JPH08652A - 男性機能回復補助器具 - Google Patents
男性機能回復補助器具Info
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- JPH08652A JPH08652A JP16633194A JP16633194A JPH08652A JP H08652 A JPH08652 A JP H08652A JP 16633194 A JP16633194 A JP 16633194A JP 16633194 A JP16633194 A JP 16633194A JP H08652 A JPH08652 A JP H08652A
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- Japan
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- ring
- cylinder
- penis
- elastic body
- body ring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易に勃起状態を再現でき、かつ、個人差に
拘らず最適な締付力で勃起状態が維持できる男性機能回
復補助器具を提供する。 【構成】 陰圧式勃起補助器具において、両側に伸張用
の耳部を有し、勃起させた陰茎の基部を所要の締付力で
締結する弾性体リングと、この弾性体リングを開口端の
外側に載置し、内部に収容した陰茎に負圧を与えるシリ
ンダと、前記開口端に嵌着してその内面及び周縁部を覆
う軟質材料で成るクッションと、前記シリンダ先端に設
けた吸引口に連結され、シリンダ内の空気を抜取るスポ
イトとを具備した男性機能回復補助器具又は両側に伸張
用の耳部を有し、勃起させた陰茎基部を所要の締付力で
締結する弾性体リングと、硬質材料で成り前記弾性体リ
ングを外周面上に載置する円筒形のアダプタと、軟質材
料で成り、前記アダプタに嵌着してその内面及び周縁部
を覆うクッションとを備えた男性機能回復補助器具。
拘らず最適な締付力で勃起状態が維持できる男性機能回
復補助器具を提供する。 【構成】 陰圧式勃起補助器具において、両側に伸張用
の耳部を有し、勃起させた陰茎の基部を所要の締付力で
締結する弾性体リングと、この弾性体リングを開口端の
外側に載置し、内部に収容した陰茎に負圧を与えるシリ
ンダと、前記開口端に嵌着してその内面及び周縁部を覆
う軟質材料で成るクッションと、前記シリンダ先端に設
けた吸引口に連結され、シリンダ内の空気を抜取るスポ
イトとを具備した男性機能回復補助器具又は両側に伸張
用の耳部を有し、勃起させた陰茎基部を所要の締付力で
締結する弾性体リングと、硬質材料で成り前記弾性体リ
ングを外周面上に載置する円筒形のアダプタと、軟質材
料で成り、前記アダプタに嵌着してその内面及び周縁部
を覆うクッションとを備えた男性機能回復補助器具。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、身体的又は精神的原因
によって失われた男性性機能を再現、維持させ、機能の
回復をはかるための男性機能回復補助器具に関する。
によって失われた男性性機能を再現、維持させ、機能の
回復をはかるための男性機能回復補助器具に関する。
【０００２】
【従来の技術】我が国における社会の高齢化に伴って、
糖尿病、動脈硬化症などの成人病に起因するインポテン
ス、直腸癌、膀胱癌など骨盤内蔵器に発生した腫瘍の根
治的手術に起因するインポテンスなど、この疾患に悩む
患者は増加している。一方、家庭環境、社会環境の変化
によって性行為の学習不足、狭い住環境における夫婦生
活のプライバシーの問題、過激な労働や心理的ストレス
が原因と考えられるインポテンス患者もあとを絶たな
い。このことは、単に男性だけの問題に留まらず、女性
に対しても不満をもたらし、家庭不和の元ともなってい
る。
糖尿病、動脈硬化症などの成人病に起因するインポテン
ス、直腸癌、膀胱癌など骨盤内蔵器に発生した腫瘍の根
治的手術に起因するインポテンスなど、この疾患に悩む
患者は増加している。一方、家庭環境、社会環境の変化
によって性行為の学習不足、狭い住環境における夫婦生
活のプライバシーの問題、過激な労働や心理的ストレス
が原因と考えられるインポテンス患者もあとを絶たな
い。このことは、単に男性だけの問題に留まらず、女性
に対しても不満をもたらし、家庭不和の元ともなってい
る。
【０００３】近年、この領域における研究の進歩は目覚
ましく、様々な方法を駆使することによって克服できな
いインポテンスはないと言っても過言ではない。これら
の治療法の中の１つである陰圧式勃起補助器具は、陰茎
に陰圧を負荷することによって陰茎海綿体に血液を誘導
し、自然な勃起に近い状態を再現する方法として発展し
てきたが、入院や手術を必要とせず、適切な使用により
極めて安全で優れた方法と考えられている。
ましく、様々な方法を駆使することによって克服できな
いインポテンスはないと言っても過言ではない。これら
の治療法の中の１つである陰圧式勃起補助器具は、陰茎
に陰圧を負荷することによって陰茎海綿体に血液を誘導
し、自然な勃起に近い状態を再現する方法として発展し
てきたが、入院や手術を必要とせず、適切な使用により
極めて安全で優れた方法と考えられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来使用されている陰
圧式勃起補助器具は、図１１に示されるような部材から
構成されている。すなわち、陰茎を収容して負圧を与え
るシリンダ１と、このシリンダ１の先端に設けた吸引口
２から内部の空気を吸取るスポイト３と、シリンダ１の
開口端４に被装し、この開口端４とシリンダ１内に挿入
される陰茎との間をシールするゴムキャップ５とで構成
される。図１２（Ａ）〜（Ｄ）は上記器具を使用する時
の操作を説明するための図である。図１２（Ａ）は最初
の状態を示しており、ゴムキャップ５の端部６を矢印の
方向に拡げ、図１２（Ｂ）のようにシリンダ１の開口端
４の上に被装する。この状態でゴムキャップ５の先端に
設けた孔７に亀頭をあて、シリンダ１の吸引口２にスポ
イト３のチューブ９を連結し、内部の空気を徐々に抜取
ることによって亀頭部がシリンダ１内に入る。そして、
更に少しづつ陰圧をかけることで勃起を起こさせる。図
１２（Ｃ）は陰茎８が勃起した状態を示している。この
時、勃起した陰茎８は基部をゴムキャップ５の孔７の周
縁によって締付けられているので、海綿体に流入した血
液は戻らず勃起状態が継続する。ここで、ゴムキャップ
５の端部６をシリンダ１の開口端４から陰茎基部の方へ
外し、シリンダ１を除けば図１２（Ｄ）のように勃起状
態が維持されて性行為が可能になるというものである。
圧式勃起補助器具は、図１１に示されるような部材から
構成されている。すなわち、陰茎を収容して負圧を与え
るシリンダ１と、このシリンダ１の先端に設けた吸引口
２から内部の空気を吸取るスポイト３と、シリンダ１の
開口端４に被装し、この開口端４とシリンダ１内に挿入
される陰茎との間をシールするゴムキャップ５とで構成
される。図１２（Ａ）〜（Ｄ）は上記器具を使用する時
の操作を説明するための図である。図１２（Ａ）は最初
の状態を示しており、ゴムキャップ５の端部６を矢印の
方向に拡げ、図１２（Ｂ）のようにシリンダ１の開口端
４の上に被装する。この状態でゴムキャップ５の先端に
設けた孔７に亀頭をあて、シリンダ１の吸引口２にスポ
イト３のチューブ９を連結し、内部の空気を徐々に抜取
ることによって亀頭部がシリンダ１内に入る。そして、
更に少しづつ陰圧をかけることで勃起を起こさせる。図
１２（Ｃ）は陰茎８が勃起した状態を示している。この
時、勃起した陰茎８は基部をゴムキャップ５の孔７の周
縁によって締付けられているので、海綿体に流入した血
液は戻らず勃起状態が継続する。ここで、ゴムキャップ
５の端部６をシリンダ１の開口端４から陰茎基部の方へ
外し、シリンダ１を除けば図１２（Ｄ）のように勃起状
態が維持されて性行為が可能になるというものである。
【０００５】図１０にゴムキャップ５の孔７の径と締付
力との関係を示す。図において、孔の初期径Ｄ０はシリ
ンダ１をシールするために、通常状態の陰茎の径Ｄ１よ
り小さくする必要があり、径Ｄ１においては使用したゴ
ム材料の弾性係数に応じた締付応力ｆ１が働く。また、
勃起時の径Ｄ２においては同様に締付応力ｆ２が作用す
ることになる。このような関係において、初期径Ｄ０及
び弾性係数（図における角θを決定する）は予め定めら
れており、一方Ｄ１，Ｄ２は各利用者に固有のものであ
るから、全ての利用者に締付力を最適に設定することは
できず、安全性を考慮すれば必要な値より大きく設定せ
ざるを得ない。その結果、図１２（Ｂ）の状態でゴムキ
ャップの孔７から通常状態にある陰茎８を挿入すること
が実際上極めて困難なものとなっている。更に、図１２
（Ｄ）の状態においては、必要な値より大きな締付力が
孔周縁部の狭い幅に集中して加えられるため、陰茎基部
に痛みを与え、そのため性的意欲が喪失してしまうこと
もある。
力との関係を示す。図において、孔の初期径Ｄ０はシリ
ンダ１をシールするために、通常状態の陰茎の径Ｄ１よ
り小さくする必要があり、径Ｄ１においては使用したゴ
ム材料の弾性係数に応じた締付応力ｆ１が働く。また、
勃起時の径Ｄ２においては同様に締付応力ｆ２が作用す
ることになる。このような関係において、初期径Ｄ０及
び弾性係数（図における角θを決定する）は予め定めら
れており、一方Ｄ１，Ｄ２は各利用者に固有のものであ
るから、全ての利用者に締付力を最適に設定することは
できず、安全性を考慮すれば必要な値より大きく設定せ
ざるを得ない。その結果、図１２（Ｂ）の状態でゴムキ
ャップの孔７から通常状態にある陰茎８を挿入すること
が実際上極めて困難なものとなっている。更に、図１２
（Ｄ）の状態においては、必要な値より大きな締付力が
孔周縁部の狭い幅に集中して加えられるため、陰茎基部
に痛みを与え、そのため性的意欲が喪失してしまうこと
もある。
【０００６】本発明は、以上のような事情により成され
たものであり、本発明の目的は、容易に勃起状態を再現
でき、かつ、個人差に拘らず最適な締付力で勃起状態が
維持できる男性機能回復補助器具を提供することにあ
る。
たものであり、本発明の目的は、容易に勃起状態を再現
でき、かつ、個人差に拘らず最適な締付力で勃起状態が
維持できる男性機能回復補助器具を提供することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、障害を起した
男性性機能を再現及び又は維持するための補助器具に関
し、本発明の上記目的は、陰圧式勃起補助器具におい
て、両側に伸張用の耳部を有し、勃起させた陰茎の基部
を所要の締付力で締結する弾性体リングと、この弾性体
リングを開口端の外側に載置し、内部に収容した陰茎に
負圧を与えるシリンダと、前記開口端に嵌着してその内
面及び周縁部を覆う軟質材料で成るクッションと、前記
シリンダ先端に設けた吸引口に連結され、シリンダ内の
空気を抜取るスポイトとを具備した男性機能回復補助器
具によって達成される。
男性性機能を再現及び又は維持するための補助器具に関
し、本発明の上記目的は、陰圧式勃起補助器具におい
て、両側に伸張用の耳部を有し、勃起させた陰茎の基部
を所要の締付力で締結する弾性体リングと、この弾性体
リングを開口端の外側に載置し、内部に収容した陰茎に
負圧を与えるシリンダと、前記開口端に嵌着してその内
面及び周縁部を覆う軟質材料で成るクッションと、前記
シリンダ先端に設けた吸引口に連結され、シリンダ内の
空気を抜取るスポイトとを具備した男性機能回復補助器
具によって達成される。
【０００８】本発明の上記目的はまた、自力で勃起はで
きるが性行為の途中で勃起力を失なういわゆる中折れ防
止用として、両側に伸張用の耳部を有し、勃起させた陰
茎の基部を所要の締付力で締結する弾性体リングと、硬
質材料で成り前記弾性体リングを外周面上に載置する円
筒形のアダプタと、軟質材料で成り、前記アダプタに嵌
着してその内面及び周縁部を覆うクッションとを備えた
男性機能回復補助器具によっても達成される。
きるが性行為の途中で勃起力を失なういわゆる中折れ防
止用として、両側に伸張用の耳部を有し、勃起させた陰
茎の基部を所要の締付力で締結する弾性体リングと、硬
質材料で成り前記弾性体リングを外周面上に載置する円
筒形のアダプタと、軟質材料で成り、前記アダプタに嵌
着してその内面及び周縁部を覆うクッションとを備えた
男性機能回復補助器具によっても達成される。
【０００９】
【作用】本発明の第１の発明によれば、予め弾性体リン
グの耳部を持ってリング部を伸張させシリンダの開口端
の外側に載置しておき、この開口端から陰茎をシリンダ
内に収容するので、リングの孔から挿通させる必要がな
く、シリンダ内への収容が極めて容易となる。また、陰
圧付加時には、開口端周縁部と陰茎基部周囲の皮膚とが
クッションを介して負圧により密着シールされるように
なっており、陰茎基部は何等締付力を受けず、そのため
勃起が容易になる。このようにして勃起したならば、弾
性体リングの耳部を押えて基部の方に押付け、開口端か
ら外せば瞬時に締付けが完了する。更に、このリングの
孔径は通常状態の陰茎の径Ｄ１に無関係に設定すること
ができるので、伸び率の大きい弾性体リングを使用すれ
ば、適正な締付力が得られる勃起時の径Ｄ２の範囲を拡
げることができる。つまり、多少の個人差は吸収できる
ようになる。
グの耳部を持ってリング部を伸張させシリンダの開口端
の外側に載置しておき、この開口端から陰茎をシリンダ
内に収容するので、リングの孔から挿通させる必要がな
く、シリンダ内への収容が極めて容易となる。また、陰
圧付加時には、開口端周縁部と陰茎基部周囲の皮膚とが
クッションを介して負圧により密着シールされるように
なっており、陰茎基部は何等締付力を受けず、そのため
勃起が容易になる。このようにして勃起したならば、弾
性体リングの耳部を押えて基部の方に押付け、開口端か
ら外せば瞬時に締付けが完了する。更に、このリングの
孔径は通常状態の陰茎の径Ｄ１に無関係に設定すること
ができるので、伸び率の大きい弾性体リングを使用すれ
ば、適正な締付力が得られる勃起時の径Ｄ２の範囲を拡
げることができる。つまり、多少の個人差は吸収できる
ようになる。
【００１０】本発明の第２の発明においては、自力で勃
起が可能なのでシリンダは不要になる。この場合、弾性
体リングを伸張してクッションを嵌着したアダプタの外
側に載置し、このアダプタに陰茎を挿通し勃起させた
後、アダプタ上の弾性体リングを陰茎基部に落し込むこ
とによって締付けが行なわれる。なお、クッションはア
ダプタの着脱及びリング移載時における緩衝用である。
起が可能なのでシリンダは不要になる。この場合、弾性
体リングを伸張してクッションを嵌着したアダプタの外
側に載置し、このアダプタに陰茎を挿通し勃起させた
後、アダプタ上の弾性体リングを陰茎基部に落し込むこ
とによって締付けが行なわれる。なお、クッションはア
ダプタの着脱及びリング移載時における緩衝用である。
【００１１】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を用いて詳細
に説明する。図１は本発明に含まれる全構成部材の一例
を示す図である。リング１１はリング部１２及び耳部１
３を有し、シリコンゴム等の柔らかな弾性材料を用いて
一体成形されており、通常３サイズのリング径のものが
準備される。クッション１４は軟質材料で成り、円筒形
の胴部１５と鍔部１６とから成る。シリンダ１７は硬質
材料で成り、その先端部１８には吸引口１９が設けら
れ、他端の開口部２０の外側には環状のストッパ２１が
設けられている。スポイト２２はゴム袋２３、バルブ２
４及びチューブ２５より成る。以上は本発明の第１の発
明に用いられる。また、アダプタ２６は硬質材料から成
型加工され、円筒形の胴部２７と鍔部２８とから成る。
コーン２９は硬質材料から成型加工され、側面に環状の
ストッパ３０を有する円錐体３１と台座３２とから成
る。これらアダプタ２６、クッション１４及びコーン２
９は本発明の第２の発明に使用される。
に説明する。図１は本発明に含まれる全構成部材の一例
を示す図である。リング１１はリング部１２及び耳部１
３を有し、シリコンゴム等の柔らかな弾性材料を用いて
一体成形されており、通常３サイズのリング径のものが
準備される。クッション１４は軟質材料で成り、円筒形
の胴部１５と鍔部１６とから成る。シリンダ１７は硬質
材料で成り、その先端部１８には吸引口１９が設けら
れ、他端の開口部２０の外側には環状のストッパ２１が
設けられている。スポイト２２はゴム袋２３、バルブ２
４及びチューブ２５より成る。以上は本発明の第１の発
明に用いられる。また、アダプタ２６は硬質材料から成
型加工され、円筒形の胴部２７と鍔部２８とから成る。
コーン２９は硬質材料から成型加工され、側面に環状の
ストッパ３０を有する円錐体３１と台座３２とから成
る。これらアダプタ２６、クッション１４及びコーン２
９は本発明の第２の発明に使用される。
【００１２】次に、本発明の器具の使用方法及び機能に
ついて説明する。図２は第１の発明における操作を示す
もので、先ず、（Ａ）弾性体リング１１の孔をシリンダ
１７の開口部２０の縁に引っかけて左手の親指で押え、
反対側の耳部１３を引張って開口部２０の外側に載置す
る。（Ｂ）或いは、シリンダ１７をテーブルの上に立
て、先端部１８からリングを押下げるようにすると容易
に装着できる。（Ｃ）シリンダ１７の開口部２０の内側
にクッション１４を嵌込む。次に、スポイト２２のバル
ブ２４を閉め、チューブ２５を吸引口１９に差し込む。
ここで、クッション１４の鍔部１６の上部先端及び亀頭
全体にゼリーを塗布する。これによって、鍔部１６の気
密性を良くすると共に、亀頭がシリンダ１７内をスムー
ズに前方に動くようになる。（Ｄ）陰毛を掻分け、シリ
ンダ１７を下方に４５°傾けて陰茎基部に押当てて２〜
３回スポイト２２を動作させたら１０〜１５秒間待ち、
これを繰返す。体の血液が海綿体の中に誘導されるに
は、一定の時間が必要なので一気に負圧をかけないよう
にする。（Ｅ）適度に勃起したら、開口部２０に載置し
たリングの耳部１３を押えて陰茎基部の方に押し、シリ
ンダ１７から外す。このようにして陰茎基部に装着され
た弾性体リング１１は基部の奥に入り、性行為中に女性
自身に当たることはなく、また、当ってもシリコンゴム
のように皮膚に近い柔らかさの材質を用いているので違
和感がない。
ついて説明する。図２は第１の発明における操作を示す
もので、先ず、（Ａ）弾性体リング１１の孔をシリンダ
１７の開口部２０の縁に引っかけて左手の親指で押え、
反対側の耳部１３を引張って開口部２０の外側に載置す
る。（Ｂ）或いは、シリンダ１７をテーブルの上に立
て、先端部１８からリングを押下げるようにすると容易
に装着できる。（Ｃ）シリンダ１７の開口部２０の内側
にクッション１４を嵌込む。次に、スポイト２２のバル
ブ２４を閉め、チューブ２５を吸引口１９に差し込む。
ここで、クッション１４の鍔部１６の上部先端及び亀頭
全体にゼリーを塗布する。これによって、鍔部１６の気
密性を良くすると共に、亀頭がシリンダ１７内をスムー
ズに前方に動くようになる。（Ｄ）陰毛を掻分け、シリ
ンダ１７を下方に４５°傾けて陰茎基部に押当てて２〜
３回スポイト２２を動作させたら１０〜１５秒間待ち、
これを繰返す。体の血液が海綿体の中に誘導されるに
は、一定の時間が必要なので一気に負圧をかけないよう
にする。（Ｅ）適度に勃起したら、開口部２０に載置し
たリングの耳部１３を押えて陰茎基部の方に押し、シリ
ンダ１７から外す。このようにして陰茎基部に装着され
た弾性体リング１１は基部の奥に入り、性行為中に女性
自身に当たることはなく、また、当ってもシリコンゴム
のように皮膚に近い柔らかさの材質を用いているので違
和感がない。
【００１３】図３は、第２の発明における使用動作を示
す。（Ａ）図２（Ａ）と同じ要領で弾性体リング１１を
アダプタ２６の胴部外側に載置する。或いは、アダプタ
２６の内側にコーン２９の台座３２を嵌着してテーブル
の上に置き、円錐の先端から弾性体リング１１を押し下
げるようにすれば載置が容易になる。（Ｂ）クッション
１４をアダプタ２６の鍔２８のある方から嵌込む（コー
ン２９を使用しない時は、予めクッション１４を嵌込ん
でからリングを装着する）。（Ｃ）次に、陰茎基部にゼ
リーを塗布し、アダプタ２６に陰茎を挿通させ、亀頭・
陰茎に刺激を与えて適度の勃起を生じた時、リング１１
の耳部１３を抑えて陰茎基部の方に押付け、アダプタ２
６からリング１１を外せば装着が完了する。
す。（Ａ）図２（Ａ）と同じ要領で弾性体リング１１を
アダプタ２６の胴部外側に載置する。或いは、アダプタ
２６の内側にコーン２９の台座３２を嵌着してテーブル
の上に置き、円錐の先端から弾性体リング１１を押し下
げるようにすれば載置が容易になる。（Ｂ）クッション
１４をアダプタ２６の鍔２８のある方から嵌込む（コー
ン２９を使用しない時は、予めクッション１４を嵌込ん
でからリングを装着する）。（Ｃ）次に、陰茎基部にゼ
リーを塗布し、アダプタ２６に陰茎を挿通させ、亀頭・
陰茎に刺激を与えて適度の勃起を生じた時、リング１１
の耳部１３を抑えて陰茎基部の方に押付け、アダプタ２
６からリング１１を外せば装着が完了する。
【００１４】図４にシリコンゴムを用いた弾性リング１
１の具体的な構造例を示す。図４（Ａ），（Ｂ），
（Ｃ）には、それぞれリング孔径が１４ｍｍ，１２ｍｍ
及び１０ｍｍの３サイズについて平面図及び断面図を示
したが、この３サイズを準備すれば、実際上殆どの個人
差はカバーできる。これ等各サイズ共、リング断面は１
０ｍｍ径の円形をなし、締付けは広い面積で行なわれる
ので、苦痛を与えることがない。また、図５、図６及び
図７は、それぞれ弾性体リング１１の異なる変形例１１
１，１１２，１１３の平面図及び側面図を示す。すなわ
ち、図３の弾性体リング１１は陰茎の外周に均一な圧縮
力を加えるため、尿道も圧迫され射精ができにくくな
る。図５〜７の変形例では、リングの尿道に当る部を変
形又は開くことによってこの部分の圧縮力を弱めるよう
にし、射精を可能にしたものである。
１の具体的な構造例を示す。図４（Ａ），（Ｂ），
（Ｃ）には、それぞれリング孔径が１４ｍｍ，１２ｍｍ
及び１０ｍｍの３サイズについて平面図及び断面図を示
したが、この３サイズを準備すれば、実際上殆どの個人
差はカバーできる。これ等各サイズ共、リング断面は１
０ｍｍ径の円形をなし、締付けは広い面積で行なわれる
ので、苦痛を与えることがない。また、図５、図６及び
図７は、それぞれ弾性体リング１１の異なる変形例１１
１，１１２，１１３の平面図及び側面図を示す。すなわ
ち、図３の弾性体リング１１は陰茎の外周に均一な圧縮
力を加えるため、尿道も圧迫され射精ができにくくな
る。図５〜７の変形例では、リングの尿道に当る部を変
形又は開くことによってこの部分の圧縮力を弱めるよう
にし、射精を可能にしたものである。
【００１５】図８はクッションの変形例の形状を示す側
面図である。この場合、クッション１４１の胴部１５１
は前記クッション１４の胴部１５より短かくしており、
また、鍔部１６１の外径はシリンダ開口部の外径より大
きくしている。この使用動作は、図２（Ｄ）まではクッ
ション１４の場合と同じであるが、勃起した陰茎へのリ
ングの装着を前述のクッション１４に比べて容易にでき
るようにしたものである。図９は、この場合のリング装
着の様子を示すものであり、勃起したならば図９（Ａ）
の状態でシリンダ開口部２０に載置されたリングの耳部
１３を押え、クッション１４１の鍔部１６１の方へ押付
けながらシリンダ１７を素早く引くと、同図（Ｂ）のよ
うにリング１１は自動的に元の大きさに収縮して陰茎基
部に装着される。次にクッション１４１を収縮したリン
グ１１の外側から抜取るようにする。
面図である。この場合、クッション１４１の胴部１５１
は前記クッション１４の胴部１５より短かくしており、
また、鍔部１６１の外径はシリンダ開口部の外径より大
きくしている。この使用動作は、図２（Ｄ）まではクッ
ション１４の場合と同じであるが、勃起した陰茎へのリ
ングの装着を前述のクッション１４に比べて容易にでき
るようにしたものである。図９は、この場合のリング装
着の様子を示すものであり、勃起したならば図９（Ａ）
の状態でシリンダ開口部２０に載置されたリングの耳部
１３を押え、クッション１４１の鍔部１６１の方へ押付
けながらシリンダ１７を素早く引くと、同図（Ｂ）のよ
うにリング１１は自動的に元の大きさに収縮して陰茎基
部に装着される。次にクッション１４１を収縮したリン
グ１１の外側から抜取るようにする。
【００１６】
【発明の効果】以上に述べたように本発明の男性機能回
復補助器具によれば、締付用の弾性体リングを拡げて口
径の大きいシリンダ開口部或いはアダプタの外側に載置
しておき、陰茎を挿通した後、基部に落すようにするの
で装着が極めて容易になると共に、柔らかな弾性体リン
グにより広い接触面で締付けを行なうので、痛みを伴な
うことがない。更に、このように苦痛なく訓練を重ねる
ことによって自信が生まれ、インポテンスが治療でき
る。
復補助器具によれば、締付用の弾性体リングを拡げて口
径の大きいシリンダ開口部或いはアダプタの外側に載置
しておき、陰茎を挿通した後、基部に落すようにするの
で装着が極めて容易になると共に、柔らかな弾性体リン
グにより広い接触面で締付けを行なうので、痛みを伴な
うことがない。更に、このように苦痛なく訓練を重ねる
ことによって自信が生まれ、インポテンスが治療でき
る。
【図１】本発明に含まれる全構成部材の一例を示す図で
ある。
ある。
【図２】本発明の器具の使用動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図３】本発明の他の器具の使用動作を説明するための
図である。
図である。
【図４】弾性体リングの形状例を示す図である。
【図５】弾性体リングの変形例の形状を示す図である。
【図６】弾性体リングの他の変形例の形状を示す図であ
る。
る。
【図７】弾性体リングの他の変形例の形状を示す図であ
る。
る。
【図８】クッションの変形例の形状を示す図である。
【図９】図８におけるクッションの作用を説明するため
の図である。
の図である。
【図１０】従来の器具におけるゴムキャップの孔径と締
付力との関係を示す図である。
付力との関係を示す図である。
【図１１】従来の器具の構成部材を示す図である。
【図１２】従来の器具の使用方法を説明するための図で
ある。
ある。
１，１７ シリンダ ３，２２ スポイト ５ ゴムキャップ ７ 孔 ８ 陰茎 １１，１１１，１１２，１１３ 弾性体リング １２ リング部 １３ 耳部 １４，１４１ クッション ２０ 開口部 ２６ アダプタ ２９ コーン
Claims (5)
- 【請求項１】 陰圧式勃起補助器具において、両側に伸
張用の耳部を有し、勃起させた陰茎の基部を所要の締付
力で締結する弾性体リングと、この弾性体リングを開口
端の外側に載置し、内部に収容した陰茎に負圧を与える
シリンダと、前記開口端に嵌着してその内面及び周縁部
を覆う軟質材料で成るクッションと、前記シリンダ先端
に設けた吸引口に連結され、シリンダ内の空気を抜取る
スポイトとを具備したことを特徴とする男性機能回復補
助器具。 - 【請求項２】 両側に伸張用の耳部を有し、勃起させた
陰茎の基部を所要の締付力で締結する弾性体リングと、
硬質材料で成り前記弾性体リングを外周面上に載置する
円筒形のアダプタと、軟質材料で成り、前記アダプタに
嵌着してその内面及び周縁部を覆うクッションとを備え
たことを特徴とする男性機能回復補助器具。 - 【請求項３】 前記弾性体リングが、皮膚と同程度の軟
らかさを有し、伸び率の大きいシリコンゴムリングであ
る請求項１又は２に記載の男性機能回復補助器具。 - 【請求項４】 前記弾性体リングが、リングの特定箇所
で開環しているか、又はリングの一部が環の外方に突出
した形状をなすものである請求項１又は２に記載の男性
機能回復補助器具。 - 【請求項５】 前記アダプタには弾性体リングを案内し
て載置するための円錐形治具が備えられている請求項２
に記載の男性機能回復補助器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16633194A JPH08652A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 男性機能回復補助器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16633194A JPH08652A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 男性機能回復補助器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08652A true JPH08652A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15829388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16633194A Pending JPH08652A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 男性機能回復補助器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08652A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001516723A (ja) * | 1997-09-12 | 2001-10-02 | ヴァソゲン アイルランド リミテッド | ストレスの治療およびストレスに対する予備調整 |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP16633194A patent/JPH08652A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001516723A (ja) * | 1997-09-12 | 2001-10-02 | ヴァソゲン アイルランド リミテッド | ストレスの治療およびストレスに対する予備調整 |
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