JPH08312202A - 蚊帳式タープテント - Google Patents

蚊帳式タープテント

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JPH08312202A
JPH08312202A JP14547395A JP14547395A JPH08312202A JP H08312202 A JPH08312202 A JP H08312202A JP 14547395 A JP14547395 A JP 14547395A JP 14547395 A JP14547395 A JP 14547395A JP H08312202 A JPH08312202 A JP H08312202A
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JP
Japan
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sheet
net
mosquito net
closing
opening
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JP14547395A
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English (en)
Inventor
Reiko Shimizu
令子 清水
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タープテントなどの大きさに応じて寸法調整
が可能であると共に、必要に応じて着脱可能な構成で、
風通しの良い憩いの場を手軽に得ることのできるキャン
プ用の蚊帳式タープテントを提供する。 【構成】 多角形蚊帳状を形成する辺部の少なくとも上
面側の辺部位置へライン状に形成された補強ライン部材
12と、補強ライン部材12の少なくとも上面側の四隅
近傍位置に配設された孔部6と、上面側の辺部位置の補
強ライン部材12aの少なくとも一辺に側面の網シート
7bを巻き上げて止める巻止手段16と、上面側の辺部
位置の補強ライン部材12aの相対する辺位置に設けら
れ、自在に重ね合わせ量を可変して固定する少なくとも
1対の辺長可変手段20とを具備して、別途その近傍位
置に配された支えで支持されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャンプなどで利用さ
れる蚊帳状のタープテントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、タープテントは憩いの場を雨や直
射日光から守る働きがあり、テントなどを張りアウトド
アライフを楽しむキャンプ生活の普及と共に、近年急速
に普及したアウトドア商品の主要なツールとして利用さ
れつつある。
【0003】図12はタープテントAが張られた状態を
示すもので、撥水性シート1の四隅にはポール2aが設
けられ、シート1の上面中央両端には略長めのポール2
bが設けられていて、各ポール2は地面に打ち付けられ
たペグ3との間に張られたロープ4で各々支えられてい
る。ロープ4のテンションは図13に示す自在金具5で
ロープ4の長さが決められて調整されている。
【0004】そしてシート1とロープ4及びポール2の
固定は図14に示すグロメット孔6へポール2のピン2
cが差し込まれて、その上からロープ4が巻かれて固定
される構造を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
ては、タープテントは雨や直射日光を遮断するもので、
夜間ランプなどを点灯させた際に集まる蚊や蜂、蛾など
の虫を防ぐことができず憩いの場であるタープテントで
ゆっくりとくつろぐことができないという問題があっ
た。
【0006】また、猛暑が続く夏期のテント内は夜間で
あっても大変温度が上昇するが、テントに設けられた網
状のカバー窓のみでは、虫の進入は遮断できるが、十分
に涼を感じることは困難で、複数の人間が入り込んだ狭
いテント内はとりわけ温度上昇が著しく、その中で睡眠
をとらねばならないという問題があった。
【0007】一方、タープテントと蚊帳を組み合わせて
上記問題を解決する方法があるが、タープテントには用
途に応じて様々な張り方があり、更にその寸法も種々雑
多な形状で構成されていて、蚊帳をタープテントの大き
さに応じて張ることは極めて困難であった。また、中途
半端な張り方では作業上邪魔となったり、たるんだ部分
が風にあおわれるなど、危険であると共にタープテント
のスペースを有効に利用できないという問題があった。
【0008】そこで、夏期のキャンプにおいては熱帯夜
を心地よく過ごす憩いの場を手軽に得る蚊帳が望まれて
いた。
【0009】本発明は、タープテントなどの大きさに応
じて寸法調整が可能であると共に、必要に応じて着脱可
能な構成で、風通しの良い憩いの場を手軽に得ることの
できるキャンプ用の蚊帳式タープテントを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明は上記従
来の問題点を解決するため、上面及び四側面のほぼ全面
が網状に縫われた網シートで多角形蚊帳状を成す蚊帳式
タープテントにおいて、前記多角形蚊帳状を形成する辺
部の少なくとも上面側の辺部位置へライン状に配された
補強ライン部材と、上記補強ライン部材の少なくとも上
面側の四隅近傍位置に配設された孔部と、上面側の辺部
の少なくとも一辺に設けられた側面の網シートを巻き上
げて止める巻止手段と、上面側に位置する補強ライン部
材の相対する辺位置に設けられ、自在に重ね合わせ量を
可変して補強ライン部材を固定する少なくとも1対の辺
長可変手段とを具備して、上面側に位置する前記孔部の
位置を自在に調整して、直接またはロープやゴム材を介
して、別途その近傍位置に配された支えで支持されてな
ることを特徴とする。
【0011】また、自在に重ね折り量を可変して網シー
トのタルミを調整するタルミ可変手段を備えて、更に上
面網シートの外部側面の少なくとも1カ所に他の上面部
から網シートがタレ下がることを防止するタレ防止手段
を備えることが好適である。
【0012】さらに、四側面の少なくとも一カ所に切込
みラインを有し、切込みラインの形状に沿って側面の網
シートの内部側と外部側とが各々重なるようにベロ部を
備えて、閉開可能に形成される閉開手段を備えれば蚊帳
としての機能を損なうことなく出入りを容易にするもの
となる。
【0013】本願の第2発明は上記目的を達成するた
め、上面が撥水性シートで覆われ、四側面のほぼ全面が
網状に縫われた網シートで形成された多角形蚊帳状を成
す蚊帳式タープテントにおいて、少なくとも前記上面側
のシート四隅位置へ配設された孔部と、前記上面部を形
成する撥水性の上面シートと側面部を形成する網シート
との辺部に沿って、着脱可能に配設されたシート着脱手
段と、前記側面の網シートの少なくとも1カ所に網シー
トを上端から下端まで切り離す開閉部を備えて閉開可能
に形成される閉開手段と、上面側の辺部の少なくとも一
辺に設けられた側面の網シートを巻き上げて止める巻止
手段とを具備して、着脱自在に構成される網シートと共
に上面シートの孔部を利用して、直接またはロープやゴ
ム材を介して別途その近傍位置に配された支えで支持さ
れてなることを特徴とする。
【0014】また、シート着脱手段が位置自在に着脱可
能とするマジックテープで形成され、更に開閉手段の開
閉部に側面の網シートの内部側と外部側とが交互に重な
るようにベロ部を備えて、ファスナによる閉開を可能と
する閉開手段を備えることが好適である。
【0015】さらに、重ね折り量を可変して側面の網シ
ートの上下方向のタルミを調整するタルミ可変手段を備
えれば、高さの異なる形状に対応したものとなる。
【0016】
【作用】本願の第1発明は上記構成によって、次のよう
な作用を営むことができる。すなわち、上記上面側の辺
部位置に配された補強ライン部材によって、補強された
網シートの強度を大幅に高めることができ、この補強ラ
イン部材に上記巻止手段や辺長可変手段を実現すること
ができる。そこで、自在に重ね合わせ量を可変して補強
ライン部材を固定する1対の辺長可変手段を備えること
で、補強ライン部材を固定する比較的強力な辺長可変手
段は、網シートの縦方向または横方向の重ね合わせ量を
自在に調整して、網シートの寸法や上面側に位置する孔
部の位置を調整し、網シートを自由な大きさで支持させ
ることができる。
【0017】また、自在に重ね折り量を可変して網シー
トのタルミを調整するタルミ可変手段を備えるものであ
れば、たとえ網シートの支えが異なる高さの組合せで支
持されるもので、網シートの一部にタルミを生じても、
タルミ可変手段位置で邪魔な網シートのタルミを重ねて
折り込むことができる。
【0018】更に上面網シートの外部側面の少なくとも
1カ所に他の上面部から網シートがタレ下がることを防
止するタレ防止手段を備えれば、タープテントと組み合
わせて使用する際に、例えばゴム材などで吊られた網シ
ートの中央位置は、支えがなくタレ下がってしまうが、
タープテントの上面部で支えられるタレ防止手段は中央
部の網シートがタレ下がることを防止することができ
る。
【0019】さらに、四側面の少なくとも一カ所に切込
みラインを有し、切込みラインの形状に沿って側面の網
シートの内部側と外部側とが各々重なるようにベロ部を
備えて、閉開可能に形成される閉開手段を備えれば、強
度に欠ける不安定な網シートの開閉を、開閉手段に配設
されたベロ部をつかみながらおこなうことができ、更に
ベロ部は相重なるように内外に設けられるため、虫など
の進入を極力防止しながら網シートへの出入りをおこな
わせることができる。
【0020】本願の第2発明は上記構成によって、次の
ような作用を営むことができる。すなわち、上記上面部
を形成する撥水性の上面シートと側面部を形成する網シ
ートとの辺部に沿って、着脱可能に配設されたシート着
脱手段を備えることで、上面シートを張ったままの状態
で、使用状況や用途に応じて側面の網シートの取り付け
や取り外しをおこなうことができる。
【0021】また、側面の網シートの少なくとも1カ所
に網シートを上端から下端まで切り離す開閉部を備えて
閉開可能に形成される閉開手段を有することで、前記側
面網シートの着脱を極めて容易におこなうことができる
と共に開閉部の位置で網シートへの出入りをおこなわせ
ることができる。
【0022】また、シート着脱手段が位置自在に着脱可
能とするマジックテープで形成されるものであれば、マ
ジックテープであるため開閉部を好みの位置へ合わせて
網シートを取り付けることができ、更にその着脱は極め
て容易におこなうことができる。
【0023】さらに、開閉手段の開閉部に側面の網シー
トの内部側と外部側とが交互に重なるようにベロ部を備
えて、ファスナによる閉開を可能とする閉開手段を備え
れば、上記第1発明の開閉手段による作用に加えて、フ
ァスナによる上下方向への動作は、より一層ベロ部の存
在が有効なものとなり、強度に欠ける不安定な網シート
の開閉をベロ部をつかみながら極めて容易に開け閉めを
おこなわせることができる。
【0024】さらに、重ね折り量を可変して側面の網シ
ートの上下方向のタルミを調整するタルミ可変手段を備
えれば、上記第1発明のタルミ可変手段と同様の作用を
営むことができ、高さの異なる形状に対応させることが
できる。
【0025】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1〜図7は本発明の第1実施
例を示すものである。図1は本発明をタープテントに適
用したもので、上面及び四側面のほぼ全面が網状に縫わ
れた網シート7で四角形の蚊帳状を成す蚊帳式タープテ
ントBを従来のタープテントA内に設けたものである。
【0026】図1に示す蚊帳式タープテントBは、各辺
部位置に辺に沿ってライン状の補強ライン部材12と、
上面の四隅位置に設けられた4つのグロメット孔(孔
部)6と上面側に位置する補強ライン部材12aの各部
に設けられた複数のグロメット孔6aと、上面辺の一辺
に側面の網シート7bを巻き上げ止めする巻止手段16
と、上面側の補強ライン部材12aの辺部位置に、縦方
向Yと横方向Xとに、自在に重ね合わせ量を可変して固
定する2対の辺長可変手段20,20’とを備えてい
る。
【0027】また、自在に重ね折り量を可変して網シー
ト7bの高さ方向のタルミを調整するタルミ可変手段1
3と、上面シート7aの外部側面の1カ所に上面シート
7aがタレ下がることを防止するタレ防止手段21と、
更に側面の一カ所に切込みラインLを有し、切込みライ
ンLの形状に沿って側面の網シート7bの内部側と外部
側とが各々重なるようにベロ部14を備えて、閉開可能
に形成される閉開手段8とを備えている。
【0028】そして、上面に位置するグロメット孔6
(または6a)を利用して、ゴム材を介して、別途その
近傍位置に配されたポール2a,2bの先端のピン2c
で支えられてタープテントA内に収納されている。
【0029】なおタープテントAは、ポール2aと略長
めのポール2bとでシート1の四隅が支えられて、各ポ
ール2a,2bは地面に打ち付けられらたペグ3との間
に張られたロープ4で各々支えられている。このロープ
4のテンションは自在金具5でロープ4の長さが決めら
れて調整されている。
【0030】また、シート1とロープ4及びポール2
a,2bの固定は、グロメット孔6へポール2a,2b
の先端のピン2cが差し込まれて、その上からロープ4
が巻止めされて固定されている。なお、この固定はロー
プ4がシート1のグロメット孔6へ直接結合されて、ポ
ール2a,2bのピン2cをグロメット孔6へ差し込む
だけのものであってもよい。
【0031】以上のように構成された蚊帳式タープテン
トBについて、以下詳細に説明する。
【0032】上面側の網シート7aと各側面側の網シー
ト7bの各辺部は、図2に示す補強ライン部材12aで
補強されていて、そこには複数のグロメット孔6,6a
が設けられている。
【0033】図2の上面側に位置する四隅のグロメット
孔6には、各々リング状のゴム材11が巻き付けられて
いて、ポール2a,2bのピン2cに引っ掛けられてい
る。
【0034】このグロメット孔6は補強材9を介して配
設されるため、強度の低い網シート7であっても、適度
のテンションを印加できると共に横風や雨などを受けて
網が簡単に破損してしまうことを防止している。
【0035】また、20aは縦方向の辺長を調整する辺
長可変手段、20bは横方向の辺長を調整する辺長可変
手段である。
【0036】この辺長可変手段20は、上面側の補強ラ
イン部材12aの辺部位置に設けられた調整金具付きベ
ルト22aと、この調整金具に巻き込んで固定される対
側のベルト22bとで構成されている。
【0037】このため、異なる大きさのタープテントA
であっても、ベルト22bの長さを調整するだけで網シ
ート7の縦横の寸法調整をおこなうことができる。
【0038】図3に示す閉開手段8は、側面の網シート
7bが切り込まれたラインLに沿って補強を司る補強ラ
イン部材12bが設けられ、更に補強ライン部材12b
の片側には、図14で示すベロ部14が網シート7bの
外部側に配設されている。このベロ部14は網シート7
b’の内部側にも同様に配されている。
【0039】この内部と外部に設けられたベロ部14に
挟まれた網シート7b,7b’の各補強ライン部材12
bには、切込みラインLに沿ってマジックテープ15が
各々対で図の15a,15bで示すように取り付けられ
ていて開閉に寄与している。
【0040】この開閉手段8は補強ライン部材12bを
介してベロ部14が配設されるため、ベロ部14をつか
みながら強度に欠ける不安定な網シート7bの開閉をお
こなうことができ、更にベロ部14は相重なるように内
外に設けられるため、虫などの進入を極力防止しながら
蚊帳式タープテントBへの出入りを可能にしている。
【0041】また、マジックテープ15a,15bは切
込みラインLに沿って補強ライン部材12bにベロ部1
4と共に配設されるもので、そのライン形状Lはストレ
ート状であっても、円弧状や図1に示す略逆L字状であ
ってもよい。さらに図3においては、切込みラインLは
片側が側面の網シート7b,7b’の下端位置まで切込
まれた例を示したが、切込みラインLは両端が下端に達
して取り外し可能な形状であってもよいし、逆に両端が
下端や上端に達しないような切込みであってもよい。す
なわち、切込みラインLは開閉を可能とするものであれ
ば、いずれの形状であってもかまわない。
【0042】図4に示すタルミ可変手段13は、側面の
網シート7bと側面の辺部位置とに設けられた自在金具
5付きロープ4で構成されている。
【0043】したがって、異なる長さのポール2a,2
bで生じる側面の高さ方向のタルミを、図の7cで示す
折込を施して調整している。
【0044】一方図5は、上面の網シート7aに生じる
タレ下がりを防止する方法を示している。タレ防止手段
21はタープテントA側のシート1の内部側下面に設け
られたマジックテープ15aと、蚊帳式タープテントB
側の上面網シート7aの外部側上面に設けられたマジッ
クテープ15bとの結合で、支えのないテント中央部の
網シート7aのタレ下がりを防止している。
【0045】さらに、図2に示すタルミ可変手段13を
上記辺長可変手段20と20’の間と辺長可変手段20
と20’の側面下方位置とに、各々上面の網シート7a
と側面の網シート7bとに備えて、上記辺長可変手段2
0,20’で生じたタルミをマジックテープ15a,1
5bで折り込んで調整している。
【0046】図6は中央端に比較的長いポール2bが配
された場合の使用例を示している。
【0047】両端のポール2aでは上面四隅に位置する
グロメット孔6にゴム材11が配されて支えられ、中央
端のポール2bでは上面側に位置する補強ライン部材1
2aに設けられた近傍のグロメット孔6aにロープ4を
介して上面網シート7aが吊り上げられている。
【0048】また、側面網シート7bには補強材9を介
してゴム材11が取り付けられていて、大きなテンショ
ンが加わらないようにロープ4がペグ3で引かれて横風
による側面網シート7bの搖れを防止している。さら
に、側面網シート7bの底辺には、図のdで示す幅厚の
撥水性の補強ライン部材12cが設けられていて、その
重みにより横風の搖れを防止すると共に、濡れた地面か
ら水分が網を伝わり上昇することを防止している。ま
た、上記撥水性の補強ライン部材12cのグロメット孔
6bにゴム材11などを介してペグ3で固定すれば、横
風などに対して極めて有効となる。
【0049】図6の16で示す巻止手段は、側面網シー
ト7bを巻き上げて止める役目を司っている。
【0050】巻止手段16は図7に示す上面網シート7
aの辺部に設けられた補強ライン部材12aに取り付け
られたボタン16aとひも16bとで構成されている。
【0051】この巻止手段16による側面網シート7b
の巻上げは、横風が強い場合や、蚊帳としての機能が不
要な昼間や、物の出入れ時などに巻き上げて固定してお
くものである。
【0052】以上のように、上記第1実施例によれば蚊
帳式タープテントBは、異なる仕様のタープテントAに
あっても自在に縦幅や横幅、高さの調整が可能な構成
で、風通しの良い憩いの場を手軽にかつ安価に得ること
ができる。また、タープテントA内に収納された蚊帳式
タープテントBは、タープテントAの機能を損なうこと
なく容易に着脱することができる。
【0053】次に、本発明の第2の実施例を図8〜図9
を参照して説明する。
【0054】第2実施例は第1実施例の蚊帳式タープテ
ントBがタープテントA内に設置される構成を、蚊帳式
タープテントBで本体部分を構成してグロメット孔やロ
ープまたはゴム材を介して固定する点に特徴がある。す
なわち図8〜図9は、図1のタープテントAを取り去
り、シート部を蚊帳式タープテントBのみに変更したも
のである。
【0055】したがって、第2実施例のその他の構成は
第1実施例のそれと共通しているので、図8〜図9にお
いて共通部分に同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0056】図8〜図9は、車18やテント19の大き
さに応じて大きさが調整された蚊帳式タープテントBの
グロメット孔6,6aでロープ4やゴム材11を介して
車18やテント19を利用した支えと共に支持されてな
ることを特徴とする。
【0057】すなわち、車18や小型テント19の一部
または全部を、その大きさに応じて縦・横・高さの調整
がおこなわれて全面が網シート7で覆われた蚊帳式ター
プテントBで覆うため、猛暑が続く夏期のカーキャンプ
などにあっても、狭い車内やテント内スペースを窓や出
入口などを解放して、網で覆われた広いスペースで蚊や
蜂、蛾などの進入を防止して、広い空間で風を受けて空
気の流れを作ることができる。
【0058】このため、蚊帳式タープテントBは複数の
人間が入り込んだ車内やテント内の温度上昇を防止し、
雨などの影響を受けることなく、快適な場を極めて手軽
にかつ安価に提供することができる。
【0059】次に、本発明の第3の実施例を図10〜図
11を参照して説明する。
【0060】第3実施例は第1実施例の蚊帳式タープテ
ントBの上面網シート7aをビニール性の撥水性シート
1aに変更し、かつ上面シート1aと側面シート7bと
のラインを取付自在に着脱するシート着脱手段10を備
えて、蚊帳式タープテントB’とした点に特徴がある。
【0061】すなわち図10〜図11は、図1の上面シ
ート7aを1aに変更し、側面シート7bを好みの位置
へ取付可能な側面シート7bに変更したものである。
【0062】したがって、第3実施例のその他の構成は
第1実施例のそれと共通しているので、図10〜図11
において共通部分に同一符号を付し詳細な説明を省略す
る。
【0063】図10に示す蚊帳式タープテントB’は、
上面の四隅位置に設けられた4つのグロメット孔(孔
部)6と上面側に位置する辺部位置に設けられた複数の
グロメット孔6aと、上面を形成する撥水性のシート1
aと側面部を形成する網シート7bとの分離ラインPに
沿って、網シート7b側に設けられた図11の12aで
示す補強ライン部材と、補強ライン部材12aに沿って
上面部のシート1aと側面部の網シート7bとを取付位
置自在に着脱するシート脱着手段10と、側面の一カ所
が上端から下端まで切り込まれた開閉部Qを備えて、開
閉部Qに沿って開閉可能に形成された開閉手段8と、上
面辺の1辺に側面の網シート7bを巻き上げて止める巻
止手段16とを備えている。
【0064】そして、上面に位置するグロメット孔6
(または6a)を利用して、別途その近傍位置に配され
たポール2aの先端のピン2cで四隅が支えられて、各
ポール2aは地面に打ち付けられらたペグ3との間に張
られたロープ4で各々支えられている。このロープ4の
テンションは自在金具5でロープ4の長さが決められて
調整されている。
【0065】なお、シート1aとロープ4及びポール2
aの固定は、グロメット孔6へポール2aの先端のピン
2cが差し込まれて、その上からロープ4が巻止めされ
て固定されている。また、この固定はロープ4がシート
1aのグロメット孔6へ直接結合されて、ポール2aの
ピン2cをグロメット孔6へ差し込むだけのものであっ
てもよい。
【0066】図11(a),(b)はシート脱着手段1
0と開閉手段8の構成を示している。
【0067】ここで、シート脱着手段10は上面シート
1aの周辺辺部の内部下方位置にライン状にマジックテ
ープ15bが取り付けられている。そして、15bに対
応するマジックテープ15aが側面シート7bの上辺部
の補強ライン部材12aの内面側に取り付けられてい
て、両者のマジックテープ15a,15bは対で脱着可
能にシート脱着手段10を構成している。
【0068】なお、網シート7bとシート1aはマジッ
クテープ15a,15bで閉ざされていれば、グロメッ
ト孔6,6aなどを利用して適所をひも22などで吊り
下げを補強するような構成であってもよい。
【0069】また、側面シート7bは開閉部Qで重ね合
わせ可能なように構成されていて、重ね合う部分には図
の15’で示すマジックテープが側面の網シート7bに
取り付けられている。
【0070】一方、開閉手段8は、上記側面シート7b
の上端から下端まで切り離される開閉部Q位置に設けら
れている。
【0071】この開閉部Qに沿って、側面網シート7b
の内部側と外部側とが交互に重なるように、ベロ部14
を有する補強ライン部材12bが設けられている。
【0072】さらに、この開閉部Qにはベロ部14で重
ね合わせ部分が設けられているため、補強ライン部材1
2bに取り付けられたファスナ17は、図の点線で示す
歯並部17c,17d間で開閉可能になっている。
【0073】この開閉手段8は補強ライン部材12bを
介してベロ部14が配設されるため、ベロ部14をつか
みながら強度に欠ける不安定な網シート7bの開閉をお
こなうことができ、更にベロ部14は相重なるように内
外に設けられるため、虫などの進入を極力防止しながら
蚊帳式タープテントB’への出入りを可能にしている。
【0074】なお、このファスナ17は締具17aが内
部側及び外部側から開閉可能なように取手17bを内外
両面に各々備えている。また、締具17aは上下の2方
向から開閉可能な2連式の構造となっている。
【0075】以上のように上記第3実施例によれば、所
望の位置が開閉できるように、側面網シート7bが上面
シート1aに自由に取り付け可能であり、上面シート1
aの張り方に依存することなくレイアウトに合致した位
置に開閉位置を作ることができる。また、側面網シート
7bが不要な時は簡単に取り外すことができるため、通
常のタープテントとしても使用することができる。
【0076】なお、本実施例においては、第1実施例で
示す開閉手段8はマジックテープ15を使用した例を示
したが、ファスナで開閉手段8を構成してもよい。ま
た、同様に第3実施例に示す開閉手段8は、ファスナ1
7に限定するものではなく、マジックテープまたは、フ
ァスナ17とマジックテープとの組合せで構成しても同
様の効果が得られる。さらに第3実施例に示す上面シー
ト1aは、ビニール性としたが、合成繊維や布性のもの
に撥水加工を施したものであってもよい。
【0077】また、上記実施例では補強ライン部材1
2,12a〜12cの材質を特定してないが、これらは
布、ビニール、合成繊維などいずれのものであってもよ
い。さらに、巻止手段16をボタン16aとひも16b
で構成し、またタルミ防止手段13を自在金具5付きロ
ープ4で構成したが、これら16,13はボタン16a
とひも16bや自在金具5付きロープ4に限定するもの
ではなく、例えばひもとひも、またはひもとゴム材、ま
たは調整金具付きベルト、或はマジックテープなどで構
成するものであってもかまわない。すなわち本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基
づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲か
ら排除するものではない。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、タープテントの大きさ
や支持位置に応じて寸法調整が可能な構成或は、必要に
応じて好みの位置で着脱可能な構成で、風通しの良い憩
いの場を手軽に得ることのできる安価なキャンプ用の蚊
帳式タープテントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図。
【図2】補強ライン部材を示す斜視図。
【図3】開閉手段を示す構成図。
【図4】タルミ可変手段を示す正面図。
【図5】タレ手段を示す側面図。
【図6】異なる張り方を示す斜視図。
【図7】巻止手段を示す説明図。
【図8】本発明の第2実施例を示す上面図。
【図9】その他の使用例を示す上面図。
【図10】本発明の第3実施例を示す斜視図。
【図11】シート脱着手段及び開閉手段を示すものであ
って、(a)は側面図,(b)は正面図。
【図12】従来例を示す斜視図。
【図13】自在金具を示す斜視図。
【図14】グロメット孔を示す斜視図。
【符号の説明】
1,1a シート 2,2a,2b ポール(支持棒) 6 グロメット孔(孔部) 7,7a,7b,7b’ 網シート 8 開閉手段 10 シート脱着手段 12,12a〜12c 補強ライン部材 13 タルミ可変手段 14 ベロ部 15,15a,15b マジックテープ 16 巻止手段 17,17a〜17d ファスナ 20 辺長可変手段 21 タレ防止手段 A タープテント B 蚊帳式タープテント L 切込みライン P 分離ライン Q 開閉部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面及び四側面のほぼ全面が網状に縫わ
    れた網シートで多角形蚊帳状を成す蚊帳式タープテント
    において、 前記多角形蚊帳状を形成する辺部の少なくとも上面側の
    辺部位置へライン状に配された補強ライン部材と、 上記補強ライン部材の少なくとも上面側の四隅近傍位置
    に配設された孔部と、 上面側の辺部の少なくとも一辺に設けられた側面の網シ
    ートを巻き上げて止める巻止手段と、 上面側に位置する補強ライン部材の相対する辺位置に設
    けられ、自在に重ね合わせ量を可変して補強ライン部材
    を固定する少なくとも1対の辺長可変手段とを具備し
    て、 上面側に位置する前記孔部の位置を自在に調整して、直
    接またはロープやゴム材を介して、別途その近傍位置に
    配された支えで支持されてなることを特徴とする蚊帳式
    タープテント。
  2. 【請求項2】 自在に重ね折り量を可変して網シートの
    タルミを調整するタルミ可変手段を備えた請求項1記載
    の蚊帳式タープテント。
  3. 【請求項3】 上面網シートの外部側面の少なくとも1
    カ所に他の上面部から網シートがタレ下がることを防止
    するタレ防止手段を備えた請求項1または2記載の蚊帳
    式タープテント。
  4. 【請求項4】 四側面の少なくとも一カ所に切込みライ
    ンを有し、切込みラインの形状に沿って側面の網シート
    の内部側と外部側とが各々重なるようにベロ部を備え
    て、閉開可能に形成される閉開手段を備えた請求項1ま
    たは2、3記載の蚊帳式タープテント。
  5. 【請求項5】 上面が撥水性シートで覆われ、四側面の
    ほぼ全面が網状に縫われた網シートで形成された多角形
    蚊帳状を成す蚊帳式タープテントにおいて、 少なくとも前記上面側のシート四隅位置へ配設された孔
    部と、 前記上面部を形成する撥水性の上面シートと側面部を形
    成する網シートとの辺部に沿って、着脱可能に配設され
    たシート着脱手段と、 前記側面の網シートの少なくとも1カ所に網シートを上
    端から下端まで切り離す開閉部を備えて閉開可能に形成
    される閉開手段と、 上面側の辺部の少なくとも一辺に設けられた側面の網シ
    ートを巻き上げて止める巻止手段とを具備して、 着脱自在に構成される網シートと共に上面シートの孔部
    を利用して、直接またはロープやゴム材を介して別途そ
    の近傍位置に配された支えで支持されてなることを特徴
    とする蚊帳式タープテント。
  6. 【請求項6】 シート着脱手段が位置自在に着脱可能と
    するマジックテープで形成された請求項5記載の蚊帳式
    タープテント。
  7. 【請求項7】 開閉手段の開閉部に側面の網シートの内
    部側と外部側とが交互に重なるようにベロ部を備えて、
    ファスナによる閉開を可能とする閉開手段を備えた請求
    項5または6記載の蚊帳式タープテント。
  8. 【請求項8】 重ね折り量を可変して側面の網シートの
    上下方向のタルミを調整するタルミ可変手段を備えた請
    求項5または6、7記載の蚊帳式タープテント。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6062170A (en) * 1998-06-01 2000-05-16 Nutreco Canada Inc. Method and apparatus for plankton reduction in fish farming
JP2007244326A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Daio Kasei Kk 防虫ネットハウスの出入口の防虫ネット
JP2008109728A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Otowa Denki Kogyo Kk 落下物受止装置
JP2020063644A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 株式会社ロゴスコーポレーション タープテント用のインナーシート及びこれを備えたタープテント

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