JPH086813A - トレース制御方式 - Google Patents

トレース制御方式

Info

Publication number
JPH086813A
JPH086813A JP6141876A JP14187694A JPH086813A JP H086813 A JPH086813 A JP H086813A JP 6141876 A JP6141876 A JP 6141876A JP 14187694 A JP14187694 A JP 14187694A JP H086813 A JPH086813 A JP H086813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
child
trace control
debugger
descendant
debug target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6141876A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Shimura
光弘 志村
Fujio Fujita
不二男 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Software Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Software Engineering Co Ltd
Priority to JP6141876A priority Critical patent/JPH086813A/ja
Publication of JPH086813A publication Critical patent/JPH086813A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デバッグを行うためのトレース制御方式に関
し、複数の並行処理プロセスの生成を伴う並列処理プロ
グラムのデバッグを容易化する。 【構成】 デバッガプロセスが直接起動したホストプロ
セスが新たに子プロセスを生成した時点で、一時的に当
該子プロセスが停止されて当該子プロセスが生成された
ことがデバッガプロセスに通知される。デバッガプロセ
スでは、GET_CHILEシステムコールによって当該子プロ
セスを特定するプロセス識別子を求め、これをデバッグ
対象プロセスリストに登録する。これによって、ホスト
プロセスを起源とする子孫プロセスのすべてがデバッグ
対象プロセスとして指定され、デバッグを行うためのト
レース制御が行われるので、複数の並行処理プロセスの
生成を伴う並列処理プログラムに対するデバッグを容易
に実行することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトレース制御方式に係
り、特に、複数の並行処理プロセスの生成を伴う並列処
理プログラムのデバッグに好適なトレース制御方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、UNIX環境下で動作するプログ
ラム(対象プログラム)に対してデバッグを行う際に
は、デバッグの主体となるデバッガプロセスから対象プ
ログラムを起動し、生成された対象プロセスに対してカ
ーネル内のプロセストレース機能によるトレース制御を
行うことにより、デバッグを実行するという方法があっ
た(Maurice J.Bach著/坂本文・多田好克・村井純訳
「UNIXカーネルの設計」P.300〜304)。また、デバ
ッガプロセスによって子プロセスとして直接的に生成さ
れた対象プロセスを除く他のプロセスについては、当該
プロセスの識別子を指定して当該プロセスを対象プロセ
スとして採用することにより、トレース制御を行うとい
う方法があった(「日立製作所 プログラムプロダクト
HI-UX/WE2レファレンス2」マニュアル(1992)P.14
7)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】UNIX環境下におい
ては、最初に起動されるプロセス(ホストプロセス)で
前処理を実行した後にホストプロセスから複数の子プロ
セスを生成して並列処理を実行させることが多く、ま
た、子プロセスからさらに孫プロセスを生成してより複
雑な並列処理を実行させることも少なくない。したがっ
て、これらの子プロセス(孫プロセス)についてもデバ
ッグを実行することが必要である。しかしながら上記従
来技術では、デバッガプロセスから生成された対象プロ
セス(ホストプロセス)がさらに子プロセスを生成した
場合、デバッガプロセスはこの子プロセスについてのト
レース制御を行うことはできなかったため、このような
並列処理プログラムのデバッグを実行する場合にはその
プログラムコードを一時的にデバッグ用に修正するなど
の特別な工夫が必要となってしまうという問題点があっ
た。
【0004】また、前述した対象プロセスの識別子を指
定する方法を利用して並列処理プログラムのデバッグを
行うとすれば、起動処理の際にホストプロセスに無限ル
ープを実行させるか、あるいは、入力処理でホストプロ
セスをブロックさせてから、対象プロセスとするすべて
の子プロセス(孫プロセス)の識別子を人手によってデ
バッガプロセスに知らせなければならず、このような方
法は極めて非実用的であるという問題点があった(「日
立製作所 プログラムプロダクト HI-UX/WE2レファレ
ンス1」マニュアル(1992)P.955〜956)。
【0005】したがって本発明の目的は、上記の問題点
を解決して、複数の並行処理プロセスの生成を伴う並列
処理プログラムに対するデバッグを容易に実行すること
ができるトレース制御方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記の目的を達成するため、本発明のトレース制御
方式は、デバッガプロセス中で指定されたデバッグ対象
プロセスについて所定のトレース制御を行うトレース制
御方式において、プロセス管理テーブルと、デバッグ対
象指定手段とを具備する構成としたものである。 ・プロセス管理テーブルでは、計算機システム上で並列
処理中のすべてのプロセスの動作状態および親子関係が
登録管理される。 ・デバッグ対象指定手段は、前記デバッガプロセスが直
接起動したホストプロセスを起源とする子孫プロセスを
前記デバッグ対象プロセスとして指定する。
【0007】(2) さらに、(1)の構成において、子孫プロ
セス生成検出処理部と、子孫プロセス識別登録処理部と
により、前記デバッグ対象指定手段を構成したものであ
る。 ・子孫プロセス生成検出処理部は、新たな子孫プロセス
の生成を前記プロセス管理テーブルの内容に基づいて前
記デバッガプロセスに通知するとともに、一時的に当該
子孫プロセスの実行を停止させる。 ・子孫プロセス識別登録処理部は、当該子孫プロセスを
特定するプロセス識別子を求め、前記プロセス識別子を
デバッグ対象プロセスリストに登録することで当該子孫
プロセスを前記デバッグ対象プロセスとする。
【0008】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0009】本発明のトレース制御方式では、デバッガ
プロセス中で指定されたデバッグ対象プロセスについて
所定のトレース制御を行うトレース制御方式において、
計算機システム上で並列処理中のすべてのプロセスの動
作状態および親子関係が登録管理されるプロセス管理テ
ーブルと、前記デバッガプロセスが直接起動したホスト
プロセスを起源とする子孫プロセスを前記デバッグ対象
プロセスとして指定するデバッグ対象指定手段とを具備
する構成としたことにより、複数の並行処理プロセスの
生成を伴う並列処理プログラムに対するデバッグを容易
に実行することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明のトレース制御方式の一実施例
を図面を用いて詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明のトレース制御方式を実現
するシステムの一構成例を示す図である。同図中、並列
処理装置100は、プロセッサ101〜105を高速ネ
ットワーク117を介して相互に結合することによって
構成されており、プロセッサ101には、コンソール1
15およびディスク装置116が接続されている。プロ
セッサ102〜105では、それぞれOSエージェント
110〜113が動作しており、ユーザプロセス106
〜109とプロセッサ内蔵のシステムコールの受付を行
う。プロセッサ101では、OSエージェント110〜
113からの呼出しに応じて処理を実行するOSサーバ
114が動作しており、コンソール115やディスク装
置116への出力処理など、OSエージェント110〜
113だけでは完結しない処理を実行する。以上のよう
に、OSエージェント110〜113とOSサーバ11
4によって複数のプロセッサにまたがるシステム全体を
統括制御することで、ユーザプロセスに対するひとつの
オペレーティングシステムとしてのインタフェースを提
供することができる。
【0012】図2は、本発明のトレース制御方式による
デバッグの対象となるプログラムの一例を示す図であ
る。図2において、プログラム起動(ブロック200)
の完了後に所定のファイルから入力データを読み込み
(ブロック201)、得られた入力データに対して所定
の前処理を実行する。そして、前処理の実行完了後にFO
RKシステムコールを2回発行して(ブロック202,2
03)、2つのプロセッサ上にそれぞれひとつずつプロ
セスを生成する(ブロック204,205)。
【0013】図3は、本発明のトレース制御方式を利用
するためのデバッガプログラムの一例を示す図である。
図3において、プログラム起動(ブロック300)の完
了後にFORKシステムコールによって子プロセスを生成す
る(ブロック301)とともに、当該子プロセスの管理
を行うための後述するプロセス構造体(請求項中のプロ
セス管理テーブルに相当する)を初期化する。生成され
た子プロセスでは、トレースビット(当該プロセスをト
レース制御の対象とするか否かを指定するビットであ
り、対応するプロセス構造体中に設定される)の設定お
よび継承を指示するTR_INHERITコマンドを指定してPTRA
CEシステムコールを発行し(ブロック307)、その
後、EXECシステムコールによって例えば図2に示される
ようなデバッグ対象のプログラムをロードする(ブロッ
ク308)。ブロック300において最初に起動された
親プロセスでは、デバッグ対象プロセスリスト(デバッ
グを行うためのトレース制御の対象とするプロセスを管
理するリスト)に当該子プロセスのプロセス識別子の登
録(ブロック302)を行った後、WAITシステムコール
によって当該子プロセスの状態検知を行う(ブロック3
03)。
【0014】いずれかの子プロセスの状態が変化した場
合には、デバッガプロセスに対して子プロセスに状態変
化があったことが通知されるとともに、一時的に当該子
プロセスの実行が停止状態とされた後、デバッガプロセ
スにおいては、WAITシステムコールのリターン値に当該
子プロセスを特定するプロセス識別子が、WAITシステム
コール中の引数で指定される状態コード格納変数に状態
変化の要因が、それぞれ報告される。ここで実際には、
デバッガプロセスがプロンプトをコンソールに出力し、
デバッグコマンドの入力待ち状態となる(本実施例では
説明を簡略化するため、ユーザインタフェースについて
の説明を省略する)。このとき、ユーザが何らかのデバ
ッグコマンドを入力すると、特定のプロセスの実行継続
やメモリ参照/更新などのデバッグ動作を、操作の対象
となるプロセスの識別子を指定したPTRACEシステムコー
ルに実行させることができる(ブロック306)。ま
た、デバッグ対象プロセスリストに登録されているデバ
ッグ対象プロセスが新たな子プロセスの生成を検知した
とき(ブロック304)には、当該子プロセスの識別子
をGET_CHILDシステムコールによって求めてデバッグ対
象プロセスリストに追加登録する(ブロック305)。
【0015】図4は、プロセスの状態を管理するための
状態コードの形式の一例を示す図である。同図中、40
0は“停止”や“終了”などのプロセスの状態が設定さ
れる状態フラグフィールド、401は要因コードが格納
される1バイトの要因コードフィールドである。本実施
例においては、デバッグ対象プロセスが新たな子プロセ
スを生成したとき、オペレーティングシステムによって
要因コードフィールドに特定の値(例えば、X‘FF’
など)が格納される。そこで、この要因コードフィール
ドを参照することにより、デバッガプロセスは、デバッ
グ対象プロセスが新たな子プロセスを生成して停止した
ことを検知できる。
【0016】図5は、本発明のトレース制御方式におけ
るデバッグ対象プロセスリストの形式の一例を示す図で
あり、デバッガプロセスにおいてすべてのデバッグ対象
プロセスの状態を管理するためのものである。同図中、
500はデバッグ対象プロセスを特定するプロセス識別
子が格納されるプロセス識別子フィールド、501は対
応するプロセスの現時点における状態を表わす状態コー
ドが格納される状態コードフィールドである。状態コー
ドフィールド501には、上述したWAITシステムコール
によって得られた値が格納される。
【0017】図6は、図1中のOSサーバが管理するプ
ロセス構造体の形式の一例を示す図であり、プロセス構
造体600,601,602,603のひとつひとつ
が、それぞれ対応するプロセスを管理するために使用さ
れる。図6において、各々のプロセス構造体におけるプ
ロセス識別子フィールド604〜607には、当該プロ
セス構造体に管理されるプロセスを特定するプロセス識
別子が格納される。各々のプロセス構造体におけるトレ
ースビットフィールド608〜611には、当該プロセ
ス構造体に管理されるプロセスをデバッグのためのトレ
ース制御の対象とする場合にはB‘1’が、トレース制
御の対象としない場合にはB‘0’が、それぞれ設定さ
れる。各々のプロセス構造体における継承ビットフィー
ルド612〜615には、当該プロセス構造体に管理さ
れるプロセスが生成した子プロセスに上記トレースビッ
トの設定値を継承させる場合にはB‘1’が、トレース
ビットの設定値を継承させない場合にはB‘0’が、そ
れぞれ設定される。各々のプロセス構造体におけるトレ
ース元プロセス識別子フィールド616〜619には、
トレースビットフィールド608〜611に格納されて
いる値がB‘1’であるとき(デバッグのためのトレー
ス制御の対象とされているとき)、デバッグ操作の主体
となるデバッガプロセスを特定するプロセス識別子が格
納される。各々のプロセス構造体における子プロセス識
別子フィールド620〜623には、当該プロセス構造
体に管理されるプロセスによって生成された子プロセス
が存在するとき、そのうちの最新の子プロセスを特定す
るプロセス識別子が、子プロセスがないときには“0”
が、それぞれ格納される。各々のプロセス構造体におけ
る兄弟プロセス識別子フィールド624〜627には、
当該プロセス構造体に管理されるプロセスを生成した親
プロセスによって生成された他のプロセス(兄弟プロセ
ス)があるとき、そのうちの最新(末弟)の兄弟プロセ
スを特定するプロセス識別子が、兄弟プロセスがないと
きには“0”が、それぞれ格納される。各々のプロセス
構造体における状態コードフィールド628〜631に
は、図4に示した形式の状態コードが格納され、WAITシ
ステムコールによって参照される。図6におけるポイン
タ関係では、プロセス構造体600に管理されるプロセ
スがデバッグ操作の主体となるデバッガプロセス、プロ
セス構造体601に管理されるプロセスがデバッガプロ
セスによって起動されたホストプロセス、プロセス構造
体602〜603に管理されるプロセスがホストプロセ
スによって生成された子プロセスであることが表わされ
ている。
【0018】図7は、図2および図3中のFORKシステム
コールによる処理の概要を示すフローチャートである。
同図中、最初にOSエージェントによってFORKシステム
コールの受付が行われ、これに応じてOSサーバに処理
要求が転送される(ステップ700)。OSサーバで
は、処理要求に対してプロセス構造体およびプロセス識
別子を新規に割り付けて新たな子プロセスを生成し、割
り付けられたプロセス構造体中のプロセス識別子フィー
ルドに当該子プロセスを特定するプロセス識別子を設定
する(ステップ701)。このとき、FORKシステムコー
ルを発行した親プロセスに対応するプロセス構造体の継
承ビットフィールドにB‘1’が設定されていた場合
(ステップ702=YES)にのみ、当該親プロセスの
プロセス構造体におけるトレースビットフィールド,継
承ビットフィールド,トレース元プロセス識別子フィー
ルドの設定値を、新たに割り付けたプロセス構造体にお
けるトレースビットフィールド,継承ビットフィール
ド,トレース元プロセス識別子フィールドに複写設定す
る(ステップ703)。そして、当該親プロセスに対応
するプロセス構造体における子プロセス識別子フィール
ドに格納されているプロセス識別子を、当該子プロセス
のすべての兄弟プロセスに対応するプロセス構造体にお
ける兄弟プロセス識別子フィールドに複写設定して(ス
テップ704)から、当該親プロセスに対応するプロセ
ス構造体における子プロセス識別子フィールドに当該子
プロセスを特定するプロセス識別子を格納して(ステッ
プ705)、当該子プロセスに対応するプロセス構造体
の初期化を完了する。
【0019】この後、当該子プロセスに対応するプロセ
ス構造体におけるトレースビットフィールドにB‘1’
が設定されていた場合(ステップ706=YES)に
は、OSサーバが、当該親プロセスに対応するプロセス
構造体における状態コードフィールド中の要因コードフ
ィールドにX‘FF’を設定し(ステップ707)、当
該親プロセスおよび当該子プロセスの停止処理を行って
(ステップ708)から、OSエージェントに制御を戻
す(ステップ710)。また、トレースビットフィール
ドにB‘0’が設定されていた場合(ステップ706=
NO)には、当該子プロセスの起動処理を行って(ステ
ップ709)から、OSエージェントに制御を戻す(ス
テップ710)。
【0020】図8は、図3中のGET_CHILDシステムコー
ルによる処理の概要を示すフローチャートである。同図
中、最初にOSエージェントによってGET_CHILDシステ
ムコールの受付が行われ、これに応じてOSサーバに処
理要求が転送される(ステップ800)。OSサーバ
は、GET_CHILDシステムコールによって入力されたプロ
セス識別子の妥当性(対応するプロセス構造体がきちん
と存在するか否かなど)をチェックして、プロセス識別
子が妥当であった場合(ステップ801=YES)に
は、当該プロセス識別子がプロセス識別子フィールドに
格納されているプロセス構造体(当該プロセス識別子に
よって特定されるプロセスを管理するプロセス構造体)
を検索し(ステップ802)、検索されたプロセス構造
体における子プロセス識別子フィールドを参照して当該
プロセス識別子に対応するプロセスによって生成された
最新の子プロセスを特定するプロセス識別子を得る(ス
テップ803)。そして、得られた最新の子プロセスを
特定するプロセス識別子に対応するプロセス構造体の兄
弟プロセス識別子フィールドを順次参照して、当該子プ
ロセスのすべての兄弟プロセスのプロセス識別子を取得
し(ステップ804,805,806)、得られたすべ
てのプロセス識別子をGET_CHILDシステムコールの発行
元であるOSエージェントに戻す(ステップ807)。
【0021】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明のト
レース制御方式によれば、デバッガプロセス中で指定さ
れたデバッグ対象プロセスについて所定のトレース制御
を行うトレース制御方式において、計算機システム上で
並列処理中のすべてのプロセスの動作状態および親子関
係が登録管理されるプロセス管理テーブルと、前記デバ
ッガプロセスが直接起動したホストプロセスを起源とす
る子孫プロセスを前記デバッグ対象プロセスとして指定
するデバッグ対象指定手段とを具備する構成としたこと
により、複数の並行処理プロセスの生成を伴う並列処理
プログラムに対するデバッグを容易に実行することがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトレース制御方式を実現するシステム
の一構成例を示す図である。
【図2】本発明のトレース制御方式によるデバッグの対
象となるプログラムの一例を示す図である。
【図3】本発明のトレース制御方式を利用するためのデ
バッガプログラムの一例を示す図である。
【図4】プロセスの状態を管理するための状態コードの
形式の一例を示す図である。
【図5】本発明のトレース制御方式におけるデバッグ対
象プロセスリストの形式の一例を示す図である。
【図6】図1中のOSサーバが管理するプロセス構造体
の形式の一例を示す図である。
【図7】図2および図3中のFORKシステムコールによる
処理の概要を示すフローチャートである。
【図8】図3中のGET_CHILDシステムコールによる処理
の概要を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 並列処理装置 101〜105 プロセッサ 106〜109 ユーザプロセス 110〜113 OSエージェント 114 OSサーバ 115 コンソール 116 ディスク装置 117 高速ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 不二男 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバッガプロセス中で指定されたデバッ
    グ対象プロセスについて所定のトレース制御を行うトレ
    ース制御方式において、 計算機システム上で並列処理中のすべてのプロセスの動
    作状態および親子関係が登録管理されるプロセス管理テ
    ーブルと、 前記デバッガプロセスが直接起動したホストプロセスを
    起源とする子孫プロセスを前記デバッグ対象プロセスと
    して指定するデバッグ対象指定手段とを具備する構成と
    したことを特徴とするトレース制御方式。
  2. 【請求項2】 新たな子孫プロセスの生成を前記プロセ
    ス管理テーブルの内容に基づいて前記デバッガプロセス
    に通知するとともに、一時的に当該子孫プロセスの実行
    を停止させる子孫プロセス生成検出処理部と、 当該子孫プロセスを特定するプロセス識別子を求め、前
    記プロセス識別子をデバッグ対象プロセスリストに登録
    することで当該子孫プロセスを前記デバッグ対象プロセ
    スとする子孫プロセス識別登録処理部とにより、前記デ
    バッグ対象指定手段を構成したことを特徴とする請求項
    1記載のトレース制御方式。
JP6141876A 1994-06-23 1994-06-23 トレース制御方式 Pending JPH086813A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6141876A JPH086813A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 トレース制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6141876A JPH086813A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 トレース制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH086813A true JPH086813A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15302224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6141876A Pending JPH086813A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 トレース制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH086813A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070510A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Sony Computer Entertainment Inc. プログラムデバッグ装置、プログラムデバッグ方法及び情報記憶媒体
JP2006277115A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Fujitsu Ten Ltd 異常検出プログラムおよび異常検出方法
JP2013003934A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Hitachi Ltd メモリ管理方法、計算機及びメモリ管理プログラム
WO2015072689A1 (ko) * 2013-11-14 2015-05-21 (주)잉카엔트웍스 안티디버깅 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070510A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Sony Computer Entertainment Inc. プログラムデバッグ装置、プログラムデバッグ方法及び情報記憶媒体
JP2006185360A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Sony Computer Entertainment Inc プログラムデバッグ装置、プログラムデバッグ方法及びプログラム
JP2006277115A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Fujitsu Ten Ltd 異常検出プログラムおよび異常検出方法
JP2013003934A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Hitachi Ltd メモリ管理方法、計算機及びメモリ管理プログラム
WO2015072689A1 (ko) * 2013-11-14 2015-05-21 (주)잉카엔트웍스 안티디버깅 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6654948B1 (en) Methods and apparatus for partial and consistent monitoring of object-oriented programs and systems
US5896532A (en) Objects with run-time classes and methods of making them
US6704803B2 (en) Method and system for distributing data events over an information bus
US6266716B1 (en) Method and system for controlling data acquisition over an information bus
JP4806240B2 (ja) コンポーネント化された拡張可能なワークフローモデル
JP2698049B2 (ja) 多重処理サーバにおけるモニタ装置及び動作方法
US5890176A (en) Object-oriented document version tracking method and apparatus
US5535389A (en) Business process objects with associated attributes such as version identifier
JP4322967B2 (ja) オブジェクト集合方法及びシステム
US7159217B2 (en) Mechanism for managing parallel execution of processes in a distributed computing environment
US7860890B2 (en) System and method for providing access to an application through a common interface for application extensions
JP2986051B2 (ja) オブジェクト指向コンピュータ・システム及びオブジェクト実行方法
US7299466B2 (en) Mechanism for managing execution environments for aggregated processes
US7908582B2 (en) System and method to facilitate design-time component discovery
US6704804B1 (en) Method and system for communicating information among interactive applications
US6668370B1 (en) Synchronous execution of object-oriented scripts and procedural code from within an interactive test facility
CA2118158C (en) Apparatus and methods for analyzing a system of processes
US6633313B1 (en) Event routing mechanism in a computer system
JPH1049381A (ja) 複数のデータ処理要求の処理方法及び処理システム、プログラムの実行方法及びシステム
JPH07508116A (ja) イベントの認識および通知を行なう装置およびシステム
JPH08339338A (ja) 分散オブジェクトシステムにおいてオブジェクトのタイプを決定する方法及び装置
EP0805394A1 (en) Object-oriented data processing system with transactional adapter
JPH05216692A (ja) プログラム実行を管理する方法およびシステム
JPH11242605A (ja) マルチスレッドのクライアント・ベースapiをシングルスレッドのサーバ・ベースapiにインタフェースさせる方法、装置、およびプログラム製品
JPH04230530A (ja) オブジェクトの管理方法及びシステム