JPH0896613A - 照明器具用スペーサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井仕上げ材の溝に照明器具用スペーサーを
取り付ける事により、溝を取り除いて平らする作業をな
くし電気工事の省力化を向上させ、また美観上も仕上が
りの良い施工方法を提供する。 【構成】 正面部（１）が平らで背面部（２）に溝
（３）を設け、また中央に開口部（５）を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、照明器具を天井面等
に取り付けるときに天井仕上げ材の表面に溝が成型して
あるタイプの天井仕上げ材の場合に、照明器具を取り付
けたとき溝に隙間が出来ないようにするるために用いる
照明器具用スペーサーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、照明器具を天井面等に取り付
けるときに天井仕上げ材の表面に溝が成型してあるタイ
プの天井仕上げ材の場合に、照明器具のカバーと天井仕
上げ材の溝との間に隙間が出来るため、美観上あまりこ
のましくないので照明器具のカバーと天井仕上げ材が接
触する部分だけナイフ等で取り除き溝の凸凹を平らにし
て、照明器具を取り付けていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。 （イ）照明器具のカバーと天井仕上げ材の溝との間に隙
間が出来るので、美観上あまり好ましくない。 （ロ）天井仕上げ材の溝の凸凹を平らにするためにナイ
フ等を用いて切り取らなければならず、時間と人手がか
かる。 （ハ）溝の凸凹を平らに削り取るための専用工具を使用
すると、工具の取扱いに慣れるまで時間がかかるし工具
の持ち運びも面倒である。 本発明は、以上の欠点を解決するためになされたもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】天井仕上げ材（７）の形
状には、主に縦長状の溝（８）が成型されてあるタイプ
が一般的に広く使用されている。天井仕上げ材（７）に
露出型照明器具（９）を直接取り付けると図８のよう
に、露出型照明器具（９）と天井仕上げ材（７）の間に
隙間（１０）が出来るので、本発明は照明器具用スペー
サー（４，６）の背面部（２）の溝（３）を天井仕上げ
材（７）の縦長状の溝（８）と同じ形状に設けるこによ
り天井仕上げ材（７）の縦長状の溝（８）と、照明器具
用スペーサー（４，６）の溝（３）とを重なり合わせる
ことにより、天井仕上げ材（７）の表面が平らになり露
出型照明器具（９）を取り付けたとき露出型照明器具
（９）と天井仕上げ材（７）との間に隙間（１０）が出
来なくなる。また小型の埋め込み型照明器具で一般にダ
ウンライト（１１）と呼ばれているタイプの場合は埋め
込み寸法が、各照明器具メーカーとも共通しているので
照明器具用スペーサー（６）の開口部（５）の寸法はダ
ウンライト（１１）の埋め込み寸法にあわせる。さらに
照明器具用スペーサー（４、６）の背面部（２）の溝
（３）に両面テープ等の接着剤（１２）を貼着する。本
発明は、以上の構成よりなる照明器具用スペーサーであ
る。

【０００５】

【作用】本発明を使用するときは、露出型照明器具
（９）のの寸法より若干大きめに照明器具用スペーサー
（４）を切り取り、天井仕上げ材（７）に取り付けて使
用する。また小型の埋め込み型照明器具でダウライト
（１１）の場合は、照明器具用スペーサー（６）を天井
仕上げ材（７）に取り付け中央の開口部（５）に合わせ
て天井仕上げ材（７）を切り抜きダウンライト（１１）
を取り付ける。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 （イ）照明器具用スペーサー（４，６）は天井仕上げ材
（７）に直接取り付けるため合成樹脂等の軽い材質であ
り、一般に市販されているカッターナイフ等で容易に切
断できる材質の物が望ましい。また露出型照明器具
（９）やダウンライト（１４）自体が内蔵している、ラ
ンプ（１６）などが発熱するために不燃材である必要が
ある。 （ロ）露出型照明器具（９）を取り付ける場合は、図１
０に示すように天井仕上げ材（７）の縦長状の溝（８）
と照明器具用スペーサー（４）の溝（３）が重なり合う
ように、露出型照明器具（９）の寸法より若干大きめに
照明器具用スペーサー（４）を切り取り、切り取った照
明器具用スペーサー（４）を天井仕上げ材（７）に取り
付けてから露出型照明器具（９）を取り付ける。照明器
具用スペーサー（４）を露出型照明器具（９）より若干
大きめにして取り付ける事により隙間（１０）の発生を
防ぐと共に美観上も良い取り付けができる。 （ハ）小型の埋め込み型照明器具でダウンライト（１
１）を取り付ける場合は図１１に示すように、天井仕上
げ材（７）の縦長状の溝（８）と照明器具用スペーサー
（６）の溝（３）が重なり合うように、照明器具用スペ
ーサー（６）を天井仕上げ材（７）に取り付けて中央の
開口部（５）に合わせて、天井仕上げ材（７）を切り抜
きダウンライト（１３）を取り付ける。また照明器具用
スペーサー（６）の外径はダウンライト（１１）のカバ
ー（１３）より若干大きめとする。 （ニ）大型の埋め込み型照明器具（１４）を取り付ける
場合は、図１３に示すように天井仕上げ材（７）を埋め
込み型照明器具（１４）の埋め込み寸法に切り抜いて、
切り抜いた回りに天井仕上げ材（７）の縦長状の溝
（８）と照明器具用スペーサー（４）の溝（３）が重な
り合うように、埋め込み型照明器具（１４）のカバー
（１５）の寸法より若干大きめに照明器具用スペーサー
（４）を切り取って取り付け、埋め込み型照明器具（１
４）取り付ける。またこの取り付け方法は天井埋め込み
型のエヤコンや換気扇にも応用出来る。

【０００７】

【発明の効果】本発明を使用することによって、天井仕
上け材の溝を取り除いて平らにするという困難な作業の
必要がなくなり電気工事の省力化を向上させ、また天井
仕上げ材と照明器具との間に隙間なくなり美観上も仕上
がりの良い施工ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 照明器具用スペーサー（４）の背面部
（２）の斜視図。

【図２】 照明器具用スペーサー（６）の背面部
（２）の斜視図。

【図３】 照明器具用スペーサー（４）の正面部
（１）の斜視図。

【図４】 照明器具用スペーサー（６）の正面部
（１）の斜視図。

【図５】 照明器具用スペーサー（４）の側面図。

【図６】 照明器具用スペーサー（６）の側面図。

【図７】 天井仕上げ材（７）の斜視図。

【図８】 天井仕上げ材（７）に直接露出型照明器具
（９）を取り付けた場合の側面図。

【図９】 天井仕上げ材（７）の溝（８）と照明器具
用スペーサー（４）の溝（３）を合わせたときの側面
図。

【図１０】 照明器具スペーサー（４）を使用し露出型
照明器具（９）を取り付けた場合の斜視図。

【図１１】 照明器具スペーサー（６）を使用しダウン
ライト（１１）を取り付けた場合の側面図。

【図１２】 照明器具用スペーサー（６）を使用しダウ
ンライト（１１）を取り付けた場合の斜視図。

【図１３】 照明器具用スペーサー（４）を使用して埋
め込み照明器具（１４）を取り付けた場合の側面図。

【図１４】 照明器具用スペーサー（４）を使用して埋
め込み照明器具（１４）を取り付けた場合の斜視図。

【符号の説明】

１ 正面部 ２ 背面部 ３ 溝 ４，６ 照明器具用スペーサー ５ 開口部 ７ 天井仕上げ材 ８ 縦長状の溝 ９ 露出型照明器具 １０ 隙間 １１ ダウンライト １２ 接着剤 １３ カバー １４ 埋め込み照明器具 １５ カバー １６ ランプ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】正面部（１）が平らで背面部（２）に溝
   （３）を設けた照明器具用スペーサー（４）。
2. 【請求項２】正面部（１）が平らで背面部（２）に溝
   （３）を設け、中央に開口部（５）を設けた照明器具用
   スペーサー（６）。