着する場合に間違いが起こり
易く、しかも、この吊り上げ式担架1は吊り上げるた
め、ベルト6が正しいベルト止具7に止着されていない
場合には吊り上げ中に負傷者等がこの吊り上げ式担架1
からずれたり最悪の場合には落下したりして危険である
が、上述したように、対応するベルト6とベルト止具7
に同一色が施されて識別されているので、混乱していて
も各ベルト6を正しいベルト止具7に止着でき、各ベル
ト6を正しいベルト止具7に止着しないことにより生じ
る上記のようなトラブルを未然に防ぐことができる。
【0028】シートカバー8はシート2に固定された負
傷者等の頭部及び足部を除く身体中央部分を覆うカバー
で、上記シート2の頭部側2a及び足部側2bを身体中
央部側2cの側部に設けられている。なお、必要に応じ
て、シートカバー8は頭部側2aや足部側2bも覆うよ
うにしてもよい。この実施の形態では、シートカバー8
は身体中央部側2cの左右両側部に設けられている。ま
た、シートカバー8は例えばファスナー8aによって身
体中央部側2cの側部に着脱自在になっている。なお、
身体中央部側2cの側面にシートカバー8を一体的に設
けてもよい。
傷者等の頭部及び足部を除く身体中央部分を覆うカバー
で、上記シート2の頭部側2a及び足部側2bを身体中
央部側2cの側部に設けられている。なお、必要に応じ
て、シートカバー8は頭部側2aや足部側2bも覆うよ
うにしてもよい。この実施の形態では、シートカバー8
は身体中央部側2cの左右両側部に設けられている。ま
た、シートカバー8は例えばファスナー8aによって身
体中央部側2cの側部に着脱自在になっている。なお、
身体中央部側2cの側面にシートカバー8を一体的に設
けてもよい。
【0029】シートカバー8の頭部側2a寄りの端部、
つまり吊り上げ時に上端側となるシートカバー8の端部
の角部8bは三角形状にカットされており、吊り上げ中
にシートカバー8の上端部が折れ曲がって、吊り上げ中
に途中の障害物に引っ掛かるのが防がれている。
つまり吊り上げ時に上端側となるシートカバー8の端部
の角部8bは三角形状にカットされており、吊り上げ中
にシートカバー8の上端部が折れ曲がって、吊り上げ中
に途中の障害物に引っ掛かるのが防がれている。
【0030】左右のシートカバー8には、負傷者等の身
体中央部分を覆った際に、止着されるようにそれぞれ雌
雄関係の面ファスナー8c,8cがそれぞれ設けられて
いる。雌雄関係の各面ファスナー8c,8cはシートカ
バー8の長さ方向つまり負傷者等の身長方向に設けられ
ている。
体中央部分を覆った際に、止着されるようにそれぞれ雌
雄関係の面ファスナー8c,8cがそれぞれ設けられて
いる。雌雄関係の各面ファスナー8c,8cはシートカ
バー8の長さ方向つまり負傷者等の身長方向に設けられ
ている。
【0031】上記シート2の左右両側には、横にして運
ぶ場合の担架用の2本の担棒9aがそれぞれ挿通される
担棒挿通孔部9が複数設けられている。担棒挿通孔部9
はこの実施の形態では帯状の布を折り曲げて挿通孔が形
成されていて、担棒挿通孔部9は帯布が左右一対の状態
でシート2の裏面側に左右両側に逢着されて取付けられ
ている。担棒挿通孔部9は、頭部側2a、身体中央部側
2c及び足部側2bのシート2の左右両側にそれぞれ設
けられている。
ぶ場合の担架用の2本の担棒9aがそれぞれ挿通される
担棒挿通孔部9が複数設けられている。担棒挿通孔部9
はこの実施の形態では帯状の布を折り曲げて挿通孔が形
成されていて、担棒挿通孔部9は帯布が左右一対の状態
でシート2の裏面側に左右両側に逢着されて取付けられ
ている。担棒挿通孔部9は、頭部側2a、身体中央部側
2c及び足部側2bのシート2の左右両側にそれぞれ設
けられている。
【0032】シート2の足部側2bの端部には、吊り上
げ式担架1を吊り上げた時に下側が振れるのを防ぐため
に、吊り上げ式担架1のシート2の下側端部をロープ等
で引張ることができるように、振れ防止用のロープ挿通
用の孔10が横方向に離間して複数形成されている。
げ式担架1を吊り上げた時に下側が振れるのを防ぐため
に、吊り上げ式担架1のシート2の下側端部をロープ等
で引張ることができるように、振れ防止用のロープ挿通
用の孔10が横方向に離間して複数形成されている。
【0033】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く吊り上げ式担架の使用方法について以下説明する。吊
り上げ式担架1のシート2上に負傷者等に横たえる。こ
の場合、負傷者等の頭部をシート2の頭部側2aに向
け、又足部を足部側2bに向けて負傷者等を横たえ、各
ベルト6を対応する各ベルト止具7に止着して、負傷者
等をシート2上に固定し、負傷者等の頭部は頭部カバー
4で覆い、又負傷者等の足部は足部カバー5の中に入れ
る。
く吊り上げ式担架の使用方法について以下説明する。吊
り上げ式担架1のシート2上に負傷者等に横たえる。こ
の場合、負傷者等の頭部をシート2の頭部側2aに向
け、又足部を足部側2bに向けて負傷者等を横たえ、各
ベルト6を対応する各ベルト止具7に止着して、負傷者
等をシート2上に固定し、負傷者等の頭部は頭部カバー
4で覆い、又負傷者等の足部は足部カバー5の中に入れ
る。
【0034】負傷者等の頭部をシート2の頭部側2aの
頭部カバー4に入れて頭部を保護する場合には、頭部カ
バー4の左右の左側頭カバー4b及び右側頭カバー4c
の各ファスナー4dを開けて、負傷者等の頭部をその中
に入れ、顔面の表面側を左右の左側頭カバー4b及び右
側頭カバー4cで覆い、各ファスナー4dを閉じる。こ
れにより、負傷者等の頭部は頭部カバー4で保護され
る。
頭部カバー4に入れて頭部を保護する場合には、頭部カ
バー4の左右の左側頭カバー4b及び右側頭カバー4c
の各ファスナー4dを開けて、負傷者等の頭部をその中
に入れ、顔面の表面側を左右の左側頭カバー4b及び右
側頭カバー4cで覆い、各ファスナー4dを閉じる。こ
れにより、負傷者等の頭部は頭部カバー4で保護され
る。
【0035】負傷者等は頭部カバー4によって顔面が覆
われて目隠しされた状態になるので、高い所に吊り上げ
る場合に、負傷者等の恐怖心を無くすことができる。ま
た、頭部カバー4によって顔面が覆われて顔面を隠すこ
とができるので、死亡した場合には、死体袋としても使
用可能となる。
われて目隠しされた状態になるので、高い所に吊り上げ
る場合に、負傷者等の恐怖心を無くすことができる。ま
た、頭部カバー4によって顔面が覆われて顔面を隠すこ
とができるので、死亡した場合には、死体袋としても使
用可能となる。
【0036】負傷者等の足部をシート2の足部側2bの
足部カバー5に入れて足部を保護する場合には、足部カ
バー5の左右の左側足カバー5b及び右側足カバー5c
を中央から左右に開けて、負傷者等の足部をその中に入
れ、左右の左側足カバー5b及び右側足カバー5cを閉
じ、紐孔5eに通した左右の紐5dを締める。これによ
り、負傷者等の足部は足部カバー5で保護されると共に
吊り上げ時には支持される。
足部カバー5に入れて足部を保護する場合には、足部カ
バー5の左右の左側足カバー5b及び右側足カバー5c
を中央から左右に開けて、負傷者等の足部をその中に入
れ、左右の左側足カバー5b及び右側足カバー5cを閉
じ、紐孔5eに通した左右の紐5dを締める。これによ
り、負傷者等の足部は足部カバー5で保護されると共に
吊り上げ時には支持される。
【0037】即ち、吊り上げ時には、吊り上げ式担架1
は垂直状態になり、吊り上げ式担架1に固定された負傷
者等も立った状態になり、負傷者等は下側にずれようと
するが、負傷者等の足裏が足部カバー5の足底カバー5
aで支えられるため、負傷者等の体全体が下側にずれる
のが防がれる。
は垂直状態になり、吊り上げ式担架1に固定された負傷
者等も立った状態になり、負傷者等は下側にずれようと
するが、負傷者等の足裏が足部カバー5の足底カバー5
aで支えられるため、負傷者等の体全体が下側にずれる
のが防がれる。
【0038】また、負傷者等をシート2上にベルト6で
固定する場合には、各各ベルト6を対応する各ベルト止
具7に止着する。この止着操作に当たっては、対応する
ベルト6とベルト止具7は同一色で識別されているた
め、現場で混乱していても間違いなく各ベルト6を対応
するベルト止具7に止着することが可能となる。
固定する場合には、各各ベルト6を対応する各ベルト止
具7に止着する。この止着操作に当たっては、対応する
ベルト6とベルト止具7は同一色で識別されているた
め、現場で混乱していても間違いなく各ベルト6を対応
するベルト止具7に止着することが可能となる。
【0039】負傷者等の頭部を頭部カバー4で保護し、
足部を足部カバー5で保護し、各ベルト6で負傷者等を
シート2上に固定した後、シート2の左右両側に設けら
れたシートカバー8で負傷者等の身体上を覆った後、シ
ート2のシート吊部3の吊りロープ3bに図示しない吊
り上げ用ロープの下端側のフックを引っ掛けて取付け、
負傷者等を乗せた吊り上げ式担架1を垂直状態で吊り上
げる。
足部を足部カバー5で保護し、各ベルト6で負傷者等を
シート2上に固定した後、シート2の左右両側に設けら
れたシートカバー8で負傷者等の身体上を覆った後、シ
ート2のシート吊部3の吊りロープ3bに図示しない吊
り上げ用ロープの下端側のフックを引っ掛けて取付け、
負傷者等を乗せた吊り上げ式担架1を垂直状態で吊り上
げる。
【0040】吊り上げ式担架1の吊り上げに際し、吊り
上げ式担架1が振れないように、吊り上げ式担架1のシ
ート2の下端側の孔10にロープを挿通し、挿通したロ
ープの両端側を下側から引っ張る。これによって、吊り
上げ中の吊り上げ式担架1が左右に振れるのを防いで、
真っ直ぐに引き上げることができ、吊り上げ式担架1内
の負傷者等も左右に振れることによる恐怖から解放され
る。
上げ式担架1が振れないように、吊り上げ式担架1のシ
ート2の下端側の孔10にロープを挿通し、挿通したロ
ープの両端側を下側から引っ張る。これによって、吊り
上げ中の吊り上げ式担架1が左右に振れるのを防いで、
真っ直ぐに引き上げることができ、吊り上げ式担架1内
の負傷者等も左右に振れることによる恐怖から解放され
る。
【0041】負傷者等を乗せた吊り上げ式担架1を垂直
な状態で吊り上げて所定の場所まで移動した後、再び、
垂直状態の吊り上げ式担架1を水平状態に戻す。そし
て、吊り上げ式担架1のシート2の左右両側に設けられ
た各担棒挿通孔部9に2本の担棒9aを挿通し、挿通し
た2本の担棒9aの前後両端側を前後から掴んで抱え
て、以後は通常の担架と同様な取扱いがなされる。
な状態で吊り上げて所定の場所まで移動した後、再び、
垂直状態の吊り上げ式担架1を水平状態に戻す。そし
て、吊り上げ式担架1のシート2の左右両側に設けられ
た各担棒挿通孔部9に2本の担棒9aを挿通し、挿通し
た2本の担棒9aの前後両端側を前後から掴んで抱え
て、以後は通常の担架と同様な取扱いがなされる。
【0042】なお、この発明は上記発明の実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、請求項
1の発明に係る吊り上げ式担架によれば、負傷者等をシ
ート及びシートカバーで包み込んだ状態で吊り上げるこ
とができ、負傷者等の衣服の一部が吊り上げの最中に途
中に障害物に引っ掛かって、吊り上げの妨げとなるのを
防ぐことができる。また、負傷者等の全身をシート及び
シートカバーで包み込むため、特に女性の場合、吊り上
げても、下半身の一部が下から見えることもなく、安心
して吊り上げることができる。
1の発明に係る吊り上げ式担架によれば、負傷者等をシ
ート及びシートカバーで包み込んだ状態で吊り上げるこ
とができ、負傷者等の衣服の一部が吊り上げの最中に途
中に障害物に引っ掛かって、吊り上げの妨げとなるのを
防ぐことができる。また、負傷者等の全身をシート及び
シートカバーで包み込むため、特に女性の場合、吊り上
げても、下半身の一部が下から見えることもなく、安心
して吊り上げることができる。
【0044】しかも、負傷者等を吊り上げ式担架で吊り
上げるに際して、負傷者等の足部を足部カバーにいれ
て、足裏を足部カバーの底部分で支えるので、負傷者等
を垂直状態で吊り上げている最中に下側にずれても、足
部カバーの底部分で足裏を支えて更に下側にずれ落ちる
のを防ぐことができる。
上げるに際して、負傷者等の足部を足部カバーにいれ
て、足裏を足部カバーの底部分で支えるので、負傷者等
を垂直状態で吊り上げている最中に下側にずれても、足
部カバーの底部分で足裏を支えて更に下側にずれ落ちる
のを防ぐことができる。
【0045】更に、負傷者等は吊り上げ式担架の頭部カ
バーによって顔面が覆われて目隠しされた状態になるの
で、高い所に吊り上げる場合に、負傷者等の恐怖心を無
くすことができる。また、頭部カバーによって顔面が覆
われて顔面を隠すことができるので、死亡した場合に
は、死体袋としても使用可能である。
バーによって顔面が覆われて目隠しされた状態になるの
で、高い所に吊り上げる場合に、負傷者等の恐怖心を無
くすことができる。また、頭部カバーによって顔面が覆
われて顔面を隠すことができるので、死亡した場合に
は、死体袋としても使用可能である。
【0046】負傷者等を吊り上げ式担架のシート上に固
定するベルトと該ベルトが止着されるベルト止具とは、
対応するベルトとベルト止具は同一色で識別されている
ため、現場で混乱していても間違いなく各ベルトを対応
するベルト止具に正確に止着することができる。
定するベルトと該ベルトが止着されるベルト止具とは、
対応するベルトとベルト止具は同一色で識別されている
ため、現場で混乱していても間違いなく各ベルトを対応
するベルト止具に正確に止着することができる。
【0047】請求項2の構成のように、身体中央部分を
覆うシートカバーがシートの身体中央部側の側部に着脱
自在に設けられている場合には、汚れたシートとシート
カバーを別々に洗うことができ、吊り上げ式担架の洗濯
が容易となる。
覆うシートカバーがシートの身体中央部側の側部に着脱
自在に設けられている場合には、汚れたシートとシート
カバーを別々に洗うことができ、吊り上げ式担架の洗濯
が容易となる。
【0048】請求項3の構成のように、身体中央部分を
覆うシートカバーの端部の角部がカットされている場合
には、吊り上げ中にシートカバーの上端部が折れ曲がっ
て、吊り上げ中に途中の障害物に引っ掛かって吊り上げ
の妨げとなるのを防ぐことができる。
覆うシートカバーの端部の角部がカットされている場合
には、吊り上げ中にシートカバーの上端部が折れ曲がっ
て、吊り上げ中に途中の障害物に引っ掛かって吊り上げ
の妨げとなるのを防ぐことができる。
【0049】請求項4の構成のように、ベルト及びベル
ト止具に施されている色に螢光塗料を使用した場合に
は、暗い所でも見えることになり、暗い所でもベルトの
止着操作を間違いなく行うことができる等、極めて新規
的有益なる効果を奏するものである。
ト止具に施されている色に螢光塗料を使用した場合に
は、暗い所でも見えることになり、暗い所でもベルトの
止着操作を間違いなく行うことができる等、極めて新規
的有益なる効果を奏するものである。
【図1】この発明の実施の形態を示す吊り上げ式担架の
平面図である。
平面図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す吊り上げ式担架の
背面図である。
背面図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す吊り上げ式担架の
頭部カバーの斜視図である。
頭部カバーの斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態を示す吊り上げ式担架の
足部カバーの斜視図である。
足部カバーの斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態を示す使用説明図であ
る。
る。
【図6】この発明の実施の形態を示す使用説明図であ
る。
る。
1 吊り上げ式担架 2 シート 2a 頭部側 2b 足部側 2c 身体中央部側 3 シート吊部 3a 吊孔 3b 吊りロープ 4 頭部カバー 4a 頂頭カバー 4b 左側頭カバー 4c 右側頭カバー 4d ファスナー 4e 空気孔 5 足部カバー 5a 足底カバー5a 5b 左側足カバー 5c 右側足カバー 5d 紐 5e 紐孔 6 ベルト 6a 右肩ベルト 6b 左肩ベルト 6c 腰ベルト 6d 右股ベルト 6e 左股ベルト 6f 脚部ベルト 7 ベルト止具 7a 右肩ベルト止具 7b 左肩ベルト止具 7c 腰ベルト止具 7d 右股ベルト止具 7e 左股ベルト止具 7f 脚部ベルト止具 8 シートカバー 8a ファスナー 8b 角部 8c 面ファスナー 9 担棒挿通孔部 9a 担棒 10 孔
Claims (4)
- 【請求項1】 負傷者等が横たわるシートを設け、該シ
ートの頭部側に該シートを吊り上げるシート吊部と負傷
者等の頭部を覆う頭部カバーとを設け、上記シートの足
部側に負傷者等の足裏を支える足部カバーを設け、上記
シートに負傷者等の身体を該シート上に固定する異なる
色が施されて識別される複数のベルト及びベルト止具を
それぞれ設ける共に対応するベルトとベルト止具に同一
色を施し、上記シートの側部に負傷者等を覆うシートカ
バーを設け、上記シートの左右両側に担架用の2本の担
棒がそれぞれ挿通される担棒挿通孔部を複数設けたこと
を特徴とする吊り上げ式担架。 - 【請求項2】 シートカバーは、シートの側部に着脱自
在に設けられている請求項1記載の吊り上げ式担架。 - 【請求項3】 シートカバーは、その端部の角部がカッ
トされている請求項1又は請求項2記載の吊り上げ式担
架。 - 【請求項4】 ベルト及びベルト止具に施されている色
には、螢光塗料が使用されている請求項1記載の吊り上
げ式担架。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7345341A JP3031852B2 (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 吊り上げ式担架 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7345341A JP3031852B2 (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 吊り上げ式担架 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09154888A true JPH09154888A (ja) | 1997-06-17 |
JP3031852B2 JP3031852B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=18375942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7345341A Expired - Fee Related JP3031852B2 (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 吊り上げ式担架 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3031852B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005039475A1 (en) * | 2003-10-24 | 2005-05-06 | Ecolab Inc. | Rescue underlay for rescuing people |
WO2008013239A1 (fr) * | 2006-07-26 | 2008-01-31 | Paramount Bed Co., Ltd. | Housse de matelas pour un transport en cas d'urgence |
US7610640B2 (en) | 2002-08-27 | 2009-11-03 | Ecolab Inc. | Rescue underlay for mattresses |
KR100979411B1 (ko) * | 2008-04-22 | 2010-09-02 | 황상철 | 구급벨트 |
WO2012101602A1 (en) | 2011-01-28 | 2012-08-02 | Mor Research Applications Ltd. | Apparatus for transporting a wounded person |
JP2013169421A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Dvx Inc | 担架用ベルト、担架、及び担架用ベルトの使用方法 |
JP2020188921A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | オリエンタル白石株式会社 | ニューマチックケーソン工法用救助施設及び救助方法 |
WO2024049065A1 (ko) * | 2022-09-01 | 2024-03-07 | 주식회사 골든아워 | 자동 팽창식 환자 이송용 에어 매트 |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP7345341A patent/JP3031852B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7610640B2 (en) | 2002-08-27 | 2009-11-03 | Ecolab Inc. | Rescue underlay for mattresses |
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WO2008013239A1 (fr) * | 2006-07-26 | 2008-01-31 | Paramount Bed Co., Ltd. | Housse de matelas pour un transport en cas d'urgence |
JPWO2008013239A1 (ja) * | 2006-07-26 | 2009-12-17 | パラマウントベッド株式会社 | 災害時搬送用マットレスカバー |
KR100979411B1 (ko) * | 2008-04-22 | 2010-09-02 | 황상철 | 구급벨트 |
WO2012101602A1 (en) | 2011-01-28 | 2012-08-02 | Mor Research Applications Ltd. | Apparatus for transporting a wounded person |
JP2013169421A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Dvx Inc | 担架用ベルト、担架、及び担架用ベルトの使用方法 |
JP2020188921A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | オリエンタル白石株式会社 | ニューマチックケーソン工法用救助施設及び救助方法 |
WO2024049065A1 (ko) * | 2022-09-01 | 2024-03-07 | 주식회사 골든아워 | 자동 팽창식 환자 이송용 에어 매트 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3031852B2 (ja) | 2000-04-10 |
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Legal Events
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