JPH08317318A - 情報伝達装置 - Google Patents

情報伝達装置

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Publication number
JPH08317318A
JPH08317318A JP7145191A JP14519195A JPH08317318A JP H08317318 A JPH08317318 A JP H08317318A JP 7145191 A JP7145191 A JP 7145191A JP 14519195 A JP14519195 A JP 14519195A JP H08317318 A JPH08317318 A JP H08317318A
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JP
Japan
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holder
mobile phone
data
liquid crystal
eye shade
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Pending
Application number
JP7145191A
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English (en)
Inventor
Koichi Shirai
幸一 白井
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GALAXY KK
Original Assignee
GALAXY KK
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Publication date
Application filed by GALAXY KK filed Critical GALAXY KK
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話回線設備がない場所においても情報送受
信装置にアクセスでき、しかも機器を手で持たなくて
も、設計図や仕様書等の必要な情報をディスプレイに表
示できるようにする。 【構成】 ヘルメット1に着脱式のホルダ2が設けら
れ、このホルダ2には透視可能なアイシェード3が連結
されており、このアイシェード3には液晶ディスプレイ
4aと反射レンズ4bとを備えたデータ表示手段4が装
着されている。また、ホルダ2にはモデム6を備えた携
帯電話機5が着脱可能に装着されて、この携帯電話機5
は、電話回線を介して作業現場から離れた事務所等に配
置されたパーソナルコンピュータ10から伝送される設
計図や仕様書等からなる画像情報をデータ表示手段4の
液晶ディスプレイ4aに表示されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野外の作業現場等にお
いて、種々の情報にアクセスできるようにした情報伝達
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータを用い、公衆電
話回線を利用して種々の情報の交換を行うと共に、取得
した情報をパーソナルコンピュータのディスプレイに表
示することは、情報通信技術の発達により広く行われて
いる。そして、コンピュータオペレータが携帯可能なポ
ケットサイズのコンピュータとモデム(変復調器)とを
備えた端末装置を用い、モデムを電話回線に接続するこ
とにより、ホストコンピュータとの間で情報の授受を行
って、必要なデータをディスプレイに表示できるように
構成したものもある。このような構成を採用すれば、資
料等を持ち歩かなくても、任意の場所で、必要な情報に
迅速にアクセスできる等の利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前述した端末
装置を操作するには、電話回線に接続する必要があるこ
とから、それを操作できる場所は極めて限られたものと
なる。また、ポケットサイズのパーソナルコンピュータ
からなる端末装置を用いれば、その持ち運び時等におい
ては必ずしも手で持つ必要はなく、かばんに収納した
り、超小型のものであれば、ポケットに収納したりする
こともできる。ただし、この端末装置を操作して、情報
のアクセスを行っている間は装置を手で持つか、または
机上等に置いた状態で操作しなければならない。
【0004】例えば、建設現場やその他の作業現場にお
いて、作業や検査等を行ったりする際には、設計図や仕
様書等といった資料を参照する必要がある。このため
に、予め資料をファイルしておき、この資料ファイルを
作業現場に持ち込んで、必要に応じて、この資料ファイ
ルの中から適宜の書類を選び出して参照するようにして
いる。このために、常にファイルを携帯しなければなら
ないが、工具や計測機械器具等を持ち運んで、その操作
を行う際にはファイルが邪魔になる。しかも、全ての必
要な資料を整えるには、かなりの分量になり、持ち運び
が困難であるだけでなく、この資料の中から必要な情報
を取り出すのも、作業現場では立ったまま行わなければ
ならないこと等から、極めて不自由であり、不便なもの
となっている。
【0005】以上の点から、前述した情報通信の技術を
応用できれば、資料の携帯が不要になり、かつ検索も可
能であることから、必要な情報を迅速かつ的確に取得で
きるようになる。しかしながら、既に説明したように、
情報通信用の端末装置を用いるには、電話回線が必要と
なることから、通常はそのような設備のない建設現場等
では用いることができないだけでなく、たとえ設備があ
ったにしても、端末装置を設置できる場所は限られ、作
業現場で移動しながら資料を参考にする等といったこと
は不可能なことである。また、足場の悪い場所や、工具
や計測機械器具等を操作している間等のように、端末装
置を手で持つことができないという状況もある。従っ
て、建設現場等といった作業現場に情報通信用の端末装
置を持ち込んで、必要な情報を取り出すことは、実質的
に不可能であった。
【0006】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、電話回線設備がない
場所においても情報送受信装置にアクセスでき、しかも
機器を手で持たなくても、必要な情報をディスプレイに
表示できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、操作者が着用するヘルメットと、こ
のヘルメットに着脱可能に装着された透視可能なアイシ
ェードと、このアイシェードに液晶ディスプレイ及びこ
の液晶ディスプレイからの映像をアイシェードの前方に
結像させるための反射レンズとからなるデータ表示手段
と、前記液晶ディスプレイに接続され、変復調手段を付
設した携帯電話機と、変復調手段を備えた情報送受信装
置とからなり、この携帯電話機からの信号に基づいて前
記情報送受信装置から必要とするデータを読み出して、
前記データ表示手段に表示させる構成としたことをその
特徴とするものである。
【0008】
【作用】建設現場等の作業現場においては、ヘルメット
を着用することが義務付けられている。そこで、このヘ
ルメットにアイシェードを連結して、このアイシェード
に液晶ディスプレイと、反射レンズとを設けて、この反
射レンズによってアイシェードからの視野の前方位置
に、液晶ディスプレイにおける仮想画面が形成されるよ
うにする。ここで、仮想画面は、操作者による前方視野
をできるだけ妨げないようにするために、視野の中心で
はなく、斜め下方の位置に配置されるのが好ましい。
【0009】設計図や仕様書等の資料を参照する操作に
おいては、一般の情報通信機器とは異なり、必ずしも双
方向性は必要ではなく、情報送受信装置として、例えば
パーソナルコンピュータを用い、このパーソナルコンピ
ュータからの情報がデータ表示手段に表示されれば良
く、操作者側からデータ等の送信を行う必要はない。従
って、受信側では、コンピュータとしての機能を発揮さ
せるためのマイクロプロセッサや記憶装置、さらにはキ
ーボード等を設ける必要はなく、映像を表示するディス
プレイがあれば良い。ただし、情報送受信装置にある種
の信号を送信する機構と、情報送受信装置から送られて
くる映像情報を受信する機構とを備える必要がある。こ
の種の信号の送受信を、作業現場等において、どの位置
でも行えるようにするために、送受信機構としては携帯
電話機、好ましくはデジタル式の携帯電話機を用いる。
そして、この携帯電話機に変復調器を付設することによ
って、パーソナルコンピュータに対して、情報の伝送を
求める信号を変調して送信し、またパーソナルコンピュ
ータから送られてくる情報を復調して、液晶ディスプレ
イに表示させることができる。
【0010】変復調器付きの携帯電話機は、操作者が常
に手で把持していなければならないものではない。例え
ば、ヘルメットに着脱可能に収納させたり、またリスト
バンドを用いて手首等に固定することもできる。さらに
は、ポケット等に収めておくこともできる。そして、パ
ーソナルコンピュータからの情報が必要な場合には、電
話機のボタンを操作して、このパーソナルコンピュータ
を呼び出すことによって、パーソナルコンピュータから
の映像を取り込んで、操作者が着用しているヘルメット
に連結したアイシェードに設けたデータ表示手段に表示
することができる。
【0011】パーソナルコンピュータをコンピュータオ
ペレータが操作するようになっておれば、このオペレー
タに音声で必要なデータをパーソナルコンピュータに読
み出させるようになし、この映像データを送信させれ
ば、必要なデータが液晶ディスプレイに表示される。一
方、オペレータがパーソナルコンピュータを操作しなく
ても、それに接続されている外部記憶装置等から必要な
データを読み出して、このデータを操作者側に伝送でき
る。即ち、電話機におけるボタンを適宜操作することに
より、パーソナルコンピュータを遠隔操作して、メニュ
ー画面やファイルリスト等を順次取り込んで液晶ディス
プレイに表示することにより、必要とするデータを検索
することができ、所定のデータを捜し当てると、このデ
ータを読み出すことにより、液晶ディスプレイにこのデ
ータの表示を行うことができる。
【0012】以上の操作によって、必要なデータが液晶
ディスプレイに表示されると、電話機は操作する必要が
なくなるから、それ以後は電話機に手を触れる必要はな
い。従って、工具や計測機械器具等を持ったり、それら
を操作している間においても、また足場が悪い等のよう
に、情報を表示する機器を持つことができない状況下で
あっても、必要な情報をディスプレイに表示した状態に
保持できるようになり、しかもアイシェードは透視可能
なものであるから、例えば設計図と、その設計図に基づ
いて作られた構築物等とを同一の視野に収めることがで
きるので、それらを直接的に対比できるので極めて便利
である。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。而して、図1に本発明の情報伝達装置の全
体構成を示し、また図2にデータ表示手段の概略構成を
それぞれ示す。
【0014】まず、図1において、1は建設現場その他
の作業現場において、作業者等が着用するヘルメットで
あり、このヘルメット1には、着脱式のホルダ2が設け
られており、このホルダ2には透視可能なアイシェード
3が連結されており、このアイシェード3にはデータ表
示手段4が装着されている。このデータ表示手段4には
携帯電話機5に接続されている。このデータ表示手段4
は、図2に示したように、液晶ディスプレイ4aと、反
射レンズ4bとを備え、液晶ディスプレイ4aからの映
像は、この反射レンズ4bを介して、アイシェード3に
おける前方の斜め下方に位置する仮想画面Pに結像され
る。なお、データ表示手段としては、反射レンズを用い
たものだけでなく、ヘルメット1に装着できるものであ
れば、透視型の液晶ディスプレイ等適宜の構成のもので
形成できる。データ表示手段4における液晶ディスプレ
イ4aには携帯電話機5が接続されており、この携帯電
話機5は、変復調手段としてのモデム6が付設されてい
る。
【0015】10は情報送受信装置を構成するパーソナ
ルコンピュータであって、このパーソナルコンピュータ
10は、作業現場から離れた事務所等に配置されてい
る。そして、このパーソナルコンピュータ10には、入
力装置としてのキーボード11及びディスプレイ12が
接続されており、また必要なデータを記憶する磁気ディ
スク装置,光ディスク装置等からなる外部記憶装置13
が接続されている。さらに、パーソナルコンピュータ1
0には通信制御装置14及びモデム15が接続されてお
り、この通信制御装置14によって、データを伝送する
公衆電話回線とパーソナルコンピュータ10との間を結
合される。
【0016】以上の構成において、例えば建設現場で、
建物等が設計通りに構築されたか否かの検査を行う場合
には、検査を行う者等、即ち操作者が着用するヘルメッ
ト1にデータ表示手段4を装着したアイシェード3を取
り付けた状態で、検査を行うべき現場に立ち入る。一
方、パーソナルコンピュータ10に接続した外部記憶装
置13には、必要な設計図や仕様書等をデータ化して、
記憶させておく。そして、検査を行っている間に設計図
や仕様書等を参照する必要がある場合には、まず携帯電
話機5のボタンを操作して、パーソナルコンピュータ1
0を呼び出す。これによって、パーソナルコンピュータ
10のディスプレイ12に表示されている映像がモデム
6を付設した携帯電話機5に伝送されて、データ表示手
段4を構成する液晶ディスプレイ4aに取り込まれて、
パーソナルコンピュータ10と同じ映像がデータ表示手
段4における仮想画面Pに表示される。
【0017】ここで、事務所に設置したパーソナルコン
ピュータ10はコンピュータオペレータが待機してお
り、このコンピュータオペレータが操作するようになっ
ておれば、通信制御装置14を対話モードとなし、操作
者は電話機5を介してこのコンピュータオペレータと直
接対話して、必要なデータの読み出しを要求する。そし
て、コンピュータオペレータがこの要求に応じたデータ
を外部記憶装置13から読み出して、通信制御装置14
をデータ送信モードに切り換えることにより、設計図や
仕様書等の画像データを伝送して、携帯電話機5で受信
させ、このデータをモデム6により復調させて、データ
表示手段4の液晶ディスプレイ4aに表示させる。
【0018】一方、パーソナルコンピュータ10はコン
ピュータオペレータが操作しなくとも、携帯電話機5の
ボタン操作によってもパーソナルコンピュータ10から
必要なデータを取り出すことができる。即ち、携帯電話
機5とパーソナルコンピュータ10との回線を接続して
おき、この状態で携帯電話機5のボタンを用いてパーソ
ナルコンピュータ10に命令信号を送信する。この命令
信号に基づいて、パーソナルコンピュータ10のディス
プレイにメニュー画面,ファイルリスト等の画像を表示
させると共に、これらの画像信号を伝送して、携帯電話
機5を介して液晶ディスプレイ4aにも表示させること
により、参照を行うために必要なデータの検索を行う。
そして、必要とするデータが液晶ディスプレイ4aに表
示されると、その状態に保持する。
【0019】以上のように、アイシェード3におけるデ
ータ表示手段4に設計図や仕様書等のデータを表示する
ことによって、資料ファイル等を持ち運ばなくても、作
業現場等において、必要なデータにアクセスできるよう
になる。しかも、データ表示手段4を構成する液晶ディ
スプレイ4aにより仮想画面Pに表示した状態に保持さ
れているから、このデータを参照している間でも、操作
者の両手が解放されることから、工具,測定器械器具を
操作したり、また足場が悪い状況下であっても、このデ
ータの参照を行うのに何等の支障を来さない。また、デ
ータが表示される仮想画面Pは、前方視野を妨げない位
置に存在しているので、通常は周囲環境を視野に入れる
ようになし、データを参照する必要がある時にのみ、仮
想画面Pを視認することができる。
【0020】そこで、アイシェード3のヘルメット1へ
の着脱機構と、携帯電話機5及びモデム6の携帯機構と
の具体的な構成について、以下に説明する。なお、モデ
ム6は、携帯電話機5に一体的に組み込まれたモデム一
体型携帯電話機7(以下、単に電話機7という)として
構成されている。
【0021】即ち、図3乃至図8は、その第1の例が示
されている。この例では、ヘルメット1に着脱可能に装
着されるホルダ2にデータ表示手段4を設けたアイシェ
ード3が装着されると共に、電話機7を着脱可能に収納
させるように構成したものである。一般に、ヘルメット
1は、前部につば部1aが設けられており、このつば部
1aに連なるように全周にわたって突条1bが形成され
ている。ホルダ2は、図3に示したように、この突条1
bを利用してヘルメット1に嵌合させた状態に保持でき
る構成としており、このためにホルダ2はループ状とな
っている。そして、異なるサイズのヘルメットにも装着
でき、しかも着脱時に損傷しないようにするために、ホ
ルダ2の左右両側には、伸縮機構20が設けられてい
る。
【0022】この伸縮機構20は、図4及び図5に示し
たように、ホルダ2の本体部分を2分割して、前部ホル
ダ2a及び後部ホルダ2bとなし、後部ホルダ2bに
は、スライダ21を連結している。このスライダ21と
後部ホルダ2bとの連結は、相対回動可能となってお
り、このためにスライダ21の左右両側には円形の凸部
22が設けられ、また後部ホルダ2bには、この凸部2
2が嵌合する一対のリング状部23が延設されている。
従って、スライダ21を後部ホルダ2b側に押し込ん
で、両リング状部23を拡開させるようにして、凸部2
2をリング状部23に係合させることによって、後部ホ
ルダ2bにスライダ21が回動可能に連結される。
【0023】一方、前部ホルダ2aにはその端面に凹部
24が形成されている。この凹部24にスライダ21が
挿嵌されるようになっている。ここで、スライダ21は
前部ホルダ2aに向いた側が開口した方形筒状のもので
あって、このスライダ21の内奥壁にはばね座25が設
けられており、また前部ホルダ2aの凹部24の奥部に
もばね座26が設けられている。そして、両ばね座26
間には引っ張りばね27が張設されており、この引っ張
りばね27によって、スライダ21と前部ホルダ2aと
が分離しないように保持されると共に、スライダ21を
前部ホルダ2a側に引き込むようになっており、この引
っ張りばね27の付勢力によって、前部ホルダ2aと後
部ホルダ2bとからなるループが縮められるようになる
結果、ホルダ2はヘルメット1に安定した状態に固定さ
れる。
【0024】前部ホルダ2aには、データ表示手段4を
備えたアイシェード3が上下方向に回動可能に連結され
ており、ヘルメット1を着用した時に、図3に示されて
いるように、アイシェード3が視野の前方に位置する状
態と、図6に示したように、上方に回動させて、前方視
野から外れた状態とに回動変位させることができるよう
になっている。
【0025】また、後部ホルダ2bには電話機7が着脱
可能に収納される。このために、図7に示したように、
後部ホルダ2bの後部位置に収納部28が形成されてお
り、この収納部28は後端及び上端が開放し、残りの4
面が壁部となったものからなり、その左右の両側部には
スリット溝29,29が設けられている。このスリット
溝29には、図8に示したように、板ばね30が取り付
けられており、この板ばね30は凸湾曲部30aと凹湾
曲部30bとを備えている。また、電話機7の両端に
は、この板ばね30を押動する突起部31が設けられて
いる。従って、この電話機7を収納部28に収納させる
際には、この電話機7の両端に設けた突起部31をスリ
ット溝29に挿入して、板ばね30における凸湾曲部3
0aを乗り越えさせて、凹湾曲部30bの部位にまで移
行させると、この凸湾曲部30aにより電話機7の突起
部31を規制する結果、この電話機7は収納部28に安
定した状態に保持される。勿論、突起部31は板ばね3
0と弾性的に係合していることから、電話機7を強制的
に持ち上げるようにすれば、この突起部31が板ばね3
0の凸湾曲部30aを乗り越えることになって、この電
話機7を収納部28から取り出すことができる。なお、
図中において、32は電話機7とアイシェード3に取り
付けた液晶ディスプレイ4aとの間を接続するケーブル
である。
【0026】以上のように構成することによって、この
ヘルメット1を着用した操作者は、常時は両手が解放さ
れているから、工具や検査機械器具を操作しての作業を
円滑に行うことができ、足場の悪い場所を歩行する際等
においても安全である。また、アイシェード3を視野の
前方に位置させても、このアイシェード3は透視可能な
ものであるから、格別視野が制約されることはない。た
だし、アイシェード3が煩わしい場合には、それを上方
に回動させて、視野外に変位させれば良い。
【0027】設計図や仕様書等を参照する際には、電話
機7をホルダ2の収納部28から取り出して、この電話
機7を操作してパーソナルコンピュータ10を呼び出
し、このパーソナルコンピュータ10から必要なデータ
を画像信号として電話機7に伝送させて、モデム6によ
り復調された上で、データ表示手段4を構成する液晶デ
ィスプレイ4aに取り込まれ、この画像は反射レンズ4
bを介して仮想画面Pに映し出すことができる。しか
も、一度仮想画面Pに画像が映し出されると、もはや電
話機7を操作する必要がなくなるので、収納部28に再
び収納させれば、操作者の両手が解放される。
【0028】ところで、電話機7の操作、即ちパーソナ
ルコンピュータ10の電話番号の呼び出し、及びパーソ
ナルコンピュータ10のコンピュータオペレータとの対
話は、必ずしも電話機7をホルダ2の収納部28から取
り出して行う必要はない。例えば、図9及び図10に示
したように、パーソナルコンピュータ10の呼び出しは
リモートコントロール装置40を用い、またこのパーソ
ナルコンピュータ10のコンピュータオペレータとの対
話はヘッドセット型の送受話器41を用いることができ
る。リモートコントロール装置40は図9に示したよう
に、リストバンド42に装着しておき、このリストバン
ド42を操作者の手首に着脱可能に装着する。ここで、
リストバンド42は伸縮可能なループ状のものや、係止
具を用いて着脱可能に連結する帯片等で形成できる。
【0029】一方、コンピュータオペレータと対話する
ための送受話器41は、図10に示したように、データ
表示手段を備えたアイシェード43が取り付けられてい
るホルダ44に対話用アーム45の基端部を枢支し、こ
の対話用アーム45を、操作者がヘルメット1を着用し
た状態において、その耳の位置する部位を通り、口に対
面する部位にまで延在させ、耳に相当する位置にはレシ
ーバ46を、また口に対面する部位にはマイクロフォン
47を設け、これらレシーバ46及びマイクロフォン4
7を対話用アーム45内を通るケーブル(図示せず)を
介して電話機7に接続する。なお、ホルダ44は、前部
ホルダ44aにゴムバンド44bを連結したものであっ
て、ゴムバンド44bの締め付け力で、ホルダ44はヘ
ルメット1に固定される。そして、電話機7が着脱可能
に装着される収納部48は前部ホルダ44a側に設けら
れている。なお、この場合において、電話機7とアイシ
ェード43に装着されるデータ表示手段との間は配線に
より接続できるが、電話機7を収納部48に装着するた
めに、この電話機7に設けた突起49,49を接点と
し、また収納部48におけるスリット溝48aに電極
(図示せず)を設けることによって、電話機7が収納部
48に収納させた時に、それがデータ表示手段と電気的
に接続できるように構成することも可能である。
【0030】以上のように構成すれば、パーソナルコン
ピュータ10を呼び出す際にだけリストバンド42に装
着したリモートコントロール装置40に設けたボタンを
操作すれば良く、電話機7とパーソナルコンピュータ1
0との間が接続された後に、設計図や仕様書等のデータ
の要求は対話用アーム44に設けたレシーバ46とマイ
クロフォン47とを用いて、コンピュータオペレータと
の対話に基づいて行うことができる。この結果、操作者
の手による操作を著しく少なくできる。
【0031】さらに、ヘルメットに着脱可能に装着され
るホルダとしては、図11に示したように構成すること
もできる。即ち、同図において、アイシェード50が設
けられ、ヘルメット1に着脱可能に装着されるホルダ5
1の側部には、差し込み収納部52を設けて、この差し
込み収納部52に電話機7を差し込むようにして保持さ
れるようになっている。そして、電話機7をホルダ51
に保持させた状態では、ヘルメット1の着用者における
耳の部位に受信部が位置し、口の近傍部位に送信部が位
置する姿勢を取らせるようにする。これによって、電話
機7を手で持たずに対話ができるようになる。勿論、こ
れに図9に示されているリモートコントロール装置を組
み合わせて用いれば、電話機7を差し込み収納部52に
装着した状態のままで、パーソナルコンピュータ10の
呼び出し及びそれから送られる設計図,仕様書等の画像
データをデータ表示手段4における液晶ディスプレイ4
aから仮想画面Pへの表示等といった操作を殆ど手を煩
わせることなく行えるようになる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、電
話回線設備がない場所においても情報送受信装置にアク
セスでき、しかも機器を手で持たなくても、必要な情報
をディスプレイに表示できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報伝達装置の一例を示す概略構成図
である。
【図2】データ表示手段の構成説明図である。
【図3】データ表示手段を備えたアイシェードとモデム
一体型携帯電話機をヘルメットに装着した状態の外観図
である。
【図4】前部ホルダと後部ホルダとの連結機構の構成を
示す分解斜視図である。
【図5】前部ホルダと後部ホルダとを連結した状態の断
面図である。
【図6】アイシェードを上方に回動した状態の図3と同
様の外観図である。
【図7】モデム一体型電話機の収納構造を示す外観図で
ある。
【図8】モデム一体型電話機の収納部への係合機構の構
成説明図である。
【図9】モデム一体型電話機の操作を行うためのリモー
トコントロール装置の一例を示す外観図である。
【図10】モデム一体型電話機の送受話器の取り付け構
造に関する他の例の構成を示す外観図である。
【図11】データ表示手段を備えたアイシェードとモデ
ム一体型携帯電話機をヘルメットに装着した状態の他の
例を示す外観図である。
【符号の説明】
1 ヘルメット 2,50 ホルダ 2a,50a 前部ホルダ 2b 後部ホルダ 3 アイシェード 4 データ表示手段 4a 液晶ディスプレイ 4b 反射レンズ 5 携帯電話機 6 モデム 7 モデム一体型携帯電話機 10 パーソナルコンピュータ 14 通信制御装置 15 モデム 20 伸縮機構 28,51 収納部 40 リモートコントロール 41 送受話器 42 リストバンド 50b バンド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者が着用するヘルメットと、このヘ
    ルメットに着脱可能に装着された透視可能なアイシェー
    ドと、このアイシェードに液晶ディスプレイ及びこの液
    晶ディスプレイからの映像をアイシェードの前方に結像
    させるための反射レンズとからなるデータ表示手段と、
    前記液晶ディスプレイに接続され、変復調手段を付設し
    た携帯電話機と、変復調手段を備えた情報送受信装置と
    からなり、この携帯電話機からの信号に基づいて前記情
    報送受信装置から必要とするデータを読み出して、前記
    データ表示手段に表示させる構成としたことを特徴とす
    る情報伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記携帯電話機は、変復調手段と一体に
    設けた変復調手段一体型携帯電話機であることを特徴と
    する請求項1記載の情報伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記アイシェードは前記ヘルメットに着
    脱可能に装着したホルダに取り付ける構成としたことを
    特徴とする請求項1記載の情報伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記変復調手段を付設した携帯電話機は
    前記ホルダに着脱可能に保持させる構成としたことを特
    徴とする請求項3記載の情報伝達装置。
  5. 【請求項5】 前記携帯電話機を操作するために、ワイ
    ヤレスリモートコントロール装置をリストバンドに取り
    付ける構成としたことを特徴とする請求項4記載の情報
    伝達装置。
  6. 【請求項6】 前記携帯電話機による対話を可能ならし
    めるために、前記ホルダには、ヘッドセット型の送受話
    器を装着する構成としたことを特徴とする請求項4記載
    の情報伝達装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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