JPH08505749A - 電子機器結合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 電子機器結合装置を用いて、２個の電子機器をヒンジを通じて結合する。第１電子機器２２１は、無線電話１０１の主ハウジング内に配置される。第２電子機器３０１は、無線電話１０１の可動要素１０３内に配置される。結合装置は、無線電話１０１の可動要素１０３を開くとねじれる可撓部２１５を用いる。さらに、この可撓部２１５は、エラストマ・コネクタ２１７を用いて電子機器２２１，３０１に結合される。

Description

【発明の詳細な説明】 電子機器結合装置 発明の分野 本発明は、一般に可撓回路を用いて２個の電子部品を結合することに関し、さ らに詳しくは、主ハウジング内の第１電子部品を、電子機器の可動要素内に配置 された第２電子部品に、可撓回路を用いて電気的に結合することに関する。 発明の背景 一般に、携帯無線電話は、無線通信リンクとしてよく知られている遠隔トラン シーバとの間で、無線周波数（ＲＦ）信号を送受信する。この無線通信リンクに より、携帯無線電話のユーザは、他の携帯無線電話または地上回線の電話装置を 用いている他の人と通信することができる。通信リンクの品質を改善するために 、携帯無線電話にはダイバーシティ・アンテナが採用されることが多い。ダイバ ーシティ・アンテナにより、携帯無線電話は２つの個々の経路で遠隔トランシー バから送信されたＲＦ信号を受信することができる。次に、携帯無線電話は、第 １経路、または第２経路、 またはそれらの組み合せのいずれかを選択して、遠隔トランシーバと携帯無線電 話との間の通信リンクを改善する。 現在では、携帯無線電話の寸法と重量が軽減されているので、携帯通信機器内 に通信リンクの改善を行う２個の独立した受信アンテナを採用することは、ます ます難しくなっている。可動要素またはフリップを有する携帯無線電話において は、第２アンテナをフリップ内に配置すると好都合である。フリップは、主ハウ ジングにヒンジ（蝶番）で結合されるので、フリップ内のアンテナを、無線電話 の主ハウジング内にある他の電気部品に電気的に結合することは、技術的な課題 である。従来は、フリップ内のアンテナは、主ハウジング内の電子部品に容量結 合または誘導結合されていた。このような例の１つを、米国特許第５，０１４， ３４６号に見ることができる。この方法は成功したが、フリップ内のアンテナと 主ハウジング内に封入された電子部品との間に直接的な電気接続部を構築すると 好都合である。直接接続により、接続部の複雑さが軽減され、さらにアンテナの 性能が改善される。 図面の簡単な説明 第１図および第１Ａ図は、本発明による携帯無線電話の図である。 第２図は、本発明による第１図の無線電話の一部分の図 である。 第３図は、本発明によるアンテナとヒンジの機械部品との図である。 第４図は、第１図に示された無線電話のフリップに挿入された第３図のアンテ ナの図である。 第５図は、第２図に示された携帯無線電話のナックルの側面図である。 第６図および第６Ａ〜６Ｅ図は、本発明による携帯無線電話のフリップの動作 を６部分に分けて示す図である。 好適な実施例の説明 第１図は、携帯無線電話１０１の図である。携帯無線電話１０１には、ダイバ ーシティ・アンテナが含まれ、その１つは携帯無線電話１０１の可動要素すなわ ちフリツプ１０３内にある。第１図は、そのフリップ１０３が開放された位置に ある無線電話１０１を示す。第１Ａ図は、そのフリップ１０３が閉じた位置にあ る無線電話１０１を示す。 第２図は、第１図に示された無線電話１０１の一部分の図である。特に、第２ 図は、その背面ハウジングを除いた第１図の無線電話１０１の背面の図である。 この図は、無線電話１０１内の他の部品との、結合装置の相互作用を示す。携帯 無線電話の前面ハウジング２０３には、ナックル部分２０５が含まれる。ナック ル部分２０５は、フリップ １０３のヒンジ２０７を収納するためのくり抜かれた部分である。フリップのナ ックル２０９は中空で、フリップの他のヒンジ要素を含んでいる。フリップ１０ ３を無線電話１０１に挿入すると、フリップのナックル２０９は、無線電話の前 面ハウジングの２つのナックルと整合される。無線電話の前面ハウジング２０３ には、２本のピン２１１，２１３も含まれている。ピン２１１，２１３は、軸と してのカム従動子のために用いられる。第２図には、フリップ・ナックル２０９ 内部から前面ハウジング・ナックル２０５内まで延び、ピン２１３の一側を通り 、ボス２１８を回って、無線電話１０１の主ハウジングまで延びる可撓部（flex ）も示される。可撓部２１５が無線電話の主ハウジング内部にあるときは、ファ ズ・ピン（fuzz pin）またはゼブラ・コネクタ（zebra connector）などのエラ ストマ・コネクタ２１７を用いて他の電子部品に接続される。さらに、ハンダを 含む他の同様に機能する手段を用いて接続を行うこともできる。 第３図は、第１図の携帯無線電話１０１のためのダイバーシティ・アンテナと して用いられるアンテナ３０１の図である。アンテナ３０１の一端は、可撓部２ １５に結合される。好適な実施例においては、アンテナ３０１は、可撓部で作ら れるので、可撓部２１５は、アンテナ３０１の延長部である。他のアンテナおよ び電気部品を可撓部２１５に付着することもできることを前提とする。可撓部２ １５ の他の部品に対する結合は、無線電話１０１内部の可撓部接続に関して行われる のと同様の方法で行われる。可撓部２１５の自由端は、第１軸３０５内のスロッ ト３０３に挿入される。可撓部２１５は、次にバネ３０７と第２軸３０９内に送 られる。好適な実施例においては、第２軸３０９およびバネ３０７は、組立を容 易にするためにすでに可撓ナックル２０９内に挿入されている。 第４図は、フリップ１０３内に第３図のアンテナ３０１を組み付けた、第１図 のフリップ１０３の図である。好適な実施例においては、アンテナ３０１は、フ リツプ１０３のくぼみ４０３に配置される。くぼみ４０３により、アンテナ３０ １はフリップ１０３の上面４０５とほぼ同一面上になる。好適な実施例において は、アンテナ３０１上にラベルが貼られ、ラベルは美的目的のために上面４０５ と同一面になる。また、第４図は、第１軸３０５，バネ３０７および第２軸３０ ９を含むヒンジ・アセンブリを示す。ヒンジ・アセンブリは、可撓部２１５が可 撓ナックル２０９の第１端から突き出すようにフリップ・ナックル２０９内に挿 入される。 第５図は、前面ハウジング・ナックル２０５の側面図である。前面ハウジング ・ナックル２０５にはピン２１３が含まれる。フリップ１０３を前面ハウジング ２０３に組み付けると、可撓部２１５の第１端が前面ハウジング・ナックル２０ ５内に挿入される。可撓部は、ピン２１３の一側 に挿入され、ボス２１８を回り、無線電話の前面ハウジング２０３内に戻るよう に操作しなければならない。これは、第２図に、より明確に図示される。可撓部 ２１５が前面ハウジング・ナックル２０５を通ると、２本の軸３０５，３０９が 共に掴まれて、フリップ・ナックル２０９が前面ハウジング・ナックル２０５と 一致する。 第６図は、無線電話１０１が可撓部２１５と相互作用を行うときのフリップ１ ０３の動作を示す。第６図は、点１，２を示し、フリップが閉位置にあるときの 相対位置を示す。第６Ａ図は、距離λを示し、これは好適な実施例においては、 ３６ミリメートルである。さらに、第６Ａ図は、フリップ１０３が開いたときの 可撓部２１５のねじれを示す。第６Ｂ図は、フリップ１０３が閉位置にあるとき の無線電話１０１の一部分の側面図である。点１と点２の相対的位置を、無線電 話のナックル内に見ることができる。フリップが閉じると、点１，２は互いに上 下に整合する。第６Ｃ図は、フリップ１０３が開位置にあるときの無線電話１０ １の一部分の側面図である。また、第６Ｃ図には、フリップ１０３が開位置にあ るときの点１と２の相対的位置も示される。図からわかるように、点２は第６Ｂ 図にあったときと同じ位置にある。しかし、点１は、第６Ａ図で示された長さλ を横切ってフリップ１０３に釣り合った分だけねじれている。第６Ｄ図は、フリ ップ１０３と、フリップ１０３が閉位置にあるときの可撓部２１５との相互作用 とを示 す図である。可撓部２１５は、ねじれまたは屈曲または曲げを起こすことなく可 撓フリップ・ナックル２０９をまっすぐに貫通する点に注目されたい。第６Ｅ図 は、開位置にあるフリップ１０３と、フリップが開位置にあるときの可撓部２１ ５との相互作用とを示す。可撓部２１５は、ここでは可撓フリップ・ナックル２ ０９内でねじれていることに注目されたい。 好適な実施例においては、可撓部２１５は、携帯無線電話１０１内でアンテナ １０３をトランシーバ２２１に結合するために用いられる。しかし、可撓部２１ ５は、任意の種類の電気部品を互いに結合するために用いることができることを 前提とする。このような前提には、ヒンジで結合された可動要素内にある表示器 の電子機器を、電子機器の主ハウジング内にあるマイクロプロセッサに結合する ことが含まれる。さらに、この前提には、可動要素内にあるスピーカを電子機器 の主ハウジング内にあるマイクロ論理機器に結合することが含まれる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ， ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，Ｔ Ｄ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ，Ａ Ｔ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ， ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ，Ｌ Ｕ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ， ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 アルバート，マイク・エム アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ、ウエス ト・デイキン 911

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ハウジング； ヒンジにより前記ハウジングに結合された可動要素； 前記ハウジング内に配置された、無線周波数信号を処理するためのトランシー バ； 前記可動要素内に配置されたアンテナ；および 前記アンテナを前記トランシーバに電気的に結合する電気結合素子であって、 前記電気結合素子は、第１端，第２端および本体を有する可撓部から構成され、 前記可撓部の前記第１端が前記アンテナに結合され、前記可撓部の前記本体は前 記ヒンジ内に配置され、前記可撓部の前記第２端が前記トランシーバに結合され て、前記可撓部は前記可動要素の移動中にねじれたり、ねじれなかったりする電 気結合素子； によって構成されることを特徴とする無線電話。 ２．前記電気結合素子が、前記可撓部の少なくとも一部を前記ハウジングに接 着する接着剤によってさらに構成される請求項１記載の無線電話。 ３．前記電気結合素子が、前記可撓部の前記第２端を前記トランシーバに結合 する導電性エラストマ・コネクタによってさらに構成される請求項１記載の無線 電話。 ４．ハウジングと可動要素とを有する電子機器であって： 前記可動要素を前記ハウジングに結合するヒンジであっ て、ナックルと、少なくとも第１カムと、バネとを有するヒンジ； 前記第１ハウジング内に配置される第１電気部品； 前記可動要素内に配置される第２電気部品；および 前記第１電気部品を前記第２電気部品に電気的に結合する電気結合素子であっ て、前記電気結合素子は、第１端，第２端および本体を有する可撓部から構成さ れ、前記可撓部の前記第１端が前記第１電気部品に結合され、前記可撓部の前記 本体は前記少なくとも第１カムおよび前記ヒンジのバネ内に配置され、前記可撓 部の前記第２端が前記第２電気部品に結合されて、前記可撓部は前記可動要素の 移動中にねじれたり、ねじれなかったりする電気結合素子； によって構成されることを特徴とする電子機器。 ５．前記電気結合素子が、前記可撓部の少なくとも一部を前記ハウジングに接 着する接着剤によってさらに構成される請求項４記載の電子機器。 ６．前記電気結合素子が、前記可撓部の前記第２端を前記第１電気部品に結合 する導電性エラストマ・コネクタによってよってさらに構成される請求項４記載 の電子機器。 ７．ハウジング，可動要素，第１電気部品および第２電気部品を有する電子機 器であって、前記第１電気部品が前記ハウジング内に配置され、前記第２電気部 品が前記可動要素内に配置される電子機器を組み立てる方法であって： 少なくとも第１カムおよびバネを、前記可動要素に結合 されたナックルに挿入する段階； 前記少なくとも第１カムと前記バネとを貫通して、前記ナックル内に可撓部の 第１端を送り、さらに前記ハウジング内に入れる段階； 前記可撓部の前記第１端を前記第１電子機器に結合する段階；および 前記ナックルを、前記ハウジングから整形されたナックル収納部に一致させて 、前記可動要素が前記ハウジングに関して回転可能であり、前記可撓部が前記回 転中にねじれるようにする段階； によって構成されることを特徴とする組み立て方法。 ８．前記結合段階が： 前記可撓部の少なくとも一部を前記ハウジングに接着する段階；および 前記可撓部の前記第１端と前記第１電子機器との間に導電性エラストマ・コネ クタを設ける段階； によってさらに構成される請求項７記載の組み立て方法。