JPH08511228A - 容器装置用のシーリング - Google Patents

容器装置用のシーリング

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JPH08511228A JP52033095A JP52033095A JPH08511228A JP H08511228 A JPH08511228 A JP H08511228A JP 52033095 A JP52033095 A JP 52033095A JP 52033095 A JP52033095 A JP 52033095A JP H08511228 A JPH08511228 A JP H08511228A
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Abstract

(57)【要約】 シール・リング(6)が、容器装置(1)−これは、CO2等のガスの加圧下で容器(2)内に貯蔵されている生ビール等の液体を配送する目的に供される−内に配置されている。バルブ(3)が、容器(2)上のねじ付き首部リング(5)内にねじ(4)手段を介して螺入されている。バルブ(3)は、開口状態では、液体と同様にガスも通過させるガス−液体組合せバルブに構成されている。バルブ(3)と首部リング(5)上には平らで平行な対向リング面(14,15)が形成され、そしてこれらの間に、シール・リング(6)が配置されている。円筒状の突起(13)が、バルブ(3)のリング面(14)から首部リング(5)のリング面(15)へ向け下向きに延在されている。バルブ(3)と首部リング(5)の間にはスロット隙間(11)が設けられ、これを通り、容器(2)内の過剰圧が、バルブ(3)を取外している際に解放されることができる。突起(13)は、シール・リング(6)の一部分がガスの過剰圧によってスロット隙間(11)内へ圧入されてガスの流動を閉塞するのを防止すると共に、操作者がバルブを取外している時に前記隙間が解放されて、この操作者が、前記バルブがその首部リングとの係合を解放された瞬間にこのバルブがガスの過剰圧によって室内へ射出されることによる危険に晒されるのを防止する目的に供される。

Description

【発明の詳細な説明】 容器装置用のシーリング 本発明は、液体、例えば、生ビールを配送する目的に供される形式の容器装置 であって、ガス、例えば、CO2の圧力下で液体を貯蔵する容器と、この容器上 に固定された首部リング内に装着される組合せガス−液体バルブとを有し、そし て、前記バルブが前記首部リングに対して、バルブおよび首部リング上のそれぞ れ対向するリング面の間に配置されるシール・リング手段を介してシールされて いる容器装置の、シーリングに関する。 この種の容器装置は、通常、清掃、充填しバルブを装着した上で出荷される。 消費場所において、結合ヘッドがバルブ上に固定され、そしてこの結合ヘッドの 作動で、容器の内部とガス源および引抜き場所の間の通路がそれぞれ開口される ことにより、例えば、生ビールが供給される。 使用されて容器が空になると、結合ヘッドが取外され、バルブのガス−液通路 が自動的に閉塞される。従って、容器装置−普通は、液を空にされている−内に は、通常ある程度の過剰圧が残存されている。 この過剰圧は、バルブを交換したり或いは容器内部を点検するためにバルブを 取外している操作者に対して、危険性を孕んでいる。若し、過剰圧を負荷されて いる状態でバルブが取外されると、このバルブは、特別の保安措置がない限り、 首部リングとの結合を弛緩された際に大きな力をもって室内へ射出されるであろ う。若し、この時、操作者に命中すると重大な傷害を発生するであろう。 このため、この種の事故を防止するよう、現在では通常、バルブ構造に対して 、バルブと首部リングとの係合が弛緩される前に過剰圧を解放するよう意図され た保安装置が提供されている。 しかしながら、従来のシール構造におけるバルブおよび首部リング間の通常の 方形シール・リングは、ガス圧で変形されがちであるため、このシール・リング の一部が、バルブおよび首部リング間に形成されているスロット隙間−バルブの 取外し時にガス通路となる−内へ進入されることが判明した。 このように、スロット隙間が閉塞されてガスが意図されるようには排出されな いため、前述の保安措置にも拘らず、前記保安装置を信頼しきっている無知の操 作者は、全く解放されていない過剰圧によって室内へ射出される、取外し時のバ ルブによって射撃される不慮の危険に晒されることになる。 このため、冒頭のパラグラフに記載される形式のシール・リングであって、し かも、このシール・リングの一部分が変形されて、バルブと首部リングの間に設 けられている、バルブの取外し時にガス圧を解放するための前記スロット隙間内 へ進入しそしてこれを閉塞することのないようなシール・リングの提供が要望さ れている。 本発明に係る、前記要望を達成するための、新規且つ特定の特徴は、バルブが 、このバルブのリング面の周面から首部リングのリング面へ向けて突出するリン グ形状突起を有する事実に存在する。この突起は、リング面の半径方向変形を阻 止することにより、容器内の過剰圧が、リングの一部分を、バルブおよび首部リ ング間のスロット隙間内へ圧入するのを防止する。これにより、ガスは、バルブ が取外されている際は何時でもスロット通路を通る自由通路を確保され、従って 、バルブは、このバルブの首部リングとの係合が解放される際には圧力負荷から の解放を何時でも保証されている。 バルブと首部リングのそれぞれ対向するリング面は、通常、平らで且つ平行で ある。この場合、突起は、装着されそして圧縮されているシール・リングの厚さ より適宜に小さい寸法の長さを有すると有利である。しかしながら、この長さは 、リングがバルブと首部リング間のスロット隙間内へ進入されてガスの開放空間 への通路を閉塞することがないように、リングの半径方向への変形を十分に制御 することができる大きさでなければならない。 特に有利な実施例において、シール・リングは方形横断面に形成し一方突起に はこのシール・リングの外側側部に適合する内側側部を設けるよう構成すると、 シール・リングの少なくとも突起に接合する部分の、半径方向への膨出を安定に 固定することができる。 突起の内側部分が、リング面へ向けて収斂される円錐面である場合には、シー ル・リングのバルブに対する配設が容易化されると共に、シール・リングの、首 部リングのリング面に隣接する側の側部は、半径方向への膨脹を許容されて首部 リングとのシーリング効果を増大され、一方、シール・リングの他方の側の側部 は半径方向への変形を阻止される。 若し、突起の内向き湾曲自由端縁部が丸められていると、シール・リング材は 、過負荷を免れてその寿命を延長される。 次に、本発明に係る一実施態様(これは、一実施例を示すものに過ぎない)を 、その図面を参照しながら以下詳細に説明する。図において、 図1は、容器の首部リング内に装着される、組合せガス−液バルブ(図上断面 部分のみに図示されている)を示し、 図2は、同じであるが、但し、バルブが脱装されその首部リングとの係合が丁 度解放された際における状態を示し、 図3は、図1に示すバルブおよび首部リング間のシーリングを、拡大して示し 、 図4は、同じであるが、但し、脱装中を示し、 図5は、バルブおよび首部リング間の、従来のシーリング断面を拡大して示し 、そして、 図6は、同じであるが、但し、脱装中を示す。 図1および図2に、容器装置−全体的に、参照符号1で示されている−を示す 。装置は、容器2と組合せガス−液バルブ3とを含む。この容器は、例えば、生 ビール−ハッチングされているように、CO2ガスで加圧されている−用等に使 用されることができる。 バルブ3それ自体は、公知の形式であるので、ここでは説明を省略する。図1 においては、バルブは、容器2上に装着される首部リング5内に、ねじ4手段を 介してねじ込まれている。バルブ3と首部リング5とはシール・リング6で相互 にシールされるが、このシール・リングは、この実施例では、方形横断面を有し 、そしてバルブおよび首部リング上の互いに対向する平らな平行リング面14, 15の間に配置されている。 図1および図2に示すバルブは、バルブハウス9内の開口部8から傾動出没可 能な傾動止め金7を有する。傾動止め金は、バルブ3内に位置されている際には 、弾性突片10を介して図示外側傾動位置に保持されている。従って、バルブが 脱 装により首部リングとのねじ係合を解放された際には、容器内のCO2過剰圧は バルブから室内への吹出しを防止されており、次いでバルブは、外側に傾動され ている前記傾動止め金で停止され、そしてこの際には、図2に示されているよう に、首部リングの下側側面に対接されている。 次いで、バルブが首部リングから取外される前には、傾動止め金7は、バルブ 3が首部リング5から妨げられることなく取外され得るよう開口部8内に傾動さ れなければならない。この脱装作動は、特定工具(図示せず)手段によって行わ れ、すなわち、前記手段は、突片10を下向きに押し下て、傾動止め金7上の内 向き湾曲フラップ12を押圧することにより、傾動止め金を開口部8内へ傾動さ せて首部リング5から解放するよう構成されている。 操作者が、このようにしてバルブを首部リングからねじ外し、そして傾動止め 金を開口部8内へ傾動すべくパルブを操作している間に、容器内のガス過剰圧は 、バルブおよび首部リング間のスロット隙間11を通り抜け吹出される。従って 、バルブが首部ねじとの係合を解放され終わると、このバルブは負荷なく且つ何 等の危険なく取外されることができる。 しかしながら、この事実或いは同様の保安装置が存在されていても、従来のシ ール保安装置は、図5および図6に示すように、シール・リングの一部分が容器 内のガス過剰圧によってスロット隙間11内へ圧入される事実のために、所定に 達成されなくなる危険が存在していた。すなわち、この場合には、スロット隙間 はガスの通路を閉塞し、従って容器内の過剰圧が残存されることになる。 この局面は最も危険である。何となれば、操作者は、バルブの保安装置が完全 に保証されていて、バルブの脱装が何等の傷害危険もなく行われるという事実を 信頼しているからである。このように、操作者は、保安装置が機能を喪失する等 の可能性は警戒しておらず、従って、バルブの脱装時に不慮の重大事故が発生さ れ得ることになる。 この危険は、本発明に係わる構造により、すなわち、図3および図4に示すよ うに、バルブ3上に突起13を設けたリングに形成することにより解消される。 突起は、シール・リングの外側側面に沿って或る程度下方まで延在させること により、シール・リングの半径方向への無制限な変形を防止する。これにより、 シール・リングは、最早、スロット隙間11内へ進入して容器から解放空間への ガス通路を閉塞することがなく、従って、バルブは操作者に危害なく取外される ことが可能となる。 前述したように、シール・リング6は、バルブおよび首部リング上のそれぞれ 平らな2つのリング面14,15の間に配設されている。突起が首部リングのリ ング面15に対接しないように、突起は、シール・リングが両リング面の間で圧 縮された状態における厚さよりも更に小さい寸法の長さに設定される。 リング形状の突起は、シール・リングを、その上側側部に沿っては半径方向へ 変形するのを防止し一方その下側部分は半径方向へ容易に変形させるようにする 。この2つの特定条件の間の有利なバランスは、突起が、装着状態において、シ ール・リングの厚さの20%乃至80%の、好適には30%乃至70%の、特別 には40%乃至60%の厚さを有する際に達成される。 突起が、シール・リングの変形中にその外側部分内に切込んでリング材を損傷 するのを防止するために、突起の内向き湾曲端縁部16は更に丸められることが できる。 突起の内側部分が円筒形状であると、リングと突起との間には、突起の全延在 に亘って適宜な適応が達成される。内側部分を、バルブのリング面へ向けて収斂 される円錐面に形成すると、シール・リングのバルブに対する装着が容易化され 、またこれと同時に、リングの半径方向非変形上側部分から変形下側部分への変 移部分がより円滑化され、リング弾性材料の局部的過負荷が防止される。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1995年7月3日 【補正内容】 (補正)請求の範囲 1. 液体、例えば、生ビールを配送する目的に供される形式の容器装置(1) 用のシーリングであつて、容器装置は、ガス、例えば、CO2の圧力下で液体を 貯蔵する容器(2)と、この容器上に固定された首部リング(5)内に装着され る組合せガス−液体バルブ(3)とを有し、そして、前記バルブは前記首部リン グに対して、バルブおよび首部リング上のそれぞれ対向するリング面(14,1 5)の間に配置されるシール・リング(6)手段を介してシールされ、そしてこ れにより、容器装置(1)が、バルブ(3)および首部リング(5)の間に設け られてバルブの取外し時に容器内の過剰圧を開放するスロット(11)からなる 保安装置を適用されているシーリングにおいて、 前記バルブが、スロット(11)の位置に、バルブのリング面(14)の外周 面から首部リング(5)のリング面(15)へ向けて突出するリング形状突起( 13)を有することを特徴とするシーリング。 2. 突起(13)は、装着状態におけるシール・リング(6)の厚さより小さ い寸法の長さを有することを特徴とする請求項1記載のシーリング。 3. 突起は、装着状態におけるシール・リングの厚さの20%乃至80%の、 好適には30%乃至70%の、そして特別には40%乃至60%の厚さの長さを 有することを特徴とする請求項1または2記載のシーリング。 4. 突起(13)は、円筒状内面を有することを特徴とする請求項1乃至3の いずれかに記載のシーリング。 5. 突起(13)の内面は、バルブのリング面(15)へ向け収斂される円錐 状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシーリング。 6. 突起(13)の内向き湾曲自由端縁部(16)は、丸められていることを 特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシーリング。 7. シール・リング(6)は、方形横断面を有することを特徴とする請求項1 乃至6のいずれかに記載のシーリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV ,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,V N 【要約の続き】 ている時に前記隙間が解放されて、この操作者が、前記 バルブがその首部リングとの係合を解放された瞬間にこ のバルブがガスの過剰圧によって室内へ射出されること による危険に晒されるのを防止する目的に供される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 液体、例えば、生ビールを配送する目的に供される形式の容器装置(1) であつて、ガス、例えば、CO2の圧力下で液体を貯蔵する容器(2)と、この 容器上に固定された首部リング(5)内に装着される組合せガス−液体バルブ( 3)とを有し、そして、前記バルブが前記首部リングに対して、バルブおよび首 部リング上のそれぞれ対向するリング面(14,15)の間に配置されるシール ・リング(6)手段を介してシールされている容器装置のシーリングにおいて、 前記バルブが、このバルブのリング面(14)の周面から首部リング(5)の リング面(15)へ向けて突出するリング形状突起(13)を有することを特徴 とするシーリング。 2. 突起(13)は、装着状態におけるシール・リング(6)の厚さより小さ い寸法の長さを有することを特徴とする請求項1記載のシーリング。 3. 突起は、装着状態におけるシール・リングの厚さの20%乃至80%の、 好適には30%乃至70%の、そして特別には40%乃至60%の厚さの長さを 有することを特徴とする請求項1または2記載のシーリング。 4. 突起(13)は、円筒状内面を有することを特徴とする請求項1乃至3の いずれかに記載のシーリング。 5. 突起(13)の内面は、バルブのリング面(15)へ向け収斂される円錐 状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシーリング。 6. 突起(13)の内向き湾曲自由端縁部(16)は、丸められていることを 特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシーリング。 7. シール・リング(6)は、方形横断面を有することを特徴とする請求項1 乃至6のいずれかに記載のシーリング。
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