JPH08503002A - あまに油を基材とするポリマービヒクル - Google Patents
あまに油を基材とするポリマービヒクルInfo
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Abstract
(57)【要約】
あまに油とジシクロペンタジエンとのコポリマーが新規ポリマービヒクル、および揮発性有機化合物(VOC)が少ないけれども、既存設備による基質への適用を容易にする低粘度をもたらす配合塗料組成物を提供する。
Description
【発明の詳細な説明】
あまに油を基材とするポリマービヒクル
この出願は、あまに油コポリマー組成物、該組成物ならびに本明細書に記載す
るあまに油コポリマー組成物を含むポリマービヒクルおよび配合塗料組成物の製
造方法に関する。より詳細には、この出願は、新規ポリマービヒクルを生成し、
さらに、2種類以上の樹脂を含む混合ポリマービヒクルを得るための液状希釈剤
にもなるあまに油とジシクロペンタジエンとのコポリマーに関する。この発明の
ポリマービヒクルは、外界温度で自然乾燥でき、また揮発性有機化合物(VOC
)が少ないけれども、既存の設備による基質への適用を容易にする低粘度をもた
らす配合塗料組成物を生成する。
背 景
最近約50年間に、種々のポリマー樹脂を基材とする保護および装飾塗料が著
しく用いられるようになった。これらのポリマーは、広範囲の強度、たわみ性、
剛性、付着性、耐分解性や他のフィルム特性をもたらすために、多くの用途に用
いられている。しかし、ポリマーは有機溶媒中のポリマー分散液または溶液中の
一部として調製され、使用されるので、分散形態をなすか、または溶液ポリマー
であるものが多い。塗装方法において、熱可塑性ポリマーを含むポリマービヒク
ルは、しばしば毒性がありかつ/または塗料組成物中の低減を必要とする規制に
従わなければならない有機溶剤の使用が必要である。
環境問題が非常に重要になってきた。この問題は、それ自体環境の保全に及ぶ
だけでなく、また生活環境および労働環境のいずれにも関係する公共の安全にも
及ぶものである。工業的および一般消費者によって適用され、使用される塗料組
成物から生じるVOCは不快であるだけでなく、光化学スモッグの原因となるこ
とが多い。政府は、大気中に排出することができるVOCに関するガイドライン
を示す規制を設けた。米国環境保護庁(EPA)は、大気中に放出されるVOC
の量に関する規制を設け、該規制は米国各州によって採択される予定になってい
る。VOCに関するEPAのようなガイドラインおよび環境問題は、大気中に放
出される有機溶剤を使用しているペイントおよび工業塗料業界にとくに関係があ
る。
あまに油とジシクロペンタジエンとの重合反応生成物はLycanらの米国特
許第2,443,044号に記載されているように公知である。しかし、該生成
物は低いヨウ素価を有するあまに油から得られたものである。さらに、これら先
行技術の生成物は粘稠であるかまたはゲルであり、かつジシクロペンタジエン含
量が多い。これら生成物を、塗料バインダー用ポリマービヒクルの一部として用
いると、高ジシクロペンタジエン含量のために、硬度、たわみ性および耐衝撃性
のような望ましいか、または必要な物質が妨げられる。さらに、これら先行技術
のあまに油コポリマーは粘稠な系をもたらすので、既存の塗装設備に容易に適用
可能と思われるような低VOC配合塗料組成物を得るために溶剤量を最低限に保
つには不適当であった。
先行技術では、配合塗料に用いられる溶剤量には制約がなかったので、自然乾
燥性ポリマービヒクルおよび配合塗料組成物の粘度を基質への適用を容認できる
レベルにするために多量の溶剤を使用した。
この発明の目的は、25℃において僅か約100cpsほどの低粘度を有し、
かつ油とジシクロペンタジエンとのコポリマーである新規あまに油組成物および
該組成物の製造方法を提供することにある。
この発明の目的は、あまに油とジシクロペンタジエンとのコポリマーおよび少
なくとも1種類の他のポリマー樹脂を含有し、かつ約3ミルの湿潤厚さで基質に
適用して、外界温度で約1週間の自然乾燥後に、鉛筆硬度が少なくともほぼBで
耐衝撃性が少なくともほぼ160/100(表/裏)の塗料バインダーを生成す
るポリマービヒクルを提供することにある。
この発明のさらに他の目的は、この発明のポリマービヒクルを含有する低VO
C配合塗料組成物を提供することにある。
この発明のさらに他の目的および利点は、以下の説明から明らかになろう。
発明の要約
この発明は、約170ないし約195の範囲のヨウ素価を有するあまに油およ
びジシクロペンタジエンを含み、該あまに油が反応混合物の約70ないし約95
重量パーセントを占め、該ジシクロペンタジエンが反応混合物の約30ないし約
5重量パーセントを占める反応混合物の共重合反応生成物であり、かつブルック
フィールド粘度計R.V.F型を用い、20rpmの設定で測定して、25℃に
おいて約100ないし約10,000cpsの範囲の粘度を有するあまに油コポ
リマー組成物を提供する。あまに油コポリマー組成物の数平均分子量は約100
0ないし約2600の範囲にある。あまに油コポリマー組成物は外界温度で自然
乾燥して、塗料バインダーを生成することができるか、または、この発明の重要
な態様において、後記のような他の樹脂と混合して、外界温度において、約1週
間で自然乾燥して、少なくともほぼBの鉛筆硬度を有する塗料バインダーをもた
らすことができるポリマービヒクルまたは配合塗料組成物を生成するのに効果的
な配合物を得ることができる。
1つの態様において、この発明の方法は、前記のジシクロペンタジエンとあま
に油との混合物を含み、かつあまに油に混合するジシクロペンタジエン総量に対
して、毎分約0.4ないし0.9容量パーセントの速度で、ジシクロペンタジエ
ンをあまに油に混合することによって得られる反応混合物を提供することを含む
。反応混合物は密閉容器内で約300℃以下の温度に加熱される。ジシクロペン
タジエンをあまに油に添加するのが好ましい。
別の重要な態様では、あまに油コポリマーの製造方法において、反応混合物を
260℃以下の温度に加熱し、前記のようにジシクロペンタジエンをあまに油に
混合するが、添加後の温度を約230℃以下にする。「低温反応」は25℃にお
ける粘度が僅か100cpsほどのコポリマーを生成する。
この発明のポリマービヒクルは、自然乾燥させることができ、1つの態様では
、約3ないし約90重量パーセントのあまに油コポリマー組成物ならびに約10
ないし約97重量パーセントの、油変性ウレタンポリマー、短油性アルキドポリ
マー、中油性アルキドポリマー、長油性アルキドポリマーおよびコポリマーアル
キドより成る群から選ばれる第2のポリマーの配合物を含む。1つの態様では、
第2のポリマーは、25℃において、固形分約50%でほぼZ以下のガードナー
・ホルト粘度を有する。
「低温反応」は極めて低い粘度のあまに油コポリマーを生成し、該粘度はコポ
リマーをつくるのに用いられるあまに油とジシクロペンタジエンとの比率および
ジシクロペンタジエンとあまに油との混合後のクッキング時間によって変る。該
低粘度は僅か100cpsにもなるが、前記ブルックフィールド粘度計を用いて
測定すると25℃において約100ないし約1000cpsの範囲にも入る。重
要な態様では、あまに油コポリマーをつくるのに「低温反応」を用いる場合に、
少量のコポリマーを第2のポリマーと混合して、適当なポリマービヒクルおよび
配合塗料組成物とする。低温反応によるあまに油コポリマーを用いると、ポリマ
ービヒクルは約3ないし約60重量パーセントのあまに油コポリマーおよび約4
0ないし約97重量パーセントの第2のポリマーを含む。あまに油コポリマーを
つくるのに高い反応温度を用いる場合(ただし、前記のように300℃以下)に
は、粘稠なあまに油コポリマーが得られる。この態様では、あまに油コポリマー
を第2のポリマーと混合して、ポリマービヒクルおよび配合塗料組成物を生成さ
せ、該ポリマービヒクルは約3ないし約90重量パーセントのあまに油コポリマ
ーにおよび約10ないし約97重量パーセントの第2のポリマーを含む。
いずれの態様においても、第2のポリマーを、約350グラムVOC/リット
ル未満の適当な溶剤とともにあまに油ジシクロペンタジエンコポリマーと混合す
る場合に、得られる配合物は1相のみを有し、透明かつ均質であって、約300
cps以下の粘度を有するように配合することができる。この発明のポリマービ
ヒクルおよび配合塗料組成物は、基質に湿潤時約3ミルの厚さで適用したとき、
外界温度で約1週間の乾燥後に、少なくともほぼ160/100(表/裏)の耐
衝撃性および少なくともほぼBの硬度を有する塗料バインダーを生成する。ポリ
マービヒクルは、湿潤時に約3ミルの厚さで適用したとき、約1週間の外界温度
での自然乾燥後に、少なくとも約20のスオード硬度を有する塗料バインダーを
生成する。あまに油コポリマー組成物を含むポリマービヒクルおよび配合塗料組
成物は、VOCが低くて、配合塗料組成物1ガロン当りVOCが約2.9ポンド
未満の配合塗料組成物を生成する。
この発明の別の態様では、あまに油ジシクロペンタジエンコポリマーは該コポ
リマーを1種類以上の樹脂および、場合により、他の成分と混合して、配合塗料
組成物を生成させることによる配合塗料組成物中のVOCを低減させる方法を意
図する液体希釈剤を提供する。
好ましい態様の説明
この出願に用いる「ポリマー」は、同一または異なる繰返しモノマー単位を有
するポリマーを意味する。「ポリマービヒクル」は配合塗料中、すなわち、フィ
ルム形成前のすべてのポリマーおよび樹脂成分を意味する。ポリマービヒクルは
架橋剤を含む場合もある。「塗料バインダー」は溶剤が蒸発した後の塗料のフィ
ルムのポリマー部分を意味し、また架橋を含むことができる。「配合塗料」はポ
リマービヒクルならびに、場合により、配合塗料に所望の適用性、または光沢や
色のような望ましい性質をフィルムに与えるために加えることができる溶剤、顔
料、触媒および添加剤を意味する。「VOC」は揮発性有機化合物を意味し、「
低VOC」は配合塗料組成物1ガロン当り約2.9ポンド以下のVOC、または
、配合塗料組成物1リットル当り約350グラム以下の揮発性有機化合物を意味
する。「揮発性有機化合物」は米国環境保護庁(「EPA」)によって、無視し
うる光化学活性を有するとくに指定された化合物以外の大気中の光化学反応に関
与する有機化合物と定義されている。水はVOCではない。一般に次の化合物が
VOCとして指定されている。VOCにはこれに限らないけれども、ミルセン、
クメン、ブチン、ホルムアルデヒド、四塩化炭素、アニリン、ジメチルニトロソ
アミン、ギ酸、アセトン、クロロホルム、ヘキサクロロエタン、ベンゼン、トリ
クロロエタン、メタン、ブロモメタン、エタン、エテン、アセチレン、クロロメ
タン、ヨードメタン、ジブロモメタン、プロパン、1−プロピン、クロロエタン
、塩化ビニル、アセトニトリル、アセトアルデヒド、塩化メチレン、二硫化炭素
、チオビスメタン、ブロモホルム、ブロモジクロロメタン、2−メチルプロパン
、1,1−ジクロロエタン、1,1−ジクロロエテン、ホスゲン、クロロジフル
オロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、テトラフ
ルオロメタン、テトラメチルプルンバン、2,2−ジメチルブタン、硫酸モノメ
チルエステル、ジメチル−ブタノン、ペンタクロロエタン、トリクロロ−トリフ
ルオロエタン、ジクロロテトラフルオロエタン、ヘキサクロロシクロペンタジエ
ン、硫酸ジメチル、テトラエチルプルンバン、1,2−ジブロモプロパン、2−
メチルブタン、2−メチル−1,3−ブタジエン、1,2−ジクロロプロパン、
メチルエチルケトン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエテン、2,
3−ジメチルブタン、テトラクロロエタン、ジメチル−3−メチレン−ビシクロ
−ヘ
プタン、α−ピネン、ヘキサクロロ−ブタジエン、メチルナフタレン、ナフタレ
ン、キノリン、メチルナフタレン、フェニルプロパノン、ジメチルベンゼン、o
−クレゾール、クロロ−メチルベンゼン、ジシクロベンゼン、トリメチルベンゼ
ン、テトラメチルベンゼン、ジブロモ−3−クロロプロパン、3−メチルペンタ
ン、3−ペンタノン、メチルシクロペンタン、(1−メチルエチル)−ベンゼン
、1−(メチルエテニル)−ベンゼン、1−フェニルエタノン、ニトロベンゼン
、メチル−メチルエチルベンゼン、エチルベンゼン、エテニルベンゼン、塩化ベ
ンジル、ベンゾニトリル、ベンズアルデヒド、プロピルベンゼン、ブチルベンゼ
ン、1,4−ジエチルベンゼン、2,4−ジメチルフェノール、ジメチルベンゼ
ン、クロロ−メチルベンゼン、ジクロロベンゼン、ジブロモベンゼン、3−ブロ
モ−1−プロペン、ブタン、1−ブテン、1,3−ブタジエン、2−プロペナー
ル、ブロモクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、プロパンニトリル、2−プ
ロぺンニトリル、2−メチルペンタン、2−ペンタノン、2,4−ジメチルペン
タン、1,3−ジメチルベンゼン、m−クレゾール、2,4−ジメチルピリジン
、2,6−ジメチルピリジン、トリメチルベンゼン、ジメチルフェノール、トリ
クロロ−ベンゼン、トリメチル−ピリジン、ブロモベンゼン、メチルシクロヘキ
サン、トルエン、クロロベンゼン、フェノール、2−メチルピリジン、ペンテン
、1−ペンタン、ブロモクロロ−プロパン、1H−ピロール、テトラヒドロフラ
ン、ヘキサン、1,4−ジクロロブタン、シクロヘキサン、シクロヘキセン、ピ
リジン、オクタン、1−オクテン、ノナン、ドデカン、プロペン、2−メチル−
1−ペンテン、2−メチル−1−プロペン、イソキノリン、トリクロロベンゼン
、プロハナール、ブタナール、1,4−(ジオキサン)、1−ノネン、デカン、
ジブロモクロロメタン、2−クロローブタジエン、テトラクロロエタン、ジメチ
ル−メチレン−ビシクロ−ヘプタン、1,2−ジエチルベンゼン、(1−メチル
プロピル)−ベンゼン、酢酸エチルエステル、1,3−ジエチルベンゼン、シク
ロペンテン、ヘプタン、シス−ジクロロエテン、トランス−ジクロロエテン、シ
クロペンタン、シクロヘプタン、1,2−プロパジエン、硫化酸化炭素、2,2
,3−トリメチルブタン、テトラメチルベンゼン、2,4,5−トリメチルフェ
ノール、2−メチル−2−ブテン、テトラメチルベンゼン、2,4,6−トリメ
チルフェノール、
ペンチルベンゼン、トリメチル−ペンタン、デカメチルシクロ−ペンタシロキサ
ン、1,3−ジクロロベンゼン、ヘキサデカン、2−メチルチオフェン、3,3
−ジメチルペンタン、3−メチル−1−ブテン、2−メチル−1−ブテン、2,
2,3−トリメチル−ペンタン、2,3−ジメチルペンタン、2,3,4−トリ
メチルペンタン、2,6−ジメチルフェノール、1,2,3−トリメチルベンゼ
ン、2,3−ジメチルピリジン、2,3−ジメチルヘキサン、3−クロロベンズ
アルデヒド、3−メチルヘキサン、2,4−ジメチルヘキサン、3−メチルヘプ
タン、(Z)−2−ブテン、2−メチルヘキサン、トリメチルビシクロヘプタン
、(E)−2−ヘプテン、4−メチルノナン、テトラクロロベンゼン、ブテン、
クロロニトロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロエテン、テトラメチルベン
ゼン、ブロモプロパン、ジクロロ−1−プロペン、クロロベンゼンアミン、ジメ
チルシクロヘキサン、ジクロロニトロベンゼン、ジクロロナフタレン、ジメチル
シクロペンタン、ブロモメチルベンゼン、ジクロロメチル−ベンゼン、ベンゼン
カルボキシアルデヒド、ベンゾイルニトロペルオキシド、ブロモクロロプロパン
、ジブロモ−クロロプロパン、ペンタクロロブタジエン、ジブロモクロロプロパ
ン、2−ブトキシエタノール、ブロモペンタクロロエタン、テトラデカメチル−
シクロヘプタシロキサン、トリメチル−ペンタンジオール、ドデカメチルシクロ
−ヘキサシロキサン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロ
−テトラシロキサン、ヘキサデカメチルシクロ−オクタシロキサン、トリデカン
、テトラデカンがある。「フィルム」は基板または基質に、配合塗料を適用し、
もしあれば溶剤を蒸発させ、さらに架橋性樹脂が存在し、かつ/または必要とさ
れれば、架橋させることによって形成される。「熱可塑性ポリマービヒクル」は
架橋を要しないで塗料バインダー用フィルムを生成するポリマービヒクルである
。「熱硬化性ポリマービヒクル」は塗料バインダー用フィルムを生成するのに熱
および架橋を必要とするポリマービヒクルである。
「自然乾燥性配合塗料組成物」は、加熱または焼付を行わずに良好なフィルム
を生成し、そして、約20℃や40℃以下のような外界温度において満足すべき
フィルムが得られる配合塗料組成物を意味する。
この明細書で使用する「イソシアナート基」は−N=C=Oである。この明細
書で使用する「ジイソシアナート」は2個のイソシアナート基を有するイソシア
ナート化合物を意味する。ポリイソシアナートは3個以上のイソシアナート基を
有するイソシアナート化合物を意味する。ウレタンポリマーは、ジ−またはポリ
イソシアナートと、イソシアナート基と反応する活性水素を含有する化合物との
油変性ウレタンポリマーは、ウレタンポリマーとなるモノマー類と補助的な油
反応物との反応生成物である。油反応物は、反応して、最終的な油変性ポリウレ
タンを生成するすべてのモノマー類の約50ないし約70重量パーセントを占め
る。油反応物は、ヨウ素価が100よりも大きい乾性油または半乾性油である。
この発明の重要な態様において、油変性ポリウレタンは約3,000ないし約2
5,000、好ましくは約5,000ないし約1,300の範囲の数平均分子量
を有する。この発明のとくに重要な態様において、油変性ポリウレタンポリマー
は、反応して、油変性アルキドとなるペンタエリトリトール、大豆油、トルエン
ジイソシアナートおよびフタル酸等のモノマー類を含んでいる。
「ジシクロペンタジエン」はシクロペンタジエンのダイマーであり、市販品と
しては、C4ないしC6化合物の環式および非環式モノマーのダイマーを含むこと
もできる。
「あまに油」は主に、リノレン酸、リノール酸、オレイン酸、ステアリン酸、
パルミチン酸、およびミリスチン酸を含有するトリアシルグリセロールを含む乾
性油を意味する。通常、該油の半分以上はリノレン酸誘導体である。
「アルキド樹脂」は油または脂肪酸とポリオールおよびポリカルボン酸との縮
合ポリマーである。油または脂肪酸部分はあまに油のような植物油またはその脂
肪酸に由来する。しばしば用いられるポリオールはペンタエリトリトールで、通
常使用されるポリカルボン酸はフタル酸である。アルキドは乾性油含量の相違お
よびそれによる性状の相違を示すために短油性、中油性および長油性アルキドに
分類される。
長油性アルキドは、ヨウ素価が約100よりも大きい乾性油および半乾性油ま
たは脂肪酸を約57ないし約80重量パーセント有するアルキドである。
中油性アルキドは、ヨウ素価が約100よりも大きい乾性油および半乾性油ま
たは脂肪酸を約46ないし約56重量パーセント有するアルキドである。
短油性アルキドは、ヨウ素価が約100よりも大きい乾性油および半乾性油ま
たは脂肪酸を約30ないし45重量パーセント有するアルキドである。
コポリマーアルキドは、不飽和モノマーとアルキド樹脂との遊離基反応を可能
にする反応性二重結合を有する不飽和モノマーで変性するか、または、さらに該
不飽和モノマーと反応させたアルキド樹脂である。
この発明で用いられる乾性油および半乾性油は約100よりも大きいヨウ素価
を有し、以下に限らないけれども、桐油、あまに油、脱水ひまし油、サフラワー
油、大豆油、カノラ油、なたね油、綿実油およびひまわり油が含まれる。
あまに油コポリマー組成物は、ヨウ素価が約170ないし約195の範囲のあ
まに油とジシクロペンタジエンとのコポリマー反応生成物である。あまに油コポ
リマー組成物を生成する反応混合物は、約70ないし約95重量パーセントのあ
まに油および約30ないし約5重量パーセントのジシクロペンタジエンを含んで
いる。重要な態様では、反応混合物は約10ないし約26重量パーセント、好ま
しくは約16ないし約26重量パーセントのジシクロペンタジエンを含む。
コポリマー組成物は、ブルックフィールド粘度計R.V.F型を用い20rp
mの設定で測定し、25℃において約100ないし約10,000cpsの範囲
の粘度および約1000ないし約2600の範囲の数平均分子量を有する。重要
な態様において、低温反応条件でコポリマーをつくる場合には、コポリマー組成
物の粘度は、前記のようにブルックフィールド粘度計を用いて測定し、25℃に
おいて、約100ないし約1000cps、好ましくは約300ないし約700
cpsである。
コポリマー組成物の約30ないし約70重量パーセントはあまに油よりも大き
い分子量を有し、コポリマー組成物の約0ないし約5重量パーセントは分子量が
約500未満である。1つの態様において、高温条件でつくったコポリマー組成
物は、あまに油中のアシル鎖二重結合がほぼ約6.3個であるのに対し、アシル
鎖二重結合を約3.7ないし約4.8個有し、油中アシル鎖のほぼ約25ないし
約90パーセントが架橋される。
あまに油およびジシクロペンタジエンは、ジシクロペンタジエンをあまに油に
加えるか、または反応容器中に両成分を同時に混ぜることによって混合する。た
とえば、窒素のような不活性ガスでパージした密閉反応器内にあまに油を充てん
することによってあまに油ジシクロペンタジエンコポリマー組成物をつくる。油
は絶えず撹拌しながら約260℃に加熱し、撹拌はジシクロペンタジエンとの反
応中継続する。ジシクロペンタジエンは緩慢な速度(添加するジシクロペンタジ
エン総量に対し毎分約0.4ないし約0.9容量パーセント)で、加熱されてい
る反応器内のあまに油の表面下に加える。どのような理論にも拘束されるつもり
はないが、ジシクロペンタジエンが容器中に入ると、ジシクロペンタジエンは2
分子のジシクロペンタジエンに脱二量体化され、あまに油の二重結合と反応する
と思われる。低濃度のシクロペンタジエンとあまに油を反応させて生成したあま
に油コポリマーは、低VOC塗料組成物を可能にする粘度を有するコポリマーを
生成し、かつ塗料バインダーのフィルム性能に悪影響を及ぼすことがあるシクロ
ペンタジエンオリゴマーの生成を最少限にすることができる。ジシクロペンタジ
エンの添加後、反応混合物の加熱を、約300℃以下、好ましくは約275℃以
下の温度で、約0.5ないし約10時間、好ましくは約1.0ないし約2.0時
間継続する。反応は、25℃において約100ないし約10,000cpsのよ
うな所望粘度に達するまで、進行させる。その後コポリマー反応生成物を冷却し
て、反応容器から取り出す。場合により、反応容器内に残った揮発成分を、反応
の最後の30分ないし1時間の間、約50mmHg未満の真空にすることによっ
て除くことができる。
あまに油ジシクロペンタジエンコポリマーをつくる方法に関するこの発明の重
要な態様において、あまに油を260℃に加熱し、添加速度は前記のように、ジ
シクロペンタジエン総量に対して、毎分約0.4ないし約0.9容量パーセント
の範囲にあり、260℃という温度は添加の間中ずっと維持されるが、ジシクロ
ペンタジエンをあまに油に添加する時間は3時間以内続けるのが好ましい。ジシ
これによって、あまに油ジシクロペンタジエンコポリマーの重合およびコポリマ
ーの最終分子量は最小になる。後者の低温反応法を用いると、25℃において、
約100ないし約1000cps程度の低粘度のあまに油ジシクロペンタジエン
コポリマーを得ることができる。
この発明の1つの態様において、反応混合物は、ヨウ素価が約175ないし約
190の範囲のあまに油約75ないし約80重量パーセントおよびジシクロペン
タジエン約20ないし約25重量パーセントを含む。高温反応条件(300℃以
下)を意図するこの発明の方法を用いると、あまに油とジシクロペンタジエンと
の共重合によって得られる組成物は、25℃において約3,000ないし約7,
500cpsの範囲の粘度を有する。
あまに油ジシクロペンタジエンコポリマーは、単独で、塗料バインダー用自然
乾燥性ポリマービヒクルとして使用することができる。第2のポリマーを用いる
場合には、ポリマービヒクルは約3ないし約90重量パーセントのあまに油コポ
リマーおよび約10ないし約97重量パーセントの第2のポリマーを含む。
しかし、前記の「低温反応」でつくったあまに油コポリマーを用いる重要な態
様では、この発明は、ポリマービヒクル総重量に対して、約3ないし約60重量
パーセントのあまに油ジシクロペンタジエンコポリマーおよび約40ないし約9
7重量パーセントの第2のポリマーの配合物を含むポリマービヒクルを含有する
。第2のポリマーは、油変性ウレタンポリマー、短油性アルキドポリマー、中油
性アルキドポリマー、長油性アルキドポリマーおよびコポリマーアルキドより成
る群から選ばれる。第2のポリマーを、あまに油ジシクロペンタジエンコポリマ
ーに、約3:97ないし約60:40(あまに油ジシクロペンタジエンコポリマ
ー対第2のポリマー)の範囲の比率で混合し、約350グラムVOC/リットル
以下の適当な溶剤を配合すると、得られた配合塗料組成物は透明、均質な混合物
で、300cps以下の粘度をもつように配合することができる。
第2のポリマーの量は、あまに油ジシクロペンタジエンコポリマーに配合して
、ポリマービヒクルまたは配合塗料組成物とする第2のポリマーの種類によって
異なる。低温反応でつくったあまに油コポリマーを、油変性ウレタンおよび長油
性アルキド樹脂とともに用いると、この発明の重要な態様では、ポリマービヒク
ルは約3ないし約60重量パーセント、好ましくは約10ないし約40重量パー
セントのあまに油コポリマーを含む。中油性アルキド樹脂を用いる場合に、この
発
明の重要な態様では、ポリマービヒクルは約3ないし約50重量パーセント、好
ましくは約10ないし約40重量パーセントのあまに油コポリマーを含む。短油
性アルキドおよびコポリマーアルキド樹脂の場合には、この発明の重要な態様に
おいて、ポリマービヒクルは約3ないし約10重量パーセント、好ましくは約5
ないし約10重量パーセントのあまに油コポリマーを含む。
あまに油ジシクロペンタジエンコポリマーはVOC源となる溶剤と置き換わる
液体希釈剤として作用する。したがって、この発明は、あまに油ジシクロペンタ
ジエンコポリマーを第2のポリマーと混合して、ポリマービヒクルおよび配合塗
料組成物とすることによるVOC低減方法を提供する。ポリマービヒクルは、V
OCが低く、配合塗料組成物1ガロン当りVOCが2.9ポンド未満の配合塗料
組成物を得るのに効果的である。さらに、とくに低温反応によってつくったあま
に油コポリマーに関しては、あまに油コポリマーが、あまに油コポリマーを第2
のポリマーと混合して、ポリマービヒクルとすることによるポリマービヒクルお
よび配合塗料組成物の粘度を低下させかつ固形量を増大させる方法を提供する。
高い反応温度(300℃以下)を意図する方法を用いて、あまに油コポリマー
をつくる場合に、あまに油コポリマーに第2のコポリマーを配合すると、ポリマ
ービヒクルが自然乾燥性配合塗料組成物を生成する。この態様において、第2の
ポリマーが長油性アルキドまたは油変性であると、あまに油コポリマーは約3な
いし約90重量パーセント、好ましくは約50ないし約70重量パーセントのポ
リマービヒクルを含む。第2のポリマーが中油性アルキドであると、あまに油コ
ポリマーは約3ないし約30重量パーセント、好ましくは約5ないし約15重量
パーセントのあまに油コポリマーを含む。短油性アルキドおよびコポリマーアル
キド樹脂は高温でつくったあまに油コポリマーとは容易に相溶しない。
高温反応条件を意図する方法を用いてつくったあまに油コポリマーおよび油変
性ポリウレタンを、あまに油コポリマーと第2のコポリマーとの約50/50な
いし約70/30の範囲の比率で使用するこの発明の態様において、油変性ウレ
タンは粘度が25℃においてZ以下で固形分が約30ないし60重量パーセント
である。あまに油コポリマーは、ヨウ素価が約175ないし約190の範囲にあ
るあまに油を約75ないし約80重量パーセントおよびジシクロペンタジエンを
約20ないし約25重量パーセント含む重合および反応生成物であることができ
る。この態様では、あまに油コポリマーは25℃において、約3,000ないし
約7,500cpsの範囲の粘度を有する。
1つの態様では、Rule66のミネラルスピリット(典型的に、芳香族約2
重量パーセント以下、パラフィン約44重量パーセント、ナフテン約56重量パ
ーセント、初留点約323゜F、および乾点約381゜F)を約2.9ポンドV
OC/ガロン未満のレベルで混合すると、配合塗料の粘度が約70ないし約30
0cpsの範囲にあるポリマービヒクルが得られる。この配合塗料を自然乾燥し
て、基質に湿潤時約3ミルの厚さに適用して、外界温度で約1週間以内自然乾燥
すると、耐衝撃性がほぼ160/100で、硬度が少なくともほぼBの塗料バイ
ンダーを得ることができる。
この発明の配合塗料組成物は、ポリマービヒクル、顔料、溶剤、乾燥剤、凝集
剤や、適当な塗料バインダーを生成する他の添加剤を含有する。配合塗料組成物
は、約50ないし約75重量パーセントの範囲の固形分および配合塗料1ガロン
当り約2.9ポンド未満のVOCを有する。配合塗料組成物は粘度が25℃にお
いて約70ないし約300cpsの範囲にあるのが好ましい。任意の炭化水素溶
剤は配合塗料組成物に適切であることができる。配合塗料組成物をつくるのに使
用することができる溶剤にはミネラルスピリット、ナフサ、キシレン類、トルエ
ン類、トリメチルベンゼン類、エチルトルエン類およびエチルベンゼン類ならび
にそれらの混合物がある。あまに油コポリマーと油変性ポリウレタンとの混合物
は、さきに述べた溶剤、とくにRu1e66のミネラルスピリットを配合すると
、この発明の重要な態様である配合塗料組成物を生成する。この配合塗料組成物
は、湿潤時に約3ミルの厚さで基質に適用すると、40℃以下で自然乾燥して、
約48時間で少なくとも約4Bの鉛筆硬度(ASTM試験法D3363−74)
、4.5時間以内に完全乾燥し(ASTM試験法D1640)、約1週間で少な
くともほぼ160/100(表/裏)の耐衝撃性および約1週間で少なくとも2
0のスオード硬度(ASTM試験法D2134−66)を得る塗料バインダーを
生成することができる低VOC組成物である。
下記の実施例はこの発明によってあまに油コポリマー、ポリマービヒクルおよ
び配合塗料組成物の製造方法を例示的に示すものである。
実施例I A.あまに油とジシクロペンタジエンとのコポリマーの調製
あまに油(LSO)310g(75重量%)を密閉反応器に充てんして、数分
間窒素でパージする。絶えず撹拌しながら油を約260℃に加熱する。撹拌は反
応中継続する。ジシクロペンタジエン104ml(25重量%)を高温のLSO
下部の容器底部から0.4ないし0.6ml/分の緩慢な添加速度で加える。ジ
シクロペンタジエンはExxon Chemical(Houston,TX7
7253−3272)から97RMという名称で入手可能である。
DCPDの添加完了後、さらに撹拌しながら反応混合物を260℃に3.5時
間保持する。次に、混合物を1mmHgで30分間ストリッピングを行って、反
応容器から取り出す。さらに生成物を冷却すると最終生成物の粘度は7,100
cpsである。B.配合塗料組成物の調製
実施例IAの生成物を、Cargill Incorporated(Min
neapolis,Minnesota)からResin4355という名称で
入手可能な油変性ポリウレタンと配合し、配合塗料組成物は、油変性ポリウレタ
ンおよびあまに油コポリマーの総重量に対して、60重量パーセントのあまに油
コポリマーおよび40重量パーセントの油変性ポリウレタンを含む。後者の成分
をRule66のミネラルスピリットおよび6%カルシウムCem−all,1
2%コバルト Cem−all,12%ジルコニウム Cem−all(Moo
ney Chemicals(Cleveland,Ohio))、Activ
e−8(R.T.Vanderbilt(Norwalk,Connectic
ut))およびExxon#2(Huls America(Plscataw
ay,New Jersey)のような乾燥剤(樹脂固形分総重量に対して約0
.5重量パーセント添加)と混合して、VOCが約342g/リットル、比重が
7.65ポンド/ガロン、および固形分62.6%(ASTM試験法D2389
−81)の配合塗料組成物を得る。湿潤約3ミルの厚さで基質に適用すると、次
の性状を有するフィルムが生成する。
指触乾燥: 4.25時間
粘着乾燥: 10分間
表面乾燥: 1.50時間
完全乾燥: 2.00時間
硬化乾燥: 3.00時間
鉛筆硬度: 3B 24時間;
2B 48時間;
B 1週間;
HB 2週間
スオード硬度: 10 24時間;
14 48時間;
26 1週間;
36 2週間
たわみ性 1/8”マンドレル曲げ試験−合格
耐衝撃性 160/160(表面/裏面)
実施例Iに示すように調製した配合塗料(低VOC)の物理的性状および乾燥
性を市販の高VOC含有油変性ポリウレタンと比較して、下記表Iに示す。
実施例II
鋼製パル(parr)反応器に、あまに油346.5グラムを充てんし、反応
器を密閉して窒素で3回パージする。あまに油と260℃に加熱し、発生する圧
力を放出して、反応器を閉じ、反応中反応器の内容物を撹拌する。ジシクロペン
タジエン(103.5グラムまたは106ml)を高温の油に205分かけて、
平均0.5ml/分の添加速度で加える。添加終了までに、反応器の圧力は50
psiまで上昇する。ジシクロペンタジエンの添加後、反応混合物を260℃で
30分間保持する。次いで反応器の圧力をコールドトラップで解放し、容器をポ
ンプに接続して容器および樹脂から揮発成分をストリッピングする。ストリッピ
ングは30分間継続する。ストリッピング終了後に、反応混合物の撹拌を停止し
、反応混合物を冷却して、あまに油コポリマーをフラスコに移す。ジシクロペン
タジエン添加後のクッキング総時間は1時間である。あまに油コポリマー樹脂の
粘度はブルックフィールド粘度計で測定して、25℃で600psiである。
この実施例のあまに油コポリマー樹脂を、市販の油変性ウレタン樹脂(Car
gill IncorporatedからCargill4355樹脂という名
称で入手)および乾燥剤およびRule66のミネラルスピリットと表IIに示す
ように3水準で配合する。これら配合塗料組成物の乾燥性を表IIIに示す。
比較のために、ガードナー・ホルト粘度がQおよびZの市販の熱重合あまに油
の2つの試料(それぞれCargill製KCQおよびKCZ樹脂)を4355
油変性ウレタン樹脂(ポリマービヒクルの重量に対して、Cargill樹脂6
0重量パーセントおよびウレタン樹脂40重量パーセントの量とする)、乾燥剤
およびRu1e66のミネラルスピリットを表IVに示すように配合する。これら
対比フィルムの乾燥性およびフィルム性状を表Vに示す。
実施例III
パル反応器に、あまに油342グラムを充てんし、反応器を窒素で3回パージ
する。反応容器を閉じて、撹拌しながら260℃に加熱する。熱膨張に基因する
圧力を開放して、容器を密閉する。絶えず撹拌しながら、180分かけて、徐々
にジシクロペンタジエン(108グラムまたは110.5m1)を高温の油に添
加する。ジシクロペンタジエンの添加完了後、反応温度を230℃に下げて、反
応を90分継続し、同時に90分中最後の1時間の間、真空ポンプにより1mm
Hgの圧力で揮発成分のストリップを行う。反応終了時に、淡黄色の樹脂を冷却
する。この樹脂の粘度は25℃で485cpsである。
10ないし30重量パーセントのあまに油コポリマーを加えることによって、
さきに合成したコポリマーを高固形分塗料として評価する。これら3種類の配合
物の物理的性状を表VIの高固形分対照品と比較する。
この実施例は、あまに油コポリマーを加えることにより、配合塗料組成物の粘
度が低下し、硬度が改善されたことを示す。
実施例IV
容量50ガロンのパイロットプラント反応器に、あまに油283ポンド(76
.5重量%)を充てんして、窒素で3回パージする。反応器を密閉して、絶えず
撹拌しながら260℃に加熱する。260℃の温度を保ちながら、あまに油の表
面下に、175分かけて緩慢な速度でジシクロペンタジエン(87ポンドまたは
23.5重量%)を加える。反応中絶えず撹拌を続ける。ジシクロペンタジエン
の添加後、反応温度を230℃に下げて、25分間反応物をクッキングする。反
応器の圧力をコールドラップで放出して、真空ポンプに接続する。230℃でさ
らに40分間、反応中の揮発成分のストリッピングを行う。これが終ると、反応
器を室温に冷却する。得られた最終生成物は20rpm設定のブルックフィール
ドR.V.F型による25℃のブルックフィールド粘度が660cpsである。
上記でつくった生成物に、Cargill,Incorporated(Mi
nneapolis,Minnesota)製樹脂4355のような市販の油変
性ウレタンを配合する。配合塗料組成物は、樹脂固形分の総重量に対して、さき
につくったあまに油コポリマー40重量パーセントおよび油変性ウレタンCar
gi1l4355 60重量パーセントを含んでいた。このように混合した樹脂
固形分に、Rule66のミネラルスピリットおよび12%コバルトcem−a
11,12%ジルコニウムcem−all(Mooney Chemicals
(Cleveland,Ohio)製)、Active−8(R.V.Vand
erilt(Norwalk,Connecticnt)製)およびExxon
#2(Hubs America(Plscataway,Rew Jcrsc
y)製)(乾燥剤は樹脂固形分重量に対して0.5重量パーセント添加)を配合
して、低VOC配合塗料組成物を得る。
上記で調製した低VOC配合塗料の物理的性状および乾燥性を高VOC含有油
変性ポリウレタン(Cargill製樹脂4355)と比較して、下記表VIIに
示す。
この発明を好ましい態様について述べたけれども、添付するクレーム中に示さ
れるこの発明の範囲から逸脱せずに、当業者には明らかと思われる種々の変化お
よび改良を行いうることを理解すべきである。
新規と思われるこの発明の種々の特徴を次のクレームに示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.約170ないし約195の範囲のヨウ素価を有するあまに油とジシクロペ ンタジエンとを含み、かつ該あまに油が反応混合物の約70ないし約95重量パ ーセントを占め、該ジシクロペンタジエンが反応混合物の約5ないし約30重量 パーセントを占める反応混合物の共重合反応生成物である組成物において、該組 成物が、25℃において約100ないし約10,000cpsの範囲の粘度を有 し、さらに、反応混合物が、あまに油に混合されるジシクロペンタジエンの総量 に対し、毎分約0.4ないし約0.9容量パーセントの速度でジシクロペンタジ エンをあまに油に混合することによって、生成し、反応混合物を300℃以下の 温度で加熱することを特徴とする組成物。 2.組成物が約1000ないし約2600の範囲の数平均分子量を有すること を特徴とする請求項1の組成物。 3.組成物の約30ないし約70パーセントがあまに油よりも高い分子量を有 することを特徴とする請求項1の組成物。 4.組成物が25℃において、約300ないし約700cpsの範囲の粘度を 有することを特徴とする請求項1の組成物。 5.ジシクロペンタジエンとあまに油との混合前および混合中の反応混合物の 温度が約260℃以下で、ジシクロペンタジエンとあまに油との混合後の反応混 合物の温度が約230℃以下であり、組成物の粘度が25℃において約100な いし約1000cpsの範囲にあることを特徴とする請求項1の組成物。 6.ジシクロペンタジエンをあまに油に添加することを特徴とする請求項1、 2、3、4または5のいずれか1つの項の組成物。 7.ほぼ外界温度で自然乾燥しうるポリマービヒクルで、湿潤時に約3ミルの 厚さで基質に適用され、約1週間の自然乾燥後に、少なくともほぼ160/10 0(表/裏)の耐衝撃性および少なくともほぼ20のスオード硬度を有する塗料 バインダーを生成するポリマービヒクルにおいて、該ポリマービヒクルが、約3 /97ないし約90/10の範囲のあまに油コポリマー対第2のポリマーの比率 のあまに油コポリマーと第2のポリマーとの混合物を含み、あまに油コポリマー が、約170ないし約195の範囲のヨウ素価を有するあまに油とジシクロペン タジエンとを含み、かつ該あまに油が反応混合物の約70ないし約95重量パー セントを占め、該ジシクロペンタジエンが反応混合物の約30ないし約5重量パ ーセントを占める反応混合物の共重合反応生成物を含み、あまに油コポリマーが 25℃において、約100ないし約10,000cpsの範囲の粘度を有し、第 2のポリマーが油変性ウレタンポリマー、短油性アルキドポリマー、中油性アル キドポリマー、長油性アルキドポリマーおよびコポリマーアルキドポリマーより 成る群から選ばれることを特徴とするポリマービヒクル。 8.第2のポリマーが油変性ウレタンポリマーで、乾性油がキリ油、あまに油 、脱水ひまし油、サフラワー油、大豆油、カノラ油、なたね油、綿実油、ひまわ り油およびそれらの混合物より成る群から選ばれることを特徴とする請求項7の ポリマービヒクル。 9.第2のポリマーが約30ないし約60重量パーセントの範囲の固形分を有 することを特徴とする請求項7のポリマービヒクル。 10.ポリマービヒクルが、約40℃以下の温度で、48時間以内の自然乾燥 で少なくともほぼBの鉛筆硬度を有する塗料バインダーを生成することを特徴と する請求項7のポリマービヒクル。 11.あまに油コポリマーが25℃において約300ないし約700cpsの 範囲の粘度を有することを特徴とする請求項7のポリマービヒクル。 12.配合塗料組成物1ガロン当り約2.9ポンド未満の揮発性有機化合物を 有し、かつ湿潤時に約3ミルの厚さで基質に適用され、ほぼ外界温度で約1週間 の乾燥後に、少なくともほぼBの鉛筆硬度および少なくともほぼ160/100 (表/裏)の耐衝撃性を有する塗料バインダーを生成する配合塗料組成物におい て、該配合塗料組成物が、あまに油コポリマーと第2のポリマーとの比率が約3 /97ないし約90/10の範囲にあるあまに油コポリマーと第2のポリマーと の混合物を含むポリマービヒクルを含み、あまに油コポリマーが、約170ない し約195の範囲のヨウ素価を有するあまに油とジシクロペンタジエンとを含み 、かつ該あまに油が、反応混合物の約70ないし約95重量パーセントを占め、 該ジシクロペンタジエンが反応混合物の約30ないし約5重量パーセントを占め る反応混合物の共重合反応生成物を含み、あまに油コポリマーが25℃において 約 100ないし約10,000cpsの範囲の粘度を有し、第2のコポリマーが油 変性ウレタンポリマー、短油性アルキドポリマー、中油性アルキドポリマー、長 油性アルキドポリマーおよびコポリマーアルキドポリマーより成る群から選ばれ ることを特徴とする配合塗料組成物。 13.乾性油が、桐油、あまに油、脱水ひまし油、サフラワー油、大豆油、カ ノラ油、なたね油、綿実油、ひまわり油およびそれらの混合物より成る群から選 ばれることを特徴とする請求項12の配合塗料組成物。 14.あまに油コポリマーが約1000ないし約2600の範囲の数平均分子 量を有することを特徴とする請求項12の配合塗料組成物。 15.第2のポリマーが約30ないし約60重量パーセントの範囲の固形分を 有することを特徴とする請求項14の配合塗料組成物。 16.あまに油コポリマーが25℃において約300ないし約700cpsの 範囲の粘度を有することを特徴とする請求項12の配合塗料組成物。 17.ジシクロペンタジエンとあまに油との混合前および混合中の反応混合物 の温度が約260℃以下で、ジシクロペンタジエンとあまに油との混合後の反応 混合物の温度が約230℃以下であり、組成物の粘度が25℃において約100 ないし約1000cpsの範囲にあり、さらにジシクロペンタジエンをあまに油 に添加することを特徴とする請求項12、13または16のいずれか1つの項の 配合塗料組成物。 18.あまに油とジシクロペンタジエンとのコポリマーを製造する方法におい て、該方法が窒素雰囲気中のあまに油とジシクロペンタジエンとの混合を含み、 あまに油が約170ないし約195の範囲のヨウ素価を有し、ジシクロペンタジ エンが、約300℃以下の温度で、混合されるジシクロペンタジエンの総量に対 して、毎分約0.4ないし約0.9容量パーセントの速度であまに油に混合され 、あまに油があまに油とジシクロペンタジエンとの混合物の約70ないし約95 重量パーセントを占め、ジシクロペンタジエンがあまに油とジシクロペンタジエ ンとの混合物の約30ないし約5重量パーセントを占め、該コポリマーが25℃ において約100ないし約10,000cpsの範囲の粘度を有することを特徴 とする方法。 19.ジシクロペンタジエンとあまに油との混合前および混合中の反応混合物 の温度が約260℃以下で、ジシクロペンタジエンとあまに油との混合後の反応 混合物の温度が約230℃以下であり、該コポリマーが25℃において約100 ないし約1000cpsの範囲の粘度を有することを特徴とする請求項18の方 法。 20.第2のポリマーと混合するときに、1ガロン当り約2.9ポンド以下の 揮発性有機化合物を有する配合塗料組成物を生成し、かつ湿潤時に、約3ミルの 厚さで基質に適用され、ほぼ外界温度で約1週間の乾燥後に、少なくともほぼB の鉛筆硬度および少なくともほぼ160/100(表/裏)の耐衝撃性を有する 塗料バインダーを生成するポリマービヒクルを得るのに効果的な組成物において 、該組成物が約170ないし約195の範囲のヨウ素価を有するあまに油とジシ クロペンタジエンとを含み、かつ該あまに油が反応混合物の約70ないし約95 重量パーセントを占め、該ジシクロペンタジエンが反応混合物の約5ないし約3 0重量パーセントを占める反応混合物の共重合反応生成物を含み、組成物が25 ℃において約100ないし約10,000cpsの範囲の粘度を有し、反応混合 物が、あまに油に加えられるジシクロペンタジエン総量に対して、毎分約0.4 ないし約0.9容量パーセントの速度でジシクロペンタジエンをあまに油に加え ることによって生成し、さらに反応混合物が密閉容器内で300℃以下の温度で 加熱されることを特徴とする組成物。 21.組成物が約1000ないし約2600の数平均分子量を有することを特 徴とする請求項20の組成物。 22.反応混合物が約75ないし約80重量パーセントの、ヨウ素価が約17 5ないし約190の範囲のあまに油および約20ないし約25重量パーセントの ジシクロペンタジエンを含むことを特徴とする請求項20の組成物。 23.ジシクロペンタジエンとあまに油との混合前および混合中の反応混合物 の温度が約260℃以下で、ジシクロペンタジエンとあまに油との混合後の反応 混合物の温度が約230℃以下であり、組成物の粘度が25℃において約100 ないし約1,000cpsの範囲にあることを特徴とする請求項20の組成物。 24.配合塗料組成物中の揮発性有機化合物を減少させる方法において、該方 法があまに油ジシクロペンタジエンコポリマーと第2のポリマーとの混合を含み 、あまに油コポリマーが、約170ないし約195の範囲のヨウ素価を有するあ まに油とジシクロペンタジエンとを含み、かつ該あまに油が反応混合物の約70 ないし約95重量パーセントを占め、該ジシクロペンタジエンが反応混合物の約 30ないし約5重量パーセントを占める反応混合物の共重合反応生成物を含み、 あまに油コポリマー組成物が25℃において、約100ないし約10,000c psの範囲の粘度を有し、第2のポリマーが油変性ウレタンポリマー、短油性ア ルキドポリマー、中油性アルキドポリマーおよび長油性アルキドポリマーならび にコポリマーアルキドポリマーより成る群から選ばれることを特徴とする方法。 25.ジシクロペンタジエンをあまに油に加えて、反応混合物を生成させ、ジ シクロペンタジエンとあまに油との添加前および添加中の反応混合物の温度が約 260℃以下で、ジシクロペンタジエンとあまに油との添加後の反応混合物の温 度が約230℃以下であり、コポリマーの粘度が25℃において約100ないし 約1,000cpsの範囲にあることを特徴とする請求項24の方法。 26.湿潤時に3ミルの厚さで基質に適用され、ほぼ外界温度で約1週間の乾 燥後に、少なくともほぼBの鉛筆硬度および少なくともほぼ160/100(表 /裏)の耐衝撃性を有する塗料バインダーを生成するのに効果的なポリマービヒ クルの粘度を下げかつ固形分を高める方法において、該方法が、あまに油ジシク ロペンタジエンコポリマーと第2のコポリマーとの混合を含み、あまに油コポリ マーが、約170ないし約195の範囲のヨウ素価を有するあまに油とジシクロ ペンタジエンとを含み、かつ、該あまに油が反応混合物の約70ないし約95重 量パーセントを占め、該ジシクロペンタジエンが反応混合物の約30ないし約5 重量パーセントを占める反応混合物の共重合反応生成物を含み、あまに油コポリ マー組成物が、25℃において、約100ないし約10,000cpsの範囲の 粘度を有し、第2のポリマーが油変性ウレタンポリマー、短油性アルキドポリマ ー、中油性アルキドポリマー、および長油性アルキドポリマーならびにコポリマ ーアルキドポリマーより成る群から選ばれ、さらにジシクロペンタジエンをあま に油に加えて反応混合物を生成させ、ジシクロペンタジエンとあまに油との添加 前および添加中の反応混合物の温度が約260℃以下で、ジシクロペンタジエン とあまに油との添加後の反応混合物の温度が約230℃以下であり、さらにコポ リマーの粘度が25℃において約100ないし約1,000cpsの範囲にある ことを特徴とする方法。 27.ジシクロペンタジエンとあまに油との混合前または混合中の反応混合物 の温度が約260℃以下で、ジシクロペンタジエンとあまに油との混合後の反応 混合物の温度が約230℃以下であって、組成物の粘度が25℃において約10 0ないし約1000cpsの範囲にあり、さらにジシクロペンタジエンをあまに 油に加えることを特徴とする請求項7のポリマービヒクル。
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