JPH09121839A - 培養庫 - Google Patents
培養庫Info
- Publication number
- JPH09121839A JPH09121839A JP28046995A JP28046995A JPH09121839A JP H09121839 A JPH09121839 A JP H09121839A JP 28046995 A JP28046995 A JP 28046995A JP 28046995 A JP28046995 A JP 28046995A JP H09121839 A JPH09121839 A JP H09121839A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner box
- culture
- culture chamber
- liquid containers
- independent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水漏れの心配なく、かつ水圧に耐える強度と
精巧な溶接が必要としない、ウォータジャケットを有し
た培養庫。 【解決手段】 培養室２内で細胞等を培養するための温
度環境を作り出す培養庫１において、前記培養室２を構
成する内箱６の外側には前記内箱６を囲むように各々独
立した複数の液体容器８，９を配置し、この各液体容器
間をパイプ１４で接続する。
精巧な溶接が必要としない、ウォータジャケットを有し
た培養庫。 【解決手段】 培養室２内で細胞等を培養するための温
度環境を作り出す培養庫１において、前記培養室２を構
成する内箱６の外側には前記内箱６を囲むように各々独
立した複数の液体容器８，９を配置し、この各液体容器
間をパイプ１４で接続する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、培養室内で細胞等
を培養するための温度環境を作り出す培養庫に関する。
を培養するための温度環境を作り出す培養庫に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、組織・細胞の培養に用いられる培
養庫は、培養庫を包み込むようにしてステンレスを接合
させ溶接することによりウォータジャケットを設け、ウ
ォータジャケットの下端にヒータを取り付けて、ヒータ
を発熱させることにより、ウォータジャケット内の水温
を上昇させ庫内温度を上昇させるように構成している。
養庫は、培養庫を包み込むようにしてステンレスを接合
させ溶接することによりウォータジャケットを設け、ウ
ォータジャケットの下端にヒータを取り付けて、ヒータ
を発熱させることにより、ウォータジャケット内の水温
を上昇させ庫内温度を上昇させるように構成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このウ
ォータジャケットは水が漏れないように接合部が厳密に
溶接されている。水を満たすために、水圧に耐える強度
と精巧な溶接が必要で、コスト高となるばかりでなく、
溶接ミスや、溶接強度不足による水漏れが発生しやす
い。また、水質の悪い地域では、ステンレスや溶接箇所
の腐蝕による水漏れの恐れもある。
ォータジャケットは水が漏れないように接合部が厳密に
溶接されている。水を満たすために、水圧に耐える強度
と精巧な溶接が必要で、コスト高となるばかりでなく、
溶接ミスや、溶接強度不足による水漏れが発生しやす
い。また、水質の悪い地域では、ステンレスや溶接箇所
の腐蝕による水漏れの恐れもある。
【０００４】本発明は従来技術の上記した欠点に着目し
てなされたものであり、量産性、信頼性が向上しコスト
ダウンにも寄与した培養庫を提供することを目的とす
る。
てなされたものであり、量産性、信頼性が向上しコスト
ダウンにも寄与した培養庫を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、培養室
内で細胞等を培養するための温度環境を作り出す培養庫
において、前記培養室を構成する内箱の外側には前記内
箱を囲む様に各々独立した複数の液体容器を配置する。
内で細胞等を培養するための温度環境を作り出す培養庫
において、前記培養室を構成する内箱の外側には前記内
箱を囲む様に各々独立した複数の液体容器を配置する。
【０００６】また、第２の請求項に記載の本発明によれ
ば、培養室内で細胞等を培養するための温度環境を作り
出す培養庫において、前記培養室を構成する内箱の外側
には前記内箱を囲む様に各々独立した複数のポリプロピ
レン等のプラスチックタンクからなる液体容器を配置す
る。
ば、培養室内で細胞等を培養するための温度環境を作り
出す培養庫において、前記培養室を構成する内箱の外側
には前記内箱を囲む様に各々独立した複数のポリプロピ
レン等のプラスチックタンクからなる液体容器を配置す
る。
【０００７】また、第３の請求項に記載の本発明によれ
ば、培養室内で細胞等を培養するための温度環境を作り
出す培養庫において、前記培養室を構成する内箱の外側
には前記内箱を囲む様に各々独立した複数の液体容器を
配置し、この各液体容器間をパイプで接続する。
ば、培養室内で細胞等を培養するための温度環境を作り
出す培養庫において、前記培養室を構成する内箱の外側
には前記内箱を囲む様に各々独立した複数の液体容器を
配置し、この各液体容器間をパイプで接続する。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図１から
図２に基づき説明する。
図２に基づき説明する。
【０００９】図１及び図２は、本発明の一実施の形態を
示す、培養庫の断面図であって、温度、湿度や二酸化炭
素、酸素等のガスをコントロールする培養庫を示す。同
図に示すように、箱状の本体１内には培養室２が形成さ
れる。本体１の前面側には開口部３が形成されるととも
に、その開口部３を閉塞するように内扉４および外扉５
が開閉自在に取り付けられる。６は内箱、７は硬質発泡
ウレタンの断熱材であり、８と９は内部に水を満たす液
体容器であり、培養室２の外側に培養室２を形成する内
箱６を囲む様に配置されている。液体容器８および９の
下端にはヒータ１０が取付られていて、ヒータ１０を発
熱させることにより、ステンレス製の液体容器８，９内
の水温を上昇させ培養室２内温度を上昇させる。１１は
培養室２内の空気撹拌用ファンで、１２は給排水用のバ
ルブ、１３は液体容器８および９の空気抜き用の孔であ
る。
示す、培養庫の断面図であって、温度、湿度や二酸化炭
素、酸素等のガスをコントロールする培養庫を示す。同
図に示すように、箱状の本体１内には培養室２が形成さ
れる。本体１の前面側には開口部３が形成されるととも
に、その開口部３を閉塞するように内扉４および外扉５
が開閉自在に取り付けられる。６は内箱、７は硬質発泡
ウレタンの断熱材であり、８と９は内部に水を満たす液
体容器であり、培養室２の外側に培養室２を形成する内
箱６を囲む様に配置されている。液体容器８および９の
下端にはヒータ１０が取付られていて、ヒータ１０を発
熱させることにより、ステンレス製の液体容器８，９内
の水温を上昇させ培養室２内温度を上昇させる。１１は
培養室２内の空気撹拌用ファンで、１２は給排水用のバ
ルブ、１３は液体容器８および９の空気抜き用の孔であ
る。
【００１０】液体容器８と９間は給排水が同時に行うこ
とができるようにパイプ１４で接続されている。バルブ
１２より水が注入されるとパイプ１４を介して液体容器
８および９内を水で満たす。空の液体容器８．９内に入
っていた空気は孔１３より外部へ排出される。なお、バ
ルブ１２、パイプ１４は排水時にも使用される。
とができるようにパイプ１４で接続されている。バルブ
１２より水が注入されるとパイプ１４を介して液体容器
８および９内を水で満たす。空の液体容器８．９内に入
っていた空気は孔１３より外部へ排出される。なお、バ
ルブ１２、パイプ１４は排水時にも使用される。
【００１１】液体容器８，９の下部に設けられたヒータ
１０を発熱させると、液体容器８，９内の水温が上昇
し、水の対流と熱伝導と熱容量による培養庫全面からの
加熱による均一な温度分布が得られる。また、液体容器
８および９は、本実施の形態においてはステンレスから
なっているが、ポリプロピレンなどの耐腐蝕性の高い材
質で作られたプラスチックタンクであってもよい。この
場合、従来の様なステンレス溶接をしなくて良いため、
溶接部の水漏れの恐れから解放される。
１０を発熱させると、液体容器８，９内の水温が上昇
し、水の対流と熱伝導と熱容量による培養庫全面からの
加熱による均一な温度分布が得られる。また、液体容器
８および９は、本実施の形態においてはステンレスから
なっているが、ポリプロピレンなどの耐腐蝕性の高い材
質で作られたプラスチックタンクであってもよい。この
場合、従来の様なステンレス溶接をしなくて良いため、
溶接部の水漏れの恐れから解放される。
【００１２】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、培養庫
の庫内を構成する内箱の外側に内箱を囲む様に独立した
複数の液体容器を配置したことにより、金型費用の低
減、成形作業の作業性を向上させることができる。
の庫内を構成する内箱の外側に内箱を囲む様に独立した
複数の液体容器を配置したことにより、金型費用の低
減、成形作業の作業性を向上させることができる。
【００１３】また、第２の請求項に記載の本発明によれ
ば、液体容器をポリプロピレンなどの耐腐蝕性の強い複
数個のプラスチックタンクとし、これらのタンクを培養
庫の内箱を囲うように配置することにより、従来のよう
なステンレス溶接をする必要がなく、溶接部の水漏れか
ら解放されるとともに、画期的に量産性、信頼性が向上
し、コストダウンにも寄与する。
ば、液体容器をポリプロピレンなどの耐腐蝕性の強い複
数個のプラスチックタンクとし、これらのタンクを培養
庫の内箱を囲うように配置することにより、従来のよう
なステンレス溶接をする必要がなく、溶接部の水漏れか
ら解放されるとともに、画期的に量産性、信頼性が向上
し、コストダウンにも寄与する。
【００１４】また、第３の請求項に記載の本発明によれ
ば、複数に分割された液体容器をパイプで接続したこと
により、複数の液体容器の給排水が同時に行うことが可
能となる。
ば、複数に分割された液体容器をパイプで接続したこと
により、複数の液体容器の給排水が同時に行うことが可
能となる。
【図１】本発明の培養庫の断面図である。
【図２】図１の本発明の培養庫を矢印方向からみた断面
図である。
図である。
１ 培養庫 ２ 培養室 ６ 内箱 ８ 液体容器 ９ 液体容器 １４ パイプ
Claims (3)
- 【請求項１】 培養室内で細胞等を培養するための温度
環境を作り出す培養庫において、前記培養室を構成する
内箱の外側には前記内箱を囲む様に各々独立した複数の
液体容器を配置したことを特徴とした培養庫。 - 【請求項２】 培養室内で細胞等を培養するための温度
環境を作り出す培養庫において、前記培養室を構成する
内箱の外側には前記内箱を囲む様に各々独立した複数の
ポリプロピレン等のプラスチックタンクからなる液体容
器を配置したことを特徴とした培養庫。 - 【請求項３】 培養室内で細胞等を培養するための温度
環境を作り出す培養庫において、前記培養室を構成する
内箱の外側には前記内箱を囲む様に各々独立した複数の
液体容器を配置し、この各液体容器間をパイプで接続し
たことを特徴とした培養庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28046995A JPH09121839A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 培養庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28046995A JPH09121839A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 培養庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09121839A true JPH09121839A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17625512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28046995A Pending JPH09121839A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 培養庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09121839A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6695003B2 (en) | 2000-10-31 | 2004-02-24 | International Business Machines Corporation | Gas isolation box |
| WO2020004655A1 (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-02 | 株式会社ツーセル | 生体試料の加温方法、生体試料の加温容器、及び生体試料を加温するためのキット |
-
1995
- 1995-10-27 JP JP28046995A patent/JPH09121839A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6695003B2 (en) | 2000-10-31 | 2004-02-24 | International Business Machines Corporation | Gas isolation box |
| WO2020004655A1 (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-02 | 株式会社ツーセル | 生体試料の加温方法、生体試料の加温容器、及び生体試料を加温するためのキット |
| AU2019293831B2 (en) * | 2018-06-28 | 2021-12-02 | Two Cells Co., Ltd. | Biological sample warming method, biological sample warming vessel, and kit for warming biological sample |
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