JPH09152126A - 火炎検知装置 - Google Patents
火炎検知装置Info
- Publication number
- JPH09152126A JPH09152126A JP31326095A JP31326095A JPH09152126A JP H09152126 A JPH09152126 A JP H09152126A JP 31326095 A JP31326095 A JP 31326095A JP 31326095 A JP31326095 A JP 31326095A JP H09152126 A JPH09152126 A JP H09152126A
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- Japan
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- flame
- burner
- combustion
- optical fiber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 二次元的に火炎を形成して燃焼するバーナに
対して、漏れなく火炎を検知する。 【解決手段】 火炎を検知すべきバーナの燃焼部におけ
る寸法に対応して、先端側を線状に広げて構成した光フ
ァイバーケーブル１１からの火炎による光を紫外線放電
管式火炎検出器１３において火炎による紫外線にかかる
信号電流に変換し、紫外線の強度から、火炎の有無、安
定性を判定する。
対して、漏れなく火炎を検知する。 【解決手段】 火炎を検知すべきバーナの燃焼部におけ
る寸法に対応して、先端側を線状に広げて構成した光フ
ァイバーケーブル１１からの火炎による光を紫外線放電
管式火炎検出器１３において火炎による紫外線にかかる
信号電流に変換し、紫外線の強度から、火炎の有無、安
定性を判定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面燃焼バーナの
ように、二次元的に火炎を形成して燃焼するバーナに対
して、漏れなく、火炎を検知することができるようにし
た、火炎検知装置に関するものである。
ように、二次元的に火炎を形成して燃焼するバーナに対
して、漏れなく、火炎を検知することができるようにし
た、火炎検知装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、火炎を検知する方法として、図３
に示す火炎検知装置１のように、火炎から出る紫外線を
紫外線放電管式火炎検出器２（ウルトラビジョン）によ
って検知する方法を挙げることができる。すなわち、火
炎から出る紫外線に基づいて紫外線放電管式火炎検出器
２が信号電流を取り出し、安全制御リレー３に送って火
炎から出る紫外線にかかる信号電流から紫外線強度を求
めて、紫外線強度が正常燃焼の際の紫外線強度と同等で
ある場合に正常に燃焼していると判断し、前記信号電流
が得られないと、所定の紫外線強度が得られず、安全制
御リレー３から、遮断弁等に燃料の供給を遮断する等の
操作信号を送出する構成としている。
に示す火炎検知装置１のように、火炎から出る紫外線を
紫外線放電管式火炎検出器２（ウルトラビジョン）によ
って検知する方法を挙げることができる。すなわち、火
炎から出る紫外線に基づいて紫外線放電管式火炎検出器
２が信号電流を取り出し、安全制御リレー３に送って火
炎から出る紫外線にかかる信号電流から紫外線強度を求
めて、紫外線強度が正常燃焼の際の紫外線強度と同等で
ある場合に正常に燃焼していると判断し、前記信号電流
が得られないと、所定の紫外線強度が得られず、安全制
御リレー３から、遮断弁等に燃料の供給を遮断する等の
操作信号を送出する構成としている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる火炎検
知装置１では、火炎を検知する範囲が限定されているた
め、特定のバーナ４の火炎を検知するには問題はないの
であるが、表面燃焼バーナ５のように、二次元的に火炎
を形成して燃焼するバーナに対しては、ある範囲Ａで火
炎は検知できるものの、例えば範囲Ｂにおいて火炎があ
るかどうかは検知することはできない。従って、例え、
範囲Ａで火炎が形成されて、範囲Ｂに火炎が形成されて
いないときでも、範囲Ａが検知する範囲にあるときは、
正常に燃焼していると判断することとなり、未燃焼のガ
スが噴出して大変危険なことになる（図４参照）。そこ
で、広い範囲の火炎を捉えるために、前記のような火炎
検知装置１を複数配設して検知することも考えられる
が、設備費等の観点から問題がある（図５参照）。本発
明は、このような背景から提案されたものであって、表
面燃焼バーナのように、二次元的に火炎を形成して燃焼
するバーナに対して、漏れなく、火炎を検知することが
できるようにした、火炎検知装置を提供することを目的
とする。
知装置１では、火炎を検知する範囲が限定されているた
め、特定のバーナ４の火炎を検知するには問題はないの
であるが、表面燃焼バーナ５のように、二次元的に火炎
を形成して燃焼するバーナに対しては、ある範囲Ａで火
炎は検知できるものの、例えば範囲Ｂにおいて火炎があ
るかどうかは検知することはできない。従って、例え、
範囲Ａで火炎が形成されて、範囲Ｂに火炎が形成されて
いないときでも、範囲Ａが検知する範囲にあるときは、
正常に燃焼していると判断することとなり、未燃焼のガ
スが噴出して大変危険なことになる（図４参照）。そこ
で、広い範囲の火炎を捉えるために、前記のような火炎
検知装置１を複数配設して検知することも考えられる
が、設備費等の観点から問題がある（図５参照）。本発
明は、このような背景から提案されたものであって、表
面燃焼バーナのように、二次元的に火炎を形成して燃焼
するバーナに対して、漏れなく、火炎を検知することが
できるようにした、火炎検知装置を提供することを目的
とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、二次元的に火炎を形成して燃焼する
バーナや、ラインバーナの火炎を検知する火炎検知装置
であって、光ファイバーケーブルの先端をバーナの火炎
形成部の寸法に対応して広げて前記バーナの火炎形成部
に近接配置し、前記光ファイバーケーブルを火炎検知器
に連絡接続して、火炎を検出するようにした。
ために、本発明は、二次元的に火炎を形成して燃焼する
バーナや、ラインバーナの火炎を検知する火炎検知装置
であって、光ファイバーケーブルの先端をバーナの火炎
形成部の寸法に対応して広げて前記バーナの火炎形成部
に近接配置し、前記光ファイバーケーブルを火炎検知器
に連絡接続して、火炎を検出するようにした。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる火炎検知装
置について、典型的な実施の形態を示し、図面に基づい
て、以下説明する。図１に本発明にかかる火炎検知装置
における検出部１０を示す。この検出部１０は、火炎を
検知すべきバーナ（後述）の燃焼部における寸法に対応
して、先端側を線状に広げて構成した光ファイバーケー
ブル１１よりなり、火炎から出る紫外線を紫外線放電管
式火炎検出器（後述）に伝送するものである。 かかる
光ファイバーケーブル１１の先端は、例えば透明な棒状
部材１２に偏在することなく、ファイバーを分散させて
固定することができる。また、光ファイバーケーブル１
１の末端には、紫外線放電管式火炎検出器１３に接続す
るためのコネクタ１４が取り付けられている。
置について、典型的な実施の形態を示し、図面に基づい
て、以下説明する。図１に本発明にかかる火炎検知装置
における検出部１０を示す。この検出部１０は、火炎を
検知すべきバーナ（後述）の燃焼部における寸法に対応
して、先端側を線状に広げて構成した光ファイバーケー
ブル１１よりなり、火炎から出る紫外線を紫外線放電管
式火炎検出器（後述）に伝送するものである。 かかる
光ファイバーケーブル１１の先端は、例えば透明な棒状
部材１２に偏在することなく、ファイバーを分散させて
固定することができる。また、光ファイバーケーブル１
１の末端には、紫外線放電管式火炎検出器１３に接続す
るためのコネクタ１４が取り付けられている。
【０００６】そして、紫外線放電管式火炎検出器１３
は、燃焼機器類の操作制御する安全制御リレー１５に信
号線Ｌを介して接続している（図２参照）。前記安全制
御リレー１５では、紫外線放電管式火炎検出器１３から
の火炎による紫外線にかかる信号電流によって、紫外線
の強度から、火炎の有無、安定性を判定する。すなわ
ち、前記信号電流が所定の値として得られないときは、
火炎が形成されていないとし、正常燃焼時の紫外線の強
度より低い場合は火炎は不充分（火炎がバーナ燃焼部全
体に形成されていない）として、燃料供給弁等を操作し
て燃料遮断したりする構成としている。つまり、この火
炎検知装置は、バーナの火炎形成部に対応して広げられ
た光ファイバーケーブル１１の先端から、伝送される火
炎に基づく光の合計強度が、バーナの火炎形成部におけ
る火炎の占有率と相関があることから、光の強度によ
り、バーナの火炎形成部における火炎の存在を確認する
というものである。
は、燃焼機器類の操作制御する安全制御リレー１５に信
号線Ｌを介して接続している（図２参照）。前記安全制
御リレー１５では、紫外線放電管式火炎検出器１３から
の火炎による紫外線にかかる信号電流によって、紫外線
の強度から、火炎の有無、安定性を判定する。すなわ
ち、前記信号電流が所定の値として得られないときは、
火炎が形成されていないとし、正常燃焼時の紫外線の強
度より低い場合は火炎は不充分（火炎がバーナ燃焼部全
体に形成されていない）として、燃料供給弁等を操作し
て燃料遮断したりする構成としている。つまり、この火
炎検知装置は、バーナの火炎形成部に対応して広げられ
た光ファイバーケーブル１１の先端から、伝送される火
炎に基づく光の合計強度が、バーナの火炎形成部におけ
る火炎の占有率と相関があることから、光の強度によ
り、バーナの火炎形成部における火炎の存在を確認する
というものである。
【０００７】従って、図２に示すように、表面燃焼バー
ナ１６の燃焼部１６ａに、Ａの範囲でしか火炎が形成さ
れていない状態では、燃焼部１６ａに沿って配置した光
ファイバーケーブル１１の先端からは、実際に火炎が形
成されているＡの範囲の火炎に基づく紫外線を捉えるだ
けであり、紫外線放電管式火炎検出器１３からの信号電
流はＡの範囲の火炎に基づく紫外線に対応したものとな
り、安全制御リレー１５において、紫外線の強度から、
正常燃焼時の紫外線の強度より低い場合は火炎は不充分
（火炎がバーナ燃焼部全体に形成されていない）とし
て、燃料供給弁等を操作して燃料遮断し、警告信号を発
したり、燃焼停止させることができる。
ナ１６の燃焼部１６ａに、Ａの範囲でしか火炎が形成さ
れていない状態では、燃焼部１６ａに沿って配置した光
ファイバーケーブル１１の先端からは、実際に火炎が形
成されているＡの範囲の火炎に基づく紫外線を捉えるだ
けであり、紫外線放電管式火炎検出器１３からの信号電
流はＡの範囲の火炎に基づく紫外線に対応したものとな
り、安全制御リレー１５において、紫外線の強度から、
正常燃焼時の紫外線の強度より低い場合は火炎は不充分
（火炎がバーナ燃焼部全体に形成されていない）とし
て、燃料供給弁等を操作して燃料遮断し、警告信号を発
したり、燃焼停止させることができる。
【０００８】このように、光ファイバーケーブル１１の
先端を燃焼部の寸法に対応して広げたので、燃焼部全体
の火炎の有無を検知することができ、確実な火炎検知が
期待できる。しかも、検知装置は一台ですむので、設備
コスト節減が可能となり、構成は単純であるので、信頼
性も高いという特徴がある。
先端を燃焼部の寸法に対応して広げたので、燃焼部全体
の火炎の有無を検知することができ、確実な火炎検知が
期待できる。しかも、検知装置は一台ですむので、設備
コスト節減が可能となり、構成は単純であるので、信頼
性も高いという特徴がある。
【０００９】以上、本発明にかかる火炎検知装置を実施
するための典型例を上げて説明したが、紫外線放電管式
火炎検出器１３の他に、可視光線を検出する光電管、硫
化カドミウム光導電セル火炎検出器（ＣｄＳ）、赤外線
を利用する硫化鉛光導電セル火炎検出器（ＰｂＳ）にも
応用が可能である。
するための典型例を上げて説明したが、紫外線放電管式
火炎検出器１３の他に、可視光線を検出する光電管、硫
化カドミウム光導電セル火炎検出器（ＣｄＳ）、赤外線
を利用する硫化鉛光導電セル火炎検出器（ＰｂＳ）にも
応用が可能である。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、 これまで困難であった、二次元的に火炎を形成して
燃焼するバーナ、ラインバーナの安全確実に火炎を捉え
ることができ、安全性が格段に向上する。 検知装置は一台ですむので、構成は単純で信頼性が
高く、設備のコストを抑制することができる。
燃焼するバーナ、ラインバーナの安全確実に火炎を捉え
ることができ、安全性が格段に向上する。 検知装置は一台ですむので、構成は単純で信頼性が
高く、設備のコストを抑制することができる。
【００１１】
【図１】本発明にかかる火炎検知装置における検出部の
構造の一例を示す、模式的な説明図である。
構造の一例を示す、模式的な説明図である。
【図２】本発明にかかる火炎検知装置によって、火炎を
検知する全体構成を示した、模式的な説明図である。
検知する全体構成を示した、模式的な説明図である。
【図３】現行の火炎検知装置の一例を示す模式的説明図
である。
である。
【図４】図３に示す火炎検知装置による、課題を示し
た、模式的説明図である。
た、模式的説明図である。
【図５】図３に示す火炎検知装置による、検知システム
の構成の一例を示した、模式的説明図である。
の構成の一例を示した、模式的説明図である。
１０ 検出部 １１ 光ファイバーケーブ
ル １２ 棒状部材 １３ 紫外線放電管式火炎
検出器 １４ コネクタ １５ 安全制御リレー １６ 表面燃焼バーナ １６ａ 燃焼部
ル １２ 棒状部材 １３ 紫外線放電管式火炎
検出器 １４ コネクタ １５ 安全制御リレー １６ 表面燃焼バーナ １６ａ 燃焼部
Claims (1)
- 【請求項１】 二次元的に火炎を形成して燃焼するバ
ーナや、ラインバーナの火炎を検知する火炎検知装置で
あって、光ファイバーケーブルの先端をバーナの火炎形
成部の寸法に対応して広げて前記バーナの火炎形成部に
近接配置し、前記光ファイバーケーブルを火炎検知器に
連絡接続して、火炎を検出するようにしたことを特徴と
する火炎検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31326095A JPH09152126A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 火炎検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31326095A JPH09152126A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 火炎検知装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09152126A true JPH09152126A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18039071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31326095A Pending JPH09152126A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 火炎検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09152126A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7729566B2 (en) * | 2003-03-31 | 2010-06-01 | Zolo Technologies, Inc. | Method for the monitoring and control of a process |
| CN102308150A (zh) * | 2009-01-09 | 2012-01-04 | 佐勒技术公司 | 用于监视锅炉内部的燃烧特性的方法和设备 |
| US9366621B2 (en) | 2012-04-19 | 2016-06-14 | Zolo Technologies, Inc. | In-furnace retro-reflectors with steerable tunable diode laser absorption spectrometer |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP31326095A patent/JPH09152126A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7729566B2 (en) * | 2003-03-31 | 2010-06-01 | Zolo Technologies, Inc. | Method for the monitoring and control of a process |
| CN102308150A (zh) * | 2009-01-09 | 2012-01-04 | 佐勒技术公司 | 用于监视锅炉内部的燃烧特性的方法和设备 |
| US8786856B2 (en) | 2009-01-09 | 2014-07-22 | Zolo Technologies, Inc. | Method and apparatus for monitoring combustion properties in an interior of a boiler |
| US9366621B2 (en) | 2012-04-19 | 2016-06-14 | Zolo Technologies, Inc. | In-furnace retro-reflectors with steerable tunable diode laser absorption spectrometer |
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