JPH09132200A - 無重力状態生起装置 - Google Patents
無重力状態生起装置Info
- Publication number
- JPH09132200A JPH09132200A JP7311674A JP31167495A JPH09132200A JP H09132200 A JPH09132200 A JP H09132200A JP 7311674 A JP7311674 A JP 7311674A JP 31167495 A JP31167495 A JP 31167495A JP H09132200 A JPH09132200 A JP H09132200A
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- JP
- Japan
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- capsule
- fluid
- gravity
- inverted
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- Pending
Links
- 239000002775 capsule Substances 0.000 claims abstract description 43
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 22
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 abstract description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 垂直面A上に逆U形状の管路1を設け、
この管路1の最上部にカプセル2を保持する保持部材3
の一端を固定し、この保持部材3にカプセル2を上下動
可能に取付け、このカプセル2の周囲に流体6を一方向
に連続的に流す構成とした無重力状態生起装置。 【効果】 従来の装置に比べて著しく安価で且つ簡便に
無重力状態を生起し長時間持続を可能とする効果を有す
る。
この管路1の最上部にカプセル2を保持する保持部材3
の一端を固定し、この保持部材3にカプセル2を上下動
可能に取付け、このカプセル2の周囲に流体6を一方向
に連続的に流す構成とした無重力状態生起装置。 【効果】 従来の装置に比べて著しく安価で且つ簡便に
無重力状態を生起し長時間持続を可能とする効果を有す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無重力状態を簡便に
生起させることのできる装置に関する。
生起させることのできる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地球上のあらゆる物体には、万有引力に
よる重力が働く。無重力状態を生起させるためには、地
球外の軌道を運動する人工衛星を利用することを除け
ば、垂直落下するカプセル若しくは航空機によって、重
力加速度を打ち消す方法が用いられているだけである。
よる重力が働く。無重力状態を生起させるためには、地
球外の軌道を運動する人工衛星を利用することを除け
ば、垂直落下するカプセル若しくは航空機によって、重
力加速度を打ち消す方法が用いられているだけである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の垂
直落下するカプセル若しくは航空機による無重力状態は
極めて短時間しか持続させることができない。人工衛星
の打ち上げには巨額の費用が必要であって一般に利用す
ることはできない。
直落下するカプセル若しくは航空機による無重力状態は
極めて短時間しか持続させることができない。人工衛星
の打ち上げには巨額の費用が必要であって一般に利用す
ることはできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、地上の装置で力学的に無重力状態を生起さ
せる装置を提供する。具体的には、請求項1の無重力状
態生起装置は、垂直面上に逆U形状の管路を設け、この
管路の最上部にカプセルを保持する保持部材の一端を固
定し、この保持部材にカプセルを上下動可能に取付け、
このカプセルの周囲に流体を一方向に連続的に流す構成
とした。流体の作用でカプセルに上向きの加速度を与
え、無重力状態を生起させる。
に本発明は、地上の装置で力学的に無重力状態を生起さ
せる装置を提供する。具体的には、請求項1の無重力状
態生起装置は、垂直面上に逆U形状の管路を設け、この
管路の最上部にカプセルを保持する保持部材の一端を固
定し、この保持部材にカプセルを上下動可能に取付け、
このカプセルの周囲に流体を一方向に連続的に流す構成
とした。流体の作用でカプセルに上向きの加速度を与
え、無重力状態を生起させる。
【0005】請求項2の無重力状態生起装置は、垂直面
上に逆U形状の管路を設け、この管路の最上部にカプセ
ルを磁力保持する磁力発生手段を取付け、前記カプセル
を磁性材料で構成し、このカプセルの周囲に流体を一方
向に連続的に流す構成とした。磁力で静止させたカプセ
ルに流体の作用で上向きの加速度を与え、無重力状態を
生起させる。
上に逆U形状の管路を設け、この管路の最上部にカプセ
ルを磁力保持する磁力発生手段を取付け、前記カプセル
を磁性材料で構成し、このカプセルの周囲に流体を一方
向に連続的に流す構成とした。磁力で静止させたカプセ
ルに流体の作用で上向きの加速度を与え、無重力状態を
生起させる。
【0006】すなわち、請求項1及び2において、垂直
面上を円運動する流体内に置いたカプセルを水平面上に
静止させることにより、カプセルに上向きの加速度を与
えることができる。
面上を円運動する流体内に置いたカプセルを水平面上に
静止させることにより、カプセルに上向きの加速度を与
えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る無重力状態
生起装置の原理図、図2は図1の2−2線断面図であ
る。垂直面A上に半径rの逆U形状の管路1を設ける。
カプセル2を管路1内の最上部の内壁に取付けた保持部
材3により、水平面B上に上下動可能に取付ける。貯槽
4及びポンプ又はブロアー5により、管路1に流体6
(例えば水や空気)を送り、流体6を循環させる。
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る無重力状態
生起装置の原理図、図2は図1の2−2線断面図であ
る。垂直面A上に半径rの逆U形状の管路1を設ける。
カプセル2を管路1内の最上部の内壁に取付けた保持部
材3により、水平面B上に上下動可能に取付ける。貯槽
4及びポンプ又はブロアー5により、管路1に流体6
(例えば水や空気)を送り、流体6を循環させる。
【0008】流体6の速度をvとすれば、カプセル2は
流体6中を相対速度vで円運動することになり、上向き
の加速度v2/rが働く。一例としてr=0.2mの管
路1に1.4m/sの速度で流体を流すことにより、カ
プセル2には、(1.4)2/0.2=9.8(m/
s2)の上向き加速度が働き、カプセル2の内部は無重
力となる。
流体6中を相対速度vで円運動することになり、上向き
の加速度v2/rが働く。一例としてr=0.2mの管
路1に1.4m/sの速度で流体を流すことにより、カ
プセル2には、(1.4)2/0.2=9.8(m/
s2)の上向き加速度が働き、カプセル2の内部は無重
力となる。
【0009】図3は本発明に係る無重力状態生起装置の
別実施例原理図、図4は図3の4−4線断面図である。
垂直面A上に半径rの逆U形状の管路11を設ける。こ
の管路11の最上部の左右に磁力発生手段12a,12
bを設ける。磁力発生手段12a,12bは面Aに直交
し且つ面Bに平行の磁力線を発する。そして、カプセル
13を磁性材料で構成し、このカプセル13を管路11
内の最上部に磁力により静止させる。貯槽4及びポンプ
又はブロアー5により、管路11に流体6(例えば水)
を送り、流体6を循環させる。
別実施例原理図、図4は図3の4−4線断面図である。
垂直面A上に半径rの逆U形状の管路11を設ける。こ
の管路11の最上部の左右に磁力発生手段12a,12
bを設ける。磁力発生手段12a,12bは面Aに直交
し且つ面Bに平行の磁力線を発する。そして、カプセル
13を磁性材料で構成し、このカプセル13を管路11
内の最上部に磁力により静止させる。貯槽4及びポンプ
又はブロアー5により、管路11に流体6(例えば水)
を送り、流体6を循環させる。
【0010】流体6の速度をvとすれば、カプセル13
は流体6中を相対速度vで円運動することになり、上向
きの加速度v2/rが働く。一例としてr=0.2mの
管路11に1.4m/sの速度で流体を流すことによ
り、カプセル13には、(1.4)2/0.2=9.8
(m/s2)の上向き加速度が働き、カプセル13の内
部は無重力となる。
は流体6中を相対速度vで円運動することになり、上向
きの加速度v2/rが働く。一例としてr=0.2mの
管路11に1.4m/sの速度で流体を流すことによ
り、カプセル13には、(1.4)2/0.2=9.8
(m/s2)の上向き加速度が働き、カプセル13の内
部は無重力となる。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の無重力状態生起装置は、垂直面上に逆
U形状の管路を設け、この管路の最上部にカプセルを保
持する保持部材の一端を固定し、この保持部材にカプセ
ルを上下動可能に取付け、このカプセルの周囲に流体を
一方向に連続的に流す構成としたので、従来の装置に比
べて著しく安価で且つ簡便に無重力状態を生起し長時間
持続を可能とする効果を有する。
する。請求項1の無重力状態生起装置は、垂直面上に逆
U形状の管路を設け、この管路の最上部にカプセルを保
持する保持部材の一端を固定し、この保持部材にカプセ
ルを上下動可能に取付け、このカプセルの周囲に流体を
一方向に連続的に流す構成としたので、従来の装置に比
べて著しく安価で且つ簡便に無重力状態を生起し長時間
持続を可能とする効果を有する。
【0012】請求項2の無重力状態生起装置は、垂直面
上に逆U形状の管路を設け、この管路の最上部にカプセ
ルを磁力保持する磁力発生手段を取付け、前記カプセル
を磁性材料で構成し、このカプセルの周囲に流体を一方
向に連続的に流す構成としたので、従来の装置に比べて
著しく安価で且つ簡便に無重力状態を生起し長時間持続
を可能とする効果を有する。しかも、カプセルの保持を
磁力としたので、保持に係る摩擦力の発生を抑えること
ができ、必要があれば回転磁場を用いてカプセルを自転
させることもできる。
上に逆U形状の管路を設け、この管路の最上部にカプセ
ルを磁力保持する磁力発生手段を取付け、前記カプセル
を磁性材料で構成し、このカプセルの周囲に流体を一方
向に連続的に流す構成としたので、従来の装置に比べて
著しく安価で且つ簡便に無重力状態を生起し長時間持続
を可能とする効果を有する。しかも、カプセルの保持を
磁力としたので、保持に係る摩擦力の発生を抑えること
ができ、必要があれば回転磁場を用いてカプセルを自転
させることもできる。
【図1】本発明に係る無重力状態生起装置の原理図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】本発明に係る無重力状態生起装置の別実施例原
理図
理図
【図4】図3の4−4線断面図
1,11…管路、2,13…カプセル、3…保持部材、
4…貯槽、5…ポンプ又はブロアー、6…流体、12
a,12b…磁力発生手段、A…垂直面、B…水平面。
4…貯槽、5…ポンプ又はブロアー、6…流体、12
a,12b…磁力発生手段、A…垂直面、B…水平面。
Claims (2)
- 【請求項1】 垂直面上に逆U形状の管路を設け、この
管路の最上部にカプセルを保持する保持部材の一端を固
定し、この保持部材にカプセルを上下動可能に取付け、
このカプセルの周囲に流体を一方向に連続的に流す構成
とした無重力状態生起装置。 - 【請求項2】 垂直面上に逆U形状の管路を設け、この
管路の最上部にカプセルを磁力保持する磁力発生手段を
取付け、前記カプセルを磁性材料で構成し、このカプセ
ルの周囲に流体を一方向に連続的に流す構成とした無重
力状態生起装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7311674A JPH09132200A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 無重力状態生起装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7311674A JPH09132200A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 無重力状態生起装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09132200A true JPH09132200A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=18020113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7311674A Pending JPH09132200A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 無重力状態生起装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09132200A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104494847A (zh) * | 2014-11-26 | 2015-04-08 | 中国航天员科研训练中心 | 往复运动加速度生成器 |
WO2021071604A3 (en) * | 2019-08-30 | 2021-09-10 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | Universal ground-based reduced gravity system |
-
1995
- 1995-11-07 JP JP7311674A patent/JPH09132200A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104494847A (zh) * | 2014-11-26 | 2015-04-08 | 中国航天员科研训练中心 | 往复运动加速度生成器 |
WO2021071604A3 (en) * | 2019-08-30 | 2021-09-10 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | Universal ground-based reduced gravity system |
CN114787893A (zh) * | 2019-08-30 | 2022-07-22 | 亚利桑那州立大学董事会 | 通用地面失重系统 |
EP4022592A4 (en) * | 2019-08-30 | 2023-12-06 | Arizona Board of Regents on behalf of Arizona State University | UNIVERSAL GROUND-BASED REDUCED GRAVITY SYSTEM |
CN114787893B (zh) * | 2019-08-30 | 2024-03-26 | 亚利桑那州立大学董事会 | 通用地面失重系统 |
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