JPH0830759A - 書類機密管理方法及び画像処理装置 - Google Patents

書類機密管理方法及び画像処理装置

Info

Publication number
JPH0830759A
JPH0830759A JP6167921A JP16792194A JPH0830759A JP H0830759 A JPH0830759 A JP H0830759A JP 6167921 A JP6167921 A JP 6167921A JP 16792194 A JP16792194 A JP 16792194A JP H0830759 A JPH0830759 A JP H0830759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
document
data
embedded
picture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6167921A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3499294B2 (ja
Inventor
Tei Abe
悌 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP16792194A priority Critical patent/JP3499294B2/ja
Publication of JPH0830759A publication Critical patent/JPH0830759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3499294B2 publication Critical patent/JP3499294B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 機密管理用画像110のFFTデータ112
を点の集合の形にエンコードしたデータ113を書類画
像114と合成することによって、機密管理用画像情報
を書類に埋め込む。埋め込んだ機密管理用画像の再現す
る場合は、書類の画像よりエンコードデータを抽出して
デコードし、逆FFTを行なう。 【効果】 書類の複写を繰り返しても機密管理用画像情
報を再現可能である。機密管理用画像情報の内容を秘諾
でき、その再現処理を自動化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機密書類(文書、図表
等)の管理に係わる技術に関する。本発明は特に、流出
した機密書類より、その流出経路の追跡等に役立つ情報
を当該文書より取得できるようにするための技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】企業や官公署庁等で扱う書類の中には、
特定の人、部署、機関等以外には機密を保持したいもの
が少なくない。このような書類の機密保持のためには、
書類の持ち出しや閲覧を制限するとともに書類の複写を
制限あるいは管理することが大切である。そのために次
のような対策が実施され、あるいは検討されている。
【0003】(1)機密書類に「マル秘」マークを表示
して取扱者に注意を促す。 (2)書類を閲覧できる場所を制限し、持ち出しを許さ
ない。 (3)複写機にパスワードを入力しないと複写できない
ようにする。 (4)文書の隅等にバーコード等を付加しておき、複写
時にそれを読み込んで複写の履歴として記録保存し、ま
た、複写に新たなバーコードを書き込む。 しかし、このような対策を講じても、故意に、あるいは
不注意から、機密文書そのもの、あるいは、その複写が
第三者に渡ってしまう危険性があるため、書類あるいは
その複写が外部に流出した場合に、その書類あるいは複
写より、その流出元の名称等の流出経路の追跡に役立つ
情報等を取得できるようにすることも重要である。
【0004】この流出経路の追跡に係わる従来技術とし
て、特開平4−31075号公報に述べられている「機
密文書管理方式」が知られている。これは、情報処理装
置によって文書をプリントアウトする際に、文書の配布
先毎に異なった場所の1文字だけフォントを変えて出力
し、また、このようにしてプリントアウトされた文書の
配布先を知りたい場合には、情報処理装置のディスプレ
イ上で文書中のフォントの変わっている文字の場所を指
示することによって、配布先がディスプレイに表示され
るというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記「機密文
書管理方式」は、次のような難点があるため、その実用
性に疑問がある。
【0006】(1)文書の複写によりフォントが不明瞭
になりやすいため、複写を繰り返した文書、あるいは故
意に文字のつぶれ等を生じさせるような条件で複写をし
た文書からは、その配布先(流出元)を確認することが
困難になる。 (2)上記公報に、フォントが変えられている文字を人
が認識して、その位置をポインティング手段によって指
示する実施例が提示されていることからも理解されるよ
うに、配布先を示すためフォントが変えられた文字の検
出を自動的に行なうことは容易でなく、特に、複写を繰
り返した文書ではより困難であるため、文書の配布先
(流出元)認識の自動化が難しい。 (3)文書の出力に使用できるフォントが制限され、あ
るいは、配布先を明示するために独自のフォントを用意
する必要が生じる。 (4)上記公報の記載によれば、機密文書であることを
明示せずに管理できるということであるが、特定位置の
文字のフォントを変える方法であるから明示的であるこ
とは明らかであり、しかも比較的容易に改竄することが
できる。 (5)文書を最初に出力する際に特定の場所の1文字の
フォントを変化させるという方法であり、すでにハード
コピーとして出力されている文書の管理には適用できな
い。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、書類やその
複写の機密管理のための、より実用的な手段を提供する
ことを目的とする。より具体的に述べれば、本発明の一
つの目的は、書類あるいはその複写に、当該書類を最初
に入手した、あるいは複写した者あるいは部署等の氏名
や名称、その他、当該文書の機密管理に役立つ情報を、
容易に改竄することができず、かつ確実に再現できる形
で付加する手段を提供することにある。本発明のもう一
つの目的は、書類やその複写より、その機密管理に役立
つ情報を自動的に再現する手段を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の骨子は、機密管理用画像のフーリエ変換デー
タを点の集合の形にエンコードして書類の画像に埋め込
んでおくことと、書類またはその複写の画像より、フー
リエ変換データを復元して逆フーリエ変換を行なうこと
により、書類の画像に埋め込まれている機密管理用画像
を再現することである。
【0009】
【作用】本発明によれば、書類の内容を読み難くするこ
となく、機密管理用画像の情報を書類の画像に埋め込む
ことができる。また、書類を見ただけでは埋め込まれた
機密管理用画像の内容を理解できないことは勿論のこ
と、当事者以外の者には、機密管理用画像が埋め込まれ
ていること、あるいは当該書類が機密扱いであることを
気付かれない。
【0010】また、本発明によれば、機密管理用画像は
フーリエ変換後に点の集合の形にエンコードされて書類
の画像に埋め込まれるので、そのエンコードデータの一
部が欠落しても機密管理用画像を再現することができる
ため、書類の画像に埋め込まれた機密管理用画像の情報
の改竄はほとんど不可能であり、また、書類の複写を繰
り返すことにより画像品質が劣化しても、そこに組み込
まれた機密管理用画像を再現可能である。しかも、機密
管理用画像の再現の自動化、さらには、その内容の自動
認識も容易である。
【0011】したがって、本発明によれば、機密扱いの
書類やその複写が第三者の手に渡ったような場合に、当
該書類を最初に配布された者、複写をとった者、部数、
日時等の情報を当該書類または複写より確実に取得して
当該書類や複写の流出経路を調査する等、機密管理のた
めの措置を容易確実に講じることが可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用い説
明する。本発明によれば、書類をを新規に作成する際、
あるいは既に作成された書類を複写する際に、当該書類
の流出経路追跡等の機密管理に役立つ情報、例えば作成
もしくは複写した日時、作成もしくは複写した人の氏
名、作成もしくは複写した部数等を、画像情報の形で書
類そのものの画像に埋め込む。そして、不当に流出した
書類または複写を発見した場合には、そこに埋め込まれ
た画像情報を再現することによって、その流出経路等の
追跡に利用する。
【0013】まず、流出経路の追跡等に役立つ機密管理
用画像情報を埋め込むプロセスの一例について説明し、
次に書類または複写より、そこに埋め込まれた機密管理
用画像情報を再現するプロセスの一例について説明す
る。
【0014】<画像情報の埋め込みプロセス>このプロ
セスを図1乃至図5によって説明する。図1はプロセス
の概略フローチャートであり、図2は同プロセス中での
データの変遷の様子を模式的に示している。
【0015】最初のステップ101において、書類(ま
たはその複写)の画像に埋め込みたい機密管理用画像の
データの高速フーリエ変換(FFT)を実行し、W
(幅)×H(高さ)の大きさの機密管理用画像(11
0)に対して、実部及び虚部ともにW(幅)×H(高
さ)の大きさのフーリエ変換データ(112)を得る。
【0016】つぎのステップ102において、前ステッ
プで得られたフーリエ変換データ(112)の実部及び
虚部をそれぞれ別々に、2値の画素の集合で表わされた
エンコードデータ(113)に変換する。
【0017】このステップ102の内容をより具体的に
述べれば、例えば、フーリエ変換データの実部と虚部そ
れぞれを、0から15までの16値に量子化する。そし
て、量子化後の各点の値を図3に示すような重み付けを
した2×2の2値画素パターンによって表現する。各点
の値と4画素パターンとを対応させて図4に示す。な
お、図4の各パターンにおいて、網掛けされた格子は黒
画素であることを意味し、白地の格子は白画素であるこ
とを意味している。
【0018】このようにして実部と虚部の各点を表わす
2×2画素パターンを、各点の配列に対応させて例えば
図5に示すように並べることにより、フーリエ変換デー
タを2値画像化する。なお、この例は虚部のパターンを
上側、実部のパターンを下側とした2段配列であるが、
一定の規則性のある他の配列方法に変更することもでき
る。例えば、実部と虚部のパターンを交互に上下に並べ
た配列とすることもできる。
【0019】図1の最後のステップ103において、前
のステップで得られたエンコードデータ(113)と書
類(または複写)の画像(114)との合成を行ない、
それらの合成画像(115)を得る。この合成は例えば
単純なOR演算により行なってよい。
【0020】この合成画像をプリントアウトした書類
は、機密管理用画像のエンコードデータが重ね合わせら
れているが、元の書類の可読性には全く問題がない。ま
た、関係者以外は、処理後の画像を見ただけでは、それ
が機密文書であることにも、機密管理のための画像情報
が埋め込まれていることにも気付くことはなく、まして
や埋め込まれた画像の内容は全く理解できない。
【0021】<埋め込まれた画像情報の再現プロセス>
このプロセスを図6及び図7によって説明する。図6は
プロセスの概略フローチャートであり、図7は同プロセ
ス中でのデータの変遷の様子を模式的に示している。
【0022】ステップ201において、書類(または複
写)の画像(210)より、大きい黒画素連結成分を除
去する。具体的には、黒画素連結成分を抽出し、その画
素数が一定値を超えるものの全ての画素を白画素に置き
換えるという操作を行なう。この目的は、前述の「画像
埋め込みプロセス」で合成されたエンコードデータだけ
を抽出することである。ただし、合成されたエンコード
データ中の文字等と重なった部分のデータは失われる。
【0023】ステップ202において、前ステップで大
きな黒画素連結成分を除去された画像データ(211)
より、フーリエ変換データを抽出する。このデコード処
理は具体的には、図5で説明したように、一定の規則に
従ってフーリエ変換データの虚部と実部の各点の値が2
×2の画素パターンで表現されているので、それぞれの
パターンを元の0から15までの値に戻す処理である
(図4参照)。
【0024】ステップ203において、前ステップによ
り得られたフーリエ変換データ(211)の逆高速フー
リエ変換(逆FTT)を行ない、埋め込まれた画像のグ
レイレベル画像(213)を得る。この画像をそのまま
再現しても、その内容は可読である。しかし、本実施例
では埋め込まれる機密管理用画像を2値画像とし、かつ
画像を2値で出力することを想定しているため、本ステ
ップ203により得られたグレイレベルの画像を次のス
テップ204により2値化して、埋め込まれた機密管理
用画像(214)を再現する。
【0025】このようなプロセスによる機密管理用画像
の再現性は良好である。画像をフーリエ変換をしてから
埋め込むため、その一部のデータが欠落しても再現性が
良い。書類の複写を繰り返しても、埋め込まれた画像の
再現が可能であり、また、書類に埋め込んだ機密管理用
画像情報を改竄しにくい。また、この埋め込み画像の再
生プロセスは、前記特開平4−310175号公報の機
密文書管理方式のような人手の介在を格別必要とせず、
処理を自動化することが容易である。
【0026】次に、上に説明したプロセスを実施するた
めの装置構成の例を説明する。図8は上述の「画像埋め
込みプロセス」を実現するための装置構成の一例を示す
概略ブロック図である。
【0027】図8において、301は一時記憶としての
メモリを内蔵したCPU(中央処理装置)、302はC
PU301上で図1のステップ101の処理を実現する
ためのFETプログラムを格納したROM、303はC
PU301上で図1のステップ102の処理を実現する
ためのエンコードパターン作成プログラムを格納したR
OM、304はCPU301上で図1のステップ103
の処理を実現するための画像合成プログラムを格納した
ROMである。305は機密書類や埋め込み画像のデー
タを入力するための画像データ入力部である。この画像
データ入力部305は、具体的には、フロッピーディス
ク等の記憶メディアやファクシミリ等の通信メディアに
よって画像データを入力する手段、あるいはワードプロ
セッサ等のソフトウエア手段等々である。306は、紙
上に記録された書類または複写の画像あるいは埋め込ま
れる機密管理用画像等の画像を光学的に読み取って入力
する画像光学入力部(スキャナ)である。したがって、
ここに示す装置によれば、書類を新規に作成する場合に
管理のための画像を埋め込むこともできるし、すでに作
成された書類あるいはその複写に対して、管理のための
画像を埋め込むこともできる。307は、各入力部30
5,306より入力された画像データや処理過程で生成
された画像データを保存するために利用されるRAMで
ある。308は画像を紙上に2値出力するための画像出
力部である。なお、オペレータ操作のためのキー入力部
等も存在するが図中省略されている。
【0028】機密管理用画像の埋め込まれた書類を新規
に作成したい場合、対象の書類の画像と機密管理用画像
を画像入力部305から入力する。ただし、書類がハー
ドコピーとして存在するときには、その画像を画像光学
入力部306より入力する。機密管理用画像も同様に、
画像光学入力部306より入力してもよい。入力された
画像データは画像保存用RAM307に蓄積され、それ
に対してCPU301によって画像埋め込みプロセスが
実行される。すなわち、FTTプログラム(302)に
従って図1のステップ101の処理が実行され、その結
果に対してエンコードデータ作成パターンプログラム
(303)により図1のステップ102の処理が実行さ
れる。これによって得られたエンコードデータと書類画
像との合成処理(図1のステップ103)が画像合成プ
ログラム304に従って実行され、その結果が画像出力
部302により紙に出力される。
【0029】なお、機密管理用画像と書類画像との合成
画像のデータをフロッピーディスク等の記憶メディアに
記録しておき、必要な場合に、同記憶メディアに記憶さ
れた合成画像データを本装置あるいは他の装置によって
プリントアウトさせるようにしてもよい。あるいは、合
成画像データをファクシミリ等で伝送し、離れた場所で
プリントアウトさせることができるようにしてもよい。
【0030】以上述べたことから理解されるように、こ
の装置は、機密扱いの書類を新規に作成する場合に利用
できるとともに、既に紙に出力された書類の複写を作成
する場合にも、つまり複写機としても利用でき、そのい
ずれの場合に必要な機密管理用画像情報を書類に付加す
ることができる。
【0031】図9は上述の「埋め込み画像再現プロセ
ス」を実現するための装置構成の一例を示す概略ブロッ
ク図である。図9において、401は一時記憶としての
メモリを内蔵したCPU(中央処理装置)、402はC
PU401上で図6のステップ201の処理を実現する
ための連結成分抽出プログラムを格納したROM、40
3はCPU401上で図6のステップ202の処理を実
現するためのデコードプログラムを格納したROM、4
04はCPU401上で図6のステップ203の処理を
実現するための逆FTTプログラムを格納したROMで
ある。405は、CPU401上で図6のステップ20
4の処理を実現するための2値化プログラムを格納した
ROMである。406は、紙上に記録された書類あるい
はその複写の画像を光学的に読み取って入力する画像光
学入力部(スキャナ)である。407は、画像光学入力
部406より入力された画像データや処理過程で生成さ
れた画像データを保存するために利用されるRAMであ
る。408は埋め込み画像の再現画像等の画像を紙上あ
るいはディスプレイ画面上に出力するための画像出力部
である。
【0032】409はCPU401上で画像判定処理を
実現するための画像判定プログラムを格納したROMで
ある。この画像判定処理は、画像光学入力部406より
入力された書類の画像より再現された埋め込み画像と、
予め登録された機密管理用画像とを比較し、再現された
埋め込み画像が登録された機密管理用画像と一致するか
判定する処理である。この判定は、画像を直接扱う方法
でも、画像中の文字あるいは記号を認識し、認識結果と
して得られたコードにより一致を調べる方でもよい。い
ずれにしても、判定で一致がとれた場合には、入力書類
が機密管理用画像情報の埋め込まれた機密扱いの書類で
あるということである。なお、オペレータ操作のための
キー入力部等も存在するが図中省略されている。
【0033】ハードコピーとして存在する書類に埋め込
まれた機密管理用画像情報を再現したい場合、その書類
の画像を画像光学入力部406より入力する。入力され
た画像データは画像保存用RAM407に蓄積され、そ
れに対してCPU401によって埋め込み画像再現プロ
セスが実行される。すなわち、連結成分抽出プログラム
(402)に従って図6のステップ201の処理が実行
され、その結果に対してデコードプログラム(403)
により図6のステップ202の処理が実行される。これ
によって得られたデータに対して逆FFTプログラム
(404)に従って図6のステップ203の処理が実行
され、その結果に対して2値化プログラム(405)に
従って図6のステップ204の処理が実行されることに
より、埋め込み画像データが得られる。この再生された
埋め込み画像データに対し、画像判定プログラム(40
9)に従って画像判定が行なわれ、その判定結果、ある
いは判定結果と埋め込み画像とが画像出力部408より
出力される。なお、埋め込み画像を登録する場合、その
画像を画像光学入力部406より画像情報として入力す
ることも、図示されていないキー入力部よりコードデー
タとして入力することもできる。
【0034】このように、この装置によれば、書類また
はその複写より、そこに埋め込まれた機密管理用情報の
再現とその判定を行なうことができる。
【0035】図10は、上述の画像情報の埋め込みプロ
セスと画像情報の再現プロセスの両方が可能な装置の構
成の一例を示す概略ブロック図である。この装置は、図
8に示した装置に図9に示した装置の必要な機能部を追
加したごとき構成であるので、同一部分に同一符号を付
すことによって説明にかえる。
【0036】つぎに、画像の埋め込みプロセスと再現プ
ロセスの他の例を、図11及び図12により説明する。
【0037】図11は画像埋め込みプロセスの概略フロ
ーチャートである。ステップ501,502は図1のス
テップ101,102と同一の処理ステップである。そ
して、ステップ503において、機密管理用の埋め込み
画像情報のフーリエ変換データのエンコードデータを、
書類画像データとは別の色で、重ねてプリントアウす
る。したがって、この例ではカラー出力が前提である。
【0038】図12は埋め込み画像再現プロセスの概略
フローチャートである。ステップ601は書類またはそ
の複写(ただしカラー複写)より読み取った画像データ
より、画像埋め込みプロセスにおいてエンコードデータ
の出力に用いられた色の成分だけを抽出する。ステップ
602,603,604は図6のステップ202,20
3,204と同一の処理ステップである。
【0039】このように、フーリエ変換データのエンコ
ードデータの出力色を書類そのものの記録色と異ならせ
る方法は、大きな黒画素連結成分を除去する方法による
エンコードデータの抽出が難しいようなケースに、その
抽出が容易になる等の利点がある。
【0040】上に述べたプロセスを実現するための装置
構成は、図8乃至図10に示したものと同様でよい。た
だし、画像出力部308はカラー出力が可能でなければ
ならず、画像光学入力部306,406はカラー画像読
取りが可能でなければならない。また、ROM304も
図11のステップ503の処理内容に合わせたプログラ
ムを格納したものに変更し、ROM402も図12のス
テップ601の処理内容に合わせたプログラムを格納し
たものに変更する。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、(1)書類を読み難く
することなく、機密管理用情報を書類あるいはその複写
に付加することができる。(2)書類または複写に付加
した機密管理用情報の改竄を、ほぼ完璧に防止できる。
(3)書類の複写を繰り返しても、機密管理用情報を再
現可能である。(4)機密管理情報の内容あるいは書類
が機密扱いであることを第三者に秘諾できる。(5)書
類または複写に付加された機密管理用情報の再現やその
認識の処理の自動化が容易である。(6)機密管理用情
報を利用した書類やその複写の流出経路の追跡等の機密
管理を確実に行なうことができる等の効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像情報埋め込みプロセスの一例を示す概略フ
ローチャートである。
【図2】画像情報埋め込みプロセス中の画像データの変
遷の様子を示す図である。
【図3】フーリエ変換データの表現のための画素マトリ
ックスを示す図である。
【図4】フーリエ変換データの値と画素パターンとの対
応図である。
【図5】フーリエ変換データの実部と虚部の画素パター
ンの並べ方の一例を示す図である。
【図6】埋め込み画像再現プロセスの一例を示す概略フ
ローチャートである。
【図7】埋め込み画像再現プロセス中の画像データの変
遷の様子を示す図である。
【図8】画像埋め込みプロセスを実現するための装置構
成の一例を示す概略ブロック図である。
【図9】埋め込み画像再現プロセスを実現するための装
置構成の一例を示す概略ブロック図である。
【図10】画像埋め込みプロセス及び埋め込み画像再現
プロセスを実現するための装置構成の一例を示す概略ブ
ロック図である。
【図11】画像埋め込みプロセスの他の例を示す概略フ
ローチャートである。
【図12】埋め込み画像再現プロセスの他の例を示す概
略フローチャートである。
【符号の説明】
301,401 CPU 302 FFTプログラム格納ROM 303 エンコードパターン作成プログラムROM 304 画像合成プログラムROM 305 画像入力部 306,406 画像光学入力部 307,407 画像保存用RAM 308,408 画像出力部 402 連結成分抽出プログラムROM 403 デコードプログラムROM 404 逆FFTプログラム 405 2値化プログラムROM 409 画像判定プログラムROM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機密管理用画像のフーリエ変換データを
    点の集合の形にエンコードして書類の画像に埋め込むこ
    とを特徴とする書類機密管理方法。
  2. 【請求項2】 機密管理用画像のフーリエ変換データを
    点の集合の形にエンコードして書類の画像に埋め込んで
    おき、該書類またはその複写の画像より、そこに埋め込
    まれたフーリエ変換データを復元して逆フーリエ変換を
    行なうことにより該機密管理用画像を再現することを特
    徴とする書類機密管理方法。
  3. 【請求項3】 書類の画像及び機密管理用画像を入力す
    るための手段と、該機密管理用画像のフーリエ変換デー
    タを得るための手段と、該フーリエ変換データを点の集
    合の形にエンコードするための手段と、該エンコード後
    のフーリエ変換データと該書類の画像とを合成して出力
    するための手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 書類の画像を読み取って入力するための
    手段と、該書類の画像より、フーリエ変換データの点の
    集合の形にエンコードされたデータを抽出するための手
    段と、該エンコードされたデータをデコードするための
    手段と、該デコードされたデータの逆フーリエ変換を行
    ない画像を復元するための手段とを有することを特徴と
    する画像処理装置。
  5. 【請求項5】 復元された画像が予め決められた機密管
    理用画像であるか判定するための手段を有することを特
    徴とする請求項4記載の画像処理装置。
JP16792194A 1994-07-20 1994-07-20 書類機密管理方法及び画像処理装置 Expired - Fee Related JP3499294B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16792194A JP3499294B2 (ja) 1994-07-20 1994-07-20 書類機密管理方法及び画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16792194A JP3499294B2 (ja) 1994-07-20 1994-07-20 書類機密管理方法及び画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0830759A true JPH0830759A (ja) 1996-02-02
JP3499294B2 JP3499294B2 (ja) 2004-02-23

Family

ID=15858532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16792194A Expired - Fee Related JP3499294B2 (ja) 1994-07-20 1994-07-20 書類機密管理方法及び画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3499294B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6754377B2 (en) 1995-05-08 2004-06-22 Digimarc Corporation Methods and systems for marking printed documents
JP2006181990A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Seiko Instruments Inc 印刷装置、記録部材、及び印刷方法
US7164778B1 (en) * 1999-01-25 2007-01-16 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Digital watermark embedding method, digital watermark embedding apparatus, and storage medium storing a digital watermark embedding program
JP2007213217A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Seiko Instruments Inc 印刷装置、情報提供システム、印刷方法および印刷物
JP2008502058A (ja) * 2004-05-18 2008-01-24 シルバーブルック リサーチ ピーティワイ リミテッド セキュリティ文書を追跡する方法およびコンピュータシステム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6754377B2 (en) 1995-05-08 2004-06-22 Digimarc Corporation Methods and systems for marking printed documents
US7164778B1 (en) * 1999-01-25 2007-01-16 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Digital watermark embedding method, digital watermark embedding apparatus, and storage medium storing a digital watermark embedding program
US7792323B2 (en) * 1999-01-25 2010-09-07 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Digital watermark embedding method, digital watermark embedding apparatus, and storage medium storing a digital watermark embedding program
US7817818B2 (en) 1999-01-25 2010-10-19 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Digital watermark embedding method, digital watermark embedding apparatus, and storage medium storing a digital watermark embedding program
US7860270B2 (en) 1999-01-25 2010-12-28 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Digital watermark embedding method, digital watermark embedding apparatus, and storage medium storing a digital watermark embedding program
US7978877B2 (en) 1999-01-25 2011-07-12 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Digital watermark embedding method, digital watermark embedding apparatus, and storage medium storing a digital watermark embedding program
JP2008502058A (ja) * 2004-05-18 2008-01-24 シルバーブルック リサーチ ピーティワイ リミテッド セキュリティ文書を追跡する方法およびコンピュータシステム
JP2006181990A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Seiko Instruments Inc 印刷装置、記録部材、及び印刷方法
JP4521816B2 (ja) * 2004-12-28 2010-08-11 セイコーインスツル株式会社 印刷装置
JP2007213217A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Seiko Instruments Inc 印刷装置、情報提供システム、印刷方法および印刷物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3499294B2 (ja) 2004-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3804012B2 (ja) 文書画像の改ざん判定方法及びシステム、並びにその制御用プログラム
US8014560B2 (en) Preserving scanner signature using MRC technology
US7227661B2 (en) Image generating method, device and program, and illicit copying prevention system
CN106529637B (zh) 一种二维码的防拷贝实现方法及实现系统
JP5290556B2 (ja) 文書の相互検証のためのバーコード
JP4899003B2 (ja) 検証機能を有する高解像度バーコード及び文書
US20080028221A1 (en) Additional Information Processing Apparatus, Additional Information Processing System, and Additional Information Processing Method
US20060028689A1 (en) Document management with embedded data
US8379245B2 (en) System for managing flexible copying with information leakage prevented and/or detected
US20070003341A1 (en) Image processing device, image processing method, program, and recording medium
CA2504299A1 (en) System and method for decoding digital encoded images
JP2002305646A (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP2007251929A (ja) 画像の選択的エンコーディングと置換
US8014559B2 (en) Information embedding apparatus, information embedding method, information extracting apparatus, information extracting method, computer program product
US8427708B2 (en) Apparatus and method for controlling printing of information embedded in a document
CN101521714A (zh) 图像处理设备和图像处理方法
CN111680273A (zh) 水印嵌入方法、装置、电子设备及可读存储介质
CN104517045B (zh) 数字文档保护方法及系统
CN111738898A (zh) 文本数字水印嵌入\提取方法及装置
KR100855668B1 (ko) 화상처리장치 및 그 제어방법과, 컴퓨터 판독가능한기억매체
JPWO2008035401A1 (ja) 電子透かし埋め込み装置および検出装置
JP3499294B2 (ja) 書類機密管理方法及び画像処理装置
JP2001126046A (ja) Icカード、icカード認証システム、及びその認証方法
JP2000287066A (ja) 画像処理システム
JPH08297743A (ja) 印刷物の検証情報作成装置及び印刷物の検証装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees