JPH09106297A - 音声認識装置 - Google Patents

音声認識装置

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JPH09106297A
JPH09106297A JP7263847A JP26384795A JPH09106297A JP H09106297 A JPH09106297 A JP H09106297A JP 7263847 A JP7263847 A JP 7263847A JP 26384795 A JP26384795 A JP 26384795A JP H09106297 A JPH09106297 A JP H09106297A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時間的に重なったり、近接しすぎたりしてい
る複数の候補単語の検出を低減する。 【解決手段】 検出部103では、尤度計算部102よ
り出力された各候補単語の尤度を受けとり、記憶部10
6へ、現在フレームにおける尤度情報を格納するととも
に、各フレームごとの各候補単語の尤度及び、記憶部1
06に格納された過去フレームの尤度情報を参照し、各
フレームごとに候補単語の検出判定を行なう。検出部1
03で検出判定が成功した場合、検出部103は当該検
出における候補単語を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発声中から特定の
単語を検出する音声認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発声中から特定単語を検出する方
法として、文献1「拡張連続DP法による連続音声認識
アルゴリズム」(信学論(D)J67−D,11,p1
242−1249)に記載されているような方法が知ら
れている。当論文に記載されている方法は、毎フレーム
候補単語ごと独立に算出される尤度が一定の閾値を越え
た場合、他の候補単語の検出と無関係に、検出を行なう
こととしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の方
法では、1単語発声程度の短時間に複数の候補が検出さ
れる恐れがある。単語検出は、従来の離散単語認識に比
して、単語発声区間を予め決定する必要がないという利
点を有しているものの、このような、離散単語認識には
ありえない不都合を生じることがあり、使いにくい面が
ある。
【0004】本発明の目的は、上述のような、複数候補
のほぼ同時の検出を低減することにより、単語検出の持
つ利点を維持したまま、従来の離散単語認識に対する上
述のような不都合を解消することにある。
【0005】本発明は、入力音声データ中からフレーム
ごとの候補単語の尤度を算出し、前記尤度を基準として
前記候補単語の検出を行なう音声認識装置において、時
間的に重なったり、近接しすぎたりしている複数の前記
候補単語の検出を低減する音声認識装置である。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明の音声認識装
置は、入力された音声の周波数分析を行ない、一定時間
(以下、フレームとする)ごとの特徴量を抽出して出力
する音声分析部と、予め用意された候補単語を記憶して
おく単語辞書と、前記音声分析部の出力する特徴量を入
力とし前記単語辞書の内容を参照して、前記フレームご
との前記候補単語の尤度を算出して出力する尤度計算部
と、前記尤度計算部の出力する前記候補単語の尤度を入
力として検出を行ない、検出した単語を出力する検出部
よりなる音声認識装置において、前記尤度計算部に過去
の各フレームにおける候補単語の尤度を記憶する記憶部
を備え、前記尤度計算部が、各フレームごとに前記記憶
部に格納されている情報を参照し、2回の候補単語検出
における候補単語の検出時刻の間隔が短い場合には、2
回の検出のうち尤度の低い方の出力をキャンセルするこ
とを特徴とする。
【0007】第2の発明の音声認識装置は、入力された
音声の周波数分析を行ない、一定時間(以下、フレーム
とする)ごとの特徴量を抽出して出力する音声分析部
と、予め用意された候補単語を記憶しておく単語辞書
と、前記音声分析部の出力する特徴量を入力とし前記単
語辞書の内容を参照して、前記フレームごとの前記候補
単語の尤度を算出して出力する尤度計算部と、前記尤度
計算部の出力する前記候補単語の尤度を入力として候補
単語の検出を行ない、検出した単語を出力する検出部を
備えた音声認識装置において、前記音声分析部の出力す
る特徴量を入力とし、前記単語辞書の内容を参照して、
前記フレームごとの前記候補単語のプレフィクス部分列
の尤度を算出して出力するプレフィクス尤度計算部を備
え、前記検出部が、前記尤度計算部の出力する前記候補
単語の尤度及び、前記プレフィクス尤度計算部の出力す
る前記候補単語のプレフィク部分列の尤度を入力とし、
過去のフレームにおける前記候補単語の尤度を記憶する
記憶部と、過去のフレームにおける前記候補単語のプレ
フィクス部分列の尤度を記憶するプレフィクス記憶部を
備え、2回の単語検出において、1回目の検出時刻以
来、2回目の単語検出時刻にいたるまでの各フレームに
つき、前記2回目の検出における検出単語のいずれかの
プレフィクス部分列で該当フレームにおける尤度が予め
定めた一定値以上のものが存在する場合に限り、前記2
回の検出のうち尤度の低い方の出力をキャンセルするこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下の実施例はいずれも、音声を
入力とし、フレーム単位で候補単語及び候補単語のあら
ゆるプレフィクス部分列の尤度を算出する音声認識装置
において、算出された尤度をもとに候補単語の検出を行
なうものとする。
【0009】図1は、第1の発明の音声認識装置の一実
施例を示すブロック図である。音声分析部101では、
入力された音声の周波数分析を行ない、フレームごとの
特徴ベクトルを抽出し、出力する。尤度計算部102で
は、音声分析部101から出力させる特徴ベクトルの時
系列と、単語辞書105とのマッチングを行なうことに
より、各フレームごとの各候補単語の尤度を算出し、検
出部103へ出力する。
【0010】検出部103では、尤度計算部102より
出力された各候補単語の尤度を受けとり、記憶部106
へ、現在フレームにおける尤度情報を格納するととも
に、各フレームごとの各候補単語の尤度及び、記憶部1
06に格納された過去フレームの尤度情報を参照し、各
フレームごとに候補単語の検出判定を行なう。検出部1
03で検出判定が成功した場合、検出部103は当該検
出における候補単語を出力する。
【0011】図2は、第2の発明の音声認識装置の一実
施例を示すブロック図である。
【0012】音声分析部101では、入力された音声の
周波数分析を行ない、フレームごとの特徴ベクトルを抽
出し、出力する。尤度計算部102では、音声分析部1
01から出力される特徴ベクトルの時系列と、単語辞書
105とのマッチングを行なうことにより、各フレーム
ごとの各候補単語の尤度を算出し、検出部103へ出力
する。
【0013】プレフィクス尤度計算部104では、音声
分析部101から出力される特徴ベクトルの時系列と、
単語辞書105とのマッチングを行なうことにより、各
フレームごとの各候補単語の各プレフィクス部分列の尤
度を算出し、検出部103へ出力する。
【0014】検出部103では、尤度計算部102より
出力された各候補単語の尤度及びプレフィクス尤度計算
部104より出力された各候補単語の各プレフィクス部
分列の尤度を受けとり、記憶部106へ、現在フレーム
における尤度情報を格納するとともに、各フレームごと
の各候補単語及び各プレフィクス部分列の尤度及び、記
憶部106及びプレフィクス記憶部107に格納された
過去フレームの尤度情報を参照し、各フレームごとに候
補単語の検出判定を行なう。検出部103で検出判定が
成功した場合、検出部103は当該検出における候補単
語を出力する。
【0015】本発明における装置の従来装置との違い
は、プレフィクス尤度計算部104、及び、検出部10
3とそれに付随する記憶部106、プレフィクス記憶部
107における検出判定であるため、以下、プレフィク
ス尤度計算部104におけるプレフィクス部分列の尤度
算出法、及び検出部103における検出判定法を示すこ
とによって説明する。ただし、以後の実施例において尤
度は特記ない限り確率値の自然対数をとるものとする。
【0016】まず、プレフィクス尤度計算部104につ
いて説明する。単語wは音声の単位モデルをいくつか直
鎖状につなげたものとする。このとき、wを構成してい
る単位モデルを先頭より、w1 ,w2 ,…,wn とする
(nはwを構成している単位モデルの数)。このとき、
x=w1 2 …wi (ただし1≦i≦n)を満たすwの
部分列xをwのプレフィクス部分列という。
【0017】プレフィクス尤度計算部104において
は、単語辞書105中の候補単語のすべての単語につい
て、文献2「事後確率を用いたフレーム同期ワードスポ
ッティング」(信学技報SP93−31,p.57−6
4)に示されているOns−Passサーチ法を用い、
当該文献におけるLq n (t,j)の値より、各プレフ
ィクス部分列の尤度を求める。
【0018】このようにして算出されたプレフィクス部
分列の尤度が、プレフィクス尤度計算部104の出力と
される。
【0019】(実施例1)次に、検出部103における
検出判定法について説明する。
【0020】ここでは、検出禁止幅=2秒、フレーム間
隔10ミリ秒を用いることにする。
【0021】検出部103は、過去の
【数1】 フレーム分の最大尤度及び検出候補単語を格納できる記
憶部106と接続する。
【0022】さらに、検出部103は、検出閾値λ(本
実施例では−1)を持つものとする。初期状態では、尤
度記憶はすべて−∞、検出候補単語はすべて空である。
フレームごとに、そのフレームにおいて最大尤度をとる
検出候補単語と、その候補単語の尤度を記憶部106の
該当フレームの場所に格納する。代わりに、最も過去の
フレームのものを記憶部106より消去する。次に、過
去の
【数2】 フレームの最大尤度のうち、最大のものを選び、支配尤
度λ maxとする。次に、
【数3】 フレーム前の最大尤度及び検出候補単語を取り出し、そ
の最大尤度がλ max以上の値ならば、検出候補単語
を出力する。これにより、一定時間内に複数の単語が検
出されるのを防ぐことができるようになる。
【0023】図3は、本実施例の動作を説明するための
図である。図3において、単語1及び単語2の尤度はい
ずれも検出閾値(−1)に達するが単語1と単語2の検
出間隔dが検出禁止幅(2秒)より短い場合、単語1、
単語2のうち、尤度の低い方は検出されない。
【0024】従来法においては、例えば単一の単語の入
力が予測される単語入力の場面等において、複数の、時
間的に不自然に近接し過ぎた誤検出を行なってしまうこ
とがあるが、本手法によれば、時間的に近接していると
いう情報を用いることにより、このような誤検出を低減
する効果が得られる。
【0025】この長い候補単語が存在する場合、図3の
ごとく、単語1及びそれに一部重なる長い単語2の両者
の尤度が閾値を越える場合がある。この場合、従来法で
は、前述のような単語入力の場面においても、単語1、
単語2の両者が検出されるという不都合を回避する方法
は知られていなかった。また、この手法を用いても、単
語1、単語2の検出時刻の間隔dが検出禁止幅(2秒)
より長い場合、両単語がともに検出されてしまうおそれ
がある。そこで、以下に示す第2の発明の実施例が考え
られる。
【0026】(実施例2)第2の発明の実施例では、フ
レーム間隔を10ミリ秒、抑制語閾値を−2.5、候補
単語の数を100個とする。検出部103は、極大尤度
p、対立候補単語リストL、及び「INVALID」、
「ACTIVE」、「DEAD」、「INVALID」
の4値をとる状態名sの3要素よりなる内部記憶を候補
単語数だけ持ち、それを各候補単語に割り当てているも
のとする。また、予め定められた閾値λ(本実施例では
−1.5とする)を持っているものとする。初期状態に
おいて、内部記憶のすべてにつき、pは−∞、Lは空リ
スト、sは「INVALID」であるとする。各フレー
ムごとに、以下の1.〜5.の動作を行なう。
【0027】1.まず、尤度計算部102より全候補単
語の尤度を受けとり、プレフィクス数計算部104より
全プレフィクス部分列の尤度を受け取る。この時、候補
単語すべてにつき、以下の(a)〜(c)の動作を行な
う。 (a)λcは現在フレームの尤度とする。 (b)λcが現在のpより大きく、かつλより大きけれ
ば、p=λcとし、s=「ACTIVE」とし、Lは候
補単語のうち、現在フレームにおいて尤度が抑制語閾値
を上回るプレフィクス部分列が存在するものすべてより
なるリストとする。 (c)λcがλより小さく、かつs=「ACTIVE」
ならば、s=「DEAD」とし、Lは空リストとする。
【0028】2.すべての、s=「DEAD」なる候補
単語(以後、検出語とする)及びすべてのs=「LOS
T」なる候補単語(以後、消失語とする)につき、以下
の動作を行なう。
【0029】・検出語(消失語)のL中のすべてのs=
「DEAD」なる単語(以後、抑制語とする)につき、
以下を行なう。検出語(消失語)のpが、抑制語のp以
上の場合、該当検出語(消失語)のLより該当抑制語を
除き、該当抑制語のsを「LOST」とする。そうでな
い場合、該当検出語(消失語)のsを「LOST」とす
る。
【0030】3.すべての候補単語につき、以下を行な
う。
【0031】・L中に、現在フレームの尤度が抑制語閾
値を下回るものがあれば、それをLから取り除く。
【0032】4.すべての検出語につき、以下を行な
う。
【0033】・Lが空リストならば、該当検出語を出力
し、該当検出語につき、p=−∞、s=「INVALI
D」とする。
【0034】5.すべての消失語につき、以下を行な
う。
【0035】・Lが空リストならば、該当消失語につ
き、p=−∞、s=「INVALID」とする。
【0036】本実施例により、その場における単語の推
定発声長を利用して検出禁止幅として用いることができ
る。
【0037】なお、前述の内部情報を、単語ごとではな
く検出ごとに割り当てるものとし、上記の3要素に単語
名nを加えた4要素とすることによって、検出ごとのキ
ャンセルの判定を行なうことも可能である。
【0038】図5は、本実施例の動作を説明するための
図である。図4と同様に、重なって存在する単語1、単
語2の両者の尤度が閾値(−1.5)に達しているとす
る。
【0039】しかし、単語1の対立候補単語リストL
は、単語2のすべてのプレフィクス部分列の尤度が抑制
語閾値(−2.5)を下回るまで空にならず、その間は
実施例2の4.における条件を満たさないため検出され
ない。
【0040】単語2のすべてのプレフィクス部分列の尤
度が抑制語閾値(−2.5)を下回った際、すでに単語
2の尤度が閾値(−1.5)に達していれば、単語2の
状態名sは「DEAD」である。よって、上述の2.の
手続により、両単語のうち、尤度の低い方は検出をキャ
ンセルされる。
【0041】このように、本実施例により、複数単語が
重なって存在するような検出は低減され、前述のような
単語入力の場面における誤検出が低減することが期待で
きる。
【0042】(実施例3)上述の(1)(b)を以下の
ようにすることも考えられる。
【0043】(b)λdはλcを該当候補単語のモーラ
長で正規化したものとする。λdが現在のpより大き
く、かつλより大きければ、p=λdとし、s=「AC
TIVE」とし、Lは候補単語のうち、現在フレームに
おいて尤度が抑制語閾値を上回るプレフィクス部分列が
存在するものすべてよりなるリストとする。
【0044】その他の部分は実施例2と同一とする。
【0045】(実施例4)実施例2においてλを−0.
5とし、(1)(a)を以下のようにすることも考えら
れる。
【0046】(a)λcは現在フレームの尤度を、候補
単語モデルを構成する音声単位モデルの数で正規化した
ものとする。
【0047】その他の部分は実施例2と同一とする。
【0048】(実施例5)実施例においてλを−1.0
とし、(2)を以下のようにすることも考えられる。
【0049】(2)すべての、s=「DEAD」なる候
補単語(以後、検出語とする)及びすべてのs=「LO
ST」なる候補単語(以後、消失語とする)につき、以
下の動作を行なう。
【0050】・検出語(消失語)のL中のすべてのs=
「DEAD」なる単語(以後、抑制語とする)につき、
以下を行なう。
【0051】−検出語(消失語)の音節数が、抑制語の
音節数より大きい場合、Lより該当抑制語を除き、該当
抑制語のsを「LOST」とする。
【0052】−検出語(消失語)の音節数が、抑制語の
音節数より小さい場合、該当検出語(消失語)のsを
「LOST」とする。
【0053】−検出語(消失語)と抑制語の音節数が等
しい場合、検出語(消失語)のpが、抑制語のp以上な
らば、Lより該当抑制語を除き、該当抑制語のsを「L
OST」とする。そうでないならば、該当検出語(消失
語)のsを「LOST」とする。
【0054】その他の部分は実施例2と同一とする。
【0055】長い候補単語を発声した場合、発声の乱れ
(モデルとのずれ)が含まれる可能性が高くなり、その
分1フレームあたりの尤度が低くなることが考えられる
が、実施例3、4に示した尤度の正規化、実施例5に示
した逆数尤度の採用により、候補単語の長さによって生
ずる尤度の低下を補償することができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明を用いれば、重な
って生ずる湧き出しを低減し、誤検出のより少ない音声
認識装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の音声認識装置の一実施例を示すブ
ロック図。
【図2】第2の発明の音声認識装置の一実施例を示すブ
ロック図。
【図3】本発明の動作を説明するための図。
【図4】本発明の動作を説明するための図。
【図5】本発明の動作を説明するための図。
【符号の説明】
101 音声分析部 102 尤度計算部 103 検出部 104 プレフィクス尤度計算部 105 単語辞書部 106 記憶部 107 プレフィクス記憶部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された音声の周波数分析を行ない、一
    定時間(以下、フレームとする)ごとの特徴量を抽出し
    て出力する音声分析部と、予め用意された候補単語を記
    憶しておく単語辞書と、前記音声分析部の出力する特徴
    量を入力とし前記単語辞書の内容を参照して、前記フレ
    ームごとの前記候補単語の尤度を算出して出力する尤度
    計算部と、前記尤度計算部の出力する前記候補単語の尤
    度を入力として検出を行ない、検出した単語を出力する
    検出部よりなる音声認識装置において、前記尤度計算部
    に過去の各フレームにおける候補単語の尤度を記憶する
    記憶部を備え、前記尤度計算部が、各フレームごとに前
    記記憶部に格納されている情報を参照し、2回の候補単
    語検出における候補単語の検出時刻の間隔が短い場合に
    は、2回の検出のうち尤度の低い方の出力をキャンセル
    することを特徴とする音声認識装置。
  2. 【請求項2】前記2回の候補単語検出における候補単語
    の検出時刻の間隔が予め定めた一定値より短い場合に
    は、2つの検出のうち尤度の低い方の出力をキャンセル
    することを特徴とする請求項1記載の音声認識装置。
  3. 【請求項3】入力された音声の周波数分析を行ない、一
    定時間(以下、フレームとする)ごとの特徴量を抽出し
    て出力する音声分析部と、 予め用意された候補単語を記憶しておく単語辞書と、 前記音声分析部の出力する特徴量を入力とし前記単語辞
    書の内容を参照して、前記フレームごとの前記候補単語
    の尤度を算出して出力する尤度計算部と、 前記尤度計算部の出力する前記候補単語の尤度を入力と
    して候補単語の検出を行ない、検出した単語を出力する
    検出部を備えた音声認識装置において、 前記音声分析部の出力する特徴量を入力とし、前記単語
    辞書の内容を参照して、前記フレームごとの前記候補単
    語のプレフィクス部分列の尤度を算出して出力するプレ
    フィクス尤度計算部を備え、 前記検出部が、前記尤度計算部の出力する前記候補単語
    の尤度及び、前記プレフィクス尤度計算部の出力する前
    記候補単語のプレフィク部分列の尤度を入力とし、 過去のフレームにおける前記候補単語の尤度を記憶する
    記憶部と、 過去のフレームにおける前記候補単語のプレフィクス部
    分列の尤度を記憶するプレフィクス記憶部を備え、 2回の単語検出において、1回目の検出時刻以来、2回
    目の単語検出時刻にいたるまでの各フレームにつき、前
    記2回目の検出における検出単語のいずれかのプレフィ
    クス部分列で該当フレームにおける尤度が予め定めた一
    定値以上のものが存在する場合に限り、前記2回の検出
    のうち尤度の低い方の出力をキャンセルすることを特徴
    とする音声認識装置。
  4. 【請求項4】前記候補単語の検出時刻を、各単語の終端
    の時刻とすることを特徴とする請求項1,2又は3記載
    の音声認識装置。
  5. 【請求項5】前記候補単語の検出時刻を、各単語の始端
    の時刻とすることを特徴とする請求項1,2又は3記載
    の音声認識装置。
  6. 【請求項6】前記尤度を前記候補単語のモデルの長さで
    正規化した値を尤度とすることを特徴とする請求項1,
    2,3,4又は5記載の音声認識装置。
  7. 【請求項7】前記尤度を前記候補単語のモデルの長さの
    逆数とすることを特徴とする請求項1,2,3,4又は
    5記載の音声認識装置。
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CN111161747A (zh) * 2020-04-03 2020-05-15 深圳市友杰智新科技有限公司 基于Tensorflow唤醒模型的预测方法、装置和计算机设备

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