JPH09137803A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

Info

Publication number
JPH09137803A
JPH09137803A JP29821395A JP29821395A JPH09137803A JP H09137803 A JPH09137803 A JP H09137803A JP 29821395 A JP29821395 A JP 29821395A JP 29821395 A JP29821395 A JP 29821395A JP H09137803 A JPH09137803 A JP H09137803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston body
gas
generating agent
gas generating
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP29821395A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatake Iwakura
正剛 岩倉
Toyomi Iguchi
豊巳 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOSOYA KAKO KK
Hosoya Fireworks Co Ltd
Original Assignee
HOSOYA KAKO KK
Hosoya Fireworks Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOSOYA KAKO KK, Hosoya Fireworks Co Ltd filed Critical HOSOYA KAKO KK
Priority to JP29821395A priority Critical patent/JPH09137803A/ja
Publication of JPH09137803A publication Critical patent/JPH09137803A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で簡単な構造であり、瞬時に作動し、迅
速な作動が要求される安全装置等の分野においても好適
に用いることができるアクチュエータを提供することで
ある。 【解決手段】 燃焼によりガスを発生するガス発生剤
と、前記ガス発生剤の燃焼により発生するガスの圧力に
より駆動するピストン体とを備えてなることを特徴とす
るアクチュエータである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアクチュエータに
関し、さらに詳しくは、小型で簡単な構造であり、瞬時
に作動し、迅速な作動が要求される安全装置等の分野に
おいても好適に用いることができるアクチュエータに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のアクチュエータは、電動式であっ
た。しかし、電動式の場合、アクチュエータを作動する
のに大きな出力を要し、アクチュエータの構造が複雑化
し、大型化するという問題がある。また、作動するのに
時間がかかり過ぎるという問題がある。一方、近時、迅
速な作動が要求される安全装置等の分野においても好適
に用いることができるアクチュエータの開発が要望され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記要望
に応え、前記従来における問題を解決することを目的の
一つとする。また、この発明は、小型で簡単な構造であ
り、瞬時に作動し、迅速な作動が要求される安全装置等
の分野においても好適に用いることができるアクチュエ
ータを提供することを目的の一つとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、燃焼によりガスを発生するガス発生剤と、前
記ガス発生剤の燃焼により発生するガスの圧力により駆
動するピストン体とを備えてなることを特徴とするアク
チュエータである。前記アクチュエータにおいては、前
記ガス発生剤が火薬類である態様が好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明のアクチュエータは、ガ
ス発生剤とピストン体とを備えてなる。
【0006】前記ガス発生剤としては、燃焼によりガス
を発生することができればよく、たとえば、アジ化ナト
リウムと過塩素酸カリウムの混合物等のそれ自体公知の
ガス発生剤、ジアゾジニトロフェノール(DDNP)や
ロダン化鉛と塩素酸カリウム混合物等の火薬類などが挙
げられる。これらのガス発生剤の中でも、アクチュエー
タを瞬時に作動させる必要がある場合には、瞬間的に燃
焼して多量のガスを発生させ、爆発を起こさせる火薬類
が好ましい。前記ガス発生剤の種類、量等は、前記ピス
トン体の大きさ、アクチュエータの用途等に応じて適宜
決定することができる。
【0007】この発明のアクチュエータは、前記ガス発
生剤を燃焼させる手段を備えることができる。このよう
な手段としては、たとえば、スイッチを入れると起動
し、前記ガス発生剤に通電してこれを燃焼させる電気回
路などが挙げられる。前記電気回路は、直接、前記ガス
発生剤に接続してもよいし、あるいは、目的に応じて、
点火薬、速火線などを介して前記ガス発生剤に間接的に
接続してもよい。
【0008】前記ピストン体としては、前記ガス発生剤
の燃焼により発生するガスの圧力により駆動することが
できればよく、その形状、構造、大きさなどは目的に応
じて適宜選択することができる。前記ピストン体の素材
は、たとえば、金属、合金、プラスチックス、セラミッ
クス、複合材料などの中から選択される。
【0009】アクチュエータを繰り返し使用することが
できるようにするためには、前記ピストン体は、アクチ
ュエータに脱落不能に備えておくのが好ましい。この場
合、前記ガス発生剤を燃焼してアクチュエータを作動さ
せた後、前記ガス発生剤をアクチュエータに再装填する
だけでアクチュエータの再使用が可能になる。前記アク
チュエータに前記ピストン体を脱落不能に備えるように
する方法としては、たとえば、前記ピストン体に、前記
ピストン体の外径よりも大きな外径を有するフランジ部
を設け、このフランジ部を脱落不能にアクチュエータ内
に収容させる方法などがある。
【0010】この発明においては、前記ピストン体は、
シリンダー容器に収容させることができる。前記シリン
ダー容器としては、その形状、構造、大きさ等について
は特に制限はなく、前記ピストン体に応じて適宜決定す
ることができる。前記シリンダー容器の素材としては、
前記ピストン体の素材として例示した素材が挙げられ
る。
【0011】前記シリンダー容器は、たとえば、一端有
底の筒体であり、その内周面は前記ピストン体のフラン
ジ部と摺動可能であり、その底面には前記ピストン体が
摺動可能な貫通孔が形成されている。このようなシリン
ダー容器においては、前記ピストン体は、前記シリンダ
ー容器における前記貫通孔を貫通した状態で、かつ、そ
のフランジ部が前記シリンダー容器における内周面と接
した状態で収容される。このとき、前記ピストン体のフ
ランジ部と前記シリンダー容器の底面との間に、弾性部
材を配置しておくのが好ましい。この場合、前記ピスト
ン体に大きな圧力がかかったときにのみ、前記ピストン
体が駆動するので、アクチュエータの誤作動を効果的に
防止することができる。前記弾性部材としては、たとえ
ば、伸びた状態が定常状態であるコイルスプリングなど
が挙げられる。なお、このようにアクチュエータを設計
する場合、前記ピストン体のフランジ部の周側面に、前
記シリンダー容器の内周面と気密に接触可能なパッキン
を設けておくのが好ましい。前記パッキンを設けておく
と、前記ガス発生剤の燃焼により生じたガスの圧力が効
率的に前記ピストン体に伝達される。
【0012】前記シリンダー容器に前記ピストン体を収
容した場合、前記ピストン体のフランジ部の露出端面側
に、前記ガス発生剤が装填される。前記シリンダー容器
における、前記ガス発生剤が装填される側の開口部に
は、蓋部材が螺合等により装着される。この場合、アク
チュエータを作動させた後、前記蓋部材を取り外して、
新しい前記ガス発生剤を装填すると、アクチュエータを
再使用することができる。
【0013】この発明のアクチュエータは以下のように
作用する。ガス発生剤を燃焼させ、ガスを発生させる。
前記ガス発生剤の燃焼により発生するガスの圧力によ
り、ピストン体が駆動する。その結果、前記アクチュエ
ータが作動する。前記ガス発生剤が火薬類である場合に
は、燃焼により爆発が起こり、前記ピストン体が瞬時に
駆動する。
【0014】この発明のアクチュエータは、小型で簡単
な構造であり、瞬時に作動するので、迅速な作動が要求
される安全装置等の分野においても好適に用いることが
できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明のアクチュエータの実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は、この発明のアクチュエータの一実
施例を示す断面概略説明図である。図1に示すアクチュ
エータ1は、ピストン体2とシリンダー容器3と弾性部
材4とガス発生剤5と点火薬6と蓋部材7とを備えてな
る。
【0017】ピストン体2は、棒部10とフランジ部1
1とからなる。棒部10は円柱形状を有し、フランジ部
11は棒部10よりも直径の大きな略円柱形状を有す
る。フランジ部11は、フランジ部11の軸と棒部10
の軸とが同軸になるようにして、棒部10の一端に一体
的に接続されている。ピストン体2は合金製である。
【0018】シリンダー容器3は、一端有底の筒体であ
る。シリンダー容器3は、その開口部側は肉薄に形成さ
れ、表面にネジ山12が形成されている。シリンダー容
器3の内径は、ピストン体2のフランジ部11の外径と
ほぼ同じ大きさになっている。シリンダー容器3の底面
中心には、貫通孔13が形成されている。貫通孔13の
内径は、ピストン体2の棒部10の外径とほぼ同じ大き
さになっている。シリンダー容器3は合金製である。
【0019】シリンダー容器3は、その貫通孔13がピ
ストン体2の棒部10に貫通された状態で、ピストン体
2を収容する。このとき、シリンダー容器3の内周面と
ピストン体2におけるフランジ部11の外周面とは摺動
可能になっており、シリンダー容器3における貫通孔1
3の内周面とピストン体3における棒部10の外周面と
は摺動可能になっている。なお、ピストン体2における
フランジ部11の周側面には、パッキン14が設けられ
ている。このため、ピストン体2とシリンダー容器3と
は気密に接触している。
【0020】弾性部材4は、ピストン体2のフランジ部
11とシリンダー容器3の底面との間に、ピストン体2
の棒部10に貫通された状態で配置されている。弾性部
材4は、伸びた状態が定常状態である金属製のコイルス
プリングである。この弾性部材4により、ピストン体2
は、大きな圧力がかかったときにのみ移動可能である。
このため、ピストン体2が誤作動することはない。
【0021】ガス発生剤5は、ジアゾジニトロフェノー
ル(DDNP)やロダン化鉛と塩素酸カリウム混合物で
ある。ガス発生剤5は、シリンダー容器3の内径とほぼ
同じ外径を有する、一端有底の円筒形の容器(図示せ
ず)に充填される。この容器は、その開口部とピストン
体2におけるフランジ部11の露出端面とが互いに臨む
ようにして、シリンダー容器3内に収容される。
【0022】点火薬6は、ガス発生剤5に連接した状態
で配置される。点火薬6は、それ自身燃焼してガス発生
剤5を燃焼させる。この実施例において、点火薬6は、
導線を介して電気回路(図示せず)に接続されている。
前記電気回路は、スイッチが入れられると、点火薬6に
通電してこれを燃焼させる。
【0023】蓋部材7は、一端有底の円筒形状を有し、
シリンダー容器3と同じ外径を有する。蓋部材7の内周
面には、シリンダー容器3に形成されたネジ山12と螺
合可能なネジ山15が形成されている。このため、蓋部
材7は、シリンダー容器3と着脱可能である。
【0024】このアクチュエータ1は、以下のように作
用する。すなわち、電気回路のスイッチを入れる。電気
回路から発火剤6に通電される。発火剤6が発火し、燃
焼する。この燃焼に伴ってガス発生剤5が燃焼し、瞬時
にガスが多量に発生する。このガスの圧力により、ガス
発生剤5が充填されていた容器は、蓋部材7側に押さ
れ、前記容器の底面と前記蓋部材7の底面とが当接す
る。一方、ピストン体2は、弾性部材4の付勢力に反
し、弾性部材4を縮める方向に向かって押され、そのフ
ランジ部11とシリンダー容器3の底面とが当接する位
置にまできわめて瞬時に移動する。このとき、ピストン
体2のフランジ部11の周側面にはパッキン14が設け
られているので、前記ガスの圧力は効率よく、ピストン
体2に伝達される。こうして、アクチュエータ1は作動
する。
【0025】このアクチュエータ1を作動させた後、蓋
部材7を取り外し、ガス発生剤を充填しておいた空の容
器を取り出す。そして、この空の容器に代えて、ガス発
生剤5の充填された別の容器を同様にシリンダー容器3
に収容し、蓋部材7を装着すると、アクチュエータ1の
再使用が可能になる。このアクチュエータ1は、小型で
簡単な構造であり、瞬時に作動するので、迅速な作動が
要求される安全装置等の分野においても好適に用いるこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】この発明によると、前記従来における問
題を解決することができる。また、この発明によると、
小型で簡単な構造であり、瞬時に作動し、迅速な作動が
要求される安全装置等の分野においても好適に用いるこ
とができるアクチュエータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のアクチュエータの一実施例
を示す断面概略説明図である。
【符号の説明】
1・・・アクチュエータ、2・・・ピストン体、3・・
・シリンダー容器、4・・・弾性部材、5・・・ガス発
生剤、6・・・点火剤、7・・・蓋部材、10・・・棒
部、11・・・フランジ部、12・・・ネジ山、13・
・・貫通孔、14・・・パッキン、15・・・ネジ山

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼によりガスを発生するガス発生剤
    と、前記ガス発生剤の燃焼により発生するガスの圧力に
    より駆動するピストン体とを備えてなることを特徴とす
    るアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 ガス発生剤が火薬類である請求項1に記
    載のアクチュエータ。
JP29821395A 1995-11-16 1995-11-16 アクチュエータ Withdrawn JPH09137803A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29821395A JPH09137803A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29821395A JPH09137803A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09137803A true JPH09137803A (ja) 1997-05-27

Family

ID=17856687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29821395A Withdrawn JPH09137803A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09137803A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107448436A (zh) * 2017-08-11 2017-12-08 中国人民解放军63976部队 一种双向动能输出型火药作动器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107448436A (zh) * 2017-08-11 2017-12-08 中国人民解放军63976部队 一种双向动能输出型火药作动器
CN107448436B (zh) * 2017-08-11 2018-08-17 中国人民解放军63976部队 一种双向动能输出型火药作动器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3978791A (en) Secondary explosive detonator device
US4892037A (en) Self consumable initiator
US2872870A (en) Igniter squib
US20070119325A1 (en) Energetic material initiation device utilizing exploding foil initiated ignition system with secondary explosive material
US3372643A (en) Low explosive primerless formed charges
US5536990A (en) Piezoelectric igniter
US8593104B2 (en) Power source for starting engines of vehicles and the like
WO2019017229A1 (ja) ガス発生器
US2597641A (en) Pressure-operated starting device
US6767108B1 (en) Non-lethal flash grenade
US4412420A (en) Explosive actuated pin puller
JPH09137803A (ja) アクチュエータ
US3610151A (en) Nonelectric squib assembly
AU759187B2 (en) Detonator
US10605576B1 (en) Dual mode initiator system
JP7034075B2 (ja) アクチュエータ
US3641938A (en) Percussion or vibration fuse for explosive charge
JP2921573B2 (ja) 火工品点火装置
US4406229A (en) Delay cartridge with temperature programmed flash chamber
JP6396825B2 (ja) 点火器
NO122738B (ja)
US9175937B1 (en) Gasless ignition system and method for making same
JP6632433B2 (ja) アクチュエータ
JP2019011946A (ja) 点火器、点火方法及び点火器の組立方法
US2996990A (en) Explosive actuator

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030204