JPH0886308A - 軸継手装置 - Google Patents

軸継手装置

Info

Publication number
JPH0886308A
JPH0886308A JP6248641A JP24864194A JPH0886308A JP H0886308 A JPH0886308 A JP H0886308A JP 6248641 A JP6248641 A JP 6248641A JP 24864194 A JP24864194 A JP 24864194A JP H0886308 A JPH0886308 A JP H0886308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust cover
grease
fillet
shaft
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6248641A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashige Sakamoto
寿成 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saitama Kiki Co Ltd
Original Assignee
Saitama Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saitama Kiki Co Ltd filed Critical Saitama Kiki Co Ltd
Priority to JP6248641A priority Critical patent/JPH0886308A/ja
Publication of JPH0886308A publication Critical patent/JPH0886308A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/06Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
    • F16C11/068Special features relating to lubrication
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/06Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
    • F16C11/0666Sealing means between the socket and the inner member shaft
    • F16C11/0671Sealing means between the socket and the inner member shaft allowing operative relative movement of joint parts due to flexing of the sealing means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/06Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
    • F16C11/0695Mounting of ball-joints, e.g. fixing them to a connecting rod
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/06Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
    • F16C11/0619Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints the female part comprising a blind socket receiving the male part
    • F16C11/0623Construction or details of the socket member
    • F16C11/0628Construction or details of the socket member with linings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダストカバーのシール部の潤滑、シール性を
高める。 【構成】 アーム部材17とブラケット2との間に弾性
ダストカバー20が球面軸5の周りを被覆するように介
設されている球面軸継手装置において、ダストカバー2
0の上端部には短尺円錐台筒形状のフィレット26が同
心円に大径部側を上向きに突設され、フィレット26の
内側に複数個の小孔27がダストカバー20の内外を連
通するように開設されている。 【効果】 ダストカバー20の内部に流入したグリース
30が小孔27を通ってフィレット26とシール部22
との間の空間に移動して充満する。この充満したグリー
ス30によりシール部22のアーム部材17との摺動面
における潤滑およびシール性能に高められる。その結
果、ダストカバー20しいては軸継手装置の寿命が延長
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸継手装置に関し、特
に、継手部材を固定するための組付部材と継手部材との
間に配された弾性ダストカバーの固定構造の改良に係
り、例えば、自動車に搭載されるステアリングシステム
のタイロッドやドラッグリンクおよびサスペンションの
リンクに利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載されるステアリングシステ
ムのタイロッドやドラッグリンクおよびサスペンション
のリンクにおいては、その両端部に球面軸継手装置がそ
れぞれ設けられている。
【0003】従来、ステアリングシステムのタイロッド
やドラッグリンクおよびサスペンションのリンクに使用
される軸継手装置として、ロッドまたはリンク本体の端
部(エンド)に開設された軸受凹部に球面軸の球面軸部
がグリース給脂式の軸受部材を介して嵌入されていると
ともに、軸受凹部にエンドプラグが嵌入されてかしめ加
工により固着されており、エンドプラグと球面軸との間
に介装されたスプリングにより球面軸が押さえ部材を狭
設されて三次元方向に回動自在に支承されているもの、
がある。このような軸継手装置においては、球面軸をナ
ックルアームまたはピットマンアーム(以下、アーム部
材という。)に固定するに際して、アーム部材と球面軸
との間に環状の弾性ダストカバーが介設されており、こ
のダストカバーにより軸受凹部内に泥水や塵埃等が侵入
するのを防止するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の軸継手
装置においては、アーム部材と球面軸との間に弾性ダス
トカバーが配されて泥水や塵埃等の侵入が防止されるよ
うになっているが、ダストカバーにおけるシール部のア
ーム部材との摺動接触面における潤滑性が低下すると、
シール部の磨耗が激しくなるため、ダストカバーしいて
は軸継手装置の寿命が短くなってしまう。すなわち、シ
ール部のシール性能が低下すると、ダストカバー内部に
泥水や塵埃等が侵入し軸受凹部内のグリースの劣化や発
錆が起こるため、軸継手装置の寿命が短くなってしま
う。
【0005】本発明の目的は、ダストカバーのシール部
における潤滑およびシール性能を高めることができる軸
継手装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る軸継手装置
は、第2の継手部材を固定するための組付部材と第1の
継手部材との間に配されて第2の継手部材の周囲を覆う
環状の弾性ダストカバーを備えている軸継手装置におい
て、前記弾性ダストカバーの前記組付部材側端部に弾性
ダストカバーの内外を連通させる連通部が複数本開設さ
れており、この弾性ダストカバーのこれら連通部に近接
した位置には、連通部を径方向外側から取り囲む隔壁部
が前記組付部材の方向に突出するように形成されている
ことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係る軸継手装置は、前記弾
性ダストカバーの前記組付部材側端部に前記組付部材に
弾性力によって密着するシール部が突設されており、こ
の弾性ダストカバーと第2の継手部材との間に取付リン
グが介設されているとともに、この取付リングには弾性
ダストカバー外部の前記シール部の内側空間と弾性ダス
トカバーの内部空間とを連通させる連通部が複数本開設
されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】前記した第1および第2の手段において、両継
手部材間の摺動面を潤滑するためのグリースは軸受凹部
を経てダストカバーの内部空間に溜まり、さらに、各連
通部を通って隔壁部またはシール部の内側空間へ移動し
この空間に充満する。この空間に充満したグリースは組
付部材における隔壁部およびシール部との摺動面に塗布
された状態になるため、これらの摺動面が良好に潤滑か
つシールされる状態になる。したがって、ダストカバー
の摺動による磨耗が抑制される。また、充満し塗布され
たグリースによってダストが捕捉されるため、ダストが
ダストカバーの内部へ侵入することは未然に防止され
る。
【0009】一般に、保守点検に際してこの種のグリー
スは補給される。グリースが補給されると、隔壁部およ
びシール部の内側空間に充満したグリースは連通部から
送り込まれて来る新たなグリースによって押されるた
め、ボールジョイント部の潤滑に関与して汚れた旧いグ
リースが内側空間外部へ排出される。つまり、内側空間
に充満したグリースは新陳代謝されることになる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例である軸継手装置を
示す正面断面図である。
【0011】本実施例において、本発明に係る軸継手装
置は、自動車用のタイロッドに使用されており、三次元
方向の回動を確保するように構成されている。軸継手装
置1の第1継手部材としてのタイロッドのエンド2には
略円柱形の中空形状に形成された軸受凹部3がその端部
に配されて長手方向と直交する方向に貫通するように開
設されており、軸受凹部3の一端部(以下、上端部とす
る。)には半円の凹球面部が形成されている。この凹部
3には軸受部材4が嵌入されており、この軸受部材4は
グリース給脂式軸受構造および球面軸受構造に構成され
ており、下端部が開口した略円筒形状に形成されてい
る。
【0012】軸受凹部3には第2の継手部材としての球
面軸5が下端開口から挿入されて、その下端部が収容さ
れている。球面軸5の収容端部には軸部6が球面形状に
形成されており、この軸部6は軸受部材4に滑動自在に
嵌入されて、軸受凹部3に三次元方向に回動自在に支承
されている。また、球面軸5の突出端部は後記する組付
部材に連結されるように構成されている。
【0013】軸受凹部3の下端開口部7にはこれを閉塞
するためのエンドプラグ8が嵌入されている。開口部7
の内周には段部9が形成されており、この段部にエンド
プラグ8の上端部が突き当てられることにより位置規制
されるようになっている。また、開口部7の開口縁には
かしめ部10が環状に突設されており、このかしめ部1
0が径方向内向きにかしめ加工されることによってエン
ドプラグ8が開口部7に固定されている。
【0014】エンドプラグ8の内部には略皿形状に形成
された押さえ部材12が、軸受凹部3に収容された前記
軸部6に相対的に滑動し得るように当接されて配設され
ており、押さえ部材12とエンドプラグ8との間にはス
プリング13がスプリングシート14を狭設されて蓄力
状態で介装されている。したがって、スプリング13は
エンドプラグ8に反力をとって、押さえ部材12を軸部
6に押接させることにより、軸部6を軸受部材4を介し
て軸受凹部3に押し付け、球面軸5を押さえている。
【0015】エンド2の側壁にはグリース給脂口15が
軸受凹部3の内外を連通させるように開設されており、
このグリース給脂口15にはグリースニップル16が螺
着されている。そして、このグリースニップル16によ
って給脂されたグリース(図示せず)が軸受凹部3に嵌
入された軸受部材4にグリース給脂口15を経由して給
脂されるようになっている。
【0016】球面軸5の上端部側には雄テーパ部5aが
形成されており、雄テーパ部5aは組付部材としてのナ
ックルアームまたはピットマンアーム(以下、アーム部
材という。)17に開設されたテーパ孔18内に挿通さ
れている。球面軸5の雄テーパ部5aの上には雄ねじ部
5bが形成されており、この雄ねじ部5bに締結された
ナット19によって球面軸5がアーム部材17に固定さ
れている。
【0017】アーム部材17とエンド2との間には弾性
ダストカバー20が介設されている。このダストカバー
20は防塵用のカバーとして、ゴム等のような可撓性を
有する材料を用いて大略袋形状に形成されており、球面
軸5とエンド2との間に軸受凹部3の上面開口を被覆す
るように装着されている。このダストカバー20の袋の
底部には取付孔21が開設されており、この取付孔21
は球面軸5に装着された状態で、球面軸5のダストカバ
ー取付面部5cに弾性力をもって締め付けることにより
相対的に保持されるようになっている。ダストカバー2
0の上端部にはリップ形状のシール部22が円形リング
形状に突設されており、このリップ形状のシール部22
はアーム部材17の下面に弾性力をもって密着すること
により、その内側に泥水やダストが侵入するのを防止す
るシール状態を形成している。
【0018】また、ダストカバー20の袋の開口部であ
る下端部にはエンド側の取付部23が形成されており、
エンド2の上端部の円周面にはダストカバー取付面部2
4が軸受凹部3の開口を取り囲むように形成されてい
る。そして、エンド側の取付部23はエンド2のダスト
カバー取付面部24に、弾性力をもって締め付けること
により相対的に保持された状態になっている。さらに、
ダストカバー20の中間部には蛇腹部25が断面「つ」
字形状に一体成形されており、この蛇腹部25は軸心方
向(上下方向)に開閉変形することにより、アーム部材
17とエンド2との間の相対変位を吸収するようになっ
ている。
【0019】本実施例において、ダストカバー20の上
端部には、隔壁部としての短尺円錐台筒形状のフィレッ
ト26が一体的に突設されている。この短尺の円錐台筒
形状に形成されたフィレット26は、シール部22に近
接した外側位置において取付孔21と同心円に配されて
大径側が上向きに突設されている。ダストカバー20の
上端部におけるフィレット26の内側位置でシール部2
2の外側位置には、ダストカバー20の内外を連通させ
る連通部としての小孔27が、同心円上において周方向
に排出させるグリースの粘性を考慮して適当数適当間隔
に配されてダストカバー20の内外を連通させるように
それぞれ開設されている。各小孔27はその外側開口端
がフィレット26の付け根に近接する位置に配置されて
おり、ダストカバーの当該位置の内面に略直角となるよ
うに設けられている。これら小孔27はダストカバー2
0の内部に溜まったグリースを排出する役目を果たすよ
うになっている。
【0020】次に作用を説明する。グリースニップル1
6から注入されたグリース30は軸受凹部3を経て軸受
部材4、球面軸6、エンドプラグ8の内面押さえ部材1
2、スプリング13の隙間に充満する。グリースの一部
は既に潤滑に関与しているグリースを弾性ダストカバー
20側へ押し出すため、これらグリースはダストカバー
20の内部空間に溜まり、さらに、各小孔27を通って
フィレット26とシール部22との間の内側空間へ移動
しこの空間に充満する。このフィレット26とシール部
22との間の空間に充満したグリース30は、アーム部
材17におけるフィレット26およびシール部22との
摺動面に塗布された状態になるため、これらの摺動面が
良好に潤滑かつシールされる状態になる。したがって、
ダストカバー20のフィレット26およびシール部22
の摺動による磨耗が抑制される。また、フィレット26
に塗布されたグリース30によってダストが捕捉される
ため、ダストがダストカバー20の内部空間へ侵入する
ことは未然に防止される。
【0021】そして、フィレット26とシール部22と
の間の空間内に溜まっているグリース30はフィレット
26によりダストの侵入を防止されているために、シー
ル部22がダストに直接触れることを防止される。グリ
ース30によって良好な潤滑を保証されているために、
シール部22は軸継手装置の三次元回動に対する磨耗を
防止されることになる。また、フィレット26のアーム
部材17との接触部についても内側からグリースによる
潤滑を保証されているため、フィレット26のアーム部
材17との接触部の磨耗が防止され、その結果、前記の
作用を長期にわたり保証することができる。
【0022】一般に、保守点検に際してこの種のグリー
スは補給される。グリースニップル16からグリース3
0が補給されると、フィレット26とシール部22との
間の空間に充満したグリース30は小孔27から送り込
まれて来る新たなグリースによって押されるため、ダス
トを含んだ旧いグリースがフィレット26から外部へ排
出される。つまり、フィレット26とシール部22との
間の空間に充満したグリース31は新陳代謝されること
になる。
【0023】ところで、タイロッドが使用されて、タイ
ロッドの外周面が泥水等によって汚染されると、高圧洗
浄器の高圧噴射水による洗浄が定期的または不定期的に
実施される。ダストカバー20にフィレット26が突設
されていない従来例の場合において、高圧洗浄水がダス
トカバー20の上端部に噴射されると、高圧洗浄水の水
の勢いによってダストカバー20が押し下げられてシー
ル部22がアーム部材17の下面から離され、洗浄水が
この離れた隙間からダストカバー20の内部へ侵入して
しまう場合がある。
【0024】しかし、本実施例においては、ダストカバ
ー20はシール部22の外側を短尺円錐台筒形状のフィ
レット26によって取り囲まれているため、高圧洗浄水
といえどもシール部22からダストカバー20の内部に
侵入することはない。すなわち、図1に破線矢印で示さ
れているように、ダストカバー20のシール部22に向
かう高圧洗浄水31はフィレット26に衝突することに
なる。高圧洗浄水31はフィレット26に衝突すると、
フィレット26によって反射されるか、向きを変更され
るため、ダストカバー20を押し下げることはない。し
たがって、シール部22とアーム部材17との間に隙間
が発生することはなく、ダストカバー20の内側空間に
侵入することはない。万一、洗浄水がフィレット26の
内側空間に侵入したとしも、当該水は勢いをフィレット
26によって充分に低減されているため、シール部22
とアーム部材17との間に塗布されたグリースの潤滑性
能を著しく劣化させることはない。
【0025】図2は本発明の他の実施例である軸継手装
置を示しており、(a)は一部省略一部切断正面図、
(b)は(a)のb−b線に沿う一部省略平面断面図で
ある。
【0026】本実施例2が前記実施例1と異なる点は、
短尺の半円錐台筒形状のフィレット26Aのそれぞれが
ダストカバー20の内外を連通させる連通部としての各
小孔27を取り囲むように形成されている点、にある。
すなわち、ダストカバー20における各小孔27に対応
する位置には各フィレット26Aが小孔27を取り囲む
ように同心円状にそれぞれ配設されており、各フィレッ
ト26Aは小孔27よりも若干大きい内径を有する短尺
の半円錐台筒形状に形成されて、ダストカバー20の取
付孔21に大径部側を上向きに突設されている。
【0027】本実施例2はアーム部材17とエンド2と
が球面軸5の中心軸を中心に回転を伴う場合に実施して
特に効果がある。すなわち、小孔27はシール部22の
外側に小孔27を含み、かつ、球面軸5の中心軸と直交
する面上の球面軸5との交点を中心とする小孔27の中
心角度がアーム部材17とエンド2の回転角度以下に配
列されている。
【0028】本実施例2によれば、各フィレット26A
が各小孔27を独立して取り囲むように形成されている
ため、高圧洗浄水の侵入防止効果をより一層高めること
ができる。また、小孔27を取り囲むフィレット26A
はアーム部材17と接触するシール部22の外周に付着
した塵埃を操舵等のアーム部材17とエンド2との回転
に伴ってきわめて効果的に除去することができる。さら
に、各フィレット26Aはその充満したグリース30を
シール部22の外周に塗布することにより、シール部2
2のアーム部材17との接触部外周の潤滑を良好に維持
することができるため、シール部22しいてはダストカ
バー20の耐久性を向上させることができる。
【0029】図3は本発明の他の実施例である軸継手装
置を示しており、(a)は一部省略一部切断正面図、
(b)は(a)のb−b線に沿う一部省略平面断面図で
ある。
【0030】本実施例3が前記実施例1と異なる点は、
取付リング28がダストカバー20のシール部22の内
側空間に配設されており、この取付リング28の内周面
にダストカバー20の内外を連通させる連通部としての
溝29が複数本、周方向に等間隔に配されて軸心方向に
延在するようにそれぞれ没設されている点にある。すな
わち、取付リング28は球面軸5のダストカバー取付面
部5cに嵌入されており、その下端部には鍔部28aが
径方向外向きに一定幅に突設されている。取付リング2
8の外周にはダストカバー20の取付孔21が嵌合され
ており、取付孔21の下端開口縁部は鍔部28aに当接
されている。
【0031】本実施例3においては、溝29がダストカ
バー20のシール部22の内側空間に配置されているた
め、ダストカバー20に溜まったグリース30は溝29
を通ってシール部22の内側空間に移動し、この空間に
充満する。このシール部22の内側空間に充満したグリ
ース30はアーム部材17におけるシール部22との摺
動面に塗布された状態になるため、シール部22の摺動
面における潤滑およびシール性能が高められることにな
る。したがって、ダストカバー20の寿命が延長され
る。また、シール部22内のグリース30によって塵埃
が捕捉されるため、塵埃がダストカバー20の内部の軸
受凹部3内へ侵入するのを防止することができ、軸継手
装置の寿命を延長することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ダストカバーのシール部の潤滑およびシール性能を高め
ることができため、ダストカバーおよび軸継手装置の寿
命を延長させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である軸継手装置を示す正面
断面図である。
【図2】本発明の他の実施例である軸継手装置を示して
おり、(a)は一部省略一部切断正面図、(b)は
(a)のb−b線に沿う一部省略平面断面図である。
【図3】本発明の他の実施例である軸継手装置を示して
おり、(a)は一部省略一部切断正面図、(b)は
(a)のb−b線に沿う一部省略平面断面図である。
【符号の説明】
1…軸継手装置、2…タイロッドのエンド(第1の継手
部材)、3…軸受凹部、4…軸受部材、5…球面軸(第
2の継手部材)、5a…雄テーパ部、5b…雄ねじ部、
5c…ダストカバー取付面部、6…軸部、7…下端開口
部、8…エンドプラグ、9…段部、10…かしめ部、1
2…押さえ部材、13…スプリング、14…スプリング
シート、17…アーム部材(組付部材)、18…テーパ
孔、19…ナット、20…弾性ダストカバー、21…取
付孔、22…シール部、23…エンド側取付部、24…
ダストカバー取付面部、25…蛇腹部、26、26A…
フィレット(隔壁部)、27…小孔(連通部)、28…
取付リング、29…溝(連通部)、30…グリース、3
1…高圧洗浄水。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の継手部材に開設されている軸受凹
    部と、この軸受凹部に嵌入されている軸受部材と、第2
    の継手部材に形成され軸受部材に摺動自在に嵌入されて
    いる軸部と、第2の継手部材を固定するための組付部材
    と第1の継手部材との間に配されて第2の継手部材の周
    囲を覆う環状の弾性ダストカバーとを備えている軸継手
    装置において、 前記弾性ダストカバーの前記組付部材側端部に弾性ダス
    トカバーの内外を連通させる連通部が複数本開設されて
    おり、この弾性ダストカバーのこれら連通部に近接した
    位置には、連通部を径方向外側から取り囲む隔壁部が前
    記組付部材の方向に突出するように形成されていること
    を特徴とする軸継手装置。
  2. 【請求項2】 第1の継手部材に開設されている軸受凹
    部と、この軸受凹部に嵌入されている軸受部材と、第2
    の継手部材に形成され軸受部材に摺動自在に嵌入されて
    いる軸部と、第2の継手部材を固定するための組付部材
    と第1の継手部材との間に配されて第2の継手部材の周
    囲を覆う環状の弾性ダストカバーとを備えている軸継手
    装置において、 前記弾性ダストカバーの前記組付部材側端部に前記組付
    部材に弾性力によって密着するシール部が突設されてお
    り、この弾性ダストカバーと前記第2の継手部材との間
    に取付リングが介設されているとともに、この取付リン
    グには弾性ダストカバー外部の前記シール部の内側空間
    と弾性ダストカバーの内部空間とを連通させる連通部が
    複数本開設されていることを特徴とする軸継手装置。
JP6248641A 1994-09-16 1994-09-16 軸継手装置 Pending JPH0886308A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6248641A JPH0886308A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 軸継手装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6248641A JPH0886308A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 軸継手装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0886308A true JPH0886308A (ja) 1996-04-02

Family

ID=17181142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6248641A Pending JPH0886308A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 軸継手装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0886308A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107250578A (zh) * 2014-12-03 2017-10-13 费德罗-莫格尔汽车配件有限责任公司 球形接头组件
CN114776698A (zh) * 2022-05-23 2022-07-22 内蒙古北方重型汽车股份有限公司 矿用车转向球头销磨损自动补偿装置及其补偿方法
CN115419655A (zh) * 2022-09-29 2022-12-02 唐山科达鑫道机械设备有限公司 一种球齿型万向接轴

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107250578A (zh) * 2014-12-03 2017-10-13 费德罗-莫格尔汽车配件有限责任公司 球形接头组件
CN114776698A (zh) * 2022-05-23 2022-07-22 内蒙古北方重型汽车股份有限公司 矿用车转向球头销磨损自动补偿装置及其补偿方法
CN115419655A (zh) * 2022-09-29 2022-12-02 唐山科达鑫道机械设备有限公司 一种球齿型万向接轴

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3279834A (en) Ball joint seal construction
US4092078A (en) Elastic connection for an axial joint with connecting linkage of a motor vehicle steering gear
US4003667A (en) Lubricatable ball joint assembly
US2846251A (en) Permanently lubricated resilient connector for steering linkages
US4386869A (en) Integrally sealed vibration dampening ball and socket joints
US4447094A (en) Prelubricated sealed bearings
US3343855A (en) Seal construction for articulated joints
US5100114A (en) Elastic bearing
US20030178269A1 (en) Upper mount of vehicle suspension, including elastic body fixed in metal housing and having sealing lip in contact with inner surface of the housing
CN109312775B (zh) 插槽组件和制造插槽组件的方法
JPH11201137A (ja) ボールジョイント
US3279832A (en) Seal for ball and socket joint
MXPA02005740A (es) Sello de funda para juntas de bola.
US4729145A (en) Device, especially reciprocating wiper system for motor vehicles
CN109072968B (zh) 用于插槽组件的护罩
JP2001027229A (ja) 合成樹脂製の滑り軸受
US9011009B2 (en) Direct acting endlink seal
US20090060633A1 (en) Joint arrangement and/or bearing arrangement
US20020141813A1 (en) Secondary sealing element for a boot seal
WO1997008468A1 (en) Seal for a spherical plain bearing
US3441298A (en) Purgible seal assembly
KR100539329B1 (ko) 조향 가능한 구동 휠 또는 비구동 휠을 갖는 차량의 앞 차축
JPH0886308A (ja) 軸継手装置
US4594009A (en) Casing for porous self-aligning bushings, and a bearing including the bushed casing
US20030059250A1 (en) Tie rod end with purgative grease zerk and purgeless tie rod boot