JPH083328B2 - タイヤ取付用のロックナット - Google Patents

タイヤ取付用のロックナット

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JPH083328B2
JPH083328B2 JP30142687A JP30142687A JPH083328B2 JP H083328 B2 JPH083328 B2 JP H083328B2 JP 30142687 A JP30142687 A JP 30142687A JP 30142687 A JP30142687 A JP 30142687A JP H083328 B2 JPH083328 B2 JP H083328B2
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JP
Japan
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nut
lock
cylinder lock
mounting
storage chamber
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JP30142687A
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JPH01145412A (ja
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義之 梅田
敏和 牧野
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U-SHINLTD.
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
U-SHINLTD.
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、自動車などの車輌のタイヤ取付ナットに
関し、詳しくは、車輌或いは車体の所定部所にタイヤホ
イールをねじ止めするための錠付ナットに関する。
「従来の技術」 キーを使って解錠しないかぎり弛めることができない
ロックナットはタイヤの盗難防止などの目的で自動車な
どのタイヤ取付ナットとして広く使用されている。
この種のロックナットは、取付ナットの周囲を覆うよ
うにナットカバーが回転自在に設けられており、また、
このナットカバーはシリンダー錠に一体的に固定されて
いる。
すなわち、取付ナットがほぼ筒状に形成されており、
その先端内周に取付用の雌ねじが、後側内部にシリンダ
ー錠を挿入する収納室が各々形成されている。
シリンダー錠はナットカバー内に一体的に固着してあ
り、取付ナットの後方より収納室に挿入し、収納室内の
係止部にロックプレートを係止させてロックするように
なっている。
シリンダー錠のロックされた上記の状態では、取付ナ
ットの周囲にナットカバーが回転自在に装備される。
したがって、取付ナットを所定のボルトにねじ止めし
てタイヤを取り付けた後、シリンダー錠を挿入してロッ
クすれば、取付ナットが回転自在なナットカバーに覆わ
れるため、取付ナットを弛め取り外すことができない。
キーを使ってロックを解放し、シリンダー錠を取付ナ
ットの収納室から引き出すことによって、ナットカバー
が取付ナツトから外れる。したがって、スパナなどの器
具を使用して取付ナットを弛めることができ、タイヤの
取り外しが可能になる。
「発明が解決しようとする問題点」 上記ロックナットは、取付ナットを締め付けてタイヤ
を取り付けた後、シリンダー錠を取付ナットに挿入する
場合、キーを使ってロック解放動作を保ったまま挿入
し、シリンダー錠を所定位置に収納させた状態でキー操
作しロックに移行させる必要がある。
したがって、ロックナットを使用するタイヤの取り付
けにはキーを必ず用いなければならないし、その上、ロ
ツク解放動作を保持しながらナツトカバーを取り付ける
ため、タイヤの取り付け作業性の面からも改良すべき問
題点があった。
「問題点を解決するための手段」 本発明は上記した問題点にかんがみ開発したもので、
一方側に取付用の雌ねじを、他方側にシリンダー錠を挿
入する収納室を有する取付ナットと、ナットカバーと、
このカバー内に設けられたシリンダー錠とを備え、シリ
ンダー錠を取付ナットの収納室に挿入してロック動作下
に抜け止めし、上記ナットカバーを取付ナットの周囲に
回転自在に装備させる構成のロックナットにおいて、上
記収納室を形成する取付ナットの内周面に、シリンダー
錠のロックプレートをシリンダーに退入させるリング状
の斜状部と、ロックプレートが上記斜状部を通過した後
に突入するリング溝とを形成し、シリンダー錠を上記収
納室に挿入する際、ロックプレートが上記斜状部を滑動
して退入しながら進み、その後リング溝に突入しロック
動作となる構成としたことを特徴とするタイヤ取付用の
ロックナットを提案する。
「作 用」 シリンダー錠を取付ナツトに挿入するときには、シリ
ンダー錠のロックプレートが収納室内に設けた斜状部を
滑動するため、このロックプレートがシリンダーに退入
しながら進み、その後、リング溝内に突入してロック状
態となる。このロック状態では、ロックプレートがリン
グ溝内を旋回できるので、ナットカバーがシリンダー錠
と共に回転自在となる。
このように、シリンダー錠を取付ナットの収納室に挿
入させるだけで、シリンダー錠でロックしたナツトカバ
ーが取り付けられる。
「実施例」 次に、本発明の実施例について図面に沿って説明す
る。
第1図はロックナットの縦断側面図、第2図は同ロッ
クナットの正面図である。
これらの図において、11は取付ナット、12はシリンダ
ー錠、13はナットカバーである。
取付ナット11は第7図〜第9図に示すように、ほぼ筒
状体からなり、後方部外周には6角形のナット部11a
が、また、中程よりやや先方寄りには防水リング14を嵌
合させる凹形部11bを各各形成し、さらに、この取付ナ
ット11の前側(第1図上左側)の内孔には取付用の雌ね
じ11cが、後側(第1図上右側)にはシリンダー錠12の
収納室11dが各々形成してある。そして、収納室11dを形
成する取付ナット11の内面にはシリンダー錠12のロック
プレートを突入させる複数のリング溝11eを内面周囲方
向に沿うように設けると共に、第11図に拡大図をもって
示す如く、リング溝11e各々の後方寄り(第9図右方向
寄り)に形成されたリング凸状部各々には前方(第9図
上左方向)に向かって昇り勾配となる斜状部11fが形成
してある。
すなわち、取付ナット11の最も前方寄りとなるリング
溝11e1を除く各々のリング溝11eは前側壁が斜状部11fと
なっており、また、取付ナツト11の内孔の最後部はリン
グ溝11eと同径の拡径孔11e2とし、この拡径孔の側壁に
斜状部11fが設けてある。
上記したシリンダー錠12は常時突出勢力を与えた複数
のロックプレート15を有する公知構造のものであるが、
ただ、これには第5図及び第6図に示したように、拡径
頭部12aから前方向(第5図上左方向)に突出させた止
着突部12b、12cが対称的に設けてある。これら止着突部
12b、12cを利用してシリンダー錠12をナットカバー13に
固着する。
上記ナットカバー13は第3図及び第4図に示す如く円
筒状のもので、後端(第3図上右端)の窓孔13aに隣接
してリング状の拡径孔13bを形成し、ここにOリング16
(第1図参照)を内装させるようにしてある。また、こ
の拡径孔13bに沿った2つの弧状鍔部13c、13dが対称位
置に設けてあり、これら弧状鍔部13c、13dに止着凹部13
e、13fを対向するようにして形成してある。止着凹部13
e、13fは図示するように、弧状鍔部13c、13dを前後方向
(第3図上左右方向)に貫通しており、前側が幾分幅広
となっている。
このナットカバー13には、窓孔13aよりシリンダー錠1
2を差し入れて固着する。つまり、シリンダー錠12の止
着突部12b、12cを止着凹部13e、13fに嵌合させ、拡径頭
部12aが弧状鍔部13c、13dに当接するまで差し入れる。
この状態で止着突部12b、12cを第10図に拡大して示した
ように切り割りし、或いは、止着突部12b、12cの先端部
を加締め止めすることによってシリンダー錠12がナット
カバー13内に固着される。
上記の構成からなるロックナットは、取付ナット11の
ナット部11aをスパナなどを使って所定のボルトにねじ
込み、タイヤを車輌或いは車体の所定部所に取り付け
る。その後、ナツトカバー13に一体的に固着されている
シリンダー錠12を取付ナット11の収納室11dに挿入す
る。その挿入過程ではシリンダー錠12の各々のロックプ
レート15が収納室11dに設けた各斜状部11fを滑動するた
め、これらロックプレート15がシリンダー内に没入した
後にリング溝11e内に突出する。すなわち、ロックプレ
ート16のあるものは没入と突出とを繰り返しながら進み
所定のリング溝11e内に突入する。
シリンダー錠12を最終位置まで挿入すると、第1図に
示す如く、ロックプレート15の各々が個々のリング溝11
e内に突入してロック動作となる。
このロック状態では、各ロックプレート15がリング溝
11e内に旋回することができるから、シリンダー錠12が
ナットカバー13と共に回転自在となる。
シリンダー錠12を上記のように挿入することにより、
ナットカバー13が取付ナット11の周囲を覆うようにな
り、取付ナット11の取り外しが防止される。
取付ナット11を取り外す場合には、キーを使ってシリ
ンダー錠12のロックを解放させる。すなわち、キー操作
によってロックプレート15の各々が没入するので、シリ
ンダー錠12を収納室11dから引き出し、ナットカバー13
を取り除く。これより、取付ナット11のナット部11eを
スパナなどの器具を用いて回転操作することができ、取
付ナット11の取り外しが可能になる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、取付ナ
ット11の収納室11dに設けた斜状部11fは第11図に示した
ような平面的なテーパーにかぎらず、第12図に示したと
ころの膨出曲面の斜状部11jなどとして形成してもよ
い。
「発明の効果」 上記した通り、本発明に係るロックナットは、取付ナ
ットの収納室に、シリンダー錠を挿入する過程でロック
プレートを退入させる斜状部と、シリンダー錠が最終位
置まで挿入されたときに各々のロックプレートが突入す
るリング溝とを設けたので、シリンダー錠を挿入させる
だけで取付ナツトに組み付けられロック動作となる。こ
のことから、ナットカバーがキーを使用することなくロ
ックされた状態で装備され、ロックナツトの取り付け作
用が極めて簡便となる。
また、本発明のロックナットは従来のものに比べて部
品点数が増えないから、コスト高の製品とならず、この
点で実用的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はロックナット
の縦断側面図、第2図は上記ロックナットの正面図、第
3図はナットカバーの縦断側面図、第4図は上記ナット
カバーの正面図、第5図はシリンダー錠の側面図、第6
図は上記シリンダー錠の背面図、第7図は取付ナツトの
側面図、第8図は上記取付ナットの正面図、第9図は上
記取付ナットの縦断側面図、第10図はシリンダー錠をナ
ットカバーに固着する一例を示す固着構成の拡大部分
図、第11図はリング溝と斜状部とを示すロックナットの
拡大部分図、第12図は斜状部の変形例を示す取付ナット
の拡大部分図である。 11……取付ナツト 11c……雌ねじ 11d……収納室 11e……リング溝 11f、11j……斜状部 12……シリンダー錠 12b、12c……止着突部 13……ナットカバー 13e、13f……止着凹部 15……ロツクプレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方側に取付用の雌ねじを、他方側にシリ
    ンダー錠を挿入する収納室を有する取付ナットと、ナッ
    トカバーと、このカバー内に設けられたシリンダー錠と
    を備え、シリンダー錠を取付ナットの収納室に挿入して
    ロック動作下に抜け止めし、上記ナットカバーを取付ナ
    ットの周囲に回転自在に装備させる構成のロックナット
    において、上記収納室を形成する取付ナットの内周面
    に、シリンダー錠のロックプレートをシリンダーに退入
    させるリング状の斜状部と、ロックプレートが上記斜状
    部を通過した後に突入するリング溝とを形成し、シリン
    ダー錠を上記収納室に挿入する際、ロックプレートが上
    記斜状部を滑動して退入しながら進み、その後リング溝
    に突入しロック動作となる構成としたことを特徴とする
    タイヤ取付用のロックナット。
JP30142687A 1987-12-01 1987-12-01 タイヤ取付用のロックナット Expired - Fee Related JPH083328B2 (ja)

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