JPH08318270A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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JPH08318270A
JPH08318270A JP12401895A JP12401895A JPH08318270A JP H08318270 A JPH08318270 A JP H08318270A JP 12401895 A JP12401895 A JP 12401895A JP 12401895 A JP12401895 A JP 12401895A JP H08318270 A JPH08318270 A JP H08318270A
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JP
Japan
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water
jug
case
purified water
reverse osmosis
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Pending
Application number
JP12401895A
Other languages
English (en)
Inventor
Daburiyu Basetsuto Roorensu
ローレンス、ダブリュ.バセット
Ei Surobatsuku Robaato
ロバート、エイ.スロバック
Pii Surobatsuku Jiyatsuku
ジャック、ピー.スロバック
Aaru Supeaasu Deibitsudo
デイビッド、アール.スペアース
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KIYUNO KK
Original Assignee
KIYUNO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浄水器のケースから容易に取外し運搬できる
水差し等を有する浄水器であって、制御手段を設けるこ
となく、水差し等が満水になった場合でも浄水器周辺が
水浸しになってしまうということを防止できる浄水器を
提供する。 【構成】 ケース21の底面30から前方に向かって水
差し載置台33が延在している。水差し10の注出口1
2先端12aがドレン収納溜25上方においてケース壁
面26に当接する。水差し10はこの水差し載置台33
上に取外自在に取付けられている。ケース21内に垂直
方向に逆浸透膜モジュール50が取外自在に配置されて
いる。逆浸透膜モジュール50の出口側には、水差し1
0へと浄化水を供給する口径3ミリメートル程度の給水
管23を有する供給装置が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、逆浸透膜モジュールを
備えた浄水器に係り、水差しを取外自在に設けた浄水器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、逆浸透膜モジュールを利用し
た家庭用浄水器が知られている。この逆浸透膜モジュー
ルを利用した浄水器は、中空糸膜フィルタを利用した浄
水器と比較して、浄化性能は優れているが、浄化速度が
遅くなっている。このため、常時浄水器に通水し浄化水
を常時生成する必要があり、浄化された浄化水を一時的
に貯蔵するタンク等の貯蔵手段が必要となる。従来の逆
浸透膜モジュールを備えた家庭用浄水器においては、こ
の貯蔵手段として、浄水器本体と一体となった浄化水貯
蔵タンクが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、逆浸透
膜モジュールを備えた家庭用浄水器においては、浄化水
貯蔵手段として浄水器本体と一体となった浄化水貯蔵タ
ンクが用いられている。
【0004】しかし、このような浄化水貯蔵タンク方式
においては、浄化水を使用する際に、いちいち浄化水を
浄水器本体から一杯毎にコップに注いだり、水差しに移
して使用しなければならず、面倒である。このため、浄
水器本体とは別体に、容易に搬送できる水差し等の浄化
水貯蔵手段を備えた浄水器が望まれている。
【0005】しかし、前述のように、逆浸透膜モジュー
ルを備えた浄水器においては、常時浄水器に通水して浄
化水を常時生成する必要があるため、特に浄水器本体と
は別体に水差し等の浄化水貯蔵手段を設けた場合には、
生成された浄化水が水差しに一杯となることがある。こ
の場合は水差しから浄化水があふれだし、浄水器周辺が
水浸しになってしまうという不安がある。
【0006】もっとも、このような場合、水差しに貯蔵
された浄化水の量を検出して、浄水器への通水を停止す
る制御手段を設けることも考えられるが、コスト上の観
点からは必ずしも好ましくはない。
【0007】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、上述のような通水を停止する制御手段を
設けることなく、水差し等が満水になった場合でも浄水
器周辺が水浸しになってしまうということを防止でき、
かつ、水差し等を浄水器本体から容易に取外すことがで
きる浄水器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
その底面から前方に向かって延在する水差し載置台を有
するケースと、ケース内に垂直方向に配置された浄化水
を生成する逆浸透膜モジュールと、水差し載置台上に取
外自在に取付けられた水差しとを備え、逆浸透膜モジュ
ールの出口側に、水差しへ浄化水を供給する供給装置を
接続したことを特徴とする浄水器である。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の浄
水器において、水差しへ浄化水を供給する供給装置は給
水管を有し、この給水管の口径を3ミリメートル程度と
し、大きな浄化水のドロップを形成したことを特徴とす
る浄水器である。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の浄
水器において、ケースの前面側にドレン収納溜を設け、
水差しの注出口先端をドレン収納溜上方に配置したこと
を特徴とする浄水器である。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の浄
水器において、水差し載置台に水差しの注出口先端がケ
ース壁面に当接するよう水差しの位置決めをするための
凹部を設けたことを特徴とする浄水器である。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、逆浸透膜モジュ
ールで生成された浄化水は供給装置から水差しへと供給
される。水差しは水差し載置台上に取外自在に取付けら
れているため、水差しを水差し載置台から取外して使用
することができる。
【0013】請求項2記載の発明によれば、水差しへと
浄化水を供給する供給装置に設けられた給水管の口径を
3ミリメートル程度としているため、大きな浄化水のド
ロップが安定して形成される。
【0014】請求項3記載の発明によれば、ケースの前
面側にドレン収納溜を設け、水差しの注出口先端をドレ
ン収納溜上方においてケース壁面に配置しているため、
水差しが満水になった場合でも、水差しからあふれ出し
た浄水はドレン収納溜に流入する。
【0015】請求項4記載の発明によれば、水差し載置
台の凹部に水差しを載置して位置決めする。この場合、
水差しの注出口先端はドレン収納溜上方においてケース
壁面と当接する。このため、水差しの注出口先端とケー
ス壁面との確実な当接が確保され、水差しが満水になっ
た場合でも、水差しからあふれ出した浄水はケース壁面
を伝わって確実にドレン収納溜に流入する。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1乃至図11は本発明による浄水器の一
実施例を示す図である。
【0017】図1および図2において、浄水器20はケ
ース21と、このケース21内に垂直方向に配置され浄
化水を生成する逆浸透膜モジュール50と、逆浸透膜モ
ジュール50の両側に垂直方向に配置されたプレフィル
タ40、ポストフィルタ60とを備えている。これら逆
浸透膜モジュール50、プレフィルタ40、およびポス
トフィルタ60は、いずれもケース21の内側に係止さ
れたモジュール支持体7に対して取外自在に装着されて
おり、ケース21内から取外自在となっている。
【0018】ケース21の前面側(図1における左側)
には、ドレン収納溜25が設けられている。このドレン
収納溜25にはその下方にてドレンチューブ27が接続
されている。このドレンチューブ27はプラグ2のドレ
ン穴(図示せず)に連通している。また、ドレン収納溜
25のモジュール側の壁面は、上方に向かって延在して
おり、この延在部分は、ケース壁面26を構成してい
る。また、ケース21の底面30は、ケース21の前方
(図1における左側)に向かって延在しており、この延
在部分は後述する水差し10の載置台33となってい
る。この載置台33には、水差し10の位置決めをする
ための凹部33aが設けられており、凹部33a内に水
差し10を載置した場合、水差し10の注出口12の先
端12aがドレン収納溜25上方においてケース壁面2
6に当接するようになっている。
【0019】水差し10にはエアベント13aを有する
蓋体13が装着され、また水差し10の注出口12は断
面略三角形となっている。なお、蓋体13の下端部13
bは注出口12の先端12aより下方に位置している。
なお、図10および図11に示すように、載置台33に
は2つの凹部33aが設けられ、この凹部33aを有す
る載置台33には、プレフィルタ40側およびポストフ
ィルタ60側の各々に2つの水差し10が載置されてい
る。このためケース21には、2つの水差し10に対応
して水差し10へ浄化水を供給する2つの給水装置31
が設けられている。
【0020】給水装置31は、給水チューブ22aと、
その先端に取り付けられた内径略3ミリメートルの給水
管23とから構成されている。この給水装置31は、ケ
ース21の前面の外壁34の内側に係止されている。ま
た給水チューブ22aは、図1に示すように、基端にお
いてポストフィルタ60の出口側に設けられた分配器9
に接続されている。
【0021】尚、図1に示す実施例においては、給水管
23は給水チューブ22aの先端に取り付けられている
が、これに限定されるものではなく、内径略3ミリメー
トルの給水管を直接分配器9に接続するように構成して
もかまわない。
【0022】また、ケース21の前面の外壁34には開
口35が設けられ、この開口35部分には、給水管23
への浄化水の供給を停止するためのストッパ28が設置
されている。
【0023】このストッパ28は、外壁34の外側に配
置され、ストッパ28の開閉切り替えをするための回転
式の切替レバー28aと、外壁34の内側に配置され、
給水チューブ22aを押えるための押圧部28bとを有
している。図1において押圧部28bの奥に給水チュー
ブ22aが通過しており、ストッパ28の切替レバー2
8aを回転させると、押圧部28bも回転し、給水チュ
ーブ22aを押さえつけて給水を停止するようになって
いる。
【0024】以下、図3乃至図6により、前述の逆浸透
膜モジュール50、プレフィルタ40、ポストフィルタ
60の内部構造について詳述する。
【0025】図3には、プレフィルタ40の内部構造が
示されている。このプレフィルタ40は、原水を導入す
るための流入口42と排出口48とが設けられたケース
41を有し、このケース41の内部には、その上方に濾
過フィルタ44が設けられ、また下方にはチャンバ46
が設けられている。また、濾過フィルタ44とチャンバ
46との間の空間には粒状活性炭45が充填されてい
る。またケース41内には、その内部中央に垂直方向に
延在する導出管47が設けられ、この導出管47は排出
口48に連通している。なお流入口42の近傍にはOリ
ング42aが設けられ、その下方のケース41内の濾過
フィルタ44上方には流路43が形成されている。
【0026】図4乃至図5には、逆浸透膜モジュール5
0の内部構造が示されている。この逆浸透膜モジュール
50は、プレフィルタ40で浄化された水を導入するた
めの流入口52と排出口58とが設けられたケース51
を有し、このケース51の下部には濃縮原水を廃棄する
ための廃棄口55が設けられている。また、ケース51
内には垂直方向に延在するメンブレン体54が設けら
れ、メンブレン体54の中央部には排出口58に連通す
る導出管57が配設されている。また、メンブレン体5
4の外周にはケース51の内面に密着する廃棄水シール
53が取り付けられている。また、ケース51の流入口
52の近傍にはOリング52aが設けられている。
【0027】次に図5により、メンブレン体54につい
て詳述する。メンブレン体54は製造水キャリア54a
と、この製造水キャリア54aの両側に順次配置された
メンブレン54bおよびスペーサー54cとからなる積
層体を、導出管57の外周に巻付けることにより構成さ
れている。積層体のうちメンブレン54bは導出管57
と連通しており、また導出管57の外周に巻付けられた
積層体は、その外側が外筒54dによって覆われてい
る。
【0028】次に図6により、ポストフィルタ60につ
いて説明する。このポストフィルタ60は、浄化水を導
入するための流入口62と排出口68とが設けられたケ
ース61を有し、またこのケース61の内部には、その
上方に濾過フィルタ64が設けられ、また下方にはチャ
ンバ66が設けられている。また、濾過フィルタ64と
チャンバ66との間の空間には粒状活性炭65が充填さ
れている。またケース61内には、その内部中央に垂直
方向に延在する導出管67が設けられ、この導出管67
は排出口68に連通している。流入口62の近傍にはO
リング62aが設けられ、その下方のケース61内の濾
過フィルタ64上方には流路63が形成されている。
【0029】次に、図2乃至図6により、前述のプレフ
ィルタ40、逆浸透膜モジュール50、およびポストフ
ィルタ60の接続関係について説明する。
【0030】図2に示すように、プレフィルタ40に設
けられた流入口42(図3参照)は、モジュール支持体
7の内部の第1水通路(図示せず)に連通している。モ
ジュール支持体7は、この第1水通路の端部に、原水チ
ューブ4を接続するためのジョイント5を有し、ジョイ
ント5に接続された原水チューブ4は、蛇口1から原水
を導入するためのプラグ2に設けられた取付口2aと連
通している。
【0031】また、プレフィルタ40に設けられた排出
口48(図3参照)は、モジュール支持体7の内部の第
2水通路(図示せず)、および逆浸透膜モジュール50
の流入口52(図4参照)を順次経て、逆浸透膜モジュ
ール50の内部に連通している。
【0032】図2、図4および図6において、逆浸透膜
モジュール50に設けられた排出口58(図4参照)は
モジュール支持体7の内部の第3水通路(図示せず)、
およびポストフィルタ60の流入口62(図6参照)を
順次経て、ポストフィルタ60の内部の流路63に連通
している。また図4に示すように、逆浸透膜モジュール
50の廃棄口55は、廃棄水チューブ56(図2参照)
を介して、プラグ2に設けられたドレンコック2bが挿
入されるドレン穴(図示せず)に連通している。
【0033】図2および図6において、ポストフィルタ
60の排出口68はモジュール支持体7の内部の第4水
通路(図示せず)に接続され、第4水通路はモジュール
支持体7に設けられたジョイント6、および接続チュー
ブ8を順次経て、分配器9に連通している。
【0034】さらに図1および図2に示すように、分配
器9には給水チューブ22a、22bが接続され、一方
の給水チューブ22aは、ケース21の上方に設けられ
たプレフィルタ40側の一方の供給装置31に導かれて
いる。他方の給水チューブ22bについても同様に、ポ
ストフィルタ60側の他方の供給装置31に導かれてい
る。
【0035】次に、このような構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0036】まず、図1および図2において、蛇口1か
らプラグ2を介して原水が導入される。この導入された
原水は、原水チューブ4を通ってモジュール支持体7の
内部の図示しない第1水通路に導入され、さらにプレフ
ィルタ40に設けられた流入口42に導かれる。
【0037】図3において、流入口42からプレフィル
タ40内の流路43に導入された原水は、まず、濾過フ
ィルタ44を通過する。この濾過フィルタ44におい
て、泥、錆、水垢、浮遊物、固形物等が除去される。次
に濾過フィルタ44を通過した水は、粒状活性炭45を
通過し、この粒状活性炭45において、塩素、トリハロ
メタン、有機物、異臭、不快な味等が除去される。粒状
活性炭45を通過した水は、チャンバ46に導かれ、そ
の後チャンバ46に導かれた水は、導出管47によっ
て、排出口48から排出される。
【0038】次に図2乃至図4において、プレフィルタ
40の排出口48より排出された水は、モジュール支持
体7の内部の図示しない第2水通路、および逆浸透膜モ
ジュール50の流入口52を経て逆浸透膜モジュール5
0の内部に導入される。
【0039】図4において、逆浸透膜モジュール50の
内部に導入された水は、メンブレン体54の上端面から
メンブレン体54の積層体内に導入される。
【0040】図5において、この導入された水は、製造
水キャリア54aの両側に配置された一組のメンブレン
54bを通過する際に濾過される。この濾過された浄化
水は、製造水キャリア54aを伝わってメンブレン体5
4の中心部に向かって流れて行き、導出管57に導かれ
た後、導出管57の上端の排出口58を通ってモジュー
ル支持体7の内部の図示しない第3水通路に導かれる。
【0041】一方、濃縮された原水はスペーサー54c
を伝わって下方に流れてゆき、メンブレン体54の下端
面から廃棄水として廃棄される。この廃棄水は廃棄口5
5から廃棄水チューブ56を通ってプラグ2に導かれ廃
棄される。
【0042】この廃棄水には、メンブレン体54で分離
されたバクテリア、ウイルス、アスベスト、トリハロメ
タン、有機溶剤、シアン化物、農薬、蒸発残留物等が含
まれている。
【0043】ところで、逆浸透膜モジュール50からモ
ジュール支持体7の内部の図示しない第3水通路に導か
れた浄化水は、その後ポストフィルタ60の流入口62
を経てポストフィルタ60の内部の流路63に導入され
る。
【0044】図6において、流入口62からポストフィ
ルタ60内に導入された浄化水は、、フィルタ64を通
過し、さらに粒状活性炭65を通過する。この過程にお
いて溶解ガスが除去される。この浄化水は、チャンバ6
6に導かれ、導出管67によって、排出口68から排出
される。
【0045】図2および図6において、ポストフィルタ
60の排出口68から排出されれた浄化水は、モジュー
ル支持体7の内部の図示しない第4水通路と、この第4
水通路の終端部に設けられたジョイント6に接続された
接続チューブ8とを通って、分配器9に導かれる。
【0046】図1および図2において、分配器9に導か
れた浄化水は、給水チューブ22aおよび22bに導か
れる。
【0047】図1において、給水チューブ22a、22
bに導かれた浄化水は、給水管23に導かれ、給水管2
3の下側端部よりドロップ24を形成し、予め載置台3
3の凹部33a内に載置された水差し10内へ滴下す
る。
【0048】給水管23からのドロップ24は、図7
(a)に示すように、水差し10に設けられた注出口1
2の壁面に沿って水差し10内に導入され、水差し10
内に蓄えられてゆく。水差し10に浄化水が満水になる
と、注出口12から浄化水が流出する(図7(b))。
この場合は、ストッパ28の切替レバー28aを回転す
ることにより、押圧部28bが回転し給水チューブ22
aを押さえつけて給水を停止する(図7(c))。
【0049】図7(c)は、水差し10が満水となった
状態を示しており、この状態のままでは、水差し10を
移動する際に水差し10に蓄えられた浄化水がこぼれて
しまうおそれがある。ここで蓋体13部分と注出口12
部分とにおいて水位を比較すると、注出口12部分の水
位の方が高くなっている。これは蓋体13の下端部13
bが注出口12の先端12aより下方に位置しているた
め、蓋体13内に残存した空気が蓋体13内に浄化水が
はいってゆくのを防げているためである。
【0050】そこで、蓋体13のエアベント13aを開
くと、蓋体13に残存した空気の圧力が開放されるた
め、図7(d)に示すように、蓋体13部分と注出口1
2の部分とで水位が平滑化される。このため、水差し1
0を移動する際に、水差し10から蓄えられた浄化水が
こぼれてしまうことはない。
【0051】本実施例によれば、水差し10を凹部33
a内に載置することによって注出口先端12aがケース
壁面26に当接している。このため、水差し10に浄化
水が満水になった場合、溢れ出した浄化水はケース壁面
26を伝わってドレン収納溜25に導かれる。このた
め、溢れ出した浄化水はケース21の外部に流出するこ
とはない(図1参照)。
【0052】すなわち、図8に示すように、注出口12
の先端12aがケース壁面26に当接していない場合、
水差し10に浄化水が満水になったときには、溢れた浄
化水は水差し10の外壁を伝わって流れ出してしまう。
【0053】また、図1において、給水管23の内径が
略3ミリメートルであるため、適切な大きさのドロップ
24が形成される。このため、水差し10に浄化水が満
水になった場合にも、表面張力によってメニスカス(三
日月)が形成されることもない。
【0054】なお、適切な大きさのドロップ24が形成
された場合には、仮に注出口12の先端12aがケース
壁面26に当接していない場合であっても、図7(b)
に示されるように、溢れた浄化水はドロップを形成し、
注水口先端12aの真下に垂直方向に滴下してゆく。こ
のように、溢れた浄化水はドレン収納溜25に向かって
滴下してゆくため、ケース21の外部に浄化水が流出す
ることはない。
【0055】これに対して、図9に示すように、給水管
23aの内径が3ミリメートルより小の場合には、小さ
なドロップ24aが形成される。この場合は、水差し1
0に浄化水が満水になったとき、さらにドロップ24a
が滴下されると、表面張力によってメニスカス14が形
成されてしまい、このメニスカス14が壊れる時に溢れ
た浄化水は水差し10の外壁を伝わって流れ出してしま
う。
【0056】このように本実施例によれば、給水管23
の内径を略3ミリメートルとして適切な大きさのドロッ
プ24を形成するとともに注出口12の先端12aをケ
ース壁面26に当接させ溢れ出した浄化水をケース壁面
26を伝わってドレン収納溜25に導かれるようにした
ので、溢れた浄化水が水差し10の外壁を伝わって流れ
出してしまうことはない。
【0057】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、水差しは載置台上に取外自在に取付けられている
ため、水差しを浄水器本体とは別個に容易に搬送するこ
とができる。
【0058】請求項2記載の発明によれば、水差しへと
浄化水を供給する供給装置に設けられた給水管の口径を
3ミリメートル程度としているため、大きな浄化水のド
ロップが形成される。このため、表面張力によって注出
口先端近傍にメニスカス(三日月)が形成されることも
なく、メニスカスが壊れる時に溢れた浄化水が水差しの
外壁を伝わって流れ出してしまうこともない。
【0059】請求項3記載の発明によれば、ケース外面
にドレン収納溜を設け、水差しの注出口先端をドレン収
納溜上方においてケース壁面に配置しているため、水差
しが満水になった場合でも、水差しからあふれ出した浄
化水はドレン収納溜に流入する。このため、水差しから
溢れた浄化水が水差しの外壁を伝わって流れ出してしま
うこともない。
【0060】請求項4記載の発明によれば、水差し載置
台には水差しの注出口先端をドレン収納溜上方において
ケース壁面に当接させるよう水差しの位置決めをするた
めの凹部が設けられているため、水差しの注出口先端と
ケース壁面との確実な当接が確保される。このため、水
差しが満水になった場合でも、水差しからあふれ出した
浄化水はケース壁面を伝わって確実にドレン収納溜に流
入する。このため、水差しから溢れた浄化水が水差しの
外壁を伝わって流れ出してしまうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】水差しを載置台に載置した状態での浄水器の側
断面図。
【図2】ケースからカバーを取り外した状態での浄水器
の後方からの斜視図。
【図3】プレフィルタの内部構造を示す断面図。
【図4】逆浸透膜モジュールの内部構造を示す断面図。
【図5】メンブレン体の内部構造を示す断面図。
【図6】ポストフィルタの内部構造を示す断面図。
【図7】水差しに浄化水が蓄えられてゆく状態を示す模
式図と、エアベントの作用を示す模式図。
【図8】注水口先端がケース壁面に当接していない場合
の溢れ出した浄化水の流れを示す模式図。
【図9】水差しに浄化水が満水になったときに形成され
るメニスカスの模式図。
【図10】水差しを載置台に載置した状態での浄水器の
斜視図。
【図11】水差しを浄水器本体に載置した状態での浄化
器の側面図。
【符号の説明】
10 水差し 12 注出口 12a 注出口先端 13 蓋体 13a エアベント 13b 蓋体下端部 14 メニスカス 21 ケース 22a、22b 給水チューブ 23 給水管 24 ドロップ 25 ドレン収納溜 26 ケース壁面 27 ドレンチューブ 30 ケース底面 33 水差し載置台 33a 凹部 40 プレフィルタ 50 逆浸透膜モジュール 60 ポストフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャック、ピー.スロバック アメリカ合衆国コネチカット州、メリデ ン、リサーチ、パークウェイ、400、キュ ノ、インコーポレーテッド内 (72)発明者 デイビッド、アール.スペアース アメリカ合衆国コネチカット州、メリデ ン、リサーチ、パークウェイ、400、キュ ノ、インコーポレーテッド内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その底面から前方に向かって延在する水差
    し載置台を有するケースと、 前記ケース内に垂直方向に配置された浄化水を生成する
    逆浸透膜モジュールと、 前記水差し載置台上に取外自在に取付けられた水差し
    と、を備え、 前記逆浸透膜モジュールの出口側に、前記水差しへ浄化
    水を供給する供給装置を接続したことを特徴とする浄水
    器。
  2. 【請求項2】供給装置は給水管を有し、この給水管の口
    径を3ミリメートル程度として、大きな浄化水のドロッ
    プを形成したことを特徴とする請求項1記載の浄水器。
  3. 【請求項3】ケースの前面側にドレン収納溜を設け、水
    差しの注出口先端をドレン収納溜上方に配置したことを
    特徴とする請求項1記載の浄水器。
  4. 【請求項4】前記水差し載置台に、前記水差しの注出口
    先端がケース壁面に当接するよう水差しの位置決めをす
    るための凹部を設けたことを特徴とする請求項3記載の
    浄水器。
JP12401895A 1995-05-23 1995-05-23 浄水器 Pending JPH08318270A (ja)

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