JPH086728B2 - 沈みキー - Google Patents
沈みキーInfo
- Publication number
- JPH086728B2 JPH086728B2 JP5085873A JP8587393A JPH086728B2 JP H086728 B2 JPH086728 B2 JP H086728B2 JP 5085873 A JP5085873 A JP 5085873A JP 8587393 A JP8587393 A JP 8587393A JP H086728 B2 JPH086728 B2 JP H086728B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- taper
- longitudinal
- side key
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D1/00—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
- F16D1/06—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
- F16D1/08—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key
- F16D1/0876—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with axial keys and no other radial clamping
- F16D1/0882—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with axial keys and no other radial clamping the key being axially tapered and tightening when loaded axially
- F16D1/0888—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with axial keys and no other radial clamping the key being axially tapered and tightening when loaded axially the key having two axially tapered interengaging parts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械、産業機械等
の分野において確実なトルク伝達として利用される機械
要素であって、駆動軸と被回転体との相対的な円周方向
の動きを止めてトルクを伝達するための沈みキーに関す
るものである。
の分野において確実なトルク伝達として利用される機械
要素であって、駆動軸と被回転体との相対的な円周方向
の動きを止めてトルクを伝達するための沈みキーに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、工作機械等の駆動軸と、歯車、
プーリー等の被回転体において、又駆動軸と被回転軸と
の軸継ぎ手において、ガタ付き無く強固に回り止めをす
る必要があり、この要求を充たすために、スプライン等
に比べて安価であるとともに汎用性が高いことから、駆
動軸と被動体とにそれぞれ設けた公差内精度のキー溝
に、角柱形状等の公差内精度の沈みキーを嵌入する技術
が多用されている。
プーリー等の被回転体において、又駆動軸と被回転軸と
の軸継ぎ手において、ガタ付き無く強固に回り止めをす
る必要があり、この要求を充たすために、スプライン等
に比べて安価であるとともに汎用性が高いことから、駆
動軸と被動体とにそれぞれ設けた公差内精度のキー溝
に、角柱形状等の公差内精度の沈みキーを嵌入する技術
が多用されている。
【０００３】しかし、駆動軸と被動体とにそれぞれ設け
た公差内精度のキー溝に、角柱形状等の公差内精度の沈
みキーを嵌入する場合、キー本体そのものを上級であっ
て高 精度の公差寸法に加工することは比較的容易であっ
ても、キー溝を高精度に加工することは容易ではなく、
たとえキー及びキー溝が一般公差内であっても近年要求
されるサーボモーターの回転を高精度に伝えるような高
精度な固定はできず、少しでも間隙のある状態で運転し
た場合は、徐々に間隙が拡大され、機械精度等の性能上
の問題及び破損や脱落等の安全上の問題があることか
ら、次のようなキーやパワーロック機器が知られてい
る。
た公差内精度のキー溝に、角柱形状等の公差内精度の沈
みキーを嵌入する場合、キー本体そのものを上級であっ
て高 精度の公差寸法に加工することは比較的容易であっ
ても、キー溝を高精度に加工することは容易ではなく、
たとえキー及びキー溝が一般公差内であっても近年要求
されるサーボモーターの回転を高精度に伝えるような高
精度な固定はできず、少しでも間隙のある状態で運転し
た場合は、徐々に間隙が拡大され、機械精度等の性能上
の問題及び破損や脱落等の安全上の問題があることか
ら、次のようなキーやパワーロック機器が知られてい
る。
【０００４】（１）周知のキー上下方向にきかせる勾配
圧入キー。 （２）キーを三つの部品に分割し、これら三部品を組合
せて使用する組合せキーにおいて、一つのキーはその長
手方向に中心軸線より左右対称位置に傾斜面を形成し、
他の二つのキーは、前記キーの、中心軸線に対し長手方
向左右対称位置に配設されるとともに、前記キーに設け
た傾斜面に接触するよう、それぞれのキーにそれぞれ一
つの傾斜面を形成した組合せキー（実開平２−５０５０
４号公報）。 （３）キー加工、キー溝加工を無くして回転体のボス穴
と軸の間に圧着させる機構を持ったパワーロック機器 。
圧入キー。 （２）キーを三つの部品に分割し、これら三部品を組合
せて使用する組合せキーにおいて、一つのキーはその長
手方向に中心軸線より左右対称位置に傾斜面を形成し、
他の二つのキーは、前記キーの、中心軸線に対し長手方
向左右対称位置に配設されるとともに、前記キーに設け
た傾斜面に接触するよう、それぞれのキーにそれぞれ一
つの傾斜面を形成した組合せキー（実開平２−５０５０
４号公報）。 （３）キー加工、キー溝加工を無くして回転体のボス穴
と軸の間に圧着させる機構を持ったパワーロック機器 。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、（１）の勾
配圧入キーは、上下方向にはきくがキーの幅方向にはき
かず、（２）の組合せキーは、公報第３図を参照すれば
明らかなように、キー１の圧入により左右のキー２、３
が幅方向に拡大するとともに、キー１によって上下方向
に拡大させるが、一定幅のキー１の打ち込みに比例し
て、キー１の両側に形成される間隙及びキー２、３の間
に形成される隙間がそれぞれ拡大されること、キー１の
打ち込み量が定まらないために打ち込み後の固定（公報
第２図のＢ ２ ）位置での固定用先端テーパーボルトによ
る固定が保証されないことから、ガタ付きを招き、ま
た、装着したキーを取り外すことが極めて困難であり、
さらに三部品から構成されているために、各部品の製作
加工性、保管や装着等の取扱性、コスト高となる等、実
用的価値において問題があり、さらに（３）のパワーロ
ック機器は、ガタ付きが無い状態にはできるが、平均し
た締め付けを必要とし、摩 擦圧着式である点に不安があ
り、締め付け不十分や片締め付けによる回転スリップを
起こしやすく、沈みキーに比べてスペースをとり割高で
ある点に問題がある。
配圧入キーは、上下方向にはきくがキーの幅方向にはき
かず、（２）の組合せキーは、公報第３図を参照すれば
明らかなように、キー１の圧入により左右のキー２、３
が幅方向に拡大するとともに、キー１によって上下方向
に拡大させるが、一定幅のキー１の打ち込みに比例し
て、キー１の両側に形成される間隙及びキー２、３の間
に形成される隙間がそれぞれ拡大されること、キー１の
打ち込み量が定まらないために打ち込み後の固定（公報
第２図のＢ ２ ）位置での固定用先端テーパーボルトによ
る固定が保証されないことから、ガタ付きを招き、ま
た、装着したキーを取り外すことが極めて困難であり、
さらに三部品から構成されているために、各部品の製作
加工性、保管や装着等の取扱性、コスト高となる等、実
用的価値において問題があり、さらに（３）のパワーロ
ック機器は、ガタ付きが無い状態にはできるが、平均し
た締め付けを必要とし、摩 擦圧着式である点に不安があ
り、締め付け不十分や片締め付けによる回転スリップを
起こしやすく、沈みキーに比べてスペースをとり割高で
ある点に問題がある。
【０００６】本発明の目的は、キー及びキー溝に超高精
度の加工を要求されることなく高精度な固定ができ、ま
た、幅方向及び上下方向ともに密着してバックラッシュ
が無く、高剛性で耐久性がある安価な沈みキーを提供す
ることを目的としている。
度の加工を要求されることなく高精度な固定ができ、ま
た、幅方向及び上下方向ともに密着してバックラッシュ
が無く、高剛性で耐久性がある安価な沈みキーを提供す
ることを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために為されたものであって、合体して軸側キー溝
と被回転体側キー溝に装着される固定側キーと挿入側キ
ーとの二部品からなり、前記固定側キーの構成を、その
長手方向側面に上下方向テーパーと長手方向テーパーと
からなる複合テーパー面を形成したものとし、また前記
挿入側キーの構成を、その長手方向側面に前記固定側キ
ーの長手方向側面に形成した複合テーパー面に密着して
摺動する、上下方向テーパーと長手方向テーパーとから
なる密着用複合テーパー面を形成するとともに、圧入装
着側端部に脱着用穴を有する脱着用セット頭部を形成し
たものとし、合体させた場合のキー幅及び高さを、挿入
側キーの圧入により上下方向と幅方向に拡大して、対象
とするキー溝の両側内壁面及び上下内壁面を押圧するサ
イズに設定したことを特徴とする沈みキーの構成を要旨
とするものである。
するために為されたものであって、合体して軸側キー溝
と被回転体側キー溝に装着される固定側キーと挿入側キ
ーとの二部品からなり、前記固定側キーの構成を、その
長手方向側面に上下方向テーパーと長手方向テーパーと
からなる複合テーパー面を形成したものとし、また前記
挿入側キーの構成を、その長手方向側面に前記固定側キ
ーの長手方向側面に形成した複合テーパー面に密着して
摺動する、上下方向テーパーと長手方向テーパーとから
なる密着用複合テーパー面を形成するとともに、圧入装
着側端部に脱着用穴を有する脱着用セット頭部を形成し
たものとし、合体させた場合のキー幅及び高さを、挿入
側キーの圧入により上下方向と幅方向に拡大して、対象
とするキー溝の両側内壁面及び上下内壁面を押圧するサ
イズに設定したことを特徴とする沈みキーの構成を要旨
とするものである。
【０００８】
【作用】上記のように、固定側キーの長手方向側面が上
下方向のテーパーと長手方向のテーパーとで複合テーパ
ー面を形成しており、また前記固定側キーの長手方向側
面に対応する挿入側キーの長手方向側面も、前記とは逆
の上下方向のテーパーと長手方向のテーパーとで密着複
合テーパー面となっており、固定側キーを軸側キー溝と
被回転体側キー溝に配設した後、挿入側キーをその密着
複合テーパー面を、固定側キーの複合テーパー面に密着
させて長手方向に圧入すると、両者は複合テーパー面を
境にして上下方向と幅方向に拡大変化して、軸側キー溝
と被回転体側キー溝の上下面及び側面に強固に密着する
ようになり、任意の密着位置において、挿入側キーに設
けた脱着用セット頭部の脱着用穴を利用して確実に固定
することができるようになる。
下方向のテーパーと長手方向のテーパーとで複合テーパ
ー面を形成しており、また前記固定側キーの長手方向側
面に対応する挿入側キーの長手方向側面も、前記とは逆
の上下方向のテーパーと長手方向のテーパーとで密着複
合テーパー面となっており、固定側キーを軸側キー溝と
被回転体側キー溝に配設した後、挿入側キーをその密着
複合テーパー面を、固定側キーの複合テーパー面に密着
させて長手方向に圧入すると、両者は複合テーパー面を
境にして上下方向と幅方向に拡大変化して、軸側キー溝
と被回転体側キー溝の上下面及び側面に強固に密着する
ようになり、任意の密着位置において、挿入側キーに設
けた脱着用セット頭部の脱着用穴を利用して確実に固定
することができるようになる。
【０００９】
【実施例】本発明に係る沈みキーの実施例を図において
説明すると、図１は本発明に係る沈みキーの斜視図、図
２は使用状態であって、沈みキーを軸端部と回転体のキ
ー溝に装着した場合の軸直角要部断面図、図３は軸平行
縦要部断面図、図４は軸平行水平要部断面図であって、
固定側キー１と挿入側キー２とから構成され、軸側キー
溝３と被回転体側キー溝４（図２）に合体して装着され
るものである。
説明すると、図１は本発明に係る沈みキーの斜視図、図
２は使用状態であって、沈みキーを軸端部と回転体のキ
ー溝に装着した場合の軸直角要部断面図、図３は軸平行
縦要部断面図、図４は軸平行水平要部断面図であって、
固定側キー１と挿入側キー２とから構成され、軸側キー
溝３と被回転体側キー溝４（図２）に合体して装着され
るものである。
【００１０】固定側キー１は、図１に示すように、軸側
キー溝３と被回転体側キー溝４（図２）の内壁側面に接
する側面の反対側の長手方向側面に、上方カットの上下
方向テーパーと先太となる長手方向テーパーとからなる
複合テーパー面５を形成した構成である。
キー溝３と被回転体側キー溝４（図２）の内壁側面に接
する側面の反対側の長手方向側面に、上方カットの上下
方向テーパーと先太となる長手方向テーパーとからなる
複合テーパー面５を形成した構成である。
【００１１】挿入側キー２は、図１に示すように、軸側
キー溝３と被回転体側キー溝４（図２）の内壁側面に接
する側面の反対側であって、前記固定側キー１の複合テ
ーパー面５に対応する面に、下方カットの上下方向テー
パーと先細となる長手方向テーパーとからなる密着用複
合テーパー面６が形成され、その基端部には脱着用穴と
して利用する抜き用ネジ穴７を有する脱着用セット頭部
８が一体に形成されている。
キー溝３と被回転体側キー溝４（図２）の内壁側面に接
する側面の反対側であって、前記固定側キー１の複合テ
ーパー面５に対応する面に、下方カットの上下方向テー
パーと先細となる長手方向テーパーとからなる密着用複
合テーパー面６が形成され、その基端部には脱着用穴と
して利用する抜き用ネジ穴７を有する脱着用セット頭部
８が一体に形成されている。
【００１２】そして固定側キー１と挿入側キー２は、図
２乃至図４に示すように、軸側キー溝３と被回転体側キ
ー溝４に装着された場合、上下に隙間９ａ、９ｂが、ま
た長手方向にはストローク余裕空間１０が形成されるサ
イズに設定するものとする。また、軸端面又は被回転体
端面若しくは両方の、脱着田セット頭部８の抜き用ネジ
穴７が対応する位置には、該抜き用ネジ穴７よりも小径
の、挿入側キー２の圧入及び戻り防止を兼ねた固定用ボ
ルト穴１１が穿設されている。なお図中１２は軸、１３
は被回転体である。
２乃至図４に示すように、軸側キー溝３と被回転体側キ
ー溝４に装着された場合、上下に隙間９ａ、９ｂが、ま
た長手方向にはストローク余裕空間１０が形成されるサ
イズに設定するものとする。また、軸端面又は被回転体
端面若しくは両方の、脱着田セット頭部８の抜き用ネジ
穴７が対応する位置には、該抜き用ネジ穴７よりも小径
の、挿入側キー２の圧入及び戻り防止を兼ねた固定用ボ
ルト穴１１が穿設されている。なお図中１２は軸、１３
は被回転体である。
【００１３】上記構成された沈みキーを装着する場合、
まず固定側キー１を軸側キー溝３と被回転体側キー溝４
によって形成されるキー溝空間にセットした後、挿入側
キー２を、前記固定側キー１の複合テーパー面５に挿入
側キー２の密着複合テーパー面６を密着させた状態で挿
入し、抜き用ネジ穴７を貫通して固定用ボルト穴１１へ
螺着されるボルト（図示せず）によって圧入固定するの
であるが、挿入側キー２の圧入によって、上の隙間９ａ
分だけせり上がり、その上面が被回転体側キー溝の上内
面に圧接されるとともに幅方向に拡大して、キー溝空間
の両側内面に圧接されるようになる。
まず固定側キー１を軸側キー溝３と被回転体側キー溝４
によって形成されるキー溝空間にセットした後、挿入側
キー２を、前記固定側キー１の複合テーパー面５に挿入
側キー２の密着複合テーパー面６を密着させた状態で挿
入し、抜き用ネジ穴７を貫通して固定用ボルト穴１１へ
螺着されるボルト（図示せず）によって圧入固定するの
であるが、挿入側キー２の圧入によって、上の隙間９ａ
分だけせり上がり、その上面が被回転体側キー溝の上内
面に圧接されるとともに幅方向に拡大して、キー溝空間
の両側内面に圧接されるようになる。
【００１４】また沈みキーを抜く場合は、ボルトを被回
転体１３の固定用ボルト穴１１から抜いた後、該固定用
ネジ穴１１の開口面に当金を当てた状態で、抜き用ネジ
穴７に螺合するボルトをねじ込みその先端を当金に当
て、さらにボルトを回転させることによって挿入側キー
２を後退させて引き抜くのである。なお、固定用ボルト
穴１１は抜き用ネジ穴７よりも小径であるから、当金を
使用しなくても挿入側キー２を抜くことはできる。
転体１３の固定用ボルト穴１１から抜いた後、該固定用
ネジ穴１１の開口面に当金を当てた状態で、抜き用ネジ
穴７に螺合するボルトをねじ込みその先端を当金に当
て、さらにボルトを回転させることによって挿入側キー
２を後退させて引き抜くのである。なお、固定用ボルト
穴１１は抜き用ネジ穴７よりも小径であるから、当金を
使用しなくても挿入側キー２を抜くことはできる。
【００１５】なお上記実施例では、主として軸端部に被
回転体を軸着した場合の使用例について図示説明してい
るが、菊ナットの締付け使用（図示省略）によってスラ
スト方向に固定できるから軸中間部でも使用することが
できる。
回転体を軸着した場合の使用例について図示説明してい
るが、菊ナットの締付け使用（図示省略）によってスラ
スト方向に固定できるから軸中間部でも使用することが
できる。
【００１６】
【発明の効果】本発明に係る沈みキーによれば、固定側
キーを軸側キー溝と被回転体側キー溝に配設した後、挿
入側キーをその密着複合テーパー面を、固定側キーの複
合テーパー面に密着させて長手方向に圧入すると、両者
は複合テーパー面を境にして上下方向と幅方向に、剪断
面積及び高さを確保した状態において拡大変化して、軸
側キー溝と被回転体側キー溝の上下面及び側面に強固に
密着するようになり、従って、キー強度が確保され、回
転方向に対してバックラッシュの無い高い回転ト ルクの
伝達を可能とすることができる。 また任意の密着位置に
おいて、挿入側キーに設けた脱着用セット頭部の脱着用
ネジ穴を利用して確実に固定することができることか
ら、ガタ付きを生じることがないとともに、キーを簡単
に外すことができる。 さらに二部品から構成されている
ために、各部品の製作加工性、保管や装着等の取扱性が
容易であり、キー及びキー溝に高精度の加工を要求され
ることがなく安価に提供できる。
キーを軸側キー溝と被回転体側キー溝に配設した後、挿
入側キーをその密着複合テーパー面を、固定側キーの複
合テーパー面に密着させて長手方向に圧入すると、両者
は複合テーパー面を境にして上下方向と幅方向に、剪断
面積及び高さを確保した状態において拡大変化して、軸
側キー溝と被回転体側キー溝の上下面及び側面に強固に
密着するようになり、従って、キー強度が確保され、回
転方向に対してバックラッシュの無い高い回転ト ルクの
伝達を可能とすることができる。 また任意の密着位置に
おいて、挿入側キーに設けた脱着用セット頭部の脱着用
ネジ穴を利用して確実に固定することができることか
ら、ガタ付きを生じることがないとともに、キーを簡単
に外すことができる。 さらに二部品から構成されている
ために、各部品の製作加工性、保管や装着等の取扱性が
容易であり、キー及びキー溝に高精度の加工を要求され
ることがなく安価に提供できる。
【図１】本発明の実施例に係る沈みキーの斜視図であ
る。
る。
【図２】本発明に係る沈みキーの使用状態であって、沈
みキーを軸端部と被回転体のキー溝に装着した場合の軸
直角要部断面図である。
みキーを軸端部と被回転体のキー溝に装着した場合の軸
直角要部断面図である。
【図３】本発明に係る沈みキーの使用状態であって、沈
みキーを軸端部と被回転体のキー溝に装着した場合の軸
平行要部縦断面図である。
みキーを軸端部と被回転体のキー溝に装着した場合の軸
平行要部縦断面図である。
【図４】本発明に係る沈みキーの使用状態であって、沈
みキーを軸端部と被回転体のキー溝に装着した場合の軸
平行水平要部断面図である。
みキーを軸端部と被回転体のキー溝に装着した場合の軸
平行水平要部断面図である。
１ 固定側キー ２ 挿入側キー ３ 軸側キー溝 ４ 被回転体側キー溝 ５ 複合テーパー面 ６ 密着複合テーパー面 ７ 抜き用ネジ穴 ８ 脱着用セット頭部 ９ａ、９ｂ 隙間 １０ ストローク余裕空間 １１ 固定用ネジ穴 １２ 軸 １３ 被回転体
Claims (1)
- 【請求項１】 合体して軸側キー溝と被回転体側キー
溝に装着される固定側キーと挿入側キーとの二部品から
なり、前記固定側キーの構成を、その長手方向側面に上
下方向テーパーと長手方向テーパーとからなる複合テー
パー面を形成したものとし、また前記挿入側キーの構成
を、その長手方向側面に前記固定側キーの長手方向側面
に形成した複合テーパー面に密着して摺動する、上下方
向テーパーと長手方向テーパーとからなる密着用複合テ
ーパー面を形成するとともに、圧入装着側端部に脱着用
穴を有する脱着用セット頭部を形成したものとし、合体
させた場合のキー幅及び高さを、挿入側キーの圧入によ
り上下方向と幅方向に拡大して、対象とするキー溝の両
側内壁面及び上下内壁面を押圧するサイズに設定したこ
とを特徴とする沈みキー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5085873A JPH086728B2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 沈みキー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5085873A JPH086728B2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 沈みキー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06300017A JPH06300017A (ja) | 1994-10-25 |
| JPH086728B2 true JPH086728B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=13871021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5085873A Expired - Lifetime JPH086728B2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 沈みキー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086728B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5607783B1 (ja) * | 2013-04-30 | 2014-10-15 | 株式会社酉島製作所 | 流体機械 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0250504U (ja) * | 1988-10-04 | 1990-04-09 |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP5085873A patent/JPH086728B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06300017A (ja) | 1994-10-25 |
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