JPH09102046A - 手形状認識方法および手形状認識装置 - Google Patents

手形状認識方法および手形状認識装置

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JPH09102046A
JPH09102046A JP8002851A JP285196A JPH09102046A JP H09102046 A JPH09102046 A JP H09102046A JP 8002851 A JP8002851 A JP 8002851A JP 285196 A JP285196 A JP 285196A JP H09102046 A JPH09102046 A JP H09102046A
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JP
Japan
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finger
palm
area
hand shape
estimating
Prior art date
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Application number
JP8002851A
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English (en)
Inventor
Miwako Tezuka
幹和子 手塚
Hideaki Matsuo
英明 松尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データグローブなどのケーブル等をつけた手
袋を用いることなく人間の手形状の認識を行ない、認識
結果に基づいて人間と機械の間のインターフェースを行
なう。 【解決手段】 シルエット画像から手の特徴を用いて手
首方向を推定し、形状の中心点から周囲の画素を走査す
ることによって指領域と掌領域の抽出を行ない、指の付
け根位置から掌に対する位置推定し、指の重心と指先位
置と掌領域境界線を用いて指の屈折を推定し、指の大き
さと掌の大きさを用いて指の接触を推定し、指の付け根
位置と掌重心とを結ぶ線分の作る角度と指間の距離と指
の大きさと掌との位置関係を用いることで指の推定を行
ない、手首方向と指の種類と指の位置と掌重心を用いる
ことによって掌向きの推定を行ない、得られた結果とモ
デルとの対比を行なうことで手形状認識を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手形状認識方法お
よび手形状認識装置に関し、特に、データグローブなど
のケーブル等をつけた手袋を用いることなく人間の手形
状の認識を行ない、認識結果に基づいて人間と機械の間
のインターフェースを行ない、指示装置や認識などに利
用可能な手形状認識方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人間の手の形を理解する方法として、手
にデータグローブ等のセンサを付けて各状態を測定する
方法(例えば、電気学会計測研究会資料(1994)第
49項から第56項)がある。また、カメラを使う手法
では、手の輪郭情報や2値画像を抽出し、あらかじめ用
意されているモデルと相関をとることで状態を推定する
方法(例えば、日本経営工学会誌(1994)第162
項から第168項、テレビジョン学会誌(1994)第
8号第1053項から第1057項)や、2色以上に彩
色した手袋を使い、色情報によって指の位置などをとら
える方法(例えば、電子情報通信学会技術報告(199
4−10)第39項から第44項)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人の手形状を認識しよ
うとする時、手に光ファイバを装着して光量の変化で指
形状の変化を見ようとする装置が市販されている。しか
し、手にコードをつけるため動きが制約されたり、装着
感に課題が残る。
【0004】また、カメラを使う手法においても、手の
輪郭情報から外形の曲率を求めてモデルとの対比を行な
う方法では対比開始位置のずれの問題などがあり、手の
2値画像から求めた細線化画像やシルエット画像から指
の数・長さ・太さ・位置を求めてモデルとの対比を行な
う方法では、細線化における無効な線の処理問題や掌領
域抽出を行なう為の縮退/拡大処理における特徴量の減
少問題などがある。
【0005】2色以上に彩色された手袋を装着して色の
違いによって形状の認識を行なう方法では、手袋がない
時には手形状認識ができない上、装着時の違和感が問題
となっている。
【0006】本発明はかかる点に臨み、シルエット画像
から、手の特徴を利用した手首方向の推定を行ない、手
の任意位置から任意方向に探索を行なうことによって手
の形や長袖の服を着用時における手首に続く上腕部の露
出の割合に関係なく指領域・掌領域の抽出を行い、指の
数・手首方向・指の大きさ・指の位置・掌の位置・指と
指とがなす角度を用いて指の推定を行ない、手の左右情
報と指の位置と手首の位置と掌の位置の関係を用いるこ
とで掌方向の推定を行ない、モデルとの対比を行なうこ
とにより、手形状の認識を行なうことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、画像を入
力するための画像入力手段と、画像を記憶するための画
像記憶手段と、手首方向の推定を行なう手形状認識方法
を用いた手首方向推定手段と、指領域・掌領域の抽出を
行なう手形状認識方法を用いた指領域・掌領域抽出手段
と、指の屈折の推定を行なう手形状認識方法を用いた指
屈折推定手段と、指の接触の推定を行なう手形状認識方
法を用いた指接触推定手段と、指の属線と位置を推定す
る指掌対位置推定手段と、指の推定を行なう手形状認識
方法を用いた指推定手段と、掌の向きの推定を行なう手
形状認識方法を用いた掌方向推定手段と、手形状分類を
行なう手形状認識方法を用いた手形状分類手段と、手形
状の分類を行なうための知識を記憶しておく知識記憶手
段と、手形状分類手段から得られた結果を出力する出力
手段を備えた手形状認識装置。
【0008】上記手首方向推定手段は、形状の画像上に
おける長さを求め、最も長いものを基準軸とし、形状の
所定位置、その所定位置から基準軸の任意方向へ任意距
離離れた任意数の点をそれぞれ通る基準軸に垂直な線を
任意数設定し、その線上の有効画素を比較することによ
り手首方向の推定を行なう手形状認識方法。
【0009】上記指領域・掌領域抽出手段は、形状の所
定位置から任意方向へ任意距離の任意数の走査起点をと
り、それぞれ隣合う走査起点までの有効画素数を求め、
指領域と掌領域との境界条件を満たすまでこの一連の処
理を繰り返すことによって指領域・掌領域の抽出を行な
う手形状認識方法。
【0010】上記指の掌対位置推定手段は、指の付け根
中心位置と掌領域との位置関係を求めることによって指
の掌対位置推定を行なう手形状認識方法。
【0011】上記指屈折推定手段は、指の先の任意位置
と指の重心とを結ぶ指傾線を設定し、その指傾線の傾き
と掌領域とその指との境界線との傾きとを比較すること
によって指の屈折の推定を行なう手形状認識方法。
【0012】上記指接触推定手段は、掌の領域の大きさ
と指の領域の大きさを比較することによって指の接触の
推定を行なう手形状認識方法。
【0013】上記指推定手段は、指の付け根中心位置と
掌重心とを結ぶ線分を設定し、隣合う線分がつくる角度
を求め、手首方向と指の付け根中心位置と掌領域と角度
と指の大きさを用いて指の推定を行なう手形状認識方
法。
【0014】上記掌方向推定手段は、手の左右情報と指
の種類と指の任意位置とと掌重心と手首方向の関係を用
いることによって掌の向きの推定を行なう手形状認識方
法。
【0015】また、上記指推定手段は、隣合う指の付け
根中心位置間の距離と指の大きさを用いて指の推定を行
なう手形状認識方法。
【0016】また、上記指推定手段において、任意の指
1本の位置情報を彩色されたマーカーをつけて求め、指
の推定を行なう手形状認識方法。
【0017】また、上記掌方向推定手段は、基準線に垂
直な判定基準線を指先方向に任意の位置に設定し、判定
基準線に平行な判定線を判定基準線から任意距離の位置
に設定し、判定基準線上の有効画素と判定線上の有効画
素を比較し、掌の向きの推定を行なう手形状認識方法。
【0018】上記構成により、シルエット画像から手首
方向の推定を行ない、手首方向を用いて指領域・掌領域
の抽出を行ない、求めた指領域と掌領域の関係から指の
屈折推定を行ない、指領域と掌領域の関係から指の接触
推定を行ない、指領域と掌領域の関係から指の掌対位置
推定を行ない、指領域と掌領域の関係と指の掌対位置か
ら指の推定を行ない、指領域と掌領域と手首方向の関係
を用いることで掌の向きの推定を行ない、得られた結果
を手形状の分類を行なうための知識をと比較することに
よって、手形状の認識を行なうことが出来る。
【0019】手首方向の推定を行なう手形状認識方法で
は、形状の画像上における長さを求め、最も長いものを
基準軸とし、形状の所定位置、その所定位置から基準軸
の任意方向へ任意距離離れた任意数の点をそれぞれ通る
基準軸に垂直な線を任意数設定し、その線上の有効画素
を比較することにより、手首方向の推定を行なうことが
出来る。
【0020】指領域・掌領域の抽出を行なう手形状認識
方法では、形状の所定位置から任意方向へ任意距離の走
査起点を任意数とり、それぞれ隣合う走査起点までの有
効画素数を求め、指領域と掌領域との境界条件を満たす
までこの一連の処理を繰り返すことにより、指領域と掌
領域との境界を求めることが出来る為、指領域・掌領域
の抽出を行なうことが出来る。
【0021】指の掌対位置の推定を行なう手形状認識方
法では、指の付け根中心位置と掌領域との位置関係を求
めることによって指の掌対位置推定を行なうことが出来
る。
【0022】指の屈折の推定を行なう手形状認識方法で
は、指の先の任意位置と指の重心とを結ぶ指傾線を設定
し、その指傾線の傾きと掌領域とその指との境界線との
傾きとを比較することによって指の屈折の推定を行なう
ことが出来る。
【0023】指の接触の推定を行なう手形状認識方法で
は、掌の領域の大きさと指の領域の大きさを比較するこ
とによって指の接触の推定を行なうことが出来る。
【0024】指の推定を行なう手形状認識方法では、指
の付け根中心位置と掌重心とを結ぶ線分を設定し、隣合
う線分がつくる角度を求め、手首方向と指の付け根中心
位置と掌領域と角度と指の大きさとの関係を用いること
により、指の推定を行なうことが出来る。
【0025】掌の向きの推定を行なう手形状認識方法で
は、手の左右情報と指の種類と指の任意位置と掌重心と
手首方向の関係を用いることにより、掌の向きの推定を
行なうことが出来る。
【0026】また、指の推定を行なう手形状認識方法に
おいて、隣合う指の付け根中心位置間の距離と指の大き
さを用いることにより、計算コストがかからずに指の推
定を行なうことが出来る。
【0027】また、指の推定を行なう手形状認識方法に
おいて、任意の指1本の位置情報を彩色されたマーカー
をつけて求めて指の推定を行なうことにより、信頼性の
高い指の推定を行なうことが出来る。
【0028】また、掌の向きの推定を行なう手形状認識
方法において、基準線に垂直な判定基準線を指先方向に
任意の位置に設定し、判定基準線に平行な判定線を判定
基準線から任意距離の位置に設定し、判定基準線上の有
効画素と判定線上の有効画素を比較することによって、
指の認められない形状の掌の向きの推定を行なうことが
出来る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0030】(実施の形態1)図1は本発明にかかる第
1の実施の形態における構成図である。1は本発明の第
1の手形状認識装置である。2は画像入力部である。3
は画像記憶部である。4は手首方向推定部である。5は
指領域・掌領域抽出部である。6は指の掌対位置推定部
である。7は指屈折推定部である。8は指接触推定部で
ある。9は指推定部である。10は掌方向推定部であ
る。11は手形状分類部である。12は知識記憶部であ
る。13は出力部である。
【0031】手首方向推定部4、指領域・掌領域抽出部
5、指の掌対位置推定部6、指屈折推定部7、指接触推
定部8、指推定部9、掌方向推定部10、手形状分類部
11は1台のコンピュータで実現可能である。画像記憶
部3、知識記憶部12は、コンピュータに接続された大
容量磁気記憶装置もしくは光ディスク装置、もしくは、
コンピュータ内部のメモリによって実現される。画像入
力部2は、コンピュータに接続される既存の画像処理ボ
ード等によって実現される。出力部13は、コンピュー
タに接続されたディスプレイやスピーカ等によって実現
される。
【0032】画像入力部2は、取り込んだ画像を画像記
憶部3に記憶し、取り込んだ手の左右情報を掌方向推定
部10と手形状分類部11に送る。手首方向推定部4は
画像記憶部3に記録された画像から手首方向を推定し、
手首方向を指領域・掌領域抽出部5に送る。指領域・掌
領域抽出部5は、画像記憶部3に記録された画像と手首
方向を元に指領域と掌領域の抽出を行ない、手首方向と
指領域画像と掌領域画像と手の左右情報を指の掌対位置
推定部6と指屈折推定部7と指接触推定部8に送る。指
の掌対位置推定部6は、手首方向と指領域と掌領域と指
の掌対位置を指推定部9に送る。指屈折推定部7は、手
首方向と指領域と掌領域をもとに指の屈折推定を行な
い、手首方向と指の屈折情報を手形状分類部11に送
る。指接触推定部8は、手首方向と指領域と掌領域をも
とに指の接触推定を行ない、手首方向と指領域と掌領域
と指の数と指の接触情報を指推定部9に送る。指推定部
9は、手首方向と指領域と掌領域と指の数と指の接触情
報と指の掌対位置をもとに指の推定を行ない、手首方向
と指領域と掌領域と指の数と指の接触情報と指の種類を
掌方向推定部10に送る。掌方向推定部10は、手首方
向と指領域と掌領域と指の種類と手の左右情報をもとに
掌方向推定を行ない、指の数と指の接触情報と指の種類
と掌方向を手形状分類部11に送る。手形状分類部11
は、知識記憶部12と受けとったデータを比較し手形状
の分類を行ない、認識された手形状を出力信号に変換し
て出力部13に出力する。
【0033】なお、処理の道筋を1本にするために、指
領域・掌領域抽出部5を画像記憶部3にアクセスさせず
に、手首方向推定部4から指領域・掌領域抽出部5へ画
像と手の左右情報と手首方向を渡してもよい。また、全
てのデータをメモリに記憶させて、手首方向推定部4、
指領域・掌領域抽出部5、指の掌対位置推定部6、指の
屈折推定部7、指の接触推定部8、指推定部9、掌方向
推定部10、手形状分類部11のそれぞれアクセスさせ
ることで、データの管理を行なってもよい。
【0034】(実施の形態2)図2は本発明にかかる第
2の実施の形態における構成図である。14は本発明の
第2の手形状認識装置である。15は画像入力部であ
る。16は画像記憶部である。17は手首方向推定部で
ある。18は指領域・掌領域抽出部である。19は指推
定部である。20は掌方向推定部である。21は手形状
分類部である。22は知識記憶部である。23は出力部
である。
【0035】手首方向推定部17、指領域・掌領域抽出
部18、指推定部19、掌方向推定部20、手形状分類
部21は1台のコンピュータで実現可能である。画像記
憶部16、知識記憶部22は、コンピュータに接続され
た大容量磁気記憶装置もしくは光ディスク装置、もしく
は、コンピュータ内部のメモリによって実現される。画
像入力部15は、コンピュータに接続される既存の画像
処理ボード等によって実現される。出力部23は、コン
ピュータに接続されたディスプレイやスピーカ等によっ
て実現される。
【0036】画像入力部15は、取り込んだ画像を画像
記憶部16に記憶し、取り込んだ手の左右情報を手首方
向推定部17に送る。手首方向推定部17は画像記憶部
16に記録された画像から手首方向を推定し、手首方向
と手の左右情報を指領域・掌領域抽出部18に送る。指
領域・掌領域抽出部18は、画像記憶部16に記録され
た画像と手首方向を元に指領域と掌領域の抽出を行な
い、手首方向と指領域画像と掌領域画像と手の左右情報
を指推定部19に送る。指推定部19は、手首方向と指
領域と掌領域をもとに指の推定を行ない、手首方向と掌
重心と指の数と指の種類と手の左右情報を掌方向推定部
20に送る。掌方向推定部20は、手首の方向と掌重心
と指の種類と手の左右情報をもとに掌方向推定を行な
い、手首の方向と指の数と指の種類と手の左右情報と掌
方向を手形状分類部21に送る。手形状分類部21は、
知識記憶部22と受けとったデータを比較し手形状の分
類を行ない、認識された手形状を出力信号に変換して出
力部23に出力する。
【0037】なお、処理の道筋を1本にするために、指
領域・掌領域抽出部18を画像記憶部16にアクセスさ
せずに、手首方向推定部17から指領域・掌領域抽出部
18へ画像と手の左右情報と手首方向を渡してもよい。
また、全てのデータをメモリに記憶させて、手首方向推
定部17、指領域・掌領域抽出部18、指推定部19、
掌方向推定部20、手形状分類部21のそれぞれアクセ
スさせることで、データの管理を行なってもよい。
【0038】(実施の形態3)図3は本発明にかかる第
3の実施の形態における構成図である。24は本発明の
第3の手形状認識装置である。25は画像入力部であ
る。26は画像記憶部である。27は手首方向推定部で
ある。28は指領域・掌領域抽出部である。29は指推
定部である。30は手形状分類部である。31は知識記
憶部である。32は出力部である。
【0039】手首方向推定部27、指領域・掌領域抽出
部28、指推定部29、手形状分類部30は1台のコン
ピュータで実現可能である。画像記憶部26、知識記憶
部31は、コンピュータに接続された大容量磁気記憶装
置もしくは光ディスク装置、もしくは、コンピュータ内
部のメモリによって実現される。画像入力部25は、コ
ンピュータに接続される既存の画像処理ボード等によっ
て実現される。出力部32は、コンピュータに接続され
たディスプレイやスピーカ等によって実現される。
【0040】画像入力部25は、取り込んだ画像を画像
記憶部26に記憶し、取り込んだ手の左右情報を手首方
向推定部27に送る。手首方向推定部27は画像記憶部
26に記録された画像から手首方向を推定し、手首方向
と手の左右情報を指領域・掌領域抽出部28に送る。指
領域・掌領域抽出部28は、画像記憶部26に記録され
た画像と手首方向を元に指領域と掌領域の抽出を行な
い、手首方向と指領域画像と掌領域画像と手の左右情報
を指推定部29に送る。指推定部29は、手首方向と指
領域と掌領域をもとに指の推定を行ない、手首方向と指
の数と指の種類と手の左右情報を手形状分類部30に送
る。手形状分類部30は、知識記憶部31と受けとった
データを比較し手形状の分類を行ない、認識された手形
状を出力信号に変換して出力部32に出力する。
【0041】なお、処理の道筋を1本にするために、指
領域・掌領域抽出部28を画像記憶部26にアクセスさ
せずに、手首方向推定部27から指領域・掌領域抽出部
28へ画像と手の左右情報と手首方向を渡してもよい。
また、全てのデータをメモリに記憶させて、手首方向推
定部27、指領域・掌領域抽出部28、指推定部29、
手形状分類部30のそれぞれアクセスさせることで、デ
ータの管理を行なってもよい。
【0042】(実施の形態4)図4は本発明にかかる第
4の実施の形態における手首方向推定処理のフローチャ
ートである。
【0043】(ステップ0)図4ステップ0において、
図5に示すように画像上における形状の長さを求め、最
も長いものを基準軸Iとする。
【0044】(ステップ1)図4ステップ1において、
図6に示すような形状の重心KG(kx,ky)を通り
基準軸Iに垂直な重心線LGと、重心線LGと平行で距
離mだけ離れた判断線L1、重心線LGと平行で距離n
だけ離れた判断線L2を設定し、そのそれぞれの線上の
有効画素数SG、S1、S2を求める。距離m、距離n
は(数1)、(数2)を用いて求める。
【0045】(ステップ2)図4ステップ2において、
線LG上の有効画素数SGと判断線L1上の有効画素数
S1、有効画素数SGと判断線L2上の有効画素数S2
を比較し、(数4)を用いて差T1、差T2を求め、そ
の差が閾値よりも大きい方の線のある方向を手首方向と
決定し、手首方向が決定されない場合はステップ3を行
なう。
【0046】(ステップ3)図4ステップ3では、基準
軸Iの変更回数の閾値を1とし、基準軸Iの変更回数が
閾値より上の時、ステップ9を行ない、基準軸Iの変更
回数が閾値以下の時ステップ4を行なう。なお、本実施
の形態では変化回数の閾値を1としているが、これはス
テップ2において手首方向が決定されない場合、少なく
とも1度は基準軸の変更を行なう為であり、正の整数で
あればよい。
【0047】(ステップ4)図4ステップ4では、基準
軸Iを現在の軸と垂直な方向に設定し、ステップ5を行
なう。
【0048】(ステップ5)図4ステップ5において、
基準軸Iが手首推定処理を開始した最初の方向と同じ場
合、ステップ6を行ない、異なる場合、ステップ7を行
なう。
【0049】(ステップ6)図4ステップ6において、
ステップ1での距離m、距離nを(数1)、(数3)を
用いて求め、ステップ1、ステップ2、ステップ3を繰
り返し行なう。
【0050】(ステップ7)図4ステップ7において、
差T1と差T2が共に閾値より大きい場合、ステップ
1、ステップ2、ステップ3を繰り返し行ない、差T1
と差T2のどちらかが閾値以下の場合、ステップ8を行
なう。
【0051】(ステップ8)図4ステップ8において、
有効画素数S1と有効画素数S2の差が閾値よりも小さ
い場合、ステップ1、ステップ2、ステップ3を繰り返
し行ない、閾値以上の場合、ステップ9を行なう。
【0052】(ステップ9)図4ステップ9において、
基準軸Iが手首推定処理を開始した最初の方向と同じで
尚且つ有効画素数S1もしくは有効画素数S2が所定の
数値よりも小さい場合、有効画素数の少ない方の線のあ
る方向を手首方向とし、手首方向が決定されなければ、
ステップ10を行なう。
【0053】(ステップ10)図4ステップ10では、
差T1、差T2のうち少ない方の線のある方向を手首方
向とすることで、手首方向の推定を行なう。
【0054】
【数1】
【0055】
【数2】
【0056】
【数3】
【0057】
【数4】
【0058】なお、(数2)、(数3)におけるa’、
bの値は(数5)を満たしていれば、任意数でもよい。
【0059】
【数5】
【0060】(実施の形態5)図7は本発明にかかる第
5の実施の形態における指領域・掌領域抽出処理のフロ
ーチャートである。
【0061】(ステップ11)図7ステップ0におい
て、図8に示すように画像上における形状の重心KG
(kx,ky)とする。
【0062】(ステップ12)図7ステップ1におい
て、(数6)によって走査起点P1(x1,y1)、P
2(x2,y2)、P3(x3,y3)、P4(x4,
y4)を定め、それぞれ隣合う点との間に走査線LL
1、LL2、LL3、LL4を設定し、線上の有効画素
数SS1、SS2、SS3、SS4を求め、有効画素数
SSn(n=1..4)が閾値以下になるまで処理を繰
り返し、閾値以下になればステップ2を行なう。
【0063】(ステップ13)図7ステップ2におい
て、走査線LLn(n=1..4)が手首方向に位置す
る場合は、ステップ5を行ない、手首方向でない場合
は、ステップ3を行なう。
【0064】(ステップ14)図7ステップ3におい
て、有効画素数SSn(n=1..4)が閾値以下の場
合、図9に示すように形状の最小最大有効画素位置と走
査線LLn(n=1..4)との距離Mを求める。
【0065】(ステップ15)図7のステップ4におい
て、距離Mが閾値以上の場合、この時の走査線LLn
(n=1..4)の位置を指領域と掌領域の境界線と
し、ステップ6を行ない、閾値より下の場合、ステップ
5を行なう。
【0066】(ステップ16)図7ステップ5におい
て、(数6)によって走査起点P1(x1,y1)、P
2(x2,y2)、P3(x3,y3)、P4(x4,
y4)を定め、それぞれ隣合う点との間に走査線LLn
(n=1..4)を設定し、線上の有効画素数SSn
(n=1..4)を求め、有効画素数SSn(n=
1..4)が0以下になるまで処理を繰り返し、0以下
になればこの時の線LLn(n=1..4)の位置を指
領域と掌領域の境界線とし、ステップ6を行なう。な
お、本実施の形態では有効画素数の閾値を0としたが、
指とみなされる大きさより充分小さいければ任意数でよ
い。
【0067】(ステップ17)図7ステップ5におい
て、走査線LL1、LL2、LL3、LL4の全てが指
領域と掌領域との境界線となるまでこの一連の処理を行
なうことよって掌・手首領域の抽出ができる。掌領域は
図10に示すように最も短い走査線LLn(n=1..
4)でかこまれた領域とし、手形状領域から掌・手首領
域を除いた領域を指領域とする。
【0068】なお、本実施の形態では中心点に求めやす
い形状の重心を用いているが、形状の中心付近であれば
任意位置でもよい。なお、本実施の形態では計算コスト
減のため走査起点を4点としたが、任意数でよい。
【0069】
【数6】
【0070】(実施の形態6)図11は本発明にかかる
第6の実施の形態における掌対位置を示す図である。指
の付け根中心位置を求め、その付け根中心位置と掌領域
を構成している辺との距離を求め、最も近い辺を指の属
線とする。更に、その属線上の位置を図11に示すよう
に、辺を1:2:1に3分割し、部分辺を設定する。部
分辺と指の付け根中心位置との距離を求め最も近い部分
辺を求める。指が真中の部分辺近い場合は、更に真中の
部分辺を1:2:1に3分割し、指の属線上での細かな
位置を求める。なお、本実施の形態では、辺の3分割を
1:2:1としているが、真中の辺が両端の辺より長め
の設定であれば、任意でよい。
【0071】(実施の形態7)図12は本発明にかかる
第7の実施の形態における指屈折推定図である。指の重
心点と指先の任意点を通る傾線LKを設定し、この傾線
と指の属線を線分とする線とがつくる狭角RKを求め
る。RK≦45°であれば指が屈折しているとし、45
°<RKであれば屈折していないとする。
【0072】(実施の形態8)本発明にかかる第8の実
施の形態における指接触推定においては、指の幅を求め
掌領域の辺のうち、指の属線となっている辺の長さと指
の幅を比較し、属線に占める指の幅の割合を求める。そ
の割合が4割以上であれば2本以上の指が接触している
とする。更に、指の長さを求め、指の長さが指の幅より
短い場合は、指が4本以上接触しているとする。また、
割合が6.6割以上で指の接触が4本以上でない場合
は、指の接触は3本であるとする。指が4本以上の接触
かつ割合が5.5割以下の場合、指の接触は5本である
とする。なお、本実施の形態では、4割、5.5割、
6.6割を指の接触判定の閾値としたが、人間の掌の大
きさと指の太さの関係から妥当と思われる値ならば任意
でよい。
【0073】(実施の形態9)図13は本発明にかかる
第9の実施の形態における指推定処理のフローチャート
である。
【0074】図14(a)に示すように画像上における
の掌の重心HG(hx,hy)と指の付け根中心位置P
Pn(n=1..5)とを結ぶ線分を設定し、隣合う線
分がつくる角度Rm(m=1..4)を求める。また、
隣合う指との距離Mm(m=1..4)を求める。
【0075】指数が5の場合、図14(b)に示すよう
に、距離Mmが一番大きく、手首よりにある指を親指と
し、手首方向と反対回りにそれぞれ、人さし指、中指、
薬指、子指とする。
【0076】また、指数が1〜4の場合では、図14
(c)に示すように、手首のある掌領域境界線と垂直に
交わる掌領域境界線を属線とする指が存在する時、指数
が1の場合ではその指を親指とし、その他の場合では距
離Mm(m=1..4)が所定の数値以上の時に親指と
し、所定の数値以下の時には子指とする。
【0077】また、手首のある掌領域境界線と垂直に交
わる2つの掌領域境界線のそれぞれを属線とする指が存
在する時は、指の幅が広く長さが短い方を親指とする。
更に、手首のある掌領域境界線と垂直に交わる同じ掌領
域境界線を属線とする指が2本の場合は、手首に近い方
の指を親指とし、残りの指を人さし指とする。
【0078】更に、手首のある掌領域境界線と対面の掌
領域境界線を属線とする指については、角度Rm(m=
1..4)がRm≦角度閾値1であれば2本の指は骨格
的に隣合うものであり、角度閾値1<Rm≦角度閾値2
であれば2本の指は骨格的に又隣の関係であり、角度閾
値2<Rmであれば2本の指は人さし指と子指であり、
この場合、指の長さが短い方が子指である。
【0079】更に細かい指の推定は、指の属線上の位置
が端にあった場合は、人さし指もしくは子指であり、指
の長さが所定の数値以下であるものが子指とし、その他
の指も指の骨格的関係と指の属線上の位置と指領域の長
さと幅を用いて行なう。
【0080】なお、指数が1の場合は、図14(d)に
示すように、角度Rmは掌領域境界線Lw2の中心点と
掌の重心Gとを結んだ線分との角度とする。
【0081】なお、本実施の形態では角度閾値1を45
度、角度閾値2を70度として用いたが、指の区別のつ
く角度であれば任意値でよい。
【0082】(実施の形態10)図15は本発明にかか
る第10の実施の形態における指間距離図である。画像
上におけるの指の付け根中心位置PPn(n=1..
5)と隣合う指の付け根中心位置PPPn(n=1..
5)とを結ぶ線分を設定し、隣合う指との距離Mm(m
=1..4)を求める。
【0083】指数が5の場合、距離Mmが一番大きく、
手首よりにある指を親指とし、手首方向と反対回りにそ
れぞれ、人さし指、中指、薬指、子指とする。
【0084】また、指数が1〜4の場合では、に示すよ
うに、指の属線が手首のある掌領域境界線と垂直に交わ
る掌領域境界線の場合、指数が1ではその指を親指と
し、その他の場合は距離Mm(m=1..4)が所定の
数値以上の時に親指とし、所定の数値以下の時には子指
とする。
【0085】また、手首のある掌領域境界線と垂直に交
わる2つの掌領域境界線をそれぞれ属線とする指が1本
づつある場合は、指領域の幅が広く長さが短い方を親指
とする。更に、手首のある掌領域境界線と垂直に交わる
同じ掌領域境界線を属線とする指が2本の場合は、手首
に近い方の指を親指とし、残りの指を人さし指とする。
【0086】手首のある掌領域境界線の対面にある掌領
域境界線を属線とする指については、距離Mm(m=
1..4)がMm≦距離閾値1であれば2本の指は骨格
的に隣あうものであり、距離閾値1<Mm≦距離閾値2
であれば2本の指は骨格的に又隣の関係であり、距離閾
値2<Mmであれば2本の指は人さし指と子指であり、
この場合、指の長さが短い方が子指である。
【0087】更に細かい指の推定は、指の属線上の位置
が端にあった場合は人さし指もしくは子指であり、指領
域の長さが所定の数値以下であるものが子指とし、その
他の指も指の骨格的関係と指の属線・位置と指の長さと
幅を用いて行なう。
【0088】なお、本実施の形態では距離閾値1を掌領
域幅の3分の1、距離閾値2を掌領域幅の4分の3とし
て用いたが、指の区別のつく大きさであれば任意値でよ
い。
【0089】(実施の形態11)図16は本発明にかか
る第11の実施の形態における指サック装着図である。
中指に指サックをつけて撮影された画像から画像上の中
指の付け根中心位置情報PM(mx,my)を取り出
し、そのPM(mx,my)と形状のシルエット画像を
用いた処理に用いることによって、指数が1の時の指の
推定を行なう時に中指と薬指の推定を行なうことが出来
る。
【0090】なお、本実施の形態では指サックを用いて
いたが、指の区別のつくものであれば任意のものでよ
い。また、本実施の形態では、区別のつき難い薬指と中
指を推定する為に中指に指サックを装着しているが、指
の推定を容易にする指であれば任意の指でよい。
【0091】(実施の形態12)図17は本発明にかか
る第12の実施の形態における掌方向推定処理のフロー
チャートである。
【0092】図18に示すように手首方向掌領域境界線
LWの中心点PW(wx,wy)と掌重心HG(hx,
hy)を通る手中心線LGを(数7)によって設定し、
親指もしくは人さし指もしくは子指の任意位置P(p
x,py)とその手中心線HLGとの関係と手の左右情
報Wと中心点PWと掌重心HGとの関係を表した(表
1)より求める。hx=wxの場合は、(表2)より求
める。なお、本実施の形態での掌の向きは裏と表であ
り、任意位置Pが子指の場合は、(表1)、(表2)よ
り得られた結果が、表の時は裏に、裏の時は表に反転さ
せ結果を得ることで掌の向きの推定を行なう。
【0093】
【数7】
【0094】
【表1】
【0095】
【表2】
【0096】(実施の形態13)図19は本発明にかか
る第13の実施の形態における子指方向推定図である。
基準軸Iに垂直な子指判定基準線LS1を指先方向の任
意位置に設定し、子指判定基準線LS1から任意距離離
れた位置に子指判定基準線LS1と平行な子指判定線L
S2を設定する。子指判定基準線LS1上の有効画素か
ら子指判定線LS2上の有効画素を引き残った有効画素
群のうち大きい有効画素群のある方向を子指方向し、そ
の有効画素群の任意の点を用いることによって掌方向推
定を行なうことが出来る。
【0097】なお、子指判断基準線LS1と子指判断線
LS2は、どちらかが子指を含む線でありどちらかが子
指を含まない線であればよい。(実施の形態14)図2
0は本発明にかかる第13の実施の形態における親指方
向推定図である。基準軸Iに平行な親指判定基準線LL
S1を手形状領域端の任意位置に設定し、親指判定基準
線LLS1と平行な親指判定線LLS2を親指判断基準
線LLS1と反対の手形状領域端の任意位置に設定す
る。親指判定基準線LLS1上の有効画素群と親指判定
線LLS2上の有効画素群のうち小さい有効画素群のあ
る方向を親指方向し、その有効画素群の任意の点を用い
ることによって掌方向推定を行なうことが出来る。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データグローブなどのセンサや彩色された手袋を用いず
に、手形状の認識が可能である。
【0099】また、手の形や長袖の服を着用時における
手首に続く上腕部の露出の割合に関係なく手首方向の推
定を行なうことが出来る。
【0100】また、指認識の為の細線化における無効な
線の処理問題や掌領域の抽出の為の縮退/拡大処理にお
ける特徴量の減少問題に関係なく指領域・掌領域の抽出
を行なうことが出来る。
【0101】また、信頼性の高い指の推定と掌方向の推
定を簡単に行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における手形状認識
装置の構成図
【図2】本発明の第2の実施の形態における手形状認識
装置の構成図
【図3】本発明の第3の実施の形態における手形状認識
装置の構成図
【図4】本発明の第4の実施の形態における手首方向推
定処理のフローチャート
【図5】本発明の第4の実施の形態における形状と基準
軸の関係を示す図
【図6】本発明の第4の実施の形態における重心線と判
断線の関係を示す図
【図7】本発明の第5の実施の形態における指領域・掌
領域抽出処理のフローチャート
【図8】本発明の第5の実施の形態における中心点と走
査起点と走査線を示す図
【図9】本発明の第5の実施の形態における中心点と距
離を示す図
【図10】本発明の第5の実施の形態における掌領域を
示す図
【図11】本発明の第6の実施の形態における属線上の
位置を示す図
【図12】本発明の第7の実施の形態における指の屈折
を示す図
【図13】本発明の第9の実施の形態における指推定処
理のフローチャート
【図14】(a)は本発明の第9の実施の形態における
掌重心と指と角度を示す図 (b)は本発明の第9の実施の形態における掌重心と指
と角度と距離を示す図 (c)は本発明の第9の実施の形態における掌領域と指
の位置関係を示す図 (d)は本発明の第9の実施の形態における掌重心と指
と角度を示す図
【図15】本発明の第10の実施の形態における指間の
距離を示す図
【図16】本発明の第11の実施の形態における指サッ
ク装着図
【図17】本発明の第12の実施の形態における掌方向
推定処理のフローチャート
【図18】本発明の第12の実施の形態における掌重心
と手首と指の関係を示す図
【図19】本発明の第13の実施の形態における子指方
向を推定する図
【図20】本発明の第14の実施の形態における親指方
向を推定する図
【符号の説明】
1 手形状認識装置 2 画像入力部 3 画像記憶部 4 手首方向推定部 5 指領域・掌領域抽出部 6 指の掌対位置推定部 7 指屈折推定部 8 指接触推定部 9 指推定部 10 掌方向推定部 11 手形状分類部 12 知識記憶部 13 出力部 14 手形状認識装置 15 画像入力部 16 画像記憶部 17 手首方向推定部 18 指領域・掌領域抽出部 19 指推定部 20 掌方向推定部 21 手形状分類部 22 知識記憶部 23 出力部 24 手形状認識装置 25 画像入力部 26 画像記憶部 27 手首方向推定部 28 指領域・掌領域抽出部 29 指推定部 30 手形状分類部 31 知識記憶部 32 出力部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手形状の認識を行う画像を入力する画像入
    力手段と、手形状の認識を行う画像を記憶する画像記憶
    手段と、手形状の分類を行なうための知識を記憶した知
    識記憶手段と、手形状の認識結果を出力する出力手段と
    を備えた手形状認識装置における手形状認識方法であっ
    て、 前記画像入力手段に入力された画像を前記画像記憶手段
    に記憶するステップと、 前記画像記憶手段に記憶された画像から手首方向を推定
    する手首方向推定ステップと、 前記画像記憶手段に記憶された画像と、前記手首方向と
    に基づいて、指の領域と掌の領域を抽出する指領域・掌
    領域抽出ステップと、 前記指の領域と掌の領域とに基づいて、使用されている
    指の前記掌の領域に対する位置を推定する指の掌対位置
    推定ステップと、 前記指の領域と掌の領域とに基づいて、使用されている
    指の屈折を推定する指屈折推定ステップと、前記指の領
    域と掌の領域とに基づいて、使用されている指の接触を
    推定する指接触推定ステップと、 前記手首方向と、前記指の領域と掌の領域と、前記指の
    掌対位置とに基づいて、使用されている指の種類を推定
    する指推定ステップと、 前記手首方向と、前記指と掌の領域と、前記指の種類と
    に基づいて、掌の向きを推定する掌方向推定ステップ
    と、 前記手首方向と、前記指の屈折と、前記指の接触と、前
    記指の種類と、前記掌の向きと、前記知識記憶手段に記
    憶された知識とに基づいて手形状の分類を行なう手形状
    分類ステップと、 前記手形状分類ステップで得られた結果を前記出力手段
    に出力するステップとを有することを特徴とする手形状
    認識方法。
  2. 【請求項2】手首方向推定ステップにおいて、 画像上における形状の長さを求め、最も長いものを基準
    軸とし、前記形状の所定位置、前記所定位置から前記基
    準軸の任意方向へ任意距離離れた任意数の点をそれぞれ
    通る前記基準軸に垂直な線を任意数設定し、前記線上の
    有効画素を比較することを特徴とする請求項1記載の手
    形状認識方法。
  3. 【請求項3】指領域・掌領域抽出ステップにおいて、 画像上における形状の所定位置から任意方向へ任意距離
    の走査起点を任意数とり、それぞれ隣合う走査起点との
    間に走査線を設定し前記走査線上の有効画素数を求める
    有効画素数演算を行ない、前記走査線が手首方向に位置
    する場合、前記有効画素数が所定数以下になるまで前記
    有効画素数演算を繰り返し、前記有効画素数が閾値以下
    の場合、前記形状の最小最大有効画素位置と前記走査線
    との距離を求め、前記距離が閾値以下の場合、前記有効
    画素数が所定数以下になるまで前記有効画素数演算を繰
    り返すことを特徴とする請求項1または2記載の手形状
    認識方法。
  4. 【請求項4】指の掌対位置推定ステップにおいて、 指の領域と掌の領域から、使用されている指の付け根中
    心位置を求め、前記掌の領域と前記指の付け根中心位置
    との位置関係を求めることを特徴とする請求項1〜3何
    れかに記載の手形状認識方法。
  5. 【請求項5】指屈折推定ステップにおいて、 指の領域と掌の領域から、使用されている指の先の任意
    位置と前記使用されている指の重心位置を求め、前記任
    意位置と前記重心位置とを結ぶ指傾線を設定し、前記掌
    の領域と前記使用されている指との境界線との傾きと、
    前記指傾線との傾きを比較することを特徴とする請求項
    1〜4何れかに記載の手形状認識方法。
  6. 【請求項6】指接触推定ステップにおいて、 指の領域と掌の領域から、掌の領域の大きさと使用され
    ている指の領域の大きさとを求め、前記掌の領域の大き
    さと前記使用している指領域の大きさを比較することを
    特徴とする請求項1〜5何れかに記載の手形状認識方
    法。
  7. 【請求項7】指推定ステップにおいて、 指の領域と掌の領域から、使用されている指の付け根中
    心位置と掌重心と指の大きさとを求め、前記指の付け根
    中心位置と掌重心とを結ぶ線分を設定し、隣合う線分が
    つくる角度を求め、手首方向と、前記指の付け根中心位
    置と、前記掌の領域と、前記角度と、前記指の大きさと
    を用いることを特徴とする請求項1〜6何れかに記載の
    手形状認識方法。
  8. 【請求項8】指推定ステップにおいて、 指の付け根中心位置と掌領域と手首方向との位置関係を
    求め、前記位置関係と角度との組合せと指の大きさを、
    予め設定した人間の手の持つ特徴と比較することを特徴
    とする請求項7記載の手形状認識方法。
  9. 【請求項9】指推定ステップにおいて、 指の領域と掌の領域から、使用されている指の付け根中
    心位置と大きさとを求め、隣合う前記指の付け根中心位
    置との距離を求め、前記大きさと前記距離とを用いるこ
    とを特徴とする請求項1〜6何れかに記載の手形状認識
    方法。
  10. 【請求項10】指推定ステップにおいて、 隣合う指の付け根中心位置との距離を求め、前記距離と
    指の大きさを予め設定した人間の手の持つ特徴と比較す
    ることを特徴とする請求項9記載の手形状認識方法。
  11. 【請求項11】指推定ステップにおいて、 使用されている指の掌対位置を用いることを特徴とする
    請求項1〜10何れかに記載の手形状認識方法。
  12. 【請求項12】指推定ステップにおいて、 任意の指1本の位置情報を彩色されたマーカーをつけて
    求め、この位置情報と指の付け根中心位置との位置関係
    を用いること特徴とする請求項1〜11何れかに記載の
    手形状認識方法。
  13. 【請求項13】掌方向推定ステップにおいて、 外部から入力される手の左右情報と、指の種類と、指の
    任意位置と、掌重心と、手首方向との関係を用いること
    を特徴とする請求項1〜12何れかに記載の手形状認識
    方法。
  14. 【請求項14】掌方向推定ステップにおいて、 掌重心と手首方向の所定の位置を通る直線を設定し、所
    定の指の種類の指の任意位置と前記直線との位置関係を
    求め、前記位置関係と手の左右情報との組合せを調べる
    ことを特徴とする請求項13記載の手形状認識方法。
  15. 【請求項15】掌方向推定ステップにおいて、 画像における形状の大きさと手首方向から、基準軸に垂
    直な判定基準線を指先方向の任意位置に設定し、更に前
    記判定基準線から任意距離離れた位置に前記判定基準線
    と平行な判定線を設定し、前記判定基準線上の有効画素
    と前記判定線上の有効画素とを比較することを特徴とす
    る請求項13または14記載の手形状認識方法。
  16. 【請求項16】掌方向推定ステップにおいて、 画像における形状の大きさと手首方向から、基準軸に平
    行な判定基準線を任意位置に設定し、更に前記判定基準
    線から任意距離離れた位置に前記判定基準線と平行な判
    定線を設定し、前記判定基準線上の有効画素と前記判定
    線上の有効画素とを比較することを特徴とする請求項1
    3または14記載の手形状認識方法。
  17. 【請求項17】画像を入力するための画像入力手段と、 前記画像入力手段から送られる画像を記憶する画像記憶
    手段と、 手形状の分類を行なうための知識を記憶しておく知識記
    憶手段と、 前記画像記憶手段に記憶された画像から手首方向を推定
    する手首方向推定手段と、 前記画像記憶手段に記憶された画像と、前記手首方向と
    に基づいて、指の領域と掌の領域を抽出する指領域・掌
    領域抽出手段と、前記指の領域と、掌の領域に基づい
    て、指の掌対位置を推定する指の掌対位置推定手段と、 前記指の領域と、掌の領域に基づいて、指の屈折を推定
    する指屈折推定手段と、 前記指の領域と、掌の領域に基づいて、指の接触を推定
    する指接触推定手段と、 前記手首方向と、前記指の領域と掌の領域と、前記指の
    掌対位置に基づいて、使用されている指の種類を推定す
    る指推定手段と、 前記手首方向と、前記指の屈折と、前記指の接触と、前
    記指の領域と掌の領域と、前記指の種類とに基づいて、
    掌の向きを推定する掌方向推定手段と、 前記手首方向と、前記指の種類と、前記掌の向と、前記
    知識記憶手段に記憶された知識とに基づいて手形状の分
    類を行なう手形状分類手段と、 前記手形状分類手段から得られた結果を出力する出力手
    段とを有する手形状認識装置。
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