JPH08314494A - 情報検索装置 - Google Patents

情報検索装置

Info

Publication number
JPH08314494A
JPH08314494A JP7121388A JP12138895A JPH08314494A JP H08314494 A JPH08314494 A JP H08314494A JP 7121388 A JP7121388 A JP 7121388A JP 12138895 A JP12138895 A JP 12138895A JP H08314494 A JPH08314494 A JP H08314494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
character
acoustic data
acoustic
graphic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7121388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3594359B2 (ja
Inventor
Katsumi Murai
克己 村井
Kenji Hashimoto
賢治 橋本
Atsushi Horioka
篤史 堀岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP12138895A priority Critical patent/JP3594359B2/ja
Publication of JPH08314494A publication Critical patent/JPH08314494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3594359B2 publication Critical patent/JP3594359B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Discrimination (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生データの情報が失われず、簡単に検索や整
理を行うことができる情報検索装置を提供すること。 【構成】 記録ファイル名と表示部位の指定を行い(ス
テップS110)、ディスクからADPCM圧縮音響デ
ータを読み出してデータの圧縮を解凍し(ステップS1
11)、得られた周波数領域データを時系列に表示する
(ステップS112)。このとき、もし音声認識された
文字の意味が通じなかったら、その部位の確認のために
バーグラフ上に音響データ再生開始位置と終了位置を指
示し(ステップS113)、音響データを再生して確認
し、確認した部位の文字の修正や編集を行う(ステップ
S114)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声や文字図形情報の
情報検索に関するものであり、原理的に誤認識が存在す
る認識処理を人と機械との良好な関係いわゆるマンマシ
ンインターフェイスの改善により認識処理を現実に利用
可能な道具とするための情報検索装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年パーソナルコンピューターの普及に
より文書の多くが電子化される状況になってきた。しか
しながら多量のデータが電子化されたと言っても紙はい
つまでたってもなくなるどころかかえってオフィスに氾
濫している。いわゆる電子媒体の問題点は紙のような手
軽さに欠けることである。紙の利点としては、拾い読み
(ブラウジング:browsing)がしやすいと言う利点は特
に強調されるべきであり、電子媒体では現時点での解像
度や処理速度の関係からもブラウジングがしやすいとは
いえない。ところで良く考えてみると、このブラウジン
グというのは、知識体系を書籍という人間の作った人工
物を介した、知識と人間とのインターフェイスとして、
何世紀も受け入れられてきたそれなりの合理性を持った
体系であると考えられる。例えばタイトルや段落や空白
それぞれ一つとりあげても、人の視覚に重要度を訴え、
あるいは見やすさや意味的なまとまりを伝えるため発達
してきた技術であり、人が書籍と言う道具に対し「紙め
くり」と言う動的な働きかけを通じ知識を自由に利用す
る手法として磨かれ続けてきたものである。
【0003】ところで機械音声認識や文字認識等、人に
替わって話したり読んだりする技術は、究極的には人の
ように考える機械を目指しているが、人のように考える
ことのできない機械が人のように話したり読んだりでき
るのだろうか。別の言い方をすれば、機械はどのような
レベルの、どのような知識をもった人を想定すればよい
のだろうか。神ではない人の知識は有限であり、誤りは
避けられないが、人は考え対話することができるため、
たとえ絶対的知識が不足している幼児や、知識を共有し
ていない老人に対してであっても、意志を疎通し合って
知識の伝達修正が可能である。これは機械においては何
を意味しているのか。もし知識が非常に不足している状
態で機械が自動認識してコード化し、電子媒体に記録し
ようと思っても誤認識の問題がつきまとい、その時点で
修正しない限り情報が失われてしまう。現実の音声会話
の内容は非常に非論理的であり、また印刷情報も文字だ
けでなく画像や色にあふれ単純な文字列として理解でき
ないものが非常に多い。これはリアルタイムな認識(す
なわち音が発生した時点や文字が読まれたその時点での
認識)が、誤認識の対話修正なしにはコード化不可能で
あると言う事実と、その時点で誤認識される前の正しい
情報が永久に失われ、またさらに我々が常日頃利用して
いるコード情報以外の重要な情報を失ってしまうと言う
問題の存在を示唆している。もちろん情報を生のまま保
存するならばこのような問題は発生しないが、データ量
が膨大になり検索や整理もしにくいと言う問題点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、機械
が音声や文字認識を自動的に行うとき、常に問題になる
のが背景知識の不足の問題であり、考えることもでき
ず、口や耳や目を持たない機械が経験を通じて正しい知
識を獲得することができない以上、正しい知識を機械に
求めるのは機械に神託を期待するようなものである。機
械に何かを認識させるとは結果の責任を機械に持たせよ
うとすることであり、もし責任を持たせられないなら結
局は人間が生データを判断して修正する必要がある。も
しリアルタイムな認識を要求し、認識結果の内容まで期
待するなら、結局は生データを保存しなければならな
い。ところが生データの形で蓄積しようと思ったとたん
に検索が困難になることやデータ量の問題が発生すると
いう課題がある。
【0005】本発明は、例えばリアルタイムな生データ
の蓄積を再生可能なデータ圧縮手法で記録し、後に人が
データ圧縮情報から生データを検索し同時に認識を行っ
て結果を確認し、必要な時に人が介在して認識結果を修
正してコード化しようとするものである。蓄積する際の
データ圧縮についても人間の聴覚や視覚の行っている前
処理に基づく情報圧縮を用うことで記録時に認識を中途
まで実行し、再生時にはデータを可視化して表示すると
ともに、あるいは検索を圧縮する際の特徴を用いて検索
し、修正時も人が容易に修正可能なインターフェイスを
用意して道具として利用しやすい形を取ろうとするもの
である。
【0006】すなわち本発明は、生データの情報が失わ
れず、簡単に検索や整理を行うことができる情報検索装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、生
データ又は変形された生データを記憶する記憶手段と、
生データ中の所定の特徴を、生データとともに又は変形
された生データとともに表示する特徴表示手段と、操作
者により指定された部分を認識し、その認識結果を表示
する認識結果表示手段とを備えた情報検索装置である。
【0008】請求項2の本発明は、音響データを記憶す
る音響データ記憶手段と、その記憶された音響データの
うち、操作者により指定されたデータを時系列表示する
音響データ時系列表示手段と、音響データの音声部分を
音声認識し、その認識結果を表示された時系列データに
対応する位置に表示する音声認識表示手段と、操作者の
指示により範囲指定された音響データを音響再生する音
響データ指示再生手段と、表示された認識結果に対し
て、操作者の指示により、文字の入力、修正、あるいは
認識修正候補を提示しての置き換えを行い、その編集結
果を記憶する文字入力編集記憶手段とを備えた情報検索
装置である。
【0009】請求項6の本発明は、音響データを周波数
領域の時系列データに変換した時系列周波数領域情報を
記号化圧縮保存する記号化圧縮記憶手段と、文字を音韻
に対応させた文字音韻対応表に基づき、操作者が指定し
た検索文字から音韻を得て音韻を時系列周波数領域情報
の検索記号列に変換する検索記号列作成手段と、その検
索記号列と記号化圧縮記憶手段に記録された記号列との
近似マッチングを行う記号列近似マッチング手段と、そ
の記号列近似マッチング手段により読みだされた音響デ
ータを表示する音響データ表示手段と、その表示された
音響データの音声部分を音声認識し、その認識結果を表
示された音響データに対応した位置に表示する音声認識
表示手段と、操作者の指示により範囲指定された音響デ
ータを音響再生する音響データ指示再生手段と、音声認
識結果を修正する文字修正手段とを備え、文字修正手段
によって修正された文字の音韻を文字音韻対応表に順次
反映させる情報検索装置である。
【0010】請求項7の本発明は、音響データを周波数
領域に変換して記憶する音響データ記憶手段と、音響デ
ータを記憶する際に、入力された短時系列データ毎に周
波数領域の互いの類似性を調べて各類似データ毎にデー
タ配列を作り、各類似データの中心値と音響データの変
動値により類似データ配列番号に対応させて記録する類
似データ配列番号記録手段と、記憶された音響データを
操作者の指示に応じて、時系列対応して類似データ毎に
表示選択すると共に、類似データ配列番号で全数検索を
行い表示する音響データ表示検索手段と、類似データ配
列番号記録手段で記録されたデータに対して表示時に音
声認識し、音声部分の認識結果を表示された時系列に対
応する位置に表示する音声認識表示手段と、操作者の指
示により範囲指定された音響データを、類似データの中
心値と音響データの変動値から再び時間領域に変換して
音響再生する音響データ指示再生手段と、文字を入力、
又は修正、又は認識修正候補を提示して置き換え、その
結果を記憶する文字入力編集記憶手段と、その文字入力
編集記憶手段により訂正され対応づけられた類似データ
配列番号と音声認識結果の対応表を更新する対応表更新
手段とを備えた情報検索装置である。
【0011】請求項9の本発明は、画像データを記憶す
る画像データ記憶手段と、その記憶された画像データを
読み出して表示する画像データ表示検索手段と、その表
示された画像データのうち文字と判定される対象領域を
文字認識し、その認識結果を文字コード情報で得るとと
もに認識文字として対象領域の画像データの文字と同等
の大きさでその文字に重ねて表示する文字認識処理表示
手段と、操作者の指示により領域を指定する領域指定手
段と、その領域指定手段で指定された領域の文字を、操
作者の指示に応じて修正候補文字で置き換える文字修正
手段とを備えた情報検索装置である。
【0012】請求項10の本発明は、文字図形画像デー
タを記憶する文字図形画像データ記憶手段と、文字図形
画像の小部分を索引として、より大きな部分を検索する
図形部品辞書と、文字図形画像データの小部分を索引と
して図形部品辞書を引き、得られた文字図形画像の類似
性を比較する類似図形部品辞書検索手段と、文字図形画
像データの少なくとも一部を類似図形部品辞書データで
置き換えて記述し、又は類似図形部品辞書データと文字
図形画像データとの差異で表現し、又は表現した結果を
蓄積する図形部品化記述手段と、その図形部品化記述手
段で記述されたデータを再生して原文字図形画像を復元
して表示する表示手段と、必要に応じて図形部品化記述
手段において類似度に対応した複数解釈の部品化記述が
考えられる場合には解釈候補を一つ以上提示して選択を
促し、また解釈候補提示においては必要に応じて原文字
図形画像との差異データを明示的に表示し、又は差異デ
ータを表示しない候補提示手段と、図形部品、又は図形
が文字ないし図形としてコード化可能ならば認識処理結
果データとしてコード化データを得る認識処理手段と、
画面上で表示した文字図形画像ないしコード化データの
特定部をポインティング指定して修正編集を行うポイン
ティング修正編集手段と、原文字図形画像データ入力時
に対応した画面の可視化表示を行う検索手段と、指定文
字位置に操作者の意図に応じて文字入力、又は編集、又
は再び記憶し検索する文字編集記憶検索手段とを備えた
情報検索装置である。
【0013】
【作用】本発明は、例えば、ユーザが会議などで音声生
データや文字画像生データを記録して後に例えば議事録
などを作ろうとする場合、その時点ではコード化せずに
生データを圧縮記録し、あるいは圧縮を認識の前処理段
階にとどめて中間値で圧縮記録し、後に読み出す時点で
は可視化してブラウジングにて検索、或いは検索文字に
対応する中間値データを全検索して可視化選択する。検
索文字と中間値データの対応は可視化時に誤認識結果の
修正により校正され、また校正結果は即時に検索に反映
され、また次の(検索時の)認識処理に反映される。こ
のようにして情報の検索はブラウジングを伴った形で行
われ、生データの持っている人間が知覚可能な情報を失
うことなく、検索し再生した時点で認識処理を行い、誤
認識データの修正を人の介在した情報選択行為として実
行する。会議の議事録を例に考えて見ても、通常我々の
必要とする情報はそれほど多くはなく、コード化する必
要があるものはそれほど多くはない。必要が生じた時点
で時間的な流れを可視化して、音声ならば空白時間や声
の高低や音量また話者情報等を参考に、また文字ならば
空白や字体なども参考にコード化(認識)を行えばよ
く、基本的に機械の知識限界による誤認識は発生しな
い。
【0014】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
【0015】図1は、本発明にかかる第1の実施例の情
報検索装置の機能ブロック図であり、図2は、図1の機
能ブロック図の情報検索装置の処理フローであり、図3
は、図2の処理フローによる図1の機能ブロック図にお
けるディスプレイ画面の一例を示す図である。図1にお
いて、1はディスク、2はマイクロコンピュータ、3は
メモリ、4はA/Dコンバータ、5はD/Aコンバー
タ、6はディスプレイプロセッサ、7はマイクロフォ
ン、8はスピーカ、9はディスプレイ、10はマウス、
11はキーボードである。ここで、ディスク1、A/D
コンバータ4等が音響データ記憶手段を構成し、ディス
プレイプロセッサ6、ディスプレイ9等が音響データ時
系列表示手段を構成し、D/Aコンバータ5、スピーカ
8等が音響データ指示再生手段を構成し、メモリ3、キ
ーボード11等が文字入力編集記憶手段を構成してい
る。又、マイクロコンピュータ2とその制御プログラム
の一部等が前述の各手段の一部を構成し、更に別のプロ
グラム等を含めた部分が音声認識表示手段を構成してい
る。
【0016】次に、上記第1の実施例の情報検索装置の
動作について、図面を参照しながら説明する。
【0017】いま、このシステムを図2における記録モ
ードとした時、入力音声はマイクロフォン7から入力さ
れた後(ステップS101)、A/Dコンバータ4に入
力されてディジタル化される(ステップS102)。そ
の後ディジタル化された音響信号はマイクロコンピュー
タ2によりADPCMにより圧縮され(ステップS10
3)、ディスク1に書き込まれる(ステップS10
4)。
【0018】また検索時は、図2の検索モードフロー図
に示すように、記録ファイル名の指定と表示部位の指定
を行った後(ステップS110)、ディスク1から指定
されたファイルのADPCM圧縮音響データを読み出し
て、対応する部位のデータの圧縮を解凍した後(ステッ
プS111)、時系列に切り取ってFFT処理を行って
得られた周波数領域データを時系列に表示する(ステッ
プS112)。図3(a)において、9’は選択した記
録ファイルの周波数領域データをバーグラフ状の時系列
で表示したディスプレイ画面で、図では省略してあるが
時系列の一本のバーの下側が低い周波数、上側が高い周
波数であり各周波数の強度が輝度に対応している。時系
列データが長く続く場合、バーグラフは画面の右端で折
り返されて下段に移り、またある程度の長さの空白が音
声データに存在する場は会話の区切りとして余白を残し
て下段に移る。表示画面をさらに大きくしてファイル全
体の大まかな部位を指定することも可能であり、また逆
に図3(b)の9''に示すように、詳細に特定部位を表
示し各バーグラフ状の周波数領域データの下にその音声
認識結果を示すように選択させることもできる。音声認
識は再生された音響データからLPC予測係数算出、メ
ルケプストラム、ベクトル量子化の後、音韻辞書とのパ
ターンマッチングを行って文字コードを得る。
【0019】このとき、もし音声認識された文字の意味
が通じなかったら、その部位の確認のためにバーグラフ
上に音響データ再生開始位置と終了位置を指示し(ステ
ップS113)、時系列音響データをマイクロコンピュ
ータ2で再び音響信号に変換し、D/Aコンバータ5、
スピーカ8を介して音として確認したり、大まかな位置
の検索時にも音で確認することができ、その後、確認し
た部位の文字の修正や編集を行うことができる(ステッ
プS114)。図3(b)の例では「じぎょうけいなに
ついて」という部分の意味が通じないため音声を再生す
るため範囲指定したところである。この場合「じぎょう
けいかくについて」と「な」の文字を「かく」にキーボ
ード11から入力して修正する。このように確認した結
果から認識結果の文字を修正したり編集して会議の議事
録のワープロ文書に挿入したり、さらに他の部位を表示
して検索したりする。
【0020】次に、他の箇所の表示部位を指定するかど
うかを選択し(ステップS115)、指定した場合は、
再度ステップS111の処理へ戻り、上記の手順を繰り
返す。指定しない場合は、この検索モードを終了する。
【0021】次に、第2の実施例の情報検索装置につい
て説明する。本実施例における基本的構成は、第1の実
施例の図1と同様であり重複する部分の説明は省略す
る。異なる点は、時系列データの表示の方法が一部違う
点である。
【0022】図4において、9'''は記録ファイルの周
波数領域データをバーグラフ状の時系列で表示したディ
スプレイ画面で、図中の記号○は2秒までの無音区間、
○○は4秒までの無音区間、×は8秒までの無音区間、
また××は8秒を越える無音区間を示している。この無
音区間の表示は画面のスペースを節約するだけでなく、
ブラウジング検索のキーとして役立つものである。会議
でどのようなことが話されたかを思い出す鍵となるもの
は長い沈黙であったり、特定の音や笑い声であったりす
る場合が多く、このような表示は検索時の覚えとして有
効であるので、前述の無音区間以外にも、例えば音声認
識が不可能と判定された物音(ドアの閉まる音など)を
色を変えて表示したりすることもできる。
【0023】次に、第3の実施例の情報検索装置につい
て説明する。本実施例における基本的構成は、第1の実
施例の図1と同様であり重複する部分の説明は省略す
る。図5は、本実施例の情報検索装置における処理フロ
ーである。
【0024】いま、システムが図5における記録モード
にあるとした時、入力音響信号はマイクロフォン7から
入力され(ステップS201)、A/Dコンバータ4に
入力された後にディジタル化される。その後ディジタル
化された音響信号はマイクロコンピュータ2によりウェ
ーブレット変換処理されて周波数領域の時系列データと
された後(ステップS202)、聴感特性と音声特徴に
あわせベクトル量子化して圧縮され(ステップS20
3)、ディスク1に書き込まれる(ステップS20
4)。
【0025】また検索時は、図5の検索モードフローに
従い、記録ファイル名の指定と表示部位の指定を行った
後(ステップS210)、ディスク1から指定されたフ
ァイルのベクトル量子化された音響データを読み込み
(ステップS211)、ベクトル情報を時系列方向に表
示する。このとき、バーグラフの上下で周波数を、また
輝度で各周波数成分の強度を示すように表示している。
ステップS212からステップS215までの処理は、
第1の実施例での該当する部分の処理と基本的に同様で
あり、説明を省略する。
【0026】またベクトル量子化データと音韻辞書のパ
ターンマッチングを行い、音声認識処理を行う。このよ
うなフィルタバンクのような周波数領域データを使用し
た音声認識は古典的でLPCを使った場合よりやや認識
率が劣るが、ソナグラムからしゃべっている内容が読み
とれる例でもわかるように人間の直感に合致している。
音響データの記録モード時には既に音声認識の前処理と
表示の周波数分析が済んでしまい、音声認識中間値、あ
るいは検索表示中間値としてディスク1に記録されてい
ることになる。このようにしてコンピュータの計算資源
は記録時と検索(認識)時に分けて使われるため効率が
良く、近年の高性能のマイクロプロセッサのみで認識処
理を行うことができる。
【0027】次に、第4の実施例の情報検索装置につい
て説明する。
【0028】図6は、本実施例における機能ブロック図
であり、複数のマイクロフォン7からの信号がA/Dコ
ンバータ4に入力される。各マイクロフォン7は単一指
向性のものを使用し、会議中の各話者方向に向けたり、
あるいはラペルマイクとして話者に近接して装着しても
らえば各話者の音量比で誰が話しているかがわかる。こ
の例では3人の話者に対して3チャンネルの音声データ
を記録し、各音声データの音量比を判定し、音響データ
の可視化表示時には図3(a)の各会話の区切り毎に話
者のマークを表示して誰がしゃべったかを知らせる。あ
るいは話者毎に色を変えて表示する。ディスク1の記憶
領域を節約するためには、マイクの音量比を記録前に調
べて1チャンネルしか音声データを記録しなくともよ
い。ディスク記録前に話者を判定して各会話の先頭に識
別子をつければ良い。また同様にマイクロフォン7を単
独使用して1チャンネルの音響データとした場合でも表
示時に音質から判定してマークをつけるようなこともで
きる。
【0029】なお、本実施例では、マイクロフォン7の
個数を3個、すなわち入力チャンネル数を3として説明
したが、チャンネル数はこれに限定されるものではな
い。
【0030】次に、第5の実施例の情報検索装置につい
て説明する。本実施例における基本的構成は、第1の実
施例の図1と同様であり重複する部分の説明は省略す
る。本実施例においては、ディスク1、A/Dコンバー
タ4等が記号化圧縮記憶手段を構成し、ディスプレイプ
ロセッサ6、ディスプレイ9等が音響データ表示手段を
構成し、D/Aコンバータ5、スピーカ8等が音響デー
タ指示再生手段を構成し、キーボード11等が文字修正
手段を構成している。又、マイクロコンピュータ2とプ
ログラム等を含めた部分が、検索記号列作成手段、記号
列近似マッチング手段、音声認識表示手段を構成してい
る。図7は、本実施例の情報検索装置における処理フロ
ーである。
【0031】まず、記録モードでは、マイクロフォン7
から取り込まれた(ステップS301)入力音響信号
は、A/Dコンバータ4に入力された後にディジタル化
される。その後ディジタル化された音響信号はマイクロ
コンピュータ2により周波数領域の時系列データとされ
た後(ステップS302)、周波数領域成分と時間軸成
分に分離して記号列としてベクトル量子化され(ステッ
プS303)、この記号列をディスク1に順次記録して
いく(ステップS304)。
【0032】また検索時には、図7の検索モードフロー
に従い、記録ファイル名の指定と検索文字の指定を行っ
た後(ステップS310)、検索文字列に対応する音韻
列を音声認識に使用する音韻−文字対応辞書を逆引きし
て読み、これをさらに記録時に用いたベクトル量子化方
法に従って、検索用のベクトル量子化データ列を作成す
る(ステップS311)。そして対象ファイルを文書の
全文検索と同様に、ディスク1から順次読み込んで、ベ
クトル量子化データ列と一致する箇所を候補として表示
していく(ステップS312)。文書を対象とした全文
検索では厳密な一致だけでなく、一部だけ異なっている
場合も許容したいわゆる曖昧検索を行うが、一部のベク
トルに関してマッチングを行わなければ同様な曖昧検索
が可能となる。
【0033】次に、対応するファイルの中から候補とさ
れた会話部分近辺のベクトル量子化された音響データを
読み込み、ベクトル情報を時系列方向に表示する。この
とき、バーグラフの上下で周波数を、また輝度で各周波
数成分の強度を示すように表示する。またベクトル量子
化データと音韻辞書のパターンマッチングを行い、周辺
の会話の音声認識処理を行い、その認識結果を表示する
(ステップS313)。この後、指定箇所の音を指示し
て(ステップS314)、聞いてみたり誤認識文字を修
正し(ステップS315)、音声認識に用いる音韻辞書
を修正する(ステップS316)。つまり音声記録時に
は音声認識して記号列に判定しているわけでないため、
再検索の修正の毎に辞書が更新され認識率が向上してい
く。その後、他の箇所について処理を行うかどうかを指
定し(ステップS317)、行わない場合は、検索モー
ドを終了する。
【0034】次に、第6の実施例の情報検索装置につい
て説明する。本実施例における基本的構成は、第1の実
施例の図1と同様であり重複する部分の説明は省略す
る。本実施例においては、メモリ3、マイクロコンピュ
ータ2等が、類似データ配列番号記録手段、対応表更新
手段を構成し、マイクロコンピュータ2、ディスプレイ
プロセッサ6、ディスプレイ9等が音声認識表示手段を
構成し、D/Aコンバータ5、スピーカ8等が音響デー
タ指示再生手段を構成し、メモリ3、キーボード11等
が文字入力編集記憶手段を構成している。図8は、本実
施例の情報検索装置における処理フローである。
【0035】まず、記録モードでは、マイクロフォン7
から取り込まれた(ステップS401)入力音響信号
は、A/Dコンバータ4に入力された後にディジタル化
される。その後ディジタル化された音響信号は、マイク
ロコンピュータ2により周波数領域の時系列データとさ
れた後(ステップS402)、周波数領域成分と時間軸
成分に分離してメモリ3をバッファとして蓄えていく
(ステップS403)。このとき、過去から現時点まて
蓄積したデータのうち、周波数成分と時間軸成分の各々
のパラメータ毎に類似しているものをマイクロコンピュ
ータ2によりマッチング処理してクラスタとしてまと
め、類似データ配列番号としてのクラスタ番号を与えて
いく(ステップS404)。
【0036】そして一連の音響データの取り込みが終了
したら(ステップS405)、ディスク1に各クラスタ
の番号列と各クラスタの中心値の周波数領域、時間軸領
域の値との変位を書き込む(ステップS406)。
【0037】また検索時には、図8の検索モードフロー
に従い、記録ファイル名の指定と検索文字列の入力を行
った後(ステップS410)、ディスク1から指定され
たファイルのクラスタパラメータのみを読み込む(ステ
ップS411)。この時点で記録ファイルのパラメータ
と音韻との対応を取り、音韻に対応する複数のクラスタ
番号を割り付けて検索クラスタ列を作成する(ステップ
S412)。そして対象ファイルを文書の全文検索と同
様に、ディスク1から順次読み込んで、クラスタ列と一
致する箇所を候補として表示していく(ステップS41
3)。文書を対象とした全文検索では厳密な一致だけで
なく、一部だけ異なっている場合も許容したいわゆる曖
昧な検索を行うが、クラスタは既に複数音韻に割り振ら
れているためマッチングは曖昧な検索となっている。
【0038】次に、対応するファイルの中から候補とさ
れた会話部分近辺のクラスタ番号列を含む音響データを
読み込み、対応するクラスタ番号の中心値とその周波数
領域、時間軸領域の変位から再現計算して時系列方向に
表示する。このとき、バーグラフの上下で周波数を、ま
た輝度で各周波数成分の強度を示すように表示する。同
様にして得られたデータと音韻辞書のパターンマッチン
グを行い、周辺の会話の音声認識処理を行い、その認識
結果を表示する(ステップS414)。この後、指定箇
所の音を指示して(ステップS415)、聞いてみたり
誤認識文字を修正し(ステップS416)、音声認識の
音韻辞書を修正する(ステップS417)。その後、他
の箇所について処理を行うかどうかを指定し(ステップ
S317)、行わない場合は、検索モードを終了する。
【0039】なお、図示はしないが、さらに別の実施例
として、操作者による編集訂正作業を音響データの取り
込み時におこなってもよいことは言うまでもなく、操作
者が音響データを聞きながら画面に時系列表示と音声認
識文字表示を行い、誤っている文字を修正ないし編集す
るようにもできる。この時は時系列データを記録すると
ともに音声認識結果及びその修正編集結果とを対応させ
て記録する必要がある。また少なくとも修正のあった箇
所は区別して記録しておく。
【0040】次に、第7の実施例の情報検索装置につい
て説明する。
【0041】図9は、本実施例における機能ブロック図
であり、図1の構成と異なる点は、A/Dコンバータ
4、D/Aコンバータ5、マイクロフォン7、スピーカ
8がなく、その代わりに、画像データを取り込むための
電子スチルカメラ13、取り込んだ画像データ用のA/
Dコンバータ4’、ディジタル化された画像データを蓄
積する画像メモリ12が設けられている点である。ここ
で、画像メモリ12、ディスク1等が画像データ記憶手
段を構成し、ディスプレイプロセッサ6、ディスプレイ
9等が画像データ表示検索手段を構成し、マイクロコン
ピュータ2、ディスプレイ9等が文字認識処理表示手段
を構成し、キーボード11、マウス10等が領域指定手
段を構成し、マイクロコンピュータ2等が文字修正手段
を構成している。また図10は、図9の情報検索装置に
おける処理フローである。
【0042】まず、記録モード時には、電子スチルカメ
ラ13から画像データを取り込み(ステップS50
1)、その画像データは画像用のA/Dコンバータ4’
を経由して(ステップS502)、一旦画像メモリ12
に蓄えられる。さらに画像メモリ12に蓄えられた画像
データは、FAXと同様なランレングス符号化による圧
縮を行った後(ステップS503)、ディスク1にファ
イルとして蓄えられる。
【0043】また検索モードにおいては、検索対象ファ
イルと表示位置をブラウジングにて指定検索し(ステッ
プS510)、ディスク1から再生されたランレングス
符号データはメモリ3へ転送された後、マイクロコンピ
ュータ2によって復号され(ステップS511)、ディ
スプレイプロセッサ6に送られて画像の間引き処理が行
われ(ステップS512)、ディスプレイ9に画像情報
として表示される(ステップS513)。
【0044】もし文字領域をコード化する必要がある場
合はユーザが変換領域を指定し(ステップS514)、
指定範囲の文字画像がマイクロプロセッサ2により認識
処理される。この時コード化された結果は認識対象とな
っている文字が明朝体なら明朝に、ゴシック体ならゴシ
ックの形で大きさを同等にしてもとの文字画像に重ね色
を変えて表示する。ユーザーはこのような対話処理の中
で、もし文字認識誤りがあるなら修正し、このとき複数
の認識候補があるならば認識システムはこれを表示し、
ユーザがその中から選択する(ステップS515)。ま
た文字編集してそのまま元の画像に付加して保存する
か、あるいはコード化情報をそのまま記録または他のア
プリケーションにて利用する。その後、他の箇所につい
て処理を行うかどうかを指定し(ステップS516)、
行わない場合は、検索モードを終了する。
【0045】次に、第8の実施例の情報検索装置につい
て説明する。
【0046】図11は、本実施例における機能ブロック
図であり、図9の第7の実施例と異なる点は、図形部品
辞書及び文字図形の小部分の形を番地入力するとハッシ
ュ表にて全体を読み出すメモリの機能を有する画像部品
辞書メモリ14が設けられている点であり、他は図9と
同じである。本実施例においては、画像メモリ12、デ
ィスク1等が文字図形画像データ記憶手段を構成し、画
像部品辞書メモリ14が図形部品辞書を構成し、ディス
プレイプロセッサ6、ディスプレイ9等が表示手段を構
成し、マイクロコンピュータ2、ディスプレイ9等が候
補提示手段、検索手段を構成し、メモリ3、キーボード
11、マウス10等が文字編集記憶検索手段を構成し、
マイクロコンピュータ2等が類似図形部品辞書検索手
段、図形部品化記述手段、認識処理手段を構成してい
る。また図12は、本実施例における処理フローであ
る。
【0047】まず、記録時には、画像はスチルカメラ1
3から取り入れられA/Dコンバータ4’により二値化
される(ステップS601)。さらにマイクロコンピュ
ータ2により入力データの輪郭線が抽出され、得られた
輪郭線を単純な円弧や角あるいはその組み合わせで記述
できる小部品の集まりとして分解し、この部品データを
数値化する(ステップS602)。次に、対象部品と隣
接部品の数値から、辞書を引き図形全体輪郭データを取
得する(ステップS603)。
【0048】この後、得られた図形全体輪郭データと入
力データ輪郭とを比較し、予め定めておいた差異値Lを
越えていないかどうかを調べる(ステップS604)。
もし誤差値が閾値以上なら再度辞書を引き、閾値以下な
ら入力データそのものを辞書に記述してある図形コード
番号で記述する(ステップS605)。取り込まれた入
力図形データは画面に表示し、同時に得られた辞書図形
輪郭データと重ね表示する。文字のような解釈が問題に
なる図形輪郭については、操作者が必要に応じて文字修
正、編集、候補提示選択を行い(ステップS606)、
その後、選択された図形(文字)コードとその差異をデ
ィスク1に記録し、又、解釈が誤っていてもかまわない
とするならそのままの図形(文字)コードとその差異を
ディスク1に書き込む(ステップS607)。
【0049】また再生検索時には、必要なファイル等を
指定した後(ステップS610)、ディスクからデータ
を読み込む(ステップS611)。このときファイルデ
ータを表示するが、表示は差異データは表示せず図形
(文字)コードのみを間引いて小さく表示し(ステップ
S612)、これをブラウジングで選択するか、また上
記のファイルデータ検索時には図形(文字)コードから
全コード検索する(ステップS613)。
【0050】次に、文字図形コードの範囲を指定するか
否かを選択し(ステップS614)、指定する場合は、
検索して得られた図形データを差異を含めて大きく表示
し、必要に応じて図形(文字)コードと差異データを重
ねて表示し、図形(文字)コードを必要とする時には指
定した範囲を認識修正処理あるいは編集する(ステップ
S615)。例えば取り込んだ図形がゴシック文字
「A」であった場合、明朝体の「A」しか画像部品辞書
になかった場合は、その差異のみが取り込んだ画像近傍
に表示される。この場合コードフォント情報と文字情報
のように上位のコードと下位のコードがあるがこれらは
操作者が必要に応じて検索時、修正時に選んで使い分け
る。その後、他の箇所について処理を行うかどうかを指
定し(ステップS616)、行わない場合は、検索モー
ドを終了する。
【0051】以上、説明したように本発明によれば次の
ような効果を得ることができる。 (1)音声や画像を元データの情報を失わず蓄えること
ができ、認識誤りが問題にならなくなる。 (2)実際に検索を行った後にコード化という作業を行
うため、ユーザに心理的負荷を与えない。 (3)圧縮と検索認識コード化までの統一的な処理が可
能。
【0052】なお、上記実施例では、いずれもコンピュ
ータを用いてソフトウェア的に各機能を構成したが、こ
れに代えて、同様の機能を専用のハードウェアにより実
現してもよい。
【0053】また、上記実施例では、いずれもデータの
ディスクへの蓄積を圧縮して行う構成としているが、こ
れに限らず、生データをそのまま蓄積する構成としても
適用可能である。
【0054】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、生データの情報が失われず、簡単に検索や整理
を行うことができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施例の情報検索装置の
機能ブロック図である。
【図2】同第1の実施例における処理手順を示すフロー
チャートである。
【図3】同図(a)は、同第1の実施例におけるディス
プレイ画面の一例を示す図、同図(b)は、ディスプレ
イ画面の別の一例を示す図である。
【図4】本発明にかかる第2の実施例の情報検索装置に
おけるディスプレイ画面の一例を示す図である。
【図5】本発明にかかる第3の実施例の情報検索装置に
おける処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明にかかる第4の実施例の情報検索装置の
機能ブロック図である。
【図7】本発明にかかる第5の実施例の情報検索装置に
おける処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明にかかる第6の実施例の情報検索装置に
おける処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明にかかる第7の実施例の情報検索装置の
機能ブロック図である。
【図10】同第7の実施例における処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図11】本発明にかかる第8の実施例の情報検索装置
の機能ブロック図である。
【図12】同第8の実施例における処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 ディスク 2 マイクロコンピュータ 3 メモリ 6 ディスプレイプロセッサ 7 マイクロフォン 8 スピーカ 9 ディスプレイ 12 画像メモリ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生データ又は変形された生データを記憶
    する記憶手段と、前記生データ中の所定の特徴を、生デ
    ータとともに又は変形された生データとともに表示する
    特徴表示手段と、操作者により指定された部分を認識
    し、その認識結果を表示する認識結果表示手段とを備え
    たことを特徴とする情報検索装置。
  2. 【請求項2】 音響データを記憶する音響データ記憶手
    段と、その記憶された音響データのうち、操作者により
    指定されたデータを時系列表示する音響データ時系列表
    示手段と、前記音響データの音声部分を音声認識し、そ
    の認識結果を前記表示された時系列データに対応する位
    置に表示する音声認識表示手段と、前記操作者の指示に
    より範囲指定された音響データを音響再生する音響デー
    タ指示再生手段と、前記表示された認識結果に対して、
    前記操作者の指示により、文字の入力、修正、あるいは
    認識修正候補を提示しての置き換えを行い、その編集結
    果を記憶する文字入力編集記憶手段とを備えたことを特
    徴とする情報検索装置。
  3. 【請求項3】 音響データ時系列表示手段は、無音区間
    と判定される部位をそのまま時系列表示せずに一定無音
    区間毎の長さを記号に変換して表示し、または音声認識
    不可能な音を特定の記号で表示することを特徴とする請
    求項2記載の情報検索装置。
  4. 【請求項4】 音響データ記憶手段は、音響データを周
    波数領域に変換して圧縮保存するものであり、前記音響
    データ時系列表示手段は、音響データの表示時に周波数
    領域データとして表示するものであり、前記音声認識表
    示手段は、前記周波数変換された音響データに対して音
    声認識するものであり、前記音響データ指示再生手段
    は、前記周波数領域のデータを再び時間領域に変換して
    再生するものであることを特徴とする請求項2記載の情
    報検索装置。
  5. 【請求項5】 音響データ記憶手段は、複数のマイクに
    より複数の話者の音響データを記憶するものであり、前
    記音響データ時系列表示手段は、前記複数の話者毎に区
    別して音響データを表示することを特徴とする請求項2
    記載の情報検索装置。
  6. 【請求項6】 音響データを周波数領域の時系列データ
    に変換した時系列周波数領域情報を記号化圧縮保存する
    記号化圧縮記憶手段と、文字を音韻に対応させた文字音
    韻対応表に基づき、操作者が指定した検索文字から音韻
    を得て音韻を時系列周波数領域情報の検索記号列に変換
    する検索記号列作成手段と、その検索記号列と前記記号
    化圧縮記憶手段に記録された記号列との近似マッチング
    を行う記号列近似マッチング手段と、その記号列近似マ
    ッチング手段により読みだされた音響データを表示する
    音響データ表示手段と、その表示された音響データの音
    声部分を音声認識し、その認識結果を前記表示された音
    響データに対応した位置に表示する音声認識表示手段
    と、前記操作者の指示により範囲指定された音響データ
    を音響再生する音響データ指示再生手段と、前記音声認
    識結果を修正する文字修正手段とを備え、前記文字修正
    手段によって修正された文字の音韻を前記文字音韻対応
    表に順次反映させることを特徴とする情報検索装置。
  7. 【請求項7】 音響データを周波数領域に変換して記憶
    する音響データ記憶手段と、前記音響データを記憶する
    際に、入力された短時系列データ毎に周波数領域の互い
    の類似性を調べて各類似データ毎にデータ配列を作り、
    前記各類似データの中心値と音響データの変動値により
    類似データ配列番号に対応させて記録する類似データ配
    列番号記録手段と、前記記憶された音響データを操作者
    の指示に応じて、時系列対応して前記類似データ毎に表
    示選択すると共に、前記類似データ配列番号で全数検索
    を行い表示する音響データ表示検索手段と、前記類似デ
    ータ配列番号記録手段で記録されたデータに対して表示
    時に音声認識し、音声部分の認識結果を前記表示された
    時系列に対応する位置に表示する音声認識表示手段と、
    前記操作者の指示により範囲指定された音響データを、
    前記類似データの中心値と音響データの変動値から再び
    時間領域に変換して音響再生する音響データ指示再生手
    段と、文字を入力、又は修正、又は認識修正候補を提示
    して置き換え、その結果を記憶する文字入力編集記憶手
    段と、その文字入力編集記憶手段により訂正され対応づ
    けられた前記類似データ配列番号と音声認識結果の対応
    表を更新する対応表更新手段とを備えたことを特徴とす
    る情報検索装置。
  8. 【請求項8】 音響データを記憶する際に音声認識を行
    って、画面に音響データと音声認識文字結果とを表示
    し、前記認識文字を修正編集する修正編集手段と、前記
    修正編集された文字を前記音響データと対応させて記憶
    する記憶手段とを備えたことを特徴とする請求項2、
    6、又は7記載の情報検索装置。
  9. 【請求項9】 画像データを記憶する画像データ記憶手
    段と、その記憶された画像データを読み出して表示する
    画像データ表示検索手段と、その表示された画像データ
    のうち文字と判定される対象領域を文字認識し、その認
    識結果を文字コード情報で得るとともに認識文字として
    前記対象領域の画像データの文字と同等の大きさでその
    文字に重ねて表示する文字認識処理表示手段と、操作者
    の指示により領域を指定する領域指定手段と、その領域
    指定手段で指定された領域の文字を、前記操作者の指示
    に応じて修正候補文字で置き換える文字修正手段とを備
    えたことを特徴とする情報検索装置。
  10. 【請求項10】 文字図形画像データを記憶する文字図
    形画像データ記憶手段と、文字図形画像の小部分を索引
    として、より大きな部分を検索する図形部品辞書と、前
    記文字図形画像データの小部分を索引として図形部品辞
    書を引き、得られた文字図形画像の類似性を比較する類
    似図形部品辞書検索手段と、前記文字図形画像データの
    少なくとも一部を前記類似図形部品辞書データで置き換
    えて記述し、又は前記類似図形部品辞書データと前記文
    字図形画像データとの差異で表現し、又は表現した結果
    を蓄積する図形部品化記述手段と、その図形部品化記述
    手段で記述されたデータを再生して原文字図形画像を復
    元して表示する表示手段と、必要に応じて前記図形部品
    化記述手段において類似度に対応した複数解釈の部品化
    記述が考えられる場合には解釈候補を一つ以上提示して
    選択を促し、また前記解釈候補提示においては必要に応
    じて原文字図形画像との差異データを明示的に表示し、
    又は差異データを表示しない候補提示手段と、前記図形
    部品、又は前記図形が文字ないし図形としてコード化可
    能ならば認識処理結果データとしてコード化データを得
    る認識処理手段と、画面上で表示した文字図形画像ない
    し前記コード化データの特定部をポインティング指定し
    て修正編集を行うポインティング修正編集手段と、原文
    字図形画像データ入力時に前記対応した画面の可視化表
    示を行う検索手段と、指定文字位置に操作者の意図に応
    じて文字入力、又は編集、又は再び記憶し検索する文字
    編集記憶検索手段とを備えたことを特徴とする情報検索
    装置。
JP12138895A 1995-05-19 1995-05-19 情報検索装置 Expired - Fee Related JP3594359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12138895A JP3594359B2 (ja) 1995-05-19 1995-05-19 情報検索装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12138895A JP3594359B2 (ja) 1995-05-19 1995-05-19 情報検索装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08314494A true JPH08314494A (ja) 1996-11-29
JP3594359B2 JP3594359B2 (ja) 2004-11-24

Family

ID=14809968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12138895A Expired - Fee Related JP3594359B2 (ja) 1995-05-19 1995-05-19 情報検索装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3594359B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005027092A1 (ja) * 2003-09-08 2005-03-24 Nec Corporation 文書作成閲覧方法、文書作成閲覧装置、文書作成閲覧ロボットおよび文書作成閲覧プログラム
JP2005165066A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 音声認識システム、データ処理装置、そのデータ処理方法及びプログラム
JP2009223363A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理装置および文書処理プログラム
CN114613361A (zh) * 2022-02-14 2022-06-10 广西大学 一种语音反馈和交互系统及方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005027092A1 (ja) * 2003-09-08 2005-03-24 Nec Corporation 文書作成閲覧方法、文書作成閲覧装置、文書作成閲覧ロボットおよび文書作成閲覧プログラム
US7734996B2 (en) 2003-09-08 2010-06-08 Nec Corporation Documentation browsing method, documentation browsing apparatus, documentation browsing robot, and documentation browsing program
JP2005165066A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 音声認識システム、データ処理装置、そのデータ処理方法及びプログラム
US8150687B2 (en) 2003-12-03 2012-04-03 Nuance Communications, Inc. Recognizing speech, and processing data
JP2009223363A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理装置および文書処理プログラム
CN114613361A (zh) * 2022-02-14 2022-06-10 广西大学 一种语音反馈和交互系统及方法
CN114613361B (zh) * 2022-02-14 2024-05-28 广西大学 一种语音反馈和交互系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3594359B2 (ja) 2004-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1490861B1 (en) Method, apparatus and computer program for voice synthesis
US5583965A (en) Methods and apparatus for training and operating voice recognition systems
US4769845A (en) Method of recognizing speech using a lip image
JP5142769B2 (ja) 音声データ検索システム及び音声データの検索方法
JPWO2005069171A1 (ja) 文書対応付け装置、および文書対応付け方法
US20110093263A1 (en) Automated Video Captioning
JP6280312B2 (ja) 議事録記録装置、議事録記録方法及びプログラム
US6148285A (en) Allophonic text-to-speech generator
CN111739556A (zh) 一种语音分析的系统和方法
JP2007140200A (ja) 語学学習装置およびプログラム
JP3896760B2 (ja) 対話記録編集装置、方法及び記憶媒体
JP3594359B2 (ja) 情報検索装置
US5970454A (en) Synthesizing speech by converting phonemes to digital waveforms
US5987412A (en) Synthesising speech by converting phonemes to digital waveforms
JP2019197210A (ja) 音声認識誤り修正支援装置およびそのプログラム
JP2006178334A (ja) 語学学習システム
CN116108176A (zh) 基于多模态深度学习的文本分类方法、设备及存储介质
CN116186258A (zh) 基于多模态知识图谱的文本分类方法、设备及存储介质
WO1997009683A1 (fr) Systeme de mediatisation d&#39;informations multimedia contenant des informations audio
JP5713782B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2006189799A (ja) 選択可能な音声パターンの音声入力方法及び装置
KR100348901B1 (ko) 오디오/영상물의 음향적 장면분할방법
JP2006139162A (ja) 語学学習装置
JP4080965B2 (ja) 情報提示装置及び情報提示方法
JP4531546B2 (ja) 制御信号を利用したインデックス付与システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees