JPH08305792A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH08305792A
JPH08305792A JP7108534A JP10853495A JPH08305792A JP H08305792 A JPH08305792 A JP H08305792A JP 7108534 A JP7108534 A JP 7108534A JP 10853495 A JP10853495 A JP 10853495A JP H08305792 A JPH08305792 A JP H08305792A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力された原稿画像中の文字種を効率良く判
定することで、下位の処理、例えば文字認識処理におけ
る処理精度を上げることを可能にする。 【構成】 入力した原稿画像中の文字列パターンの行が
判別されると、その行領域を文字列の並び方向に沿って
4つの領域に分割し、それぞれの領域内の黒画素数B1
〜B4を計数する(S106)。そして、その計数した
各領域における中央部分或いは下部分に対するドット数
の存在する割合が所定以上であるかどうかを判定し(S
107)、そのいずれかの条件を満足する場合には注目
行は英語文字であると判定し(S108)、満足しない
場合には日本語文字と判定する(S109)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置及び方法、
詳しくは入力された原稿画像中の文字種を判定し下位の
処理に渡す画像処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報が溢れる現代社会において情報管
理、検索が容易になる情報の電子化が早急に望まれてい
る。情報の電子化には、スキャナなどの入力装置で読み
取った画像である文字を文字コードに変換するOCR
(光学的文字認識)が必須であり、その精度はどんどん
向上してきている。
【0003】OCRは日本語(漢字、ひらがな、カタカ
ナ)と英語その他(アルファベット)の特性の違いのた
め、アルファベット(特に小文字)を日本語OCRで認
識するのは困難であることから、それぞれ別の認識アル
ゴリズムを用いたり、アルゴリズムは同じでも辞書の切
り替えを行ったりする。従って、アルファベットと日本
語を判別するための技術が必要になる。
【0004】従来、アルファベットと日本語を判別する
方法はなかったため、ユーザがオペレーションパネルや
キーボード或いはポインティングデバイス等を操作し
て、それらを区別するための指示を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これで
はユーザの手間が多大であるし、さらに以下のような問
題点がある。
【0006】複数枚のデータを読み込む際、ADF(オ
ートドキュメントフィーダ)がユーザに原稿指し替え作
業を削減するが、その複数ページ中に英語のドキュメン
ト、日本語のドキュメントが入り混じっている可能性が
ある。一枚読み込む毎にユーザの指示を待っていたので
は、ADFの利点が台無しになってしまう。また、全ペ
ージ読み込んだ後にユーザの指示を受ける形式にするに
は大量のメモリが必要になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】本発明はかかる問題点に鑑みなされたものであ
り、入力された原稿画像中の文字種を効率良く判定する
ことで、下位の処理、例えば文字認識処理における処理
精度を上げることを可能にする画像処理装置及び方法を
提供しようとするものである。
【0008】この課題を解決するため、例えば本発明の
画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、原稿画
像を入力して、当該原稿中の文字の種別を判定し下位の
処理に渡す画像処理装置であって、入力された原稿画像
中の文字列パターンを含む行を判別する判別手段と、判
別された行の領域を、当該行に含まれる文字列の並び方
向に平行な複数領域に分割する分割手段と、分割された
各領域中の有意なドットを計数する計数手段と、該計数
手段で計数された値に基づいて、ドット分布を算出する
算出手段と、算出されたドット分布に基づいて注目行の
文字種を判定する判定手段とを備える。
【0009】また、本発明の好適な実施態様に従えば、
前記下位処理は文字認識処理であって、前記判定手段で
判定された結果に応じて認識処理するときに使用する認
識アルゴリズム、又は、認識アルゴリズムと認識辞書、
或いは任磁気辞書を選択させることが望ましい。これに
よって、認識処理で使用される認識アルゴリズム又は認
識辞書を予め選択できるので認識速度及び認識の精度を
高めることが可能になる。
【0010】また、算出手段は、分割された各領域のほ
ぼ中央の領域に対するドットの存在割合を算出し、前記
判定手段は、算出された割合が所定以上の場合には、注
目行はアルファベット文字であると判定し、所定以下の
場合には漢字圏文字であると判定することが望ましい。
これによって、漢字圏の文字とアルファベットの文字を
精度良く判定することが可能になる。
【0011】また、前記判別手段は、文字列パターンの
並び方向に投影したドット分布に基づいて行を判別する
ことが望ましい。これによって、精度良く行を判別する
ことが可能になる。
【0012】また、更に、前記入力された原稿画像中の
ノイズ除去するノイズ除去手段を備えることが望まし
い。この結果、ノイズによる影響をなくすことができる
ので、行の判別をより精度良く行なえる。
【0013】また、更に、前記入力された画像を所定角
度だけ回転させて、正立画像としての方向を決定する手
段を備えることが望ましい。これによって、原稿画像の
入力方向に応じて判定することが可能になる。
【0014】また、更に、前記入力された画像が傾いて
いるときに、傾きを補正する手段を備えることが望まし
い。これによって、傾いて入力された原稿画像もより精
度良く処理できる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0016】実施例における文字認識装置のブロック構
成を図12に示す。図中、1は装置全体の制御を司るC
PU、2はブートプログラム等を記憶しているROM、
3はCPU1が実行処理するプログラムやオペレーティ
ングシステム(OS)を記憶するRAMである。4は例
えばハードディスク装置等の外部記憶装置であって、こ
こにOS、文字認識処理に係るプログラム、更には認識
辞書(日本語文字用と英語文字用)が格納されている。
5はキーボードやポインティングデバイス等で構成され
る入力装置、6は原稿画像を読み取るイメージスキャナ
である。7は読み取った画像を一時的に記憶する画像メ
モリ、8は各種メッセージや認識された情報を表示する
表示装置である。
【0017】上記の構成における実施例の処理を説明す
る前に、まず、日本語と英語の文字列について考察す
る。
【0018】日本語における文字は、概して、その文字
高さ一杯に書かれているのに対して、英語ではlやyな
どが存在するため高さを数等分した真ん中の部分にその
線分(すなわちドット)が集中する。そのため、この集
中の度合でもって、認識対象の文字列が日本語であるの
か英語であるのかを判別できる。
【0019】日本語と英語の一例を図7に示す。図7
(a)は日本語の一例であり、同図(b)が英語の一例
であるが、英語(b)が4等分した場合の領域(2)
(3)に黒画素が集中しているのに対して、同図(a)
の如く日本語では比較的全体的に分布している。同図
(c)はyのような下に出っ張る文字が存在しない場合
の英語である。この場合は領域(3)(4)に黒画素が
集中する。
【0020】以上の原理に基づいて、第1の実施例の動
作処理を図1のフローチャートに従って説明する。尚、
同フローチャートに基づくプログラムは外部記憶装置4
に格納されていて、それをRAM3上にロードすること
で実行する。
【0021】本実施例では、1行を小領域に分ける時の
その分割数nを4とし、その黒画素分布の比の計算を黒
画素分布R1、R2を以下のようにして決定する。
【0022】R1=(B2+B3)/(B1+B4) R2=(B3+B4)/(B1+B2) 尚、B1〜B4は、それぞれの領域における黒画素数を
示している。従って、黒画素分布R1は領域(2)、
(3)が領域(1)、(4)に対してどの程度の黒画素
を有しているのかを示す値を、R2は領域(3)、
(4)が領域(1)、(2)に対してどの程度の黒画素
を有しているのかを示す値を意味することになる。尚、
特定の領域が占める黒画素の多さを算出するものとして
は、上記に限定されるものではなく、それ以外の尺度で
もって算出しても良いのは勿論である。さて、スキャナ
などの画像入力装置により入力されたビットマップ画像
は、ステップS101でブロック分けが行われる。
【0023】1画素1ビットの2値ビットマップ画像の
一例を図2(a)に示す。本実施例では単純2値化され
た2値画像が好ましい。そのビットマップ画像を図2
(b)の形にするのが、ステップS101の領域分離処
理である。
【0024】領域分離処理の一例のフローチャートを図
3に示す。ステップS301でビットマップ画像にm×
m画素サイズのウインドウを定義し、このウインドウ内
に所定数(実施例では“1”とした)の黒画素があった
ら、該当するウインドウを黒とし、解像度を大幅に減ら
し文字部分を連結させる。ステップS301の解像度変
換した様子を図4に示す。次にステップS302で輪郭
線追跡をすると、文字特有の細長いパターンとその他の
図形を区別することができる。最後のステップS303
では、同一グループ連結処理で、隣接するテキスト部を
結合させることによって図2(b)のように領域分離す
ることができる。
【0025】実施例においては、各ブロックを定義する
ために、ブロック定義用のデータ構造体を決めた。図5
(a)がその構造体であり、ブロックの種別を定義する
要素“type”(short 型)、ブロックの左上隅位置x座
標及びy座標を定義する要素“startx”,“starty”
(各々をshort 型)、ブロックの幅と高さを定義する
要素“width”,“height”(各々short型)、そして、
次のブロックのアドレスを記憶するための要素“next_a
ddress”で構成される。
【0026】ここで、要素“type”は、0〜2のいずれ
かの数値が割り当てられ、“0”が該当するブロックは
“タイトル”であることを、“1”は“テキスト”、
“2”は“その他(図形や写真等)”であることを示
す。
【0027】尚、各ブロックの種別を判定する手法であ
るが、実施例では図4に示すように解像度を下げて処理
した場合(このとき文字パターンどうしは互いに連結さ
れてしまい一塊の黒画素領域になる)、その領域の輪郭
を追跡していって、細長い連なりかどうかを判定し、細
長い(縦横比が所定条件を満たしている)とき該当する
領域は文字列領域であると判定する。ここで、文字列に
は、タイトル(見出し)と本文のテキストの二種類に分
けられるが、前者(タイトル)は一般にその文字サイズ
が大きい。そこで、文字領域であると判定された細長い
黒画素領域の長手方向にほぼ直角な断面の長さが所定以
上のとき、タイトルとして判定するようにした。また、
一般にタイトルは、本文の上方にある場合が多いので、
その存在位置に従ってタイトルかテキストかを判断する
ようにしても良い。但し、ブロックの判定そのものは本
発明の主要な部分ではないので、これ以上の説明は省略
する。
【0028】図5(b)は、上記の構造体で表されるデ
ータの例を示している。各ブロックの要素next_address
には、次のブロックのアドレスが格納され、最後はNU
LLを代入しておくことでそれ以降のデータは存在しな
いことを明示させておく。
【0029】図1の説明に戻る。ステップS101でブ
ロックデータが抽出されると、処理はステップS102
に進み、未処理のブロックがなくなるまで(構造体のne
xt_addressがNULLになるまで)ループする。もし、
未処理のブロックがなくなったら本処理を終了するが、
未処理のブロックがあるならばステップS103に移
る。
【0030】ステップS103では現在処理しようとす
るブロックが文字を含んでいれば(要素typeが0又
は1)、ステップS104に進み、含んでいなければ1
02に戻る。
【0031】ステップS104ではブロック内のデータ
をY軸に斜影を行い文字の存在するY軸(行)抽出を行
う。Y軸への斜影を例として図2(b)のテキスト2に
対して行うと図6に示すようになる。Y軸への斜影をも
っと具体的に説明するために図9にフローチャートを示
す。
【0032】尚、以下の説明に先立ち、変数line_
h[]、line_sy[]は共にRAMに確保された
配列変数であり、line_h[]は1行分の文字列の
高さ情報を格納し、line_sy[]は各行の左上隅
の、注目ブロックの左上隅座標からの相対的なy座標を
記憶する。また、変数iはブロック内における相対的な
x座標を、変数jは同y座標を示す。また、flag
は、1行分の切り出し処理を行っている最中か否かを示
す変数ものであり、kuroは着目している1ドットラ
イン中に黒画素があるか否かの情報を記憶する変数であ
る。また、nlineは、注目ブロック中に何行分の文
字列行があるかをカウントする変数である。
【0033】さて、ステップS901においては、変数
nline、flag,jをそれぞれ“0”クリアす
る。そして、ステップS902で変数i,ステップS9
03で変数kuroをそれぞれ“0”クリアする。
【0034】次いで、ステップS904に進んで、変数
jが注目ブロックの高さ(注目ブロックがk番目である
場合には、BLK[K].heightで得られる)を
越えたか否かを判断する。もし、超えていれば、注目ブ
ロック内の全てのラインに対しての処理が完了したこと
になるから、本処理を終える。
【0035】従って、ここでは変数jの値が注目ブロッ
クの高さに満たないとして、説明を続ける。
【0036】この場合、処理はステップS905に進
み、画像メモリ7に格納された画像データのx座標がs
tartx+i,y座標がstarty+jの位置の画
素データを読み出し、それが黒画素かどうかを判断す
る。ここで、startx、startyは注目ブロッ
クの構造体の要素名であることは理解できよう。
【0037】さて、変数i,jで示される位置の画素が
黒画素でないと判断した場合には、ステップS906に
進み、その時の変数iと注目ブロックの横幅width
を比較する。この結果、i<widthであると判断し
た場合には、ステップS907に進んで、変数iを
“1”だけインクリメントする。
【0038】こうして、注目ブロックの第jラインにお
いて、変数iが順次インクメントさせていって注目画素
が黒画素であると判断されると、処理はステップS90
8に進み、変数kuroを“1”を代入し、注目ライン
(変数jで示されるライン)には少なくとも黒画素が存
在したことを示すようにする。
【0039】この後、処理はステップS909に進み、
flagが“0”であるかどうかを判断する。flag
が“0”というのは、直前までのラインは空白部分であ
って、変数jで示されるラインになってはじめて黒画素
が発生したことを意味する。従って、この場合には、ス
テップS910に進み、文字列パターンの発生を検出し
たことになるから、その時点での変数jを配列変数li
ne_sy[nline]に代入する。文字パターンは
複数のドットラインに存在するから、次のラインでステ
ップS910の処理を行なわないように、flagに
“1”を代入させておく。
【0040】また、変数jで示されるライン中に黒画素
の存在を検出した場合には、同ラインにおけるそれより
右側に位置する画素の状態を検出することは不要になる
のでステップS907の処理を行わず、注目ラインの処
理を終えたものとして、ステップS912に進む。
【0041】ステップS912では、kuro=0、且
つ、flag=1であるかどうかを判断する。
【0042】つまり、黒画素が存在するラインが連続し
て検出されている最中に、空白ラインが検出されたかど
うかを判断する。より分かりやすく説明すると、1行分
の文字列パターンの領域が決定したかどうかを判断す
る。
【0043】否の場合には、ステップS913に進ん
で、変数jを“1”だけインクリメントし、ステップS
902以降の処理を繰り返す。
【0044】こうして、1行分の文字列パターンの検出
がなされたと判断した場合には、ステップS914に進
んで、配列変数line_h[nline]に、そのと
きの変数jからline_sy[nline]を引いた
値をセットする。先に説明したように、line_sy
[nline]には文字列パターンの左上隅のy座標が
格納されているから、line_h[nline]には
黒画素が連続するラインの本数、すなわち、文字列パタ
ーンの高さ情報が格納されることになる。
【0045】次いで、ステップS915で、次の文字列
パターン(文字列行)の検出に備えて変数flagを
“0”クリアし、nlineを“1”だけインクリメン
トする。
【0046】以上の結果、最終的に変数jが注目ブロッ
クの高さheightを越えることになり、その時点で
本処理を終了する。このとき、nlineは注目ブロッ
クにおいて検出された文字列行数が格納され、line
_sy[0]〜line_sy[nline]には各文
字列パターンの左上隅のy座標値が、line_h
[0]〜line[nline]には各文字列パターン
の高さ情報が格納されることになる。
【0047】以上の図9の処理により各ブロックの文字
画像から行数、各行のスタート点および高さを抽出する
ことができる。
【0048】図1の説明に戻る。ステップS105では
抽出された行データの処理のためにループを回す。全て
の行の処理が終わっていない場合にはステップS102
に戻り、それ以外はステップS106に進む。
【0049】ステップS106では図11のように、ス
テップS104で抽出された行をラスタ順次に見て、領
域(1)内の黒画素数を数えB1を得、続いて領域
(2)内の黒画素数を数えB2を得、領域(3)内の黒
画素数を数えB3を得、最後に領域(4)内の黒画素数
を数えB4を得る(領域1から4の定義は図7参照)。
【0050】ここで各領域は、先に説明したように、行
の高さ情報line_h[]で示される高さを4分割し
た領域を意味する。
【0051】その処理の一例のフローチャートを図10
に示す。図7に示すようにステップS104の行抽出処
理で抽出された行画像の左上を座標(0,0)とし、行
画像の幅をW、画素高さをHとする。従って右下の座標
は(W−1,H−1)となる。尚、以下の示す各変数も
RAM3に確保されているものである。
【0052】ステップS1001で黒画素カウンタco
unter(0)〜counter(3)を“0”クリ
アする。ここでcounter[0]がB1を、coun
ter[1]がB2を、counter[2]がB3を、co
unter[3]がB4をそれぞれ係数する変数である。
【0053】ステップS1002で、二次元の画像を処
理するための縦座標カウンタjをリセットする。ステッ
プS1003で縦座標カウンタjが行画像高さHを超え
ていないかどうかチェックし、超えていたらendに進
み本処理を終える。また、超えていなかったらステップ
S1004に進む。
【0054】ステップS1004で二次元の画像を処理
するための横座標カウンタiをリセットする。ステップ
S1005で横座標カウンタiが行画像幅Wを超えてい
ないかどうかチェックし、超えていたらステップS10
09に進み、超えていなかったらステップS1006に
進む。ステップS1006でpixel[i][j]が黒かど
うかチェックし、黒ならばステップS1007に進み、
白ならばステップS1008に進む。
【0055】ステップS1007ではpixel[i][j]
が黒ということでcounter[j/4]をインクリメン
トする。
【0056】但し、“j/4”は整数部分のみを有効す
る。従って、j/4は0、1、2、3の4つの値のいず
れかであり、それでもって、counter[0]〜
[3]のいずれか1つがインクリメントする。
【0057】つまり、小領域(1)中の黒画素はcou
nter[0]に加算され、小領域2中の黒画素はcou
nter[1]に加算され、小領域3中の黒画素はcou
nter[2]に加算され、小領域4中の黒画素はcou
nter[3]に加算されていく。
【0058】ステップS1008では、横座標カウンタ
iをインクリメントし、ステップS1005に戻る。ス
テップS1009で縦座標カウンタjをインクリメント
し、ステップS1003に戻る。
【0059】以上の処理の結果、B1=counter
[0],B2=counter[1],B3=counter
[2],B4=counter[3]として各小領域中の黒画
素がカウントされる。
【0060】図1の説明に戻る。ステップS107で
は、(B2+B3)/(B1+B4)が予め設定されて
いる閾値T1以上であるか否か、或いは、(B3+B
4)が予め設定されている閾値T2以上であるかを判定
する。これらいずれかのを判定が肯定されれば、注目ブ
ロックの注目行は英文字列と判断されるので、ステップ
S108で、その行に対しての属性を“英語”にする。
また、いずれの判定も否定された場合には、注目行は日
本語であると判定されるので、その旨の属性を与える。
【0061】以上説明したように本実施例によれば、行
単位に英語か日本語かを判断できるので、後の文字認識
処理においては、適正な認識辞書が選択させることが可
能となり、認識率を向上させることが可能になる。ま
た、場合によっては、認識アルゴリズム自身を切り替え
るようにしても良い。
【0062】<第2の実施例の説明>上記第1の実施例
においてアルファベット/日本語判別を文字画像の1行
毎に行ったがその限りではない。
【0063】例えば、文字画像の1行目を抽出し、その
1行目の黒画素分布を算出しアルファベット日本語判別
を行ったらその結果をその画像全体の判別結果としても
よい。
【0064】または文字画像をY軸への斜影により行切
りを行ない、X軸への斜影により文字切りを行ったあ
と、任意にm文字分選びだし、m文字の黒目分布の平均
を算出しその文字画像全体のアルファベット日本語判別
を行う方法もある。
【0065】これらの方法により、計算時間の短縮が計
れる。
【0066】また、上述の第1の実施例において行抽出
手段は文字画像に対するY軸への斜影としたが、その限
りではなく、例えば、図1におけるステップS101の
領域分離により行っても良い。具体的には図3のステッ
プS301の解像度変換、ステップS302の輪郭線追
跡を行った後、輪郭線追跡により抽出されたオブジェク
トのうち細長いものを文字と判定するが、ステップS3
03の同一グループ結合を行わずに、行として領域分離
をする。この処理により図2(a)を実行した結果は図
8の様になり、Y軸への斜影は必要なくなる。しかし、
解像度変換の影響で抽出された行の精度が低いのでそれ
を考慮して閾値Tの値をチューニングする必要がある。
この閾値Tは原稿画像にもよるので、入力装置5から適
宜調整するようにする。
【0067】また、入力した原稿画像中にノイズとし
て、本来空白部分に1画素だけの孤立画素が存在する
と、上記処理は正常に行われない可能性がある。そこ
で、孤立画素については、それを判別し、それを除去す
る処理を設ける処理が望まれる。孤立画素の判定は、黒
画素のまわりの所定距離以内に他の黒画素があるかどう
かを判断すれば良いだろう。または、画像をウインドリ
ングしパターンマッチングで消去する方法などを用いて
も良い。
【0068】また、第1の実施例では、ステップS10
1の領域分離処理を施す画像は1画素1ビットの画像と
したがその限りでなく、例えば1画素8ビットの多値画
像でもよい。その場合、領域分離は微分フィルタをかけ
て高周波成分を抽出し、文字部、写真部に分ける方法が
ある。本アルファベット日本語判別を実施するには上記
1画素8ビットの多値画像を一定の閾値で2値化すれば
良い。
【0069】また、本アルファベット/日本語自動判別
法を施す前に、文字画像の傾きを補正することによっ
て、原稿が傾いた画像に対してより良好な結果を得るこ
とができる。傾き補正は例えば抽出した行の傾きを求め
て、座標変換することによって実現できるので、その説
明は省略する。
【0070】また、本アルファベット/日本語自動判別
法を施す前に、文字画像の方向を検出することによっ
て、原稿の方向に依存しない結果を得ることができる。
文字画像方向の検出は例えば領域分割によって抽出した
文字画像を行抽出、文字抽出を実行し、抽出した数画像
を0°回転、90°回転、180°回転、270°回転
を行いOCRを行う。OCRの確信度が得られるのでそ
れを利用して文字画像の方向を検出し原画像を行えば良
い。
【0071】また、各小領域中の黒画素数カウントを行
画像を抽出した後に行ったが、その限りでなく、例え
ば、Y軸方向の斜影を行って行画像を抽出する時に同時
にカウントしてもよい。その場合、行画像の高さがまだ
未明であるのでその行の黒画素数を保持しておいて高さ
が判明した後に小領域中の黒画素を加算して求めること
ができる。
【0072】<第3の実施例の説明>上記実施例では、
文字列の行を4等分に、その中の黒画素の個数比でもっ
て該当する行が日本語か英語かを判別するものであった
が、本第3の実施例では、一般に日本語の文字パターン
は単位面積当たりのドット数が英語より多いという点に
着目し、文字種を判定する例を説明する。
【0073】尚、装置構成は先に説明した第1の実施例
と同様であるものとし、ここではその処理内容について
説明する。
【0074】図13のフローチャートに従って本第3の
実施例における処理手順を説明する。
【0075】図13のフローチャート中、ステップS3
101〜S3105までは、図1のステップS101〜
S105と同じである。すなわち、ブロック化、及び各
ブロック内のテキストもしくは見出しの行数の検出にか
かる処理は同じであるものとする。
【0076】ステップS3101〜S3105では、原
稿画像の入力からブロック分け、そして、着目している
ブロックがタイトルもしくはテキストであって、その行
の抽出処理を行う。未処理の行が存在すると判断された
場合には、ステップS3106に進む。
【0077】ステップS3106では図14のように行
中の黒画素を見て、文字幅を検出するとともに黒画素数
をカウントする。
【0078】図15にステップS3106の処理内容の
フローチャートを示し、以下説明する。
【0079】尚、図14に示すように、ステップS31
04(図9参照)の行抽出処理で抽出された行画像の左
上位置を座標(0,0)とし、行画像の画素幅をIW、
画素高さをHとする。従って右下の座標は(IW−1,
H−1)となる。また、本処理の詳細は以下の説明から
明らかになるが、要するに、着目している行の実際に文
字列パターンその存在する位置の開始位置(行頭)と、
終了位置(行末)の座標及び、それらの間にあるドット
数を計数する処理を行うものである。
【0080】ステップS4001で、黒画素の開始位置
を検出した際に、その位置を記憶保持する変数star
tx(x座標)を更新し、それ以降の処理で当該変数s
tartxを更新しないように制御する変数flag_
blkを“0”クリアする。そして、ステップS400
2では、黒画素数を計数する変数conterを“0”
クリアする。次いで、ステップS4003では、注目画
素位置のx座標位置を特定するための変数iを“0”ク
リアする。次の、ステップS4004では、flag_
line2にflag_lineの内容を代入し、次い
で、flag_lineを“0”クリアする。尚、最初
の段階では、flag_lineには“0”が格納され
ているものとする。従って、flag_line2は、
最初の段階では“0”クリアされることになる。
【0081】また、flag_lineは現在の変数i
で示される縦1ドット列に黒画素があったかどうかを示
す情報が格納され、flag_line2には直前の縦
1ドット列に黒画素があったかどうかを示す情報が格納
される。従って、黒画素が連続して検出されている最中
に、文字パターンが途絶えた場合にはflag_lin
e2=1(直前の縦1ドット列に黒画素有り)で、且
つ、flag_line=0(注目している縦1ドット
列に黒画素無し)の場合であることを判定すれば良い。
【0082】さて、ステップS4005では、抽出する
画素位置のy座標を記憶保持する変数jを“0”クリア
する。
【0083】次いで、ステップS4006で、注目行中
の変数i,jで示される位置の画素を画像メモリ7から
読み出し、それが黒画素がどうかを判定する。白画素で
あった場合には、ステップS4012にジャンプし、変
数j、すなわち、y座標を1つインクリメントし、ステ
ップS4013で変数jが注目行の高さ以下であると判
断されるまで上記ステップS4005以下の処理を繰り
返す。
【0084】こうして、変数jで示される縦1ドット列
につき、1つも黒画素が発見できなかった場合、ステッ
プS4013の判定は“NO”になるので、ステップS
4014に進み、flag_line2が“1”で、且
つ、flag_lineが“0”か否かを判断する。す
なわち、文字パターンの終端を見つけたか否かを判断す
る。否の場合には、変数iをインクリメントし、次の列
位置に備える。そして、ステップS4017で変数iと
行幅とを比較し、行幅分の処理が終えていないと判断し
た場合には、ステップS4004の処理に戻り、上記処
理を繰り返す。
【0085】さて、この過程で、最初に黒画素が検出さ
れると、ステップS4007でflag_blkが
“0”であると判断されるので、処理はステップS40
08に進み、そのときの変数iの値を変数startx
に代入する。これにより、文字列パターンの最初のドッ
ト位置のx座標がstartxに格納されることにな
る。
【0086】次いで、このstartxに代入する処理
は、これ以降行なわないようにするため、変数flag
_blkに“1”を代入する。
【0087】次いで、黒画素が1つ検出されたことにな
るから、変数counterを“1”インクリメント
し、且つ、注目縦1ドット列中に黒画素が検出されたわ
けであるから、flag_lineに“1”を代入し、
ステップS4012に進む。
【0088】以上の結果、注目行中の最初の黒画素が検
出された場合には変数startxにそのときのx座標
値である変数iを代入し、後はこの処理は行わない。そ
して、黒画素が検出される度に変数counterが
“1”ずつインクリメントされることになる。
【0089】さて、1つの文字の黒画素を検出していく
過程で、その隣の文字パターンとの間に処理は移ると、
当然、その間には空白部分があるので、黒画素は検出さ
れなくなる。
【0090】このとき、ステップS4014の判断は、
“Yes”になる。つまり、その時の変数iの値が注目
している文字パターンの終わり位置になるから、その位
置を仮の行末位置であるとしてendxにその値を代入
する。従って、endxの内容は、注目行中に含まれる
文字数分だけ更新させるが(図14参照)、最終的に注
目行の行末位置にある文字の終わりのx座標値がend
xに格納されることになる。
【0091】以上の結果、注目ブロック内の注目行の行
頭文字パターンの開始位置がstartxに、行末文字
パターンの終わりがendxに格納され、counte
rにはその間の黒画素数が格納されることになる。
【0092】図13の説明に戻る。
【0093】ステップS3107で白画素数(WN)を WN=行高さ(H)×行幅(W)−黒画素数(BN) により求め、黒画素比Rを R=黒画素数(BN)/白画素数(WN) によって求める。
【0094】ここで、行の高さは、先の第1の実施例で
説明した通りであり、行幅はendx−startxで
得られる値である。
【0095】ステップS4108であらかじめ決めたあ
ったしきい値TよりRが大きいかどうか(黒画素が多い
かどうか)チェックし、R>Tの時はステップS310
9に進み、R<=Tの時はステップS3110に進む。
ステップS3109ではその文字画像は日本語であると
判定し、ステップS3105に戻る。また、ステップS
3110ではその文字画像はアルファベットであると判
定し、ステップS3105に戻る。
【0096】以上説明したように本第3の実施例によれ
ば、文字パターンは日本語の場合、そのドット数が多
く、逆に英語の場合にはドット数が少ないという特徴を
利用して、各ブロック内の行単位の字種を判別できる。
従って、文字認識処理に移る場合には、その認識辞書を
予め決めておく、もしくは優先する辞書を決めておくこ
とが可能になり、文字認識率を高めることが可能にな
る。
【0097】<第4の実施例の説明>第3の実施例にお
いてアルファベット日本語判別を文字画像の1行毎に行
ったがその限りではない。例えば、文字画像の1行目を
抽出し、その1行目の黒画素分布を算出しアルファベッ
ト日本語判別を行ったらその結果をその画像全体の判別
結果としてもよい。
【0098】または文字画像をX軸への斜影により行切
りを行い、Y軸への斜影により文字切りを行ったあと、
任意にm文字分選びだし、m文字のRの平均を算出しそ
の文字画像全体のアルファベット日本語判別を行う方法
もある。これらの方法により、計算時間の短縮が計れ
る。
【0099】また、先に説明した第1の実施例と第3の
実施例とを組み合わせて字種を判定するようにしても良
い。このようにすると、字種判定に関する精度を向上さ
せることが可能になる。
【0100】また、文字には様々なフォントや、スタイ
ルがある。そのため、日本語のほうが文字幅の細いフォ
ントで英語のほうが太いフォントだった場合誤判別のお
それが出てくる。そこで、第1の実施例のような処理を
行う前に文字の細線処理を行えば、そのような誤判別の
危険はなくなる。但し、厳密な細線化処理は、非常に複
雑な処理を伴う。しかし、本第3の実施例では、単純に
文字の種別を一義的な状態にさせすれば良いので、単純
な細線化処理を行なえば良い。
【0101】以下、簡単な細線処理について説明する。
【0102】簡単な細線処理はパターンマッチングによ
る黒画素消去によって可能である。2画像を例えば3×
3画素単位に着目し、あらかじめ決めてある消去パター
ンとウィンドウ中の画像パターンが一致した場合、その
注目画素(ウィンドウ中の中央の画素)を黒から白に強
制変換する。その処理を反復して細線処理を行う。消去
パターンの一例は例えば図16の通りである。
【0103】また、第3の実施例において、行抽出手段
は文字画像に対するY軸への斜影としたが、その限りで
なく、例えば、図13のステップS3101の領域分離
により行ってもいい。
【0104】具体的には、先の第1の実施例と同様に、
解像度変換、輪郭線追跡を行った後、輪郭線追跡により
抽出されたオブジェクトのうち細長いものを文字と判定
するが、同一グループ結合を行わずに、行として領域分
離をする。この処理により図2(a)を実行した結果は
図8の様になり、Y軸への斜影は必要なくなく。しか
し、解像度変換の影響で抽出された行の精度が低いので
それを考慮してしきい値Tの値をチューニングしなけれ
ばならない。
【0105】また、上述の第3の実施例において、本処
理を施す1画素1ビットの画像にノイズが存在していて
は本アルファベット日本語判別の能力を生かせられな
い。従って明らかにノイズとわかる孤立ドットなどを除
去すると良いだろう。孤立ドット除去の方法としては画
像をウインドリングしパターンマッチングで消去する方
法などがある。
【0106】また、上述の第3の実施例において、図1
3のステップS3101の領域分離処理を施す画像は1
画素1ビットの画像としたがその限りでなく例えば1画
素8ビットの多値画像でもよい。その場合、領域分離は
微分フィルタをかけて高周波成分を抽出し、文字部、写
真部に分ける方法がある。本アルファベット日本語判別
を実施するには上記1画素8ビットの多値画像を一定し
きい値で二値化する必要がある。
【0107】また、本アルファベット日本語自動判別法
を施す前に、文字画像の傾きを補正することによって、
原稿が傾いた画像に対してより良好な結果を得ることが
できる。傾き補正は例えば抽出した行の傾きを求めて、
座標変換することによって実現できる。
【0108】また、本アルファベット日本語自動判別法
を施す前に、文字画像の方向を検出することによって、
原稿の方向に依存しない結果を得ることができる。文字
画像方向の検出は例えば領域分割によって抽出した文字
画像を行抽出、文字抽出を実行し、抽出した数画像を0
°回転、90°回転、180°回転、270°回転を行
いOCRを行う。OCRの確信度が得られるのでそれを
利用して文字画像の方向を検出し原画像を行う。
【0109】以上説明したように本第1〜第4の実施例
に従えば、日本語と英語の文字パターンの分布あるいは
密度に応じて文字種を判定することが可能になる。従っ
て、文字認識する前処理として認識するときに使用する
辞書を予め決める、もしくはその優先順位を決めること
が可能になるので、文字認識率を向上させることが可能
になる。
【0110】尚、第1〜第4の実施例では、いずれも日
本語と英語について説明したが、英語の代わりにドイツ
語やフランス語を用いても同様であり、且つ、日本語の
代わりに漢字圏(例えば中国語)にしても同様であるの
で、上記例によって本発明が限定されるものではない。
【0111】また、実施例ではイメージスキャナ6から
入力される画像に対して処理を行なったが、画像は例え
ば通信回線を介して送られてきても良いし、例えば所定
の記憶媒体(例えばフロッピーディスク等)に記憶させ
ておいて、そこから画像を読出しても同様に処理できる
ので、上記実施例によって限定されるものではない。
【0112】更に、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることはいうまでもない。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力された原稿画像中の文字種を効率良く判定すること
で、下位の処理、例えば文字認識処理における処理精度
を上げることが可能になる。
【0114】また、本発明の好適な実施態様に従えば、
前記下位処理は文字認識処理であって、前記判定手段で
判定された結果に応じて認識処理するときに使用する認
識アルゴリズム、又は、認識アルゴリズムと認識辞書、
或いは認識辞書を選択させるので、認識速度及び認識の
精度を高めることが可能になる。
【0115】また、分割された各領域のほぼ中央の領域
に対するドットの存在割合を算出し、前記判定手段は、
算出された割合が所定以上の場合には、注目行はアルフ
ァベット文字であると判定し、所定以下の場合には漢字
圏文字であると判定するので、漢字圏の文字とアルファ
ベットの文字を精度良く判定することが可能になる。
【0116】また、文字列パターンの並び方向に投影し
たドット分布に基づいて行を判別するので、精度良く行
を判別することが可能になる。
【0117】また、更に、前記入力された原稿画像中の
ノイズ除去するノイズ除去手段を備えることにより、ノ
イズによる影響をなくすことができるので、行の判別を
より精度良く行なえる。
【0118】また、更に、前記入力された画像を所定角
度だけ回転させて、正立画像としての方向を決定する手
段を備えることにより、原稿画像の入力方向に応じて判
定することが可能になる。
【0119】また、前記入力された画像が傾いていると
きに、傾きを補正するので、傾いて入力された原稿画像
もより精度良く処理できる。
【0120】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における処理手順を示すフローチャート
である。
【図2】原稿画像とブロック分け処理の関係を示す図で
ある。
【図3】実施例のブロック分け処理の一例を示すフロー
チャートである。
【図4】図3における解像度変換処理を施した様子を示
す図である。
【図5】実施例におけるブロック変数の構造体の構造及
びそのデータの例を示す図である。
【図6】行判別の概念を示す図である。
【図7】日本語と英語の文字列の一例と、文字識別の原
理を説明するための図である。
【図8】実施例におけるブロック分け処理後の各ブロッ
クの属性の一例を示す図である。
【図9】実施例の行識別処理のフローチャートである。
【図10】実施例の画素計数処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図11】実施例の画素計数処理の走査内容を示す図で
ある。
【図12】実施例における文字認識装置のブロック構成
を示す図である。
【図13】第3の実施例の動作処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図14】第3の実施例における処理過程の概要を示す
図である。
【図15】第3の実施例における黒画素分布算出処理を
示すフローチャートである。
【図16】細線化処理で使用されるパターンの例を示す
図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 外部記憶装置 5 入力装置 6 イメージスキャナ 7 画像メモリ 8 表示装置

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を入力して、当該原稿中の文字
    の種別を判定し下位の処理に渡す画像処理装置であっ
    て、 入力された原稿画像中の文字列パターンを含む行を判別
    する判別手段と、 判別された行の領域を、当該行に含まれる文字列の並び
    方向に平行な複数領域に分割する分割手段と、 分割された各領域中の有意なドットを計数する計数手段
    と、 該計数手段で計数された値に基づいて、ドット分布を算
    出する算出手段と、 算出されたドット分布に基づいて注目行の文字種を判定
    する判定手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記下位処理は文字認識処理であって、
    前記判定手段で判定された結果に応じて認識処理すると
    きに使用する認識辞書を選択させることを特徴とする請
    求項第1項に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記下位処理は文字認識処理であって、
    前記判定手段で判定された結果に応じて認識処理すると
    きに使用する認識アルゴリズムを選択させることを特徴
    とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 算出手段は、分割された各領域のほぼ中
    央の領域に対するドットの存在割合を算出し、 前記判定手段は、算出された割合が所定以上の場合に
    は、注目行はアルファベット文字であると判定し、所定
    以下の場合には漢字圏文字であると判定することを特徴
    とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 算出手段は、分割された複数領域のうち
    特定の領域に対するドットの存在割合を算出し、 前記判定手段は、算出された割合に基づいて、注目行が
    アルファベット文字か、漢字圏文字であると判定するこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記判別手段は、文字列パターンの並び
    方向に投影したドット分布に基づいて行を判別すること
    を特徴とする請求項第1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記入力された原稿画像中のノイ
    ズ除去するノイズ除去手段を備えることを特徴とする請
    求項第1項に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記入力された画像を所定角度だ
    け回転させて、正立画像としての方向を決定する手段を
    備えることを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理
    装置。
  9. 【請求項9】 更に、前記入力された原稿画像が傾いて
    いると判断された場合に画像の傾きを補正する補正手段
    を備えることを特徴とする請求項第1項に記載の画像処
    理装置。
  10. 【請求項10】 原稿画像を入力して、当該原稿中の文
    字の種別を判定し下位の処理に渡す画像処理方法であっ
    て、 入力された原稿画像中の文字列パターンを含む行を判別
    する判別工程と、 判別された行の領域を、当該行に含まれる文字列の並び
    方向に平行な複数領域に分割する分割工程と、 分割された各領域中の有意なドットを計数する計数工程
    と、 該計数工程で計数された値に基づいて、ドット分布を算
    出する算出工程と、 算出されたドット分布に基づいて注目行の文字種を判定
    する判定工程とを備えることを特徴とする画像処理方
    法。
  11. 【請求項11】 前記下位処理は文字認識処理であっ
    て、前記判定工程で判定された結果に応じて認識処理す
    るときに使用する認識辞書を選択させることを特徴とす
    る請求項第10項に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記下位処理は文字認識処理であっ
    て、前記判定工程で判定された結果に応じて認識処理す
    るときに使用する認識アルゴリズムを選択させることを
    特徴とする請求項第10項に記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 算出工程は、分割された各領域のほぼ
    中央の領域に対するドットの存在割合を算出し、 前記判定工程は、算出された割合が所定以上の場合に
    は、注目行はアルファベット文字であると判定し、所定
    以下の場合には漢字圏文字であると判定することを特徴
    とする請求項第7項に記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 算出工程は、分割された複数領域のう
    ち特定の領域に対するドットの存在割合を算出し、 前記判定工程は、算出された割合に基づいて、注目行が
    アルファベット文字か、漢字圏文字であると判定するこ
    とを特徴とする請求項第10項に記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記判別工程は、文字列パターンの並
    び方向に投影したドット分布に基づいて行を判別するこ
    とを特徴とする請求項第10項に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 更に、前記入力された原稿画像中のノ
    イズ除去するノイズ除去工程を備えることを特徴とする
    請求項第10項に記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 更に、前記入力された画像を所定角度
    だけ回転させて、正立画像としての方向を決定する工程
    を備えることを特徴とする請求項第10項に記載の画像
    処理方法。
  18. 【請求項18】 更に、前記入力された原稿画像が傾い
    ていると判断された場合に画像の傾きを補正する補正工
    程を備えることを特徴とする請求項第10項に記載の画
    像処理方法。
  19. 【請求項19】 原稿画像を入力して、当該原稿中の文
    字の種別を判定し下位の処理に渡す画像処理装置であっ
    て、 入力された原稿画像中の文字列パターンを含む行を判別
    する判別手段と、 判別された行の行頭文字パターンと行末文字パターンの
    文字列行長に対する優位なドット数を計数する計数手段
    と、 該計数手段で計数されたドット数の、前記行中の非有意
    ドットに対する割合を算出する算出手段と、 算出された割合でもって注目行の文字種を判定する判定
    手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記下位処理は文字認識処理であっ
    て、前記判定手段で判定された結果に応じて認識処理す
    るときに使用する認識辞書を選択させることを特徴とす
    る請求項第19項に記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記下位処理は文字認識処理であっ
    て、前記判定手段で判定された結果に応じて認識処理す
    るときに使用する認識アルゴリズムを選択させることを
    特徴とする請求項第19項に記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記判定手段は、算出された割合が所
    定以上の場合には、注目行は漢字圏文字であると判定
    し、所定以下の場合にはアルファベット文字であると判
    定することを特徴とする請求項第19項に記載の画像処
    理装置。
  23. 【請求項23】 前記算出手段は、分割された複数領域
    のうち特定の領域に対するドットの存在割合を算出し、 前記判定手段は、算出された割合に基づいて、注目行が
    アルファベット文字か、漢字圏文字であると判定するこ
    とを特徴とする請求項第19項に記載の画像処理装置。
  24. 【請求項24】 前記判別手段は、文字列パターンの並
    び方向に投影したドット分布に基づいて行を判別するこ
    とを特徴とする請求項第19項に記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 更に、前記入力された原稿画像中のノ
    イズ除去するノイズ除去手段を備えることを特徴とする
    請求項第19項に記載の画像処理装置。
  26. 【請求項26】 更に、前記入力された画像を所定角度
    だけ回転させて、正立画像としての方向を決定する手段
    を備えることを特徴とする請求項第19項に記載の画像
    処理装置。
  27. 【請求項27】 更に、前記入力された原稿画像が傾い
    ていると判断された場合に画像の傾きを補正する補正手
    段を備えることを特徴とする請求項第19項に記載の画
    像処理装置。
  28. 【請求項28】 原稿画像を入力して、当該原稿中の文
    字の種別を判定し下位の処理に渡す画像処理方法であっ
    て、 入力された原稿画像中の文字列パターンを含む行を判別
    する判別工程と、 判別された行の行頭文字パターンと行末文字パターンの
    文字列行長に対する優位なドット数を計数する計数工程
    と、 該計数工程で計数されたドット数の、前記行中の非有意
    ドットに対する割合を算出する算出工程と、 算出された割合でもって注目行の文字種を判定する判定
    工程とを備えることを特徴とする画像処理方法。
  29. 【請求項29】 前記下位処理は文字認識処理であっ
    て、前記判定工程で判定された結果に応じて認識処理す
    るときに使用する認識辞書を選択させることを特徴とす
    る請求項第28項に記載の画像処理方法。
  30. 【請求項30】 前記下位処理は文字認識処理であっ
    て、前記判定工程で判定された結果に応じて認識処理す
    るときに使用する認識アルゴリズムを選択させることを
    特徴とする請求項第28項に記載の画像処理方法。
  31. 【請求項31】 前記判定工程は、算出された割合が所
    定以上の場合には、注目行は漢字圏文字であると判定
    し、所定以下の場合にはアルファベット文字であると判
    定することを特徴とする請求項第28項に記載の画像処
    理方法。
  32. 【請求項32】 前記算出工程は、分割された複数領域
    のうち特定の領域に対するドットの存在割合を算出し、 前記判定工程は、算出された割合に基づいて、注目行が
    アルファベット文字か、漢字圏文字であると判定するこ
    とを特徴とする請求項第28項に記載の画像処理方法。
  33. 【請求項33】 前記判別工程は、文字列パターンの並
    び方向に投影したドット分布に基づいて行を判別するこ
    とを特徴とする請求項第28項に記載の画像処理方法。
  34. 【請求項34】 更に、前記入力された原稿画像中のノ
    イズ除去するノイズ除去工程を備えることを特徴とする
    請求項第28項に記載の画像処理方法。
  35. 【請求項35】 更に、前記入力された画像を所定角度
    だけ回転させて、正立画像としての方向を決定する工程
    を備えることを特徴とする請求項第28項に記載の画像
    処理方法。
  36. 【請求項36】 更に、前記入力された原稿画像が傾い
    ていると判断された場合に画像の傾きを補正する補正工
    程を備えることを特徴とする請求項第28項に記載の画
    像処理方法。
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JP2015225327A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2020513133A (ja) * 2017-09-20 2020-04-30 ジョンアン インフォメーション テクノロジー サービシズ カンパニー リミテッド 画像品質の評価方法及び装置

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