JPH08339360A - ニューラルネットを応用した学習システム - Google Patents

ニューラルネットを応用した学習システム

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JPH08339360A
JPH08339360A JP7146345A JP14634595A JPH08339360A JP H08339360 A JPH08339360 A JP H08339360A JP 7146345 A JP7146345 A JP 7146345A JP 14634595 A JP14634595 A JP 14634595A JP H08339360 A JPH08339360 A JP H08339360A
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JP
Japan
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neural network
symbol value
numerical
input
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JP7146345A
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Yukiyasu Ito
幸康 伊藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニューラルネットを応用した学習システムに
関し、特に、与えられた記号値データに基づいてさらに
高精度な解析モデルを効率的に生成できるようにする。 【構成】 入力データおよび教師データの組合せを複数
通り学習させることにより、任意の入力データから対応
する出力データを推論するためのニューラルネットの生
成を行うニューラルネットを応用した学習システムにお
いて、記号値データを数値データに変換するための前処
理部を設ける。前処理部では、順序性のある記号値デー
タが与えられた場合、これを解析して基本的な順序性を
表す形容詞部と形容詞部を修飾する副詞部とに分離した
後、形容詞部および副詞部について具体的な記号値に対
応する得点が定義された形容詞部用および副詞部用の得
点辞書を参照しながら、所定の得点値評価にしたがって
与えられた記号値データに対応する数値データを求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はニューラルネットを応用
した学習システムに係り、特に、与えられた記号値デー
タに基づいてさらに高精度な解析モデルを効率的に生成
するためのニューラルネットを応用した学習システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ニューラルネットは数値データ
を扱うための解析モデルであり、記号値によって表現さ
れた記号値データを処理対象として扱うには、あらかじ
めルールを定めた上で何らかの数値データに変換するこ
とが必要となる。そこで従来より、順序性のある記号値
データ(例えば、「小」「中」「大」「やや大」「やや
小」「非常に大」「非常に小」など、人間の感覚に応じ
た大小関係を表す語が付加された記号値データ)につい
ては、各々の記号値データのセットに対応して数値デー
タのセットが記述された数値変換辞書をあらかじめ用意
しておくとともに、与えられた記号値データの各々を当
該数値変換辞書にしたがって数値データに変換してい
る。すなわち、「小」→ 0.1,「中」→ 0.5,「大」→
0.9,「やや大」→ 0.7,「やや小」→ 0.3,「非常に
大」→ 1.0,「非常に小」→ 0.0 などのように変換す
る。また、順序性のない記号値データ(例えば、「赤」
「白」「黒」「緑」など)については、出現した順序に
したがって「赤」→1,「白」→2,「黒」→3,
「緑」→4 などのように変換している。
【0003】図8は、記号値データからなるアンケート
データの一例を示す図である。以下、これらのデータを
サンプルデータとして既存のニューラルネットに学習さ
せることにより、新たなニューラルネットを生成する場
合について説明を行う。図8において、各々のアンケー
トデータは、項番81,氏名82,質問83,質問
84,質問85,質問86,判定結果87から構成
されている。このうち、質問83,質問84,質問
85,質問86はニューラルネットへの入力データ
であり、判定結果87はニューラルネットから出力デー
タとして得られるべき教師データである。
【0004】図9は、従来技術における数値変換辞書お
よび記号値データから変換された数値データの一例を示
す図である。図9(a)において、93は図8中の質問
83についての数値変換辞書、94は図8中の質問
84についての数値変換辞書、95は図8中の質問8
5についての数値変換辞書、96は図8中の質問86
についての数値変換辞書、97は図8中の判定結果87
についての数値変換辞書である。そして図9(b)は、
上述した数値変換辞書93〜97に基づき、図8中の質
問83,質問84,質問85,質問86,判定
結果87についての記号値データをそれぞれ変換して得
られた数値データ(質問83a,質問84a,質問
85a,質問86a,判定結果87a)を示す。
【0005】以下、図8における項番81=“4”,氏
名82=“NH”に対応する各記号値データを数値変換
辞書93〜97に基づいて変換する場合について、図9
を参照して説明する。最初に、図8において数値変換の
対象とする各々の記号値データの内容は、質問83=
“よくある”,質問84=“高い”,質問85=
“やや小さい”,質問86=“緑”,判定結果87=
“B”である。次に、質問83についての数値変換辞
書93では“よくある”に対応する数値データとして
“15”が、質問84についての数値変換辞書94で
は“高い”に対応する数値データとして“1”が、質問
85についての数値変換辞書95では“やや小さい”
に対応する数値データとして“−5”が、質問86に
ついての数値変換辞書96では“緑”に対応する数値デ
ータとして“4”が、判定結果87についての数値変換
辞書97では“B”に対応する数値データとして“2”
が、それぞれ定義されている。このため、図8における
項番81=“4”,氏名82=“NH”に対応する各記
号値データは、質問83:“よくある”→“15”,
質問84:“高い”→“1”,質問85:“やや小
さい”→“−5”,質問86:“緑”→“4”,判定
結果87:“B”→“2”のように変換される。そし
て、他の記号値データについても同様に変換されて、図
9(b)に示した数値データが得られる。
【0006】図10は、図9に基づいて生成されたニュ
ーラルネット10の一例を示す図である。図10におい
て、入力層10aのニューロン数は、推論に際して与え
得る入力データの種類(質問83,質問84,質問
85,質問86)の数に相当する4個となり、出力
層10cのニューロン数は、推論に際して求め得る出力
データの種類(判定結果87)の数に相当する1個とな
る。また、中間層10bについては、例えば1層でニュ
ーロン数を3個とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、記号値データとして与えられた種々のデータをニュ
ーラルネットで扱えるようにするため、各々の記号値デ
ータのセットに対応して数値データのセットが記述され
た数値変換辞書をあらかじめすべての記号値データにつ
いて用意しておくことが必要不可欠となることから、処
理対象とする記号値データの数が多くなるにしたがって
数値変換辞書のサイズも大きくなってしまうという問題
点があった。また、推論に際して材料となる何らかの記
号値データが与えられても、当該記号値データのセット
に対応する数値データのセットが数値変換辞書に記述さ
れていなければ、当該記号値データを数値データに変換
してニューラルネットで扱えるようにすることはでき
ず、したがってニューラルネットによる推論が不可能と
なってしまうという問題点があった。さらに、順序性の
ない記号値データについては、数値変換辞書にしたがっ
て(順序性のある)数値データに変換しても各々の数値
そのものは無意味であり、学習効率をほとんど向上させ
ることができないという問題点があった。
【0008】したがって本発明の目的は、上記の問題点
を解決して、順序性のある記号値データについては、数
値変換に関わる辞書のサイズ縮小を図るとともに記号値
データの順序性に伴う大小関係が当該辞書に基づく変換
で得られる数値データに反映されるようにし、順序性の
ない記号値データについては、常に意味のある数値デー
タへの変換が行われるようにし、与えられた任意の記号
値データによって高精度な解析モデルを効率的に生成す
ることのできるニューラルネットを応用した学習システ
ムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のニューラルネットを応用した学習システ
ムは、入力データと当該入力データに対応する出力デー
タとの組合せを複数通り学習させることにより、与えら
れた任意の入力データから導出されるべき出力データを
推論するためのニューラルネットの生成を行うニューラ
ルネットを応用した学習システムにおいて、順序性の
ある記号値の前処理部,順序性のない記号値の前処理
部のいずれか一方、あるいは、の両方を設ける構成
としたものである。
【0010】ここで、順序性のある記号値の前処理部
は、与えられた順序性のある記号値データからニューラ
ルネットで処理可能な数値データを求めるためのもので
あり、前記記号値データを解析して、基本的な順序性を
表す形容詞部と前記形容詞部を修飾する副詞部とに分離
する記号値分離手段と、前記形容詞部に指定され得る具
体的な記号値の各々について対応する得点を定義してお
く形容詞部用の得点辞書と、前記副詞部に指定され得る
具体的な記号値の各々について対応する得点を定義して
おく副詞部用の得点辞書と、前記記号値分離手段によっ
て得られる前記形容詞部および前記副詞部と前記形容詞
部用および前記副詞部用の得点辞書とに基づき、所定の
得点値評価にしたがって前記記号値データに対応する数
値データを求める得点値変換手段と、を設けた構成とな
っている。
【0011】また、順序性のない記号値の前処理部
は、与えられた順序性のない同格な記号値データからニ
ューラルネットで処理可能な数値データを求めるための
ものであり、同格な記号値データの種類数と同数の新た
なニューロンを前記ニューラルネット内の入力層に追加
するニューロン追加手段と、前記入力層に追加された互
いに同格な複数のニューロンのうち、与えられた記号値
データに対応する唯一のニューロンには数値データ
“1”が入力され、他のすべてのニューロンには数値デ
ータ“0”が入力されるように、該当するデータ領域に
おける数値データの設定を行う設定値変換手段と、を設
けた構成となっている。
【0012】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0013】本発明のニューラルネットを応用した学習
システムでは、入力データと当該入力データに対応する
出力データとの組合せを複数通り学習させることによ
り、与えられた任意の入力データから導出されるべき出
力データを推論するためのニューラルネットの生成を行
うニューラルネットを応用した学習システムにおいて、
順序性のある記号値の前処理部,順序性のない記号
値の前処理部のいずれか一方、あるいは、の両方を
設ける構成としている。
【0014】このため、順序性のある記号値データが与
えられた場合、順序性のある記号値の前処理部では、前
記記号値データが解析されて基本的な順序性を表す形容
詞部と前記形容詞部を修飾する副詞部とに分離された
後、前記形容詞部および前記副詞部と、前記形容詞部に
指定され得る具体的な記号値の各々に対応する得点が定
義されている形容詞部用の得点辞書および前記副詞部に
指定され得る具体的な記号値の各々に対応する得点が定
義されている副詞部用の得点辞書とに基づき、所定の得
点値評価にしたがって前記記号値データに対応する数値
データが求められるので、各々の記号値ごとにそれぞれ
対応する数値変換辞書を用意しておく必要がなくなって
数値変換に関わる辞書のサイズを縮小することができる
とともに、順序性のある記号値データの各々を当該順序
性に伴う大小関係が考慮された期待通りの数値データに
変換することができる。
【0015】また、順序性のない同格な記号値データが
与えられた場合、順序性のない記号値の前処理部では、
該当する同格な記号値データの種類数と同数の新たなニ
ューロンが前記ニューラルネット内の入力層に追加され
た後、追加された互いに同格なニューロンのうち、与え
られた記号値データに対応する唯一のニューロンには数
値データ“1”が入力され、他のすべてのニューロンに
は数値データ“0”が入力されるように、該当するデー
タ領域における数値データの設定が行われるので、順序
性のない記号値データの各々を常に意味のある数値デー
タに変換することができる。
【0016】以上により、順序性のある記号値データお
よび順序性のない記号値データのいずれについても、記
号値データが与えられた場合には、当該記号値データに
基づいてさらに高精度な解析モデルを実現させるニュー
ラルネットを効率的に生成することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明のニューラルネットを応用した
学習システムの一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
【0018】図1は、本発明のニューラルネットを応用
した学習システムの一実施例における概略的な処理手順
を示す図である。同図中、101はニューラルネットに
学習させるための新たなデータを格納したデータベー
ス、102は新たなデータとして記号値データが与えら
れたとき、当該記号値データを数値データに変換する手
段(請求項中の“前処理部”に相当する)、103は前
記入力データに基づいて新たなニューラルネットを生成
する手段、104は生成された新たなニューラルネット
を学習する手段、105は学習済みのニューラルネット
を格納するためのファイルである。
【0019】図2は、順序性のある記号値データを数値
データに変換する場合の処理手順の一例を示す図であ
り、図1における記号値データを数値データに変換する
手段102で実行される処理(請求項中の“順序性のあ
る記号値の前処理部”で実行される処理に相当する)を
示す。同図中、最初のステップ201(請求項中の“記
号値分離手段”に相当する)では、与えられた記号値デ
ータを解析して、形容詞部と副詞部とに分離する。続く
ステップ202では、後述する形容詞部用および副詞部
用の得点辞書を検索して、ステップ201で得られた形
容詞部と副詞部の各々に対応する得点を求める。そして
ステップ203では、ステップ202で求めた形容詞部
の得点と副詞部の得点から、加減乗除や関数f(x,y)など
の演算によって元の記号値データの得点を算出し、これ
を元の記号値データに対応する数値データとする(以上
のステップ202〜203が、請求項中の“得点値変換
手段”に相当する)。最後にステップ204では、処理
対象とすべき次の順序性のある記号値データが存在する
か否かを判定し、存在する場合には再びステップ201
に戻り、存在しない場合には処理を終了する。
【0020】図3は、順序性のない記号値データを数値
データに変換する場合の処理手順の一例を示す図であ
り、図1における記号値データを数値データに変換する
手段102で実行される処理(請求項中の“順序性のな
い記号値の前処理部”で実行される処理に相当する)を
示す。同図中、最初のステップ301では、与えられた
同格な記号値データの種類数と同数のデータ領域を、上
述した新たなニューロンの各々に入力させる数値データ
を格納するために確保する(請求項中の“ニューロン追
加手段”に相当する)。次のステップ302では、与え
られた記号値データに対応するデータ領域に“1”を、
当該記号値データと同格な別の記号値データに対応する
データ領域に“0”を、それぞれ設定する(請求項中の
“設定値変換手段”に相当する)。最後にステップ30
3では、処理対象とすべき次の順序性のない記号値デー
タが存在するか否かを判定し、存在する場合には再びス
テップ301に戻り、存在しない場合には処理を終了す
る。
【0021】例えば、図3の処理手順において、記号値
データ“赤”を数値化しようとする場合、ステップ30
1で互いに同格な“赤”,“白”,“黒”,“緑”に対
応する数のデータ領域を確保すると、ステップ302で
“赤”に対応するデータ領域に“1”を、“白”,
“黒”,“緑”に対応するデータ領域に“0”を、それ
ぞれ設定する。これにより、記号値データ“赤”は数値
データ“1,0,0,0”に変換される。同様に、
“白”は“0,1,0,0”に、“黒”は“0,0,
1,0”に、“緑”は“0,0,0,1”に、それぞれ
変換される。
【0022】図4は、図2の処理手順で用いられる得点
辞書の一構成例を示す図であり、図4(a)は上述した
形容詞部に指定され得る具体的な記号値の各々について
対応する得点を定義した形容詞部用の得点辞書、図4
(b)は上述した副詞部に指定され得る具体的な記号値
の各々について対応する得点を定義した副詞部用の得点
辞書である。例えば、図2の処理手順において、記号値
データ“非常に大きい”は形容詞部「大きい」および副
詞部「非常に」に分離される。得点辞書によれば、形容
詞部「大きい」:得点=100,副詞部「非常に」:得点=
1.5 であり、これらの得点値から所定の得点値評価とし
て乗算“ 100×1.5 ”によって算出された数値“ 150”
を、当初の記号値データ“非常に大きい”に対応する数
値データとする。同様に、記号値データ“大きい”,
“普通”,“やや小さい”の各々についても、対応する
数値データとして、“ 100”,“ 1”,“ -80”が求め
られる。なお、副詞部が無指定の記号値データについて
は、副詞部に得点“ 1.0”が指定されているものとし
て、対応する数値データを求める。
【0023】図5は、図2〜図4にしたがって図8の記
号値データから変換することにより得られる数値データ
の一例を示す図である。図8中、入力データとして与え
られる質問83,質問84,質問85は順序性の
ある記号値データであることから、数値データへの変換
は図4中の得点辞書にしたがって実行され、図5中の質
問830,質問840,質問850に示す数値デ
ータが算出される。また、入力データとして与えられる
質問86と教師データ(当該入力データに対応して得
られるべき出力データ)として与えられる判定結果87
は順序性のない記号値データであることから、数値デー
タへの変換は新たなニューロンに対応するデータ領域の
確保およびその設定によって実行され、図5中の質問
861〜864,判定結果871〜873に示す数値デ
ータが設定される。
【0024】以下、図8における項番81=“4”,氏
名82=“NH”に対応する各記号値データを本実施例
で数値データに変換する場合について、図4を参照しな
がら説明する。最初に、図8において数値変換の対象と
する各々の記号値データの内容は、質問83=“よく
ある”,質問84=“高い”,質問85=“やや小
さい”,質問86=“緑”,判定結果87=“B”で
ある。このうち、順序性のある記号値データを形容詞部
および副詞部に分類し、図4の得点辞書にしたがって得
点を算出すると、次のようになる。 質問83=“よくある”→“「よく」・「ある」”→
“ 1.2× 100”→“ 120”:質問830=“ 120” 質問84=“高い”→“「φ」・「高い」”→“ 1.0
× 100”→“ 100”:質問840=“ 100” 質問85=“やや小さい”→“「やや」・「小さ
い」”→“ 0.8×-100”→“ -80”:質問850=
“ -80” 以上。
【0025】また、上記以外の順序性のない記号値デー
タについて新たなニューロンに対応するデータ領域を確
保し、その設定を行うと、次のようになる。 質問86=“緑”→“「アカ」「シロ」「クロ」「緑」”→
“0,0,0,1”:質問〔赤〕861=“0”,質
問〔白〕862=“0”,質問〔黒〕863=
“0”,質問〔緑〕864=“1” 判定結果87=“B”→“「エイ」「B」「シー」”→
“0,1,0”:判定結果〔A〕871=“0”,判定
結果〔B〕872=“1”,判定結果〔C〕873=
“0” 以上。
【0026】上記のように数値への変換が行われて、図
5に示した数値データが得られる。
【0027】図6は、図5に基づいて生成されたニュー
ラルネット6の一例を示す図である。図6において、入
力層6aのニューロン数は、推論に際して数値データに
よって与え得る入力データの種類(質問830,質問
840,質問850,質問〔赤〕861,質問
〔白〕862,質問〔黒〕863,質問〔緑〕86
4)の数に相当する7個となり、出力層6cのニューロ
ン数は、推論に際して数値データによって求め得る出力
データの種類(判定結果〔A〕871,判定結果〔B〕
872,判定結果〔C〕873)の数に相当する3個と
なる。中間層6bの層数やニューロン数の決定方法につ
いては多くの文献に記載されているが、ここでは、例え
ば中間層6bの層数を1層,ニューロン数を3個とす
る。
【0028】以上のようにして、図1中の新たなニュー
ラルネットを生成する手段103によって生成されたニ
ューラルネット6を、ニューラルネットを学習する手段
104で学習する。このときの学習方法についても多く
の文献に記載されているが、ここでは、バックプロパゲ
ーション法などの一般的な学習方法によって学習するも
のとする。
【0029】図7は、本実施例によるニューラルネット
6と従来技術によるニューラルネット10の各々におけ
る学習効率の一例を示す図である。ここでは、ニューラ
ルネット6および10の各々における学習係数の値を
1.0、モーメントの値を 0.9に固定した上で、バックプ
ロパゲーション法による学習を 100回繰り返して行った
後、学習に用いたサンプルデータ群に含まれるいずれか
の入力データをニューラルネットに入力し、推論によっ
て得られた出力データをサンプルデータ群中の正しい出
力データと比較することにより、学習効率を求めた。こ
の結果、本実施例による記号値データの数値データへの
変換を行うことにより、学習効率が10ポイント向上し
ていることがわかる。また、本実施例による変換に利用
する図4に示した得点辞書は、従来技術による変換に利
用する図9に示した数値変換辞書に比べて辞書のサイズ
が小さくなることから、辞書の保守作業を従来よりも容
易に行うことができる。
【0030】以上のように本実施例によれば、入力デー
タと当該入力データに対応する出力データとの組合せを
複数通り学習させることにより、与えられた任意の入力
データから導出されるべき出力データを推論するための
ニューラルネットの生成を行うニューラルネットを応用
した学習システムにおいて、順序性のある記号値の前
処理部,順序性のない記号値の前処理部のいずれか一
方、あるいは、の両方を設ける構成としているた
め、順序性のある記号値データが与えられた場合、各々
の記号値ごとにそれぞれ対応する数値変換辞書を用意し
ておく必要がなくなって数値変換に関わる辞書のサイズ
を縮小することができるとともに、順序性のある記号値
データの各々を当該順序性に伴う大小関係が考慮された
期待通りの数値データに変換することが可能となり、ま
た、順序性のない同格な記号値データが与えられた場
合、順序性のない記号値データの各々を常に意味のある
数値データに変換することができる。したがって、順序
性のある記号値データおよび順序性のない記号値データ
のいずれについても、記号値データが与えられた場合に
は、当該記号値データに基づいてさらに高精度な解析モ
デルを実現させるニューラルネットを効率的に生成する
ことができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明のニ
ューラルネットを応用した学習システムによれば、入力
データと当該入力データに対応する出力データとの組合
せを複数通り学習させることにより、与えられた任意の
入力データから導出されるべき出力データを推論するた
めのニューラルネットの生成を行うニューラルネットを
応用した学習システムにおいて、順序性のある記号値
の前処理部,順序性のない記号値の前処理部のいずれ
か一方、あるいは、の両方を設ける構成としている
ことから、順序性のある記号値データが与えられた場
合、各々の記号値ごとにそれぞれ対応する数値変換辞書
を用意しておく必要がなくなって数値変換に関わる辞書
のサイズを縮小できるとともに、順序性のある記号値デ
ータの各々を当該順序性に伴う大小関係が考慮された期
待通りの数値データに変換することができるという効果
が得られる一方、順序性のない同格な記号値データが与
えられた場合、順序性のない記号値データの各々を常に
意味のある数値データに変換することができるという効
果が得られる。したがって、順序性のある記号値データ
および順序性のない記号値データのいずれについても、
記号値データが与えられた場合には、当該記号値データ
に基づいてさらに高精度な解析モデルを実現させるニュ
ーラルネットを効率的に生成することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のニューラルネットを応用した学習シス
テムの一実施例における概略的な処理手順を示す図であ
る。
【図2】順序性のある記号値データを数値データに変換
する場合の処理手順の一例を示す図である。
【図3】順序性のない記号値データを数値データに変換
する場合の処理手順の一例を示す図である。
【図4】図2の処理手順で用いられる得点辞書の一構成
例を示す図である。
【図5】図2〜図4にしたがって図8の記号値データか
ら変換することにより得られる数値データの一例を示す
図である。
【図6】図5に基づいて生成されたニューラルネットの
一例を示す図である。
【図7】本実施例によるニューラルネットと従来技術に
よるニューラルネットの各々における学習効率の一例を
示す図である。
【図8】記号値データからなるアンケートデータの一例
を示す図である。
【図9】従来技術における数値変換辞書および記号値デ
ータから変換された数値データの一例を示す図である。
【図10】図9に基づいて生成されたニューラルネット
の一例を示す図である。
【符号の説明】
101 新たなデータを格納したデータベース 102 記号値データを数値データに変換する手段 103 新たなニューラルネットを生成する手段 104 新たなニューラルネットを学習する手段 105 学習済みのニューラルネットを格納するファイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データと当該入力データに対応する
    出力データとの組合せを複数通り学習させることによ
    り、与えられた任意の入力データから導出されるべき出
    力データを推論するためのニューラルネットの生成を行
    うニューラルネットを応用した学習システムにおいて、 与えられた順序性のある記号値データからニューラルネ
    ットで処理可能な数値データを求めるための順序性のあ
    る記号値の前処理部として、 前記記号値データを解析して、基本的な順序性を表す形
    容詞部と前記形容詞部を修飾する副詞部とに分離する記
    号値分離手段と、 前記形容詞部に指定され得る具体的な記号値の各々につ
    いて対応する得点を定義しておく形容詞部用の得点辞書
    と、 前記副詞部に指定され得る具体的な記号値の各々につい
    て対応する得点を定義しておく副詞部用の得点辞書と、 前記記号値分離手段によって得られる前記形容詞部およ
    び前記副詞部と前記形容詞部用および前記副詞部用の得
    点辞書とに基づき、所定の得点値評価にしたがって前記
    記号値データに対応する数値データを求める得点値変換
    手段と、を設ける構成としたことを特徴とするニューラ
    ルネットを応用した学習システム。
  2. 【請求項2】 入力データと当該入力データに対応する
    出力データとの組合せを複数通り学習させることによ
    り、与えられた任意の入力データから導出されるべき出
    力データを推論するためのニューラルネットの生成を行
    うニューラルネットを応用した学習システムにおいて、 与えられた順序性のない同格な記号値データからニュー
    ラルネットで処理可能な数値データを求めるための順序
    性のない記号値の前処理部として、 同格な記号値データの種類数と同数の新たなニューロン
    を前記ニューラルネット内の入力層に追加するニューロ
    ン追加手段と、 前記入力層に追加された互いに同格な複数のニューロン
    のうち、与えられた記号値データに対応する唯一のニュ
    ーロンには数値データ“1”が入力され、他のすべての
    ニューロンには数値データ“0”が入力されるように、
    該当するデータ領域における数値データの設定を行う設
    定値変換手段と、を設ける構成としたことを特徴とする
    ニューラルネットを応用した学習システム。
  3. 【請求項3】 入力データと当該入力データに対応する
    出力データとの組合せを複数通り学習させることによ
    り、与えられた任意の入力データから導出されるべき出
    力データを推論するためのニューラルネットの生成を行
    うニューラルネットを応用した学習システムにおいて、 与えられた順序性のある記号値データからニューラルネ
    ットで処理可能な数値データを求めるための順序性のあ
    る記号値の前処理部として、 前記記号値データを解析して、基本的な順序性を表す形
    容詞部と前記形容詞部を修飾する副詞部とに分離する記
    号値分離手段と、 前記形容詞部に指定され得る具体的な記号値の各々につ
    いて対応する得点を定義しておく形容詞部用の得点辞書
    と、 前記副詞部に指定され得る具体的な記号値の各々につい
    て対応する得点を定義しておく副詞部用の得点辞書と、 前記記号値分離手段によって得られる前記形容詞部およ
    び前記副詞部と前記形容詞部用および前記副詞部用の得
    点辞書とに基づき、所定の得点値評価にしたがって前記
    記号値データに対応する数値データを求める得点値変換
    手段と、を設けるとともに、 与えられた順序性のない同格な記号値データからニュー
    ラルネットで処理可能な数値データを求めるための順序
    性のない記号値の前処理部として、 同格な記号値データの種類数と同数の新たなニューロン
    を前記ニューラルネット内の入力層に追加するニューロ
    ン追加手段と、 前記入力層に追加された互いに同格な複数のニューロン
    のうち、与えられた記号値データに対応する唯一のニュ
    ーロンには数値データ“1”が入力され、他のすべての
    ニューロンには数値データ“0”が入力されるように、
    該当するデータ領域における数値データの設定を行う設
    定値変換手段と、を設ける構成としたことを特徴とする
    ニューラルネットを応用した学習システム。
  4. 【請求項4】 数値データ,順序性のある記号値デー
    タ,順序性のない同格な記号値データを任意に用いて与
    えられた入力データと当該入力データに対応する出力デ
    ータとの組合せのうち、記号値データについては上述し
    た前処理部でそれぞれ対応する数値データを求めた後、
    得られた各々の数値データを正規化して学習させるよう
    にしたことを特徴とする請求項3記載のニューラルネッ
    トを応用した学習システム。
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