JPH09131329A - Ecg信号における非生理的変動の補正方法および補正装置 - Google Patents

Ecg信号における非生理的変動の補正方法および補正装置

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JPH09131329A
JPH09131329A JP8230959A JP23095996A JPH09131329A JP H09131329 A JPH09131329 A JP H09131329A JP 8230959 A JP8230959 A JP 8230959A JP 23095996 A JP23095996 A JP 23095996A JP H09131329 A JPH09131329 A JP H09131329A
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    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/316Modalities, i.e. specific diagnostic methods
    • A61B5/318Heart-related electrical modalities, e.g. electrocardiography [ECG]
    • A61B5/346Analysis of electrocardiograms
    • A61B5/349Detecting specific parameters of the electrocardiograph cycle
    • A61B5/366Detecting abnormal QRS complex, e.g. widening

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ECG信号における非生理的変動に対する補
正方法および補正装置を提供する。 【解決手段】 信号サンプルをm*pマトリクスの形態
に記録し、ここでmはサンプル数、pは患者(3)に適
用される測定電極(2)からの使用される導出数であ
り、当該測定マトリクスと基準マトリクスとの差を、測
定マトリクスの平行移動、同期化、回転およびスケーリ
ングの操作の1つ以上によって最小化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、心拍中に記録され
た信号または心拍の特徴的部分を整形し、デジタル化す
る、ECG信号における非生理的変動の補正方法に関す
る。
【0002】本発明はさらに、患者に適用された測定電
極によりピックアップされた信号を整形する手段と、前
記信号をデジタル化するためのA/Dコンバータと、計
算ユニットとを有する、ECG信号における非生理的変
動の補正装置に関する。
【0003】
【従来の技術】心拍毎のECG信号の変動は患者の呼吸
運動や位置の変化によって生じるものである。この変動
はECG信号に対して複数の分析を行う際にますます複
雑となる。この種の変化は主として胴体の幾何形状の変
化および心臓の相対位置の変化によるものであり、心臓
の電気軸が使用する測定電極の位置に対して相対的に変
化するのである。例えばQRS複合波の形態的分類で
は、ECG信号のこの変動によって、同じ心拍を表すQ
RS複合波が異なる複合波に分類されてしまうことがあ
る。これは専ら患者の胴体における幾何形状の変化によ
ってECG信号の変化が生じるからである。このことは
長時間の患者監視ではとりわけゆゆしい問題である。す
なわちそのような患者においては患者が位置を変えたと
きに新しい“正常”QRS複合波が生じる危険性があ
る。さらに、同じ患者からの複数の安静ECGを連続的
に比較するとしばしば不所望の変化が生じる。なぜな
ら、心臓に対する電極の位置が各試行毎に同じではない
からである。ECG信号における心拍毎の変化を研究す
るECG分散分析では、ECG信号における前記の非生
理的変動は非常にゆゆしい問題である。なぜなら、例え
ば患者の呼吸によって生じるこの変動はしばしば心筋機
能に関連する研究すべき変動よりも大きいからである。
【0004】この問題を解決すべく多数の試みがなされ
たが、いずれも不適当または不十分なものである。
【0005】QRS複合波の形態分類では、前記の問題
を例えば直接的に、QRS複合波の類似性の測定と同じ
ような抽出された数量を使用することによって解決しよ
うと試みられた。この数量はある程度複合波の正確な形
態に依存しない。このような数量は例えばQRS複合波
の表す2次元信号面の幅と面積である。しかしこの形式
の形態分類は一般的に、複合波サンプル間の相関に基づ
く形態分類よりもその結果が思わしくない。Pahim and
Soermo, "Data Processing of Exercise ECGs",IEEE Tr
ansactions on Biomedical Engineering, vol. BME-34,
pp. 158-165,February 1987, Cruts et ai., "Arrhyth
mia Typifcation in a Real-Time Analysis System for
Monitoring Geriatric Patients during Exercises",
Proceedings from the Coference on Computers in Car
diology IEEE 1985, pp. 423-426, Alste et al., "Bea
t-to-Beat Analysis of Waveshape and Rhythm in XECG
Using Inner Vector Product Hardware", Computers in
Cardiology, pp. 355-358, IEEE 1982 参照。
【0006】しかし複合波のサンプル間の相関に基づく
後者の技術は、QRS複合波における呼吸変動の影響を
受けやすい。このことを補償しようとする試みは通常、
基準複合波の更新または平均化によるテンプレートを使
用する。しかしこの方法にも制限がある。すなわち、Q
RS複合波の電気軸の方向の変動を基準複合波との相関
前に補償する技術が現在のところないのである。
【0007】同じ患者で記録された複数の安静ECGを
異なる時間で連続的に比較する場合には、しばしば不所
望の変動が存在する。なぜなら、心臓に対する電極の位
置が1試行毎に同じではないからである。この不所望の
変動を低減する手段の1つがRubel et al., "Methodolo
gy of ECG Interpretation in the Lyon Program",Met
h. Inform, Med. Vol. 29, no. 4, pp. 393-402, (199
0), Fayn et al., "Quantitaive Assessment of Beat-t
o-Beat Variability in Ambulatory ECG Recordings",
Rubel et al., "New Strategies in Serial ECG Compar
ison and TrendAnalysis", Computer ECG Analysis': T
owards Standardization, Elsevier Science Publisher
s B.V. (North-Hollsnd), pp. 323-328 (1986)に記載さ
れている。この手段では3次元ベクトルループの幾何的
変換が行われる。したがって、この手段はいわゆるベク
トル・カルディオグラムの記録を必要とする。このこと
は電極を3つの直交導出の得られるように配置すること
を意味する。この手段は比較的複雑であり、これに加え
てリアルタイムで実現するのが困難な相互処理である。
したがって心拍毎の変動に適用するのは困難である。
【0008】分散ECG、すなわちECG信号の心拍毎
の変動は虚血性心臓疾患の診断のために研究される。Pr
asad and Gupta, "Phase-Invariant Signature Algorit
hm"."A noninvasive Technique for Early Detection a
nd Quantification of Quabain-induced Caediac Disor
ders"; Angiology 30, pp. 721-732 (1979), Ben-Haim
et al., "Beat to Beat Variation in Healed Myocardi
al Infraction". AmJ Cardiol 1992, 70: pp. 1139-114
2. 米国特許第5188116号明細書には、分散EC
Gを用いた虚血性心臓疾患を検出するための技術が記載
されている。ここではECG信号における呼吸変動の補
正がQRS複合波のスケーリングによって行われる。こ
のスケーリングはR波の振幅に基づいて行われる。Shaw
and Savard, "On the Detection of QRS Variations i
n the ECG", IEEE Transactions on Biomedical Engine
ering, Vol. 42, No. 7, pp. 736-741 (1995)参照。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
に論議した従来技術の欠点を克服し、ECG信号におけ
る非生理的変動に対する補正方法および補正装置を提供
することである。本明細書において、“非生理的”とは
心臓の電気活動によって引き起こされたのではない変動
を意味する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によ
り、信号サンプルをm*pマトリクスの形態に記録し、
ここでmはサンプル数、pは患者に適用される測定電極
からの使用される導出数であり、当該測定マトリクスと
基準マトリクスとの差を、測定マトリクスの平行移動、
同期化、回転およびスケーリングの操作の1つ以上によ
って最小化するように構成して解決される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、ECG信号の種々の形
式の分析を実行するECG装置に適用することができ
る。本発明はとりわけ、同じ患者からの信号を異なる時
間で比較することに基づく分析に対して有利である。こ
のような分析の例はQRS複合波の形態分類であり、こ
のQRS複合波は実質的に他のすべてのECG分析の基
礎を診断および監視において形成する。本発明に対する
適用の別の例は、同じ患者からの記憶された安静ECG
の連続比較と分散ECGある。ここでは効果的な補正が
非生理的な心拍毎のECG信号変動および日毎のECG
信号変動で行われる。心臓位置と電極との変化の主たる
原因は呼吸運動または電極配置の差によるものである。
【0012】本発明による方法および装置では、患者に
適用された測定電極からの信号がサンプリングされ記憶
される。信号は心拍の間、または例えばQSR複合波の
ような心拍の特徴的部分の間、記録される。QRS複合
波の開始と終了を検出するための方法は公知である。例
えばSornmo, "A Model-Based Approach to QRS Delinea
tion", Computers and Biomedical Reserch, Vol. 20,
pp. 526-542 (1987)参照。記録された信号はm*pマト
リクスに記憶される。ここでmはサンプル数、すなわち
複合波の長さを表す。なぜなら、複合波は通常複数のサ
ンプルで測定されるからである。各サンプル間の間隔は
近似的に一定である。pは適用された電極からの使用さ
れる導出の数である。
【0013】異なる時間で導出される2つのこのような
マトリクスの差は次のような演算の実施によって低減さ
れる。すなわち、幾何的かつ非生理的変動のみを補正す
る演算の実施によって低減される。使用される演算は平
行移動、時間同期化、回転およびスケーリングである。
【0014】このようなマトリクスをそれぞれAおよび
Bと表せば、Aは基準マトリクスであり、平行移動を定
数値、例えばDCレベルをマトリクスBの各ラインから
の減算によって実行することができる。しかしより良好
な方法では信号のベースライン・フィルタリングを実行
しなければならない。これはマトリクスに記憶する前に
より進んだアルゴリズムを用いて行う。したがって、本
発明の装置の有利な実施例によれば、条件手段がハイパ
スフィルタを有する。このハイパスフィルタはベースラ
イン変動をECG信号からろ波するように構成されてい
る。言い替えると、平行移動はマトリクスAとBとの差
を低減する前に行う。
【0015】本発明の方法の有利な実施例によれば、測
定マトリクスに記憶された測定データは同期化のために
シフトされ、新たな測定マトリクスに対する1つのサン
プル(これに基づき測定マトリクスは基準マトリクスと
比較して最小の差を示す)が同期測定マトリクスとして
選択される。その結果、最小化はBマトリクスの数に対
して実行される。QRS検出点が同期点の粗い評価を提
供すると仮定すれば、最小化は例えば10のBマトリク
スに対して実行することができる。このマトリクスはし
たがって5のサンプルを含み、このサンプルは同期点に
対して両方向でシフトされている。
【0016】回転はマトリクスBをマトリクスQと乗算
することによって実行される。このマトリクスはマトリ
クスBの回転のみを実行し、ベクトルの長さまたは内部
ベクトル角を変化させない。このようなマトリクスはい
わば直交であり、ユニタリマトリクスが得られる環境に
よって特徴付けられる。ユニタリマトリクスでは、マト
リクスがその共役により乗算されるとき、すなわち対角
へ反射されるとき、すべての要素が直交要素(これは1
である)を除いてゼロである。
【0017】スケーリングはスケール係数によるマトリ
クスと乗算することによって実行される。
【0018】本発明の別の有利な実施例によれば、1つ
のマトリクスを他のマトリクスから減算することにより
得られるフロベニウス・ノルムがマトリクス間の差の測
定として検出される。フロベニウス・ノルムはマトリク
ス内のすべての要素の平方和の加算とこの和の平方根を
求めることによって計算される。
【0019】AとBのマトリクスの差の最小化の問題は
数学的に次のように表現することができる。
【0020】最小化‖A−αB(τ)Q‖を条件Q
Q=Iの下で行う。
【0021】α=スケール係数 Q=回転マトリクス(p*p) τ=時間シフト(例えば[−5,5]) ‖ ‖はフロベニウス・ノルムを表す。
【0022】
【数1】
【0023】ここでAはm*nマトリクスであり、a
ijはサンプリングされた信号値を表す。
【0024】時間同期のための時間シフト最小化は理想
スケールの計算とマトリクス数に対する回転により実行
され、差が最小値であるマトリクスを選択する。
【0025】マトリクス間の差を最小にすることにより
生じる、スケーリングと回転についての問題の解決はと
くに公知である。例えば、Golub and Van Loan, Matrix
Computations, The Johns Hopkins University Press
(1989), chap. 12.4, pp. 581-587. 回転マトリクスQ
とスケーリング係数αに対する正確な表現は公式化する
ことができる。回転マトリクスQの計算では特異値因数
分解が用いられる。これは、マトリクスを2つの直交マ
トリクスと対角マトリクスの積として再度表すことを意
味する。回転マトリクスQにより最適回転が得られる。
回転マトリクスは2つの直交マトリクスの積によって定
義される。この2つの直交マトリクスはマトリクスBの
平行移動の特異値因数分解で、マトリクスAとの乗算に
よって得られる。
【0026】最適スケーリング係数αは二次マトリクス
の対角要素の和形成によって得られる。二次マトリクス
は最適回転されたBマトリクスの平行移動をマトリクス
Aと乗算し、マトリクスBをその平行移動と乗算したと
きに得られるマトリクスの対角要素の和によって除算す
ると得られる。
【0027】マトリクスQと係数αは数学的に次のよう
に導出することができる。
【0028】表現の最小化
【0029】
【数2】
【0030】ここでsp(x)は二次マトリクスXの対
角要素の和であり、固定のαに対してsp(Q
A)の最小化により得られる。
【0031】この表現を最大にするQはUVに等し
い。ここでマトリクスUとVは、BAからの特異値因
数分解、SVDの計算により得られる。Golub and Van
Loan,chap. 12.4.1参照。
【0032】αについての最小化は相応する導関数をゼ
ロにセットすることによって得られる。
【0033】 2αsp(BB)−2sp(QA)=0 ここから α=sp((BQ)A)/sp(BB) したがって本発明の基本は、記憶された心拍または心拍
の特徴的部分、例えばQRS複合波を変換する方法に使
用される。非生理的変動は上記のようにして最適に基準
複合波に関連して、複合波をさらに分析する以前に最小
化される。
【0034】本発明の方法の別の有利な実施例によれ
ば、回転およびスケーリング演算は同時に実行される。
【0035】本発明の方法の別の実施例によれば、選択
された測定マトリクスの所定数が基準マトリクスの検出
のために、上記の演算の1つまたは複数に従って補正さ
れる。このとき、測定マトリクスの1つを一時基準とし
て用い、これに基づいて補正されたマトリクスの平均値
が形成される。この平均値は基準マトリクスとしてセッ
トされる。クオリティチェックの後、例えば第1のQR
S複合波が一時基準としてセットされる。複数の後続の
複合波が回転され、スケーリングされ、そして平均値が
形成される。手順は次の連続測定マトリクスにより繰り
返すことができ、直接先行する平均値が基準値として用
いられる。このことは、平均値が、従って基準マトリク
スに生じた変化が所定の限界値を下回るまで繰り返され
る。補正後に存在する基準マトリクスから過度に大きく
偏差する測定マトリクス(例えばフロベニウス・ノルム
により測定されたように)は平均値計算から、本発明の
別の有利な実施例では除外される。
【0036】本発明によるECG信号の補正では、医学
情報の歪曲されないことの保証が非常に重要である。
【0037】本発明をいわゆる患者監視で記録された信
号の補正に用いると有利である。これは患者が例えば時
々寝返りを打つことが胴体の幾何変化の原因となるから
である。
【0038】QRS複合波は上に述べたように心拍の特
徴的部分である。しかし本発明はもちろん、心拍の別の
部分、例えばP波に適用することもできる。
【0039】本発明の装置の実施例は、分析ECGレコ
ーダのECGの形態分類に適用される。この実施例を以
下詳細に説明する。
【0040】
【実施例】図1は、患者3に適用された電極2によって
測定されたECG信号の記録分析装置を示す。電極2か
らの信号は増幅器4、アナログ・フィルタおよびA/D
コンバータ8に供給される。計算ユニット10は信号サ
ンプルをm*pマトリクスの形態で記憶するための記憶
手段11を有している。ここでmはサンプル数、pは患
者3に適用された測定電極からの導出の数である。記憶
手段は基準マトリクスを記憶するためのものであり、ア
ナログフィルタとA/Dコンバータ8の出力側に接続さ
れている。計算ユニット10はサンプリングされたEC
G信号の分析を実行し、結果はディスプレイ12または
プリンタ14に表示され、ハードディスクのような情報
記憶媒体16に記憶される。
【0041】本発明による装置は計算ユニット10の内
側に組み込まれている。この計算ユニットは1つ以上の
マイクロプロセッサを有する。
【0042】本実施例では、ECG信号の分析が心拍の
形態分類に対して適用される。これを以下図2に基づい
て説明する。
【0043】サンプリングされた導出は、ベースライン
変動を除去するため適切なデジタル・ハイパスフィルタ
5によりろ波される。このフィルタは図1のユニット1
0に配置されている。適切なハイパスフィルタの例は刊
行物WO92/15242およびWO92/15243
およびSoernmo, "Time-Varying Digital Filtering of
ECG Baseline Wander", Medical & Biologocal Enginee
ring & Computing, Vol. 31, pp. 503-508, (1993)に記
載されている。
【0044】選択および計算ユニット9はろ波された導
出から、QRS複合波の検出と分類に使用される導出の
選択と計算を行う。このとき有利には3つの直交導出が
用いられる。
【0045】ハイパスフィルタリングは、前記の選択ま
たは計算動作の後に実行することもできる。
【0046】装置はさらにQRS検出器20を有し、各
検出されたQRS複合波は以前に記録されたQRS複合
波に基づく基準と、時間同期および比較手段30で比較
される。検出されたQRS複合波は基準複合波の基準点
と比較される。
【0047】QRS検出器20は公知の形式である。比
較および時間同期は、瞬時のQRS複合波と基準複合波
との相互相関を下に詳細に述べる方法に従って計算する
ことに基づく。
【0048】検出されたQRS複合波は、回転およにス
ケーリング装置40で回転され、スケーリングされる。
これについては以下の詳細に述べる。これに続いて形態
分類が形態分類手段50で行われる。形態分類は従来の
ものよりも格段に高い信頼性で実行することができる。
QRS複合波の分類はさらなる分析のため分析ユニット
60で使用される。形態分類に基づいたこのような分析
の例はS−T測定に対する平均化および心臓リズム分析
である。これらの分析を分析ユニット60で実行するこ
とができる。
【0049】心拍の5つの異なる形式を表す5つまでの
基準値、すなわち5つの異なるQRS複合波形態が記憶
手段32に記憶されるとすれば、新たに測定されたQR
S複合波が存在する基準に十分に類似しない度に新たな
QRS複合波が適切に形成される。すなわち、存在する
基準に続いて計算される相関またはフロベニウス・ノル
ムが所定の閾値を下回る場合である。
【0050】基準を形成するための有効な手順は信頼性
のある形態分類に対して基本的な必要条件である。
【0051】このことを実行する簡単な手段は、各形式
の最初に発生したQRS複合波を基準として用いること
である。この手段の欠点はノイズによって非常に歪曲さ
れた基準を得る危険性である。この問題の共通の解決手
段は、複数のQRS複合波の平均値を形成し、ノイズレ
ベルを低減することである。しかしこのような手順は本
発明で使用するには適さない。なぜなら電気軸の位置の
いずれの変動に対する平均値が“キャプチャリング”方
向の代わりに形成されるからである。
【0052】ノイズなしに基準を表現するための有利な
手順は本発明の相互使用に基づくものである。このよう
な手段の1つでは、本発明による最適回転とスケーリン
グがいくつかの形式の例えば20のQRS複合波につい
て実行される。これらの1つを“学習フェーズ”の間一
時基準として用い、次にこのようにして補正された心拍
に対する平均値を形成する。この手順は、基準に対して
付加的な改善が得られなくなるまで基準として用いる平
均値に対して繰り返すことができる。手順は付加的に次
のようなQRS複合波の除外によりリファインすること
ができる。除外するQRS複合波は存在する基準から過
度に偏差するものであり、フロベニウス・ノルムより下
に、平均値の形成前、最適回転とスケーリングの後、測
定されたものである。
【0053】m*pマトリクス(ここでmはサンプル
数、pは患者に適用された測定電極からの使用された導
出の数)の形態の信号サンプルは記憶手段32に記憶さ
れる。サンプル値はマトリクスポイントを形成する。Q
RS複合波の長さはサンプル数mで適当に測定され、各
サンプル間の間隔は一定である。mは固定数とすること
もできるが、QRS複合波の始点と終点の計算から選択
することもできる。
【0054】Tiがm*pマトリクスを表し、基準複合
波の数がi(i=1−5、上記に従えば)であれば、B
iは比較および同期手段30で基準複合波の数iに同期
した後に検出されたもっとも最近のQRS複合波を含む
m*pマトリクスを表す。したがって、各QRS複合波
(基準マトリクスTiを基準にしてマトリクスBiによ
り表される)の電気軸の方向を補正するための計算は、
回転およびスケーリング手段40で次のように実行され
る。
【0055】1.C=BiTiを計算する。
【0056】2.Cの特異値因数分解を計算する。
【0057】UCV=Σ 3.Q=UVを計算する。
【0058】4.Bi’=BiQ 5.α=sp(Bi’Ti)/sp(BiBi)を
計算する。
【0059】6.BiをBiopt=α*Bi’により置
換する。
【0060】例えば測定されたQRS複合波と記憶され
た基準との相互相関が比較および同期手段30で同期化
のために使用されるなら、次のQRS複合波だけを補正
のために選択することができる。すなわち、相応するマ
トリクスBiが十分に高い相関を相応する基準マトリク
スTiに対して示す複合波だけを選択することができ
る。このことは、形態分類を除いて処理能力を節約す
る。形態分類の基準複合波は瞬時の複合波とは全く異な
る。
【0061】比較および同期手段30における同期化
は、瞬時のQRS複合波と基準複合波との相互相関に基
づいて実行することができる。しかし上記の手順はま
た、瞬時のQRS複合波を基準複合波と同期化するため
の手段30に移植することもできる。手段30と装置4
0はシングルユニットにまとめることができる。このユ
ニットでは上記のステップ1から6が実行される。実行
回数は各計算の間に1つのサンプルがマトリクスBにシ
フトされるECGデータの数である。最適同期(また回
転とスケーリング)はもっとも小さなフロベニウス・ノ
ルムを有する差マトリクスにより与えられる。
【0062】最適同期され、スケーリングされ、回転さ
れたマトリクスBiは、形態分類装置50への入力デー
タとして使用される。この形態分類装置では分類カテゴ
リーが瞬時のQRS複合波に対して検出される。形態分
類のためのいくつかの手段が公知である。通常は瞬時の
QRS複合波と基準複合波との相互相関の計算に基づい
て行われる。相関係数ρは各導出毎に計算される。
【0063】
【数3】
【0064】ここで、x=分類すべき心拍(1導出) y=基準、である。
【0065】相互相関は、QRS複合波の始点と終点と
の間で適切に計算され、分類装置50は有利には形態分
類でのQRS複合波のこれらのポイントを検出するため
のいくつかの技術を含んでいる。Sornmo, "A Model-bas
ed Approach to QRS Delineation", Computers and Bio
medical Reseach, Vol. 20, pp. 526-542 (1987) 参
照。各導出および各基準に対して相関係数が算出された
なら、QRS複合波を割り当てるクラスを決定するため
に閾値が適用される。
【0066】本発明は、従来の形態分類に対する有利な
択一手段を提供する。基準マトリクスと最適に同期さ
れ、スケーリングされ、回転されたマトリクス(瞬時に
測定されたQRS複合波を表す)との間の差マトリクス
に対するフロベニウス・ノルムは類似性の尺度として計
算される。この技術は、複数の導出からの値を結合しな
くてもよいという利点をもたらす。フロベニウス・ノル
ムと閾値との1回だけの比較で十分である。
【0067】図3から図5は50〜60心拍からのQR
S複合波の3つの直交導出を示す。これは本発明によ
る、“補正”基準複合波に関する回転による最適補正の
前と後である。図6は、補正の前と後での相関係数に相
応する変化を示す。図6は、導出3(これに対する相関
が最悪である)に対する相関係数を示す。相関係数は本
発明の補正によって非常に改善されている。ここで他の
2つの導出(これらに対しては相関は始めから高い)は
わずかしか影響を受けない。ここでは縦軸のスケールが
図示した3つの導出で異なる。
【0068】これらの図は、形態分類が本発明の回転と
スケーリングによる補正後では格段に確実に実行される
ことを示す。
【0069】図7は、58の連続的心拍からのQRS複
合波に対する1つの導出に対する図3から図5に相応す
る線図である。ここでは2つの心拍が図示の導出で相関
の低いために間違って分類される危険性がある。しかし
本発明の電気軸の方向の補正後には間違って分類される
危険性はない。相関は、図8に示すようにすべての導出
に対して高くなっている。この図での縦軸のスケールは
3つの導出に対して異なっている。
【0070】1つの実施例をQRS複合波の形態分類に
ついて述べた。しかし本発明は、他の適用にも適する。
QRS複合波の代わりに心拍の他の特徴的部分、例えば
P波を使用することもできる。上に述べたように本発明
は、種々のECGおよび安静時ECGの連続比較におい
て、電極位置の変動に対する補償に有効である。本発明
はまた、患者が時々寝返りを打つような長期間の患者監
視に適する。心臓に対する電極位置が変化するからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録および分析ECGに対する装置のブロック
回路図である。
【図2】図1の装置の手順を説明する概略図である。
【図3】50〜60の心拍からのQRS複合波の3つの
導出からの記録線図であり、本発明による補正前と補正
後である。
【図4】50〜60の心拍からのQRS複合波の3つの
導出からの記録線図であり、本発明による補正前と補正
後である。
【図5】50〜60の心拍からのQRS複合波の3つの
導出からの記録線図であり、本発明による補正前と補正
後である。
【図6】基準心拍と他の心拍との相互相関を補正前と補
正後とで示す線図である。
【図7】多数の心拍を同期し、相互に重ね合わせた別の
ECG記録を示す線図である。
【図8】基準心拍間の相互相関を本発明の補正前と補正
後とで示す線図である。
【符号の説明】
2 電極 3 患者

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心拍中に記録された信号または心拍の特
    徴的部分を整形し、デジタル化する、ECG信号におけ
    る非生理的変動の補正方法において、 信号サンプルをm*pマトリクスの形態に記録し、ここ
    でmはサンプル数、pは患者(3)に適用される測定電
    極(2)からの使用される導出数であり、 当該測定マトリクスと基準マトリクスとの差を、測定マ
    トリクスの平行移動、同期化、回転およびスケーリング
    の操作の1つ以上によって最小化する、ことを特徴とす
    る補正方法。
  2. 【請求項2】 フロベニウス・ノルムを、マトリクス間
    の差の測定として、一方のマトリクスから他方のマトリ
    クスを減算することによって得られたマトリクスに対し
    て検出する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 同期化のため、測定マトリクスに記憶さ
    れた測定データを1サンプル各新たな測定マトリクスに
    対してシフトし、これに基づいて測定マトリクスが最小
    差を、どういきか測定マトリクスとして選択された基準
    マトリクスと比較して示す、請求項1または2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 回転およびスケーリングを同時に実行す
    る、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 基準マトリクスを検出するために、所定
    数の選択された測定マトリクスを、上記操作の1つ以上
    に従って補正し、測定マトリクスの1つを一時基準とし
    て用い、これに基づき補正されたマトリクスの平均値を
    形成し、この平均値を基準マトリクスとしてセットす
    る、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記手順を、次の連続的測定マトリクス
    と直前の平均値により繰り返し、前記平均値を平均値に
    おいて基準マトリクスが所定の制限値より低下する変化
    まで基準として用いる、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 補正後に、フロベニウス・ノルムにより
    測定された存在する基準マトリクスから過度に大きく偏
    差する測定マトリクスを平均値検出から除外する、請求
    項5または6記載の方法。
  8. 【請求項8】 同期化を最初に実行し、次に回転および
    スケーリング補正を瞬時の測定マトリクスと基準マトリ
    クスとの差が所定の制限値より小さい場合だけ実行す
    る、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 測定マトリクスは心拍のQRS複合波を
    表し、 測定マトリクスを1つ以上の上記操作によって補正した
    後、相応するQRS複合波の形態分類を実行する、請求
    項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 QRS複合波の形態分類のために、ク
    ラス基準マトリクスと補正された問題の測定マトリクス
    との間の差に対するフロベニウス・ノルムを計算し、所
    定の閾値と比較し、 前記クラス基準は瞬時の形態クラスを表すものである、
    請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 QRS複合波の形態分類のために、各
    ECG信号導出と基準値との相関係数を計算し、所定の
    閾値と比較する、請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 一人の同じ患者の記憶された安静時E
    CGの連続比較のために、またはECG信号の心拍毎の
    変化の研究のために、基準マトリクスが直前の心拍また
    は心拍の特徴的部分を表す、請求項1から8までのいず
    れか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 患者(3)に適用された測定電極
    (2)によりピックアップされた信号を整形する手段
    と、前記信号をデジタル化するためのA/Dコンバータ
    (8)と、計算ユニット(10)とを有する、ECG信
    号における非生理的変動の補正装置において、 前記計算ユニット(10)は、信号サンプルをm*pマ
    トリクスの形態で記憶するための記憶手段(11、3
    2)を有し、 ここでmはサンプル数、pは患者(3)に適用された測
    定電極(2)からの使用された導出の数であり、 基準マトリクスを記憶するために、計算ユニット(1
    0)は、信号サンプルから形成された測定マトリクスと
    基準マトリクスとの差を、測定マトリクスの平行移動、
    同期化、回転およびスケーリングの1つ以上によって最
    小化するように構成されている、ことを特徴とする補正
    装置。
  14. 【請求項14】 計算ユニット(10)は、測定マトリ
    クスと基準マトリクスとの差を計算するように構成され
    ており、当該マトリクス間の差の測定として、当該差に
    対するフロベニウス・ノルムを計算する、請求項13記
    載の装置。
  15. 【請求項15】 整形手段はハイパスフィルタ(5)を
    有し、該ハイパスフィルタはベースライン変動をECG
    信号からろ波除去するように構成されている、請求項1
    3または14記載の装置。
  16. 【請求項16】 計算ユニットは上記補正操作を検出さ
    れたQRS複合波に対して実行するためにQRS複合波
    検出器(20)を有している、請求項13〜15までの
    いずれか1項記載の装置。
  17. 【請求項17】 計算ユニットは、瞬時のQRS複合波
    を記憶された基準複合波と比較するための比較手段(3
    0)を有する、請求項16記載の装置。
  18. 【請求項18】 計算ユニットの記憶手段(11、3
    2)は測定されたQRS複合波と基準QRS複合波をm
    *pマトリクスの形態で記憶するように構成されてお
    り、 測定されたQRS複合波の同期化のために、測定された
    QRS複合波を表す複数の測定マトリクスと、基準QR
    S複合波を表す基準マトリクスとの間の差に対するフロ
    ベニウス・ノルムを計算するように構成されており、 測定マトリクスに記憶された測定データを1サンプル、
    各新たな測定マトリクスに対してシフトし、 前記計算ユニットは、フロベニウス・ノルムができるだ
    け小さいときに時間同期としてQRS複合波を定義する
    ように構成されている、請求項13から17までのいず
    れか1項記載の装置。
  19. 【請求項19】 計算ユニット(10)は、瞬時のQR
    S複合波を表す測定マトリクスと、QRS複合波の電気
    軸の異なる回転位置に対する基準マトリクスとの間の差
    マトリクスに対するフロベニウス・ノルムを計算するよ
    うに構成されており、 前記回転はフロベニウス・ノルムができるだけ小さくな
    るまで続けられる、請求項18記載の装置。
  20. 【請求項20】 計算ユニット(10)は、瞬時のQR
    S複合波を表す測定マトリクスのスケーリングを計算す
    るように構成されており、 前記スケーリングは、測定マトリクスと基準マトリクス
    との差マトリクスに対するフロベニウス・ノルムの最小
    値を与える請求項18または19記載の装置。
  21. 【請求項21】 比較手段(30)は、瞬時のQRS複
    合波と記憶された基準複合波との相互相関を検出するよ
    うに構成されている、請求項17記載の装置。
  22. 【請求項22】 計算ユニットは、補正されたQRS複
    合波の形態分類のための形態分類手段(50)を有す
    る、請求項18から20までのいずれか1項記載の装
    置。
  23. 【請求項23】 形態分類手段(50)は、形態分類の
    ために記憶された基準QRS複合波と、補正されたQR
    S複合波を表す測定マトリクスとの間の差マトリクスに
    対するフロベニウス・ノルムを計算し、計算されたノル
    ムを所定の制限値と比較するように構成されている、請
    求項22記載の装置。
  24. 【請求項24】 形態分類手段(50)は、各導出毎
    に、測定され補正されたQRS複合波と基準QRS複合
    波との相互相関を計算するように構成されている、請求
    項22記載の装置。
  25. 【請求項25】 計算ユニット(10)は、瞬時のQR
    S複合波と記憶された基準複合波との相関係数が所定の
    閾値より小さい場合に、形態分類手段(50)に記憶す
    るための新たな基準QRS複合波を形成するように構成
    されている、請求項23記載の装置。
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