JPH09125905A - 多連式セラミック静翼及びその製造方法 - Google Patents

多連式セラミック静翼及びその製造方法

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JPH09125905A
JPH09125905A JP28604995A JP28604995A JPH09125905A JP H09125905 A JPH09125905 A JP H09125905A JP 28604995 A JP28604995 A JP 28604995A JP 28604995 A JP28604995 A JP 28604995A JP H09125905 A JPH09125905 A JP H09125905A
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ceramic
blade
shroud
portions
molding
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JP28604995A
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Taketoshi Tsutsumi
武敏 堤
Kiyoshi Oiwa
清 大岩
Yoshimichi Hara
嘉道 原
Sadaaki Hirai
貞昭 平井
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形等では2つ以上の翼部を有するセラ
ミック静翼を成形できなかったので、従来のセラミック
静翼は1つの翼部を有していた。セラミック静翼をガス
タービンに用いるときに、互いに隣接するセラミック静
翼で、シュラウド部とシュラウド部との間のクリアラン
スから燃焼ガスが漏れてガスタービンの熱効率が低下し
た。 【解決手段】 射出成形等で得られた2個以上の成形体
を等方加圧成形により一体化した。2つ以上の翼部(1
2)と一対のシュラウド部(20、30)とを有する多
連式セラミック静翼。射出成形等により、1つの翼部と
一対のシュラウド部とを有するセラミック成形体を2個
以上成形し、2個以上のセラミック成形体を等方加圧成
形により一体化し、次いで、この一体化した成形体を焼
結する多連式セラミック静翼の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン等に
好適に用いられるセラミック静翼に関する。
【0002】
【従来の技術】 ガスタービンは、作動流体の推力によ
りロータを回転させるものである。ガスタービンは、発
電、ロケットエンジン等に用いられている。ガスタービ
ンのロータの中心にはシャフトがあり、また、ロータの
径方向には多数の動翼が設けられている。燃焼ガス等の
作動流体が動翼を回転させることにより、ロータが回転
する。動翼に向かう作動流体の流れを調整してエネルギ
ー変換効率を向上するために、ステータノズルが用いら
れる。ステータノズルは、円環形状の支持リングと、支
持リングが支える多数の静翼を有する。ステータノズル
の静翼が、作動流体が動翼に向かって流れる方向を調整
する。また、ガスタービンでは、作動流体たる燃焼ガス
の温度が1000℃以上になる場合もあるので、高温に
おける機械強度、熱衝撃性に優れたセラミック製の静翼
が近年注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 従来のセラミック静
翼は、1つの翼部と、一対のシュラウド部とを有してい
た。このため、個々のセラミック静翼を支持リングに取
り付ける際、取り付け作業が煩雑であった。また、セラ
ミック静翼を支持リングに取り付けたときに、互いに隣
接するセラミック静翼において、シュラウド部とシュラ
ウド部との間にクリアランスを設ける必要があった。こ
れは互いのシュラウド部同士が干渉して、クラック等が
発生したり、破損したりする場合があるからである。そ
して、作動流体がかかるクリアランスから漏れてガスタ
ービンの熱効率が低下した。ガスタービンを発電機等に
用いるときには、熱効率の僅かな低下が省エネに大きな
影響を与える。
【0004】 一方、従来のセラミック静翼は、一つの
翼部と一対のシュラウド部を有していて、いわゆる三次
元自由曲面形状を有していた。そして、従来のセラミッ
ク静翼は射出成形、鋳込み成形等により成形し、次い
で、この成形体を焼成することにより製造していた。し
かし、2つ以上の翼部と一対のシュラウド部とを有する
三次元自由曲面形状のセラミック静翼は、従来の射出成
形、鋳込み成形等では製造できなかった。図3は、2つ
の翼部を有する2連式セラミック静翼の断面形状の一実
施態様である。燃焼ガスの流速を増すために、静翼12
の間隔、18a、18b、18cは、18a>18b>
18cの順序になっているので、2つ以上の翼部と一対
のシュラウド部とを有するセラミック静翼の成形体は、
射出成形等の成形型から離型することができない。これ
が、従来の射出成形、鋳込み成形等の製造方法では、2
つ以上の翼部を有する多連式セラミック静翼を製造でき
なかった理由である。なお、特公平2−29633号公
報は、等方加圧成形工程を有するタービンロータの製造
方法を記載しているが、セラミック静翼については一切
記載していない。
【0005】
【課題を解決するための手段】 そこで、上記の課題を
解決するため、射出成形、鋳込み成形等で得られた2個
以上の成形体を等方加圧成形により一体化することによ
り、2つ以上の翼部を有する多連式セラミック静翼を得
ることとした。
【0006】 即ち、本発明によれば、2つ以上の翼部
と、当該翼部を挟む一対のシュラウド部とを有すること
を特徴とする多連式セラミック静翼が提供される。ま
た、本発明において、当該翼部の各々が、前縁及び後
縁、並びに、凹側面及び凸側面を有し、当該前縁から当
該後縁へ翼弦に沿って、当該凹側面及び当該凸側面が形
成されていることが好ましい。更に、当該シュラウド部
の各々は、ほぼ円弧形状を有する一断面を有することが
好ましい。また、本発明によれば、一つの翼部と、当該
翼部を挟む一対のシュラウド部とを有するセラミック静
翼成形体を2個以上成形する工程と、2個以上の当該セ
ラミック静翼成形体を等方加圧成形により一体化する工
程と、この一体化した成形体を焼結する工程とを有する
ことを特徴とする多連式セラミック静翼の製造方法が提
供される。更に、本発明によれば、2つ以上の翼部と当
該翼部に連続する一つのシュラウド部を有するセラミッ
ク成形体及び一つのシュラウド部を有するセラミック成
形体を成形する工程と、これらのセラミック成形体を等
方加圧成形により一体化する工程と、この一体化した成
形体を焼結する工程とを有することを特徴とする多連式
セラミック静翼の製造方法が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】 本発明の多連式セラミック静翼
は、2つ以上の翼部を有する。翼部の数には特に制限は
なく、一対のシュラウド部がリング形状となる場合でも
製造できるが、製造し易さという観点からは、翼部の数
は、2つ以上、翼部全体の数の1/3以下であることが
好ましい。本発明の多連式セラミック静翼では、従来の
セラミック静翼に比較して、支持リングに取り付けるセ
ラミック静翼の数が減少する。これに伴って、シュラウ
ド部におけるクリアランスの数が減少し、ガスタービン
の熱効率が向上する。
【0008】 図1及び図2は、本発明の多連式セラミ
ック静翼10の斜視説明図である。図3及び図4は、そ
の断面説明図である。多連式セラミック静翼10は、二
つの翼部12と、一対のシュラウド部20、30とを有
する。図3で、各々の翼部12は、前縁13及び後縁1
4を有し、前縁13から後縁14へ翼弦に沿って、凹側
面15及び凸側面16が形成されている。翼部12は、
前縁13から後縁14に向かって、ある部分まで厚くな
っていき、その部分より更に後縁14に向かって細くな
っていく。
【0009】 流体は、翼部12の前縁13より後縁1
4に流れる。図3で、流体は、方向19aより流入し、
翼部12により方向が調整され、方向19bに流出す
る。2つの翼部12は、流体の流れを所定の方向に調整
するように互いに配置される。図4で、それぞれの翼部
12がシュラウド部20からシュラウド部30に径方向
に伸びている。図3で、隣接する翼部12との間隔18
aが、翼部12の翼幅17より小さい。翼部12の翼幅
17とは、翼部12の前縁13と後縁14との直線距離
をいう。
【0010】 図4の断面では、シュラウド部20、3
0は同心円の円弧形状を有し、シュラウド部20が内側
の同心円に位置し、シュラウド部30が外側の同心円に
位置し、翼部12がシュラウド部20とシュラウド部3
0に挟まれている。図4では、多連式セラミック静翼1
0が支持リング40に取り付けられていて、シュラウド
部30の外周面32が支持リング40の内周面42に接
する。隣合う多連式セラミック静翼10において、シュ
ラウド部20、30と隣のシュラウド部20、30の間
にクリアランス23、33がそれぞれ設けられている。
クリアランス23、33により、隣合うシュラウド部同
士が接触して、クラック等が発生したり、破損したりす
ることを防止する。シュラウド部20の内周面22に
は、ステップ26が形成され、ステップ26に更にステ
ップ27が形成されている。しかし、ステップ26、2
7は、本発明に必須の要素ではなく、必要に応じて適
宜、設計変更しうるものに過ぎない。
【0011】 本発明の多連式セラミック静翼の製造方
法は、一つの翼部と一対のシュラウド部を有するセラミ
ック静翼の成形体を成形する工程と、2つ以上の当該成
形体を接合一体化する等方加圧成形工程と、一体化され
た成形体を焼成する焼成工程とを有する。成形工程で
は、セラミック静翼の使用環境に応じて選択されるセラ
ミック粉末を所望の形状に成形する。通常は、窒化珪
素、炭化珪素が用いられる。
【0012】 成形工程では、射出成形、鋳込み成形又
はプレス成形及び機械加工により成形する。射出成形で
は、セラミック粉末と樹脂、ワックス等の有機バインダ
ーとを含有する成形材料をインラインスクリュー型等の
成型機で成形し、次いで、有機バインダーを除去するた
めに加圧下又は大気圧下で脱脂し、成形体を得る。鋳込
み成形では、セラミック粉末と少量の有機バインダーと
解膠剤と溶媒とを含有するスラリーを固形鋳込み、加圧
鋳込み等により成形し、次いで、乾燥、有機バインダー
除去を行い、成形体を得る。プレス成形及び機械加工で
は、セラミック粉末と少量の有機バインダーとを含有す
る顆粒粉末を低圧でプレス成形し、加熱して有機バイン
ダーを除去し、マシニングセンター等でセラミック静翼
を削りだし、成形体を得る。マシニングセンターを用い
た機械加工では、湿式、乾式の何れでもよく、湿式の場
合は、成形体の強度を付与するため、仮焼するのが好ま
しい。乾式の場合は、マシニングセンターを用いた機械
加工の後に、有機バインダーを除去してもよい。
【0013】 等方加圧成形をする際には、2つ以上の
成形体の接合面が予め互いに相補う形状を有することが
好ましい。即ち、成形体の接合面の間に隙間を形成する
ことなく、接合面が密接することができる形状に、成形
体が形成されることが好ましい。図5で、セラミック成
形体10a、10bは、それぞれ、1個の翼部12a、
12bと、翼部12a、12bを挟む一対のシュラウド
部20a、30a、20b、30bとを有する。セラミ
ック成形体10a、10bは、それぞれ、シュラウド部
20a、30aの接合面21a、接合面31aが、それ
ぞれシュラウド部20b、30bの接合面21b、接合
面31bに密接するように形成される。射出成形、鋳込
み成形等で成形体を成形した場合には、接合面の形状精
度に応じて、白加工を施しても良い。
【0014】 等方加圧成形では、シュラウド部20a
の接合面21a及びシュラウド部20bの接合面21b
の接合、並びに、シュラウド部30aの接合面31a及
びシュラウド部30bの接合面31bの接合を同時に行
う。等方加圧成形をする際には、これらの接合面にセラ
ミックペーストを予め介在して組み合わされても良い
し、セラミックペーストを介在することなく、接合面ど
うしを直接に接触させて組み合わせても良い。セラミッ
クペーストには、成形体と同じ材質のものが好適に用い
られる。この組み合わせ体の全ての外表面がラテックス
ゴム等の弾性体により被覆される。図5では、2個のセ
ラミック成形体が等方加圧成形により一体化されたが、
本発明では、3個以上のセラミック成形体が等方加圧成
形により同時に一体化されてもよい。
【0015】 等方加圧成形とは、コールドアイソスタ
チック成形(CIP)又は静水圧加圧成形ともいい、加
圧媒体中で、成形体全面に圧力を均一に加える成形方法
である。通常は、加圧媒体として液体を用いる。等方加
圧成形では、加圧媒体の侵入を防止するため接合体の表
面にゴム等を被覆して、加圧媒体中で接合体を加圧して
接合して、次いで、加圧媒体から取り出した接合体より
ゴム等を除去する。被覆には、例えば、市販の氷嚢、ア
メゴムチューブ、ラテックス等を用いることができる。
焼成には、セラミック粉末に応じた雰囲気、温度を選定
すればよい。通常は、窒化珪素では、窒素雰囲気中で約
1700℃に保持すればよく、炭化珪素では、アルゴン
雰囲気中で約2000℃に保持すればよい。
【0016】 以上、従来のセラミック静翼の形状を有
する2個以上の成形体を等方加圧成形により一体化する
製造方法を説明した。しかし、本発明の多連式セラミッ
ク静翼は、2つ以上の翼部と一つのシュラウド部を有す
るセラミック成形体と、シュラウド部の形状を有するセ
ラミック成形体とを等方加圧成形により一体化すること
によっても製造することができる。後者の製造方法は、
セラミック成形体の形状のみが前者の製造方法と異な
り、製造工程自体は基本的に同じである。以下、セラミ
ック成形体の形状を中心に説明する。
【0017】 図6及び図7では、セラミック成形体1
0cは、2つの翼部12cと一つのシュラウド部30c
を有する。かかる形状も、上記した成形工程、即ち、射
出成形、鋳込み成形又はプレス成形及び機械加工で得る
ことができる。セラミック成形体20cは、シュラウド
部の形状を有する。セラミック成形体10cの翼部12
cの各々は、その端部に接合面11を有し、セラミック
成形体20cの外周面は、セラミック成形体10cとの
接合面22aを有する。これらの接合面の間に隙間を形
成することなく、接合面が密接しうる形状に、セラミッ
ク成形体10c、20cが形成される。等方加圧成形で
は、セラミック成形体10cの翼部12cの接合面11
と、セラミック成形体20cの接合面22aとを同時に
接合する。
【0018】 図6及び図7では、一方の成形体が、2
つ以上の翼部と外側のシュラウド部を有していて、他方
の成形体が内側のシュラウド部を有していた。しかし、
本発明の製造方法では、一方の成形体が、2つ以上の翼
部と内側のシュラウド部を有していて、他方の成形体が
外側のシュラウド部を有していてもよい。また、図6及
び図7では、セラミック成形体20cの接合面22a
は、外周面と連続していて、面一に形成されている。し
かし、本願発明では、セラミック成形体20cの外周面
に、セラミック成形体10cの翼部12cの端部を密着
して挿入することができる凹部を形成していてもよい。
【0019】
【実施例】 以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。ただし、本発明は下記実施例により制限されるもの
ではない。 (実施例1〜3及び比較例)平均粒径が1.0μmの窒
化珪素粉末100重量部、SrCO32重量部、MgO
3重量部及びCeO23重量部を調合した。この調合粉
末100重量部に対して、パラフィンワックスが主成分
である有機バインダー20重量部を添加した。この混合
物を用いて、射出成形により、1つの翼部と一対のシュ
ラウド部を有するセラミック成形体10aを複数個得
た。1時間当たり3℃で昇温し、450℃で10時間保
持して脱脂した。
【0020】 脱脂後に、セラミック成形体10aのシ
ュラウド部20a、30aの接合面21a、31aが、
それぞれ、隣のセラミック成形体10bのシュラウド部
20b、30bの接合面21b、31bに密接するよう
に、シュラウド部20a、30aの接合面21a、31
a及びシュラウド部20b、30bの接合面21b、3
1bを白加工により面出しした。次いで、所定の数のセ
ラミック成形体をシュラウド部の接合面が密接するよう
に組み合わせて、ラテックスゴムを被覆した。実施例
1、2、3では、それぞれ、2個、5個、10個のセラ
ミック成形体を組み合わせた。一方、比較例では、一個
のセラミック成形体の表面にラテックスゴムを被覆し
た。7,000kgf/cm2の圧力で等方加圧成形を行っ
た。加圧媒体は、水とエチレングリコールが重量比で、
50:50の混合液を用いた。
【0021】 次いで、窒素雰囲気中1700℃で3時
間焼結した後、セラミック焼結体を仕上げ加工し、セラ
ミック静翼を製造した。このセラミック静翼を支持リン
グ40を有するガスタービンに取り付けた。このガスタ
ービンは発電機に用いられる。
【0022】
【表1】
【0023】 表1の「取り付け時間」の欄は、セラミ
ック静翼を、支持リング40を有するガスタービンに取
り付けたときの作業時間を示す。この支持リング40に
は、40個の翼部が取り付けられ、実施例1〜3及び比
較例で、同一の支持リングを用いた。実施例1では、2
個の翼部を有する2連式セラミック静翼20個が取り付
けられた。実施例2では、5個の翼部を有する5連式セ
ラミック静翼8個が取り付けられた。実施例3では、1
0個の翼部を有する10連式セラミック静翼4個が取り
付けられた。一方、比較例では、従来のセラミック静翼
40個を取り付けた。本発明の多連式セラミック静翼で
は、取り付ける静翼の数が減少するので取り付け時間も
短くなり、製造コストが低減する。
【0024】 ガスタービンにおける熱効率を表1に示
す。熱効率は、その理想値が42%である条件で測定し
た。本発明の多連式セラミック静翼では、シュラウド部
におけるクリアランスの数が減少することにより、作動
流体の漏れが少なくなり、熱効率が30%から実施例3
では33%にまで向上した。ガスタービンにおいて、熱
効率が1%上昇することは顕著な効果であり、熱効率を
1%向上するためには、様々な創意工夫が凝らされるも
のである。
【0025】
【発明の効果】 本発明の多連式セラミック静翼では、
支持リングに取り付ける作業が効率化し、ガスタービン
に用いるときには、ガスタービンの熱効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の多連式セラミック静翼の斜視説明図
である。
【図2】 本発明の多連式セラミック静翼の斜視説明図
である。
【図3】 本発明の多連式セラミック静翼の断面説明図
である。
【図4】 本発明の多連式セラミック静翼の断面説明図
である。
【図5】 従来のセラミック静翼の断面説明図である。
【図6】 本発明のセラミック静翼を製造する際のセラ
ミック成形体の断面説明図である。
【図7】 本発明のセラミック静翼を製造する際のセラ
ミック成形体の斜視説明図である。
【符号の説明】
10・・・多連式セラミック静翼、10a、10b・・・成形
体、10c・・・成形体、11・・・接合面、12・・・翼部、
12a、12b・・・翼部、12c・・・翼部、13・・・前
縁、14・・・後縁、15・・・凹側面、16・・・凸側面、1
7・・・翼部の翼幅、18a、18b、18c・・・隣の翼部
との間隔、19a・・・流体の流入方向、19b・・・流体の
流出方向、20・・・シュラウド部、20a、20b・・・シ
ュラウド部、20c・・・シュラウド部、21・・・端面、2
1a、21b・・・接合面、22・・・内周面、22a・・・接
合面、23・・・クリアランス、26・・・ステップ、27・・
・ステップ、30・・・シュラウド部、31・・・端面、31
a・・・接合面、31b・・・接合面、32・・・外周面、33・
・・クリアランス、40・・・支持リング、42・・・内周面
フロントページの続き (72)発明者 平井 貞昭 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つ以上の翼部と、当該翼部を挟む一対
    のシュラウド部とを有することを特徴とする多連式セラ
    ミック静翼。
  2. 【請求項2】 当該翼部の各々が、前縁及び後縁、並び
    に、凹側面及び凸側面を有し、当該前縁から当該後縁へ
    翼弦に沿って、当該凹側面及び当該凸側面が形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の多連式セラミッ
    ク静翼。
  3. 【請求項3】 当該シュラウド部の各々は、ほぼ円弧形
    状を有する一断面を有することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の多連式セラミック静翼。
  4. 【請求項4】 一つの翼部と、当該翼部を挟む一対のシ
    ュラウド部とを有するセラミック静翼成形体を2個以上
    成形する工程と、 2個以上の当該セラミック静翼成形体を等方加圧成形に
    より一体化する工程と、 この一体化した成形体を焼結する工程とを有することを
    特徴とする多連式セラミック静翼の製造方法。
  5. 【請求項5】 2つ以上の翼部と当該翼部に連続する一
    つのシュラウド部を有するセラミック成形体及び一つの
    シュラウド部を有するセラミック成形体を成形する工程
    と、 これらのセラミック成形体を等方加圧成形により一体化
    する工程と、 この一体化した成形体を焼結する工程とを有することを
    特徴とする多連式セラミック静翼の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2113358A1 (de) * 2008-04-30 2009-11-04 Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co KG Leitschaufeln eines Leitschaufelgitters einer Fluggasturbine
JP2014529708A (ja) * 2011-09-07 2014-11-13 スネクマ タービンエンジン用の、複合材料で作られたタービンノズルまたは圧縮機静翼のセクタの製造方法、および前記セクタからなるノズルまたは静翼を含むタービンまたは圧縮機

Cited By (3)

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