JPH08505348A - たわみ性端部パネルを持つ包囲形搬送体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 端部パネルを持つ包囲形搬送体を提供する。各端部パネルフラップ及び底部パネルを連結する折曲げたひだ板パネルは、包装した各物品の底部と底部パネルとの間に位置することにより各端部パネルフラップを閉じた位置にロックする。各端部パネルフラップの横方向の上向きに延びる折り線により端部パネルフラップをたわませて隣接する物品の形状に一層よく合致するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 たわみ性端部パネルを持つ包囲形搬送体 技術分野 本発明は、包囲形搬送体、ことに不規則な形状の底部部分を持つ物品に適合す ることのできる端部パネルを持つ包囲形搬送体に関する。 背景技術 包囲形搬送体は、物品を包装する比較的安価であるが有効な手段としてよく知 られ、包装機械に高速度で使用できる最小寸法の素材だけしか必要としない。包 囲形搬送体は典型的には、搬送体素材を一群の物品のまわりに囲み、素材の各端 部を搬送体の底部で相互に固着することにより形成する。各物品を緊密に囲み、 物品の末端部又は底部部分が貫いて突出する側部パネルの末端穴の縁部で各物品 を保持することにより、物品が搬送体内の開口端部を経て外部に落下しないよう にする。このような構造の一例は飲料びんを納める包囲形搬送体に認められる。 このような手段は従来形のびんを包囲形搬送体内に納めるには有効であったが 、最近のデザインのびんは普通の処理には必ずしも適合しない。飲料びんは一層 大きくなる傾向にあり、比較的重い荷重を構造的に支えることができるだけでな く、端部のびんの外向きの動きを積極的に防ぐことのできる搬送体を使わなけれ ばならなくなっている。びんが従来形の末端部を持たないようなデザインである ときはなお一層むずかしくなる。従来形の末端部は横断面が円形であるから、び んと末端部切欠きの間の関係はびんのどの部分が切欠きの方に向いていても同じ ままである。従って切欠きを構成する際に、包装時や輸送中の搬送体内のびんの 向きを考慮する必要がない。びん末端部が不規則 な形状の種々の輪郭を持つときは問題が生ずる。このような形式の飲料びんの一 例は、プラスチック材から形成され花弁状の装飾底部部分を有する。これ等のび んは、びんの周縁に相互に規則正しい間隔を隔てた支持脚を持つ。支持脚の側部 と共に脚の下面は、脚の底部支持面よりわずかに高い、びんの底部の中心に近い 点に終る。すなわちびんの底部を見ると（すなわち平面図的にみると）、底面の 外観は花弁状であり、中心区域は花の中心を形成し支持脚は花弁を形成する。 花弁状のびんの末端部分は一様でなく、互いに間隔を隔てた支持脚により中断 するから、びんを包装場所に移動させる際にこれ等のびんの回動により、搬送体 で囲むときに切欠きに差向けられる正確な末端部部分の位置が予測できなくなる 。さらに、包装時に末端部構造の精密な形状に適合できるように各びんの向きを 定めても、輸送中に包装品内の各びんの回動運動により末端部分が切欠きに対し 不整合になってしまうので切欠きの効果をなくす。さらに問題なのは、花弁形の びんは場合により４個ないし５個の支持脚を有するので切欠きの形状を変えなけ ればならないことである。 従来の包囲形搬送体の他の問題は、端部の物品を貯蔵した搬送体から取りはず し単一品目として購入することによりこの搬送体の完全性が容易に損なわれるこ とである。又別の問題は、端部の物品の製品バーコードが見えることである。こ の場合、バーコード読取器が搬送体自体にプリントしたコードでなく、端部の物 品のコードのみを読取ると、読取器が単一の物品の価格だけしか読取らないから 勘定の計算に誤りを招く。 側部パネル切欠きにより保持することがむずかしいか又はできないような構造 を持つびん及びその他の物品を包装するのに包囲形搬送体を使い、又各搬送体端 部から物品が滑り出すおそれなしにこのように できることが望ましい。又端部物品のバーコードを覆うようにすることが包囲搬 送体に望ましい。 発明の開示 本発明は、各折り線に沿い頂部パネル及び底部パネルに連結した互いに対向す る側部パネルの基本構造を備えた包囲形搬送体を使用する。さらに各側部パネル はその各端部を端部パネルフラップに折曲げて連結し、又各底部パネルフラップ をひだ板パネルに折曲げて連結してある。各端部パネルフラップに同様に折曲げ て連結したひだ板パネルは、搬送体の形成中にひだ板パネルをまわりに折曲げた 中間の斜めの折り線を備え、折曲げたひだ板パネルの各部分が底部パネルと隣接 物品の底部との間に位置するようになる。各端部パネルフラップは、物品の高さ の大体横方向に延びる横方向折り線とこの横方向折り線から端部パネルフラップ の上縁部に延びる中間折り線とを備えている。これ等の折り線により端部パネル が包装品内の互いに隣接する物品の輪郭に精密に追従するように外方にたわませ ることができる。 好適とする構造では、端部パネルフラップは横方向折り線及び中間折り線の交 差部からひだ板パネルの第１の折り線に延びる切欠きを備えている。これにより 、終端パネルフラップの底部に離隔したタブ又はウェブが設けられるから、中間 の折り線で形成される独立の終端パネル部はパッケージ内の終端物品からの外向 きの圧力に対して独立にたわむことが可能となる。終端パネルに第２の中間折り 線を設け、隣接する物品の外形により緊密に従うようにすることもできる。これ は、端部パネルと側部パネルを結ぶ折り線の間隔が下部よりも上部でより狭くな っているような搬送体では特に該当する。 ひだ板パネルを物品及び底部パネルの間に保持することにより、各ひだ板パネ ルを連結した各端部パネルは、物品が外方に動かないよう にロックされるが、なお花弁形びん脚又はその他の物品非連続面に対向したとき にたわむことができる。ひだ板パネル構造により、端部パネルはひだ板パネルを 折曲げたときに自動的に組み立てられる。隣接する各端部パネルフラップに互い に衝合するロック縁部を設けてさらに端部パネルを保持する。 本発明は、従来形のびん及びその他の物品を包装するのに使う搬送体に使用さ れるが、花弁形びんのように対称形の連続した下部周辺部を持たない物品を包装 するときにとくに有用である。各端部パネルは、端部の物品の外向きの動きを防 ぐだけでなく、個別の物品のバーコードを隠す。 これ等の又その他の特長を以下に本発明の好適な実施例について詳細に説明す る。 図面の簡単な説明 第１図は本発明搬送体の斜視図である。 第２図は第１図の搬送体の端面図である。 第３図は第１図の搬送体の部分側面図である。 第４図は本搬送体を形成するのに使う素材の平面図である。 第５図は第４図の長円形部５内の区域を示す素材部分の平面図である。 第６図は一群のびん上に当てがい、初めに折曲げた後の搬送体形成の初期段階 における素材の端面図である。 第７図は第６図と同様であるが底部パネルロック位置に折曲げる過程における 素材を示す端面図である。 第８図は分かりやすいようにびんを省いて示す本搬送体の内面図である。 好適な実施例の詳細な説明 第１図、第２図及び第３図に示すように包装体１０は、底部パネル１４に支え られ頂部パネル１８の頸部穴１６を貫いて上方に延びる８個の飲料びんＢを納め る包囲形搬送体１２を備えている。各側部パネル２０は、頂部パネルに折り線２ ２に沿い又底部パネルに折り線２４に沿い連結してある。各折り線２０に平行に これから短い距離を隔てた一対の互いに間隔を隔てた折り線２６、２８は、各側 部パネル１８内に短い傾斜したパネル区分３０、３２を形成する。傾斜した各パ ネル区分３０、３２は、頸部及び胴部間の転移区域におけるびんのテーパ付き部 分に接触して各びんをこの区域に確実に保持する。本搬送体は又包装品を持上げ るのに使うために枢動できるように取付けたタブ３５で覆った一対の指穴３３を 備えている。 各端部パネル３４は、折り線３８に沿い各側部パネルに連結した互いに同じ２ つのフラップ３６から成っている。各側部パネルの端部の折り線３８は、相互に 近づく向きに傾斜し底部パネル折り線２４を折り線２８より長くしてある。各フ ラップは３つの区分４０、４２、４４に分割してある。これ等の区分は、中間の 折り線４６、４８により隣接フラップ区分から分離してある。傾斜折り線３８と 中間の折り線４６、４８とにより端部フラップを各びんの湾曲した胴部分の輪郭 に追従させる。さらに第２図に明らかなようにそれぞれフラップ区分４２、４４ の横方向折り線５０、５２は互いに間隔を隔てたタブ５４、５６又はウェブを形 成する。各タブ５４、５６は、第１図に示した部分５８を除いて前記の第１図な いし第３図には示してないひだ板パネルに連結してある。部分５８は第２図に示 した折り線６０で連結してある。外方タブ５４は又、フラップ区分４２の低い方 の縁部６２により側部パネルから間隔を隔てるのがよい。フラップ区分４２は底 部パ ネルの上方に短い距離に位置する端部フラップ折り線３８、４６の交差部まで延 びている。ひだ板パネル構造は第４図及び第５図になお明らかに示してある。そ の機能はなお詳しく後述する。 第１図、第２図及び第３図に使ったのと同様な参照数字により同様な部品を表 わす第４図に示すように第１図の搬送体に作ることのできる素材６４は、互いに 対向する側部で折り線２２により傾斜側部パネル区分３０に連結した中央頂部パ ネル区分１８を備えている。各びんの頸部を受入れる穴１６は傾斜側部パネル区 分３０内に部分的に延び各傾斜パネルを頸部及び胴部の間の転移区域でびんの形 状に密接に合致させるようにする。 折り線２４は各側部パネルを底部パネルフラップ６６、６８に連結する。底部 パネルフラップ６６は、このフラップの全長にわたって延び第一おす形ロックタ ブ７２により中断される折り線７０を備えている。折り線７０の外方にあるフラ ップ６６の部分７４は、第二おす形ロックタブ７６を備えたロックパネルを構成 する。底部パネルフラップ６８は、第一おす形ロックタブ７２にはまるようにし た第一めす形ロック縁部７８と第二ロックタブ７６を受入れるようにしたスリッ ト８０とを備えている。タブ８２は、スリット８０にロックタブ７６を挿入しや すいようにスリット８０の外方に短い距離で底部パネルフラップ６８に折曲げて 連結する。これ等の種々のロック部材は本発明搬送体に使うのに適した典型的な 底部パネルロック構造を表わすように例示したものであるが、任意所望の形状の 底部パネルロック手段を使ってもよいのはもちろんである。 なお第４図に又この場合第５図に示すように各端部パネルフラップ区分４０は その下端部が折り線３８、４６の交差部に終っている。各端部フラップ区分４４ は折り線５２に終るが、端部フラップ区分４２ は折り線５０と切欠き８６の縁部８４との複合部に沿って終る。前記したように 各タブ５４、５６は一端部を折り線５０、５２に連結してある。図示のように各 タブ５４、５６はそれぞれ他端部を、折り線２４の延長部分である折り線８８に 連結してある。折り線８８にはひだ板パネル５８を連結してある。ひだ板パネル ５８は又折り線６０に底部パネルフラップ６６、６８に連結してある。各折り線 ６０、８８は、延長すると、各折り線３８、４６の交差部に交差する。斜めの折 り線９０はひだ板パネル５８を第２ひだ板区分と共に第１部分すなわち区分９２ と第２部分すなわち区分９４とに分割する。 ひだ板パネル部分９２、９４の内縁部と底部パネルフラップの部分とは切欠き ８６に終り切欠き８６の縁部を仕切る。切欠き８６によりひだ板パネル及び隣接 フラップの折曲げが容易になる。第１ひだ板パネル区分９２の他の切欠き９６は 各折り線４８、５０、５２の交差部まで延びタブ５４、５６を分離する。各タブ ５４、５６の機能は折曲げ操作についての以下の説明で明らかである。 びんの包装品を形成するには、パッケージ内に並ぶような順序でびんを並べ、 その上部にブランクのパネルを載置し、各びんの頸部がびん頸部穴を貫いて延び るようにする。先ず素材を頂部パネル折り線２２のまわりに第６図に示した初め の中間位置に下方に折曲げ、側部及び端部のパネル区分とひだ板パネルと底部パ ネル区分とは第４図の場合と同じ平面関係のままにする。次いでひだ板パネル区 分９４を折り線６０のまわりに折曲げると共に、素材を折り線２４のまわりに折 曲げ又素材の各端部を相互に近づく向きに底部パネルロック位置に動かす。第７ 図の素材の形状は、底部パネルフラップがそれぞれ最終の重なり位置に達する直 前の素材を示す。包装機械によってこの折曲げ工程を処理する場合には、ひだ板 パネルをこの位置に折曲げるようにひ だ板パネル区分９４を適当な包装機械部材に接触させて動かす。搬送体の各パネ ルを定位置に折曲げるのに必要な種々の機械的運動は包装機械業界ではよく知ら れているから、包装機械自体も包装機械の折曲げ部材も図示してない。又第４図 及び第５図に示すようにひだ板パネル区分９４を折り線６０のまわりに折曲げ各 区分９４を底部パネルフラップ６６、６８に向き合わせに接触させる際には、ひ だ板パネル区分９２はパネル区分９４と共に動き中間折り線９０のまわりに下方 に折曲がる。ひだ板パネル区分９２及び端部パネルフラップタブ５４、５６を連 結する中断折り線８８は、区分９２と共に動いて端部パネルフラップ３６を折り 線３８のまわりに枢動させる。この場合端部パネルフラップ区分４２、４４は又 折り線４６、４８のまわりに折曲がり包装品内の端部の物品に密着する。 包装品の形成の次の工程は底部パネルフラップを互いにロックすることである 。この操作位相の詳細は、使用する特定のロック機構が本発明の一部を形成しな いから例示してない。しかし当業者には明らかなように底部パネルフラップ６６ の外側フラップ部分又はロックパネル７４は折り線７０のまわりに折返し、第一 おす形ロックタブ７２を底部パネルフラップ６８の第一めす形ロック縁部７８に はめる。次いで第二おす形ロックタブ７６をスリット８０に挿入し機械的ロック 作用を終り第１図の包装品が得られる。 底部パネルフラップをびんの下側の位置に折曲げるときは、折曲げたひだ板パ ネル区分９２、９４はびんの底部に向かい上方に移動させる。底部パネルに対す る又びんに対する折曲げたひだ板パネルの位置は第８図に例示してある。包装品 内の端部のびん又はその他の物品の底部がひだ板パネルに乗るのは明らかである 。端部パネルフラップはひだ板パネルに連結してあるから、端部パネルフラップ はこのように してロックされこれ等のパネルフラップによりびんが外方に移動しないように拘 束する。ひだ板パネル区分の幅は構成上の好みの問題であるが、これ等のひだ板 パネル区分は折曲げたひだ板パネルのかなりの区域が底部パネルフラップのロッ クの妨げにならないでびんの底部に接触できるのに十分広くなければならない。 以上述べた搬送体は普通の形状の飲料びんのような物品を包装し保持するのに 使う。さらに折り線５０、５２と各折り線５０、５２、８８により形成したタブ ５４、５６とにより、花弁形びんの互いに間隔を隔てた脚のような不規則な形状 の底部を持つびんの包装にこの搬送体が独特に適合するようになる。第６図及び 第７図に示すように左側のびんの花弁形脚は右側のびんの脚の角度位置から回動 している。各びんは、それぞれ搬送体内の向きが全く乱雑であるから、図の各び んの中間の任意の位置を占めてよいのはもちろんである。すなわち端部のびんの 向きに従って各びんの脚は、端部パネルの下部部分の任意の部位に外向きの押圧 力を加えることができる。図面とくに第１図、第２図及び第８図から明らかなよ うに花弁形びんの互いに間隔を隔てた脚の一つ又は複数により端部パネルに対し 外向きの押圧力が加わると、折り線５０、５２により端部パネルが外向きにたわ むことができる。 各端部パネルが３区分と２条の連結折り線４６、４８とから成っているので、 これ等の端部パネルは隣接するびん又はその他の湾曲びんの輪郭に密接に追従す る。横方向折り線５０、５２によりさらに、各端部パネルは、花弁形びん又は不 規則な形状の下部部分を持つ他の種類の物品の輪郭に密接に追従することができ る。切欠き９６の上端部分により形成したタブ５４、５６間の空間により、各タ ブ５４、５６を各別にたわませ各タブ折り線５０、５２を互いに整合しないよう にすることができる。このような空間がないと、その結果生ずる比較的 大きいタブは、これ等の比較的大きいタブとその端部パネル区分とをたわませる のに、単一の長い折り線に沿い各端部パネル区分４２、４４に連結しなければな らない。この場合たわみの程度と、各端部パネルの物品下部輪郭への追従性とが 制限を受ける。タブ５４、５６間の空間はひだ板パネルの切欠き９６の端部部分 だけにより形成されるが、切欠き９６は図示のように全ひだ板パネル区分９２を 貫いて斜めの折り線９０に延びるのがよい。この構造により、各タブ５４、５６ に圧力が加わる際に、切欠き９６の各側でひだ板パネル区分の脚をわずかに移動 させることにより、端部パネルを締付ける際に端部パネルの所要の初期調整を行 いやすくする。切欠きを一層大きくすると又素材生産作業が簡単になる。 第４図に示すように素材の下端部の端部パネル区分４８はロックタブ９８を備 えるが、素材の上端部の端部パネル区分４８はくぼみ１００を備えている。各端 部パネルを折曲げるときは、ロックタブ９８はくぼみ１００にはまり端部パネル フラップの端縁部を機械的に保持する。このことは第８図に明示してある。包装 品を形成するときは、びんが全部定置されるまでは各端部パネルフラップを連結 しない方がよい。その理由は、びんは包んだときにびんがわずかに外方に動き又 各端部パネルのロックが早すぎるとびんを最終の固着位置に定置するこの望まし い外向き運動が妨げられるからである。ロックの付加的利点は、このロックによ り各端部パネルを所定位置に整合させ端部パネルフラップの図形を整合させるこ とが可能になることである。ロック部を設けることは好適であるが、端部パネル を保持する一次力が折曲げたひだ板パネルとこれ等のひだ板を保持するびんの重 量とから生ずるから、包囲搬送体の基本的機能に不可欠のものではない。ロック 部を含まないようにすると、この点において臨界的図形整合を生じないよ うにするには互いに隣接する端部パネル縁部間にわずかなすきまを残すのがよい 。 本発明は、花弁形のびん又はその他の不規則な形状の物品を保持する端部パネ ルフラップを搬送体に設けるだけでなく又底部パネルフラップをロックしようと する位置に動かすときにこれ等の端部パネルフラップを自動的に閉じる構造を使 うのは明らかである。すなわち本発明により、通常端部パネルを設けてない包囲 搬送体に端部パネル拘束部を設ける。８本びん搬送体について述べたが本発明が 一層少ない又は一層多い物品を運ぶようにした搬送体にも使えるのは明らかであ る。 以上本発明をその好適な実施例について詳細に説明したが本発明はなおその精 神を逸脱しないで種々の変化変型を行うことができるのはもちろんである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．複数個の物品を収容する包囲形搬送体から成る包装品において、 それぞれ上部折り線に沿い頂部パネルに又下部折り線に沿い底部パネルフラッ プに連結されこれ等の各底部パネルフラップを相互に連結して前記搬送体の底部 パネルを形成するようにした互いに対向する側部パネルを備え、 これ等の各側部パネルをその各端部で折り線に沿い端部パネルフラップに連結 し、 これ等の各端部パネルフラップに上縁部及び下縁部を設け、 第１の折り線に沿い前記各端部パネルフラップの下縁部に又第２の折り線に沿 い協働する底部パネルフラップの隣接する端縁部に連結したひだ板パネルを備え 、 これ等の各ひだ板パネルにこのひだ板パネルをまわりに折曲げる中間の斜めの 折り線を設け、前記ひだ板パネルの各部分を底部パネルと隣接する各物品の底部 との間に位置させ、 前記各端部パネルフラップに前記各物品の高さの大体横方向に延びる横方向折 り線とこの横方向折り線から前記端部パネルフラップの上縁部に延びる中間折り 線とを設け、前記の横方向折り線及び中間折り線により前記各端部パネルを隣接 する包装品内物品の輪郭に一層密接に追従するように外方にたわませるようにし て成る 包囲形搬送体から成る包装品。 ２．前記各端部パネルフラップに、前記の横方向折り線及び中間折り線の交差 部から前記ひだ板パネルの第１折り線に延びる切欠きを設けた請求の範囲第１項 記載の包装品。 ３．前記切欠きが前記ひだ板パネルの第１折り線を過ぎこのひだ板パネルの斜 めの折り線に延びるようにした請求の範囲第２項記載の包 装品。 ４．前記横方向折り線を前記の横方向折り線及び中間折り線の交差部で出会う 集中する折り線区分により構成した請求の範囲第２項記載の包装品。 ５．前記各端部パネルフラップに、その上縁部から或る角度を挟んで、前記各 端部パネルフラップを前記各側部パネルに連結する折り線に延びる第２の中間折 り線を設けた請求の範囲第４項記載の包装品。 ６．前記第２中間折り線が前記各端部パネルフラップを前記各側部パネルに連 結する折り線にこの折り線と前記側部パネルの下部折り線との実質的に交差部で 交差するようにした請求の範囲第５項記載の包装品。 ７．前記端部パネルフラップを協働する側部パネルに連結する各折り線をそれ ぞれ上端部で下端部におけるよりも一層近接した間隔を隔て、前記各端部パネル フラップを前記各側部パネルに連結する各折り線が前記各側部パネルを前記頂部 パネルに連結する折り線の下方に終るようにした請求の範囲第１項記載の包装品 。 ８．前記各ひだ板パネルに、内部ひだ板パネル縁部と、協働する端部パネルフ ラップの縁部と、協働する底部パネルフラップの縁部とにより仕切った穴を設け た請求の範囲第１項記載の包装品。 ９．前記物品を円筒形の主本体部分と互いに間隔を隔てた脚から成る下部部分 とを持つ飲料びんとし、前記各端部パネルの横方向折り線を前記各脚に隣接して 位置させた請求の範囲第１項記載の包装品。 １０．前記頂部パネルに、前記びんの頸部が貫いて延びるびん頸部穴を設け、 前記各側部パネルを主側部パネル本体部分とこの本体部分に折り線に沿って連結 した上部傾斜部分とにより構成した請求の範囲第９項記載の折り線。 １１．隣接する端部パネルフラップに係合するロック縁部を設け前記端部パネ ルフラップをさらに保持するようにした請求の範囲第１項記載の包装品。 １２．複数個の物品を包装する包囲形搬送体を形成する素材において、 互いに対向する側縁部を折り線に沿い側部パネル区分に連結した頂部パネル区 分を備え、 前記各側部パネル区分を下部折り線に沿い底部パネルフラップに連結し、この 底部パネルフラップを相互に連結して素材形成の搬送体の底部パネルを形成する ようにし、 前記各側部パネル区分をその各端部で折り線に沿い端部パネルフラップに連結 し、 この各端部パネルフラップをその下端縁部で第１の折り線に沿いひだ板パネル に連結し、 この各ひだ板パネルを第２の折り線に沿い協働する底部パネルフラップの隣接 する端縁部に連結し、 前記各ひだ板パネルにこのひだ板パネルを素材形成の搬送体でまわりに折曲げ る中間の斜めの折り線を設けて、前記の折曲げたひだ板パネルの一部分が前記搬 送体の底部パネルと前記搬送体内の隣接物品の底部との間に位置するようにし、 前記各端部パネルフラップにこの端部パネルフラップの大体横方向に延びる横 方向折り線とこの横方向折り線から上方に延びる中間折り線とを設け、前記の横 方向折り線及び中間折り線により素材形成の搬送体の各端部パネルをこの搬送体 内の互いに隣接する物品の輪郭に一層密接に追従するように外方にたわませるよ うにして成る 包囲搬送体形成用素材。 １３．前記各端部パネルフラップに、前記の横方向折り線及び中間折り線の交 差部から前記第１折り線に延びる切欠きを設けた請求の範囲第１２項記載の素材 。 １４．前記切欠きが前記ひだ板パネルの前記第１折り線を過ぎて前記ひだ板パ ネルの斜めの折り線に延びるようにした請求の範囲第１３項記載の素材。 １５．前記横方向折り線を、前記の横方向折り線及び中間折り線の交差部で出 会う集合する区分により構成した請求の範囲第１３項記載の素材。 １６．前記各端部パネルフラップに、前記横方向折り線から或る角度を挟んで 前記各端部パネルフラップを前記各側部パネル区分に連結する折り線まで上向き に延びる第２の中間折り線を設けた請求の範囲第１５項記載の素材。 １７．前記第２中間折り線が前記端部パネルフラップを前記各側部パネル区分 に連結する折り線に、この折り線と前記側部パネル区分を前記底部パネル区分に 連結する折り線との実質的に交差部で交差するようにした請求の範囲第１６項記 載の素材。 １８．前記端部パネルフラップを協働する側部パネル区分に連結する各折り線 をそれぞれ上端部ではその下端部におけるよりも一層近接した間隔を隔てるよう にした請求の範囲第１２項記載の素材。 １９．前記各ひだ板パネルに、内部ひだ板パネル縁部と、協働する端部パネル フラップの縁部と、協働する底部パネルフラップの縁部とにより仕切った穴を設 けた請求の範囲第１２項記載の素材。 ２０．一方の素材端部の前記端部パネルフラップに、素材形成搬送体の対向す る素材端部で前記各端部パネルフラップのロック縁部に係合するロック縁部を設 けた請求の範囲第１２項記載の素材。