JPH0886932A - 光合分波器 - Google Patents

光合分波器

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Publication number
JPH0886932A
JPH0886932A JP22456194A JP22456194A JPH0886932A JP H0886932 A JPH0886932 A JP H0886932A JP 22456194 A JP22456194 A JP 22456194A JP 22456194 A JP22456194 A JP 22456194A JP H0886932 A JPH0886932 A JP H0886932A
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JP
Japan
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optical
input
demultiplexer
waveguide
light
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Application number
JP22456194A
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English (en)
Inventor
Masanori Iida
正憲 飯田
Hiroyuki Asakura
宏之 朝倉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバ等の配列位置精度が高く、量産性
に優れ、かつ分離波長間隔を狭搾化した光入出力部を有
する光合分波器を得る。 【構成】 回折格子1と、レンズ2と、それらを介して
光を入出力する光入出力部分3を具備し、光入出力部
は、V字溝を有する配列基台7と、V字溝内側に接しか
つ最密配置した少なくとも3本の光ファイバ4、5及び
6を有する。光ファイバ4から出射された波長多重光
は、レンズ2を介して回折格子1に照射され、回折格子
1により波長分散された光の内、特定の波長の光はレン
ズ2を介して他の光ファイバにそれぞれ入射し、波長多
重光が波長分離されると共に、1つの光ファイバ4と他
のいずれかの光ファイバ5又は6とが選択的に結合され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は波長多重通信や双方向伝
送に用いる光合分波器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報の高度化と多様化につれ、光
伝送システムの大容量化が要求されると共に、リクエス
ト型の伝送が実現されつつある。双方向の映像及びデー
タの送受信のため、波長多重伝送を用いて伝送容量を増
大させる方法が、既存の光ファイバを用いた光伝送シス
テムを拡張する上で有効である。限られた波長帯域で多
数の波長の光を多重するために、例えば特開平3−23
9207号公報に示されているように、入出力光ファイ
バを2次元に配列し、多重光の入出力を行う光ファイバ
と波長分離された光の入出力を行う光ファイバを、互い
に漏れ込みがないように空間的に別々に配置する構成が
提案されている。また、光ファイバの配列精度を高める
ために、光の入出力部分として光ファイバを配列したシ
リコン基板とLN(LiNO3)導波路基板を組み合わ
せる構成も提案されている(例えば、「ジェー.リプソ
ン,ダブリュー.ジェー.ミンフォード,イー.ジェ
ー.マーフィー,ティー.シー.ライス,アール.エ
ー.リンケ アンド ジー.ティー.ハーヴェイ:ア
シックス−チャンネル ウェーブレングス マルチプレ
ックサー アンド デマルチプレックサー フォー シ
ングル モード システムズ.アイイーイーイー ジャ
ーナル オブ ライトウェーブ テクノロジー.ボル.
エルティー3.エヌオー5.ピー1159(1985)
[J.Lipson, W.J.Minford, E.J.Murphy, T.C.Rice, R.
A.Linke, and G.T.Harvey: A Six-Channel Wavelength
Multiplexer and Demultiplexer for Single Mode Syst
ems. IEEE Journal of Lightwave Technology. Vol.LT
-3.No.5.P.1159(1985)])。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合、特開平3−239207号公報では、光ファイバ
アレイの高精度な配列についての具体的構成について言
及していない。一方、後者の場合、シリコン基板とLN
基板という異種の基板間での接合を用いるため、屈折率
の整合をとることができない。また、配列基板の材料が
高価であり、加工には結晶方位を合わせた選択的エッチ
ングや拡散・注入工程及び高精度の切削加工を必要と
し、量産性が低く、加工精度のばらつきにより歩留まり
が悪いという問題点を有していた。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、構成が簡単で、かつ光ファイバの配
列精度が高く、屈折率を含めた結合系との整合性の高い
光入出力部を有する光合分波器を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光合分波器は、回折格子と、レンズと、前
記回折格子及び前記レンズを介して光を入出力するため
の光入出力部を具備し、前記光入出力部は、V字溝を有
する配列基台と、前記V字溝内側に接しかつ最密配置さ
れ少なくとも3本の光ファイバとを有するものである。
上記構成において、V字溝の頂角が60度であることが
好ましい。また、上記構成において、光ファイバの入出
力端面は、光ファイバの配列方向に垂直な面に対して傾
斜し、その表面が鏡面化されていることが好ましい。ま
た、上記構成において、光ファイバの入出力端面の表面
に反射防止膜を設けることが好ましい。または、上記構
成において、光ファイバ入出力端面に反射防止膜を有す
る平板を接着固定することが好ましい。また、上記構成
において、平板の光ファイバ入出力端面に対向する2つ
の面が平行でないことが好ましい。また、上記構成にお
いて、配列基台に配列された光ファイバは、研磨又はエ
ッチングにより光ファイバのクラッド径を小さくし又は
その1部を削除し、その外側に補強薄膜層を設けたもの
であることが好ましい。また、上記構成において、V字
溝を有する配列基台は、その逆相形状を持つ金型を用い
て、ガラス材料又は樹脂材料により成形したものである
ことが好ましい。
【0006】一方、本発明の他の光合分波器は、回折格
子と、レンズと、前記回折格子とレンズを介して光を入
出力するための光入出力部を具備し、前記光入出力部
は、互いに交差しない複数の光導波路が同一平面上に形
成された透明基台と、少なくとも1個の別に設けられた
光入出力手段を有するものである。上記構成において、
別に設けられた光入出力手段は光ファイバであることが
好ましい。また、上記構成において、別に設けられた光
入出力手段は透明基台の他の平面上に形成された光導波
路であることが好ましい。また、上記構成において、透
明基台の一方の端面での導波路間隔と他方の端面での導
波路間隔が異なることが好ましい。また、上記構成にお
いて、透明基台のレンズ側端面での導波路間隔が非レン
ズ側端面での導波路間隔よりも狭いことが好ましい。ま
た、上記構成において、透明基台上の導波路間隔が狭く
なっている部分に沿って、導波路溝深さ以上の深さの遮
光部が設けられていることが好ましい。また、上記構成
において、透明基台は、1つの平面上に形成された複数
の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平面に対
向する面に設けられた光ファイバを保持するためのV字
溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス
材料又は樹脂材料により成形したものであることが好ま
しい。または、上記構成において、透明基台は、1つの
平面上に形成された複数の光導波路を形成するための溝
と、前記1つの平面に対向する面に設けられた光導波路
を形成するための溝を有し、その逆相形状を有する金型
を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成形したもの
であることが好ましい。また、上記構成において、透明
基台は、光導波路を形成する材料の屈折率よりも小さい
ガラス材料又は樹脂材料で形成されていることが好まし
い。また、上記構成において、レンズ側端面において、
光導波路がその延長線上で一点に交差するように配置さ
れていることが好ましい。また、上記構成において、光
導波路及び別に設けられた光入出力手段のレンズ側の入
出力端面は、光の導波方向に垂直な面に対し傾斜してお
り、その表面は鏡面化されていることが好ましい。ま
た、上記構成において、光導波路及び別に設けられた光
入出力手段のレンズ側の入出力端面に反射防止膜を設け
ることが好ましい。
【0007】また、本発明のさらに別の光合分波器は、
回折格子と、レンズと、前記回折格子とレンズを介して
光を入出力するの光入出力部を具備し、前記光入出力部
は、互いに交差しない複数の光導波路が同一平面上に形
成された透明基台と、少なくとも1個の別に設けられた
光入出力手段と、前記複数の光導波路に光学的に結合さ
れる複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバを密着
又は直線状に配置し保持する少なくとも1つのV字溝を
有する配列基台とを有するものである。上記構成におい
て、別に設けられた光入出力手段は光ファイバであるこ
とが好ましい。または、本発明のさらに別の光合分波器
は、回折格子と、レンズと、前記回折格子とレンズを介
して光を入出力するの光入出力部を具備し、前記光入出
力部は、互いに交差しないように同一平面上に形成され
た複数の光導波路と他の平面上に形成された光導波路を
有する透明基台と、前記各光導波路に光学的に結合され
る少なくとも3本の光ファイバと、前記光ファイバを密
着配置し保持する1つのV字溝を有する配列基台とを有
するものである。上記構成において、光ファイバと光導
波路の結合面はお互いにその長手方向に垂直な面に対し
て傾斜した状態で密着していることが好ましい。また、
上記構成において、レンズ側の導波路端面に反射防止膜
を設けることがこのましい。また、上記構成において、
透明基台は、1つの平面上に形成された複数の光導波路
を形成するための溝と、前記1つの平面に対向する面に
設けられた光ファイバを保持するためのV字溝を有し、
その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス材料又は樹
脂材料により成形したものであり、配列基台は前記透明
基台を保持するための平坦部及び少なくとも1つのV字
溝部を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラ
ス材料又は樹脂材料により成形したものであることが好
ましい。または、上記構成において、透明基台は、1つ
の平面上に形成された複数の光導波路を形成するための
溝と、前記1つの平面に対向する面に設けられた光導波
路を形成するための溝を有し、その逆相形状を有する金
型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成形したも
のであり、配列基台は前記透明基台を保持するための平
坦部及び1つのV字溝部を有し、その逆相形状を有する
金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成形した
ものであることが好ましい。また、上記構成において、
透明基台と配列基台とが一体成形されたものであること
が好ましい。また、上記構成において、透明基台は、光
導波路を形成する材料の屈折率よりも小さいガラス材料
又は樹脂材料で形成されていることが好ましい。
【0008】
【作用】以上のように構成された本発明の光合分波器に
よれば、少なくとも3本の光ファイバを配列基台に設け
られたV字溝の内側に密着して保持するという簡単な構
成により、各光ファイバ間の距離等の相対的位置関係が
一定に保たれる。1つの光ファイバから出射された波長
多重光は、レンズを介して回折格子に照射され、回折格
子により波長分散される。波長分散された光の内、特定
の波長の光はレンズを介して他の光ファイバにそれぞれ
入射する。その結果、波長多重光が波長分離されると共
に、1つの光ファイバと他のいずれかの光ファイバとが
選択的に結合される。V字溝の頂角を60度とすること
により、同じ外径を有する少なくとも3本の光ファイバ
を最密的に配置することができ、回折格子により分離さ
れる波長帯域幅を狭くすることができる。また、光ファ
イバの入出力端面を、光ファイバの配列方向に垂直な面
に対して傾斜させ、その表面を鏡面化することにより、
反射戻り光や光学系内での多重反射光が抑制され、光合
分波器での歪や雑音が低減される。また、光ファイバの
入出力端面の表面に反射防止膜を設けることにより、反
射戻り光や光学系内での多重反射光がさらに抑制され
る。また、光ファイバ入出力端面に反射防止膜を有する
平板を接着固定することにより、光ファイバを直接蒸着
プロセスにおける高温にさらすことがなくなる。また、
平板の光ファイバ入出力端面に対向する2つの面が平行
でない、すなわち、平板をくさび状にすることにより、
シングルモード光ファイバでの再結合度を小さくするこ
とができる。また、配列基台に配列された光ファイバ
を、研磨又はエッチングにより光ファイバのクラッド径
を小さくし又はその1部を削除し、その外側に補強薄膜
層を設けたものとすることにより、光ファイバのコアの
部分の間隔がさらに狭くなり、波長分離される帯域幅を
さらに狭くすることができる。また、V字溝を有する配
列基台を、その逆相形状を持つ金型を用いて、ガラス材
料又は樹脂材料により成形することにより、加工精度が
良く、量産性に優れ、かつ光ファイバの材料との整合性
の高い光合分波器を構成することができる。
【0009】一方、本発明の他の光合分波器によれば、
光入出力部を、互いに交差しない複数の光導波路が同一
平面上に形成された透明基台と、少なくとも1個の別に
設けられた光入出力手段により構成したので、光導波路
部分が光ファイバのコアに相当し、また透明基台部分が
光ファイバのクラッドに相当し、光信号を伝送すること
ができる。また、光導波路と透明基台とが一体的に形成
されるため、加工工程が簡素化される。別に設けられた
光入出力手段を光ファイバとすることにより、透明基台
上の光導波路を形成する面が1面のみとなり、透明基台
の加工工程が簡素化される。一方、別に設けられた光入
出力手段を透明基台の他の平面上に形成された光導波路
とすることにより、各光導波路の位置調整が不要にな
る。また、透明基台の一方の端面での導波路間隔と他方
の端面での導波路間隔を異ならせることにより、任意の
受光素子や光伝送装置を使用することができる。また、
透明基台のレンズ側端面での導波路間隔を非レンズ側端
面での導波路間隔よりも狭くすることにより、回折格子
により分離される波長帯域幅を狭くすることができると
共に、光合分波器に結合する光ファイバ等の結合スペー
スが確保される。また、透明基台上の導波路間隔が狭く
なっている部分に沿って、導波路溝深さ以上の深さの遮
光部を設けることにより、導波光の漏れ込みが抑制され
る。また、透明基台を、1つの平面上に形成された複数
の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平面に対
向する面に設けられた光ファイバを保持するためのV字
溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス
材料又は樹脂材料により成形したものとするか、また
は、1つの平面上に形成された複数の光導波路を形成す
るための溝と、前記1つの平面に対向する面に設けられ
た光導波路を形成するための溝を有し、その逆相形状を
有する金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成
形したものとすることにより、光導波路と透明基台とが
一体的に形成され、加工工程が簡素化される。また、透
明基台を、光導波路を形成する材料の屈折率よりも小さ
いガラス材料又は樹脂材料で形成することにより、光導
波路の形成が容易になる。また、レンズ側端面におい
て、光導波路をその延長線上で一点に交差するように配
置することにより、入射角のずれによる結合効率の変動
が抑制される。また、光導波路及び別に設けられた光入
出力手段のレンズ側の入出力端面を、光の導波方向に垂
直な面に対し傾斜させ、その表面を鏡面化することによ
り、反射戻り光や光学系内での多重反射光が抑制され、
光合分波器での歪や雑音が低減される。また、光導波路
及び別に設けられた光入出力手段のレンズ側の入出力端
面に反射防止膜を設けることにより、さらに反射戻り光
や光学系内での多重反射光が抑制され、光合分波器での
歪や雑音が低減される。
【0010】また、本発明のさらに別の光合分波器によ
れば、光入出力部を、互いに交差しない複数の光導波路
が同一平面上に形成された透明基台と、少なくとも1個
の別に設けられた光入出力手段と、前記複数の光導波路
に光学的に結合される複数の光ファイバと、前記複数の
光ファイバを密着又は直線状に配置し保持する少なくと
も1つのV字溝を有する配列基台とで構成したので、透
明基台上の光導波路と光ファイバとの位置関係が精度良
く容易に整合する。別に設けられた光入出力手段を光フ
ァイバとすることにより、透明基台上の光導波路を形成
する面が1面のみとなり、透明基台の加工工程が簡素化
される。または、光入出力部を、互いに交差しないよう
に同一平面上に形成された複数の光導波路と他の平面上
に形成された光導波路を有する透明基台と、前記各光導
波路に光学的に結合される少なくとも3本の光ファイバ
と、前記光ファイバを密着配置し保持する1つのV字溝
を有する配列基台とで構成することにより、各光導波路
の位置調整が不要になる。光ファイバと光導波路の結合
面をお互いにその長手方向に垂直な面に対して傾斜した
状態で密着させることにより、結合部分での反射戻り光
が光ファイバや光導波路に再入射しない。また、レンズ
側の導波路端面に反射防止膜を設けることにより、反射
戻り光や光学系内での多重反射光が抑制され、光合分波
器での歪や雑音が低減される。また、透明基台を、1つ
の平面上に形成された複数の光導波路を形成するための
溝と、前記1つの平面に対向する面に設けられた光ファ
イバを保持するためのV字溝を有し、その逆相形状を有
する金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成形
したものであり、配列基台は前記透明基台を保持するた
めの平坦部及び少なくとも1つのV字溝部を有し、その
逆相形状を有する金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材
料により成形したものとし、または、1つの平面上に形
成された複数の光導波路を形成するための溝と、前記1
つの平面に対向する面に設けられた光導波路を形成する
ための溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、
ガラス材料又は樹脂材料により成形したものであり、配
列基台は前記透明基台を保持するための平坦部及び1つ
のV字溝部を有し、その逆相形状を有する金型を用い
て、ガラス材料又は樹脂材料により成形したものとする
ことにより、光導波路と透明基台とが一体的に形成さ
れ、加工工程が簡素化されると共に、透明基台と配列基
台の位置合わせが容易になる。また、透明基台と配列基
台とを一体成形されたものとすることにより、加工工程
がさらに簡素化されると共に、透明基台と配列基台の位
置合わせが不要になる。また、透明基台を、光導波路を
形成する材料の屈折率よりも小さいガラス材料又は樹脂
材料で形成することにより、光導波路の形成が容易にな
る。
【0011】
【実施例】
(第1の実施例)本発明の光合分波器の好適な第1の実
施例を、図1から図3を参照しつつ説明する。図1は本
発明の第1の実施例における光合分波器の構成図を示す
斜視図、図2は第1の実施例の光合分波器における光入
出力部3の構成を示す正面図、図3はその斜視図であ
る。図1に示すように、例えば3本の入出力光ファイバ
4、5及び6は、例えば頂角60度のV字溝7aを有す
る配列基台7及び押え板8により密着して保持され、光
入出力部3を構成している。光入出力部3の前方にはレ
ンズ2及び回折格子1が配置されている。図2に示すよ
うに、配列基台7のV字溝7aの頂角は60度である。
また、各入出力光ファイバ4、5及び6は同じ外径を有
しているため、下段の入出力光ファイバ4及び上段の入
出力光ファイバ5及び6は互いに密着して配列される。
また、図3に示すように、光入出力部3のレンズ側に位
置し、入出力光ファイバ4、5及び6の入出力端面を含
む入出力端面部12は、各入出力光ファイバ4、5及び
6の配列方向に垂直な面に対して少なくとも7度以上傾
斜し、その表面は鏡面化されている。
【0012】光入出力部3の入出力光ファイバ4から出
射された波長多重光は、レンズ2を透過して回折格子1
に入射し、格子溝1aに垂直な方向に波長分散される。
波長分散光は、再びレンズ2を透過し、波長分散された
光のうち特定の波長の光が波長分散方向に配列された入
出力光ファイバ5及び6にそれぞれ入射する。その結
果、波長分散された光のうち特定の波長の光に対応する
入出力光ファイバ4と5及び入出力光ファイバ4と6と
がそれぞれ選択的に結合される。入出力光ファイバ5及
び6の出力は、それぞれ波長分離されている。回折格子
1に対する入出力光ファイバ5及び6の位置は、波長分
散された光のうち前記特定の波長の光の波長分散方向と
一致する。また、光入出力部3の入出力端面12の傾斜
方向は、入出力光ファイバ5及び6の配列方向と垂直で
ある。そのため、入出力光ファイバ4から各入出力光フ
ァイバ5及び6への、レンズ2及び回折格子1を含む光
路長はそれぞれ同じである。
【0013】上記第1の実施例によれば、配列基台7に
設けられたV字溝7aに3本の入出力光ファイバ4、5
及び6を重ね、配列した簡便な構成であり、V字溝7a
の側面と各入出力光ファイバ4、5及び6の側面が密着
し、配列精度の高い入出力光ファイバアレイが構成され
る。また、入出力光ファイバ4から各入出力光ファイバ
5及び6への光路長が同じであるため、光ファイバ間の
結合効率のばらつきが低減される。また、光入出力部3
の入出力端面12を傾斜させ、さらに入出力端面12の
表面を鏡面化したので、反射戻り光及び光学系内での多
重反射光が抑制され、光合分波器での歪や雑音が低減さ
れる。
【0014】なお、上記第1の実施例では、配列基台7
のV字溝7aの頂角を60度としたが、これに限定され
るものではなく、例えば、図4に示すように、上段の入
出力光ファイバ51及び61のクラッド部分の一部又は
全周にわたって一定の範囲を除去し、前記頂角60度よ
りも小さい頂角のV字溝71aを有する配列基台71を
用いて、これらの入出力光ファイバ4、51及び61を
配列保持するように構成してもよい。または、図5に示
すように、入出力光ファイバ42、52及び62のクラ
ッドの外径を研磨又はエッチングにより小さくし、クラ
ッドの外周面に強度補強用の薄膜層4a、5a及び6a
をそれぞれ設け、第1の実施例と同様の頂角60度のV
字溝72aを有する(小型の)配列基台72に密着配列
させるように構成してもよい。いずれの場合も、波長分
離光が入出力される入出力光ファイバ51と61又は5
2と62の間隔を狭搾化することができ、それぞれの入
出力光ファイバ51及び61又は52及び62において
結合される波長帯域幅を変化させることなく、光合分波
機能として波長分離できる間隔を狭くすることができる
利点を持つ。また、クラッド径をそのままにし、金属等
の薄膜層4a、5a及び6aを施すことにより、強度補
強と共に光ファイバ間の漏れ込みを防ぐことができ、ク
ロストークが改善される。
【0015】また、上記第1の実施例における配列基台
7、71又は72の加工方法は特に限定されないが、基
台形状の逆相形状を有する金型を用い、ガラス材料を注
型成形したものを用いてもよい。この場合、配列基台
7、71又は72の加工精度が良く、量産性に優れ、光
ファイバ材料との整合性がよいので、機械的及び物理化
学的な後処理加工を行いやすいという利点を有する。具
体的な加工方法については後述する。
【0016】さらに、図6(a)に示すように、光入出
力部3の入出力端面12に反射防止膜10を蒸着等によ
り直接的に設けることにより、入出力端面12での反射
戻り光及び多重反射光をさらに低減することができる。
また、図6(b)に示すように、反射防止膜10を有す
る平板9を接着層11を介して入出力端面12に配置す
るように構成してもよい。後者の場合、上記反射戻り光
及び多重反射光低減効果と共に、光ファイバアレイ部分
を蒸着プロセスにおける高温にさらすことがなくなり、
安定して反射防止膜10を設けることができる。なお、
平板9の厚みと平板9の対向する面同士のくさび形状化
により、対向面上で起こる多重反射光が光ファイバへ再
結合をしないようにする必要がある。例えば、厚さ0.
5mm、角度1度のくさび平板を用いた場合、シングル
モード光ファイバでの再結合度を−55dB以下にする
ことができる。また、接着層11の屈折率を光ファイバ
の屈折率及び平板の屈折率に対してその屈折率差が0.
03以内となるようにすれば、それらの間でのフレネル
反射率を−40dB以下に抑えることができる。
【0017】(第2の実施例)次に、本発明の光合分波
器の好適な第2の実施例を、図7から図9を参照しつつ
説明する。なお、第2の実施例は、光入出力部3の構成
においてのみ上記第1の実施例と異なり、回折格子1及
びレンズ2により行われる波長分離(光分波器)に関す
る動作は第1の実施例と同じである。従って、光入出力
部3のみ図面を用いて説明する。
【0018】図7は第2の実施例の光合分波器の光入出
力部3の構成を示す斜視図である。図7において、光導
波路53及び63はガラス又は樹脂材料により、配列基
台73上に一体的に形成されている。配列基台73は、
光導波路53及び63の材料よりも屈折率の小さいガラ
ス又は樹脂材料で形成され、V字溝73aが設けられて
いる。光導波路53及び63の部分がコアに相当し、配
列基台73の部分がクラッドに相当し、光伝送を行うこ
とが可能となる。また、V字溝73aには入出力光ファ
イバ4が配置されている。配列基台73及び光導波路5
3及び63の上面にはバッファ層14が設けられてい
る。配列基台73の入出力端面12は、配列基台73の
上面又は底面に対する垂直面から傾斜しており、表面は
鏡面化されている。また、入出力端面12上の光導波路
53及び63の入出力端面15及び16の間隔は、通常
の光ファイバを密着配列した間隔である125μmより
も狭く設定されている。配列基台73のもう一方の端面
13上の光導波路53及び光導波路63の間隔は、その
後に結合される任意の受光素子等に整合するような間隔
に設定されている。すなわち、光導波路53及び63の
間隔は、使用する受光素子等に応じて配列基台73を作
製する際に任意に設定することができる。配列基台73
のV字溝73aに配置された入出力光ファイバ4から出
射された波長多重光は、図1に示すレンズ2及び回折格
子1により波長分散され、波長分散光は再びレンズ2を
透過し、それぞれ光導波路端面15及び16に入射す
る。その結果、波長分散された光のうち特定の波長の光
に対応する光導波路53又は63と入出力光ファイバ4
とが選択的に結合され、波長分離される。
【0019】次に、配列基台73に対し光導波路53及
び63が一体的に形成された光入出力部3の製造方法
を、図8又は図9を用いて説明する。図8に示す第1の
方法では、金型(図示せず)を用い、光導波路部分73
b及びV字溝部分73aと共に配列基台73を一括成形
する(手順a)。次に、配列基台73の光導波路部分7
3b側に高屈折材料22を埋め込み(手順b)、この高
屈折材料を配列基台73の表面部分まで研磨等で除去し
(手順c)、配列基台73上にバッファ層14を接合す
る(手順d)。このようにして得られた光導波路53及
び63を含む配列基台73のV字溝73a内に入出力光
ファイバ4を配置し、押さえ板8で固定する(手順
e)。その結果、光入出力部3が完成される。一方、図
9に示す第2の方法では、第1の方法と同様に金型を用
い、光導波路部分73b及びV字溝部分73aと共に配
列基台73を一括成形し(手順a)、その後熱処理等に
よりバッファ層14を接合し(手順b)、コア相当部分
73bへの高屈折率材料22を充填する(手順c)。こ
のようにして得られた光導波路53及び63を含む配列
基台73のV字溝73a内に入出力光ファイバ4を配置
し、押さえ板8で固定する(手順d)。
【0020】光導波路53と63の間隔が入出力端面1
2付近で狭くなると、互いの光導波路53及び63間で
導波光の漏れ込みが起こる可能性がある。しかし、シン
グルモード光導波路の場合、導波路間隔を30μm以上
にすれば、導波光の漏れ込みを−50dB以下にするこ
とができる。また、図10に示すように、配列基台73
の光導波路53と63の間に遮光層20を選択的に設け
ることにより、導波光の漏れ込みをさらに抑制すること
も可能である。この場合、遮光層20の形成工程を、配
列基台73及び光導波路53及び63の作製工程に追加
し、一括形成することができる。
【0021】また、上記第2の実施例では、配列基台7
3の片側に光導波路53及び63を形成しているが、図
11に示すように、配列基台73の光導波路53及び6
3が設けられている面と対向する面に光導波路43を形
成し、バッファ層23を設けた光入出力部を構成するこ
ともできる。これにより光入出力部自体を一括成形可能
な集積化部分とすることができる。
【0022】以上のように、第2の実施例では、配列基
台73と光導波路35及び63を一体化することによ
り、光入出力部3の量産性及び加工精度を向上させるこ
とができ、光合分波器として特性の均一化を図ることが
できる。さらに、配列基台73端面12及び光導波路3
5及び63の端面15及び16の鏡面化を同時に行うこ
とが可能であるという利点をも有している。また、光導
波路53と63との間隔を狭くすることができ、かつ光
導波路の結合時におけるモードフィールド径等の整合性
がよく結合効率の高い光合分波器を実現することができ
る。
【0023】(第3の実施例)次に、本発明の光合分波
器の好適な第3の実施例を、図12を参照しつつ説明す
る。図12は第3の実施例の光合分波器の光入出力部3
の構成を示す斜視図である。なお、上記第1及び第2の
実施例と同一の番号を伏した部材は実質的に同一である
ため、その説明を省略する。また、説明の都合上、光入
出力部3の入出力端面12側が紙面の奥になるように描
いている。
【0024】図12において、配列基台74の前半の上
面には光導波路53及び63が設けられており、後半の
上面にはV字溝17及び18が設けられている。また、
配列基台74の底部にもV字溝74aが設けられてい
る。入出力光ファイバ44、54及び64はそれぞれ、
V字溝74a、17及び18上に載置される。また、入
出力光ファイバ54及び64は、配列基台74の入出力
光ファイバの側での端面19において光導波路53及び
63の端面24及び25とそれぞれ結合される。
【0025】第3の実施例は、第2の実施例の上に、さ
らに導波路53及び63の端面24及び25と入出力光
ファイバ54及び64とを結合するために、配列基台7
4の後半の上面にV字溝17及び18を設たものであ
る。V字溝17上に載置され固定された入出力光ファイ
バ54は、光導波路53とコア部分どうしが位置整合す
るように結合されている。同様に、V字溝18上に載置
され固定された入出力光ファイバ64も、光導波路63
とコア部分どうしが位置整合するように結合されてい
る。
【0026】上記第3の実施例によれば、第2の実施例
の効果に加え、光ファイバと光導波路とが低損失で結合
された光入出力部を構成することができる。また、光導
波路53及び63を含む配列基台74は一括成形可能で
あることため、入出力光ファイバ54及び64との整合
性を維持しつつ、量産性に優れたものとなる。
【0027】光導波路と光ファイバとの結合部分につい
ては、図13(端面部分のみを特化して記載)に示すよ
うに、配列基台74の光ファイバ側の端面21を斜め鏡
面化し、図14に示すように、端面を斜め研磨した光フ
ァイバ56を端面21に付き当てるように配置するよう
に構成してもよい。この場合、接合部分での反射戻り光
が光ファイバ56及び光導波路53には再入射しない。
端面21を斜め鏡面化することにより、成形過程におい
て垂直な端面を形成するよりも硝材等の型抜きが容易に
なり、安定して作製が可能である。さらにレンズ側の光
入出力端面12も作製時に斜め鏡面化することにより、
光学系における反射戻り光を抑制することができる。ま
た必要に応じてレンズ側入出力端面12に反射防止膜を
施すことにより、反射戻り光を低減することができる。
【0028】(第4の実施例)次に、本発明の光合分波
器の好適な第4の実施例を、図15及び図16を参照し
つつ説明する。図15は第4の実施例の光入出力部3の
構成を示す斜視図であり、図16はその分解斜視図であ
る。第4の実施例では、実質的に図11に示した光入出
力部3と同一のものを、V字溝79aを有する第2の配
列基台79に装着し、入出力光ファイバ44、54及び
64をV字溝79a内に密着配置している。入出力光フ
ァイバ44は光導波路43に、入出力光ファイバ54は
光導波路53に、また入出力光ファイバ64は光導波路
63に、それぞれ位置精度よく結合されている。
【0029】第2の配列基台79は、図16に示すよう
に、別個に成形された光入出力部3を載置するための平
坦部79bと、入出力光ファイバ44、54及び64を
密着配置するためのV字溝部79aを有する。光入出力
部3に一体的に形成された導波路43、53及び63の
端面は、V字溝79aに密着配列された入出力光ファイ
バ44、54及び64のコアと整合する位置に設けられ
ている。このように、V字溝79aにより3本の入出力
光ファイバ44、54及び64を精度よく配列した第2
の配列基台79と、成形時に導波路43、53及び63
の間隔を規定して作製した配列基台73とを組み合わせ
ることにより、総作製工程数を低減し、かつ汎用性の高
い構成とすることができ、種々の仕様の異なる光合分波
器においても、光入出力部の共用部位の多い構成とする
ことができる。
【0030】なお。上記各実施例では光分波器の動作に
ついて説明を行ったが、光合波器の動作は、上記光分波
器の動作中光の進行方向を逆にすればよく、その説明を
省略する。また、レンズ側の光導波路の配置に関して
は、その光導波路端での光の出射方向の延長線上で一点
に交差するようにすることが望ましい。その理由は、回
折格子からの波長分離光は、それぞれ所望の波長の光が
光導波路に入射し、結合される際、回折角の偏位に基づ
き入射角度の差異が生じる。具体例として、シングルモ
ード導波路(モードフィールド径10μm)における入
射角度のずれに対する結合効率の変動を、図17に示
す。このように、入射角度のずれにより結合効率が変動
し、これが各波長分離光における挿入損失のばらつきと
なって現れる可能性がある。挿入損失のばらつきを低減
するため、上記各光導波路配置構成が有効である。例え
ば、有効焦点距離5mmのレンズを用い光導波路間隔6
0μmで構成する場合、隣接する光導波路は出射端面か
らの延長線上で約0.7度の交差角で交わるようにすれ
ば、結合損失変動分を最小にすることができる。
【0031】回折格子の配置に関しては、傾き角をリト
ロー角度又はブレーズ角度付近に設定すればよい。特
に、好ましくは回折効率が高く偏光依存性が小さいフー
リエ回折格子(例えば 飯田,萩原,朝倉:光通信シス
テムに最適化した高い回折効率を有するホログラフィッ
クフーリエ回折格子,アプライド オプティクス,31
巻,15号,3015頁,1992年[M.Iida, K.Hagi
wara, and H.Asakura:Holographic Fourier diffractio
n gratings with a high diffraction efficiency opti
mized for optical communication systems, Applied O
ptics, Vol.31, No.15, P.3015(1992)] に記載)を用
いる。この場合、回折効率が無偏光で90%以上あり、
かつ偏光依存性も5%以内と小さいため、低損失で偏光
雑音の小さい構成とすることができる。
【0032】レンズとしては、単一非球面レンズや屈折
率分布(GRIN)レンズを用いることにより、従来の
球面組レンズに比べ光学系の小型化と共に、多重反射点
を低減させることができる。さらに、回折格子を凹面格
子又は曲面平面回折格子を用いることにより、レンズが
不要な光学系を構成することができる。
【0033】また、上記各実施例では、2つの波長用の
合分波器について述べたが、これに限らず3波以上の構
成であってもよい。この場合、出力ファイバの本数は多
重する数だけ必要となるが、V字溝に重ねて配列するこ
とにより、原理的に何本の出力ファイバであっても直線
状に配列することができる。また光導波路については必
要な波長の数の光導波路を増やして所望の間隔で形成す
ればよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の光合分波器によ
れば、少なくとも3本の光ファイバを配列基台に設けら
れたV字溝の内側に密着して保持するという簡単な構成
により、各光ファイバ間の距離等の相対的位置関係を一
定に保つことができる。また、1つの光ファイバから出
射された波長多重光は、レンズを介して回折格子に照射
され、回折格子により波長分散され、波長分散された光
の内、特定の波長の光はレンズを介して他の光ファイバ
にそれぞれ入射するので、波長多重光を波長分離するこ
とができると共に、1つの光ファイバと他のいずれかの
光ファイバとを選択的に結合することができる。V字溝
の頂角を60度とすることにより、同じ外径を有する少
なくとも3本の光ファイバを最密的に配置することがで
き、回折格子により分離される波長帯域幅を狭くするこ
とができる。また、光ファイバの入出力端面を、光ファ
イバの配列方向に垂直な面に対して傾斜させ、その表面
を鏡面化することにより、反射戻り光や光学系内での多
重反射光を抑制することができ、光合分波器での歪や雑
音を低減することができる。また、光ファイバの入出力
端面の表面に反射防止膜を設けることにより、反射戻り
光や光学系内での多重反射光をさらに抑制することがで
きる。また、光ファイバ入出力端面に反射防止膜を有す
る平板を接着固定することにより、光ファイバを直接蒸
着プロセスにおける高温にさらすことがなく、品質を安
定させることができる。また、平板の光ファイバ入出力
端面に対向する2つの面が平行でない、すなわち、平板
をくさび状にすることにより、シングルモード光ファイ
バでの再結合度を小さくすることができる。また、配列
基台に配列された光ファイバを、研磨又はエッチングに
より光ファイバのクラッド径を小さくし又はその1部を
削除し、その外側に補強薄膜層を設けたものとすること
により、光ファイバのコアの部分の間隔をさらに狭くす
ることができ、波長分離される帯域幅をさらに狭くする
ことができる。また、V字溝を有する配列基台を、その
逆相形状を持つ金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料
により成形することにより、加工精度が良く、量産性に
優れ、かつ光ファイバの材料との整合性の高い光合分波
器を構成することができる。
【0035】一方、本発明の他の光合分波器によれば、
光入出力部を、互いに交差しない複数の光導波路が同一
平面上に形成された透明基台と、少なくとも1個の別に
設けられた光入出力手段により構成したので、光導波路
部分が光ファイバのコアに相当し、また透明基台部分が
光ファイバのクラッドに相当し、光信号を伝送すること
ができる。また、光導波路と透明基台とが一体的に形成
されるため、加工工程を簡素化することができる。別に
設けられた光入出力手段を光ファイバとすることによ
り、透明基台上の光導波路を形成する面が1面のみとな
り、透明基台の加工工程を簡素化することができる。一
方、別に設けられた光入出力手段を透明基台の他の平面
上に形成された光導波路とすることにより、各光導波路
の位置調整を不要とすることができる。また、透明基台
の一方の端面での導波路間隔と他方の端面での導波路間
隔を異ならせることにより、任意の受光素子や光伝送装
置を使用することができる。また、透明基台のレンズ側
端面での導波路間隔を非レンズ側端面での導波路間隔よ
りも狭くすることにより、回折格子により分離される波
長帯域幅を狭くすることができると共に、光合分波器に
結合する光ファイバ等の結合スペースを確保することが
できる。また、透明基台上の導波路間隔が狭くなってい
る部分沿って、導波路溝深さ以上の深さの遮光部を設け
ることにより、導波光の漏れ込みを抑制することができ
る。また、透明基台を、1つの平面上に形成された複数
の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平面に対
向する面に設けられた光ファイバを保持するためのV字
溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス
材料又は樹脂材料により成形したものとするか、また
は、1つの平面上に形成された複数の光導波路を形成す
るための溝と、前記1つの平面に対向する面に設けられ
た光導波路を形成するための溝を有し、その逆相形状を
有する金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成
形したものとすることにより、光導波路と透明基台とが
一体的に形成され、加工工程を簡素化することができ
る。また、透明基台を、光導波路を形成する材料の屈折
率よりも小さいガラス材料又は樹脂材料で形成すること
により、光導波路の形成を容易にすることができる。ま
た、レンズ側端面において、光導波路をその延長線上で
一点に交差するように配置することにより、入射角のず
れによる結合効率の変動を抑制することができる。ま
た、光導波路及び別に設けられた光入出力手段のレンズ
側の入出力端面を、光の導波方向に垂直な面に対し傾斜
させ、その表面を鏡面化することにより、反射戻り光や
光学系内での多重反射光を抑制することができ、光合分
波器での歪や雑音を低減することができる。また、光導
波路及び別に設けられた光入出力手段のレンズ側の入出
力端面に反射防止膜を設けることにより、さらに反射戻
り光や光学系内での多重反射光を抑制することができ、
光合分波器での歪や雑音を低減することができる。
【0036】また、本発明のさらに別の光合分波器によ
れば、光入出力部を、互いに交差しない複数の光導波路
が同一平面上に形成された透明基台と、少なくとも1個
の別に設けられた光入出力手段と、前記複数の光導波路
に光学的に結合される複数の光ファイバと、前記複数の
光ファイバを密着又は直線状に配置し保持する少なくと
も1つのV字溝を有する配列基台とで構成したので、透
明基台上の光導波路と光ファイバとの位置関係を容易に
精度良く整合させることができる。別に設けられた光入
出力手段を光ファイバとすることにより、透明基台上の
光導波路を形成する面が1面のみとなり、透明基台の加
工工程を簡素化することができる。または、光入出力部
を、互いに交差しないように同一平面上に形成された複
数の光導波路と他の平面上に形成された光導波路を有す
る透明基台と、前記各光導波路に光学的に結合される少
なくとも3本の光ファイバと、前記光ファイバを密着配
置し保持する1つのV字溝を有する配列基台とで構成す
ることにより、各光導波路の位置調整を不要にすること
ができる。光ファイバと光導波路の結合面をお互いにそ
の長手方向に垂直な面に対して傾斜した状態で密着させ
ることにより、結合部分での反射戻り光の光ファイバや
光導波路への再入射を抑制することができる。また、レ
ンズ側の導波路端面に反射防止膜を設けることにより、
反射戻り光や光学系内での多重反射光を抑制することが
でき、光合分波器での歪や雑音を低減することができ
る。また、透明基台を、1つの平面上に形成された複数
の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平面に対
向する面に設けられた光ファイバを保持するためのV字
溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス
材料又は樹脂材料により成形したものであり、配列基台
は前記透明基台を保持するための平坦部及び少なくとも
1つのV字溝部を有し、その逆相形状を有する金型を用
いて、ガラス材料又は樹脂材料により成形したものと
し、または、1つの平面上に形成された複数の光導波路
を形成するための溝と、前記1つの平面に対向する面に
設けられた光導波路を形成するための溝を有し、その逆
相形状を有する金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料
により成形したものであり、配列基台は前記透明基台を
保持するための平坦部及び1つのV字溝部を有し、その
逆相形状を有する金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材
料により成形したものとすることにより、光導波路と透
明基台とが一体的に形成され、加工工程を簡素化するこ
とができると共に、透明基台と配列基台の位置合わせを
容易におこなうことができる。また、透明基台と配列基
台とを一体成形されたものとすることにより、加工工程
をさらに簡素化することができると共に、透明基台と配
列基台の位置合わせを不要にすることができる。また、
透明基台を、光導波路を形成する材料の屈折率よりも小
さいガラス材料又は樹脂材料で形成することにより、容
易に光導波路を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光合分波器の第1の実施例の構成を示
す斜視図
【図2】第1の実施例における光入出力部の構成を示す
正面図
【図3】第1の実施例における光入出力部の構成を示す
斜視図
【図4】第1の実施例における光入出力部の他の構成を
示す正面図
【図5】第1の実施例における光入出力部の他の構成を
示す正面図
【図6】(a)及び(b)はそれぞれ第1の実施例にお
ける反射防止膜を有する光入出力部の他の構成を示す側
面図
【図7】本発明の光合分波器の第2の実施例における光
入出力部の構成を示す斜視図
【図8】本発明の第2の実施例における光入出力部の製
造工程の1例を示す図
【図9】本発明の第2の実施例における光入出力部の製
造工程の他の1例を示す図
【図10】本発明の光合分波器の第2の実施例における
光入出力部の他の構成を示す斜視図
【図11】本発明の光合分波器の第3の実施例における
光入出力部の構成を示す斜視図
【図12】本発明の光合分波器の第3の実施例における
光入出力部の他の構成を示す斜視図
【図13】第3の実施例における配列基台の形状の詳細
を示す斜視図
【図14】第3の実施例における光ファイバと光導波路
の結合状態を示す側部断面図
【図15】本発明の光合分波器の第4の実施例における
光入出力部の構成を示す斜視図
【図16】第4の実施例における配列基台の形状の詳細
を示す斜視図
【図17】入射角度ずれに対する結合効率変動を表すグ
ラフ
【符号の説明】
1 :回折格子 1a:格子溝 2 :レンズ 3 :光入出力部 4 :入出力光ファイバ 4a:強度補償用薄膜層 5 :入出力光ファイバ 5a:強度補償用薄膜層 6 :入出力光ファイバ 6a:強度補償用薄膜層 7 :配列基台 7a:V字溝 8 :押さえ板 9 :平板 10 :反射防止膜 11 :接着層 12 :レンズ側端面 13 :非レンズ側端面 14 :バッファ層 15 :入出力端面 16 :入出力端面 17 :V字溝 18 :V字溝 19 :端面 20 :遮光層 21 :端面 22 :高屈折率材料 23 :バッファ層 24 :端面 25 :端面 42 :入出力光ファイバ 43 :光導波路 44 :入出力光ファイバ 51 :入出力光ファイバ 52 :入出力光ファイバ 53 :光導波路 54 :入出力光ファイバ 56 :入出力光ファイバ 61 :入出力光ファイバ 62 :入出力光ファイバ 63 :光導波路 64 :入出力光ファイバ 71 :配列基台 71a:V字溝 72 :配列基台 72a:V字溝 73 :配列基台 73a:V字溝 73b:コア相当部分 74 :配列基台 79 :配列基台 79a:V字溝 79b:平坦部

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回折格子と、レンズと、前記回折格子及
    び前記レンズを介して光を入出力するための光入出力部
    を具備し、前記光入出力部は、V字溝を有する配列基台
    と、前記V字溝内側に接しかつ最密配置され少なくとも
    3本の光ファイバとを有するものである光合分波器。
  2. 【請求項2】 V字溝の頂角が60度である請求項1記
    載の光合分波器。
  3. 【請求項3】 光ファイバの入出力端面は、光ファイバ
    の配列方向に垂直な面に対して傾斜し、その表面が鏡面
    化されている請求項1記載の光合分波器。
  4. 【請求項4】 光ファイバの入出力端面の表面に反射防
    止膜を設けた請求項1記載の光合分波器。
  5. 【請求項5】 光ファイバ入出力端面に反射防止膜を有
    する平板を接着固定した請求項1記載の光合分波器。
  6. 【請求項6】 平板の光ファイバ入出力端面に対向する
    2つの面が平行でない請求項5記載の光合分波器。
  7. 【請求項7】 配列基台に配列された光ファイバは、研
    磨又はエッチングにより光ファイバのクラッド径を小さ
    くし又はその1部を削除し、その外側に補強薄膜層を設
    けたものである請求項1記載の光合分波器。
  8. 【請求項8】 V字溝を有する配列基台は、その逆相形
    状を持つ金型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により
    成形したものである請求項1記載の光合分波器。
  9. 【請求項9】 回折格子と、レンズと、前記回折格子と
    レンズを介して光を入出力するための光入出力部を具備
    し、前記光入出力部は、互いに交差しない複数の光導波
    路が同一平面上に形成された透明基台と、少なくとも1
    個の別に設けられた光入出力手段を有するものである光
    合分波器。
  10. 【請求項10】 別に設けられた光入出力手段は光ファ
    イバである請求項9記載の光合分波器。
  11. 【請求項11】 別に設けられた光入出力手段は透明基
    台の他の平面上に形成された光導波路である請求項9記
    載の光合分波器。
  12. 【請求項12】 透明基台の一方の端面での導波路間隔
    と他方の端面での導波路間隔が異なる請求項9記載の光
    合分波器。
  13. 【請求項13】 透明基台のレンズ側端面での導波路間
    隔が非レンズ側端面での導波路間隔よりも狭い請求項9
    記載の光合分波器。
  14. 【請求項14】 透明基台上の導波路間隔が狭くなって
    いる部分に沿って、導波路溝深さ以上の深さの遮光部が
    設けられている請求項9記載の光合分波器。
  15. 【請求項15】 透明基台は、1つの平面上に形成され
    た複数の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平
    面に対向する面に設けられた光ファイバを保持するため
    のV字溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、
    ガラス材料又は樹脂材料により成形したものである請求
    項10記載の光合分波器。
  16. 【請求項16】 透明基台は、1つの平面上に形成され
    た複数の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平
    面に対向する面に設けられた光導波路を形成するための
    溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス
    材料又は樹脂材料により成形したものである請求項11
    記載の光合分波器。
  17. 【請求項17】 透明基台は、光導波路を形成する材料
    の屈折率よりも小さいガラス材料又は樹脂材料で形成さ
    れている請求項15又は16に記載の光合分波器。
  18. 【請求項18】 レンズ側端面において、光導波路がそ
    の延長線上で一点に交差するように配置されている請求
    項9から11のいずれかに記載の光合分波器。
  19. 【請求項19】 光導波路及び別に設けられた光入出力
    手段のレンズ側の入出力端面は、光の導波方向に垂直な
    面に対し傾斜しており、その表面は鏡面化されている請
    求項9記載の光合分波器。
  20. 【請求項20】 光導波路及び別に設けられた光入出力
    手段のレンズ側の入出力端面に反射防止膜を設けた請求
    項9記載の光合分波器。
  21. 【請求項21】 回折格子と、レンズと、前記回折格子
    とレンズを介して光を入出力する光入出力部を具備し、
    前記光入出力部は、互いに交差しない複数の光導波路が
    同一平面上に形成された透明基台と、少なくとも1個の
    別に設けられた光入出力手段と、前記複数の光導波路に
    光学的に結合される複数の光ファイバと、前記複数の光
    ファイバを密着又は直線状に配置し保持する少なくとも
    1つのV字溝を有する配列基台とを有するものである光
    合分波器。
  22. 【請求項22】 別に設けられた光入出力手段は光ファ
    イバである請求項21記載の光合分波器。
  23. 【請求項23】 回折格子と、レンズと、前記回折格子
    とレンズを介して光を入出力する光入出力部を具備し、
    前記光入出力部は、互いに交差しないように同一平面上
    に形成された複数の光導波路と他の平面上に形成された
    光導波路を有する透明基台と、前記各光導波路に光学的
    に結合される少なくとも3本の光ファイバと、前記光フ
    ァイバを密着配置し保持する1つのV字溝を有する配列
    基台とを有するものである光合分波器。
  24. 【請求項24】 光ファイバと光導波路の結合面はお互
    いにその長手方向に垂直な面に対して傾斜した状態で密
    着している請求項21から23のいずれかに記載の光合
    分波器。
  25. 【請求項25】 レンズ側の導波路端面に反射防止膜を
    設けた請求項21から23のいずれかに記載の光合分波
    器。
  26. 【請求項26】 透明基台は、1つの平面上に形成され
    た複数の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平
    面に対向する面に設けられた光ファイバを保持するため
    のV字溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、
    ガラス材料又は樹脂材料により成形したものであり、配
    列基台は前記透明基台を保持するための平坦部及び少な
    くとも1つのV字溝部を有し、その逆相形状を有する金
    型を用いて、ガラス材料又は樹脂材料により成形したも
    のである請求項21記載の光合分波器。
  27. 【請求項27】 透明基台は、1つの平面上に形成され
    た複数の光導波路を形成するための溝と、前記1つの平
    面に対向する面に設けられた光導波路を形成するための
    溝を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラス
    材料又は樹脂材料により成形したものであり、配列基台
    は前記透明基台を保持するための平坦部及び1つのV字
    溝部を有し、その逆相形状を有する金型を用いて、ガラ
    ス材料又は樹脂材料により成形したものである請求項2
    3記載の光合分波器。
  28. 【請求項28】 透明基台と配列基台とが一体成形され
    たものである請求項26又は27記載の光合分波器。
  29. 【請求項29】 透明基台は、光導波路を形成する材料
    の屈折率よりも小さいガラス材料又は樹脂材料で形成さ
    れている請求項26から28のいずれかに記載の光合分
    波器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104377537A (zh) * 2014-11-27 2015-02-25 中国工程物理研究院应用电子学研究所 一种高功率光纤泵浦合束器及其封装方法

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