JPH08300525A - ハニカムサンドイッチパネル - Google Patents

ハニカムサンドイッチパネル

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JPH08300525A
JPH08300525A JP11191795A JP11191795A JPH08300525A JP H08300525 A JPH08300525 A JP H08300525A JP 11191795 A JP11191795 A JP 11191795A JP 11191795 A JP11191795 A JP 11191795A JP H08300525 A JPH08300525 A JP H08300525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sandwich panel
honeycomb sandwich
honeycomb
metal
core body
Prior art date
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Pending
Application number
JP11191795A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Furukawa
功一 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11191795A priority Critical patent/JPH08300525A/ja
Publication of JPH08300525A publication Critical patent/JPH08300525A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、表皮材としての機能を確保したう
えで、耐衝撃性の向上を図り得るようにすることにあ
る。 【構成】ハニカム構造のコア本体10の両面を金属線1
1aを編み込んだ金属網11,11で挟装して、さら
に、これら金属網11,11上にシート状の表皮材1
2,12を被着して挟装するように構成し、所期の目的
を達成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば人工衛星等の
宇宙航行体の構造体や航空機の構造体等の構造物を形成
するのに好適するハニカムサンドイッチパネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハニカムサンドイッチパネル
は、コア本体を例えばアルミニウム合金等でハニカム構
造(蜂の巣形状)に形成する。そして、このコア本体
は、その両面に炭素繊維複合材料を積層してシート状に
形成されるフェイスシートと称する表皮材が接着されて
該表皮材に挟装される。
【0003】ところで、このようなハニカムサンドイッ
チパネルは、軽量で、高い剛性を有する耐熱性に優れた
特性を持つことが知られており、例えば人工衛星等の構
造物として、あるいは直接的に電子機器等が設置される
構造物として用いられる。そして、このハニカムハンド
イッチパネルとしては、そのハニカム構造の密度が、製
作する構造物に加わるせん断力に応じて設定される。
【0004】図3は、このようなハニカムサンドイッチ
パネル1を用いて構成した人工衛星を示すもので、この
ハニカムサンドイッチパネル1は、複数枚が略箱状に組
合わせ結合されて所定形状の衛星本体が構成され。そし
て、この衛星本体を形成するサンドイッチパネル1に
は、アンテナモジュール2、太陽電池パドル3、パスベ
イ4等が取付配置される。
【0005】ところが、上記ハニカムサンドイッチパネ
ルでは、軽量で、高い剛性を有するものの、そのコア本
体を挟装する表皮材が非常に薄いために、例えば地上に
おいて、構造物を組立てる際に、他のものをぶつけた
り、衝撃を与えると、割れたり、破損する虞れがあり、
その組立作業を含む取扱が非常に面倒であるという問題
を有する。また、この割れが小さなピンホール等のひび
が入り、これを地上で、発見できなかった場合には、こ
のひびが宇宙空間において、時効的に広がり、大きな事
故に発展する虞れを有する。また、宇宙空間において、
浮遊する塵が直接的に衝突した場合にあっては、その大
きさや、衝突速度にもよるが塵が構造物内にまで侵入す
る虞れを有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のハニカムサンドイッチパネルでは、軽微な衝撃で簡
単に割れたり、破損したりする虞れがあり、その取扱が
非常に面倒であるという問題を有する。
【0007】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、表皮材としての機能を確保したうえで、耐衝撃性
の向上を図り得るようにしたハニカムサンドイッチパネ
ルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、ハニカム構
造を有するコア本体と、このコア本体の両面に被着され
て該コア本体を挟装する金属線を織物状に編み込んだ金
属網と、この金属網上に被着されて該金属網を挟装する
有機材料をシート状に形成した表皮材とを備えてハニカ
ムサンドイッチパネルを構成したものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、金属網は、表皮材に衝撃等
を受けて、該表皮材にひびや割れが入ると、そのひび、
割れが表皮材に侵攻して行くのを阻止する。また、金属
網は、表皮材に他の物体が衝突すると、この物体がコア
本体にめり込む如く侵入したり、突き抜けるの阻止し
て、その衝撃が直接的にコア本体に加わるのを阻止す
る。これにより、表皮材としての機能を確保したうえ
で、耐衝撃性の向上が図れる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係
るハニカムサンドイッチパネルを示すもので、コア本体
10はアルミニウム合金等で所望の密度を有した蜂の巣
状のハニカム構造に形成される。このコア本体10は、
その両面に、金属網11,11がそれぞれ接着されて該
金属網11,11に挟装される。この金属網11,11
は、図2に示すように例えば、ステンレスやモリブデン
等の金属線11aをトリコット編みで織物状に織込んで
形成される。
【0011】また、コア本体10の金属網11,11上
には、フェイスシートと称する表皮材12,12がそれ
ぞれ接着されて該表皮材12,12に挟装される。この
表皮版12,12は、例えば炭素繊維復合材料を積層し
てシート状に形成される。
【0012】上記ハニカムサンドイッチパネルは、適用
する構造物に対応した形状に適宜成形された複数枚が形
成され、これら複数枚のパネルが組合わされて、例えば
前記図3に示すような衛星本体等が形成される。
【0013】そして、このパネルの組立作業において、
例えばパネルの表皮材12,12に誤って衝撃が加わえ
られ、その衝撃により、表皮材12にひびが入ったり、
一部が割れたりする損傷が発生したとする。この際、金
属網11,11は、表皮材12,12の補強材として作
用して、該表皮材12,12の損傷がさらに侵攻して行
くのを阻止して、損傷を最小限に維持する。
【0014】また、上記パネルに加わる衝撃として、例
えば宇宙空間において、大きな浮遊物が衝突したような
強い衝撃が加わった場合、その衝撃力を金属網11,1
1が表皮材12,12を介して受ける。これにより、該
衝撃力がコア本体10に直接的に加わるのが阻止され、
該コア本体10が変形したり、穴が開いたりするのが阻
止されてパネル自体が大破するのが防止される。
【0015】このように、上記ハニカムサンドイッチパ
ネルは、ハニカム構造のコア本体10の両面を金属線1
1aを編み込んだ金属網11,11で挟装して、さら
に、これら金属網11,11上にシート状の表皮材1
2,12を被着して挟装するように構成した。
【0016】これによれば、表皮材12,12が衝撃等
を受けてひびが入ったり、割れたりすると、金属網1
1,11は、該表皮材12,12のひびあるいは割れ
が、さらに、侵攻していくのを阻止する。これにより、
ハニカムサンドイッチパネルの表皮材12,12として
の機能を保ったうえで、その耐衝撃性の向上が図れて安
全な構造物の製作が実現される。
【0017】また、これによれば、表皮材12,12に
対して、例えば堅い物体が激突したりして、強い衝撃力
が加わると、金属網11,11は、その衝撃力を表皮材
12,12を介して直接的に受け止めて、コア本体10
に加わるのを阻止し、物体がコア本体10にめり込む如
く侵入したり、突き抜けるの阻止する。これにより、例
えば宇宙構造物に適用した場合においても、信頼性の高
い安全な構造物の製作が実現される。
【0018】なお、上記実施例では、表皮材12,12
として、炭素繊維復合材料を用いて構成した場合でした
が、これに限ることなく、例えばケブラー、硝子繊維復
合材料等の有機材料を使用して構成することも可能であ
る。
【0019】また、上記実施例では、金属網11,11
として、金属線11aをトリコット編みで織物状に織込
んで形成した場合で説明したが、これに限ることなく、
その他、各種の編み込み手法で織物状に織込むことが可
能である。
【0020】さらに、上記実施例では、構造物として、
衛星本体を代表して説明したきたが、これに限ることな
く、人工衛星等の宇宙航行体に構築される各種の構造物
においても適用可能である。よって、この発明は上記実
施例に限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々の変形を実施し得ることは勿論のことで
ある。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、表皮材としての機能を確保したうえで、耐衝撃性の
向上を図り得るようにしたハニカムサンドイッチパネル
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るハニカムサンドイッ
チパネルを示した図。
【図2】図1の金属網を拡大して示した図。
【図3】ハニカムサンドイッチパネルの適用例を示した
図。
【符号の説明】
10…コア本体。 11…金属網。 11a…金属線。 12…表皮材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハニカム構造を有するコア本体と、 このコア本体の両面に被着されて該コア本体を挟装する
    金属線を織物状に編み込んだ金属網と、 この金属網上に被着されて該金属網を挟装する有機材料
    をシート状に積層形成した表皮材とを具備したハニカム
    サンドイッチパネル。
  2. 【請求項2】 前記表皮材は、炭素繊維復合材料をシー
    ト状に積層形成したことを特徴とする請求項1記載のハ
    ニカムサンドイッチパネル。
JP11191795A 1995-05-10 1995-05-10 ハニカムサンドイッチパネル Pending JPH08300525A (ja)

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