JPH0856999A - 介護用台車 - Google Patents

介護用台車

Info

Publication number
JPH0856999A
JPH0856999A JP6219437A JP21943794A JPH0856999A JP H0856999 A JPH0856999 A JP H0856999A JP 6219437 A JP6219437 A JP 6219437A JP 21943794 A JP21943794 A JP 21943794A JP H0856999 A JPH0856999 A JP H0856999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
battery
care
washing
disinfecting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6219437A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Shibukawa
利秋 渋川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WARASHINA FUKUSHIKAI SUMIIRONO
WARASHINA FUKUSHIKAI SUMIIRONO SATO
Original Assignee
WARASHINA FUKUSHIKAI SUMIIRONO
WARASHINA FUKUSHIKAI SUMIIRONO SATO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WARASHINA FUKUSHIKAI SUMIIRONO, WARASHINA FUKUSHIKAI SUMIIRONO SATO filed Critical WARASHINA FUKUSHIKAI SUMIIRONO
Priority to JP6219437A priority Critical patent/JPH0856999A/ja
Publication of JPH0856999A publication Critical patent/JPH0856999A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手洗い消毒器を台車本体に一体に取付けるこ
とにより、清掃車等の介護用台車を使用した各種作業の
作業性を向上させることが可能な介護用台車を提供する
こと。 【構成】 介護用台車本体と、上記介護用台車本体に取
付けられたバッテリー式の手洗い消毒器と、上記介護用
台車本体に取付けられた手洗い消毒器用受け皿体と、を
具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、痴呆性老人等
を収容している特殊老人ホーム等において使用される介
護用台車に係り、特に、介護者の手指を消毒するための
手洗い消毒器を一体に備えた構成とすることにより、作
業性を大幅に向上させることができるとともに、衛生上
の問題を解消することができるように工夫したものに関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、痴呆性老人等の患者を収容して
いる特殊老人ホーム等においては、清掃車と称される介
護用台車が使用されている。この清掃車は、患者のおむ
つ等の衣類を交換する際に使用するものであって、台車
本体と、台車本体に取付けられ新規のおむつ等を収容し
た台と、台車本体に搭載され使用済のおむつ等を入れる
別の箱体等から構成されている。このような清掃車を走
行させながら、患者のベッドまで移動する。そこで、お
むつ等の衣類を交換するとともに患者の身体を拭く等の
作業を行いながら、多数のベッドを順次巡回しいてくも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、上記したような
清掃車を使用しながら、患者のおむつ等の衣類を交換す
る作業においては、介護者が自分の手を消毒しながら行
う場合がある。すなわち、使用済の衣類等に触れた手で
新規な衣類に触れたくない場合があり、その他、作業の
仮定で手を消毒する必要が生じる場合がある。従来、こ
のような場合には、別途、遠隔な場所に設置されている
手洗い消毒器の所までその都度移動して必要な消毒をす
るようにしていた。しかしながら、それでは作業性が極
めて悪いという問題があった。特に、大きい施設の場合
には清掃車の移動範囲も広く、必ずしも作業を行ってい
る近くに手洗い消毒器があるとは限らず、作業を徒に中
断させてしまうことになってしまう。そのため、従来
は、そのような消毒を行わないことが多く、衛生上問題
になっていた。
【0004】本発明はこのうよな点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、手洗い消毒器を台車本
体に一体に取付けることにより、清掃車等の介護用台車
を使用した各種作業の作業性を向上させることができる
とともに、衛生上の問題を一掃することが可能な介護用
台車を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明による介護用台車は、介護用台車本体と、上記
介護用台車本体に取付けられたバッテリー式の手洗い消
毒器と、上記介護用台車本体に取付けられた手洗い消毒
器用受け皿体と、を具備したことを特徴とするものであ
る。その際、上記手洗い消毒器用受け皿体を、背面板
と、底板と、一対の側面板とから構成して、上記背面板
を介して介護用台車本体に着脱可能に取付けることが考
えられる。又、手洗い消毒器を手洗い消毒器用受け皿体
の背面板に着脱可能に取付けることが考えられる。又、
背面板側に係合部を設け、一方、手洗い消毒器の背面側
にも係合部を設け、手洗い消毒器側の係合部を背面板側
の係合部に係合させることにより、手洗い消毒器を背面
板に着脱可能に取付けることが考えられる。又、手洗い
消毒器用受け皿体の底板に、手洗い式消毒器の手検出セ
ンサの誤動作を防止するための黒色の板体を配置するこ
とが考えられる。又、手洗い消毒器側にはバッテリー取
付部材が取付けられていて、バッテリーはこのバッテリ
ー取付部材に着脱可能に取付けられ、その際、バッテリ
ー側の係合部とバッテリー取付部材側の係合部との係合
関係によりバッテリーの落下が防止されるように構成す
ることが考えられる。又、バッテリーをバッテリー取付
部材に取付けることにより、バッテリーと手洗い消毒器
との電気的接続関係が得られるように構成することが考
えられる。
【0006】
【作用】まず、介護用台車本体があり、この介護用台車
本体には、バッテリー式の手洗い消毒器が取付けられて
いる。又、介護用台車本体には、手洗い消毒器用受け皿
体が取付けられている。このように、介護用台車本体に
バッテリー式の手洗い消毒器を取付けることにより、介
護用台車を使用しての一連の作業において、手の消毒が
必要な場合には、そこに取付けられているバッテリー式
の手洗い消毒器を使用して必要な消毒を行えばよい。そ
れによって、一連の作業の作業性を大幅に向上させるこ
とができる。又、手洗い消毒器用受け皿体を、背面板
と、底板と、一対の側面板とから構成した場合には、背
面板を介して手洗い消毒器用受け皿体を介護用台車本体
に着脱可能に取付けることになる。又、手洗い消毒器
は、上記背面板に着脱可能に取付けることになる。又、
手洗い消毒器の背面板に対する取付構造としては、様々
な構成が考えられるが、例えば、背面板側に係合部を設
け、一方、手洗い消毒器の背面側にも係合部が設ける。
そして、手洗い消毒器側の係合部を背面板側の係合部に
係合させることにより、手洗い消毒器を背面板に着脱可
能に取付けることになる。この場合には、上記相互の係
合部の係合関係を適宜解除することにより、手洗い消毒
器を背面板より容易に取り外すことができるものであ
る。又、手洗い消毒器用受け皿体の底板に、手洗い式消
毒器の手検出センサの誤動作を防止するための黒色の板
体が配置することが考えられる。これは、手洗い消毒器
は、人間の手を感知することにより消毒液を噴射するも
のであり、その際、手洗い消毒器用受け皿体の色によっ
ては、人間の手と誤判断して不必要に消毒液を噴射する
ことができる。そこで、そのような誤動作をなくすため
に、手洗い消毒器用受け皿体の底板に黒色の板体を配置
したものである。又、手洗い消毒器側にバッテリー取付
部材を取付けて、バッテリーをこのバッテリー取付部材
に着脱可能に取付けるようにし、且つ、バッテリー側の
係合部とバッテリー取付部材側の係合部との係合関係に
よりバッテリーの落下が防止されるように構成した場合
には、単に、バッテリーをバッテリー取付部材に嵌め込
むようにするだけで簡単に取付けることができ、且つ、
両者の係合関係によりバッテリーの不用意な落下は確実
に防止されることになる。又、バッテリーをバッテリー
取付部材に取付けることにより、バッテリーと手洗い消
毒器との電気的接続関係が得られるように構成した場合
には、両者を電気的に接続するための配線が不要とな
り、より簡素な構成を実現することができる。
【0007】
【実施例】以下、図1乃至図9を参照して本発明の一実
施例を説明する。この実施例は、本願発明を痴呆性老人
等の患者を収容する特殊老人ホームで使用される清掃車
に適用した例を示すものである。まず、図1に示すよう
に、清掃車本体1がある。この清掃車本体1は、各種鋼
材等によって構築されていて、底部3の下面側には、4
個のキャスタ5が取付けられている。清掃車本体1は、
介護者の操作により、これら4個のキャスタ5を介し
て、任意の場所に移動することになる。
【0008】上記清掃車本体1は、底部3の四隅より上
方に立設された4本の支柱7を備えていて、これら4本
(図1では片側の2本のみ示している)の支柱7の上部
には、4枚(図1では1枚のみ示している)の側面板9
が取付けられている。又、上記4本の支柱7の上端部は
側面板9より所定量だけ突出している。
【0009】上記清掃車本体1の底部3上であって図1
中左側には、お絞り収容台車11が搭載されている。こ
のお絞り収容台車11は、使用前の消毒済のお絞りを収
容するボックス13と、このボックス13の下方に延長
された4本の脚15と、これら4本の脚15の下端に取
付けられたキャスタ17等から構成されている。上記ボ
ックス13内には、上記したように、消毒済のお絞りが
収容されていて、そこから適宜取り出して、例えば、患
者の身体を拭いたりするものである。上記ボックス13
の上面側には把手19が取付けられている。
【0010】上記清掃車本体1の図1中右側には、台2
1が取付けられていて、この台212は、非使用時には
図中実線で示すように、清掃車本体1側に折り畳まれた
状態になっており、一方、使用時には図中仮想線で示す
ように、図示しないヒンジ部を介して水平状態まで引き
出されることになる。その引き出された状態は、両側に
取付けられたチェーン23(図中片側のみ示す)によっ
て保持される。そして、この台21上に使用前の消毒済
のおむつ25が搭載されている。
【0011】上記清掃車本体1の底部3上であって、お
絞り収容台車11の側方には、ボックス27が搭載され
ている。このボックス27は、使用済みのおむつを収容
するためのものであり、すなわち、介護者は、患者から
取り外した使用済みのおむつをこのボックス27内に入
れるものである。
【0012】上記清掃車本体1には、バッテリー式の手
洗い消毒器29と、この手洗い消毒器29用の手洗い消
毒器用受け皿体31が取付けられている。まず、上記手
洗い消毒器用受け皿体31の構成から説明すると、手洗
い消毒器用受け皿体31は、背面板33と、この背面板
33の下端に連接された底板35と、上記背面板33及
び底板35の左右両側に配置された側面板37、39と
から構成されている。これら背面板33、底板35、一
対の側面板37、39は、一体物として成形してもよい
し、夫々別体で成形して、連結するようにしてもよい。
上記側面板37、39は、図3に示すように、所定の湾
曲形状をなしている。これは、上記手洗い消毒器29の
着脱作業、及び後述するバッテリーの着脱作業を考慮し
てのものである。
【0013】上記構成をなす手洗い消毒器用受け皿体3
1は、図1に示すように、清掃車本体1の支柱7及び側
面板9に支持されているとともに、これら支柱7及び側
面板9に、図示しないネジ等によって着脱可能に取付け
られている。又、手洗い消毒器用受け皿体31の底板3
5は、図3に示すように、その先端が若干量だけ上方に
折曲げられていて器状をなしている。又、底板35上に
は、黒色のゴム板41が設置されている。このゴム板4
1は、手洗い消毒器29の誤動作を防止するためのもの
であり、それについては、後で詳細に説明する。
【0014】次に、手洗い消毒器29の構成について説
明する。この手洗い消毒器29は、既に説明したよう
に、バッテリー式であり、図1及び図2に示すように、
側部にはバッテリー43が着脱可能に搭載されている。
又、手洗い消毒器29は、まず、外側のハウジング45
を備えていて、このハウジング45の上端には開閉蓋体
47が取付けられている。
【0015】上記ハウジング45内は、図4に示すよう
な構成になっている。まず、サブタンク49が配置され
ていて、このサブタンク49内には、カートリッジタン
ク51が出し入れ可能に収容されている。このカートリ
ッジタンク5内には、消毒液53が収容されている。上
記サブタンク49の下部には、液位パイプ55と、液位
センサ57が取付けられている。又、サブタンク49の
下方には、配管59を介してポンプ61が接続されてい
る。このポンプ61の吐出側には配管63が接続されて
いて、この配管63にはノズルジョイント65を介して
噴射ノズル67が接続されている。
【0016】上記カートリッジタンク51内の消毒液5
3は、サブタンク49内に流出し、このサブタンク49
内に一旦溜まることになる。サブタンク49内の消毒液
53は、ポンプ61によって吸引・加圧されて噴射ノズ
ル67に供給される。噴射ノズル67は、消毒液53を
細かな粒にして噴射する。そのときの噴射量は、約1ml
/秒程度である。又、サブタンク49内の消毒液53の
量が予め設定された量を下回った場合には、それを液位
センサ57によって検出されることになる。又、上記噴
射ノズル67は、図1に示すように、ハウジング45の
下端面の中央位置より下方に所定量だけ突出・配置され
ている。
【0017】又、上記ハウジング45の下端面には、図
1に示すように、手指検出センサ69が取付けられてい
る。この手指センサ69は、赤外線の発光素子と受光素
子とから構成されている。例えば、手指を手指検出セン
サ69の前(実際には下側)に差し出すと、発光素子か
ら発光された赤外線が手指を反射して、受光素子に受光
されることになる。それによって、手指を検出したもの
と判別し、既に説明したポンプ61に起動指令を出力す
ることになる。それによって、消毒液53の噴射が行わ
れる。尚、前述したように、手洗い消毒器用受け皿体3
1の底板35上には、黒色のゴム板41が設置されてい
る。これは、黒色のゴム板41を設置しておけば、手指
検出センサ69が誤って手指を検知したと誤判断するよ
うなことがなくなるからである。
【0018】次に、手洗い消毒器29の回路ブロックと
電気配線の構成を、図8及び図9を参照して説明する。
まず、回路ブロックの構成を図8に示す。電子回路部7
1があり、この電子回路部71には、バッテリー43よ
り必要な電源が供給されることになる。上記バッテリー
43は図示しない充電器を使用して充電されることにな
る。上記電子回路部71には、既に説明したポンプ6
1、液位センサ57、手指センサ69が接続されている
とともに、補給ランプ73、運転ランプ75が接続され
ている。上記補給ランプ73、運転ランプ75は、図5
に示すように、ハウジング45の前面側に取付けられて
いる。上記補給ランプ73は、液位センサ57が予め設
定された低液位を検出した場合に点滅してこれを知らせ
るものである。この補給ランプ73が点滅した場合に
は、ポンプ61の起動は停止されることになる。又、運
転ランプ75は、ポンプ61が作動していない待機時に
あっては緑色で点灯し、ポンプ61が起動した場合には
オレンジ色で点灯することになる。又、各機器の電気配
線は図9に示すようになっている。図中符号77はDC
ジャックを示している。
【0019】次に、手洗い消毒器29の手洗い消毒器用
受け皿体31に対する取付構造について説明する。ま
ず、手洗い消毒器用受け皿体31の背面板33側には、
図6に示すような取付板81が取付・固定されている。
すなわち、取付板81には上下二箇所にねじ孔83、8
5が設けられていて、これらねじ孔83、85に図示し
ないねじを通して、上記背面板33にねじ込むことによ
り、取付板81を背面板33に取付・固定するものであ
る。上記取付板81には、4箇所にわたって係合部87
が突設されている。一方、図7に示すように、手洗い消
毒器29の背面側には、上記4個の係合部87に上方か
ら係合する係合部89が突設されている。上記手洗い消
毒器29の背面側の4個の係合部89を、背面板33側
の4個の係合部87に上方から係合させることにより、
手洗い消毒器29を背面板33側に取付ける。これに対
して、手洗い消毒器29を背面板33側より外す場合に
は、手洗い消毒器29を上方に引き上げれば良い。それ
によって、手洗い消毒器29を容易に外すことができ
る。
【0020】次に、バッテリー43の手洗い消毒器29
に対する取付構造について説明する。図2及び図5に示
すように、手洗い消毒器29の側部には、バッテリー取
付部材91が取付けられている。このバッテリー取付部
91は、天板93と、一対の側板95、97とから構成
されている。上記一対の側板95、97の内側には、溝
99、101が夫々形成されている。一方、バッテリー
43の両側面には、図示しない突起が2本水平方向に延
長された状態で突設されている。そして、バッテリー4
3をバッテリー取付部91に取付・固定する場合には、
バッテリー43側の2本の突起を、バッテリー取付部材
91側の溝99、101に差し込んでいく。それによっ
て、バッテリー43がバッテリー取付部材91に取付・
固定されることになる。又、本実施例の場合には、バッ
テリー43をバッテリー取付部材91に取付けることに
より、バッテリー43と手洗い消毒器29に設けられた
電気的接続部103、105(図2に示す)を介して電
気的接続も得られるようになっている。
【0021】以上の構成を基にその作用を説明する。ま
ず、介護者は、図1に示す状態の清掃車を移動させなが
ら、患者が横たわっているベッドを巡回していく。そし
て、患者が使用しているおむつを取り外して、ボックス
27内に入れるとともに、消毒済の使用前のおむつ25
を1個とり、それを患者に装着する。このようなおむつ
交換作業時において、お絞り収容ボックス13内のお絞
りを使用して、患者の身体を拭く等の作業を行う。この
お絞りもボックス27内に入れられる。
【0022】又、患者一人当たりの作業が終了すると、
介護者の手指はそれなりに汚れることになり、各種の雑
菌が付着することになる。そこで、患者一人当たりの作
業が終了したら、手洗い消毒器29を使用して手指の消
毒を行う。すなわち、手指を手指検出センサ69の下方
に差し出すと、手指検出センサ69がこれを検知して、
ポンプ61を起動させる。このポンプ61の起動によっ
て、消毒液53が噴射ノズル67を介して介護者の差し
出した手指に噴射される。介護者は噴射された消毒液5
3を手指の全体に擦り付けることにより必要な消毒を施
す。消毒液53は揮発性の高いものであるので、特に拭
くようなことを行わなくても手指はそのまま乾燥するこ
とになる。
【0023】上記のような作業を行いながら多数のベッ
ドを順次巡回していく。本実施例におていは、35人の
患者に対して1日8回程度おむつ交換を行い、その都度
手洗い消毒器29による消毒を施すようにしており、バ
ッテリー43の充電量も略それに見合ったものとなって
いる。つまり、1日1回の充電によって必要な作業を継
続して行うことができるものである。
【0024】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、清掃車を移動しせながら多数
のベッドを巡回していく作業においても、必要な手指の
消毒を簡単に行うことができるようになった。それは、
清掃車本体1に手洗い消毒器29を取付けたからであ
り、従来のように、遠隔な場所に据え付けられている手
洗い消毒器を使用することにより作業が大幅に中断され
てしまったり、或いは、必要な消毒を行わないようにし
て衛生上の問題が生じてしまうようなことをなくすこと
ができる。又、手洗い消毒器用受け皿体31を設けてい
るので、消毒時に噴射ノズル67より噴射される消毒液
53が床等に落ちて、床が汚れたり、床の塗料が剥げた
りするようなことを未然に防止することができる。因
に、手洗い消毒器用受け皿体31の底板35の黒色のゴ
ム板41上に落ちた消毒液53は殆どそのまま揮発して
しまうので、ゴム板41上に残留するようなことはな
い。又、上記ゴム板41が設置されているので、手洗い
消毒器29の手指検出センサ69の誤動作を防止するこ
とができる。又、本実施例の場合には、バッテリー43
をバッテリー取付部材43に取付けるだけで電気的な接
続関係をも得ることができるようになっているので、バ
ッテリー43と手洗い消毒器29との間の配線がなくな
り、構成上簡素なものとなることはもとより、引っ掛か
る部分が少なくなるので、使いがってもより良好なもの
となる。又、バッテリー43は、バッテリー取付部材4
3との間の係合関係によりその落下を確実に防止した状
態で取付けられているので、使用時にバッテリー43が
不用意に落下して、作業が中断されてしまうようなこと
もない。又、手洗い消毒器29はその背面側の係合部8
9を背面板33に取付けられた取付板81の係合部87
に係合させることにより、容易に着脱できるような構成
で取付けられているので、その取付作業が簡単であるこ
とはもとより、保守・点検時における取外し作業も簡単
である。
【0025】尚、本発明は前記一実施例に限定されるも
のではない。例えば、介護用台車としては、前記一実施
例のような清掃車に限定されるものではなく、医療用器
具を搭載した医療用台車、その他各種の台車に対しても
同様に適用できる。又、前記一実施例においては、バッ
テリー43と手洗い消毒器29の間の電源供給線を使用
しない構造として説明したが、電源供給線を使用するよ
うなタイプとして構成してもよい。又、手洗い消毒器2
9、手洗い消毒器用受け皿体31自体の構成について
は、図示したものに限定せず、又、それらを介護用台車
本体の何処にどのような構成によって取付けるかについ
てもこれを特に限定するものではない。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による介護用
台車によると、介護用台車本体に手洗い消毒器が一体に
取付けられているので、介護用台車を移動させながら各
種の作業を行う仮定で、手指を消毒する必要が生じたよ
うな場合にも、すぐにその場で必要な消毒を施すことが
できる。よって、従来のように、作業場所から遠隔な所
に設置されている消毒器を使用することにより、作業が
大幅に中断されるようなこともなくなり、作業性の向
上、作業時間の短縮を図ることができるようになった。
又、従来の場合には、遠隔な場所でしか必要な消毒を行
うことができなかったために、必要な消毒を行わないよ
うなこともあったが、本願発明の場合には、そのような
ことはなく、必要な消毒が必ず実行されるようになるの
で、衛生上も極めて好ましい状態になる。又、手洗い消
毒器用受け皿体を設けているので、消毒時に消毒液が床
等に落ちて、床が汚れたり、床の塗料が剥げたりするよ
うなことを未然に防止することができる。又、上記黒色
の板体を設置した場合には、手洗い消毒器の誤動作を防
止することができる。又、バッテリーをバッテリー取付
部材に取付けるだけで電気的な接続関係をも得ることが
できるようにした場合には、バッテリーと手洗い消毒器
との間の配線がなくなり、構成上簡素なものとなること
はもとより、引っ掛かる部分が少なくなるので、使いが
ってもより良好なものとなる。又、バッテリーは、バッ
テリー取付部材との間の係合関係によりその落下を確実
に防止した状態で取付けられているので、使用時にバッ
テリーが不用意に落下して、作業が中断されてしまうよ
うなこともない。又、手洗い消毒器はその背面側の係合
部を背面板に取付けられた取付板の係合部に係合させる
ことにより、容易に着脱できるような構成で取付けられ
ているので、その取付作業が簡単であることはもとよ
り、保守・点検時における取外し作業も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で清掃車の正面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例を示す図で清掃車の取付けら
れている手洗い消毒器及び手洗い消毒器用受け皿体の構
成を示す上面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図で清掃車の取付けら
れている手洗い消毒器及び手洗い消毒器用受け皿体の構
成を示す側面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す図で手洗い消毒器の内
部の構成を示す正面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す図で手洗い消毒器の外
観を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施例を示す図で手洗い消毒器を手
洗い消毒器用受け皿体に取付ける際に使用する取付板の
構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施例を示す図で手洗い消毒器の背
面の構成を示す斜視図である。
【図8】本発明の一実施例を示す図で手洗い消毒器の電
気的構成を示す回路ブロック図である。
【図9】本発明の一実施例を示す図で手洗い消毒器の電
気的構成を示す電気配線図である。
【符号の説明】
1 清掃車本体(介護用台車本体) 11 お絞り収容台車 29 手洗い消毒器 31 手洗い消毒器用受け皿体 33 背面板 35 底板 37 側面板 39 側面板 41 黒色のゴム板 81 取付板 87 取付板側の係合部 89 手洗い消毒器側の係合部 91 バッテリー取付部材 99 バッテリー取付部材側の溝 101 バッテリー取付部材側の溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 介護用台車本体と、上記介護用台車本体
    に取付けられたバッテリー式の手洗い消毒器と、上記介
    護用台車本体に取付けられた手洗い消毒器用受け皿体
    と、を具備したことを特徴とする介護用台車
  2. 【請求項2】 請求項1記載の介護用台車において、上
    記手洗い消毒器用受け皿体は、背面板と、底板と、一対
    の側面板とから構成されていて、上記背面板を介して介
    護用台車本体に着脱可能に取付けられていることを特徴
    とする介護用台車。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の介護用台車において、手
    洗い消毒器は、手洗い消毒器用受け皿体の背面板に着脱
    可能に取付けられていることを特徴とする介護用台車。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の介護用台車において、背
    面板側には係合部が設けられていて、一方、手洗い消毒
    器の背面側にも係合部が設けられていて、手洗い消毒器
    側の係合部を背面板側の係合部に係合させることによ
    り、手洗い消毒器を背面板に着脱可能に取付けるもので
    あることを特徴とする介護用台車。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の介護用台車において、手
    洗い消毒器用受け皿体の底板には、手洗い式消毒器の手
    検出センサの誤動作を防止するための黒色の板体が配置
    されていることを特徴とする介護用台車。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の介護用台車において、手
    洗い消毒器側にはバッテリー取付部材が取付けられてい
    て、バッテリーはこのバッテリー取付部材に着脱可能に
    取付けられ、その際、バッテリー側の係合部とバッテリ
    ー取付部材側の係合部との係合関係によりバッテリーの
    落下が防止されるようになっていることを特徴とする介
    護用台車。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の介護用台車において、バ
    ッテリーをバッテリー取付部材に取付けることにより、
    バッテリーと手洗い消毒器との電気的接続関係が得られ
    ることを特徴とする介護用台車。
JP6219437A 1994-08-22 1994-08-22 介護用台車 Pending JPH0856999A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6219437A JPH0856999A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 介護用台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6219437A JPH0856999A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 介護用台車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0856999A true JPH0856999A (ja) 1996-03-05

Family

ID=16735395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6219437A Pending JPH0856999A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 介護用台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0856999A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106037942A (zh) * 2016-07-29 2016-10-26 董艳 一种外科用手术消毒护理仪
CN106395082A (zh) * 2016-12-22 2017-02-15 太仓市律点信息技术有限公司 一种手术室用医疗设备箱
CN111529268A (zh) * 2020-05-11 2020-08-14 宁波市北仑区人民医院 一种方便消毒作业的智能护士站护士工作台

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106037942A (zh) * 2016-07-29 2016-10-26 董艳 一种外科用手术消毒护理仪
CN106395082A (zh) * 2016-12-22 2017-02-15 太仓市律点信息技术有限公司 一种手术室用医疗设备箱
CN111529268A (zh) * 2020-05-11 2020-08-14 宁波市北仑区人民医院 一种方便消毒作业的智能护士站护士工作台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5487877A (en) Restroom organizer and sterilizing apparatus
CN108348312A (zh) 多个义齿消毒及清洁装置
US20090301927A1 (en) Organizer of expendable supplies for medical patients (OESMP)
CN112494700A (zh) 一种医用消毒机器人
KR101468112B1 (ko) 화장솔 자동 세척장치
JPH0856999A (ja) 介護用台車
CN211050014U (zh) 移动医疗推车
CN216395054U (zh) 一种盆底康复治疗仪
CN205885696U (zh) 一种电动洗澡床
CN213406282U (zh) 一种手术室护理清洁一体机
JPH0914129A (ja) 自動液体吐出補助装置
CN212522282U (zh) 一种多功能糖足患者换药装置
CN213312903U (zh) 一种喷雾式门诊护理用消毒装置
KR20180134594A (ko) 자외선을 이용한 자동 살균 쿠션 콤팩트 케이스
KR20140108948A (ko) 이동식 사용기능을 갖는 다기능 손 세정장치
CN111569973A (zh) 一种传染病治疗实验用操作台
CN111714312A (zh) 一种具备杀菌消毒功能的手术室护理车
CN218739136U (zh) 一种医用折叠桌
CN206995512U (zh) 一种手持式自动喷洒双滚刷清洁消毒器
CN205622711U (zh) 一种具有消毒功能的手机
CN211610496U (zh) 一种医用护理手推车
KR102611517B1 (ko) 틀니 세척기
CN211912120U (zh) 多功能助浴护理车
CN214484627U (zh) 一种便于调节的多功能手术室护理盘
CN219700808U (zh) 指尖消毒清洁机

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041019