JPH0889606A - ゴルフ用具 - Google Patents
ゴルフ用具Info
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- JPH0889606A JPH0889606A JP6231593A JP23159394A JPH0889606A JP H0889606 A JPH0889606 A JP H0889606A JP 6231593 A JP6231593 A JP 6231593A JP 23159394 A JP23159394 A JP 23159394A JP H0889606 A JPH0889606 A JP H0889606A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grip
- shaft
- peripheral surface
- disposed
- golf
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 先端にヘッドを設けたシャフト2の基端近傍
の外周面に、長手方向に沿って溝状の回転止め部6を設
ける。回転止め部6に対向して略円錐形状の係合凹部7a
が長手方向に沿って直線状に配列するラッチ部7を設け
る。略円筒状のグリップ4の外周面に、グリップ4を握
った際の理想の手の形に合わせて凹凸を有した把持部16
を形成する。グリップ4の内周面に、中心軸に向けて壁
状に突出し回転止め部6に滑動可能に係合する案内壁部
17を設ける。案内壁部17に対向して突出しシャフト2の
係合凹部7aに係脱自在な爪部18a を、直線状に配列して
ラッチ部7に係脱自在の係止部18を形成する。 【効果】 把持部16を握ることにより容易に理想の握り
の形態が習得できる。いずれのクラブスイングの状態を
問わず理想の握りの形態が得られる把持部16を適宜移動
でき、安定したゴルフボールの飛距離や方向性が得られ
る。
の外周面に、長手方向に沿って溝状の回転止め部6を設
ける。回転止め部6に対向して略円錐形状の係合凹部7a
が長手方向に沿って直線状に配列するラッチ部7を設け
る。略円筒状のグリップ4の外周面に、グリップ4を握
った際の理想の手の形に合わせて凹凸を有した把持部16
を形成する。グリップ4の内周面に、中心軸に向けて壁
状に突出し回転止め部6に滑動可能に係合する案内壁部
17を設ける。案内壁部17に対向して突出しシャフト2の
係合凹部7aに係脱自在な爪部18a を、直線状に配列して
ラッチ部7に係脱自在の係止部18を形成する。 【効果】 把持部16を握ることにより容易に理想の握り
の形態が習得できる。いずれのクラブスイングの状態を
問わず理想の握りの形態が得られる把持部16を適宜移動
でき、安定したゴルフボールの飛距離や方向性が得られ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グリップが摺動するゴ
ルフ用具に関する。
ルフ用具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴルフ用具に、ゴルフクラブの握
りを習得するために所定の握りの形態に合わせた形状の
凹凸を有する把持部を設けた練習用のゴルフ用具があ
る。これら練習用のゴルフ用具としては、例えば合成樹
脂にて長さが略30cm程度の棒状に形成され外周面に握
り矯正用の把持部を設けたものが知られている。
りを習得するために所定の握りの形態に合わせた形状の
凹凸を有する把持部を設けた練習用のゴルフ用具があ
る。これら練習用のゴルフ用具としては、例えば合成樹
脂にて長さが略30cm程度の棒状に形成され外周面に握
り矯正用の把持部を設けたものが知られている。
【0003】しかし、このゴルフ用具は、ゴルフクラブ
のグリップ部分のみであるため、このゴルフ用具を用い
てクラブスイングを行った際に実際のゴルフクラブの自
重が掛かった状態が得られず、クラブスイング時の握り
の状態を確認することができない。
のグリップ部分のみであるため、このゴルフ用具を用い
てクラブスイングを行った際に実際のゴルフクラブの自
重が掛かった状態が得られず、クラブスイング時の握り
の状態を確認することができない。
【0004】そこで、このゴルフ用具の先端に円柱状の
重りを取り付け、クラブスイング時に実際のゴルフクラ
ブを素振りした場合と同様の感覚が得られるゴルフ用具
が知られている。
重りを取り付け、クラブスイング時に実際のゴルフクラ
ブを素振りした場合と同様の感覚が得られるゴルフ用具
が知られている。
【0005】しかし、この重りを取り付けたゴルフ用具
は、クラブスイング時に実際のゴルフクラブと同様のス
イング感覚が得られるが、使用者に対するゴルフボール
の位置、ヘッドのフェースの向きおよびクラブスイング
の際の握りの状態とを確認することができない問題があ
る。
は、クラブスイング時に実際のゴルフクラブと同様のス
イング感覚が得られるが、使用者に対するゴルフボール
の位置、ヘッドのフェースの向きおよびクラブスイング
の際の握りの状態とを確認することができない問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ゴルフクラ
ブのグリップに把持部を設け、実際にゴルフボールを打
てるようにすることも考えられる。
ブのグリップに把持部を設け、実際にゴルフボールを打
てるようにすることも考えられる。
【0007】しかしながら、例えばアプローチショット
などのように飛距離をクラブスイングで調整する場合
に、握りの位置をヘッド側に移動させ、いわゆるシャフ
トを短くしてクラブスイングを行うが、グリップに把持
部を設けると、把持部の凹凸により握りの位置を変える
ことができない問題がある。
などのように飛距離をクラブスイングで調整する場合
に、握りの位置をヘッド側に移動させ、いわゆるシャフ
トを短くしてクラブスイングを行うが、グリップに把持
部を設けると、把持部の凹凸により握りの位置を変える
ことができない問題がある。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑み、クラブスイ
ングにかかわらず握りの形態が常に矯正可能なゴルフ用
具を提供することを目的とする。
ングにかかわらず握りの形態が常に矯正可能なゴルフ用
具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のゴルフ用具は、
先端にヘッドを有した細長棒状のシャフトと、このシャ
フトの基端側に長手方向に沿って設けられた回転止め部
と、前記シャフトの基端側に設けられ長手方向に沿って
設けられたラッチ部と、前記シャフトの基端側に前記シ
ャフトの長手方向に沿って摺動可能に設けられ外周面に
所定の握りの形態に合わせた形状の把持部を設けた筒状
のグリップと、このグリップの内周面に設けられ前記回
転止め部に摺動自在に係合される係合部と、前記グリッ
プの内周面に設けられ前記ラッチ部に係脱自在に係止す
る係止部とを具備したものである。
先端にヘッドを有した細長棒状のシャフトと、このシャ
フトの基端側に長手方向に沿って設けられた回転止め部
と、前記シャフトの基端側に設けられ長手方向に沿って
設けられたラッチ部と、前記シャフトの基端側に前記シ
ャフトの長手方向に沿って摺動可能に設けられ外周面に
所定の握りの形態に合わせた形状の把持部を設けた筒状
のグリップと、このグリップの内周面に設けられ前記回
転止め部に摺動自在に係合される係合部と、前記グリッ
プの内周面に設けられ前記ラッチ部に係脱自在に係止す
る係止部とを具備したものである。
【0010】
【作用】本発明のゴルフ用具は、先端にヘッドを有した
シャフトの基端側に長手方向に沿った回転止め部と、長
手方向に沿ったラッチ部とを設け、外周面に所定の握り
の形態に合わせた形状の把持部を設け内周面に回転止め
部に摺動自在に係合する係合部およびラッチ部に係脱自
在に係止する係止部を設けた筒状のグリップを、シャフ
トの基端側にシャフトの長手方向に沿って摺動可能に設
けたため、グリップを適宜摺動移動させることにより、
握りの形態を維持した状態で握りの位置が可変可能とな
る。
シャフトの基端側に長手方向に沿った回転止め部と、長
手方向に沿ったラッチ部とを設け、外周面に所定の握り
の形態に合わせた形状の把持部を設け内周面に回転止め
部に摺動自在に係合する係合部およびラッチ部に係脱自
在に係止する係止部を設けた筒状のグリップを、シャフ
トの基端側にシャフトの長手方向に沿って摺動可能に設
けたため、グリップを適宜摺動移動させることにより、
握りの形態を維持した状態で握りの位置が可変可能とな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明のゴルフ用具の一実施例を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0012】図8において、1はゴルフ用具であるアイ
アンクラブで、このアイアンクラブ1は、例えばステン
レスなどの鋼材にて略円筒状に形成されたシャフト2
と、このシャフト2の先端に設けられた図示しないゴル
フボールを打つヘッド3と、シャフト2の基端側に設け
られた把持されるグリップ4とから構成されている。
アンクラブで、このアイアンクラブ1は、例えばステン
レスなどの鋼材にて略円筒状に形成されたシャフト2
と、このシャフト2の先端に設けられた図示しないゴル
フボールを打つヘッド3と、シャフト2の基端側に設け
られた把持されるグリップ4とから構成されている。
【0013】そして、シャフト2の長手方向の一端側の
近傍の外周面には、図1ないし図5に示すように、長手
方向に沿った溝状の回転止め部6が設けられている。こ
の回転止め部6の長手方向の両端部には、回転止め部6
の底部6aからシャフト2の外周面に亘ってテーパ状に径
大となる抜け止め部6bが設けられている。
近傍の外周面には、図1ないし図5に示すように、長手
方向に沿った溝状の回転止め部6が設けられている。こ
の回転止め部6の長手方向の両端部には、回転止め部6
の底部6aからシャフト2の外周面に亘ってテーパ状に径
大となる抜け止め部6bが設けられている。
【0014】また、シャフト2の長手方向の一端側の近
傍の外周面には、回転止め部6に対して直径方向に位置
して、複数の略円錐形状の係合凹部7aがシャフト2の長
手方向に沿って直線状に凹凸状に設けられたラッチ部7
が設けられている。
傍の外周面には、回転止め部6に対して直径方向に位置
して、複数の略円錐形状の係合凹部7aがシャフト2の長
手方向に沿って直線状に凹凸状に設けられたラッチ部7
が設けられている。
【0015】さらに、シャフト2の長手方向の一端に
は、ラッチ部7側から回転止め部6に向けて傾斜するテ
ーパ面8が設けられ、このテーパ面8の略中央には、可
撓性を有する図示しない糸や紐、ワイヤなどを取り付け
可能な丸孔9が穿設されている。
は、ラッチ部7側から回転止め部6に向けて傾斜するテ
ーパ面8が設けられ、このテーパ面8の略中央には、可
撓性を有する図示しない糸や紐、ワイヤなどを取り付け
可能な丸孔9が穿設されている。
【0016】また、シャフト2の外周面には、回転止め
部6側でこの回転止め部6の端部からシャフト2の先端
側に位置して、長手方向に沿って所定の間隔で図示しな
い目盛りが印されている。
部6側でこの回転止め部6の端部からシャフト2の先端
側に位置して、長手方向に沿って所定の間隔で図示しな
い目盛りが印されている。
【0017】一方、ヘッド3は、合金などにて板状で長
手方向の一側が肉薄で他側が肉厚に断面楔形状に形成さ
れている。そして、肉厚側の端面には、地面との接触性
などを考慮した略球面状のソール11が形成されている。
また、ヘッド3の一平面は、ソール11に対して所定の角
度で傾斜して形成されたゴルフボールを打つ略平面状の
フェース12が設けられている。さらに、フェース12に
は、ヘッド3の長手方向、すなわち、略水平方向に沿っ
て複数の溝13が設けられている。また、ヘッド3の長手
方向の一端側には、シャフト2の先端に嵌合する略筒状
のネック14が一体的に形成されている。
手方向の一側が肉薄で他側が肉厚に断面楔形状に形成さ
れている。そして、肉厚側の端面には、地面との接触性
などを考慮した略球面状のソール11が形成されている。
また、ヘッド3の一平面は、ソール11に対して所定の角
度で傾斜して形成されたゴルフボールを打つ略平面状の
フェース12が設けられている。さらに、フェース12に
は、ヘッド3の長手方向、すなわち、略水平方向に沿っ
て複数の溝13が設けられている。また、ヘッド3の長手
方向の一端側には、シャフト2の先端に嵌合する略筒状
のネック14が一体的に形成されている。
【0018】そして、ヘッド3が、ネック14によりシャ
フト2の回転止め部6およびラッチ部7が設けられてい
ない側である先端に取り付けられている。なお、このヘ
ッド3は、回転止め部6とラッチ部7とを結ぶ直線に対
して、フェース12の向きであるフェース12に略垂直な直
線が直交するように取り付けられている。
フト2の回転止め部6およびラッチ部7が設けられてい
ない側である先端に取り付けられている。なお、このヘ
ッド3は、回転止め部6とラッチ部7とを結ぶ直線に対
して、フェース12の向きであるフェース12に略垂直な直
線が直交するように取り付けられている。
【0019】また、グリップ4は、合成樹脂やゴムなど
にて一端が閉塞された略円筒状に形成されている。そし
て、このグリップ4の外周面には、図1ないし図3、図
6および図7に示すように、所定の握りの形態、すなわ
ち、グリップ4を握った際の理想の手の形に合わせて凹
凸を有した把持部16が形成されている。
にて一端が閉塞された略円筒状に形成されている。そし
て、このグリップ4の外周面には、図1ないし図3、図
6および図7に示すように、所定の握りの形態、すなわ
ち、グリップ4を握った際の理想の手の形に合わせて凹
凸を有した把持部16が形成されている。
【0020】さらに、グリップ4の内周面には、長手方
向がグリップ4の軸方向に沿って中心軸に向けて壁状に
突出する係合部としての案内壁部17が設けられ、この案
内壁部17は、シャフト2の回転止め部6に滑動可能に係
合するようになっている。さらに、グリップ4の内周面
には、案内壁部17に対向して略円錐状に突出しシャフト
2の係合凹部7aに係脱自在に係合される爪部18a が、グ
リップ4の軸方向に沿って複数、例えば3つ直線状に配
列されてラッチ部7に係脱自在に係止する係止部18が形
成されている。
向がグリップ4の軸方向に沿って中心軸に向けて壁状に
突出する係合部としての案内壁部17が設けられ、この案
内壁部17は、シャフト2の回転止め部6に滑動可能に係
合するようになっている。さらに、グリップ4の内周面
には、案内壁部17に対向して略円錐状に突出しシャフト
2の係合凹部7aに係脱自在に係合される爪部18a が、グ
リップ4の軸方向に沿って複数、例えば3つ直線状に配
列されてラッチ部7に係脱自在に係止する係止部18が形
成されている。
【0021】なお、グリップ4は、図1、図2および図
7に示すように、係止部18の近傍の内径がグリップ4の
両端の内径より若干径大となるように形成されている。
7に示すように、係止部18の近傍の内径がグリップ4の
両端の内径より若干径大となるように形成されている。
【0022】そして、グリップ4は、シャフト2の回転
止め部6およびラッチ部7が設けられた側である基端
に、略同軸上でシャフト3の軸方向に沿って摺動可能に
嵌合されて取り付けられている。このグリップ4の取り
付けの際、グリップ4の一端側の開口4aを広げるように
拡開させてシャフト2の基端を圧入する。そして、グリ
ップ4の案内壁部17をシャフト2の回転止め部6に摺動
可能に係合させるとともに、グリップ4の係止部18をシ
ャフト2のラッチ部7に係脱自在に係合させる。
止め部6およびラッチ部7が設けられた側である基端
に、略同軸上でシャフト3の軸方向に沿って摺動可能に
嵌合されて取り付けられている。このグリップ4の取り
付けの際、グリップ4の一端側の開口4aを広げるように
拡開させてシャフト2の基端を圧入する。そして、グリ
ップ4の案内壁部17をシャフト2の回転止め部6に摺動
可能に係合させるとともに、グリップ4の係止部18をシ
ャフト2のラッチ部7に係脱自在に係合させる。
【0023】なお、把持部16の凹凸の形状と案内壁部17
および係止部18との位置関係は、シャフト2にグリップ
4を取り付けた際に、把持部16を握って理想の握りの形
態が得られた状態で、ヘッド3のフェース12の向きがゴ
ルファの正面の方向に直交する方向、すなわち、ゴルフ
ボールの打ち出し方向となるようになっている。
および係止部18との位置関係は、シャフト2にグリップ
4を取り付けた際に、把持部16を握って理想の握りの形
態が得られた状態で、ヘッド3のフェース12の向きがゴ
ルファの正面の方向に直交する方向、すなわち、ゴルフ
ボールの打ち出し方向となるようになっている。
【0024】また、グリップ4の軸方向の閉塞する一端
側の端面には、略中央に気体が流通可能で、かつ、シャ
フト2の丸孔9に一端が取り付けられた糸やワイヤなど
の他端を取り付け可能な丸孔状の空気孔19が穿設されて
いる。
側の端面には、略中央に気体が流通可能で、かつ、シャ
フト2の丸孔9に一端が取り付けられた糸やワイヤなど
の他端を取り付け可能な丸孔状の空気孔19が穿設されて
いる。
【0025】次に、上記実施例の動作を説明する。
【0026】あらかじめ組み立てられたアイアンクラブ
1を用いてゴルフの練習をする際、アイアンクラブ1の
番手、すなわち、ヘッド3のフェース12の傾きにより決
定されるゴルフボールの飛距離に相当する通常のクラブ
スイングを行う場合には、グリップ4をシャフト2の基
端側に摺動移動させ、すなわちシャフト2が長い状態と
し、グリップ4の先端側の縁をシャフト2の周面に設け
た目盛りの通常のクラブスイングの位置に合わせる。
1を用いてゴルフの練習をする際、アイアンクラブ1の
番手、すなわち、ヘッド3のフェース12の傾きにより決
定されるゴルフボールの飛距離に相当する通常のクラブ
スイングを行う場合には、グリップ4をシャフト2の基
端側に摺動移動させ、すなわちシャフト2が長い状態と
し、グリップ4の先端側の縁をシャフト2の周面に設け
た目盛りの通常のクラブスイングの位置に合わせる。
【0027】このグリップ4の摺動の際、グリップ4の
案内壁部17が係合するシャフト2の回転止め部6にて案
内されて摺動するとともに、グリップ4の係止部18の爪
部18a が係合するシャフト2のラッチ部7の係合凹部7a
を乗り越えるように係脱しつつ順次基端側の係合凹部7a
に爪部18a の係合が移動してグリップ4が摺動移動す
る。そして、グリップ4が所定の位置に摺動した際に係
止部18がラッチ部7に係合してグリップ4が位置決め固
定される。この爪部18a の係脱の際に、グリップ4の係
止部18近傍の内径が若干大きく形成されているため、爪
部18a が係合凹部7aを乗り越える係脱が容易にできる。
案内壁部17が係合するシャフト2の回転止め部6にて案
内されて摺動するとともに、グリップ4の係止部18の爪
部18a が係合するシャフト2のラッチ部7の係合凹部7a
を乗り越えるように係脱しつつ順次基端側の係合凹部7a
に爪部18a の係合が移動してグリップ4が摺動移動す
る。そして、グリップ4が所定の位置に摺動した際に係
止部18がラッチ部7に係合してグリップ4が位置決め固
定される。この爪部18a の係脱の際に、グリップ4の係
止部18近傍の内径が若干大きく形成されているため、爪
部18a が係合凹部7aを乗り越える係脱が容易にできる。
【0028】なお、グリップ4の摺動移動の際に、回転
止め部6と案内壁部17との係合により、グリップ4がシ
ャフト2に対して回転することがなく、グリップ4の把
持部16とヘッド3のフェース12との関係がずれることは
ない。
止め部6と案内壁部17との係合により、グリップ4がシ
ャフト2に対して回転することがなく、グリップ4の把
持部16とヘッド3のフェース12との関係がずれることは
ない。
【0029】そして、この状態でグリップ3の把持部16
の凹凸に合わせてグリップ4を握り、適切なグリップ4
の握り形態が得られた状態で、ヘッド3のフェース12を
ゴルフボールの飛ばしたい方向に向けて構え、クラブス
イングを行うことによりゴルフボールを打つ。
の凹凸に合わせてグリップ4を握り、適切なグリップ4
の握り形態が得られた状態で、ヘッド3のフェース12を
ゴルフボールの飛ばしたい方向に向けて構え、クラブス
イングを行うことによりゴルフボールを打つ。
【0030】なお、このクラブスイングの際、グリップ
4を握ることにより、グリップ4の係止部18近傍の内径
が縮径して内周面がシャフト2の外周面に密着するとと
もに、係止部18の爪部18a がラッチ部6の係合凹部7a内
に押し付けられるようになって係止部18とラッチ部7と
の係合が強まり、クラブスイングの際やボールを打った
際の衝撃によりグリップ4が摺動することはない。
4を握ることにより、グリップ4の係止部18近傍の内径
が縮径して内周面がシャフト2の外周面に密着するとと
もに、係止部18の爪部18a がラッチ部6の係合凹部7a内
に押し付けられるようになって係止部18とラッチ部7と
の係合が強まり、クラブスイングの際やボールを打った
際の衝撃によりグリップ4が摺動することはない。
【0031】また、アプローチショットのように、アイ
アンクラブ1を短く持ってクラブスイングを行う場合に
は、グリップ4をシャフト2の先端側に摺動移動させ、
すなわちシャフト2を短い状態とし、グリップ4の先端
側の縁をシャフト2の周面に設けた目盛りのアプローチ
ショットのクラブスイングの位置に合わせる。このグリ
ップ4の摺動の際も、通常のクラブスイングの場合のグ
リップ4の摺動移動と同様に、案内壁部17が回転止め部
6に案内され、係止部18の係合位置がラッチ部7の先端
側の位置まで係脱し、係止部18の係合によりグリップ4
が位置決め固定される。そして、同様に把持部16を握り
クラブスイングによりゴルフボールを打つ。
アンクラブ1を短く持ってクラブスイングを行う場合に
は、グリップ4をシャフト2の先端側に摺動移動させ、
すなわちシャフト2を短い状態とし、グリップ4の先端
側の縁をシャフト2の周面に設けた目盛りのアプローチ
ショットのクラブスイングの位置に合わせる。このグリ
ップ4の摺動の際も、通常のクラブスイングの場合のグ
リップ4の摺動移動と同様に、案内壁部17が回転止め部
6に案内され、係止部18の係合位置がラッチ部7の先端
側の位置まで係脱し、係止部18の係合によりグリップ4
が位置決め固定される。そして、同様に把持部16を握り
クラブスイングによりゴルフボールを打つ。
【0032】さらに、爪先下がりすなわちゴルフボール
の位置がゴルファの立つ位置より低い場合には、グリッ
プ4をシャフト2の基端側に適宜移動させ、爪先上がり
すなわちゴルフボールの位置がゴルファの立つ位置より
高い場合には、グリップ4をシャフト2の先端側に適宜
移動させて把持部16の位置を移動させて使用する。
の位置がゴルファの立つ位置より低い場合には、グリッ
プ4をシャフト2の基端側に適宜移動させ、爪先上がり
すなわちゴルフボールの位置がゴルファの立つ位置より
高い場合には、グリップ4をシャフト2の先端側に適宜
移動させて把持部16の位置を移動させて使用する。
【0033】上記実施例によれば、グリップ4を適宜摺
動移動させることにより、通常のゴルフクラブのグリッ
プ4を握った際に得られにくい理想の握りの形態が得ら
れる把持部16が移動して、理想の握りの形態を維持した
状態で握りの位置が可変可能で、アプローチショットや
爪先上がりなどのトラブルショットの際でも、容易に理
想の握りの形態でグリップを握ることができ、握りの形
態の習得が容易であるとともに、いずれのクラブスイン
グの状態を問わず理想の握りの形態が得られることから
安定したゴルフボールの飛距離や方向性が得られる。
動移動させることにより、通常のゴルフクラブのグリッ
プ4を握った際に得られにくい理想の握りの形態が得ら
れる把持部16が移動して、理想の握りの形態を維持した
状態で握りの位置が可変可能で、アプローチショットや
爪先上がりなどのトラブルショットの際でも、容易に理
想の握りの形態でグリップを握ることができ、握りの形
態の習得が容易であるとともに、いずれのクラブスイン
グの状態を問わず理想の握りの形態が得られることから
安定したゴルフボールの飛距離や方向性が得られる。
【0034】なお、上記実施例において、シャフト2の
回転止め部6を溝状に形成し、グリップ4の係合部とし
ての案内壁部17を壁状に形成して説明したが、回転止め
部6を壁状に形成し、係合部を溝状に形成してもでき
る。
回転止め部6を溝状に形成し、グリップ4の係合部とし
ての案内壁部17を壁状に形成して説明したが、回転止め
部6を壁状に形成し、係合部を溝状に形成してもでき
る。
【0035】さらに、ラッチ部7を複数の係合凹部7aを
凹凸状複数に設けて形成し、係止部18を爪部18a を複数
直線状に設けて形成して説明したが、爪部18a を複数直
線状に設けてラッチ部7を形成し、係合凹部7aを複数直
線状に設けて係止部18を形成しても同様の効果が得ら
れ、係合凹部7aは丸孔などの通孔状に形成してもでき
る。また、係止部18を1つの爪部18a にて形成し、係合
凹部7aを所定の間隔で2,3個直線状に設けてラッチ部
7を形成し、通常のクラブスイング時のグリップの位置
とアプローチショットの際のグリップ位置のみで爪部18
a がラッチ部7の係合凹部7aに係止するようにしてもで
きる。
凹凸状複数に設けて形成し、係止部18を爪部18a を複数
直線状に設けて形成して説明したが、爪部18a を複数直
線状に設けてラッチ部7を形成し、係合凹部7aを複数直
線状に設けて係止部18を形成しても同様の効果が得ら
れ、係合凹部7aは丸孔などの通孔状に形成してもでき
る。また、係止部18を1つの爪部18a にて形成し、係合
凹部7aを所定の間隔で2,3個直線状に設けてラッチ部
7を形成し、通常のクラブスイング時のグリップの位置
とアプローチショットの際のグリップ位置のみで爪部18
a がラッチ部7の係合凹部7aに係止するようにしてもで
きる。
【0036】そして、ヘッドは、ドライバーやパターな
どでもできる。
どでもできる。
【0037】次に、他の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
【0038】図9および図10において、21はグリップ
で、このグリップ21は、図1ないし図8に示すグリップ
4と同様に、合成樹脂やゴムなどにて軸方向の両端が開
口する略筒状に形成され、外周面に把持部16を設け内周
面に案内壁部17および係止部18を設けている。
で、このグリップ21は、図1ないし図8に示すグリップ
4と同様に、合成樹脂やゴムなどにて軸方向の両端が開
口する略筒状に形成され、外周面に把持部16を設け内周
面に案内壁部17および係止部18を設けている。
【0039】また、シャフト22は、図1ないし図8に示
すシャフト2と同様に先端にヘッド3を設けた略筒状に
形成され、基端側の外周面にラッチ部7と回転止め部6
とを有している。
すシャフト2と同様に先端にヘッド3を設けた略筒状に
形成され、基端側の外周面にラッチ部7と回転止め部6
とを有している。
【0040】さらに、シャフト22の基端には、断面凸状
の止金部23が溶接や接着、螺着などにより取り付けられ
ている。この止金部23は、シャフト22の基端に嵌合可能
な略円筒状の装着部24と、この装着部24の一端に同軸上
に設けられシャフト22の外径より径大な略円筒状の抜け
止め部25とからなり、抜け止め部25の端面にシャフト22
の基端の端面が当接するまで装着部24がシャフト22の基
端の内周面側に嵌合固定され、止金部23がシャフト22の
基端に一体的に取り付けられている。
の止金部23が溶接や接着、螺着などにより取り付けられ
ている。この止金部23は、シャフト22の基端に嵌合可能
な略円筒状の装着部24と、この装着部24の一端に同軸上
に設けられシャフト22の外径より径大な略円筒状の抜け
止め部25とからなり、抜け止め部25の端面にシャフト22
の基端の端面が当接するまで装着部24がシャフト22の基
端の内周面側に嵌合固定され、止金部23がシャフト22の
基端に一体的に取り付けられている。
【0041】また、シャフト2には、基端側の外周面で
ラッチ部7および回転止め部6より先端側に位置して、
外周方向に壁状に突出する環状のリング部26が一体的に
設けられている。
ラッチ部7および回転止め部6より先端側に位置して、
外周方向に壁状に突出する環状のリング部26が一体的に
設けられている。
【0042】そして、先端にヘッド3を設けたシャフト
22の基端にグリップ21が軸方向に沿って摺動可能に嵌挿
され、止金部23が取り付けられて、アイアンクラブ27が
形成されている。
22の基端にグリップ21が軸方向に沿って摺動可能に嵌挿
され、止金部23が取り付けられて、アイアンクラブ27が
形成されている。
【0043】なお、このアイアンクラブ27の使用に際し
ては、図1ないし図8に示す実施例と同様に、クラブス
イングに合わせて適宜グリップ21を摺動させて、把持部
16の凹凸の形状に合わせて握ることにより理想の握りの
形態が得られる把持部16を所定の位置に移動して使用す
る。
ては、図1ないし図8に示す実施例と同様に、クラブス
イングに合わせて適宜グリップ21を摺動させて、把持部
16の凹凸の形状に合わせて握ることにより理想の握りの
形態が得られる把持部16を所定の位置に移動して使用す
る。
【0044】この図9および図10に示す実施例によれ
ば、止金部23を設けたことにより、係止部18が摩耗して
ラッチ部7に係合できなくなりグリップ21が位置決め固
定できなくなった状態で使用しても、グリップ21からシ
ャフト22が抜けることを防止できる。また、リング部26
を設けたことにより、グリップ21の摺動移動の際に案内
壁部17と回転止め部6との係合および係止部18とラッチ
部7との係合が外れてシャフト22の先端側へのグリップ
22の摺動移動を規制でき、アイアンクラブ27の損傷を防
止できる。
ば、止金部23を設けたことにより、係止部18が摩耗して
ラッチ部7に係合できなくなりグリップ21が位置決め固
定できなくなった状態で使用しても、グリップ21からシ
ャフト22が抜けることを防止できる。また、リング部26
を設けたことにより、グリップ21の摺動移動の際に案内
壁部17と回転止め部6との係合および係止部18とラッチ
部7との係合が外れてシャフト22の先端側へのグリップ
22の摺動移動を規制でき、アイアンクラブ27の損傷を防
止できる。
【0045】
【発明の効果】本発明のゴルフ用具によれば、シャフト
の基端側に長手方向に沿った回転止め部とラッチ部とを
設け、外周面に所定の握りの形態に合わせた形状の把持
部を設け内周面に、回転止め部に摺動自在に係合する係
合部およびラッチ部に係脱自在に係止される係止部を設
けた筒状のグリップを、シャフトの基端側に摺動可能に
設けたため、グリップを適宜摺動移動させることによ
り、握りの形態を維持した状態で握りの位置を可変可能
できる。
の基端側に長手方向に沿った回転止め部とラッチ部とを
設け、外周面に所定の握りの形態に合わせた形状の把持
部を設け内周面に、回転止め部に摺動自在に係合する係
合部およびラッチ部に係脱自在に係止される係止部を設
けた筒状のグリップを、シャフトの基端側に摺動可能に
設けたため、グリップを適宜摺動移動させることによ
り、握りの形態を維持した状態で握りの位置を可変可能
できる。
【図1】本発明のゴルフ用具の一実施例のグリップ近傍
の通常のクラブスイングのグリップの位置における状況
を示す断面図である。
の通常のクラブスイングのグリップの位置における状況
を示す断面図である。
【図2】同上アプローチショットのクラブスイングのグ
リップの位置における状況を示す断面図である。
リップの位置における状況を示す断面図である。
【図3】同上分解断面図である。
【図4】同上シャフトの基端近傍を示す平面図である。
【図5】同上断面図である。
【図6】同上グリップを示す斜視図である。
【図7】同上グリップの係止部近傍を示す断面図であ
る。
る。
【図8】同上アイアンクラブのヘッド近傍を示す斜視図
である。
である。
【図9】本発明のゴルフ用具の他の実施例のグリップ近
傍のグリップの上端位置における状況を示す断面図であ
る。
傍のグリップの上端位置における状況を示す断面図であ
る。
【図10】同上グリップの下端位置における状況を示す
断面図である。
断面図である。
1,27 ゴルフ用具であるアイアンクラブ 2,22 シャフト 3 ヘッド 4,21 グリップ 6 回転止め部 7 ラッチ部 16 把持部 17 係合部としての案内壁部 18 係止部
Claims (1)
- 【請求項1】 先端にヘッドを有した細長棒状のシャフ
トと、 このシャフトの基端側に長手方向に沿って設けられた回
転止め部と、 前記シャフトの基端側に設けられ長手方向に沿って設け
られたラッチ部と、 前記シャフトの基端側に前記シャフトの長手方向に沿っ
て摺動可能に設けられ外周面に所定の握りの形態に合わ
せた形状の把持部を設けた筒状のグリップと、 このグリップの内周面に設けられ前記回転止め部に摺動
自在に係合される係合部と、 前記グリップの内周面に設けられ前記ラッチ部に係脱自
在に係止する係止部とを具備したことを特徴とするゴル
フ用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6231593A JPH0889606A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | ゴルフ用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6231593A JPH0889606A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | ゴルフ用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0889606A true JPH0889606A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16925954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6231593A Pending JPH0889606A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | ゴルフ用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0889606A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013716A1 (en) * | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Han Suk Seo | Grip of golf club |
JP2012105773A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Bridgestone Sports Co Ltd | グリップ被覆体セット及びラケット |
CN107671580A (zh) * | 2017-11-15 | 2018-02-09 | 广东利迅达机器人系统股份有限公司 | 一种高尔夫球头夹持治具 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP6231593A patent/JPH0889606A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013716A1 (en) * | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Han Suk Seo | Grip of golf club |
JP2012105773A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Bridgestone Sports Co Ltd | グリップ被覆体セット及びラケット |
CN107671580A (zh) * | 2017-11-15 | 2018-02-09 | 广东利迅达机器人系统股份有限公司 | 一种高尔夫球头夹持治具 |
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