JPH0915310A - 電源装置 - Google Patents
電源装置Info
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- JPH0915310A JPH0915310A JP7160263A JP16026395A JPH0915310A JP H0915310 A JPH0915310 A JP H0915310A JP 7160263 A JP7160263 A JP 7160263A JP 16026395 A JP16026395 A JP 16026395A JP H0915310 A JPH0915310 A JP H0915310A
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- Japan
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- power supply
- load
- supply device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】定格負荷により予備電池の試験を行うことがで
き、かつ、試験中であっても実負荷に対する電源供給を
停止しない電源装置を提供することを目的の一つとす
る。 【構成】外部から供給される主電源と予備電池による予
備電源10とを切り替えて出力する電源切替回路11
と、予備電池10の試験を行うための試験スイッチSW
tと、実負荷Rrに疑似負荷Rpを接続するためにスイ
ッチング手段SWrと、電源装置の実負荷Rrと並列と
なるように出力端子間に接続される負荷であって、その
接続により予備電池10の負荷を定格負荷にする疑似負
荷Rpとにより構成される。
き、かつ、試験中であっても実負荷に対する電源供給を
停止しない電源装置を提供することを目的の一つとす
る。 【構成】外部から供給される主電源と予備電池による予
備電源10とを切り替えて出力する電源切替回路11
と、予備電池10の試験を行うための試験スイッチSW
tと、実負荷Rrに疑似負荷Rpを接続するためにスイ
ッチング手段SWrと、電源装置の実負荷Rrと並列と
なるように出力端子間に接続される負荷であって、その
接続により予備電池10の負荷を定格負荷にする疑似負
荷Rpとにより構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動火災報知器等に用
いられる電源装置に係り、更に詳しくは、予備電池を備
えた電源装置における予備電池の試験の改良に関する。
いられる電源装置に係り、更に詳しくは、予備電池を備
えた電源装置における予備電池の試験の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電源装置を含む火災警報設備の概略を図
6に示す。この火災警報設備は、電源装置1に複数の火
災感知器2が負荷ラインLfを介して接続されて構成さ
れる。上記電源装置1は、停電時に商用電源の供給が停
止した場合であっても火災感知器2を動作させるため、
予備電池を備えており、この予備電池の試験を行うため
の試験スイッチSWtが設けられている。この様な電源
装置1は、通常、火災警報設備の警報受信機の一部とし
て使用されている。
6に示す。この火災警報設備は、電源装置1に複数の火
災感知器2が負荷ラインLfを介して接続されて構成さ
れる。上記電源装置1は、停電時に商用電源の供給が停
止した場合であっても火災感知器2を動作させるため、
予備電池を備えており、この予備電池の試験を行うため
の試験スイッチSWtが設けられている。この様な電源
装置1は、通常、火災警報設備の警報受信機の一部とし
て使用されている。
【0003】上記電源装置1の構成の一例を図7に示
す。この電源装置1は、予備電池10を備えた電源装置
であって、商用交流電源と予備電池10とを切り替えて
使用するための電源切替回路11と、この電源切替回路
11の出力を実負荷Rrとしての複数の火災感知器2又
は疑似負荷としての抵抗Rpに切り替えるためのスイッ
チング手段SWrと、出力電圧を計測する電圧計VMと
を備えて構成される。上記電源切替回路11は、通常、
商用交流電源を選択しており、停電時には、予備電池1
0を選択する。また、試験スイッチSWtが操作される
と、予備電池10が選択される。上記スイッチング手段
SWrは、通常、実負荷Rpの接続された負荷ラインL
fを選択しているが、上記試験スイッチSWtが操作さ
れると、疑似負荷Rpを選択する。
す。この電源装置1は、予備電池10を備えた電源装置
であって、商用交流電源と予備電池10とを切り替えて
使用するための電源切替回路11と、この電源切替回路
11の出力を実負荷Rrとしての複数の火災感知器2又
は疑似負荷としての抵抗Rpに切り替えるためのスイッ
チング手段SWrと、出力電圧を計測する電圧計VMと
を備えて構成される。上記電源切替回路11は、通常、
商用交流電源を選択しており、停電時には、予備電池1
0を選択する。また、試験スイッチSWtが操作される
と、予備電池10が選択される。上記スイッチング手段
SWrは、通常、実負荷Rpの接続された負荷ラインL
fを選択しているが、上記試験スイッチSWtが操作さ
れると、疑似負荷Rpを選択する。
【0004】上記疑似負荷Rpは、予備電池10の定格
負荷と等しい負荷とされているため、試験スイッチSW
tを操作すれば、予備電池10の出力にこの疑似負荷R
pが接続されて、定格負荷電流が流れる。従って、この
時の疑似負荷の端子間電圧を電圧計VMで読み取れば、
予備電池10の試験を行うことができ、商用交流電源の
供給が停止しても、一定時間の間、バックアップ動作が
可能であることを確認することができる。
負荷と等しい負荷とされているため、試験スイッチSW
tを操作すれば、予備電池10の出力にこの疑似負荷R
pが接続されて、定格負荷電流が流れる。従って、この
時の疑似負荷の端子間電圧を電圧計VMで読み取れば、
予備電池10の試験を行うことができ、商用交流電源の
供給が停止しても、一定時間の間、バックアップ動作が
可能であることを確認することができる。
【0005】次に、従来の電源装置の他の例の外観を図
8に示す。この電源装置は、その扉1Dの表面に設けら
れた操作部1Cに各種のスイッチ及び表示器が設けられ
ている。上記試験スイッチSWt及び電圧計VMの表示
部も上記操作部1Cに設けられている。なお、試験スイ
ッチSWtには、不注意などにより誤って操作されるこ
とがない様に、スイッチカバーCV等が設けられている
場合もある。
8に示す。この電源装置は、その扉1Dの表面に設けら
れた操作部1Cに各種のスイッチ及び表示器が設けられ
ている。上記試験スイッチSWt及び電圧計VMの表示
部も上記操作部1Cに設けられている。なお、試験スイ
ッチSWtには、不注意などにより誤って操作されるこ
とがない様に、スイッチカバーCV等が設けられている
場合もある。
【0006】ここで、電圧計VMにより疑似負荷Rpの
端子間電圧を測定し、電圧計VMの指示針を読み取っ
て、予備電池10の試験を行う電源装置の場合、電圧計
VMが高価であるため、高コストとなってしまう。この
ため、近年、低コスト化された電源装置として、上記電
圧計VMに代えて、発光ダイオードを備え、予備電池の
試験結果の良否を、例えば、良ならば緑の点灯、否なら
ば赤の点灯により表示する一方、電圧測定用端子が設け
られ、この端子間の電圧をテスターTにより測定するも
のがあった。
端子間電圧を測定し、電圧計VMの指示針を読み取っ
て、予備電池10の試験を行う電源装置の場合、電圧計
VMが高価であるため、高コストとなってしまう。この
ため、近年、低コスト化された電源装置として、上記電
圧計VMに代えて、発光ダイオードを備え、予備電池の
試験結果の良否を、例えば、良ならば緑の点灯、否なら
ば赤の点灯により表示する一方、電圧測定用端子が設け
られ、この端子間の電圧をテスターTにより測定するも
のがあった。
【0007】この様な電源装置の一例の外観を図9に示
す。この電源装置は、試験スイッチSWt及び発光ダイ
オードLEDが操作部1Cに設けられている一方、電圧
測定用端子VTは、扉1D内に格納されているプリント
基板PB上に配置されており、開いた扉1D表面の試験
スイッチSWtを操作しながら、電圧測定用端子VTに
テスターTの計測端子をあてて、端子間電圧を測定する
必要があり、試験作業時の作業性が悪いという問題があ
った。
す。この電源装置は、試験スイッチSWt及び発光ダイ
オードLEDが操作部1Cに設けられている一方、電圧
測定用端子VTは、扉1D内に格納されているプリント
基板PB上に配置されており、開いた扉1D表面の試験
スイッチSWtを操作しながら、電圧測定用端子VTに
テスターTの計測端子をあてて、端子間電圧を測定する
必要があり、試験作業時の作業性が悪いという問題があ
った。
【0008】この様な問題を解決した電源装置として、
従来より図10に示した様な電源装置があった。この電
源装置1は、電圧測定用端子VT及び試験スイッチSW
tがともにプリント基板PB上に設けられており、操作
部1Cの設けられた扉1Dを開けば、試験スイッチSW
tを操作しながら、テスターTの計測用端子を上記電圧
測定端子VTに接続して、予備電池10の出力電圧を測
定することができ、試験時の作業性が改善されていた。
従来より図10に示した様な電源装置があった。この電
源装置1は、電圧測定用端子VT及び試験スイッチSW
tがともにプリント基板PB上に設けられており、操作
部1Cの設けられた扉1Dを開けば、試験スイッチSW
tを操作しながら、テスターTの計測用端子を上記電圧
測定端子VTに接続して、予備電池10の出力電圧を測
定することができ、試験時の作業性が改善されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、予備電
池10の試験を行う際、従来の電源装置1は、スイッチ
ング手段SWrにより、その出力を疑似負荷Rpに接続
し、実負荷Rrを切り離してしまうため、各火災感知器
2に対して電源を供給できない。このため、各火災感知
器2が、電源ラインLfの断線検出機能などの故障検出
機能を有している場合に、予備電池10の試験により、
故障信号を出力してしまうという問題があった。
池10の試験を行う際、従来の電源装置1は、スイッチ
ング手段SWrにより、その出力を疑似負荷Rpに接続
し、実負荷Rrを切り離してしまうため、各火災感知器
2に対して電源を供給できない。このため、各火災感知
器2が、電源ラインLfの断線検出機能などの故障検出
機能を有している場合に、予備電池10の試験により、
故障信号を出力してしまうという問題があった。
【0010】ここで、上記スイッチング手段SWr及び
疑似負荷Rpを備えず、実負荷のままで予備電池10の
試験を行う電源装置も考えられるが、電源ラインLfに
接続されている火災感知器2の数によって負荷が変動
し、特に、実負荷Rrが定格負荷に比べて非常に小さい
場合には、正常に予備電池10の試験を行うことができ
ない。特に、警報受信機に電源を有しない副受信機や火
災を発報する音響装置を必要な数だけ負荷として接続す
るシステムの場合、その数によって警報受信機に内蔵さ
れた電源装置の負荷が大きく変動することとなる。
疑似負荷Rpを備えず、実負荷のままで予備電池10の
試験を行う電源装置も考えられるが、電源ラインLfに
接続されている火災感知器2の数によって負荷が変動
し、特に、実負荷Rrが定格負荷に比べて非常に小さい
場合には、正常に予備電池10の試験を行うことができ
ない。特に、警報受信機に電源を有しない副受信機や火
災を発報する音響装置を必要な数だけ負荷として接続す
るシステムの場合、その数によって警報受信機に内蔵さ
れた電源装置の負荷が大きく変動することとなる。
【0011】また、上記従来例のように、実負荷Rrを
切り離して実負荷Rrへの電源供給を停止させることな
く、予備電池10の試験時には疑似負荷Rpを実負荷R
rと並列に接続させるだけの構成とすることも考えられ
るが、この場合には、予備電池10の試験時に、実負荷
Rr及び疑似負荷Rpの両者により、負荷が最大で2倍
となるため、予備電池10の定格能力を向上させる必要
が生じ、電源装置1が高コスト化、大型化してしまう。
切り離して実負荷Rrへの電源供給を停止させることな
く、予備電池10の試験時には疑似負荷Rpを実負荷R
rと並列に接続させるだけの構成とすることも考えられ
るが、この場合には、予備電池10の試験時に、実負荷
Rr及び疑似負荷Rpの両者により、負荷が最大で2倍
となるため、予備電池10の定格能力を向上させる必要
が生じ、電源装置1が高コスト化、大型化してしまう。
【0012】さらに、電源装置内部のプリント基板PB
上に電圧測定用端子VT及び試験スイッチSWtが設け
られた電源装置1においては、回路電圧の測定時に扉1
Dを開く必要があるが、安全上の配慮等から、この扉1
Dは、工具等を使用しなければ開かない構造となってい
る場合が多い。このため、この扉1Dの開閉作業が面倒
であり、試験作業の作業性が悪いという問題があった。
上に電圧測定用端子VT及び試験スイッチSWtが設け
られた電源装置1においては、回路電圧の測定時に扉1
Dを開く必要があるが、安全上の配慮等から、この扉1
Dは、工具等を使用しなければ開かない構造となってい
る場合が多い。このため、この扉1Dの開閉作業が面倒
であり、試験作業の作業性が悪いという問題があった。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、定格負荷により予備電池の試験を行うことがで
き、かつ、試験中であっても実負荷に対する電源供給を
停止しない電源装置を提供することを目的とする。ま
た、テスターによる試験中の回路電圧の測定が容易であ
り、試験作業の作業性を向上した電源装置を提供するこ
とを目的とする。
ので、定格負荷により予備電池の試験を行うことがで
き、かつ、試験中であっても実負荷に対する電源供給を
停止しない電源装置を提供することを目的とする。ま
た、テスターによる試験中の回路電圧の測定が容易であ
り、試験作業の作業性を向上した電源装置を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明による電源装置は、外部から供給される主電源と予備
電池による予備電源とを切り替えて出力する電源切替回
路と、予備電池の試験を行うための試験スイッチと、実
負荷に疑似負荷を接続するためにスイッチング手段と、
電源装置の実負荷と並列となるように出力端子間に接続
される負荷であって、その接続により予備電池の負荷を
定格負荷にする疑似負荷とにより構成される。
明による電源装置は、外部から供給される主電源と予備
電池による予備電源とを切り替えて出力する電源切替回
路と、予備電池の試験を行うための試験スイッチと、実
負荷に疑似負荷を接続するためにスイッチング手段と、
電源装置の実負荷と並列となるように出力端子間に接続
される負荷であって、その接続により予備電池の負荷を
定格負荷にする疑似負荷とにより構成される。
【0015】請求項2に記載した本発明による電源装置
は、請求項1に記載した本発明による電源装置の疑似負
荷が、複数の抵抗及びこれらの選択手段により構成され
る負荷回路であって、電源装置の実負荷の値に応じて、
上記選択手段により疑似負荷の値を変更可能な回路とし
て構成される。請求項3に記載した本発明による電源装
置は、請求項1又は2に記載した本発明による電源装置
が、テスターを接続するための電圧測定用端子を備えた
電源装置であって、その操作部に予備電池の試験スイッ
チ及び電圧測定用端子を設けて構成される。
は、請求項1に記載した本発明による電源装置の疑似負
荷が、複数の抵抗及びこれらの選択手段により構成され
る負荷回路であって、電源装置の実負荷の値に応じて、
上記選択手段により疑似負荷の値を変更可能な回路とし
て構成される。請求項3に記載した本発明による電源装
置は、請求項1又は2に記載した本発明による電源装置
が、テスターを接続するための電圧測定用端子を備えた
電源装置であって、その操作部に予備電池の試験スイッ
チ及び電圧測定用端子を設けて構成される。
【0016】
【作用】請求項1に記載した本発明による電源装置は、
試験スイッチが操作されると、電源切替回路が、外部か
ら供給される主電源から予備電池による予備電源へ切り
替えるとともに、スイッチング手段が実負荷に並列に疑
似負荷を接続して、予備電源の負荷を定格負荷とする。
このため、出力端子間の電圧を測定すれば、予備電池の
試験を行うことができる。
試験スイッチが操作されると、電源切替回路が、外部か
ら供給される主電源から予備電池による予備電源へ切り
替えるとともに、スイッチング手段が実負荷に並列に疑
似負荷を接続して、予備電源の負荷を定格負荷とする。
このため、出力端子間の電圧を測定すれば、予備電池の
試験を行うことができる。
【0017】請求項2に記載した本発明による電源装置
は、疑似負荷を構成する複数の抵抗を、選択手段によっ
て選択して疑似負荷の値を変更することにより、実負荷
が異なる場合であっても、常に、試験時の予備電池の負
荷を定格負荷とすることができる。請求項3に記載した
本発明による電源装置は、操作部に設けられた試験スイ
ッチを操作して、操作部に設けられた電圧測定用の端子
にテスターの計測端子をあてれば、回路電圧を測定する
ことができ、試験作業を扉を開くことなく試験作業を行
うことができる。
は、疑似負荷を構成する複数の抵抗を、選択手段によっ
て選択して疑似負荷の値を変更することにより、実負荷
が異なる場合であっても、常に、試験時の予備電池の負
荷を定格負荷とすることができる。請求項3に記載した
本発明による電源装置は、操作部に設けられた試験スイ
ッチを操作して、操作部に設けられた電圧測定用の端子
にテスターの計測端子をあてれば、回路電圧を測定する
ことができ、試験作業を扉を開くことなく試験作業を行
うことができる。
【0018】
【実施例】請求項1及び2に記載した本発明による電源
装置の一構成例を図1に示す。この電源装置は、予備電
池10を備えた電源回路であり、電源切替回路11と、
抵抗R1〜R3及びジャンパー線J1〜J3により構成
される疑似負荷Rpと、予備電池10の試験時に、この
疑似負荷Rpを実負荷Rrに並列に接続するスイッチン
グ手段SWrと、電圧計VMとを備えて構成される。
装置の一構成例を図1に示す。この電源装置は、予備電
池10を備えた電源回路であり、電源切替回路11と、
抵抗R1〜R3及びジャンパー線J1〜J3により構成
される疑似負荷Rpと、予備電池10の試験時に、この
疑似負荷Rpを実負荷Rrに並列に接続するスイッチン
グ手段SWrと、電圧計VMとを備えて構成される。
【0019】上記疑似負荷Rpは、抵抗R1〜R3のそ
れぞれにジャンパー線J1〜J3が直列に接続されたも
のが、並列に接続されて構成されている。予備電池10
の試験時に、試験スイッチ(不図示)を操作すると、上
記電源切替回路11が予備電池10を選択するととも
に、上記スイッチング手段SWrがオン状態となり、実
負荷Rrと疑似負荷Rpとが並列に接続された負荷が、
予備電池10に接続される。
れぞれにジャンパー線J1〜J3が直列に接続されたも
のが、並列に接続されて構成されている。予備電池10
の試験時に、試験スイッチ(不図示)を操作すると、上
記電源切替回路11が予備電池10を選択するととも
に、上記スイッチング手段SWrがオン状態となり、実
負荷Rrと疑似負荷Rpとが並列に接続された負荷が、
予備電池10に接続される。
【0020】ここで、上記予備電池の出力定格を3Aと
し、各抵抗R1〜R3のそれぞれに電流1Aが流れるも
のとすれば、実負荷が1Aの場合には、ジャンパー線J
1のみを切断しておけば、試験時の負荷は、定格負荷の
3Aとなる。同様にして、実負荷が2Aの場合には、ジ
ャンパー線J1及びJ2を切断し、実負荷が3Aの場合
には、ジャンパー線J1、J2及びJ3を切断すれば、
試験時の負荷は、定格負荷の3Aとなる。
し、各抵抗R1〜R3のそれぞれに電流1Aが流れるも
のとすれば、実負荷が1Aの場合には、ジャンパー線J
1のみを切断しておけば、試験時の負荷は、定格負荷の
3Aとなる。同様にして、実負荷が2Aの場合には、ジ
ャンパー線J1及びJ2を切断し、実負荷が3Aの場合
には、ジャンパー線J1、J2及びJ3を切断すれば、
試験時の負荷は、定格負荷の3Aとなる。
【0021】この様にして、実負荷Rrの値に応じて、
疑似負荷Rpの値を変化させることにより、予備電池1
0の試験時の負荷の値を、実負荷Rrの値に関わらず、
常に、定格負荷とすることができる。また、予備電池1
0の試験時においても、実負荷Rrへの電源供給が停止
することはない。請求項1及び2に記載した本発明によ
る電源装置の他の構成例を図2に示す。この電源装置
は、上記疑似負荷Rpとして、抵抗R1〜R3を直列に
接続し、抵抗R2及びR3のそれぞれはジャンパー線J
2又はJ3が並列に接続されて構成されている。
疑似負荷Rpの値を変化させることにより、予備電池1
0の試験時の負荷の値を、実負荷Rrの値に関わらず、
常に、定格負荷とすることができる。また、予備電池1
0の試験時においても、実負荷Rrへの電源供給が停止
することはない。請求項1及び2に記載した本発明によ
る電源装置の他の構成例を図2に示す。この電源装置
は、上記疑似負荷Rpとして、抵抗R1〜R3を直列に
接続し、抵抗R2及びR3のそれぞれはジャンパー線J
2又はJ3が並列に接続されて構成されている。
【0022】上記疑似負荷Rpは、実負荷Rrが1Aの
場合には、ジャンパー線J2及びJ3を接続して使用
し、実負荷が2Aの場合には、ジャンパー線J2のみを
切断して使用し、実負荷が3Aの場合には、ジャンパー
線J2及びJ3を切断して使用する。抵抗R1〜R3
は、これらそれぞれの場合に、予備電源10の負荷がそ
の定格負荷となるように定められている。
場合には、ジャンパー線J2及びJ3を接続して使用
し、実負荷が2Aの場合には、ジャンパー線J2のみを
切断して使用し、実負荷が3Aの場合には、ジャンパー
線J2及びJ3を切断して使用する。抵抗R1〜R3
は、これらそれぞれの場合に、予備電源10の負荷がそ
の定格負荷となるように定められている。
【0023】請求項1及び2に記載した本発明による電
源装置の他の構成例を図3に示す。この電源回路は、図
2に示した電源回路において、上記ジャンパー線J2及
びJ3に代えて、疑似負荷リレーry1、ry2が設け
られ、さらに、負荷電流検出回路及び疑似負荷設定回路
を備えて構成される。上記負荷電流検出回路は、実負荷
の負荷電流を検出する回路であり、この検出結果に基づ
いて、疑似負荷設定回路が、上記疑似負荷リレーry
1、ry2をオン、オフして、予備電池の試験時におけ
る負荷を、予備電池の定格負荷とする。
源装置の他の構成例を図3に示す。この電源回路は、図
2に示した電源回路において、上記ジャンパー線J2及
びJ3に代えて、疑似負荷リレーry1、ry2が設け
られ、さらに、負荷電流検出回路及び疑似負荷設定回路
を備えて構成される。上記負荷電流検出回路は、実負荷
の負荷電流を検出する回路であり、この検出結果に基づ
いて、疑似負荷設定回路が、上記疑似負荷リレーry
1、ry2をオン、オフして、予備電池の試験時におけ
る負荷を、予備電池の定格負荷とする。
【0024】この様な構成とすることにより、電源回路
に接続される火災感知器の数や種類が変化して、電源回
路の実負荷が変化した場合であっても、自動的にこれを
検出して疑似負荷の値を調節し、予備電源の試験時は、
常に、予備電源の負荷をその定格負荷とすることができ
る。請求項3に記載した本発明による電源装置の一構成
例を図4に示す。この電源装置は、試験スイッチ及び電
圧測定用端子が操作部に設けられている。このため、試
験作業時には、試験スイッチを操作するとともに、電圧
測定用端子にテスターの計測端子をあてて予備電池の出
力電圧を計測することができ、工具を用いて扉を開く必
要がない。
に接続される火災感知器の数や種類が変化して、電源回
路の実負荷が変化した場合であっても、自動的にこれを
検出して疑似負荷の値を調節し、予備電源の試験時は、
常に、予備電源の負荷をその定格負荷とすることができ
る。請求項3に記載した本発明による電源装置の一構成
例を図4に示す。この電源装置は、試験スイッチ及び電
圧測定用端子が操作部に設けられている。このため、試
験作業時には、試験スイッチを操作するとともに、電圧
測定用端子にテスターの計測端子をあてて予備電池の出
力電圧を計測することができ、工具を用いて扉を開く必
要がない。
【0025】この様に、試験スイッチ及び電源測定用端
子を操作部に設けるための構造の一例を図5に示す。こ
の図は、電源装置の扉の一部及び電源装置内部に格納さ
れているプリント基板の一部を示したものである。上記
の扉は、プラスチック成形品等が使用される。試験用ス
イッチ及び電圧測定用端子は、プリント基板上に設けら
れ、かつ、上記扉を閉じた際に、これらの部品の上方に
相当する扉の部分には、穴が空けられている。このた
め、上記扉を閉じた状態でも、試験スイッチが操作で
き、テスターにより電圧測定端子間の電圧を測定するこ
とができる。
子を操作部に設けるための構造の一例を図5に示す。こ
の図は、電源装置の扉の一部及び電源装置内部に格納さ
れているプリント基板の一部を示したものである。上記
の扉は、プラスチック成形品等が使用される。試験用ス
イッチ及び電圧測定用端子は、プリント基板上に設けら
れ、かつ、上記扉を閉じた際に、これらの部品の上方に
相当する扉の部分には、穴が空けられている。このた
め、上記扉を閉じた状態でも、試験スイッチが操作で
き、テスターにより電圧測定端子間の電圧を測定するこ
とができる。
【0026】従って、特別な部品を追加することなく、
試験スイッチ及び電圧測定端子を操作部に設けることが
できる。このため、工具を用いて扉を開くことなく、予
備電池の試験を行うことができ、試験作業の作業性が大
幅に向上する。なお、上記操作部、即ち、扉の表面に
は、上記試験スイッチ及び電圧測定用端子を覆うカバー
を設け、不注意による上記スイッチの操作あるいは電圧
測定用端子への接触等を防止することもできる。
試験スイッチ及び電圧測定端子を操作部に設けることが
できる。このため、工具を用いて扉を開くことなく、予
備電池の試験を行うことができ、試験作業の作業性が大
幅に向上する。なお、上記操作部、即ち、扉の表面に
は、上記試験スイッチ及び電圧測定用端子を覆うカバー
を設け、不注意による上記スイッチの操作あるいは電圧
測定用端子への接触等を防止することもできる。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明による電源装
置は、予備電池の試験時にスイッチング手段によって実
負荷に疑似負荷が加えられ、このときの予備電池の負荷
は、その定格負荷となる。このため、実負荷への電源供
給を停止することなく予備電池の試験を行うことがで
き、実負荷としての火災感知器等が電源ラインの断線等
と誤判断して、故障信号を出力してしまうことを防止で
きる。また、実負荷の電源供給を停止することなく、定
格負荷を追加するために最大で2倍の定格能力が必要と
なる従来の電源装置に比べ、必要最小限の電源定格の予
備電池を使用することができるため、予備電池の低価格
化、小型化を図ることが可能となり、電源装置の低価格
化、小型化が図られる。
置は、予備電池の試験時にスイッチング手段によって実
負荷に疑似負荷が加えられ、このときの予備電池の負荷
は、その定格負荷となる。このため、実負荷への電源供
給を停止することなく予備電池の試験を行うことがで
き、実負荷としての火災感知器等が電源ラインの断線等
と誤判断して、故障信号を出力してしまうことを防止で
きる。また、実負荷の電源供給を停止することなく、定
格負荷を追加するために最大で2倍の定格能力が必要と
なる従来の電源装置に比べ、必要最小限の電源定格の予
備電池を使用することができるため、予備電池の低価格
化、小型化を図ることが可能となり、電源装置の低価格
化、小型化が図られる。
【0028】請求項2に記載した本発明による電源装置
は、疑似負荷が複数の抵抗及びこれらの選択手段により
構成され、電源装置の実負荷の値に応じて、疑似負荷の
値を変更することができる。このため、火災受信機に複
数の火災感知器が接続され、接続される負荷の数及び種
類がシステム毎に異なり、火災受信機毎にその実負荷が
異なる様な場合であっても、各々の実抵抗の値に応じ
て、疑似抵抗の値を変化させて、予備電池の試験時の負
荷を予備電池の定格負荷とすることができる。
は、疑似負荷が複数の抵抗及びこれらの選択手段により
構成され、電源装置の実負荷の値に応じて、疑似負荷の
値を変更することができる。このため、火災受信機に複
数の火災感知器が接続され、接続される負荷の数及び種
類がシステム毎に異なり、火災受信機毎にその実負荷が
異なる様な場合であっても、各々の実抵抗の値に応じ
て、疑似抵抗の値を変化させて、予備電池の試験時の負
荷を予備電池の定格負荷とすることができる。
【0029】請求項3に記載した本発明による電源装置
は、予備電池の試験スイッチ及び電圧測定用端子がその
操作部に設けられ、予備電池の試験時に電源装置の扉を
開く必要がないため、試験作業の作業性が向上し、作業
の容易化、迅速化を図ることができる。
は、予備電池の試験スイッチ及び電圧測定用端子がその
操作部に設けられ、予備電池の試験時に電源装置の扉を
開く必要がないため、試験作業の作業性が向上し、作業
の容易化、迅速化を図ることができる。
【図1】請求項1及び2に記載した本発明による電源装
置の一例を示す図である。
置の一例を示す図である。
【図2】請求項1及び2に記載した本発明による電源装
置の他の例を示す図である。
置の他の例を示す図である。
【図3】請求項1及び2に記載した本発明による電源装
置の他の例を示す図である。
置の他の例を示す図である。
【図4】請求項3に記載した本発明による電源装置の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】図4に示した電源装置の一部の構造を示す図で
ある。
ある。
【図6】従来の電源装置を含む火災警報設備の概略を示
す図である。
す図である。
【図7】従来の電源装置の一例を示す図である。
【図8】従来の電源装置の一例の外観を示す図である。
【図9】従来の電源装置の他の例を示す図である。
【図10】従来の電源装置の他の例を示す図である。
1 ・・・電源装置 10 ・・・予備電池 11 ・・・電源切替回路 Rp ・・・疑似抵抗 Rr ・・・実負荷 SWt・・・試験スイッチ VT ・・・電圧測定用端子 SWr・・・スイッチング手段
Claims (3)
- 【請求項1】外部から供給される主電源と予備電池によ
る予備電源とを備え、主電源又は予備電源を切り替えて
出力する電源切替回路を備えた電源装置であって、試験
スイッチを操作することにより、電源切替回路が予備電
池を選択し、予備電池の試験を行う電源装置において、 上記試験スイッチの操作に基づいて、実負荷と並列に疑
似負荷を接続するスイッチング手段を備え、 上記疑似負荷が、予備電池の試験時に予備電池の負荷が
定格負荷となる負荷回路として構成されることを特徴と
する電源装置。 - 【請求項2】上記疑似負荷が、複数の抵抗及びこれらの
選択手段により構成される負荷回路であって、 電源装置の実負荷の値に応じて、上記選択手段により疑
似負荷の値を変更可能な回路として構成されることを特
徴とする請求項1に記載した電源装置。 - 【請求項3】テスターを接続するための電圧測定用端子
を備えた電源装置であって、その操作部に予備電池の試
験スイッチ及び電圧測定用端子を設けたことを特徴とす
る請求項1又は2に記載した電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7160263A JPH0915310A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7160263A JPH0915310A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0915310A true JPH0915310A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15711230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7160263A Withdrawn JPH0915310A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0915310A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003048796A1 (en) * | 2001-12-06 | 2003-06-12 | Lindsay Gilbert Alain Garrick | Battery testing method for hazardous condition alarm devices and systems |
KR100844127B1 (ko) * | 2006-09-01 | 2008-07-04 | 삼성전자주식회사 | 내장형 배터리 제어회로 및 그 구동방법 |
JP2017135776A (ja) * | 2016-01-25 | 2017-08-03 | 大和ハウス工業株式会社 | 給電装置 |
JP2019079156A (ja) * | 2017-10-22 | 2019-05-23 | ホーチキ株式会社 | トンネル防災システム |
WO2024185230A1 (ja) * | 2023-03-08 | 2024-09-12 | 日立Astemo株式会社 | 電力分配装置、及び断線判定方法 |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP7160263A patent/JPH0915310A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003048796A1 (en) * | 2001-12-06 | 2003-06-12 | Lindsay Gilbert Alain Garrick | Battery testing method for hazardous condition alarm devices and systems |
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JP2017135776A (ja) * | 2016-01-25 | 2017-08-03 | 大和ハウス工業株式会社 | 給電装置 |
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WO2024185230A1 (ja) * | 2023-03-08 | 2024-09-12 | 日立Astemo株式会社 | 電力分配装置、及び断線判定方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |