JPH08298195A - ロールブラインドの帯電防止装置 - Google Patents
ロールブラインドの帯電防止装置Info
- Publication number
- JPH08298195A JPH08298195A JP10505695A JP10505695A JPH08298195A JP H08298195 A JPH08298195 A JP H08298195A JP 10505695 A JP10505695 A JP 10505695A JP 10505695 A JP10505695 A JP 10505695A JP H08298195 A JPH08298195 A JP H08298195A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- blind
- winding shaft
- roll blind
- static electricity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ほこり吸着防止のために静電防止材料に材料
を拘束されることなくロールブラインドのスクリーンを
設計し得る帯電防止装置を提供する。 【構成】 巻取軸2直上の金属製ブラインド取付基枠3
等のアースされた躯体金属部にほぼ巻取軸2と同幅の導
電性垂幕6を下端がスクリーン5に接触させて止着する
として、静電気除去を保証し、任意のスクリーン材選定
を可能とした。
を拘束されることなくロールブラインドのスクリーンを
設計し得る帯電防止装置を提供する。 【構成】 巻取軸2直上の金属製ブラインド取付基枠3
等のアースされた躯体金属部にほぼ巻取軸2と同幅の導
電性垂幕6を下端がスクリーン5に接触させて止着する
として、静電気除去を保証し、任意のスクリーン材選定
を可能とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールブラインドの帯
電防止装置に関する。
電防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ほとんどのロールブラインドは、所謂電
気的に良好な絶縁物である樹脂コーテティングアルミ管
の巻取軸にこれまた電気的に良好な絶縁物の合成繊維製
のスクリーンを巻き付けて成るうえ、機構上巻き取り,
巻き戻し操作に際して擦りが伴なうので、非常に静電気
を発生し易すく、蓄積されて高電圧になる。
気的に良好な絶縁物である樹脂コーテティングアルミ管
の巻取軸にこれまた電気的に良好な絶縁物の合成繊維製
のスクリーンを巻き付けて成るうえ、機構上巻き取り,
巻き戻し操作に際して擦りが伴なうので、非常に静電気
を発生し易すく、蓄積されて高電圧になる。
【0003】かかる静電気の蓄積や放電ははなはだ不快
である上、半導体の取扱いやコンピューター操作にあた
っては半導体の破損、コンピューターの誤作動の原因に
なり、溶剤や粉塵を取扱う工場では爆発源にもなりかね
ない。又静電気の蓄積はほこりの吸着、菌の付着を伴な
うので、無塵、無菌が品質管理の決め手になるエレクト
ロニクス製品、精密機器、医療機器、薬品、食品関係の
分野では特に注意が払われる。特にほこりの吸着は採光
面であり、かつ、化粧的なロールブラインドにとっては
絶対に避けたい。静電気を除去するためには、先ず、静
電防止材料でスクリーンを構成することが考えられる。
このような材料としては、金属被覆有機繊維、導電性樹
脂被覆繊維、同心円状複合繊維等の導電性成分被覆型繊
維、あるいは導電体含有重合体を複合した複合繊維、有
機配列体繊維等の導電性成分複合型繊維、あるいは、ス
テンレススチール、銅等の金属繊維、炭素繊維等の導電
性成分均一型繊維等が一応存在する。
である上、半導体の取扱いやコンピューター操作にあた
っては半導体の破損、コンピューターの誤作動の原因に
なり、溶剤や粉塵を取扱う工場では爆発源にもなりかね
ない。又静電気の蓄積はほこりの吸着、菌の付着を伴な
うので、無塵、無菌が品質管理の決め手になるエレクト
ロニクス製品、精密機器、医療機器、薬品、食品関係の
分野では特に注意が払われる。特にほこりの吸着は採光
面であり、かつ、化粧的なロールブラインドにとっては
絶対に避けたい。静電気を除去するためには、先ず、静
電防止材料でスクリーンを構成することが考えられる。
このような材料としては、金属被覆有機繊維、導電性樹
脂被覆繊維、同心円状複合繊維等の導電性成分被覆型繊
維、あるいは導電体含有重合体を複合した複合繊維、有
機配列体繊維等の導電性成分複合型繊維、あるいは、ス
テンレススチール、銅等の金属繊維、炭素繊維等の導電
性成分均一型繊維等が一応存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、叙上の限られ
た静電防止材料でもってスクリーンを製しなければなら
ないとするとすると、設計自由度が損なわれ、常に視覚
されて美観を呈し、かつ、展張強度を有さなければなら
ない、さらに繰返しの巻き取り、巻き戻しがスムーズに
なし得る可撓,柔軟性を備えねばならないというスクリ
ーンの肝心の意匠面並びに機能面での条件に不適合が生
じる。
た静電防止材料でもってスクリーンを製しなければなら
ないとするとすると、設計自由度が損なわれ、常に視覚
されて美観を呈し、かつ、展張強度を有さなければなら
ない、さらに繰返しの巻き取り、巻き戻しがスムーズに
なし得る可撓,柔軟性を備えねばならないというスクリ
ーンの肝心の意匠面並びに機能面での条件に不適合が生
じる。
【0005】本発明は叙上の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ロールブラインドのスク
リーン構成材選定を静電気発生を一切心配することな
く、意匠面並びに機能面のみから存分になし得ることを
可能とするスクリーンの電荷を除去し得る帯電防止装置
を提供しようとするものである。
で、その目的とするところは、ロールブラインドのスク
リーン構成材選定を静電気発生を一切心配することな
く、意匠面並びに機能面のみから存分になし得ることを
可能とするスクリーンの電荷を除去し得る帯電防止装置
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における装置は、巻取軸直上の金属製ブライ
ンド取付基枠等のアースされた躯体金属部に、導電性垂
幕を下端がスクリーンに接触させて止着するとしたもの
である。
に、本発明における装置は、巻取軸直上の金属製ブライ
ンド取付基枠等のアースされた躯体金属部に、導電性垂
幕を下端がスクリーンに接触させて止着するとしたもの
である。
【0007】
【作用】躯体金属部を介してアースされた関係にある導
電性垂幕がスクリーンに接触することで、スクリーン上
の電荷は導電性垂幕を介して躯体金属部に流れて直ちに
除去されるので、スクリーンにおける静電気発生に拘束
されることなくスクリーン材料を意匠面,機能面の立場
から存分に選定できる。
電性垂幕がスクリーンに接触することで、スクリーン上
の電荷は導電性垂幕を介して躯体金属部に流れて直ちに
除去されるので、スクリーンにおける静電気発生に拘束
されることなくスクリーン材料を意匠面,機能面の立場
から存分に選定できる。
【0008】
【実施例】実施例について図を参照して説明する。図
1,2はスクリーンが垂直に張られるロールブラインド
の場合における本発明実施態様を、図3、4はスクリー
ンが水平状態に張られるロールブラインドの場合におけ
る本発明実施態様をそれぞれ示す。
1,2はスクリーンが垂直に張られるロールブラインド
の場合における本発明実施態様を、図3、4はスクリー
ンが水平状態に張られるロールブラインドの場合におけ
る本発明実施態様をそれぞれ示す。
【0009】図1,2において垂直に張られるロールブ
ラインド1の巻取軸2を支持する箱状の金属製のブライ
ンド取付基枠3は、棧4に取り付けられており、当該取
付基枠3は、図示省略するもアースされている。この取
付基枠3の天井面3aには、ほぼスクリーン5の幅に合
わせて導電性垂幕6の基端が止められて垂れ下がり、そ
の先端はスクリーン5の表面に接している。
ラインド1の巻取軸2を支持する箱状の金属製のブライ
ンド取付基枠3は、棧4に取り付けられており、当該取
付基枠3は、図示省略するもアースされている。この取
付基枠3の天井面3aには、ほぼスクリーン5の幅に合
わせて導電性垂幕6の基端が止められて垂れ下がり、そ
の先端はスクリーン5の表面に接している。
【0010】しかして、スクリーン5に発生する静電気
は直ちに除去される。スクリーン5の下端にはウエイト
バー7が配されている。図3に示されるロールブライン
ド1′は、巻戻しの力をウエイトバーの重力に頼るとし
たものではなく巻取駆動力に頼るとしたもので、両方で
引き寄せ自在とした所謂可動ロールブラインドであり、
ほぼ水平張設の場合の如くスクリーン先端のバーの自重
に引き寄せ力を望み得ない場合に用いられるものであ
る。このタイプのものは水平姿勢にあるので、ほこりの
吸着は特に避ける必要がある。
は直ちに除去される。スクリーン5の下端にはウエイト
バー7が配されている。図3に示されるロールブライン
ド1′は、巻戻しの力をウエイトバーの重力に頼るとし
たものではなく巻取駆動力に頼るとしたもので、両方で
引き寄せ自在とした所謂可動ロールブラインドであり、
ほぼ水平張設の場合の如くスクリーン先端のバーの自重
に引き寄せ力を望み得ない場合に用いられるものであ
る。このタイプのものは水平姿勢にあるので、ほこりの
吸着は特に避ける必要がある。
【0011】トップライト部の架枠8に設置されたモー
ター9を併置の巻取軸2′に巻装のスクリーン5′の先
端のエンドバー10には図示しない巻取軸から持ち出し
のワイヤー11が接続されている。架枠8のアースされ
ている金属製の上部8aから垂幕押さえ金具12を介し
てほぼスクリーン5′と同幅の導電性垂幕6′が垂れ下
げられており、その先端はスクリーン5′の表面に接し
ている。金具12のディテールは図4に示される。すな
わち、上部8aに対してビス13止めの押さえ金具12
の止着溝12aには、導電性垂幕6′の基端が押止14
されている。
ター9を併置の巻取軸2′に巻装のスクリーン5′の先
端のエンドバー10には図示しない巻取軸から持ち出し
のワイヤー11が接続されている。架枠8のアースされ
ている金属製の上部8aから垂幕押さえ金具12を介し
てほぼスクリーン5′と同幅の導電性垂幕6′が垂れ下
げられており、その先端はスクリーン5′の表面に接し
ている。金具12のディテールは図4に示される。すな
わち、上部8aに対してビス13止めの押さえ金具12
の止着溝12aには、導電性垂幕6′の基端が押止14
されている。
【0012】しかして、スクリーン5′に発生する静電
気は直ちに除去される。水平面上のほこりは非吸着状態
におかれ、巻取り端より巻き込みされることなく落下し
易すく汚れ難くなる。
気は直ちに除去される。水平面上のほこりは非吸着状態
におかれ、巻取り端より巻き込みされることなく落下し
易すく汚れ難くなる。
【0013】
【発明の効果】叙上の如く、スクリーン上の静電気の除
去が保証されるので、スクリーンの設計に静電防止材料
の採用の制約を受けることがなく、スクリーン本来の意
匠面,機能面からの選定ができ、化粧部材としての要求
に応えることができる。
去が保証されるので、スクリーンの設計に静電防止材料
の採用の制約を受けることがなく、スクリーン本来の意
匠面,機能面からの選定ができ、化粧部材としての要求
に応えることができる。
【図1】本発明装置を実施した垂直張架のロールブライ
ンドの説明図である。
ンドの説明図である。
【図2】図1に示した本発明装置の詳示図である。
【図3】本発明装置を実施した水平張架のロールブライ
ンドの説明図である。
ンドの説明図である。
【図4】図3中囲線A部の拡大詳示図である。
1 ロールブラインド 1′ ロールブラインド 2 巻取軸 2′ 巻取軸 3 ブラインド取付基枠 4 棧 5 スクリーン 5′ スクリーン 6 導電性垂幕 6′ 導電性垂幕 7 ウエイトバー 8 架枠 8a 上部 9 モーター 10 エンドバー 11 ワイヤー 12 垂幕押さえ金具 12a 止着溝 13 ビス 14 押止
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 博司 千葉県印旛郡西町大塚1丁目5番 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 井川 憲男 千葉県印旛郡西町大塚1丁目5番 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 阿保 晴也 東京都港区海岸1丁目11番1号 立川ブラ インド工業株式会社内 (72)発明者 鳥居 由樹男 東京都港区海岸1丁目11番1号 立川ブラ インド工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 巻取軸直上の金属製ブラインド取付基枠
等のアースされた躯体金属部に導電性垂幕を下端がスク
リーンに接触させて止着するとしたことを特徴とするロ
ールブラインドの帯電防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10505695A JPH08298195A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | ロールブラインドの帯電防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10505695A JPH08298195A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | ロールブラインドの帯電防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08298195A true JPH08298195A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14397333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10505695A Pending JPH08298195A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | ロールブラインドの帯電防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08298195A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2876139A1 (fr) * | 2004-03-31 | 2006-04-07 | Nergeco Sa | Porte rapide pour lieu presentant un risque d'explosion |
JP2012021265A (ja) * | 2010-07-12 | 2012-02-02 | Japan Uniflow Co Ltd | シートシャッター |
EP3741955A1 (de) * | 2019-05-23 | 2020-11-25 | Roma Kg | Senkrechtmarkise und wickelwellenanordnung dafür |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10505695A patent/JPH08298195A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2876139A1 (fr) * | 2004-03-31 | 2006-04-07 | Nergeco Sa | Porte rapide pour lieu presentant un risque d'explosion |
JP2012021265A (ja) * | 2010-07-12 | 2012-02-02 | Japan Uniflow Co Ltd | シートシャッター |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050524 |