JPH08500689A - 構造化多重入力多重出力速度最適コントローラ - Google Patents

構造化多重入力多重出力速度最適コントローラ

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JPH08500689A JP6507400A JP50740094A JPH08500689A JP H08500689 A JPH08500689 A JP H08500689A JP 6507400 A JP6507400 A JP 6507400A JP 50740094 A JP50740094 A JP 50740094A JP H08500689 A JPH08500689 A JP H08500689A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、複数の入力及び複数の出力によってプラントを制御するが、制御される各々の変数がオペレータ制御量と直接の関連を有するかのようにオペレータにその制御を指導させることができる方法を説明している。干渉ネットワークは複数のサブコントローラからの情報をそれらサブコントローラ自体の間で交配して、ユーザ定義基準に基づき制御を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】 構造化多重入力多重出力速度最適コントローラ発明の背景 本発明はシステムコントローラ又はプロセスコントローラに関し、特に、一般 に非線形時間可変予測コントローラに関し、特に速度最適制御(Rate Op timal Control、以下ROC)に基づくコントローラに関する。各 々のプラント出力は個別の設定値によって有効に制御されると思われるので、こ れにより、オペレータの制御は向上する。さらに、本発明は、相互結合を提示す る数百の制御ループを包含することができる強健な高性能制御系を構築する単一 化された組織的方式を教示する。 これまで、制御系を設計する方式は2つあった。慣用方式と呼ばれる第1の方 式は下から上に向かって増分しつつ制御系を設計する。個別のループから始めて 、各プロセス変数は単一入力単一出力(SISO)コントローラにより駆動され る閉ループを割当てられ、その設定値は変数の目標値を表わしていた。プロセス 変数の間には物理的相互影響があるため、それらのループは互いに無関係ではな い。この相互結合を考慮しそこねると、コントローラの総合性能、ひいてはシス テム性能が劣化する。それらの結合の影響を低減させるために、最初の設計が合 格となった後にフィードフォワードリンクとカスケードループを特別な目的をも って追加する。多くの場合、適切なシステム動作を得るためには、この手続きを 何度か繰り返す必要がある。さらに、この方式を使用するためには、制御される プロセスについての相当に専門的な制御技術と徹底した知識が要求される。 制御系設計に際しての第2の方式は、その設計の問題に対する厳密な理論上の 解決方法が存在していることを示唆し、その方法を提供する最新の制御理論に基 づいている。この方法を使用すると、コントローラを設計しているときの目標と なるプラントをプロセス変数の特性の全てを確定することができる多重入力多重 出力(MIMO)システムとして取り扱うことが可能である。ところが、この「 テキストブック」方式はいくつかの重要な工学的基準に適合しないため、商業的 には実行できるものではなかった。第1に、数百のプロセス変数を伴うプラント の場合、設計アルゴリズムは現在のハードウェアでは計算処理しにくい。第2に 、この方式に基づくコントローラを増分方式で開発することはできず、また、モ ジ モジュラー設計又は分散形アーキテクチャも支援しない。発明の概要 本発明は最新の方式と慣用方式の利点を組合わせている。第1に、最新の方式 の下で設計される真のMIMO最適コントローラによって達成しうる期待制御性 能と強健性を得ようとしている。第2に、真のMIMOによっては可能でない方 法でユーザにプラント(又は他の制御されるシステム)を制御させることができ る内部構造を提供する。この内部構造は、さらに、プラント変数にユーザ指定限 界を課すものである。また、ここで教示するコントローラはモジュラー形式と分 散形計算方式を残しつつ増分開発可能である。最後に、本発明によれば、コント ローラは様々なサンプリング速度を使用して、より大きな計算効率を得ることが できる。(サンプリング速度はユーザにより設定可能であるか、あるいは、自動 的に制御下にあるプロセスの必要条件に最も良く適合する速度に設定されるべき である。) 本発明は、いくつかの多重入力単一出力(MISOと呼ぶ)速度最適コントロ ーラ(ROC)と、1つのMISOサブシステムを他の1つ又は複数のMISO サブシステムと通信させ且つ協調させるためのネットワークとから構成されてい る構造化多重入力多重出力(SMIMOと略す)ROCである。MISOは予測 制御戦略を組込んでいることに注意すべきである。 本発明のSMIMOは、ユーザが定義した限界に違反しないように保証するた めに、比拘束モードで動作することができる。たとえば、本発明により制御され るプラントは、比(y1(t):y2(t):…:yN(t))があらゆる時間( t)について一定であるように制御されるいくつかのプロセス変数(y1,y2, ... ,yN)を有することができる。これは変数の1つをマスタとして指定し、 その他の変数をスレーブとして指定することによって実行されるのが好ましい。 現時点で好ましい実施例では、マスタ変数の選択は任意であり、与えられたアプ リケーションにおける利便性の問題である。たとえば、ボイラ制御においては、 燃料流量変数をマスタ値として指定することができ、一方、強制通風及び誘引通 風をスレーブ変数として指定する。図面の簡単な説明 図1は、単一入力単一出力速度最適コントローラのブロック線図である。 図2は、本発明の好ましい一実施例に従った構造化多重入力多重出力速度最適 コントローラのブロック線図である。 図3は、本発明の好ましい一実施例に従った多重入力単一出力速度最適コント ローラのブロック線図である。 図4は、本発明の好ましい一実施例に従った比多重入力多重出力速度最適コン トローラのブロック線図である。好ましい実施例の説明 図1は、構造的入力構造的出力速度最適コントローラ(SISO ROC10 )の一実施例のブロック線図である。この実施例はユーザ制御目標入力端子10 0と、プラント制御信号のシーケンスを生成する目標プロセッサ101と、目標 プロセッサの制御シーケンスを外乱プロセッサの制御シーケンスと組合わせる加 算器102と、102からの制御シーケンスを112からの能動強健性制御シー ケンスと組合わせる別の加算器103とを有する。加算器103の出力は、10 3から受信した制御シーケンスがユーザ定義制御事項に違反しないように保証し 、次にその監視済シーケンスをプラント105へ送信する限界スーパバイザ10 4へ送信される。限界スーパバイザ104が受信した制御シーケンスを変更した 場合、限界スーパバイザ104は外乱プロセッサ111と、能動強健性プロセッ サ112と、能動強健性フィードバックループモデル108と、外乱フィードバ ックループモデル107とに実行された修正についてこの情報を報知する(信号 線104a)。プラント出力yは減算器114へ送り出される。フィードフォワ ード経路モデル106も目標入力を受信し(信号線100a)、期待プラント出 力を生成する。モデル106の出力は、期待外乱を生成する外乱フィードバック ループモデル107及び期待能動強健性外乱を生成する能動強健性フィードバッ クループモデル108の出力(108a及び107a)の和(109)と組合わ される。これは、期待能動強健性外乱と期待外乱を一体に組合わせる加算器10 9によって実行される。別の加算器110は加算器109から得られた信号を期 待プラント出力(106a)と組合わせる。減算器114である加算器は期待プ ラント出力(110a)と、実際のプラント出力(y)との差を表わす信号を生 成 する。スイッチング装置又は他の決定装置113は誤差が大きいか否かを判定し 、大きな誤差の値を表わす信号を外乱プロセッサ111と、外乱フィードバック ループモデル107とへ送信すると共に、小さな誤差の値を表わす信号を能動強 健性プロセッサ112と、能動強健性フィードバックループ108とへ送信する 。外乱プロセッサ111はその入力に基づく修正のシーケンスを生成し、それら を加算器102へ送信する。能動強健性プロセッサ112もその入力に基づく修 正のシーケンスを生成し、その修正を加算器103へ送信する。それらのプロセ ッサの一部又は全てをハードウェアで実現しても良く、あるいはソフトウェアで 実現しても良いことに注意すべきである。ユーザ入力装置115は、このコント ローラのプロセッサ、モデル及びスーパバイザの制御法則、動作限界及びその他 のパラメータのユーザ(又は自動同調器)による変更を可能にするために設けら れている。図26の実線は、一般に制御信号経路を指示し、プロセッサ又は限界 スーパバイザを接続している点線はデータ、プロセス又は制御情報に関わる経路 を指示していることに注意する。また、それらの経路やプロセッサをハードウェ アで実現しても良く、あるいは汎用コンピュータシステムのソフトウェア構成に より実現しても良いことにも注意する。加算器及び減算器の実現のための方法と 装置は、アナログ信号とデジタル信号の双方について良く知られている。プロセ ッサは、一般に、それらのプロセッサの機能を記述する周知の方程式を実行する ことによって実現可能であると知られている。 全てのプロセッサは一連の手続きであると考えることができる予測制御修正手 続きを使用することに注意すべきである。この手続きの好ましい一実施例を次に 簡単に記載する。 1)現在出力シーケンスを予測する。 現在サンプリング時点をkとし、ステップ4の最適化アルゴリズムにより確定さ れる最小長さをPoとするときにP>=Po Pは予測範囲と呼ばれる整数(起動 時に事前計算されなければならない)であり、プラント搬送遅延(もしあれば) 及び制御下にあるプラントのモデルをd>=0dとするときの現在制御シーケン スの過去の事前計算された将来値: uo(k-d),...,...uo(k),...uo(k+P-1) (2.1) と、 yo(k+1),...,yo(k+P+d) (2.2) とを使用して、現在出力シーケンスの将来値を計算する。 2)所望の出力シーケンスを計算する。 現在出力y(k)、目標変化値rk及び採用されている制御法則(固定速度、 固定持続時間又は他のユーザ定義法則)を使用して、所望の将来出力シーケンス を計算する。 y(k+1),...y(k+P+d) (2.3) 式中、y(n)はステップ2において生成される所望の出力シーケンスである。 3)理想修正出力シーケンスを次のようにして確定する。 yk(n-k)=y(n)-yo(n) n=k+1,...,k+P+d (2.4) 式中、yo(n)はステップ1からの計算上の将来値出力シーケンスである(y (k)=yo(k)であるため、yk(O)であることに注意する。 4)修正制御シーケンスを見出す。 下記の3つの基準に適合するようにuk(n),n=0,1...を見出す。 a)サブシーケンスyK(n),n=0,1 ... ,P−1は性能基準(J)を次 のように最小にする: 式中、 は理想修正出力シーケンスの代わりに実際の(A)修正出力シーケンスであり、 h(n),n=0,1 ... はプラントモデルインパルス応答であり、 Δuk(n)=uk(n)-uk(n-1),n=0,1,...with uK(-1)=0 (2.7) 式中、0<=w<=1は理想修正出力シーケンスに従うことの正確度と、制御信 号平滑さに関するコストとの間のトレードオフである。 4c(以下)における安定度事項は基準公式(2.5)とは別個であるので、 wの値として何を選択しても安定した修正をもたらすことに注意する。w=0で あれば、理想修正出力の最良の近似が見出され、その結果、制御は良質のものと なる。ところが、特に予測範囲が短い場合には、大きく、おそらくは不規則な振 動制御作用に関する犠牲は相当に大きくなりうる。これに対し、w=1であると きには、修正制御シーケンスはできる限り平滑であり、プラントに最も平滑な遷 移を生じさせ、Pステップのうちに定常状態に到達させる。0から1までの値を 選択することにより、ユーザは与えられたアプリケーションに対してどの値が最 も良く適しているかに従って、制御の質とアクチュエータストレスとの間のトレ ードオフを設定できる。 Jはユーザが最適のものとして選択したどの基準方程式であっても良いという ことに注意すべきである。そのような方程式は、たとえば、当業者には良く知ら れているように、最小積分2乗誤差、最小積分絶対誤差などであっても良い。し かしながら、現時点では基準方程式2.5の使用が好ましい。 b)シーケンスuK(n),n=0,1 ... はPステップデッドビート出力シー ケンスを生成する。このプロセス出力シーケンスは ykA(n)=yK(P+d) n≧P+d 全体に対して (2.8) とするykA(n),n=0,1 ... である。 Pステップデッドビートとは、予測範囲を離れた後にプラントは安定したまま であることを意味している。 c)シーケンスuk(n),n=0,1 ... は、目標のステップ変化rk(n) =rk,n=0,1 ... に応答して所定のプラントについて安定化コントローラ により生成されるものとして考えることができる。それは、ykA(n), n =0,1 ...を線形コントローラにより安定して駆動される閉ループのステップ 応答として解釈できることを示唆している。 5)現在制御シーケンスを修正する。 正しい制御シーケンスを計算する。 u(k+n)=(k+n)+uk(n),n=0,1,... (2.9) 6)現在制御値u(k)をネットワークプラント又は加算手段に適用する。 7)次のサンプリング時点に次のようにして進む。 (n)設定=u(n),n=k,k+1,..., (2.10) 次に、続くサンプリング時点(k+1)へ進み、先に説明した手続きを繰り返す 。 予測制御の上記の7ステップ公式化は、制御の安定性を含むいくつかの点で他 の周知の方式とは異なっている。方程式(2.1)は所定のプラントの安定制御 を実行する現在制御シーケンスのサブシーケンスであると仮定すると、(2.1 )における現在値と将来値u゜(k),u゜(k+1),...は時間k,k+ 1で目標の変化がなかった場合には、予測コントローラによって生成されていた であろう。出力シーケンス(2.2)を閉ループ予測と呼ぶ。その基礎を成す仮 定は、予測コントローラが時間kにあるときに、内部、外部共に安定している閉 ループを保証するであろうということを示唆する。(内部安定性はコントローラ 自体が不安定な制御シーケンスを生成しないことを意味している。外部安定性は コントローラがプラントを安定状態に保持することを意味するが、これは必ず安 定制御シーケンスによるものとは限らない。)修正手続きは上記の7ステップ公 式化で、主にステップ4cの関係でプラントの安定性状態にかかわらず設計上は 安定している修正制御シーケンスを追加することによって現在制御シーケンスを 修正するので、この修正手続きはこの安定性をそこなわない。閉ループ応答は予 測コントローラ動作が修正された後にも安定したままである。 これは、将来制御値を現在コントローラ出力値u(k): (n)= (k),n>k を設定する閉ループ予測を方程式(2.1)の代わりに利用する大半の予測方式 とは異なっている。 これは、予測される現在出力シーケンス(2.2)が零でない初期条件を伴っ て実行されるプラントステップ応答となることを意味しているであろう。プラン トが不安定であれば、この予測に基づく安定した修正であっても、閉ループの安 定性をそこなうこともありうるであろう。そのため、これまでに知られている一 般的な予測制御方式の中で、任意の不安定なプラントに対して安定すると推測さ れる制御を実行できるものはない。 本発明で採用する閉ループ予測方法は、少なくとも一方向で多くの負担を強い る。本発明の現時点で好ましい実施例においては、現在制御シーケンスの将来値 をサンプリング時点ごとに記憶、更新しなければならない。これに反し、開ルー プ予測システムは制御シーケンス全体を再計算する必要がない。 この結果、ある任意の時点でどれほどの数の将来値を維持しなければならない かということが問題になる。任意の時点におけるサブシーケンス(2.1)は( P−1)個の将来値しか利用しないが、サンプリング時点のこの「ウィンドウ」 は時間の上で絶えず前へ進んでいる。従って、修正(2.9)は制御シーケンス を無限に更新することを要求する。現時点で好ましい実施例で実現される1つの 解決方法は、確定した(好ましくは少ない)数のサンプリング時点の後に修正シ ーケンスを定常状態に到達させることを要求するというものである。初期遷移を 経過したならば、その時点から前進方向へ同一の定常状態値を使用する。この必 要条件はステップ4で挙げた条件とは無関係であるので、ここでその条件をステ ップ「4d」として追加する: 4d.シーケンスuk(n),n=0,1,... はPステップデッドビ一卜であ る これはuk(i)= uk(P)i>P 全体に対して (2.11)であること を意味している。 この条件をオプションとして考慮するのが好ましい。このオプションは、(2. 11)がいくつかのプラントに対して不満足な閉ループ応答を生成する可能性が ある場合に使用するのに特に重要なオプションである。Pステップデッドビート 性に固執しない別の交式化も可能であるが、ここではそれらの式を検討しない。 これまでに知られている予測方式と本発明の手続きとのもう1つの相違点に注 目することは重要である。それは4cに記載した条件である。任意の時点kにお ける修正シーケンスを原則的に線形フィードバックコントローラによって生成可 能にすることを要求することは、その結果得られる予測コントローラが線形であ るということを示唆していない。その制約は、単に、最適化問題の解決方法(2 .5)のサーチを所定のプラントについて可能であるあらゆる安定制御に限定す るだけである。 予測方式は、一般に、修正応答(プラント出力)が予測範囲を離れた途端に抑 制なく乱れることのないように保証するために、デッドビート近似修正を使用す る。これはコントローラのパラメータ、特に予測範囲の長さを同調することによ り実行される。本発明では、修正出力シーケンスのデッドビート性を明示して要 求し、それを安定性から引離す。その結果、安定性は固定速度又は固定持続時間 の法則に適合するように任意に選択できる予測範囲の長さと関連していない。修 正出力シーケンスをデッドビートにするという必要条件を緩和することができ、 代替方法を使用しても良いのであるが、ここではそれを詳細には検討しない。 何らかの安定したプラント又は不安定なプラントを転送遅延を伴って又はそれ を伴わずに制御するために、SISO ROCを使用することができる。好まし い実施例では、速度と持続時間は目標と全く同じようにオンラインパラメータで あり、任意の時点でそれらを変更できる。これによって、ユーザはある1つの状 態にリアルタイムでどのようにして到達するかを確定できる。 コントローラの動作を監督するために、監視システム又はデータ共用システム も実現することができる。コントローラの様々な動作を異なる方式で監督できる 。第1に、各々のプロセッサにおいて、スーパバイザはユーザ定義基準のいずれ にも違反していないことを確認するために各シーケンス値を検査できる。たとえ ば、1つのシーケンスの要素の中の1つがユーザが定義した上限に違反している 場合、個々の制御値がそれ以上違反状態とならないように、スーパバイザはシー ケンス全体をスケールダウンすることができる。第2に、制御値のシーケンスご との変化を監視するためにスーパバイザを採用することも可能である。これは操 作される変数の変化の速度についてのユーザ定義限界を全く越えないことを保証 するために実行される。 また、目標プロセッサと、外乱プロセッサからの信号の組合わせによってプラ ントがユーザ定義値、すなわち、ユーザが定義した速度を越えることのないよう に保証するために、監視機能を採用することもできる。それら2つのシーケンス の組合わせによってプラントがユーザ定義限界を越えるのであれば、プラントへ 送信される2つのシーケンスの組合わせの各要素を余剰状況が修正されるまで同 一の倍率でスケールダウンすることができる。尚、限界を越えるそれらの制御値 の単純なクランピングを予測制御アルゴリズムとして考えても良いが、それによ って、元来は安定化する制御シーケンスは不安定化シーケンスに変わってしまう ので、それは好ましくない。 図2は、SMIMO ROCコントローラ50の一実施例を示す。相互結合ネ ットワーク201と、図3にさらに示すいくつかのMISO ROCサブユニッ ト2021...202n (サブユニットをサブコントローラと呼んでも良い)と から構成されるSMIMO ROCコントローラ50によってプラント205を 制御することができる。各MISO R0C202は1つの制御シーケンス u1 ...unを生成するので、プラントの入力と同じ数のMISO ROCサブユニ ットがある。各々のMISO ROCは1つの特定のプラント出力(すなわち、 y1... ynなどのプロセス変数)を制御する必要があり、その目標(r1...rn )はこのプラント出力に関わる目標値を指定する。ところが、プラント変数は内 部結合しているため、MISO ROCサブユニット2021...202nにより 生成される制御シーケンスは典型的には2つ以上のプラント出力に作用する。従 って、どのサブユニット2021...202nが特定のプラント出力を制御するか を決定するのはユーザの役割である。1つのサブユニット2021...202nと それが選択するプラント出力との関係を主関係と呼ぶ。すなわち、所定のMIS O ROCサブユニット2021...202nにより駆動されるプラント入力と、 その目標入力に割当てられるプラント出力との間には主関係が存在しているので ある。前述の通り、大半のプラントは変数間の結合を示す。これは、1つのプラ ント入力が一般には2つ以上の出力に影響を及ぼすことを意味している。主関係 以外の入力とその影響を受ける出力との結合を干渉結合と呼ぶ。プロセス変数の それらの関係の全てを伝達関係によってモデル化することができる。主入力とプ ラント入力との対を形成して行くことは、当業者には良く知られている任意手続 きである。好ましい実施例では、入力に関して最大の利得を有し且つ転送遅延の 短い出力を主出力であるとして選択したときに最も良い結果が得られる。 各々のMISO ROCサブユニット202から制御シーケンスを受信したな らば、相互結合ネットワーク201は各制御シーケンスを制御されるプラント2 05の適正な入力端子と、信号を受信すべく指定されている各MISO ROC 202の適正な入力端子とへ誘導する。一般に、全てとはいえないまでも、大半 のプラント入力は各プラント出力に影響を及ぼす。これは、各々のMISO R OC2021... nが他の全てのMISO ROCサブユニット2021...nの出 力(入力Ixとして示す)を受信すべきであることを示唆しているであろう。こ れは効果を示すではあろうが、ごくわずかの最強の干渉信号(Ux)からの出力 を相互結合ネットワーク201を介して受信するだけであったとしても、好まし い実施例は依然として良好な結果をもたらす。図2は可能な相互結合ネットワー クの一例を示していることに注意すべきである。(Ux信号については図4を参 照してさらに詳細に説明する。) 図3で論じるように、動作中、SMIMO ROC50はプラントがそれぞれ 単一のMISOコントローラによって独立して制御される複数の独立したSIS Oサブプラントの集合体であるという錯覚を与える相互に作用し合う変数の結合 を解除する。 SMIMO ROCコントローラ50又はそのサブコンポーネントのいずれか をコンピュータを先に説明したプロセスを経て1ステップずつ進行させることに よって構成しても良いことに注意すべきである。そのような構成をソフトウェア プロセッサと呼ぶことができる。それらのプロセッサをソフトウェアの代わりに ハードウェアで構成することも可能であり、あるいは、当業者には良く知られて いるようなハードウェア又はソフトウェアの何らかの組合わせで構成できる。 図3は、MISO ROCサブユニット202のブロック線図である。これは 、他のMISOコントローラが制御されるプロセス変数に及ぼす干渉影響を補正 するためにいくつかの素子が追加されていることを除いて、図1に示すSISO と同一である。それらの素子は相互結合ネットワークから制御シーケンスを受信 する干渉モデル304...を含み、前記制御シーケンスがMISO202に より制御されるプロセス変数の及ぼす干渉影響を計算する。加算器3022...n- 1 は、干渉モデル3042...nからの制御シーケンスについて要素ごとの加算を実 行するために使用される。所定の時限における実際の干渉と、予測干渉との差は 減算器303によって確定される。減算器303は干渉予測子305(以下に 説明する)からの制御シーケンスを受け取り、全ての干渉モデル304からの合 計制御シーケンスをその制御シーケンスから減算する。 減算器303が発生する差信号は加算器(又はsummer(加算器))及び 干渉プロセッサ306という2つの場所へ送信される。減算器303から加算器 110へ送信される制御シーケンスは、外乱プロセッサがMIS0202の受け る実際の干渉と、干渉予測子305により計算される干渉との差によって起こる 外乱を処理しないことを保証する。 干渉プロセッサ306は減算器303により生成される制御シーケンスをさら に受信する。受信した制御シーケンスに基づき、干渉プロセッサ306は図1で 説明した手続きを利用して、他のMISO202によって起こる干渉をMISO 202の制御下にあるプロセス変数から取り除く制御シーケンスを生成する。こ の制御シーケンスが生成されたならば、それは加算器301へ送信され、そこで 、加算器103により生成される制御シーケンスに加算される。次に、この信号 は干渉プロセッサ306の出力と(加算器603で)加算されるときに限界スー パバイザ104へ送信される。 干渉予測子305は干渉プロセッサ306により生成される制御シーケンスを も受信する。受信した制御シーケンスに基づいて、干渉予測子305は次の時点 において他のMISOから期待される干渉の予測である制御シーケンスを生成す る。干渉モデル304、予測子305及びプロセッサ306は全て図1で簡単に 説明した予測制御戦略を使用することを注意すべきである。 図4は、比多重入力多重出力速度最適コントローラ(RMIMO ROC)の 線図である。これは、制御及び協調の情報が相互結合ネットワーク201を介し てその情報を要求すると思われる各々のMISO ROC202へも渡される という点を除いて、図2で説明した構造に類似している。この情報は送信されて 、スーパバイザにより受信される。この結合はC1... nにより示されている。 この場合にも、図2で見られたように、信号Uxは各サブコントローラに戻され る。UxはサブコントローラからのU1... Un又はそれらの制御信号の何らかの 組み合わせであれば良い。Uは2021... nに戻されるC1... Cnと同じ情報 を含むことに注意する。従って、サブコントローラ202がさらに内部知能/ 容量を有しているのであれば、サブコントローラは「C」入力の利を得ずにこの 情報を使用できるであろう。現時点ではそれらのUx信号をC1... Cn信号と共 に戻し送信するのが好ましいが、これが要求されているのではないことが見てと れる。 実行は2段階で進行する。第1の段階では、全てのMISO ROCがそれら の所望の制御修正の計算を終了した後、各々のMISO ROCは修正がその特 定のMISOに関して定義されているユーザ定義制約に適合するか否かを知るた めに修正を検査する。図1で説明したように、MISO ROCはその所望の修 正がそれらの制約に違反しようとしていることを発見すると、違反を回避するよ うに修正を適切にスケールダウンする。次に、それらのスケーリングファクタを ネットワーク201を通してMIS0202nへ同報通信される。第2の段階で は、各MISOは実際のファクタとして最小のスケーリングファクタとして取り 上げ、そのファクタを適用して、実際の制御シーケンスを生成する。最小ファク タは全てのMISO ROC202nについて同一であるので、それら全ては制 御を同じ割合でスケーリングし、それにより所望の比を維持する。MISO R OCが採用する予測ROCアルゴリズムは、閉ループが定常状態にあるか又は過 渡にあるかにかかわらず、どのサンプリング時点でも所望の比を保持するように 保証する。 1つ又は2つ以上のMISO ROC202nが制約によって制限される場合 、全てのMISO ROC202nは強制的にその制御シーケンスを共用するス ケーリングファクタずつ縮小する。操作される変数又はプロセス変数が予測範囲 の中でその上限又は下限に到達しないならば、コントローラはプラントをユーザ 指定速度で駆動する。 さらに、代替実施例においては、ユーザは残るMISO ROC202nに対 する制約として作用するために1つの特定のMISOを選択することができる。 これは、他のMISO202nの修正をユーザが選択したMISO ROC20 2nの出力と設定値によって制限することにより実行される。この場合、ユーザ が選択したMISO202nを「マスタ」と呼び、そのスケーリング信号を受信 するその他のMISO202を「スレーブ」と呼ぶ。すなわち、この実施例によ れば、プラント205全体を1つのMISO R0C202nの設定値により制 御できるのである。また、複数群のMISO ROC202を各々のグループ が1つのマスタと、可能であれば1つ又は複数のスレーブとを有するようなユー ザ定義グループとして設定できるということにも注意すべきである。 マスタとスレーブの制御変数を選択した後、次にユーザはマスタに関わる設定 値及び制御法則と、スレーブに関わる制御法則とを指定するだけで良い。各々の スレーブはマスタに対して、そのスレーブの動作を完全に確定する比rのみを特 徴としているので、スレーブは特定の設定値を全く与えられない。マスタ変数の 設定値、速度/持続時間と、スレーブ変数の比とは、全て、ユーザがコントロー ラを再同調せずにどの時点でも自由に変更できるパラメータである。どの変数を マスタとして選択するかということさえ、希望に応じて容易に変更できるであろ う。 本発明を構成するための数多くの方法は読者には明白であろうが、この適用は 続く添付の請求の範囲によってのみ限定される。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年9月12日 【補正内容】 補正明細書A 構造化多重入力多重出力速度最適コントローラ発明の背景 本発明はシステムコントローラ又はプロセスコントローラに関し、特に、一般 に非線形時間可変予測コントローラに関し、特に速度最適制御(Rate Op timal Control、以下ROC)に基づくコントローラに関する。各 々のプラント出力は個別の設定値によって有効に制御されると思われるので、こ れにより、オペレータの制御は向上する。さらに、本発明は、相互結合を提示す る数百の制御ループを包含することができる強健な高性能制御系を構築する単一 化された組織的方式を教示する。 これまで、制御系を設計する方式は2つあった。慣用方式と呼ばれる第1の方 式は下から上に向かって増分しつつ制御系を設計する。個別のループから始めて 、各プロセス変数は単一入力単一出力(SISO)コントローラにより駆動され る閉ループを割当てられ、その設定値は変数の目標値を表わしていた。プロセス 変数の間には物理的相互影響があるため、それらのループは互いに無関係ではな い。この相互結合を考慮しそこねると、コントローラの総合性能、ひいてはシス テム性能が劣化する。それらの結合の影響を低減させるために、最初の設計が合 格となった後にフィードフォワードリンクとカスケードループを特別な目的をも って追加する。多くの場合、適切なシステム動作を得るためには、この手続きを 何度か繰り返す必要がある。さらに、この方式を使用するためには、制御される プロセスについての相当に専門的な制御技術と徹底した知識が要求される。 制御系設計に際しての第2の方式は、その設計の問題に対する厳密な理論上の 解決方法が存在していることを示唆し、その方法を提供する最新の制御理論に基 づいている。この方法を使用すると、コントローラを設計しているときの目標と なるプラントをプロセス変数の特性の全てを確定することができる多重入力多重 出力(MIMO)システムとして取り扱うことが可能である。ところが、この「 テキストブック」方式はいくつかの重要な工学的基準に適合しないため、商業的 には実行できるものではなかった。第1に、数百のプロセス変数を伴うプラント の場合、設計アルゴリズムは現在のハードウェアでは計算処理しにくい。第2に 、 この方式に基づくコントローラを増分方式で開発することはできず、また、モジ ュラー設計又は分散形アーキテクチャも支援しない。 読者が本発明を理解する上で助けとなる従来の関連技術は2つの欧州特許出願 であり、その第1はOmron Tateisi Electronics C o.の「Time−Discrete Adaptive Switching On−Off Controller」 (EP−A−0 128 491) であり、第2は、Hitachi Ltd.の「Non−Interfered Control Method and Apparatus」 (EP−A − 0328 678)である。Omronの場合、一方が静止段階で活動し、 他方は起動中(又は設定値変化の後に)活動するという2つの交互に動作する制 御装置は、測定されるプロセス出力の結果と、現在設定値入力とに従ってスイッ チング装置により起動される。Omronの発明は、離散一時間線形プロセスモ デルに適用されるプロセス出力シーケンスの予測を使用する連続一時間プロセス のスイッチング制御に関する。Hitachiの場合は複数の操作量を有する被 制御対象を教示しており、それらの操作量のうち少なくとも1つは同様に少なく とも1つの操作量を有するいくつかの部分制御系に分割され、少なくとも1つの 部分制御系は2つ以上の操作量又は制御量を有する。補正制御量に基づいて対象 物を制御するために、他の部分制御系の影響をオフセットするように1つの部分 制御系における操作量に補正素子を追加している。発明の概要 本発明は最新の方式と慣用方式の利点を組合わせている。第1に、最新の方式 の下で設計される真のMIMO最適コントローラによって達成しうる期待制御性 能と強健性を得ようとしている。第2に、真のMIMOによっては可能でない方 法でユーザにプラント(又は他の制御されるシステム)を制御させることができ る内部構造を提供する。この内部構造は、さらに、プラント変数にユーザ指定限 界を課すものである。また、ここで教示するコントローラはモジュラー形式と分 散形計算方式を残しつつ増分開発可能である。最後に、本発明によれば、コント ローラは様々なサンプリング速度を使用して、より大きな計算効率を得ることが できる。(サンプリング速度はユーザにより設定可能であるか、あるいは、自動 的に制御下にあるプロセスの必要条件に最も良く適合する速度に設定されるべき である。) 本発明は、いくつかの多重入力単一出力(MISOと呼ぶ)速度最適コントロ ーラ(ROC)と、1つのMISOサブシステムを他の1つ又は複数のMISO サブシステムと通信させ且つ協調させるためのネットワークとから構成されてい る構造化多重入力多重出力(SMIMOと略す)ROCである。MISOは予測 制御戦略を組込んでいることに注意すべきである。 本発明のSMIMOは、ユーザが定義した限界に違反しないように保証するた めに、比拘束モードで動作することができる。たとえば、本発明により制御され るプラントは、比(y1(t):y2(t):…yN(t))があらゆる時間(t )について一定であるように制御されるいくつかのプロセス変数(y1,y2,.. . ,yN)を有することができる。これは変数の1つをマスタとして指定し、そ の他の変数をスレーブとして指定することによって実行されるのが好ましい。現 時点で好ましい実施例では、マスタ変数の選択は任意であり、与えられたアプリ ケーションにおける利便性の問題である。たとえば、ボイラ制御においては、燃 料流量変数をマスタ値として指定することができ、一方、強制通風及び誘引通風 をスレーブ変数として指定する。図面の簡単な説明 図1は、単一入力単一出力速度最適コントローラのブロック線図である。 図2は、本発明の好ましい一実施例に従った構造化多重入力多重出力速度最適 コントローラのブロック線図である。 図3は、本発明の好ましい一実施例に従った多重入力単一出力速度最適コント ローラのブロック線図である。 図4は、本発明の好ましい一実施例に従った比多重入力多重出力速度最適コン トローラのブロック線図である。好ましい実施例の説明 図1は、構造的入力構造的出力速度最適コントローラ(SISO ROC10 )の一実施例のブロック線図である。この実施例はユーザ制御目標入力端子10 0と、プラント制御信号のシーケンスを生成する目標プロセッサ101と、目標 プロセッサの制御シーケンスを外乱プロセッサの制御シーケンスと組合わせる加 算器102と、102からの制御シーケンスを112からの能動強健性制御シー ケンスと組合わせる別の加算器103とを有する。加算器103の出力は、10 3から受信した制御シーケンスがユーザ定義制御事項に違反しないように保証し 、次にその監視済シーケンスをプラント105へ送信する限界スーパバイザ10 4へ送信される。限界スーパバイザ104が受信した制御シーケンスを変更した 場合、限界スーパバイザ104は外乱プロセッサ111と、能動強健性プロセッ サ112と、能動強健性フィードバックループモデル108と、外乱フィードバ ックループモデル107とに実行された修正についてこの情報を報知する(信号 線104a)。プラント出力yは減算器114へ送り出される。フィードフォワ ード経路モデル106も目標入力を受信し(信号線100a)、期待プラント出 力を生成する。モデル106の出力は、期待外乱を生成する外乱フィードバック ループモデル107及び期待能動強健性外乱を生成する能動強健性フィードバッ クループモデル108の出力(108a及び107a)の和(109)と組合わ される。これは、期待能動強健性外乱と期待外乱を一体に組合わせる加算器10 9によって実行される。別の加算器110は加算器109から得られた信号を期 待プラント出力(106a)と組合わせる。減算器114である加算器は期待プ ラント出力(110a)と、実際のプラント出力(y)との差を表わす信号を生 成する。スイッチング装置又は他の決定装置113は誤差が大きいか否かを判定 し、大きな誤差の値を表わす信号を外乱プロセッサ111と、外乱フィードバッ クループモデル107とへ送信すると共に、小さな誤差の値を表わす信号を能動 強健性プロセッサ112と、能動強健性フィードバックループ108とへ送信す る。外乱プロセッサ111はその入力に基づく修正のシーケンスを生成し、それ らを加算器102へ送信する。能動強健性プロセッサ112もその入力に基づく 修正のシーケンスを生成し、その修正を加算器103へ送信する。それらのプロ セッサの一部又は全てをハードウェアで実現しても良く、あるいはソフトウェア で実現しても良いことに注意すべきである。ユーザ入力装置115は、このコン トローラのプロセッサ、モデル及びスーパバイザの制御法則、動作限界及びその 他のパラメータのユーザ(又は自動同調器)による変更を可能にするために設け られ ている。図1の実線は、一般に制御信号経路を指示し、プロセッサ又は限界スー パバイザを接続している点線はデータ、プロセス又は制御情報に関わる経路を指 示していることに注意する。 補正明細書B 各々のMISO ROCは1つの特定のプラント出力(すなわち、yl... yn などのプロセス変数)を制御する必要があり、その目標(r1... rn)はこのプ ラント出力に関わる目標値を指定する。ところが、プラント変数は相互結合して いるため、MISO ROCサブユニット2021... 202nにより生成される 制御シーケンスは典型的には2つ以上のプラント出力に作用する。従って、どの サブユニット2021... 202nが特定のプラント出力を制御するかを決定する のはユーザの役割である。1つのサブユニット2021... 202nとそれが選択 するプラント出力との関係を主関係と呼ぶ。すなわち、所定のMISO ROC サブユニット2021... 202nにより駆動されるプラント入力と、その目標入 力に割当てられるプラント出力との間には主関係が存在しているのである。前述 の通り、大半のプラントは変数間の結合を示す。これは、1つのプラント入力が 一般には2つ以上の出力に影響を及ぼすことを意味している。主関係以外の入力 とその影響を受ける出力との結合を干渉結合と呼ぶ。プロセス変数のそれらの関 係の全てを伝達関係によってモデル化することができる。主入力とプラント入力 との対を形成して行くことは、当業者には良く知られている任意手続きである。 好ましい実施例では、入力に関して最大の利得を有し且つ転送遅延の短い出力を 主出力であるとして選択したときに最も良い結果が得られる。 各々のMISO ROCサブユニット202から制御シーケンスを受信したな らば、相互結合ネットワーク201は各制御シーケンスを制御されるプラント2 05の適正な入力端子と、信号を受信すべく指定されている各MISO ROC 202の適正な入力端子とへ誘導する。一般に、全てとはいえないまでも、大半 のプラント入力は各プラント出力に影響を及ぼす。これは、各々のMISO R 0C2021... nが他の全てのMISO ROCサブユニット2021... の 出力(入力Ixとして示す)を受信すべきであることを示唆しているであろう。 これは効果を示すではあろうが、ごくわずかの最強の干渉信号(Ux)からの出 力を相互結合ネットワーク201を介して受信するだけであったとしても、好ま しい実施例は依然として良好な結果をもたらす。図2は可能な相互結合ネットワ ークの一例を示していることに注意すべきである。(Ux信号については図4を 参照してさらに詳細に説明する。) 図3で論じるように、動作中、SMIMO ROC50はプラントがそれぞれ 単一のMISOコントローラによって独立して制御される複数の独立したSIS 0サブプラントの集合体であるという錯覚を与える相互に作用し合う変数の結合 を解除する。 補正明細書C この情報は送信されて、スーパバイザにより受信される。この結合はC1... nに より示されている。この場合にも、図2で見られたように、信号Uxは各サブコ ントローラに戻される。UxはサブコントローラからのU1... Un又はそれらの 制御信号の何らかの組み合わせであれば良い。Uxは2021... nに戻されるC1 ... Cnと同じ情報を含むことに注意する。従って、サブコントローラ202が さらに内部知能/容量を有しているのであれば、サブコントローラは「C」入力 の利を得ずにこの情報を使用できるであろう。現時点ではそれらのUx信号をC1 ... Cn信号と共に戻し送信するのが好ましいが、これが要求されているのでは ないことが見てとれる。 実行は2段階で進行する。第1の段階では、全てのMISO ROCがそれら の所望の制御修正の計算を終了した後、各々のMISO ROCは修正がその特 定のMISOに関して定義されているユーザ定義制約に適合するか否かを知るた めに修正を検査する。図1で説明したように、MISO ROCはその所望の修 正がそれらの制約に違反しようとしていることを発見すると、違反を回避するよ うに修正を適切にスケールダウンする。次に、それらのスケーリングファクタを ネットワーク201を通してMISO202nへ同報通信される。第2の段階で は、各MISOは実際のファクタとして最小のスケーリングファクタとして取り 上げ、そのファクタを適用して、実際の制御シーケンスを生成する。最小ファク タは全てのMISO ROC202nについて同一であるので、それら全ては制 御を同じ割合でスケーリングし、それにより所望の比を維持する。MISO R OCが採用する予測ROCアルゴリズムは、閉ループが定常状態にあるか又は過 渡状態にあるかにかかわらず、どのサンプリング時点でも所望の比を保持するよ うに保証する。 1つ又は2つ以上のMISO ROC202nが制約によって制限される場合 、全てのMISO ROC202nは強制的にその制御シーケンスを共用するス ケーリングファクタずつ縮小する。操作される変数又はプロセス変数が予測範囲 の中でその上限又は下限に到達しないならば、コントローラはプラントをユーザ 指定速度で駆動する。 さらに、代替実施例においては、ユーザは残るMISO ROC202に対 する制約として作用するために1つの特定のMISOを選択することができる。 これは、他のMISO202の修正をユーザが選択したMISO ROC20 2nの出力と設定値によって制限することにより実行される。この場合、ユーザ が選択したMISO202nを「マスタ」と呼び、そのスケーリング信号を受信 するその他のMISO202を「スレーブ」と呼ぶ。すなわち、この実施例によ れば、プラント205全体を1つのMISO ROC202nの設定値により制 御できるのである。また、複数群のMISO ROC202を各々のグループ が1つのマスタと、可能であれば1つ又は複数のスレーブとを有するようなユー ザ定義グループとして設定できるということにも注意すべきである。 マスタとスレーブの制御変数を選択した後、次にユーザはマスタに関わる設定 値及び制御法則と、スレーブに関わる制御法則とを指定するだけで良い。各々の スレーブはマスタに対して、そのスレーブの動作を完全に確定する比rのみを特 徴としているので、スレーブは特定の設定値を全く与えられない。マスタ変数の 設定値、速度/持続時間と、スレーブ変数の比とは、全て、ユーザがコントロー ラを再同調せずにどの時点でも自由に変更できるパラメータである。どの変数を マスタとして選択するかということさえ、希望に応じて容易に変更できるであろ う。 本発明を構成するための数多くの方法は読者には明白であろうが、この適用は 続く添付の請求の範囲によってのみ限定される。補正請求の範囲 1)直接電子リンク又は直接光リンクを介して、あるいはヒューマンマシンイ ンタフェースを介してプラント(105/205)に接続し、前記プラントを制 御するコンピュータシステムにおいて、 各々が少なくとも3つの入力端子、すなわち、目標信号を受信する目標入力端 子と、制御されるプラントからの誤差信号を受信する誤差信号入力端子と、干渉 信号(U)を受信する干渉入力端子とを有し、制御信号を発生し且つ出力する 少なくとも2つのサブコントローラ(202)と; 前記サブコントローラから出力される制御信号を受信する入力端子を有し且つ 前記サブコントローラ出力信号を干渉信号として前記サブコントローラヘ送信す る干渉出力端子を有し、且つ制御下にあるプラントヘ制御信号を送信する制御出 力端子を有し、前記少なくとも2つのサブコントローラ(202)からの前記制 御信号を受信する相互結合手段(201)とを具備し、 前記制御信号は、プラントの安定度条件とは無関係に安定しているコンピュー タシステム。 2)サブコントローラが発生する制御信号は制御信号のシーケンスから構成さ れていることをさらに特徴とする請求項1記載のコントローラユニット。 3)前記干渉入力は干渉入力信号のシーケンスから構成されていることをさら に特徴とする請求項1記載のコントローラユニット。 4)サブコントローラ(202)はスケーリングファクタ情報をネットワーク へ送信する追加の出力端子を有することを特徴とする請求項1記載のコントロー ラユニット。 5)サブコントローラ(202)はネットワークからスケーリングファクタ情 報を受信する追加の入力端子を有することを特徴とする請求項1記載のコントロ ーラユニット。 6)サブコントローラ(202)は出力される制御信号を、相互結合ネットワ ークから受信したスケーリングファクタを表わす値だけ縮小することができるこ とを特徴とする請求項1記載のコントローラユニット。 7)相互結合手段(201)は各サブコントローラ(202)からスケーリン グファクタ情報を受信する入力端子を有することを特徴とする請求項1記載のコ ントローラユニット。 8)相互結合手段(201)は各サブコントローラ(202)ヘスケーリング ファクタ情報を送信する出力端子を有することを特徴とする請求項1記載のコン トローラユニット。 9)相互結合手段(201)は各サブコントローラ(202)からスケーリン グファクタ情報を受信する入力端子と、各サブコントローラ(202)へ前記ス ケーリングファクタ情報を送信する出力端子とを有することを特徴とする請求項 1記載のコントローラユニット。 10)ユーザ(115)は前記相互結合手段(201)の入力のどれが出力さ れるかを確定することを特徴とする請求項9記載のコントローラユニット。 11)相互結合手段(201)は、全てのコントローラへ送信するための正し いスケーリングファクタを所定の基準に基づいて確定する分類装置をさらに具備 することを特徴とする請求項9記載のコントローラユニット。 12)コントローラユニットを使用してプラント(105/205)を制御す る方法において、 (A)第1に: (i)前記コントローラ手段ごとに、制御されている変数を識別する目標モデ ルを決める過程と; (ii)目標プロセッサ(101)、外乱プロセッサ(111)及び干渉プロセ ッサ(306)に関わるユーザ定義制御法則、あるいは3つのプロセッサ全てに 関わる大域法則のいずれかを選択する過程と; (B)次に任意の順序をもって: (i)ユーザ(115)にコントローラ手段ごとの設定値を調整させる過程と ; (ii)前記制御法則に従うプロセッサ手段を介してベースライン目標制御信号 (UR)を発生する過程と: (iii)プロセッサ手段を介してプラント(105/205)からの出力(Y )と、目標モデルにより発生される期待出力との偏差に基づくが、既に修正信号 が発生されている外乱を含まない外乱修正信号(UD)を発生する過程と; (iv)プロセッサ手段(306)を介して、その他のコントローラ(202) が制御下にあるプロセスに及ぼす影響に基づくが、既に修正信号が発生されてい る出力を含まない干渉修正信号UIを発生する過程と; (C)次に、URと、UDと、UIとを組み合わせて、制御法則に違反しないよう に制御量に関わる固有安定制御信号を生成する過程と; (D)次に、 (i)その制御信号を制御下にある変数へ伝送する過程と; (ii)制御信号が干渉するような前記コントローラ(202)へ制御信号を伝 送する過程とから成ることを特徴とする方法。 13)コントローラを使用してプラント(105/205)を制御する方法に おいて、 (A)第1に: (i)前記コントローラ手段ごとに、制御されている変数を識別する目標モデ ルを決める過程と; (ii)目標プロセッサ、外乱プロセッサ及び干渉プロセッサに関わるユーザ定 義制御法則、あるいはコントローラ手段全てに関わる大域法則を選択する過程と ; (B)次に任意の順序で: (i)ユーザにコントローラ手段ごとに設定値を調整させる過程と; (ii)各制御手段で前記制御法則に従うプロセッサ手段を介してベースライン 目標制御信号(UR)を発生する過程と; (iii)各制御手段でプロセッサ手段を介してプラントからの出力(Y)と、 目標モデルにより発生される期待出力との偏差に基づくが、既に修正信号が発生 されている外乱を含まない外乱修正信号(UD)を発生する過程と; (iv)各制御手段でプロセッサ手段を介して、その他のコントローラが制御下 にあるプロセスに及ぼす影響に基づくが、既に修正信号が発生されている出力を 含まない干渉修正信号(UI)を発生する過程と; (C)各制御手段でURと、UDと、UIとをスケーリングして、制御法則に違反 しないように制御量に関わる固有安定制御信号を生成する過程と; (D)各制御手段でスケーリング済ファクタを他の全ての制御手段へ伝送する過 程と; (E)UR,UD及びUIの組み合わせ信号を最小のスケーリング済ファクタだけ 縮小する過程と; (F)次に、 (i)制御信号を制御下にある変数へ伝送する過程と; (ii)制御信号が干渉するような前記制御手段へ制御信号を伝送する過程とか ら成ることを特徴とする方法。 14)コントローラユニット(202)は: ユーザ制御設定値を示す目標信号を受信する目標入力端子を有し、確定したユ ーザ定義経路に沿って前記プラント(105)を前記プラントからの出力信号( Y)により指示されるような所望の状態へ移行させることができるベースライン 制御信号のシーケンスを発生する目標プロセッサ(101)と; 同様に前記目標信号を受信する入力端子を有し、前記ユーザ定義経路に沿った 任意の時点における前記プラントの期待出力を表わす信号のシーケンスを発生し 且つ出力するフィードフォワード経路モデル(106)と; 実際のプラント出力と予測プラント出力との差を表わす誤差信号のシーケンス を受信する入力端子を有し、制御法則に基づいて修正制御信号のシーケンスを発 生し且つ出力する外乱プロセッサ(111)と; 実際のプラント出力と予測プラント出力との差を表わす誤差信号のシーケンス を受信する入力端子を有し、外乱プロセッサが既に処理し終わっている外乱を表 わす信号のシーケンスを出力として発生するフィードバックモデル(107/1 08)と; フィードバックループモデル(107/108)及びフィードフォワード経路 モデル(106)からの出力シーケンス並びに期待干渉と、プラント内に存在し ている干渉との差を表わすシーケンスを受信するための入力端子と、3つの入力 シーケンスの要素ごとの合計から構成されている出力シーケンスを生成する出力 手段とを有する目標モデル合計ユニット(110)と; 目標モデル合計ユニットからの信号のシーケンスを受信するための入力端子 及びプラント(105/205)からの出力(Y)を受信するための入力端子と 、シーケンスの第1の項とプラント出力(Y)との差から構成されている出力シ ーケンスを生成するための出力手段とを有する外乱プロセッサ合計ユニット(1 14)と; 目標プロセッサ(101)及び外乱プロセッサ(111)からの出力シーケン スを受信するための入力端子と、2つの入カシーケンスの要素ごとの合計から構 成されている出力シーケンスを生成する出力端子とを有する目標プロセッサ合計 ユニット(102)と; 制御下にあるプラントのモデルを含み、各々が他のコントローラユニット(2 02)からの制御信号のシーケンスを受信するための入力端子を有し且つ各々の 入カシーケンスが制御下にあるプラントに及ぼす影響を表わす出力信号のシーケ ンスをそれぞれ発生する1つ又は複数の干渉モデル(304)と; 1つ又は複数の干渉モデル(304)からのプラント制御シーケンスを受信す るための入力手段と、2つの入カシーケンスの要素ごとの合計から構成されてい るシーケンスを出力する出力手段とを有する干渉モデル合計ユニット(302) と; 期待干渉と、プラント(105/205)内に存在している干渉との差を表わ す信号のシーケンスを受信する入力端子を有し、出力として修正制御信号のシー ケンスを発生する干渉プロセッサ(306)と; 干渉プロセッサ(306)からの信号のシーケンスを受信するための入力手段 を有し且つ干渉プロセッサ(306)が既に修正信号を発生している干渉信号を 表わす信号のシーケンスを発生する干渉予測子(305)と; 干渉モデル合計手段(302)からの出力シーケンス及び干渉予測子(305 )からの出力シーケンスを受信するための入力手段と、 2つの入力シーケンスの要素ごとの合計から構成されているシーケンスを出力 する出力手段とを有する干渉予測子合計ユニット(303)と; 目標プロセッサ合計ユニット(102)及び干渉プロセッサ(306)からの 出力シーケンスを受信するための入力端子と、出力が2つの入カシーケンスの要 素ごとの合計であるようなプラント制御シーケンスを出力する出力手段と を有する干渉プロセッサ合計ユニット(301)とを具備し、 前記フィードバックループモデル(107/108)と前記外乱プロセッサ( 111)はその入力を外乱プロセッサ合計ユニット(114)から獲得し且つ前 記目標モデル合計ユニット(102)と前記干渉プロセッサ(306)は前記干 渉予測子(305)から入力を獲得することをさらに特徴とする請求項1記載の コントローラ。 15)干渉プロセッサ合計手段は出力シーケンスの各項を要素のうち1つ又は 2つ以上がユーザ定義限界を越えたときに同じ割合ずつ縮小することを特徴とす る請求項14記載のコントローラユニット。 16)前記目標プロセッサ合計手段は外乱プロセッサ出力シーケンスの各項を 、目標プロセッサシーケンスと共に加算される要素のうち1つ又は2つ以上がユ ーザ定義限界を越えると考えられるときに同じ割合ずつ縮小することを特徴とす る請求項14記載のコントローラユニット。 17)前記干渉プロセッサ合計手段は干渉プロセッサ出力シーケンスの各項を 、目標プロセッサ合計手段の出力シーケンスと共に加算される要素のうち1つ又 は2つ以上がユーザ定義限界を越えると考えられるときに同じ割合ずつ縮小する ことを特徴とする請求項14記載のコントローラユニット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)プラントを制御する予測コントローラユニットとして動作可能であり且つ 直接電子リンク又は直接光リンクを介して、あるいはヒューマンマシンインタフ ェースを介して前記プラントに持続するコンピュータシステムにおいて、 少なくとも3つの入力端子と、目標信号を受信する目標入力端子と、制御され るプラントから誤差信号を受信する誤差信号入力端子と、干渉信号Uxを受信す る干渉入力端子とをそれぞれ有し、制御信号を発生し且つ出力する1つ又は複数 のサブコントローラと; 前記サブコントローラから出力される制御信号を受信する入力端子を有し、前 記サブコントローラ出力信号を前記サブコントローラへ干渉信号として送信する 干渉出力端子を有し、且つ制御信号を制御下にあるプラントへ送信する制御出力 端子を有し、前記1つ又は複数のサブコントローラから前記制御信号を受信する 相互結合装置とを具備するコントローラユニット。 2)前記サブコントローラが発生する制御信号は制御信号のシーケンスから構 成されている請求項1記載のコントローラユニット。 3)前記干渉入力は干渉入力信号のシーケンスから構成されている請求項1記 載のコントローラユニット。 4)前記サブコントローラはスケーリングファクタ情報をネットワークへ送信 する追加の出力端子を有する請求項1記載のコントローラユニット。 5)前記サブコントローラはネットワークからスケーリングファクタ情報を受 信する追加の入力端子を有する請求項1記載のコントローラユニット。 6)前記サブコントローラは出力される制御信号を、相互結合ネットワークか ら受信したスケーリングファクタを表わす値だけ縮小することができる請求項1 記載のコントローラユニット。 7)前記相互結合手段は各サブコントローラからスケーリングファクタ情報を 受信する入力端子を有する請求項1記載のコントローラユニット。 8)前記相互結合手段は各サブコントローラへスケーリングファクタ情報を送 信する出力端子を有する請求項1記載のコントローラユニット。 9)前記相互結合手段は各サブコントローラからスケーリングファクタ情報を 受信する入力端子と、各サブコントローラへ前記スケーリングファクタ情報を送 信する出力端子とを有する請求項1記載のコントローラユニット。 10)ユーザは前記相互結合手段の入力のどれが出力されるかを確定する請求 項9記載のコントローラユニット。 11)前記相互結合ネットワークは、全てのコントローラへ送信するための正 しいスケーリングファクタを所定の基準に基づいて確定する分類装置をさらに具 備する請求項9記載のコントローラユニット。 12)請求項1記載のコントローラユニットを使用してプラントを制御する方 法において、 (A)第1に: (i)前記コントローラ手段ごとに、制御されている変数を識別する目標モデ ルを定義する過程と; (ii)目標プロセッサ、外乱プロセッサ及び干渉プロセッサに関わるユーザ定 義制御法則、あるいは3つのプロセッサ全てに関わる大域法則のいずれかを選択 する過程と; (B)次に任意の順序をもって: (i)ユーザにコントローラ手段ごとの設定値を調整させる過程と; (ii)前記制御法則に従うプロセッサ手段を介してベースライン目標制御信号 (UR)を発生する過程と; (iii)プロセッサ手段を介してプラントからの出力と、目標モデルにより発 生される期待出力との偏差に基づくが、既に修正信号が発生されている外乱を含 まない外乱修正信号(UD)を発生する過程と; (iv)プロセッサ手段を介して、その他のコントローラが制御下にあるプロセ スに及ぼす影響に基づくが、既に修正信号が発生されている出力を含まない干渉 修正信号UIを発生する過程と; (C)次に、URと、UDと、UIとを組み合わせて、制御法則に違反しないよう に制御量に関わる制御信号を生成する過程と; (D)次に、 (i)その制御信号を制御下にある変数へ伝送する過程と; (ii)制御信号が干渉するような前記コントローラへ制御信号を伝送する過程 とから成る方法。 13)請求項1記載のコントローラを使用してプラントを制御する方法におい て、 (A)第1に: (i)前記コントローラ手段ごとに、制御されている変数を識別する目標モデ ルを定義する過程と; (ii)目標プロセッサ、外乱プロセッサ及び干渉プロセッサに関わるユーザ定 義制御法則、あるいはコントローラ手段全てに関わる大域法則を選択する過程と ; (B)次に任意の順序で: (i)ユーザにコントローラ手段ごとに設定値を調整させる過程と; (ii)各制御手段で前記制御法則に従うプロセッサ手段を介してベースライン 目標制御信号(UR)を発生する過程と; (iii)各制御手段でプロセッサ手段を介してプラントからの出力と、目標モ デルにより発生される期待出力との偏差に基づくが、既に修正信号が発生されて いる外乱を含まない外乱修正信号(UD)を発生する過程と; (iv)各制御手段でプロセッサ手段を介して、その他のコントローラが制御下 にあるプロセスに及ぼす影響に基づくが、既に修正信号が発生されている出力を 含まない干渉修正信号(UI)を発生する過程と; (C)各制御手段でURと、UDと、UIとをスケーリングして、制御法則に違反 しないように制御量に関わる制御信号を生成する過程と; (D)各制御手段でスケーリング済ファクタを他の全ての制御手段へ伝送する過 程と; (E)UR,UD及びUIの組み合わせ信号を最小のスケーリング済ファクタだけ 縮小する過程と; (F)次に、 (i)制御信号を制御下にある変数へ伝送する過程と; (ii)制御信号が干渉するような前記制御手段へ制御信号を伝送する過程とか ら 成る方法。 14)プラントを制御するコントローラユニットにおいて、 目標信号を受信する目標入力手段を有し且つ前記プラントを確定ユーザ定義経 路に沿って所望の状態へ移行させることができるベースライン制御信号を発生す るように動作可能である目標プロセッサと; 前記経路に沿った任意の時点における前記プラントの期待出力を表わす信号を 発生し且つ出力する目標モデルと; 誤差信号を受信する入力端子を有し且つ修正制御信号を発生し、出力するよう に動作可能である外乱プロセッサと; 他のコントローラ出力端子からの入力端子を有し且つ修正制御信号を発生し、 出力するように動作可能である干渉プロセッサと; 前記プロセッサの各々はユーザが定義する動作モードを有することと; 前記プロセッサの動作を協調させる手段とを具備するコントローラユニット。 15)プラントを制御するコントローラユニットにおいて、 目標信号を受信する目標入力手段を有し且つ前記プラントを確定ユーザ定義経 路に沿って所望の状態へ移行させることができるベースライン制御信号のシーケ ンスを発生するように動作可能である目標プロセッサと; 前記経路に沿った任意の時点における前記プラントの期待出力を表わす信号の シーケンスを発生し且つ出力する目標モデルと; 誤差信号のシーケンスを受信する入力端子を有し且つ修正制御信号をシーケン スを発生し、出力するように動作可能である外乱プロセッサと; 他のコントローラ出力からの入力端子を有し且つ修正制御信号のシーケンスを 発生し、出力するように動作可能である干渉プロセッサであって、前記プロセッ サの各々はユーザが定義する動作モードを有するものと; 前記プロセッサの動作を協調させる手段とを具備するコントローラユニット。 16)コントローラユニットは: 設定値を示す目標信号を受信する目標入力端子を有し、且つユーザ制御設定値 に応答して、前記プラントを確定ユーザ定義経路に沿って出力信号により指示さ れるような所望の状態へ移行させることができるベースライン制御信号の シーケンスを発生する目標プロセッサと; 同様に前記目標信号を受信する入力端子を有し、ユーザ制御設定値に応答して 、前記ユーザ定義経路に沿った任意の時点における前記プラントの期待出力を表 わす信号のシーケンスを発生し且つ出力するフィードフォワード経路モデルと; 実際のプラント出力と予測プラント出力との差を表わす誤差信号のシーケンス を受信する入力端子を有し且つ制御法則に基づいて修正制御信号のシーケンスを 発生し、出力する外乱プロセッサと; 実際のプラント出力と予測プラント出力との差を表わす誤差信号のシーケンス を受信する入力端子を有し且つ外乱プロセッサが既に処理した外乱を表わす信号 のシーケンスを発生し、出力するように動作可能であるフィードバックループモ デルと; フィードバックループモデル及びフィードフォワード経路からの出力シーケン ス並びに期待干渉と、プラント内に存在している干渉との差を表わすシーケンス を受信するための入力端子と、それら3つの入力シーケンスの要素ごとの合計か ら構成されている出力シーケンスを生成する出力手段とを有する目標モデル合計 ユニットと; 目標モデル合計ユニットからの信号のシーケンスを受信するための入力端子と 、プラントからの出力を受信するための入力端子と、シーケンスの第1の項とプ ラント出力との差から構成されている出力シーケンスを生成する出力手段とを有 する外乱プロセッサ合計ユニットと; 目標プロセッサ及び外乱プロセッサからの出力シーケンスを受信するための入 力端子と、それら2つの入力シーケンスの要素ごとの合計から構成されている出 力シーケンスを生成する出力端子とを有する目標プロセッサ合計ユニットと; 他のコントローラユニットからの制御信号のシーケンスを受信するための入力 端子を有する制御下にあるプラントのモデルを含み且つそれぞれ、各入力シーケ ンスが制御下にあるプラントに及ぼす影響を表わす出力信号のシーケンスを発生 することができる1つ又は複数の干渉モデルと; 1つ又は複数の干渉モデルからのプラント制御シーケンスを受信するための入 力手段と、2つの入力シーケンスの要素ごとの合計から構成されているシーケン スを出力する出力手段とを有する干渉モデル合計ユニットと; 期待干渉と、プラント内に存在している干渉との差を表わす信号のシーケンス を受信する入力端子を有し且つ修正制御信号のシーケンスを発生し、出力するよ うに動作可能である干渉プロセッサと; 干渉プロセッサからの信号のシーケンスを受信するための入力手段を有し且つ 干渉プロセッサが既に修正信号を発生している干渉信号を表わす信号のシーケン スを発生する干渉予測子と; 干渉モデル合計手段からの出力シーケンス及び干渉予測子からの出力シーケン スを受信するための入力手段と、それら2つの入力シーケンスの要素ごとの合計 から構成されているシーケンスを出力する出力手段とを有する干渉予測子合計ユ ニットと; 目標プロセッサ合計手段及び干渉プロセッサからの出力シーケンスを受信する ための入力端子と、出力が2つの入力シーケンスの要素ごとの合計であるような プラント制御シーケンスを出力する出力手段とを有する干渉プロセッサ合計ユニ ットとを具備し、 前記フィードバックループモデル及び前記外乱プロセッサはその入力を外乱プ ロセッサ合計ユニットから獲得し且つ前記目標モデル合計ユニット及び前記干渉 プロセッサユニットは入力を前記干渉予測子ユニットから獲得する請求項1記載 のコントローラ。 17)前記干渉プロセッサ合計手段は出力シーケンスの各項を要素のうち1つ 又は2つ以上がユーザ定義限界を越えたときに同じ割合ずつ縮小する請求項14 記載のコントローラユニット。 18)前記目標プロセッサ合計手段は外乱プロセッサ出力シーケンスの各項を 、目標プロセッサシーケンスと共に加算される要素のうち1つ又は2つ以上がユ ーザ定義限界を越えると考えられるときに同じ割合ずつ縮小する請求項14記載 のコントローラユニット。 19)前記干渉プロセッサ合計手段は干渉プロセッサ出力シーケンスの各項を 、 目標プロセッサ合計手段の出力シーケンスと共に加算される要素のうち1つ又は 2つ以上がユーザ定義限界を越えると考えられるとき同じ割合ずつ縮小する請求 項14記載のコントローラユニット。 20)請求項13記載のコントローラユニットを使用してプラントを制御する 方法において、 (A)第1に: (i)制御下にあるプロセスを識別する目標モデルを定義する過程と; (ii)目標プロセッサ、外乱プロセッサ及び干渉プロセッサに関わるユーザ定 義制御法則、あるいは全てに関わる大域法則を選択する過程と; (iii)干渉プロセッサに対する入力を選択する過程と; (B)次に任意の順序で: (i)ユーザに設定値を調整させる過程と; (ii)前記制御法則に従うプロセッサ手段を介してベースライン目標制御信号 (UR)を発生する過程と; (iii)プロセッサを介してプラントからの出力と、目標モデルにより発生さ れる期待出力との偏差に基づくが、既に修正信号が発生されている外乱を含まな い外乱修正信号(UD)を発生する過程と; (iv)プロセッサ手段を介してその他のコントローラが制御下にあるプロセス に及ぼす影響に基づくが、既に修正信号が発生されている出力を含まない干渉修 正信号(UI)を発生する過程と; (v)次に、URと、UDと、UIとを組み合わせて、制御法則に違反しないよう に前記プラントに関わる制御信号を発生する過程と; (C)次に、前記プラントを制御状態に置くために前記プラントに制御信号を供 給する過程とから成る方法。
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