JPH0876701A - 表示体及びその製造方法 - Google Patents

表示体及びその製造方法

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JPH0876701A
JPH0876701A JP10355895A JP10355895A JPH0876701A JP H0876701 A JPH0876701 A JP H0876701A JP 10355895 A JP10355895 A JP 10355895A JP 10355895 A JP10355895 A JP 10355895A JP H0876701 A JPH0876701 A JP H0876701A
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strip
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plates
display plate
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JP10355895A
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Shunta Kaminari
俊太 神成
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TOKAI GIKEN KK
Original Assignee
TOKAI GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は表示体及びその製造方法に関し、経
済的に、且つ、小型に製作することができ、表示態様を
可変し得る表示体及びその製造方法を提供することを目
的とする。 【構成】 本発明の表示体は板体で形成された少なくと
も二枚の表示板4を有し、これらの各表示板4には多数
の短冊状部を形成し、一の表示板4の前記短冊状部と他
の表示板4の前記短冊状部とは互いに重なり合うよう配
置し、前記表示板4の少なくとも一つを可動手段で動か
して一の表示板4の前記短冊状部と他の表示板4の前記
短冊状部との重なりを変更させて少なくとも二様の表示
を表示器1にそれぞれ現出させるよう構成している。ま
た、前記表示板4の短冊状部の一つをプレス加工する金
型を用い、前記表示板4と前記金型との対向位置を順次
変えてプレスし、必要数の短冊状部を前記表示板4に順
に形成する表示体の製造方法を採用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示体及びその製造方法
に関し、特に、駐車場、料亭、ホテル、レストラン、ス
ーパマーケットその他の事業所で案内表示器や広告表示
器として利用したり、事務所や一般家庭の室内装飾用の
表示体その他種々の物品に適用可能な表示可変の表示体
及びその製造方法に係る。
【0002】
【従来の技術】看板、電光表示盤、表示可変式の案内盤
等が種々の事業所で利用されている。例えば、駅のホー
ムには電車や列車の発着時間、行き先、発着ホーム等を
案内する案内盤が設置されている。また、駐車場で、満
車状態や空車状態を表示するための案内盤も知られてい
る。そして、スーパマーケット等では日替わりサービス
商品の案内表示盤などが利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、列車の
発着時間等の案内盤は表示内容を多様に変化させ得る反
面、機械的構造が複雑であり製作費が嵩み、故障も起こ
り易い欠点がある。また、従来、駐車場で用いられてい
る満車状態や空車状態を表示するための案内盤はスペー
ス的に大型なものであり、邪魔になり取扱い難い欠点が
あった。そして、スーパマーケット等で利用される案内
表示盤は表示を変更する際に、前もって表示片をいちい
ち手で交換する形式のものであり、面倒が伴いがちであ
った。
【0004】そこで、本発明は、このような問題を考慮
し、経済的に、且つ、小型に製作することができ、表示
態様を可変し得る表示体及びその製造方法を提供するこ
とを目的とし、且つ、種々の物品に適用可能な可変表示
の表示体及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表示体は板
体で形成された少なくとも二枚の表示板を有し、これら
の各表示板には多数の短冊状部を形成し、一の表示板の
前記短冊状部と他の表示板の前記短冊状部とは互いに重
なり合うよう配置し、前記表示板の少なくとも一つを可
動手段で動かして一の表示板の前記短冊状部と他の表示
板の前記短冊状部との重なりを変更させて少なくとも二
様の表示を表示器に現出させるよう構成する。また、前
記表示板の短冊状部の一つをプレス加工する金型を用
い、前記表示板と前記金型との対向位置を順次変えてプ
レスし、必要数の短冊状部を前記表示板に順に形成する
表示体の製造方法を採用することができる。
【0006】
【作用】一の表示板の短冊状部と他の表示板の短冊状部
とが互いに重なり合った状態において、表示器には所定
の態様の表示がなされている。前記一の表示体の短冊状
部と他の表示体の短冊状部との重なりが変更されると、
表示器の前記表示は別の態様の表示に変更される。ま
た、前記表示板の短冊状部の一つをプレス加工する金型
を用い、必要数の短冊状部を前記表示板に順に形成する
方法を採ると、種々のサイズの表示板をプレス加工の繰
り返しによって製作することができ、表示板のサイズ毎
に金型を調達する必要がなくなる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
について詳細に説明する。図1は本発明を適用した駐車
場用の表示器の一例を示す概略斜視図である。同図にお
いて、表示器1は筐体2を有しており、この筐体2の前
後面の中央部には開口部3を形成してある。前記筐体2
の内部には、その長手方向に延びる二枚の表示板4が設
けられている。また、前記二枚の表示板4の面は前記開
口部3に臨ませてあり、前記開口部3は透明板で閉塞
し、外から塵埃などが入り込まないようにしている。そ
して、前記二枚の表示板4の上下には蛍光灯がそれぞれ
設けられ、表示板4を照明できるようにしている。
【0008】前記表示板4は図2に示されるように縦長
のコ字状の切り込み5と上下の切り込みの端部を結ぶ線
分(非切り込み部分)に囲まれる短冊状部6を一枚の板
体、例えば、鉄板にに多数形成してあり、この短冊状部
6は前記非切り込み部分を境にやや曲げ起こしてある。
また、前記表示板4は設置枠に支持されており、一方の
表示板は固定されているが、他方の表示板は可動機構と
モータにより前記設置枠内を摺動可能に形成し、後記す
るように前記表示板4に表す文字、模様その他の形象を
可変できるようにしてある。なお、前記表示板4は鉄、
真鍮、アルミニウム、ステンレスその他の金属材料をプ
レス加工により形成したり、又は塩化ビニール、ABS
その他のプラスチック材料で一体成形により作ることが
できる。また、前記可動機構はモータの回転軸に固定さ
れた円板とこの円板に一端部が遊着されたクランクバー
と、このクランクバーの他端部を遊着すると共に一の前
記表示板に固定される止め具によって構成している。
【0009】図3(a) は表示板の他の例を示す平面図で
ある。同図において、表示板4dはアクリル系合成樹脂
材料やポリエステル合成樹脂材料により製せられたフィ
ルムで形成してあり、このフィルムの面に縦長のほぼコ
字状の切り込み5dと上下の切り込みの端部を結ぶ線分
に囲まれる短冊状部6dを多数形成してある。この表示
板4dの切り込み5dは図2に示されている前記切り込
み5とは違って、その長辺が表示板4dの上下辺に対し
若干傾斜させて形成してある。即ち、図において、前記
切り込み5dの長辺は前記表示板4dの上下辺と直交す
る垂線に対し、2.5度乃至3.5度左側に傾斜して延
び出ている。そして、この切り込み5dに沿って短冊状
部6dの長辺も前記表示板4dの上下辺に対し若干傾斜
させて形成されている。
【0010】図3(b) は前記短冊状部6dの一側辺にお
ける近傍(図3(a) に一点鎖線の丸で囲み、記号Aを付
して示す部分)の様子を示す概略拡大平面図であり、図
3(c) は前記短冊状部6dの他側辺における近傍(図3
(a) に一点鎖線の丸で囲み、記号Bを付して示す部分)
の様子を示す概略拡大平面図である。両図を参照して、
前記短冊状部6dの一側辺には凸延部30を形成してあ
る。この凸延部30を設けることにより、一方の表示板
の短冊状部と他方の表示板の短冊状部とを重ね合わせた
状態で、どちらかを摺動させて表示を可変させる際に、
両短冊状部の重複部分が全く無くなってしまうのを防止
している。付言すると、前記凸延部30を前記短冊状部
6dの一側辺に設けないと、前述のように表示を可変さ
せて表示が変わりきったときに、一方の表示板の短冊状
部の縁辺と他方の表示板の短冊状部の縁辺とが同一水平
面で対向し、即ち、重なり部分がなくなり、表示を元に
戻そうとしても互いに邪魔し合って戻せなくなってしま
うのである。このような事態を回避できるように前記短
冊状部6dの一側辺に前記凸延部30を形成している。
この凸延部30を設けたことで、表示板4dの材料に撓
み易い傾向のある合成樹脂フィルムを用いることがで
き、製作過程で短冊状部を曲げ起こす手間も必要なくな
る。また、曲面構造の表示板を作り出すことも可能にな
る。
【0011】前記短冊状部6dの一側辺の回りは半長円
形領域31に続き三角形状の領域32を経て前記凸延部
30に至る部分と前記凸延部30の突端近傍に小三日月
領域33の部分とを切り欠いてある。また、前記短冊状
部6dの他側辺の回りには半長円形領域34に続く三角
形状の領域35を切り欠いてあり、これらの切り欠き部
分は前記切り込み5dの一部を成している。
【0012】前記表示板4dには所望の文字、模様、挿
絵その他の形象を描写する必要があるが、前述のように
表示板4dの素材としてアクリル系合成樹脂材料やポリ
エステル合成樹脂の透明フィルムを用い、カラーコピー
装置を利用すると文字、挿絵等の描写を効率的に行うこ
とができる。そして、カラーコピーの済んだ透明フィル
ムにはその挿絵等の描写面側から他の無模様の透明フィ
ルムを貼着(積層)すると、挿絵等の顔料が二枚の透明
フィルムで挟まれるので、挿絵の一部が傷ついたり、剥
げたりするのを防止することができる。
【0013】次に、短冊状部6dや切り込み5dの形成
手法について説明する。表示板は必要とする数の短冊状
部6dが一気に製作できるような金型を用いてプレス加
工することができるが、そのような手法を採る場合に
は、表示板のサイズに合わせていくつもの金型を調達す
る必要があり、経済的ではない。そこで、もっと経済的
に表示板を作るために、図3(a) に示すものでは次のよ
うに製作した。
【0014】先ず、一つの短冊状部6dをプレス加工す
るのに適する金型を準備する。次いで、表示板4dとな
る合成樹脂材料のフィルムを前記金型間に位置決めして
置き、プレスして最初の短冊状部6dを前記フィルムに
形成する。次に、前記フィルムと前記金型との対向位置
を変えてプレスし、次の短冊状部6dを前記フィルムに
形成する。以降、同様に、前記フィルムと前記金型との
対向位置を順次変えてプレスし、必要な数の短冊状部6
dを前記フィルムに形成する。このような手法を採るこ
とで経済的に種々のサイズの表示板を製作することがで
き、金型自体も表示板全体を対象する大型のものに比べ
廉価で済む。
【0015】図4(a) 乃至図4(c) は前記表示板の一部
を上から見て表示の変化の様子を説明する説明図であ
る。同図において、表示板4aは固定であり、表示板4
bは可動可能にしてある。図4(a) に示される状態にお
いて、表示器1(図1)の前面及び背面からは短冊状部
6aの一面10と短冊状部6bの他面11とを見ること
ができる状態になっている。前記表示板4bが動かされ
ると図4(b) に示されるように、前記短冊状部6bは前
記短冊状部6aから離れ、短冊状部6cへ近づいて行
く。その結果、前記短冊状部6bの他面11の一部は前
記短冊状部6cにさえぎられて見えない状態になる。次
いで、前記短冊状部6bが前記短冊状部6cとほぼ重な
る状態になると、図4(c) に示されるように、表示器1
の前面及び背面からは短冊状部6aの他面12と短冊状
部6bの一面13とを見ることができる状態に変わる。
他の短冊状部についても状況は同じであるので、図5
(a) 乃至図5(c) に示すように可動機構8とモータ9と
で前記表示板4bを動かすことにより「満車」、「空
車」のような表示を前記表示器1の前面及び背面にそれ
ぞれ現出させることができる。なお、前記表示板4aと
前記表示板4bは図6に示すように短冊状部の端部が互
いに他の表示板へ向くように配置してもよい。また、こ
の実施例では前記表示板4bを可動機構8とモータ9と
で動かしているが、プランジャーとスプリング(コイル
バネ)を含む他の可動機構によって動かすようにするこ
ともできる。
【0016】図7は前記表示器1内に設けられている電
気系統の構成を示す回路図である。同図において、マイ
クロスイッチ20は前記表示板4bが移動して「空車」
の表示が完全に現出されたときに(このとき前記表示板
4bの端部がマイクロスイッチ20の制御レバーに当た
る)、その接点が図示されている位置とは異なる側(1
−3)へ接続される。また、マイクロスイッチ21は前
記マイクロスイッチ20と対向する反対側に設けられて
おり、前記表示板4bが移動して「満車」の表示が完全
に現出されたときに、その接点が図示されている位置と
は異なる側(6−4)へ接続される。リレー22とモー
タ9は不図示の直流電源(例えば12V)で動作し、
「空車」と「満車」の表示の選択制御は切換スイッチ2
3で行えるようにしている。この「空車」と「満車」の
表示の選択制御は前記切換スイッチ23に代え、駐車場
の管理システムの如きコンピュータ装置の出力ポートへ
(必要であればバッファアンプを介して)接続し、駐車
場が満車状態になったときに自動的に「満車」の表示を
現出させるように制御することもできる。前記表示板4
aと前記表示板4bの上下に設けられる蛍光灯24a、
24bは定法により100Vの交流電源で駆動してい
る。なお、蛍光灯24a、24bには反射板を付設して
あり、前記表示板4aと前記表示板4bの表示面を効率
よく照明することができるようにしてある。
【0017】而して、前記切換スイッチ23が閉成され
ると、前記リレー22の接点が図示されている状態とは
逆な位置に接続される。その結果、前記マイクロスイッ
チ21を介しリレー接点(5−3)を通ってグランドへ
至る電路が形成され、前記表示板4bが動かされ、「満
車」の表示が完全に現出されたときに、前記マイクロス
イッチ21が前記電路を切断して前記モータ9の駆動を
止める。次に、前記切換スイッチ23が開成されると、
前記リレー22の接点が図示されている状態に接続され
る。従って、前記マイクロスイッチ20を介しリレー接
点(5−1)を通ってグランドへ至る電路が形成され、
前記モータ9の逆転に伴って前記表示板4bが動かされ
る。その結果、前記マイクロスイッチ21の接点は図示
されている状態に復旧し、その後、「空車」の表示が完
全に現出されたときに、前記マイクロスイッチ20が前
記電路を切断して前記モータ9の駆動を止める。再度、
前記切換スイッチ23が閉成され、前記表示板4bが動
かされたときに前記マイクロスイッチ20の接点は図示
されている状態に復旧し、前述した如き動作が実行され
る。
【0018】前記実施例においては、表示器の表裏両面
の表示を二通りに変更する例を示したが、三通りに表示
を変更する場合には三枚の表示板を用い、そのうちの一
枚の表示板を動かしたり、二枚の表示板を同時に動かす
ことにより三様の表示を現出させることができる。ま
た、四通りに表示を変更する場合には四枚の表示板を用
い、そのうちの一枚の表示板を動かしたり、二枚の表示
板を同時に動かしたり、三枚の表示板を同時に動かすよ
うにすことにより四様の表示を現出させることができ
る。それ以上の態様の表示も前述の手法に準じて多様な
表示を現出させることができる。
【0019】図8は多様な表示を現出させる表示器の構
成例を説明する模式図である。同図において、表示板は
図3(a) に示したような6枚の表示板4d1、4d2、4d
3、4d4、4d5、4d6を用いている。同図には表示板に
形成される短冊状部の長辺の長さの違いを説明すため各
表示板の重なり状態の断面を模式的に示している。即
ち、表示板4d1と4d2の切り込み5d1と5d2、表示板4
d3と4d4の切り込み5d3と5d4及び表示板4d5と4d6の
切り込み5d5と5d6はそれぞれ同じであり、切り込み5
d1と5d2が最も長く、切り込み5d3と5d4は切り込み5
d1と5d2よりも短く、切り込み5d5と5d6は切り込み5
d3と5d4よりももっと短く形成してある。従って、表示
板4d1と4d2の短冊状部の長辺は一番長く形成され、表
示板4d3と4d4の短冊状部の長辺は表示板4d1と4d2の
短冊状部の長辺よりも短く形成され、表示板4d5と4d6
の短冊状部の長辺は表示板4d3と4d4の短冊状部の長辺
よりもさらに短く形成されている。そして、短冊状部は
図6に示すような形式に配置してあり、即ち、表示板4
d1、4d3、4d5の短冊状部の端部と表示板4d2、4d4、
4d6の短冊状部の端部とが互いに向かい合って切り込み
の中にもぐり込んで行くように配置してある。このよう
に構成された表示板4d1、4d2、4d3、4d4、4d5、4
d6は公知の機械機構やモータ等を用いて動かし、最前面
に位置する表示板を選択して多様な形象を表現できる表
示装置を作ることができる。例えば、5つのモータとベ
ルトやコロを組み合わせて機械機構を構成し、マイクロ
コンピュータによるコントローラを用いれば、特定の表
示の持続時間や他の表示への切り替え制御を種々の態様
で行うことができ、その変更も実行プログラムを書き換
えるだけで実現することができる。
【0020】図9は他の表示体の一例として壁掛け用の
変り絵を示す概略平面図である。同図において、変り絵
36には猫のイラスト37を表現してあり、片目部分に
前述した如き表示器38を配設してある。図示を省略し
ているが、前述したような機械機構やモータ及びコント
ローラ等を組み込んで前記イラスト37の片目部分の表
示を変えられるように構成している。その結果、前述の
切換スイッチ23と同様なスイッチを操作すると、それ
に伴い猫がウィンクをやめたり、再度ウィンクしたりし
て絵の一部の表現を変化させることができる。なお、絵
の変更は手動ではなく、光センサの光検知に応働させる
ようにすれば、昼夜に応じて絵の表現を変えることがで
きる。
【0021】以上の他、前記表示器を応用して種々の表
示体を構成することができ、例えば、室内壁用の内装ボ
ードとし、種々の画面を音楽に合わせて変化させるよう
に構成することができる。また、表示可変の衝立に構成
することもできる。さらに、浴場の山紫水明画としての
表示体を構成し、季節毎に適切な絵を選択表示すること
もできる。また、レストラン等のテーブル面に数種の
“お薦め料理”の案内が一定時間毎に循環的に現れるよ
うなテーブル一体式の表示体を構成することも可能であ
る。
【0022】図10は他の表示体の一例として、表示ユ
ニットを交換可能に構成した表示装置の概略斜視図であ
る。同図において、この表示装置39は、例えば、スー
パマーケット等の売り場に設置し、一週間毎のサービス
品の値段の表示を行う。表示ユニット40は数種の形象
を切り換え表示できるようにしてあり、このような表示
ユニット40を把手41を持って引き抜き、別の表示ユ
ニットに交換して季節に適合させる表示を容易に選択で
きるようになる。なお、表示ユニットと表示装置本体と
の結合は公知の機械要素を組み合わせて構成することが
できる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、多数の短冊状部が形成された板体を組み合わせて
構成したので、薄型に形成し得る表示器の一面や表裏両
面に表示を現出させることができ、且つ、簡単な制御に
より、前記表示を同時に別の表示に変更することがで
き、多様な表示の変更も可能になる。また、表示板をフ
ィルムで構成し、短冊状部の一側辺に凸延部を形成した
ものでは、片面表示又は両面表示のいずれの表示板の製
作も容易になり、曲面状の表示板を形成できるようにも
なり、種々の表示体を構成することが可能になる。さら
に、表示ユニットを交換可能に構成すれば、より多様な
表示が可能な表示体を得ることができる。そして、一つ
の短冊状部に対応する金型を用い、この金型の位置を順
にずらせて表示板に必要な数の短冊状部を形成するよう
にすれば経済的に種々のサイズの表示板を製作すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した駐車場用の表示器の一例を示
す概略斜視図である。
【図2】一枚の表示板の構造を示す概略斜視図である。
【図3】(a) は表示板の他の例を示す平面図であり、
(b) は前記短冊状部6dの一側辺における近傍(図3
(a) に一点鎖線の丸で囲み、記号Aを付して示す部分)
の様子を示す概略拡大平面図であり、(c) は前記短冊状
部6dの他側辺における近傍(図3(a) に一点鎖線の丸
で囲み、記号Bを付して示す部分)の様子を示す概略拡
大平面図である。
【図4】(a) 〜(c) は表示板の一部を上から見て表示の
変化の様子を説明する説明図である。
【図5】(a) 〜(c) は可動機構とモータとで表示板を動
かすことにより「満車」、「空車」のような表示を表示
器に現出させる様子を示す説明図である。
【図6】表示板の配置の態様を示す説明図である。
【図7】表示器内に設けられている電気系統の構成を示
す回路図である。
【図8】多様な表示を現出させる表示器の構成例を説明
する模式図である。
【図9】他の表示体の一例として壁掛け用の変り絵を示
す概略平面図である。
【図10】他の表示体の一例として、表示ユニットを交
換可能に構成した表示装置の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 表示器 2 筐体 3 開口部 4 表示板 4a 表示板 4b 表示板 4d 表示板 4d1 表示板 4d2 表示板 4d3 表示板 4d4 表示板 4d5 表示板 4d6 表示板 5 切り込み 5d 切り込み 5d1 切り込み 5d2 切り込み 5d3 切り込み 5d4 切り込み 5d5 切り込み 5d6 切り込み 6 短冊状部 6a 短冊状部 6b 短冊状部 8 可動機構 9 モータ 10 短冊状部6aの一面 11 短冊状部6bの他面 12 短冊状部6aの他面 13 短冊状部6bの一面 20 マイクロスイッチ 21 マイクロスイッチ 22 リレー 23 切換スイッチ 24a 蛍光灯 24b 蛍光灯 30 凸延部 31 半長円形領域 32 三角形状の領域 33 小三日月領域 34 半長円形領域 35 三角形状の領域 36 変り絵 37 猫のイラスト 38 表示器 39 表示装置 40 表示ユニット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板体で形成された少なくとも二枚の表
    示板を有し、これらの各表示板には多数の短冊状部を形
    成し、一の表示板の前記短冊状部と他の表示板の前記短
    冊状部とは互いに重なり合うよう配置し、前記表示板の
    少なくとも一つを可動手段で動かして一の表示板の前記
    短冊状部と他の表示板の前記短冊状部との重なりを変更
    させて少なくとも二様の表示を表示器に現出させるよう
    構成した表示体。
  2. 【請求項2】 板体で形成された少なくとも二枚の表
    示板を有し、これらの各表示板には多数の短冊状部を形
    成し、一の表示板の前記短冊状部と他の表示板の前記短
    冊状部とは互いに重なり合うよう配置し、前記表示板の
    少なくとも一つを可動手段で動かして一の表示板の前記
    短冊状部と他の表示板の前記短冊状部との重なりを変更
    させて少なくとも二様の表示を表示器の表裏にそれぞれ
    現出させるよう構成した表示体。
  3. 【請求項3】 板体で形成された少なくとも二枚の表
    示板を有し、これらの各表示板には多数の短冊状部を形
    成し、一の表示板の前記短冊状部と他の表示板の前記短
    冊状部とは互いに重なり合うよう配置し、前記表示板の
    少なくとも一つをモータと可動機構とにより動かして一
    の表示板の前記短冊状部と他の表示板の前記短冊状部と
    の重なりを変更させて少なくとも二様の表示を表示器の
    表裏にそれぞれ現出させるよう構成した表示体。
  4. 【請求項4】 板体で形成された少なくとも二枚の表
    示板を有し、これらの各表示板には多数の短冊状部を形
    成し、一の表示板の前記短冊状部と他の表示板の前記短
    冊状部とは互いに重なり合うよう配置し、前記表示板の
    少なくとも一つをモータと可動機構とにより動かして一
    の表示板の前記短冊状部と他の表示板の前記短冊状部と
    の重なりを変更させて少なくとも二様の表示を表示器の
    表裏にそれぞれ現出させるよう構成し、前記モータと前
    記可動機構とにより動かされる表示板の移動方向の両端
    に前記モータへの給電を制御するマイクロスイッチをそ
    れぞれ設けると共に前記モータの正転及び逆転を制御す
    るリレーと該リレーを制御するスイッチとを備える表示
    体。
  5. 【請求項5】 フィルム状の板体で形成された少なく
    とも二枚の表示板を有し、これらの各表示板には多数の
    短冊状部を形成すると共に該短冊状部の一側辺に凸延部
    を形成し、一の表示板の前記短冊状部と他の表示板の前
    記短冊状部とは互いに重なり合うよう配置し、前記表示
    板の少なくとも一つを可動手段で動かして一の表示板の
    前記短冊状部と他の表示板の前記短冊状部との重なりを
    変更させて少なくとも二様の表示を表示器に現出させる
    よう構成した表示体。
  6. 【請求項6】 フィルム状の板体で方形に形成された
    少なくとも二枚の表示板を有し、これらの各表示板には
    多数の短冊状部を形成すると共に該短冊状部の一側辺に
    凸延部を形成し、且つ、該短冊状部の長辺は前記表示板
    の上下辺に対し傾斜させて形成し、一の表示板の前記短
    冊状部と他の表示板の前記短冊状部とは互いに重なり合
    うよう配置し、前記表示板の少なくとも一つを可動手段
    で動かして一の表示板の前記短冊状部と他の表示板の前
    記短冊状部との重なりを変更させて少なくとも二様の表
    示を表示器に現出させるよう構成した表示体。
  7. 【請求項7】 フィルム状の板体で方形に形成された
    少なくとも二枚の表示板を有し、これらの各表示板には
    多数の短冊状部を形成すると共に一の表示板における短
    冊状部の長辺の長さと他の表示板の表示板における短冊
    状部の長辺の長さとを異ならせて形成し、一の表示板の
    前記短冊状部と他の表示板の前記短冊状部とは互いに重
    なり合うよう配置し、前記表示板の少なくとも一つを可
    動手段で動かして一の表示板の前記短冊状部と他の表示
    板の前記短冊状部との重なりを変更させて少なくとも二
    様の表示を表示器に現出させるよう構成した表示体。
  8. 【請求項8】 板体で形成された少なくとも二枚の表
    示板を有し、これらの各表示板には多数の短冊状部を形
    成し、一の表示板の前記短冊状部と他の表示板の前記短
    冊状部とは互いに重なり合うよう配置し、前記表示板の
    少なくとも一つを可動手段で動かして一の表示板の前記
    短冊状部と他の表示板の前記短冊状部との重なりを変更
    させて少なくとも二様の表示を表示器に現出させ、該表
    示器をイラストの一部に配設し変り絵として構成した表
    示体。
  9. 【請求項9】 板体で形成された少なくとも二枚の表
    示板を有し、これらの各表示板には多数の短冊状部を形
    成し、一の表示板の前記短冊状部と他の表示板の前記短
    冊状部とは互いに重なり合うよう配置し、前記表示板の
    少なくとも一つを可動手段で動かして一の表示板の前記
    短冊状部と他の表示板の前記短冊状部との重なりを変更
    させて少なくとも二様の表示を表示器に現出させ、該表
    示器を表示ユニットとして表示装置本体に着脱可能に構
    成した表示体。
  10. 【請求項10】 表示板の短冊状部の一つをプレス加工
    する金型を用い、前記表示板と前記金型との対向位置を
    順次変えてプレスし、必要数の短冊状部を前記表示板に
    順に形成して請求項1乃至請求項9のいずれか一に記載
    の表示体を製造する表示体の製造方法。
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