JPH0835537A - 電子制御振動インシュレータ - Google Patents

電子制御振動インシュレータ

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JPH0835537A
JPH0835537A JP6193614A JP19361494A JPH0835537A JP H0835537 A JPH0835537 A JP H0835537A JP 6193614 A JP6193614 A JP 6193614A JP 19361494 A JP19361494 A JP 19361494A JP H0835537 A JPH0835537 A JP H0835537A
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JP
Japan
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vibration
insulator
floor
actuator
displacement
Prior art date
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JP6193614A
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English (en)
Inventor
Hikari Hashizume
光 橋詰
Naoto Uchiumi
直人 内海
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動発生物体から床への振動の伝播、例えば
ピアノ等における床への振動の伝播を効果的に阻止する
ことができ、特に質量の効果の低い低音域に対して大き
な防振効果が得られるようにする。 【構成】 ピアノ本体2のキャスター3と床4との間に
介在されるインシュレータ1は、キャスター3とインシ
ュレータ1との接点Pの振動を検出するセンサ11と、
床点Sの振動を検出するセンサ12と、駆動力を発生す
る積層型圧電素子からなるアクチュエータ13と、セン
サ11及び12により検出された振動速度の差に比例す
る逆位相の駆動力をアクチュエータ13に発生させる演
算制御部20とからなる。インシュレータ1の有する高
いスティフネスを等価的に低い値に低減させ、床4への
振動伝播を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばピアノ等の振動
発生物体を安定して支持すると共に床への振動の伝播を
低減するインシュレータに係り、特に能動的振動制御方
式を用いた電子制御振動インシュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばピアノにおいて、打弦されたピア
ノの弦の振動エネルギーの伝播には2つの経路がある。
即ち、コマを通じて響板に伝わり、その振動によって空
気伝播音として外部空間に放射されていくものと、弦や
響板の振動がフレームやケース等のピアノ本体に伝わ
り、本体下部のキャスターを通じて床に固体伝播音とし
て伝達されていくものとである。これらのうち、固体音
は床板を伝わって離れた部屋や階下の部屋に騒音として
作用する。このため、固体音の伝播を阻止するために、
キャスターと床との間にインシュレータが使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、ピアノのインシ
ュレータは、防振ゴムや樹脂等の成形品で作られ、ピア
ノと床との間でスプリングとして作用する。しかし、重
量のあるピアノを安定して支持するためには、インシュ
レータをあまり柔らかくできず、キャスターの有するス
ティフネスに対して十分小さなスティフネスを取ること
ができない。従って、木造床、畳床、じゅうたん等に対
しては、インシュレータによる実質的な防振効果は極め
て低いのが実情である。
【0004】まず始めに、図8に示すように、ピアノ本
体2を従来用いられているインシュレータ5を介して床
4に設置した場合を考える。ピアノ本体2のフレームや
ケース等の部分は非常に重量があり、キャスター3から
ピアノ本体2をみた機械的インピーダンスは極めて大で
ある。キャスター3自身は、ほぼ15×106 N/m程
度のバネ係数を有していると考えられるが、インシュレ
ータ5自身は、設置の安定性からあまり柔らかくするこ
とができず、概ね5〜10×106 N/m程度のバネ係
数が必要である。このため、インシュレータ5を頑丈な
コンクリート床に置いても、その効果は多くて10dB
位までであり、木造根太床などの場合は床自身がかなり
柔らかい構造なので、インシュレータ5を介在させた効
果は多くても3dB位になってしまう。(例えば、資料
1:安岡正人、住宅におけるピアノ音の防止方法、建築
技術、1978.12、資料2:安岡正人、ピアノ音の
伝搬防止方法に関する研究、日本音響学会建築音響研究
委員会資料、AA77−18)
【0005】次に、資料1によれば、支柱やフレーム等
のピアノ本体2の振動レベルは、厚い土間コンクリート
の上に直置きした場合から、木造根太床上に空気バネで
防振支持した場合まで、設置条件を大幅に変えてもほと
んど変化しない。即ち、主にフレームや支柱の質量等に
よるピアノ本体2部分のインピーダンスが、キャスター
3からフレーム支柱系迄のインピーダンスに比べて極め
て大きい。
【0006】従って、図8に示すように、インシュレー
タ5を介して床4上にピアノ本体2を設置した場合は、
キャスター3をバネ係数kc のスプリング、インシュレ
ータ5をバネ係数kI のスプリングと考えると、図8は
模擬的に図9のように表すことができる。O点はピアノ
本体2とキャスター3との接触点、P点はキャスター3
とインシュレータ5との接触点、そしてS点はインシュ
レータ5と床4との接触点である。ZO はO点よりピア
ノ本体2側をみた機械的インピーダンスで、前述のよう
に極めて大きな値となるので、インシュレータ5等のキ
ャスター3側の負荷にかかわらず、O点の速度は一定で
あり、O点は定速度源と考えて差し支えない。
【0007】ここで、力〜電圧法によれば、図9は図1
0のような等価回路で表される。O点の振動速度を
O 、P点の振動速度をVP 、S点の振動速度をVS
また、キャスター3及びインシュレータ5それぞれのバ
ネ係数の逆数で表されるコンプライアンスを、cC =1
/kC 、cI =1/kI とすると、床点Sの振動速度
は、ラプラス変換形で下記(1)式となる。 VS =1/{1+sZS (cC +cI )} …(1)
【0008】従って、元々のキャスター3のコンプライ
アンスcC にインシュレータ5のコンプライアンスcI
が加わり、VS の値を小さくすることができる。しかし
ながら、前述のように、安定性の点からインシュレータ
5のコンプライアンスcI をキャスター3のコンプライ
アンスcC に対してあまり大きくできないので、従来の
インシュレータ5の効果は十分なものではなかった。
【0009】そこで本発明は、振動発生物体から床への
振動の伝播、例えばピアノ等における床への振動の伝播
を効果的に阻止することができ、特に質量効果の低い低
音域に対して大きな防振効果が得られる電子制御振動イ
ンシュレータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による電子制御振動インシュレータは、振動
を発生する物体とこの物体を設置する床との間に介在さ
れて、振動発生物体を支持すると共にその物体から床へ
の振動の伝播を阻止するインシュレータであって、振動
発生物体から床への振動の伝播に応じてスティフネスを
制御可能な能動的振動制御手段を有し、かつ、そのステ
ィフネス制御の駆動力を発生するアクチュエータとして
積層型圧電素子を備えたものである。
【0011】また、本発明は、前記電子制御振動インシ
ュレータにおいて、振動発生物体とインシュレータ本体
との接触部分の変位を検出する第1の変位検出手段と、
インシュレータ本体と床との接触部分の変位を検出する
第2の変位検出手段と、前記第1及び第2の変位検出手
段によりそれぞれ検出された変位の差に基づいて逆位相
の駆動力を前記アクチュエータに発生させる演算制御手
段と、を備えたものである。
【0012】さらに、本発明は、前記電子制御振動イン
シュレータにおいて、前記第2の変位検出手段によるイ
ンシュレータ本体と床との接触部分の変位の検出状態に
応じて、前記演算制御手段における演算を調整して前記
アクチュエータの駆動力発生を補正する補正手段を有す
るものである。
【0013】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、振動
発生物体から床への振動の伝播に応じて、スティフネス
が制御可能な能動的振動制御手段によって、床への振動
伝播を阻止することができる。この場合、より好ましく
は、第1及び第2の変位検出手段により振動発生物体及
び床に接触するインシュレータ本体の上下部分の相対変
位を検出し、これに基づいて演算制御手段により逆位相
の駆動力をアクチュエータに発生させることによって、
インシュレータの有する高いスティフネスを等価的に低
い値に低減させることができ、床への振動伝播を効果的
に阻止することができる。アクチュエータとして用いる
積層型圧電素子は、圧縮力に対して非常に強いので、例
えばピアノのような大きな静的加重を受けた状態で動作
させるのに最適である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜図7を
参照して詳細に説明する。
【0015】本実施例においては、図2に示すように、
インシュレータ1の能動的振動制御を行うアクチュエー
タ13として、積層型圧電素子(ピエゾ素子)を用い、
インシュレータ1のスティフネスを能動的に低減させ
る。積層型圧電素子からなるアクチュエータ13を用い
た場合、積層体の呈するスティフネス(或いはコンプラ
イアンス)によってその振動要素を表すと、振動系の模
擬図は図6のようになり、その等価回路は図7のように
なる。積層体の質量部分の呈する機械的インピーダンス
は低音域ではネグレクトされる。
【0016】回路の方程式は、 zS ≒2.3ρcL 2 C ∫(vO −vP )dt=zS S …(2) eP =kP ∫(vS −vP )dt+zS S …(3) 但し、ρは床材の密度、cL は縦波伝搬速度、hは厚
さ、そしてeP はピエゾアクチュエータの起振力であ
る。
【0017】(2)式及び(3)式のラプラス変換形
は、 kC (VO −VP )/s=ZS S …(4) EP =kP (VS −VP )/s+ZS S …(5)
【0018】ここでアクチュエータの起振力を、 eP =kP ∫(vP −vS )dt …(6) のようにして作ると、(5)式は、 k* (VP −VS )/s=ZS S …(7) 但し、 k* =kC +kP …(8)
【0019】従って、 VS =VO /{1+sZS (1/kC +1/k* )} …(9) 或いは、cC =1/kC 、c* =1/k* として、コン
プライアンスの形で表すと、 VS =VO /{1+sZS (cC +c* )} …(10)
【0020】この(10)式と前記(1)式とを比較す
ると、(1)式におけるインシュレータのコンプライア
ンスcI は前述のようにキャスターのコンプライアンス
Cに対してあまり大きな値にすることができないが、
(10)式におけるc* は原理的にいくらでも大きくす
ることができる。何となれば、c* は(8)式で与えら
れる合成されたバネ係数k* によるものであり、k*
P ≒−kC のようにすることによって極めて小さな値
にすることができるからである。即ち、(6)式で表さ
れる起振力をeP ≒−kC ∫(vP −vS )dtとして
創出すればよい。
【0021】これを図1によって説明する。本実施例で
用いる能動的振動制御インシュレータ1は、キャスター
3とインシュレータ1との接点Pの振動を検出するセン
サ11、床点Sの振動を検出するセンサ12、逆位相の
駆動力を発生する積層型圧電素子からなるアクチュエー
タ13、センサ11及び12の検出結果を演算してアク
チュエータ13を制御する演算制御部20により構成さ
れている。
【0022】圧電形を用いた場合で説明すると、センサ
11により検出されたP点の振動加速度AP の信号、セ
ンサ12により検出されたS点の振動加速度AS の信号
は、それぞれ積分型前置増幅器21、22を経て振動速
度VP 及びVS の信号となり、差動増幅器23に供給さ
れる。差動増幅器23の出力である(VP −VS )の信
号は、A/D変換器24によりデジタル信号化され、積
分回路25に入力される。積分回路25はその入力を累
積積分し、∫(vP −vS )dtを出力、乗算器26に
入力される。乗算器26によって係数kC が乗算された
後、その出力kC ∫(vP −vS )dtは位相反転回路
27によって位相反転される。そしてD/A変換器28
によってアナログ信号になり、増幅器29により電力増
幅され、アクチュエータ13が駆動される。
【0023】その駆動電圧は−kC ∫(vP −vS )d
tに比例するから、アクチュエータ13から−kC
(vP −vS )dtに等しい駆動力が発生し、前述のよ
うに等価的にインシュレータ1の呈するスティフネスk
* を極めて小さい値にすることができる。
【0024】なお、本実施例においては、センサ、アク
チュエータ、増幅器などの変換利得、増幅利得における
位相遅れやゲインの変動などを考慮して、前置増幅器2
2の出力である床点Sの振動速度VS の検出信号を、A
/D変換器30によりデジタル信号化し、乗算制御回路
31及び位相制御回路32に入力する。乗算制御回路3
1及び位相制御回路32は、上記検出信号が常に最小に
なるように、乗算器26の乗数及び位相反転回路27の
位相を微調整するようになっている。このような補正手
段を有することにより、アクチュエータ13の駆動力発
生を最適に補正することができる。
【0025】次に、図2によって本実施例の能動的イン
シュレータの構造を説明する。図2はインシュレータ1
の上にピアノ本体2のキャスター3が置かれた状態を示
すものである。インシュレータ1は、キャスター3とイ
ンシュレータ1との接点Pの振動を検出する圧電型セン
サ11、床点Sの振動を検出する圧電型センサ12、逆
位相の駆動力を発生する圧電型アクチュエータ13によ
り構成されている。また、14はインシュレータ1の外
装を構成すると共にアクチュエータ13を保護するため
のケースである。
【0026】センサ11の出力端子a1 、b1 より接点
Pの振動加速度に比例する信号、センサ12の出力端子
2 、b2 より床点Sの振動加速度に比例する信号が、
それぞれ出力されて前述した演算制御部20に入力され
る。アクチュエータ13の入力端子a3 、b3 には、演
算制御部20から前述のように−kC ∫(vP −vS
dtに比例する信号が入力される。
【0027】次に、本実施例のアクチュエータについて
説明する。このアクチュエータ13は、圧電セラミック
スの薄板を数10枚から数100枚積層し、交互に厚み
方向の分極が逆になるようにして固着し、分極の+極同
士、−極同士を並列接続した積層型圧電素子からなる。
ピアノの重量は、アップライトピアノで200kg〜2
50kg、グランドピアノで250kg〜500kg位
あるから、各インシュレータ1には50kg〜60kg
の静的荷重がかかるので、アクチュエータ13として、
引張力には弱いが圧縮力には非常に強い積層型圧電素子
を使用するのに適している。
【0028】本実施例のアクチュエータ13における電
圧−変位特性及び荷重−変位特性の一例を図3(A)及
び(B)に示す。この例では、(A)に見られるよう
に、DC400Vの印加電圧で約50μmの伸びが得ら
れ、また(B)に見られるように、100kgの圧縮力
で約50μm縮む。従って、このアクチュエータ13の
バネ係数は100kg/50μm≒20×106 N/m
となるから、通常使用されるインシュレータの2〜4倍
のスティフネスとなり、ピアノの荷重を支える上で全く
問題ない。
【0029】アクチュエータ13の電圧印加時の変位量
は、荷重が0から75kg位の間の一定値の場合は、荷
重の影響を受けずにほぼ一定である。従って、一つのイ
ンシュレータ1に200kgのピアノの約1/4の荷重
50kgがかかるとすれば、図3(B)から約20μm
縮むので、この場合、電圧−変位特性は図4のようにな
り、20μm負にバイアスしたところから開始する。
【0030】実際のピアノにおける固体音の発生源であ
る、フレーム下部の上下振動加速度レベルの実測例を表
1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】加速度レベルの下段の数値は、中心周波数
と同じ周波数の正弦波に換算した場合の変位振幅のp−
p値を示している。図3(A)の例によると、1μmp
−pの変位振幅を得るのに約8Vp−pの印加交番電圧
振幅となるから、4.8μm程度の変位は約40Vp−
pの印加交番電圧振幅に相当する。従って、固体音の伝
播において特に質量効果の低い低音域に対しても、容易
に印加可能な低い電圧で大きな防振効果を得ることがで
きる。
【0033】次に、本実施例におけるセンサについて説
明する。図5に示すセンサ11(12も同様)は、通常
使用される圧電素子による加速度検出型の例が示されて
いるが、導電型などの速度検出型、容量型あるいは光学
式等の変位検出型でも本質的な差異はない。センサ11
においては、ねじ111によって板バネ112を介して
付加質量113と圧電セラミックスを用いた圧電素子1
14とが、インシュレータ1のケース14に固定されて
いる。圧電素子114に接している付加質量をm1 、圧
電素子114の質量をm2 とし、軸方向加速度をaとす
るとき、(m1+m2 /2)aの力が圧電素子114に
加わることになり、圧電出力より加速度が求まり、それ
を積分することにより速度や加速度を求めることができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
支持すべき振動発生物体の静的荷重に対しては、積層型
圧電素子からなるアクチュエータ自身が有する十分大き
なスティフネスでこれを支え、振動発生物体から伝わる
振動に対しては、アクチュエータのスティフネスが等価
的に低減するような逆位相の駆動力をアクチュエータに
発生させることにより、その振動伝播を効果的に阻止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子制御振動インシュレータの一
実施例における演算制御部の回路ブロック図である。
【図2】実施例における積層型圧電素子からなるアクチ
ュエータを用いたインシュレータの断面図である。
【図3】実施例におけるアクチュエータの、(A)は電
圧−変位特性を示す図、(B)は荷重−変位特性を示す
図である。
【図4】実施例におけるインシュレータに静的荷重をか
けた場合のアクチュエータの電圧−変位特性を示す図で
ある。
【図5】実施例における圧電型センサの断面図である。
【図6】実施例における振動系の模擬化された図であ
る。
【図7】上記振動系の等価回路図である。
【図8】従来のインシュレータを用いてピアノを床に設
置した状態の概略図である。
【図9】従来例における振動系の模擬化された図であ
る。
【図10】上記振動系の等価回路図である。
【符号の説明】
1 インシュレータ 2 ピアノ本体 3 キャスター 4 床 11、12 センサ 13 アクチュエータ 14 ケース 20 演算制御部 21、22 前置増幅器 23 差動増幅器 24 A/D変換器 25 積分回路 26 乗算器 27 位相反転回路 28 D/A変換器 29 増幅器 30 A/D変換器 31 乗算制御回路 32 位相制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動を発生する物体とこの物体を設置す
    る床との間に介在されて、振動発生物体を支持すると共
    にその物体から床への振動の伝播を阻止するインシュレ
    ータであって、 振動発生物体から床への振動の伝播に応じてスティフネ
    スを制御可能な能動的振動制御手段を有し、かつ、その
    スティフネス制御の駆動力を発生するアクチュエータと
    して積層型圧電素子を備えたことを特徴とする電子制御
    振動インシュレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子制御振動インシュレ
    ータにおいて、振動発生物体とインシュレータ本体との
    接触部分の変位を検出する第1の変位検出手段と、イン
    シュレータ本体と床との接触部分の変位を検出する第2
    の変位検出手段と、前記第1及び第2の変位検出手段に
    よりそれぞれ検出された変位の差に基づいて逆位相の駆
    動力を前記アクチュエータに発生させる演算制御手段
    と、を備えたことを特徴とする電子制御振動インシュレ
    ータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子制御振動インシュレ
    ータにおいて、前記第2の変位検出手段によるインシュ
    レータ本体と床との接触部分の変位の検出状態に応じ
    て、前記演算制御手段における演算を調整して前記アク
    チュエータの駆動力発生を補正する補正手段を有するこ
    とを特徴とする電子制御振動インシュレータ。
JP6193614A 1994-07-26 1994-07-26 電子制御振動インシュレータ Pending JPH0835537A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6862077B2 (en) 1998-04-30 2005-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Anti-vibration system for exposure apparatus
JP2007532839A (ja) * 2004-04-16 2007-11-15 フラウホファ−ゲゼルシャフト ツル フェルデルング デァ アンゲワンドテン フォルシェウング エー.フォオ. 機械振動減衰用のせん断力消散インターフェイス器具

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