JPH08329800A - 断路器 - Google Patents
断路器Info
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- JPH08329800A JPH08329800A JP7155289A JP15528995A JPH08329800A JP H08329800 A JPH08329800 A JP H08329800A JP 7155289 A JP7155289 A JP 7155289A JP 15528995 A JP15528995 A JP 15528995A JP H08329800 A JPH08329800 A JP H08329800A
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- movable
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シリンダの径を小さくし、操作器の操作力を
低減する。 【構成】 シリンダ１９に設けられた絶縁操作棒２９の
端部にガイド３１を介して連結体３０を設け、連結体３
０の基部にピストン３２を固定し、シリンダ１９，可動
導体４０，ピストン３２及び可動側接触子台１５により
パッファ室４４を形成し、パッファ室４４に連通した複
数個のピストン透孔３５をピストン３２にほぼ同一円周
上に形成し、各ピストン透孔３５を閉塞する方向に逆止
弁３６を付勢するばねに、円錐状のコイルばね４５を用
い、その円錐状のコイルばね４５を絶縁操作棒２９の端
部のガイド３１に設ける。
低減する。 【構成】 シリンダ１９に設けられた絶縁操作棒２９の
端部にガイド３１を介して連結体３０を設け、連結体３
０の基部にピストン３２を固定し、シリンダ１９，可動
導体４０，ピストン３２及び可動側接触子台１５により
パッファ室４４を形成し、パッファ室４４に連通した複
数個のピストン透孔３５をピストン３２にほぼ同一円周
上に形成し、各ピストン透孔３５を閉塞する方向に逆止
弁３６を付勢するばねに、円錐状のコイルばね４５を用
い、その円錐状のコイルばね４５を絶縁操作棒２９の端
部のガイド３１に設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電力流通分野における
ガス絶縁開閉装置に設けられ、開路動作時にパッファ室
内が周囲の圧力に対して負圧になり、パッファ室内に流
入するガス流に、アーク接触子と可動導体との間に発生
したアークが触れ、アークが冷却されて消弧される吸込
パッファ形の断路器に関する。
ガス絶縁開閉装置に設けられ、開路動作時にパッファ室
内が周囲の圧力に対して負圧になり、パッファ室内に流
入するガス流に、アーク接触子と可動導体との間に発生
したアークが触れ、アークが冷却されて消弧される吸込
パッファ形の断路器に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ガス絶縁開閉装置用の断路器
は、通常無負荷の回路を開閉するだけで電流の開閉は行
わないが、断路器の仕様によってはある種の電流、例え
ばループ電流，進み電流，遅れ電流を開閉する場合があ
る。この場合、ＳＦ6 等の絶縁性ガス中で単に接触子を
開くだけのいわゆる並切形では電流を切れないこともあ
るため、吸込パッファ形，吹付パッファ形，磁気駆動形
等の消弧方式が適宜選択される。
は、通常無負荷の回路を開閉するだけで電流の開閉は行
わないが、断路器の仕様によってはある種の電流、例え
ばループ電流，進み電流，遅れ電流を開閉する場合があ
る。この場合、ＳＦ6 等の絶縁性ガス中で単に接触子を
開くだけのいわゆる並切形では電流を切れないこともあ
るため、吸込パッファ形，吹付パッファ形，磁気駆動形
等の消弧方式が適宜選択される。
【０００３】つぎに従来の吸込パッファ形の断路器につ
いて図４ないし図７を参照して説明する。図４は断路器
の全体の切断正面図、図５は図４の一部の切断正面図、
図６は図５の一部の切断正面図、図７は図６の切断平面
図である。
いて図４ないし図７を参照して説明する。図４は断路器
の全体の切断正面図、図５は図４の一部の切断正面図、
図６は図５の一部の切断正面図、図７は図６の切断平面
図である。
【０００４】それらの図において、１はＳＦ6 等の絶縁
性ガスが封入された断路器のタンク、２はタンク１の上
面の開口を閉塞した上蓋、３はタンク１の左右の両側面
の開口にそれぞれ設けられた絶縁スペーサであり、両側
面の開口を気密に閉塞している。
性ガスが封入された断路器のタンク、２はタンク１の上
面の開口を閉塞した上蓋、３はタンク１の左右の両側面
の開口にそれぞれ設けられた絶縁スペーサであり、両側
面の開口を気密に閉塞している。
【０００５】４は右側の絶縁スペーサ３を気密に貫通し
た３相の各相の一方の母線導体であり、端部がタンク１
内の下部に位置し、それぞれ固定側筒状導体５が接続さ
れている。６は固定側筒状導体５の内面に膨出された固
定側環状導体、７は下部が固定側環状導体６の上面にボ
ルトにより装着された固定側接触子台、８は固定側接触
子台７の上部に設けられ，環状に配設された複数個の接
触子片からなる固定側接触子、９は固定側接触子８の外
周に設けられた２個の環状のばね、１０は固定側接触子
台７の中央部に設けられたアーク接触子、１１は固定側
筒状導体５の上部，下部にそれぞれ設けられたシールド
であり、上部のシールド１１が固定側接触子８の外側を
覆い、下部のシールド１１が固定側筒状導体５の下部を
覆っている。
た３相の各相の一方の母線導体であり、端部がタンク１
内の下部に位置し、それぞれ固定側筒状導体５が接続さ
れている。６は固定側筒状導体５の内面に膨出された固
定側環状導体、７は下部が固定側環状導体６の上面にボ
ルトにより装着された固定側接触子台、８は固定側接触
子台７の上部に設けられ，環状に配設された複数個の接
触子片からなる固定側接触子、９は固定側接触子８の外
周に設けられた２個の環状のばね、１０は固定側接触子
台７の中央部に設けられたアーク接触子、１１は固定側
筒状導体５の上部，下部にそれぞれ設けられたシールド
であり、上部のシールド１１が固定側接触子８の外側を
覆い、下部のシールド１１が固定側筒状導体５の下部を
覆っている。
【０００６】１２は左側の絶縁スペーサ３を気密に貫通
した３相の各相の他方の母線導体であり、端部がタンク
１内の中央部に位置し、それぞれ可動側筒状導体１３が
接続されている。１４は可動側筒状導体１３の内面に膨
出された可動側環状導体、１５は上部が可動側環状導体
１４の下面にボルトにより装着された可動側接触子台で
ある。
した３相の各相の他方の母線導体であり、端部がタンク
１内の中央部に位置し、それぞれ可動側筒状導体１３が
接続されている。１４は可動側筒状導体１３の内面に膨
出された可動側環状導体、１５は上部が可動側環状導体
１４の下面にボルトにより装着された可動側接触子台で
ある。
【０００７】１６は可動側接触子台１５の下部に設けら
れ，環状に配設された複数個の接触子片からなる可動側
接触子、１７は可動側接触子１６の外周に設けられた２
個の環状のばね、１８は可動側筒状導体１３の下部に設
けられたシールドであり、可動側接触子１６の外側を覆
っている。１９は可動側筒状導体１３の上部に装着され
たシリンダである。
れ，環状に配設された複数個の接触子片からなる可動側
接触子、１７は可動側接触子１６の外周に設けられた２
個の環状のばね、１８は可動側筒状導体１３の下部に設
けられたシールドであり、可動側接触子１６の外側を覆
っている。１９は可動側筒状導体１３の上部に装着され
たシリンダである。
【０００８】２０はタンク１の上面の開口の内面に固着
されたつば状の取付板、２１は取付板２０の上面に装着
された円板状の支持板、２２は支持板２１の中央部の下
面に設けられた上下方向のガイド棒、２３はガイド棒２
２に上下動自在に設けられた移動板、２４は移動板２３
の上面に設けられた連結板である。
されたつば状の取付板、２１は取付板２０の上面に装着
された円板状の支持板、２２は支持板２１の中央部の下
面に設けられた上下方向のガイド棒、２３はガイド棒２
２に上下動自在に設けられた移動板、２４は移動板２３
の上面に設けられた連結板である。
【０００９】２５は支持板２１の下面に設けられた支持
体、２６は操作器により回転される操作軸、２７は基部
が操作軸２６に固着されたリンクであり、先端部が連結
板２４に連結されている。２８は機構部であり、取付板
２０，支持板２１，ガイド棒２２，移動板２３，連結板
２４，支持体２５，操作軸２６，リンク２７により構成
されている。
体、２６は操作器により回転される操作軸、２７は基部
が操作軸２６に固着されたリンクであり、先端部が連結
板２４に連結されている。２８は機構部であり、取付板
２０，支持板２１，ガイド棒２２，移動板２３，連結板
２４，支持体２５，操作軸２６，リンク２７により構成
されている。
【００１０】２９はそれぞれ上端部が移動板２３に装着
され，下部がシリンダ１９内に上下動自在に設けられた
３本の絶縁操作棒、３０は操作棒２９の先端部に短尺円
柱状のガイド３１を介して固着された筒状の連結体、３
２は連結体３０の基部に固定されたピストン、３３はピ
ストン３２の外周に設けられ，シリンダ１９の内面に摺
接したピストンリング、３４はピストン３２の上面の同
一円周上に等間隔に設けられた３個のガイドピン、３５
はピストン３２の各ガイドピン３４間に３個ずつ形成さ
れたピストン透孔である。
され，下部がシリンダ１９内に上下動自在に設けられた
３本の絶縁操作棒、３０は操作棒２９の先端部に短尺円
柱状のガイド３１を介して固着された筒状の連結体、３
２は連結体３０の基部に固定されたピストン、３３はピ
ストン３２の外周に設けられ，シリンダ１９の内面に摺
接したピストンリング、３４はピストン３２の上面の同
一円周上に等間隔に設けられた３個のガイドピン、３５
はピストン３２の各ガイドピン３４間に３個ずつ形成さ
れたピストン透孔である。
【００１１】３６は各ピストン透孔３５を覆った円板状
の逆止弁、３７は逆止弁３６の中央部に形成され，ガイ
ド３１が挿通された貫通孔、３８は逆止弁３６に同一円
周上に等間隔に形成された３個の挿通孔であり、各ガイ
ドピン３４が挿通され、逆止弁３６が、各ピストン透孔
３５の上側に、ガイド３１，各ガイドピン３４に沿い上
下に移動自在に設けられている。３９は各ガイドピン３
４に設けられた筒状のコイルばねであり、各ピストン透
孔３５を閉塞する方向に逆止弁３６を付勢し、逆止弁３
６がピストン３２の上面に当接している。
の逆止弁、３７は逆止弁３６の中央部に形成され，ガイ
ド３１が挿通された貫通孔、３８は逆止弁３６に同一円
周上に等間隔に形成された３個の挿通孔であり、各ガイ
ドピン３４が挿通され、逆止弁３６が、各ピストン透孔
３５の上側に、ガイド３１，各ガイドピン３４に沿い上
下に移動自在に設けられている。３９は各ガイドピン３
４に設けられた筒状のコイルばねであり、各ピストン透
孔３５を閉塞する方向に逆止弁３６を付勢し、逆止弁３
６がピストン３２の上面に当接している。
【００１２】４０は基部が連結体３０の先端部に固定さ
れた筒状の可動導体であり、可動側接触子台１５を貫通
しており、図５の閉路状態から開路時、可動導体４０の
上動により可動導体４０の下端部が、固定側接触子８か
ら離れた後、アーク接触子１０から離れる。４１は可動
導体４０の基部を貫通して形成された導体透孔であり、
連結体３０の連結体透孔４２を経て連結体３０の中空部
に連通している。４３は可動側接触子台１５の内側に設
けられたピストンリングであり、可動導体４０に摺接
し、可動導体４０がシリンダ１９の下方を気密に貫通し
ている。４４はパッファ室であり、シリンダ１９，可動
導体４０，ピストン３２及び可動側接触子台１５により
形成され、ピストン透孔３５，導体透孔４１，連結体透
孔４２，連結体３０の中空部を経て可動導体４０の中空
部に連通している。
れた筒状の可動導体であり、可動側接触子台１５を貫通
しており、図５の閉路状態から開路時、可動導体４０の
上動により可動導体４０の下端部が、固定側接触子８か
ら離れた後、アーク接触子１０から離れる。４１は可動
導体４０の基部を貫通して形成された導体透孔であり、
連結体３０の連結体透孔４２を経て連結体３０の中空部
に連通している。４３は可動側接触子台１５の内側に設
けられたピストンリングであり、可動導体４０に摺接
し、可動導体４０がシリンダ１９の下方を気密に貫通し
ている。４４はパッファ室であり、シリンダ１９，可動
導体４０，ピストン３２及び可動側接触子台１５により
形成され、ピストン透孔３５，導体透孔４１，連結体透
孔４２，連結体３０の中空部を経て可動導体４０の中空
部に連通している。
【００１３】つぎに動作について説明する。図４ないし
図７は閉路状態であり、絶縁操作棒２９，可動導体４０
が下動位置にあり、可動導体４０が固定側接触子８及び
アーク接触子１０に接触し、電流が、一方の母線導体
４，固定側接触子台７，固定側接触子８，可動導体４
０，可動側接触子１６，可動側接触子台１５，他方の母
線導体１２を通って流れている。
図７は閉路状態であり、絶縁操作棒２９，可動導体４０
が下動位置にあり、可動導体４０が固定側接触子８及び
アーク接触子１０に接触し、電流が、一方の母線導体
４，固定側接触子台７，固定側接触子８，可動導体４
０，可動側接触子１６，可動側接触子台１５，他方の母
線導体１２を通って流れている。
【００１４】このとき、図６に示すように、逆止弁３６
がガイドピン３４に設けられたコイルばね３９により、
各ピストン透孔３５を閉塞する方向に付勢され、各ピス
トン透孔３５の上側，即ちパッファ室４４の反対側を閉
塞している。
がガイドピン３４に設けられたコイルばね３９により、
各ピストン透孔３５を閉塞する方向に付勢され、各ピス
トン透孔３５の上側，即ちパッファ室４４の反対側を閉
塞している。
【００１５】つぎに開路指令を受けると、操作器により
操作軸２６が図４において左回転し、リンク２７を介し
て移動板２３がガイド棒２２に沿って開路方向、即ち上
方へ移動するとともに、絶縁操作棒２９を介して可動導
体４０が可動側接触子１６に摺接しながら上動し、可動
導体４０の下端部の外面がまず固定側接触子８から離脱
し、その後、可動導体４０の下端部の内面がアーク接触
子１０から離脱し、可動導体４０とアーク接触子１０と
の間にアークが発生する。
操作軸２６が図４において左回転し、リンク２７を介し
て移動板２３がガイド棒２２に沿って開路方向、即ち上
方へ移動するとともに、絶縁操作棒２９を介して可動導
体４０が可動側接触子１６に摺接しながら上動し、可動
導体４０の下端部の外面がまず固定側接触子８から離脱
し、その後、可動導体４０の下端部の内面がアーク接触
子１０から離脱し、可動導体４０とアーク接触子１０と
の間にアークが発生する。
【００１６】このとき、ピストン３２の上動に伴ってパ
ッファ室４４内が周囲の圧力に対して負圧になり、周囲
の絶縁性ガスが可動導体４０の下端部から中空部，連結
体透孔４２，導体透孔４１を通ってパッファ室４４内に
流入し、絶縁性ガスの流れができ、このガス流にアーク
が触れ、アークが冷却されて消弧される。
ッファ室４４内が周囲の圧力に対して負圧になり、周囲
の絶縁性ガスが可動導体４０の下端部から中空部，連結
体透孔４２，導体透孔４１を通ってパッファ室４４内に
流入し、絶縁性ガスの流れができ、このガス流にアーク
が触れ、アークが冷却されて消弧される。
【００１７】つぎに閉路指令を受けると、操作軸２６が
右回転し、リンク２７を介して移動板２３がガイド棒２
２に沿って閉路方向、即ち下方へ移動し、絶縁操作棒２
９，可動導体４０が下動し、ピストン３２によりパッフ
ァ室４４内の絶縁性ガスが圧縮され、パッファ室４４内
の圧力が上昇し、圧力上昇したガスが、導体透孔４１，
連結体透孔４２，可動導体４０の中空部を通って可動導
体４０の下端部から外部へ吹き出されると同時に、コイ
ルばね３９に抗して逆止弁３６を持ち上げ、ピストン透
孔３５を通って外部へ吹き出される。
右回転し、リンク２７を介して移動板２３がガイド棒２
２に沿って閉路方向、即ち下方へ移動し、絶縁操作棒２
９，可動導体４０が下動し、ピストン３２によりパッフ
ァ室４４内の絶縁性ガスが圧縮され、パッファ室４４内
の圧力が上昇し、圧力上昇したガスが、導体透孔４１，
連結体透孔４２，可動導体４０の中空部を通って可動導
体４０の下端部から外部へ吹き出されると同時に、コイ
ルばね３９に抗して逆止弁３６を持ち上げ、ピストン透
孔３５を通って外部へ吹き出される。
【００１８】このとき、パッファ室４４内の圧力上昇
は、断路器を駆動する操作器にとってかなりの負荷とな
り、余分な操作力が必要になるが、逆止弁３６を持ち上
げてピストン透孔３５からガスを逃がすことにより、操
作器の操作力の低減を図っている。
は、断路器を駆動する操作器にとってかなりの負荷とな
り、余分な操作力が必要になるが、逆止弁３６を持ち上
げてピストン透孔３５からガスを逃がすことにより、操
作器の操作力の低減を図っている。
【００１９】そして、さらに可動導体４０が下動し、可
動導体４０の下端部の内面がアーク接触子１０に接触
し、その後、可動導体４０の下端部の外面が固定側接触
子８に接触し、閉路状態になる。
動導体４０の下端部の内面がアーク接触子１０に接触
し、その後、可動導体４０の下端部の外面が固定側接触
子８に接触し、閉路状態になる。
【００２０】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記断路器の場
合、逆止弁３６の復帰ばねに、各ガイドピン３４に設け
られたコイルばね３９を用いているため、ピストン３２
に各ガイドピン３４を設ける大きなスペースが必要であ
り、ピストン３２の径が大きくなり、図５に示すシリン
ダ１９の径Ｄも大きくする必要があり、かつ、シリンダ
１９の径Ｄが大きくなる分、操作器に多大の操作力が必
要になるという問題点がある。
合、逆止弁３６の復帰ばねに、各ガイドピン３４に設け
られたコイルばね３９を用いているため、ピストン３２
に各ガイドピン３４を設ける大きなスペースが必要であ
り、ピストン３２の径が大きくなり、図５に示すシリン
ダ１９の径Ｄも大きくする必要があり、かつ、シリンダ
１９の径Ｄが大きくなる分、操作器に多大の操作力が必
要になるという問題点がある。
【００２１】本発明は、前記の点に留意し、シリンダの
径を小さくし、操作器の操作力を低減できる断路器を提
供することを目的とする。
径を小さくし、操作器の操作力を低減できる断路器を提
供することを目的とする。
【００２２】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の断路器は、シリンダに移動自在に設けられ
た絶縁操作棒と、操作棒の端部にガイドを介して設けら
れた連結体と、連結体の基部に固定されたピストンと、
基部が連結体の先端部に固定され，先端部が固定側接触
子及びアーク接触子に接離自在に接触する筒状の可動導
体と、シリンダの先端を閉塞し，可動導体が貫通した可
動側接触子台と、
に、本発明の断路器は、シリンダに移動自在に設けられ
た絶縁操作棒と、操作棒の端部にガイドを介して設けら
れた連結体と、連結体の基部に固定されたピストンと、
基部が連結体の先端部に固定され，先端部が固定側接触
子及びアーク接触子に接離自在に接触する筒状の可動導
体と、シリンダの先端を閉塞し，可動導体が貫通した可
動側接触子台と、
【００２３】可動側接触子台に設けられ，可動導体に摺
接した可動側接触子と、シリンダ，可動導体，ピストン
及び可動側接触子台により形成されたパッファ室と、可
動導体の基部に形成され，パッファ室に連通した導体透
孔と、ピストンにほぼ同一円周上に形成され，パッファ
室に連通した複数個のピストン透孔と、各ピストン透孔
のパッファ室の反対側に，各ピストン透孔を覆いガイド
に沿い移動自在に設けられた円板状の逆止弁と、ガイド
の外側に設けられ，ピストン透孔を閉塞する方向に逆止
弁を付勢した円錐状のコイルばねとを備えたものであ
る。
接した可動側接触子と、シリンダ，可動導体，ピストン
及び可動側接触子台により形成されたパッファ室と、可
動導体の基部に形成され，パッファ室に連通した導体透
孔と、ピストンにほぼ同一円周上に形成され，パッファ
室に連通した複数個のピストン透孔と、各ピストン透孔
のパッファ室の反対側に，各ピストン透孔を覆いガイド
に沿い移動自在に設けられた円板状の逆止弁と、ガイド
の外側に設けられ，ピストン透孔を閉塞する方向に逆止
弁を付勢した円錐状のコイルばねとを備えたものであ
る。
【００２４】
【作用】前記のように構成された本発明の断路器は、ピ
ストン透孔を閉塞する方向に逆止弁を付勢するばねに、
円錐状のコイルばねを用い、その円錐状のコイルばねを
絶縁操作棒の端部のガイドに設けたため、従来のような
ピストンにガイドピンを設けるスペースを要さず、ピス
トンの径が小さくなってシリンダの径が小さくなり、操
作器の操作力が低減され、全体のコストが低減される。
ストン透孔を閉塞する方向に逆止弁を付勢するばねに、
円錐状のコイルばねを用い、その円錐状のコイルばねを
絶縁操作棒の端部のガイドに設けたため、従来のような
ピストンにガイドピンを設けるスペースを要さず、ピス
トンの径が小さくなってシリンダの径が小さくなり、操
作器の操作力が低減され、全体のコストが低減される。
【００２５】
【実施例】１実施例について図１ないし図３を参照して
説明する。図１は閉路状態の切断正面図、図２Ａは図１
の開路動作途中の切断正面図、Ｂは閉路動作途中の切断
正面図、図３Ａは図１の一部の切断正面図、Ｂは図２Ｂ
の一部の切断正面図である。
説明する。図１は閉路状態の切断正面図、図２Ａは図１
の開路動作途中の切断正面図、Ｂは閉路動作途中の切断
正面図、図３Ａは図１の一部の切断正面図、Ｂは図２Ｂ
の一部の切断正面図である。
【００２６】それらの図において、図４ないし図７と同
一符号は同一もしくは相当するものを示し、異なる点は
つぎのとおりである。
一符号は同一もしくは相当するものを示し、異なる点は
つぎのとおりである。
【００２７】ピストン３２の同一円周上に複数個のピス
トン透孔３５が等間隔に形成され、従来のように、ピス
トン３２にガイドピン３４が設けられず、逆止弁３６に
ガイドピン３４の挿通孔３８が形成されず、筒状のコイ
ルばね３９のかわりに円錐状のコイルばね４５がガイド
３１の外側に設けられている。
トン透孔３５が等間隔に形成され、従来のように、ピス
トン３２にガイドピン３４が設けられず、逆止弁３６に
ガイドピン３４の挿通孔３８が形成されず、筒状のコイ
ルばね３９のかわりに円錐状のコイルばね４５がガイド
３１の外側に設けられている。
【００２８】つぎに動作について説明する。まず、図１
は閉路状態であり、従来の図５の場合と同様、可動導体
４０が下動位置にあって、固定側接触子８及びアーク接
触子１０に接触し、図３Ａに示すように、逆止弁３６が
円錐状のコイルばね４５により各ピストン透孔３５を閉
塞している。
は閉路状態であり、従来の図５の場合と同様、可動導体
４０が下動位置にあって、固定側接触子８及びアーク接
触子１０に接触し、図３Ａに示すように、逆止弁３６が
円錐状のコイルばね４５により各ピストン透孔３５を閉
塞している。
【００２９】つぎに開路指令を受けると、従来と同様、
可動導体４０が上動し、固定側接触子８から離脱した
後、アーク接触子１０から離脱し、図２Ａに示すよう
に、可動導体４０とアーク接触子１０との間にアークが
発生し、絶縁性ガスが同図の矢印に示すように、可動導
体４０の中空部，連結体透孔４２，導体透孔４１を通っ
てパッファ室４４内に流入し、アークが絶縁性ガス流に
触れ、冷却されて消弧される。
可動導体４０が上動し、固定側接触子８から離脱した
後、アーク接触子１０から離脱し、図２Ａに示すよう
に、可動導体４０とアーク接触子１０との間にアークが
発生し、絶縁性ガスが同図の矢印に示すように、可動導
体４０の中空部，連結体透孔４２，導体透孔４１を通っ
てパッファ室４４内に流入し、アークが絶縁性ガス流に
触れ、冷却されて消弧される。
【００３０】つぎに閉路指令を受けると、図２Ｂに示す
ように、可動導体４０が下動し、ピストン３２によりパ
ッファ室４４内の絶縁性ガスが圧縮され、圧力上昇した
ガスが、図２Ｂ及び図３Ｂの矢印に示すように、導体透
孔４１，連結体透孔４２，可動導体４０の中空部を通っ
て外部へ吹き出されると同時にピストン透孔３５を通
り、円錐状のコイルばね４５に抗して逆止弁３６を持ち
上げ、外部へ吹き出され、さらに可動導体４０が下動
し、アーク接触子１０に接触した後、固定側接触子８に
接触し、図１の閉路状態になる。
ように、可動導体４０が下動し、ピストン３２によりパ
ッファ室４４内の絶縁性ガスが圧縮され、圧力上昇した
ガスが、図２Ｂ及び図３Ｂの矢印に示すように、導体透
孔４１，連結体透孔４２，可動導体４０の中空部を通っ
て外部へ吹き出されると同時にピストン透孔３５を通
り、円錐状のコイルばね４５に抗して逆止弁３６を持ち
上げ、外部へ吹き出され、さらに可動導体４０が下動
し、アーク接触子１０に接触した後、固定側接触子８に
接触し、図１の閉路状態になる。
【００３１】したがって、逆止弁３６を付勢するばね
に、円錐状のコイルばね４５を用い、その円錐状のコイ
ルばね４５が絶縁操作棒２９の端部のガイド３１の外側
に設けられているため、シリンダ１９の径ｄが小さくな
り、操作器の操作力が低減される。
に、円錐状のコイルばね４５を用い、その円錐状のコイ
ルばね４５が絶縁操作棒２９の端部のガイド３１の外側
に設けられているため、シリンダ１９の径ｄが小さくな
り、操作器の操作力が低減される。
【００３２】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。
ているため、つぎに記載する効果を奏する。
【００３３】本発明の断路器は、ピストン透孔３５を閉
塞する方向に逆止弁３６を付勢するばねに、円錐状のコ
イルばね４５を用い、その円錐状のコイルばね４５を絶
縁操作棒２９の端部のガイド３１に設けたため、従来の
ようなピストン３２にガイドピンを設けるスペースを要
さず、ピストン３２の径を小さくしてシリンダ１９の径
を小さくでき、操作器の操作力を低減でき、全体のコス
トを低減することができる。
塞する方向に逆止弁３６を付勢するばねに、円錐状のコ
イルばね４５を用い、その円錐状のコイルばね４５を絶
縁操作棒２９の端部のガイド３１に設けたため、従来の
ようなピストン３２にガイドピンを設けるスペースを要
さず、ピストン３２の径を小さくしてシリンダ１９の径
を小さくでき、操作器の操作力を低減でき、全体のコス
トを低減することができる。
【図１】本発明の１実施例の閉路状態の切断正面図であ
る。
る。
【図２】Ａは図１の開路動作途中の切断正面図、Ｂは閉
路動作途中の切断正面図である。
路動作途中の切断正面図である。
【図３】Ａは図１の一部の切断正面図、Ｂは図２Ｂの一
部の切断正面図である。
部の切断正面図である。
【図４】従来例の全体の切断正面図である。
【図５】図４の一部の切断正面図である。
【図６】図５の一部の切断正面図である。
【図７】図６の切断平面図である。
８ 固定側接触子 １０ アーク接触子 １５ 可動側接触子台 １６ 可動側接触子 １９ シリンダ ２９ 絶縁操作棒 ３０ 連結体 ３１ ガイド ３２ ピストン ３５ ピストン透孔 ３６ 逆止弁 ４０ 可動導体 ４１ 導体透孔 ４４ パッファ室 ４５ コイルばね
Claims (1)
- 【請求項１】 シリンダに移動自在に設けられた絶縁操
作棒と、 該操作棒の端部にガイドを介して設けられた連結体と、 該連結体の基部に固定されたピストンと、 基部が前記連結体の先端部に固定され，先端部が固定側
接触子及びアーク接触子に接離自在に接触する筒状の可
動導体と、 前記シリンダの先端を閉塞し，前記可動導体が貫通した
可動側接触子台と、 該可動側接触子台に設けられ，前記可動導体に摺接した
可動側接触子と、 前記シリンダ，前記可動導体，前記ピストン及び前記可
動側接触子台により形成されたパッファ室と、 前記可動導体の基部に形成され，前記パッファ室に連通
した導体透孔と、 前記ピストンにほぼ同一円周上に形成され，前記パッフ
ァ室に連通した複数個のピストン透孔と、 該各ピストン透孔の前記パッファ室の反対側に，前記各
ピストン透孔を覆い前記ガイドに沿い移動自在に設けら
れた円板状の逆止弁と、 前記ガイドの外側に設けられ，前記ピストン透孔を閉塞
する方向に前記逆止弁を付勢した円錐状のコイルばねと
を備えた断路器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15528995A JP3385799B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 断路器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15528995A JP3385799B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 断路器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08329800A true JPH08329800A (ja) | 1996-12-13 |
| JP3385799B2 JP3385799B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=15602650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15528995A Expired - Fee Related JP3385799B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 断路器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3385799B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009001660A1 (ja) * | 2007-06-25 | 2008-12-31 | Japan Ae Power Systems Corporation | パッファ形ガス遮断器 |
| JP2010067424A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Japan Ae Power Systems Corp | パッファ形ガス遮断器 |
| KR20230046171A (ko) * | 2021-09-29 | 2023-04-05 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 접지 개폐기 |
| KR102529032B1 (ko) * | 2021-10-28 | 2023-05-08 | 에이치디현대일렉트릭 주식회사 | 접지 개폐기 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101053384B1 (ko) * | 2009-09-08 | 2011-08-01 | 주식회사 효성 | 부하개폐용 단로기 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5572740U (ja) * | 1978-11-14 | 1980-05-19 | ||
| JPS63139732U (ja) * | 1987-03-05 | 1988-09-14 | ||
| JPH0214644U (ja) * | 1988-07-11 | 1990-01-30 | ||
| JPH0214741U (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-30 | ||
| JPH0714533U (ja) * | 1993-08-13 | 1995-03-10 | 日新電機株式会社 | ガス遮断器 |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP15528995A patent/JP3385799B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5572740U (ja) * | 1978-11-14 | 1980-05-19 | ||
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2009001660A1 (ja) * | 2007-06-25 | 2008-12-31 | Japan Ae Power Systems Corporation | パッファ形ガス遮断器 |
| JP2009004280A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Japan Ae Power Systems Corp | パッファ形ガス遮断器 |
| US20100147804A1 (en) * | 2007-06-25 | 2010-06-17 | Japan Ae Power Systems Corporation | Puffer type gas circuit breaker |
| JP2010067424A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Japan Ae Power Systems Corp | パッファ形ガス遮断器 |
| KR20230046171A (ko) * | 2021-09-29 | 2023-04-05 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 접지 개폐기 |
| KR102529032B1 (ko) * | 2021-10-28 | 2023-05-08 | 에이치디현대일렉트릭 주식회사 | 접지 개폐기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3385799B2 (ja) | 2003-03-10 |
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