JPH084998A - 圧力流体取出装置 - Google Patents

圧力流体取出装置

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JPH084998A
JPH084998A JP14141094A JP14141094A JPH084998A JP H084998 A JPH084998 A JP H084998A JP 14141094 A JP14141094 A JP 14141094A JP 14141094 A JP14141094 A JP 14141094A JP H084998 A JPH084998 A JP H084998A
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JP
Japan
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pressure
take
container
resistant container
pressure fluid
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JP14141094A
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Masatake Niwa
正武 丹羽
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KOIKE MEDICAL KK
Koike Medical Co Ltd
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KOIKE MEDICAL KK
Koike Medical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明に係る圧力流体取出装置は、耐圧容器
の内面に施した保護膜を保全すると共に耐圧容器,取出
管等の寸法誤差や容器弁の締着トルクに関わらず取出管
の先端部を耐圧容器の底部に接触させて耐圧容器内の圧
力流体を最大限に取り出すことを可能にすることを目的
としている。 【構成】 容器弁2に取り付けた取出管3の先端にノズ
ル部材4を摺動自在に嵌合させ耐圧容器1の底部に接触
したノズル部材4の切欠部8から流通孔6を介して圧力
流体を取出管3に流通させ得る構成であることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液化ガス等の圧力流体を
収納した耐圧容器から圧力流体を取り出すための取出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院や診療所等の医療現場では各種医療
用具を消毒,滅菌して使用するといったことが日常行わ
れる。また衛生材料,化粧品,薬品容器等に対しても安
全、且つ効果的に滅菌を行うことが必要である。
【0003】酸化エチレンは消毒,滅菌効果が高いこと
が広く知られており、これを安全に且つ効果的に使用す
る目的で炭酸ガスと混合した液化ガスが滅菌ガスとして
広く普及している。従前では酸化エチレンをフロンガス
と混合した滅菌ガスも使用されていたが、今日、地球環
境を保護するためにフロンガスは炭酸ガスに置き変わっ
ている。
【0004】滅菌ガスとなる酸化エチレンと炭酸ガスの
液化混合ガスを収容する容器は耐圧性構造を有すると共
に、原料の厳重な品質管理を維持するために容器内面に
特殊な保護膜が形成され、重合物等の生成を防止して不
純物の少ない安定した滅菌ガスを供給し得るようになっ
ている。
【0005】ここで上記液化混合ガスの圧力流体(以下
『圧力流体』という。)を収納した容器から圧力流体を
取り出すための従来の取出装置について図3(a),
(b)に示した模式図を用いて説明する。同図において
鋼,アルミニウム,アルミニウム合金材料等で構成され
た耐圧容器50の内部に圧力流体が収容されている。
【0006】耐圧容器50の上端部には圧力流体を取り入
れて封入し、使用時には排出するための容器弁51が取り
付けられており、容器弁51には耐圧容器50内の圧力流体
を耐圧容器50の底部から取り出し得るように構成した金
属製の取出管52,53が夫々備えてある。
【0007】図3(a)に示した取出管52は耐圧容器50
の高さに略等しい長さを有し、且つ所定の位置で所定の
角度に屈折しており、耐圧容器50の底部に対応する先端
部は取出管52の軸に対して所定の傾斜角度で切り取った
斜口部54を有している。この斜口部54によって取出管52
の先端が容器50の底部に当接しても高圧流体の流路が閉
塞されることなく流路を確保することが出来るものであ
る。
【0008】図3(b)に示した取出管53は耐圧容器50
の高さよりも短く且つその先端部付近にツバ53aを設け
前記取出管52と同様に斜口部54を有している。また取出
管53の先端部の外周にはツバ53aに当接させた所定の弾
性力を有するバネ55が取り付けてあり、バネ55の他端を
耐圧容器50の底面に当接させバネ55によって耐圧容器5
0,取出管53等の寸法誤差や容器弁51の締付トルクの違
いによる耐圧容器50と取出管53の組付け寸法誤差を吸収
して取出管53の先端部を耐圧容器50の底部に対して最短
距離に保持することが出来るものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の圧力流体取出装置では、耐圧容器50,取出管52,
53の製造時に比較的大きな寸法誤差が生じたり、容器弁
51の締付トルクの違いにより耐圧容器50と取出管52,53
の組付け寸法誤差が比較的大きいような場合、生じた寸
法誤差を完全に吸収することが出来ない。
【0010】即ち、取出管52,53が長い場合には耐圧容
器50に容器弁51が装着できないといった問題がある。ま
た取出管52,53が短い場合には取出管52,53の先端部を
耐圧容器50の底部に対して完全に接触させることが出来
ず、従って耐圧容器50内の圧力流体を最大限に取り出す
ことが出来ないといった問題がある。
【0011】これ等のことから耐圧容器50と取出管52,
53とを比較的厳密に寸法管理を行う必要があり精密な加
工を必要とする。また寸法制限を受けることで耐圧容器
50と取出管52,53との互換性が制限されるといった問題
がある。
【0012】耐圧容器50および取出管52,53はいずれも
金属製で構成されることから耐圧容器50に容器弁51を装
着する時や耐圧容器50の運搬時に耐圧容器50内で取出管
52,53が揺動した時に取出管52,53の先端またはバネ55
と耐圧容器50の内面との間で擦れが生じる場合がある。
【0013】これによって耐圧容器50の内面が損傷して
耐圧容器50内面に形成された保護膜が損傷し、耐圧容器
50が酸化等により腐食して原料に不純物が混入するとい
った問題がある。また前記耐圧容器50内の損傷や腐食に
よって耐圧容器50の肉圧が薄くなり耐圧容器50の耐圧性
が劣化するといった問題がある。
【0014】本発明に係る圧力流体取出装置は、耐圧容
器の内面に施した保護膜を保全すると共に耐圧容器や取
出管等の寸法誤差や容器弁の締着トルクに関わらず取出
管の先端部を耐圧容器の底部に接触させて耐圧容器内の
圧力流体を最大限に取り出すことを可能とすることを目
的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る圧力流体取
出装置は、圧力流体を収容する耐圧容器と、前記耐圧容
器に装着して圧力流体の出し入れを行う容器弁と、前記
耐圧容器の高さに対応する長さと所定の内径と肉厚を有
し、且つ前記容器弁よりも上流側で該容器弁の圧力流体
を取出す通路に接続して該耐圧容器内に収容した圧力流
体を流通させて取出す取出管と、前記取出管の外径に対
応して該外径より大きい内径を有し所定の長さで構成し
た摺動面と前記摺動面に接続して前記取出管の外径より
も小さく且つ前記取出管の内径に対応する内径を有し所
定の長さで構成した流通孔とを有すると共に前記流通孔
の先端部に耐圧容器に収容した圧力流体を流通させる切
欠部を穿設して構成したノズル部材とを有し、前記取出
管の先端を前記ノズル部材の摺動面に嵌合させると共に
前記摺動面の範囲で前記取出管の先端が摺動自在に移動
し得るように構成したことを特徴とする圧力流体取出装
置である。
【0016】また前記ノズル部材を合成樹脂で構成し、
前記耐圧容器をアルミニウムまたはアルミニウム合金で
構成するとより好ましい。
【0017】
【作用】本発明に係る圧力流体取出装置は、上述の如く
構成したので、ノズル部材の摺動面の内径を取出管の外
径に対応して形成したことで取出管にノズル部材を嵌合
して適度な摩擦抵抗を有して摺動させることが出来ると
共に、取出管とノズル部材との接合部から耐圧容器内の
圧力ガスが漏れることを防止することが出来る。またノ
ズル部材の先端に切欠部を形成したことによって該切欠
部から流通孔を介して圧力流体を流通させ取出管に導く
ことが出来る。これ等の構成により取出管に嵌合させた
ノズル部材の作用によって取出管の実質的な長さが伸縮
自在に構成され耐圧容器内の圧力流体を最大限に取り出
すことが出来る。
【0018】即ち、耐圧容器の底面までの距離に対応す
る位置よりも長い位置になるようにノズル部材を取出管
に嵌合し、容器弁に組付けた取出管およびノズル部材を
耐圧容器内に装着すると、ノズル部材が耐圧容器の底面
に押圧されて耐圧容器の底面までの距離に対応する位置
まで移動し、耐圧容器の底部に接触させた状態に保持す
ることが出来る。これによって取出管の実質的な取り出
し距離を延長させることが出来、製造時の耐圧容器,取
出管等の寸法誤差や容器弁の定着トルクの違いによる耐
圧容器と取出管の組付け寸法誤差を吸収して容器底部付
近の圧力流体まで最大限に取り出すことができる。
【0019】またノズル部材を合成樹脂で構成したこと
で耐圧容器とノズル部材との間の擦れによって合成樹脂
が磨耗することがあっても耐圧容器が傷損することがな
い。従って容器内面に施した保護膜の保全を維持するこ
とが出来、耐圧容器が酸化等により腐食することがなく
重合物が生成して原料に不純物が含まれるおそれがな
い。また耐圧容器の肉圧を維持することが出来るので容
器の耐圧性を維持することが出来る。
【0020】また耐圧容器をアルミニウムまたはアルミ
ニウム合金で構成したことで耐圧容器の重量が軽量化し
て運搬に有利である。これに加えて取出管が銅又は銅合
金製の場合には電食の発生を防止することが出来、耐圧
容器および取出管の保全において有利である。
【0021】
【実施例】図により本発明に係る圧力流体取出装置の実
施例として滅菌,消毒を行うための酸化エチレンと二酸
化炭素との液化混合ガスを収容した耐圧容器に設けた圧
力流体取出装置についての一実施例を説明する。図1
(a)は本発明の圧力流体取出装置を備えた耐圧容器を
示す断面模式図、図1(b)は図1(a)の取出管とノ
ズル部材と耐圧容器の底部との状態を示す部分拡大図、
図2(a)はノズル部材の構成を示す正面断面図、図2
(b)はノズル部材の構成を示す側面断面図、図2
(c)はノズル部材の構成を示す底面断面図である。
【0022】図1において、耐圧容器1は収容する圧力
流体(例えば組成比10%〜30%程度の酸化エチレンと残
りを炭酸ガスで組成し、蒸気圧53〜41kg/cm2 (但
し20℃においての値)程度)が有する圧力に十分耐え得
るように設計された鋼,アルミニウム,アルミニウム合
金等の金属製で構成されている。
【0023】そして耐圧容器1の内面には特殊な保護膜
が形成してあり、耐圧容器1を構成する金属と内容物と
によって重合物が生成し、原料に不純物が混入しないよ
うになっている。耐圧容器1は病院や診療所等で医療用
具等を滅菌,消毒する際の実施様態としては看護婦等の
医療従事者が手軽に持ち運び出来る程度の重量であるこ
とが望ましいことから軽量なアルミニウムまたはアルミ
ニウム合金製で構成したものを用いると有利である。
【0024】耐圧容器1の上部には容器弁2を取り付け
るネジ穴が設けてあり、該ネジ穴に対応した螺合部を有
する容器弁2が耐圧容器1に螺合して装着される。前記
容器弁2は耐圧容器1内の圧力に耐えうる金属製で構成
され、その内部には圧力流体を耐圧容器1内に取り入れ
る通路および取入弁,圧力流体を耐圧容器1から外部に
取り出す通路および取出弁,耐圧容器1内の圧力が異常
圧になったときに容器内の圧力を調整する安全弁等を備
えている。
【0025】前記容器弁2の圧力流体を取り出す通路の
上流側には半田付け,ネジ込み等によって取出管3が固
着されている。取出管3は耐圧容器1内の圧力に耐え得
る強度を確保するために銅,真鍮等の銅合金,ステンレ
ス鋼,アルミニウム,アルミニウム合金等の金属が用い
られ所定の内径と肉圧を有すると共に耐圧容器1の高さ
に対応する長さを有して構成されている。また取出管3
は耐圧容器1内の所定の位置で所定の角度に屈折して構
成されている。
【0026】図2(a)〜(c)に示すように取出管3
の先端に嵌合されるノズル部材4は合成樹脂で構成さ
れ、取出管3の外径に対応して該外径よりも大きい内径
を有する摺動面5と、取出管3の外径より小さく取出管
3の内径に略等しい径を有する流通孔6によって段部7
が形成されている。またノズル部材4の先端部には流通
孔6に直交して摺動面5の内径と略等しい径を有する半
円状の切欠部8が形成されている。
【0027】前記切欠部8の形状は圧力流体を流通させ
て流通孔6から取出管3に導くことが出来れば他の形状
でも良く角状の溝や孔を穿孔した場合でも有効である。
また取出管3が角状管である場合にはノズル部材4の摺
動面5をその形状に対応させた形状で構成することで同
様に構成出来るものである。
【0028】上記のような構成によってノズル部材4の
摺動面5の内径と取出管3の外径とを略等しく構成した
場合には取出管3をノズル部材4の摺動面5に差し込む
と、合成樹脂からなるノズル部材4の摺動面5と金属製
の取出管3の外周面との間に適度な摩擦力が働き、ノズ
ル部材4の自重では取出管3から脱落することがない
上、適度な力を加えることで取出管3とノズル部材4と
の差し込み長さが調整出来る。
【0029】また取出管3とノズル部材4とを嵌合した
接合部から圧力ガスが漏れるおそれがないので耐圧容器
1内の圧力流体の残量がわずかになった時でも圧力流体
を押し出そうとする圧力ガスが接合部から漏れることな
く圧力流体を最大限取り出すことが出来る。
【0030】次に耐圧容器1,取出管3およびノズル部
材4の寸法構成の一例を説明する。図1(a),(b)
に示すように、取出管3の軸成分の長さをL1,耐圧容
器1の内側の高さをL2,ノズル部材4の先端面9から
段部7までの長さをL3,ノズル部材4の長さをL4,
摺動面5の長さをL5とすると、取出管3の長さを{L
1<L2−L3}且つ{L1>L2−L4}となるよう
に構成すればよい。
【0031】ここで取出管3を図1(b)に示すような
状態、即ち{L1=L2−L3−1/2×L5}の長さ
に構成した場合には、例えば耐圧容器1とノズル部材4
との寸法を固定して考えると取出管3の寸法誤差は{±
1/2×L5}の許容量がある。
【0032】従って取出管3を製造した際の寸法誤差や
耐圧容器1に容器弁2を締着した時のトルクの違いによ
る耐圧容器1と取出管3の組付け寸法誤差を前記許容量
の範囲で吸収することが出来るものである。同様に耐圧
容器1や容器弁2を製造した時に生じる寸法誤差等につ
いても前記許容量の範囲で吸収することが出来る。
【0033】上記のように構成した圧力流体取出装置を
組付ける場合には、先ず容器弁2に取出管3を組付け
る。そして取出管3の先端にノズル部材4の摺動面5を
差し込む。差し込み長さはノズル部材4の摺動面5の長
さL5より短くする(例えばL5の1/3程度の長
さ)。この結果、取出管3と該取出管3の先端に嵌合し
たノズル部材4との軸成分の全長は耐圧容器1の内側の
高さL2よりも長くなる。
【0034】そして容器弁2に組付けた取出管3および
ノズル部材4を耐圧容器1内に収容し、容器弁2を耐圧
容器1に規定のトルクで締着する。この時ノズル部材4
は耐圧容器1底部に接触した後、更に容器弁2がねじ込
まれるため取出管3はノズル部材4の中に更に深く差し
込まれる。そして容器弁2と耐圧容器1が規定のトルク
で取り付けられた時、ノズル部材4は耐圧容器1の底部
に接触した状態を保持している。このようにして図1
(a)に示したように圧力流体取出装置を組付けること
が出来る。
【0035】上述のように構成した圧力流体取出装置で
は取出管3に嵌入したノズル部材4を耐圧容器1の底部
に常時接触させ、取出管3の実質的な取り出し距離を延
長させることが出来るため、圧力流体を最大限取り出す
ことが出来る。
【0036】ここで耐圧容器1がアルミニウムまたはア
ルミニウム合金製で且つ取出管3が銅または銅合金製の
場合には電気化学的な金属の腐食現象である電食の発生
を防止することが出来、耐圧容器1および取出管3の保
全において有利である。
【0037】また従来では耐圧容器1がアルミニウムま
たはアルミニウム合金製で取出管3が金属製の場合、容
器弁2を耐圧容器1に取り付ける時、または運送時に耐
圧容器1内面が取出管3の先端によって傷つくことがあ
り、アルミニウムまたはアルミニウム合金表面に形成さ
れた保護膜が損傷して耐圧容器1に腐食が生じるが、合
成樹脂製のノズル部材4を設けたことにより耐圧容器1
内に形成した保護膜を保全することが出来、耐圧容器1
が腐食することを防止出来る。
【0038】また圧力流体を耐圧容器1から取り出す場
合、取出管3が耐圧容器1底部に接触している方が、圧
力流体を最大限取り出せる。耐圧容器1,取出管3は製
造上寸法誤差を生じるが、本発明のノズル部材4を使用
することにより、耐圧容器1,取出管3等の製造上の寸
法誤差や容器弁2の締付トルク誤差による組付け寸法誤
差を吸収し、取出管3に嵌合したノズル部材4と耐圧容
器1底部を最大限接触させながら、取出管3が閉塞する
ことなく切欠部8から流通孔6を介して圧力流体を取り
出すことが出来る。
【0039】本実施例では圧力流体として酸化エチレン
と炭酸ガスの液化混合ガスで構成した滅菌ガスに適用し
た圧力流体取出装置について説明したが、ヘアスプレイ
等の日用品で用いたスプレイガスや冷却ガスを供給する
圧力流体取出装置に適用することが出来る。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る圧力流体取出装置は、上述
の如き構成と作用とを有するので、耐圧容器内に形成し
た保護膜を保全出来、原料に不純物が混入することがな
いので原料が有する作用効果を維持できる。また耐圧容
器の肉圧が保全出来、容器の耐圧性が維持できる。
【0041】また取出管に嵌合したノズル部材によって
耐圧容器内の圧力流体を最大限取り出すことが出来るの
で経済的である。また耐圧容器,取出管等の製造時の寸
法誤差や容器弁の締着トルクの誤差によって起こる耐圧
容器と取出管との組付け寸法誤差を吸収出来るので、耐
圧容器,取出管の加工精度を低減でき、加工コストを低
減できる。また耐圧容器,取出管等に互換性を持たせる
ことが出来るので流通経済において有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の圧力流体取出装置を備えた耐
圧容器を示す断面模式図、(b)は(a)の取出管とノ
ズル部材と耐圧容器の底部との接触状態を示す部分拡大
図である。
【図2】(a)はノズル部材の構成を示す正面断面図、
(b)はノズル部材の構成を示す側面断面図、(c)は
ノズル部材の構成を示す底面断面図である。
【図3】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…耐圧容器、2…容器弁、3…取出管、4…ノズル部
材、5…摺動面、6…流通孔、7…段部、8…切欠部、
9…先端面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力流体を収容する耐圧容器と、前記耐
    圧容器に装着して圧力流体の出し入れを行う容器弁と、
    前記耐圧容器の高さに対応する長さと所定の内径と肉厚
    を有し、且つ前記容器弁よりも上流側で該容器弁の圧力
    流体を取出す通路に接続して該耐圧容器内に収容した圧
    力流体を流通させて取出す取出管と、前記取出管の外径
    に対応して該外径より大きい内径を有し所定の長さで構
    成した摺動面と前記摺動面に接続して前記取出管の外径
    よりも小さく且つ前記取出管の内径に対応する内径を有
    し所定の長さで構成した流通孔とを有すると共に前記流
    通孔の先端部に耐圧容器に収容した圧力流体を流通させ
    る切欠部を穿設して構成したノズル部材とを有し、前記
    取出管の先端を前記ノズル部材の摺動面に嵌合させると
    共に前記摺動面の範囲で前記取出管の先端が摺動自在に
    移動し得るように構成したことを特徴とする圧力流体取
    出装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズル部材を合成樹脂で構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の圧力流体取出装置。
  3. 【請求項3】 前記耐圧容器をアルミニウムまたはアル
    ミニウム合金で構成したことを特徴とした請求項1記載
    の圧力流体取出装置。
JP14141094A 1994-06-23 1994-06-23 圧力流体取出装置 Pending JPH084998A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103499019A (zh) * 2013-10-24 2014-01-08 江南工业集团有限公司 压缩天然气立式气瓶排污装置
CN108175979A (zh) * 2018-01-02 2018-06-19 北京力坚消防科技有限公司 压力容器装置及压力容器装置的使用方法

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