JPH09123837A - 自動車のトランクルーム用トレー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のトランクルームの内面全体を保護
し、汚れた際の清掃が容易であり、走行中に積載物の移
動を防止できるトランクルーム用のトレーを提供する。 【構成】 防水性のシートを変則六角形状に裁断してそ
の外周部分を起立させ、乗用自動車２０のトランクルー
ム２１の底面２２を覆う底面部２と、トランクルーム２
１の後壁面２３、左右の側壁面２４、前壁面２５および
左右の側壁面２４から前壁面に向かって収斂する傾斜側
壁面２６に沿って接合可能な後壁部３、左右の側壁部
４、前壁部５および傾斜側壁部６を備えた変則六角形状
の周壁部を形成し、周壁部の適所に雄型ベルベット式フ
ァスナー７を配設するとともに、トレー本体１の底面部
２の上に表裏面が防滑性の下敷きシート１０を敷設して
自動車のトランクルーム用トレーを構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、乗用自動車のトランク
ルーム内部の汚れを防止するためのトランクルーム用ト
レーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、乗用自動車を利用して旅行やハイ
キングに出掛けることが多くなり、その際には自動車の
トランクルーム内に、レジャー用品や飲食用品あるいは
各種の収容ケースなどが、またときには業務としてペイ
ントや各種の液体収容容器がトランクルーム内に積み込
まれる場合もあり、トランクルームはこれら積載物の搬
送に活用されている。そして多くの場合、積載物はトラ
ンクルーム内に直接積み込まれるが、積載物によってト
ランクルームの汚れを防止するためにトランクルーム内
にシートを敷き、その上に積載物を積み込んでいるのが
実情である。

【０００３】最近これらのシートに代えてトランクルー
ム内を清潔に保つとともに積載物によるトランクルーム
の汚れを防止するため、合成樹脂で成形された硬質のト
ランクルーム用トレーが提案されている。この種のトラ
ンクルーム用トレーは、一般にハードトレーと称されて
おり、硬質でかつ堅牢であるため体裁がよく、また整理
して積載できるという利点を有しているが、不使用時に
取り出すと形態が大きいために広い保管スペースが必要
となり、取扱性が悪いという難点がある。

【０００４】このことから柔軟な合成樹脂シート等によ
って上記ハードトレーと同じような皿形状に形成したソ
フトトレーと呼ばれているトランクルーム用トレーが提
供されている。本出願人も先に熱反射性に優れた可撓性
シートによって構成したトランクルーム用のトレーを提
案した。（実開平５−６３９９０号公報参照）。これら
のソフトトレーは、上記ハードトレーに比べて柔軟であ
るため取扱いが容易であり、また使用しない場合には折
り畳んで格納できるという便利性を備えている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところが上記したよう
なハードトレーやソフトトレーは、いずれもトランクル
ームの後部分のほぼ方形の空間に載置できるように横長
な底の浅い長方形状に形成され、したがって大きな荷物
のトレーとして利用することができず、また大衆型の乗
用車のように奥側が狭くなっているトランクルームに使
用した場合には、奥側に遊休空間が生じてトランクルー
ム全体を有効に利用することが困難である。そのうえト
レーの成形コストが嵩むためにトレーが高価となり、そ
の普及率はきわめて低いのが実情である。

【０００６】そのうえ従来のトレーにおいては、トレー
上に整頓して数個の物品を積載しておいたとしても、急
カーブ道や坂道を走行したときにトレー上の積載物が移
動して一方に偏るという現象を防止することができな
い。

【０００７】本発明の主目的は、トランクルームの内面
全体を保護してトランクルームの容量に影響を与えるこ
となく装備でき、防水性に優れた軽量安価な自動車のト
ランクルーム用トレーを提供することにあり、また他の
目的は、走行中にトレー上の積載物が妄りに移動するこ
とのないトランクルーム用トレーを提供することにあ
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、トレー本体を
防水性シートを縫着または熱接着手段によってトランク
ルームの底面および周壁面をカバーできる大きさに成形
し、さらに望ましくは、トレー本体の底面に防滑性に優
れた下敷きシートを敷設することによって上記課題を解
決した。即ち、本発明の自動車用トレーは、防水性のシ
ートでもって、トランクルームの底面を覆う底面部と、
トランクルームの後壁面、左右の側壁面、前壁面、およ
び左右の側壁面から前壁面に向かって収斂する傾斜側壁
面のそれぞれに沿って接合可能な周壁部が形成され、周
壁部の輪郭形状が変則六角形をなしていることを特徴と
しているものである。

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明の自動車のトランクルーム
用のトレーは、図１に示しているように、乗用自動車２
０のトランクルーム２１内をカバーするためのトレー本
体１と、さらに望ましくはトレー本体１の底面部２に敷
設される防滑性の下敷きシート１０によって構成されて
いる。このトレー本体１は、トランクルーム２１の底面
２２を覆う底面部２と、トランクルーム２１の後壁面２
３、左右の側壁面２４，２４、前壁面２５および左右の
側壁面２４，２４から前壁面２５に向かって収斂する傾
斜側壁面２６，２６に沿ってそれぞれ接合可能な後壁部
３、左右の側壁部４，４、前壁部５および左右の側壁部
４，４から前壁部５に向かって収斂する傾斜側壁部６，
６を備え、この後壁部３、各側壁部４，６、および前壁
部５からなるトレー本体１の周壁は変則六角形状をなし
ている。そしてトレー本体１の周壁をトランクルーム２
１の各壁面への接合状態を保持するべく、トレー本体の
周壁の外側適所および底面部２の裏面側に、間隔をおい
て雄型のベルベット式ファスナー７，７が設けられ、ト
ランクルームの内装材として用いられている立毛生地部
分に止着できるようになっている。

【００１０】上記トレー本体１の底面部２の大きさや形
状および後壁部３、各側壁部４，６、および前壁部６の
高さ寸法や横幅寸法は、乗用自動車２０の車種にもとづ
くトランクルーム２１の大きさに対応して４〜８種程度
に大別し、それぞれの平均的なトランクルームの大きさ
を基準として設定され、車種の相違によってトランクル
ーム大きさが多少異なっている場合には、トレー本体１
が柔軟な防水性シートで形成されていることから、敷設
時に折り曲げ個所の変更や周壁の一部に襞を形成して調
整するとよい。

【００１１】上記変則六角形状のトレー本体１の周壁
は、図２に示しているように、防水性シートを所望の大
きさの変則六角形状に裁断し、例えば後壁部３と側壁部
４，４および前壁部５と傾斜側壁部６，６との間の部分
８Ａ，８Ａに、図３に示しているように三角形状のプリ
ーツ８，８を形成して折り重ね、その折り重ね部分を縫
着または接着して形成するとよい。その縫着または接着
方法については特に限定を要するものではなく、防水性
シートが熱接着性を有している場合には、図４に示して
いるように防水性シートを変則六角形状に裁断し、後壁
部３と側壁部４および後壁部５と傾斜側壁部６との間に
Ｖ字型の切り込み８１，８１を設け、図５に示している
ように切り込み８１，８１の部分の端縁を拝み折りする
か、または図６に示しているように切り込み８１，８１
の部分の端縁を重ね合わせてヒートシール９，９すると
よく、また防水性シートが熱接着性を有していない場合
には、図７および図８に示しているように、接着剤また
は防水性の両面接着テープ９１を介装して接合するとよ
い。

【００１２】また縫着手段によって形成する場合には、
図９に示しているように、防水性の両面接着テープ９１
を介装してミシン縫合９２して接合するとよい。この場
合必ずしも縫合部全域に両面接着テープ９１を介装しな
くてもよく、例えば図１０に示しているように、その折
り重ね部分の少なくとも底面部側のデルター部分８２
（角部分）に防水性の両面接着テープ９１を介装してミ
シン縫合９２をしてもよく、またデルター部分８１を両
面接着テープ９１でもって圧着接合し、この圧着接合部
分の上方をミシン縫合９２してもよい。

【００１３】上記したトレー本体１に用いる防水性シー
トとしては、軽量安価であり折り畳み容易な合成樹脂シ
ートが好適であり、例えば、フィルムヤーンでもって織
成された薄い織物によって補強された塩化ビニールシー
ト、熱接着性に優れたポリエチレンフィルムシートやポ
リプロピレンフィルムシート、あるいはこれらの熱接着
性フィルムシートとポリエステルフィルムシートなどの
他のシートとの複合シートが挙げられる。また例えばア
ルミ蒸着したポリエステルフィルムシートの少なくとも
アルミ蒸着面側に、熱接着性の合成樹脂フィルムシート
が接合された複合ラミネートフィルムシートがより好ま
しく、このようなアルミ蒸着層を有した複合ラミネート
フィルムシートは、従来の複合ラミネートフィルムシー
トのように液不透過性を有し、またアルミ蒸着層によっ
てトレー本体１に豪華性および重量感並びに熱や光の反
射性が付与され、夜間にトランクルームを開いても積載
物がよく見え、またトランクルームの底面や周壁からの
熱を遮断して熱に積載物の変質を防止するという効果が
得られる。

【００１４】上記した本発明のトレー本体１は、そのま
まトランクルーム内に敷設使用してもよいが、走行中に
おける積載物の移動を防止するために、トレー本体１の
底面部に、底面部と同形の防滑性下敷きシート１０を敷
いて使用すると一層好都合となる。

【００１５】適用する防滑性の下敷きシート１０として
は、表裏面の滑り摩擦抵抗の大きいもの、例えば、平滑
なガラス板の上に下敷きシートの試料を敷いて固定して
その上に重さ２００ｇの短かい円柱形の分銅を載置し、
ガラス板の片側を持ち上げてガラス板を緩やかに傾斜さ
せ、分銅が動き始めた時のガラス板の傾斜角度が４５度
以上となるような高摩擦性シートがよい。下敷きシート
１０として好都合な高摩擦性シートとしては、例えば、
紙や布の表裏面に、熱発泡タイプのマイクロカプセル化
アクリル系樹脂をコーティングして熱処理された防滑性
が付与されたシート、あるいは高摩擦性の不織布などが
挙げられる。

【００１６】

【実施例】

「実施例１」 図１１に示しているようなポリプロピレ
ンのフィルムヤーンでもって織成された薄い織物１１に
よって補強された塩化ビニールシート１２を使用し、図
２に展開図を示しているように、底面部２の横幅寸法Ａ
＝１３０ｃｍ、奥行き寸法Ｂ＝１０５ｃｍ、後壁部３の
中央部分の高さ寸法Ｃ＝１５ｃｍ、両端部の高さ寸法
Ｃ′＝３７ｃｍ、側壁部４の長さＤ＝６０ｃｍ、傾斜側
壁部６の長さＥ＝５０ｃｍ、前壁部５の横幅寸法Ｆ＝９
５ｃｍ、そして後壁部３の両側、各側壁部４，６、およ
び前壁部４の高さ寸法Ｈがそれぞれ３５ｃｍとなるよう
に変則六角形状に裁断し、後壁部３と側壁部４および後
壁部５と傾斜側壁部６との間の部分８Ａに三角形状のプ
リーツ８を形成して折り重ね、その折り重ね部分の底面
部側のデルター部分８２（角部分）に防水性の両面接着
テープ９１を介装して圧着接合するとともに、その上部
をミシン縫合９２をして周壁部を起立させ、周壁部の上
端縁に図１２に示しているように布テープ１３でもって
縁取りしたのち、前壁部３、後壁部５および各側壁部
４，６の外側上部に間隔をおいて雄型のベルベット式フ
ァスナー７，７を粘性接着剤でもって止着し、図３に示
したようなトランクルーム用のトレー本体１となした。

【００１７】「実施例２」 図１３に示しているよう
に、アルミ蒸着１４を施した厚さ２０μのポリエステル
フィルムシート１５の表裏面に、接着剤１６を介して厚
さ３０μのポリエチレンフィルムシート１７，１７を積
層接着して３層構造のラミネートフィルムシート１８を
使用し、実施例１と同様に変則六角形状に裁断し、図４
に示しているように、後壁部３と側壁部４および後壁部
５と傾斜側壁部６との間にＶ字型の切り込み８１，８１
を設けた。しかるのちこの切り込み８１，８１の部分の
端縁を図５のごとくヒートシール９，９し、周壁部の上
端縁を布テープ１３でもって縁取りし、前壁部３、後壁
部５および各側壁部４，６の外側上部に間隔をおいて雄
型雄型のベルベット式ファスナー７，７を粘性接着剤で
もって止着し、図１４に示したようなトランクルーム用
のトレー本体１となした。

【００１８】一方、図１５に示しているように、クラフ
ト紙３０の表裏面に、熱発砲タイプのマイクロカプセル
化アクリル系樹脂３１，３１をコーティングして熱処理
された防滑性に優れたシート３２を、上記トレー本体１
の底面部２と同形に裁断して図１６に示しているように
下敷きシート１０となした。この防滑性シート３２の試
料を平滑なガラス板の上にを敷いて固定し、その上に重
さ２００ｇの短かい円柱形の分銅を載置し、ガラス板の
片側を持ち上げてガラス板を緩やかに傾斜させたとこ
ろ、分銅が動き始めた時のガラス板の傾斜角度は５８度
であり、優れた高摩擦性を有していた。

【００１９】上記実施例１および実施例２によって得た
トレー本体１を、図１に示した乗用自動車２０のトラン
クルーム２１の底面２２、後壁面２３、左右の側壁面２
４，２４、前壁面２５および左右の側壁面２４，２４か
ら前壁面２５に向かって収斂する傾斜側壁面２６，２６
に沿って敷設してトレー本体１の周壁部をトランクルー
ムの内壁面に沿わせ、雄型のベルベット式ファスナー
７，７をトランクルームの内装材として用いられている
立毛生地部分に止着して装着したのち、トレー本体１の
底面部３に上記防滑性の下敷きシート１０を敷設した。
なおトランクルーム内壁面に立毛生地部分が存在してい
ない部分においては、別に雌型のベルベット式ファスナ
ー片を貼り合わせてトランクルームにトレー本体を止着
するとよい。

【００２０】このようにしてトランクルーム２１内にト
レー本体１を装備させてその底面部２に防滑性の下敷き
シート１０を敷設し、下敷きシート１０の中央部に直径
２０ｃｍ、重さが１３００ｇのガラス製灰皿を載置して
Ｓ字カーブ道路を走行したのち停車し、トランクルーム
を開けたところ灰皿の位置はそのままの状態を保ってい
た。

【００２１】一方、防滑性の下敷きシート１０を取り除
き、トレー本体１の底面部２の上に直接上記灰皿を載置
し、同じＳ字カーブ道路を走行したのち停車し、トラン
クルームを開けたところ灰皿の位置は後方に移動してい
て、走行中に灰皿が横移動しながら後方に移動したこと
が認められた。

【００２２】

【発明の効果】このように本発明の自動車用トレーは、
防水性のシートでもって、トランクルームの底面を覆う
底面部と、トランクルームの後壁面、左右の側壁面、前
壁面、および左右の側壁面から前壁面に向かって収斂す
る傾斜側壁面のそれぞれに沿って接合可能な周壁部が形
成され、周壁部の輪郭形状が変則六角形をなしていて、
トレー本体がトランクルームとほぼ同じ大きさであるか
ら、大衆型の乗用車のように奥側が狭くなっているトラ
ンクルームの内壁面全体を保護してトランクルームの直
接の汚れが防止できるばかりでなくまた大きな物も収容
でき、積載物から液体が漏れても容易に拭き取ることが
でき、さらにトランクルーム内からトレー本体の取り出
しが可能であるから、トレー本体の掃除が容易であり、
また不使用時にはコンパクトに折り畳んで保管すること
ができる。

【００２３】そして請求項２および請求項３の記載のよ
うに、トレー本体の周壁部を、後壁部と側壁部および後
壁部と傾斜側壁部との間の部分に三角形状のプリーツを
形成して折り重ね、その折り重ね部分を接着または縫着
して形成することによって経済的に変則六角形状のトレ
ー本体を形成することができる。

【００２４】また請求項４記載のように、形成した変則
六角形状の上記周壁部の外側適所に間隔をおいて雄型の
ベルベット式ファスナーを設けておくことによって、ト
ランクルーム周壁の立毛内装材を利用してトレー本体を
トランクルームに簡単に止着することができるばかりで
なく、トレー本体自体に柔軟性を有しているから、トラ
ンクルームの内壁の形状に多少の差異があっても、トレ
ー本体の側壁部に襞を形成することによって調整でき、
体裁よく装着することができる。

【００２５】さらに請求項５記載のように、トレー本体
の底面部に、底面部と同形の表裏面が防滑性の下敷きシ
ートを敷設して使用することによって、トレー本体に対
して下敷きシートがずれ動くことがないばかりでなく、
走行中に積載物が妄りに移動することも防止することが
でき、積載物やトランクルームの内面を保護することが
できるなど、実用上有益な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のトランクルーム用トレーをトランクル
ームから取り出した状態の斜視図である。

【図２】トレー本体の展開図である。

【図３】トレー本体の斜視図である。

【図４】トレー本体の他の実施例の展開図である。

【図５】トレー本体周壁の接合手段を示した説明図であ
る。

【図６】トレー本体周壁の他の接合手段を示した説明図
である。

【図７】両面接着テープによるトレー本体周壁の接合手
段を示した説明図である。

【図８】両面接着テープによるトレー本体周壁の他の接
合手段を示した説明図である。

【図９】縫合手段によるトレー本体周壁の接合手段を示
した説明図である。

【図１０】縫合手段によるトレー本体周壁の接合手段を
示した部分斜視図である。

【図１１】トレー本体に使用した防水性シートを例示し
た一部破断斜視図である。

【図１２】トレー本体の縁縫い部を示した断面図であ
る。

【図１３】トレー本体に使用した複合ラミネートフィル
ムシートの断面図である。

【図１４】トレー本体の他の実施例を示した斜視図であ
る。

【図１５】下敷きシートに使用した防滑性シートの断面
図である。

【図１６】下敷きシートの斜視図である。

【符号の説明】

１．トレー本体 ２．トレー本体の底面部 ３．トレー本体の後壁部 ４．トレー本体の側壁部 ５．トレー本体の前壁部 ６．トレー本体の傾斜側壁部 ７．ベルベット式ファスナー ８．三角形状のプリーツ ９．ヒートシール １０．下敷きシート

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 防水性のシートでもって、トランクルー
   ムの底面を覆う底面部と、トランクルームの後壁面、左
   右の側壁面、前壁面、および左右の側壁面から前壁面に
   向かって収斂する傾斜側壁面のそれぞれに沿って接合可
   能な周壁部が形成され、周壁部の輪郭形状が変則六角形
   をなしていることを特徴とする自動車のトランクルーム
   用トレー。
2. 【請求項２】 上記変則六角形状の周壁部が、後壁部と
   側壁部および後壁部と傾斜側壁部との間の部分に三角形
   状のプリーツを形成して折り重ね、その折り重ね部分を
   接着または縫着して形成されていることを特徴とする請
   求項１記載の自動車のトランクルーム用トレー。
3. 【請求項３】 上記変則六角形状の周壁部が、後壁部と
   側壁部および後壁部と傾斜側壁部との間の部分に三角形
   状のプリーツを形成して折り重ね、その折り重ね部分の
   少なくとも底面部側に防水性の両面接着テープを介装し
   縫着して形成されていることを特徴とする請求項１記載
   の自動車のトランクルーム用トレー。
4. 【請求項４】 上記周壁部の外側適所に間隔をおいて雄
   型のベルベット式ファスナーが設けられていることを特
   徴とする請求項１記載の自動車のトランクルーム用トレ
   ー。
5. 【請求項５】 上記底面部に、底面部と同形の表裏面が
   防滑性の下敷きシートが敷設されていることを特徴とす
   る請求項１記載の自動車のトランクルーム用トレー。