JPH08334496A - 探傷用プローブ - Google Patents

探傷用プローブ

Info

Publication number
JPH08334496A
JPH08334496A JP14042895A JP14042895A JPH08334496A JP H08334496 A JPH08334496 A JP H08334496A JP 14042895 A JP14042895 A JP 14042895A JP 14042895 A JP14042895 A JP 14042895A JP H08334496 A JPH08334496 A JP H08334496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
pipe
piping
coils
flaw detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14042895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiko Suetsugu
秀彦 末次
Akihisa Kato
彰久 加藤
Hisakazu Mori
久和 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP14042895A priority Critical patent/JPH08334496A/ja
Publication of JPH08334496A publication Critical patent/JPH08334496A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管の欠陥を短時間で精度良く、効率的に検
査できる探傷用プローブを提供することを目的とする。 【構成】 配管の外面形状に沿うように四半円状に湾曲
させて巻回した2個のコイルを半円状に内蔵した2個の
コイルケースを配管を挟み込むようにすると共に開閉自
在に配置していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属配管の傷の有無を渦
流探傷にて検出する際に用いるプローブ(検査子)に関
する。詳しくは配管の直管部の検査を高精度で、効率良
く行うためのプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】金属配管の外面の傷(以下、欠陥と称
す)を渦流探傷で検出する際に用いるプローブとして
は、貫通コイル及び上置き型コイルが知られいる。貫通
コイルは、フランジや分岐等があると、配管を貫通させ
ることができないので、直管部の外面に二つ割りしたコ
イルボビンを取り付け、コイル巻き機にて銅線を巻き付
けて貫通コイルを作製している(花井 猛 他、簡易銅
配管検査装置、非破壊検査協会平成6年秋季大会 14
7〜150頁)。この貫通コイルを管軸方向に走査して
直管全周の欠陥を検査している。
【0003】一方、上置き型コイルは平板状をしてお
り、この平板状コイルが配管の全表面に近接するように
配管の表面を円周方向さらには管軸方向に走査して直管
全体の欠陥を検査している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、貫通コ
イルは欠陥の方向によっては、渦電流の流れが遮断され
ないため、検出できないものがある。また直管のみの場
合はよいが、フランジ等がある場合にはコイルを通過さ
せることができないために、配管を縁切りしてコイルの
中に配管を入れるか、配管のフランジ等の継ぎ目毎にコ
イルを作製する必要があり、多数の配管や既設の配管等
について検査する場合は容易ではない。
【0005】上置き型コイルの場合には、平板状コイル
が配管に接近した部位だけしか探傷範囲にならないの
で、コイルが配管の全表面に近接するように配管の表面
を円周方向さらには管軸方向に走査する必要があり、多
大な時間と熟練を要する。
【0006】かかる事情に鑑み、本発明者は配管の欠陥
を探傷するプローブについて鋭意検討した結果、探傷用
プローブとして、配管の外面形状に沿うように半円状に
巻回したコイルを内蔵した2個のコイルケースを配管を
挟み込むようにすると共に開閉自在に配置したプロー
ブ、好ましくは配管の外面形状に沿うように四半円状に
巻回した二つのコイルを半円状に内蔵する二つのコイル
ケースを配管を挟み込むようにすると共に開閉自在に配
置したプローブを用いることによって、配管の欠陥を短
時間で精度良く、効率的に検査できることを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、配管
の外面形状に沿うように半円状に湾曲させて巻回したコ
イルを内蔵した2個のコイルケースを配管を挟み込むよ
うにすると共に開閉自在に配置してなる探傷用プロー
ブ、及び配管の外面形状に沿うように四半円状に湾曲さ
せて巻回した2個のコイルを半円状に内蔵した2個のコ
イルケースを配管を挟み込むようにすると共に開閉自在
に配置してなる探傷用プローブである。
【0008】以下、本発明を図面で詳細に説明する。図
1及び図2は本発明の探傷用プローブの模式図である。
図1は配管の外面形状に沿うように半円状に湾曲させて
巻回したコイルを内蔵した2個のコイルケースを配管を
挟み込むようにすると共に開閉自在に配置してなる探傷
用プローブの例である。探傷される配管3の外面形状に
沿うようにコイル1が半円状に湾曲させて巻回してあ
る。このコイルがコイルケース2に内蔵されている。こ
のコイルを内蔵した2個のコイルケースが配管を挟み込
むように装着される。2個のコイルで配管のほぼ全周を
覆うように配置されている。2個のコイルを直列に接続
され回路を形成している。図1の右側の図はコイルケー
スを装着した際のA−A断面図である。
【0009】図2は配管の外面形状に沿うように四半円
状に湾曲させて巻回した2個のコイルを半円状に内蔵し
た2個のコイルケースを配管を挟み込むようにすると共
に開閉自在に配置してなる探傷用プローブの例である。
探傷される配管3の外面形状に沿うようにコイル1が四
半円状に湾曲させて巻回してある。このコイルがコイル
ケース2に内蔵されている。このコイルを内蔵した2個
のコイルケースが配管を挟み込むように装着される。4
個のコイルで配管のほぼ全周を覆うように配置されてい
る。この4個のコイルは図3に示すように相対する2個
のコイルが直列に接続され2個の回路を形成している。
図2の右側の図はコイルケースを装着した際のB−B断
面図である。
【0010】図1及び図2において、配管を挟み込むよ
うに装着された2個のコイルケースは固定金具(図示し
ていない)によって、コイルケースが配管を覆った状態
から外れないように固定される。固定方法としては特に
限定されるものではないが、例えば、2個のコイルケー
スの双方の一端を蝶番で結合し、他端には留め金具を設
け、2個のコイルケースを配管へ装着後、留め金具で固
定する方法、又は、両端共に留め金具を設け、2個のコ
イルケースを配管へ装着後、2個の留め金具で固定する
方法等が挙げられる。
【0011】上記の探傷用プローブは配管の長さ方向に
沿って走査され、コイルのインピーダンスの変化の有無
によって、配管の傷が検査される。図4は検査の様子を
示す図である。検体面に沿って巻回したコイルにより、
検体面に沿って渦電流が発生し、傷が有った場合には傷
によって渦電流が遮断されるため、コイルのインピーダ
ンスが変化する。本願発明の探傷用プローブの場合に
は、図4のように検体面に沿って渦電流が発生するの
で、傷はその方向によらずに渦電流を遮断するので、検
査精度が高い。
【0012】また図2に示すコイル4個のプローブの方
が、コイル2個のプローブに較べて精度が高く、好まし
く用いられる。むろんコイルの数を6個又はそれ以上に
することも可能であるが、コイルの配設の困難さ、検出
器の増加等があり、それに見合った効果は得られない。
【0013】図5には本発明の実施態様の一例を示す。
コイル10はエポキシ樹脂で固められ、2個の半円形の
コイルケース11にそれぞれ2個内蔵されている。リー
ド線の連絡口12を経由して図3に示すように、4個の
コイルは相対する2個のコイルが直列に接続され2個の
回路を形成している。この2個の回路はそれぞれ検出器
に接続されている(検出器及びその接続は図示していな
い)。
【0014】2個のコイルケースはそれぞれ半円管状の
ガイド13に固定されている。2個のガイドは蝶番14
で結合され、これを開閉することによって、コイルケー
スを配管を挟み込むように装着又は脱着させる。ガイド
に設けた留め金具15、16によって配管を挟み込むよ
うに装着したコイルケースを固定する。ガイドの内面に
はコイルケースの走査が滑らかに行えるように複数の自
在に回転するボール17が取り付けられている。ガイド
及びコイルケースを配管の軸方向に走査して探傷する。
【0015】
【発明の効果】本発明の探傷用プローブは配管への装着
が容易であり、配管の欠陥を短時間で精度良く、効率的
に検査できる。
【0016】
【実施例】本発明を実施例で詳細に説明するが、本発明
はこの実施例に限定されるものではない。 実施例1 外径32mm、肉厚3.2mmのSUS304製の配管
に表1に示す人工欠陥を付与し、この試験配管につい
て、図5に示す探傷用プローブを用いて欠陥の探傷を行
った。結果を図6に示す。図6の縦軸は欠陥信号からの
振幅値を示し。人工欠陥の大きさに対応した信号振幅が
得られ、精度良く欠陥が検出されている。
【0017】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2個のコイルを有する探傷用プローブ
の模式図である。
【図2】本発明の4個のコイルを有する探傷用プローブ
の模式図である。
【図3】4個のコイルを有する探傷用プローブのコイル
の回路を示す図である。
【図4】本発明の欠陥の探傷の様子を示す模式図であ
る。
【図5】本発明の実施態様の一例を示す図である。
【図6】実施例1における探傷結果を示す図である。
【符号の説明】 1 コイル 2 コイルケース 3 配管 10 コイル 11 コイルケース 12 リード線連絡口 13 ガイド 14 蝶番 15 留め金具 16 留め金具 17 ボール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の外面形状に沿うように半円状に湾
    曲させて巻回したコイルを内蔵した2個のコイルケース
    を配管を挟み込むようにすると共に開閉自在に配置して
    なる探傷用プローブ。
  2. 【請求項2】 配管の外面形状に沿うように四半円状に
    湾曲させて巻回した2個のコイルを半円状に内蔵した2
    個のコイルケースを配管を挟み込むようにすると共に開
    閉自在に配置してなる探傷用プローブ。
JP14042895A 1995-06-07 1995-06-07 探傷用プローブ Pending JPH08334496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14042895A JPH08334496A (ja) 1995-06-07 1995-06-07 探傷用プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14042895A JPH08334496A (ja) 1995-06-07 1995-06-07 探傷用プローブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08334496A true JPH08334496A (ja) 1996-12-17

Family

ID=15268464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14042895A Pending JPH08334496A (ja) 1995-06-07 1995-06-07 探傷用プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08334496A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000028583A (ja) * 1998-07-08 2000-01-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンクリートポール内鉄筋の破断検知装置及び検知方法
GB2361065A (en) * 2000-04-05 2001-10-10 Andrew Michael Pratt Flaw detecting probe and method
JP2005265848A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 General Electric Co <Ge> 金属ポストの渦電流探傷検査のための方法及び装置
JP2012208020A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Yazaki Corp 鋼材選別センサ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000028583A (ja) * 1998-07-08 2000-01-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コンクリートポール内鉄筋の破断検知装置及び検知方法
GB2361065A (en) * 2000-04-05 2001-10-10 Andrew Michael Pratt Flaw detecting probe and method
JP2005265848A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 General Electric Co <Ge> 金属ポストの渦電流探傷検査のための方法及び装置
JP2012208020A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Yazaki Corp 鋼材選別センサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6888346B2 (en) Magnetoresistive flux focusing eddy current flaw detection
US4087749A (en) Method and apparatus for normalizing the outputs of sequentially scanned magnetic flaw detectors
US4495466A (en) Eddy current test probe with circumferential Segments and method of testing material surrounding fastener holes
JPS59163560A (ja) 非破壊検査方法及び装置
Yanfei et al. A new detection method of the surface broken wires of the steel wire rope using an eddy current differential probe
JPH08334496A (ja) 探傷用プローブ
CN214895021U (zh) 一种电缆接头铅封部位脉冲涡流检测装置
US11493480B2 (en) Method and apparatus for the detection of corrosion under insulation (CUI), corrosion under fireproofing (CUF), and far side corrosion on carbon steel piping and plates
US5986452A (en) Apparatus and method for detecting flaws in conductive material
KR102283396B1 (ko) 와전류 비파괴검사를 위한 센서프로브 검사장치
Watson et al. A Comparative Study of Electromagnetic NDE Methods and Quantum Well Hall Effect Sensor Imaging for Surface-Flaw Detection in Mild Steel Welds
KR20190018285A (ko) 감속과 결함 지시 기능을 구비하는 휴대형 엔코더 장치
CN211553856U (zh) 环式涡流检测探头
JPH046489A (ja) 金属検出機のサーチコイルの動作確認試験方法
Dzhaganian et al. New Hand-Held Eddy Currents Flaw Detector
JPS5841345A (ja) 差動トランスジユ−サ
HEUTLING et al. Application of Eddy Current Array Technology from the Point of View of a Service Provider
KR200204290Y1 (ko) 와전류탐상장치의 자계발생기
JPS62191758A (ja) 探傷装置
CN115420795A (zh) 一种高压电缆附件铅封状态监测方法及装置
Chen et al. Related problems in ultrasonic detection of porcelain insulator
CN118483232A (zh) 飞轮转子在线无损探伤方法
JPS62232558A (ja) 渦流探傷による溶接部検査方法
Goswami Studies on non-destructive inspection of steel wire ropes
JPS6027959Y2 (ja) 磁気探傷用検出子