JPH08290812A - 機器移動制御装置 - Google Patents
機器移動制御装置Info
- Publication number
- JPH08290812A JPH08290812A JP7119207A JP11920795A JPH08290812A JP H08290812 A JPH08290812 A JP H08290812A JP 7119207 A JP7119207 A JP 7119207A JP 11920795 A JP11920795 A JP 11920795A JP H08290812 A JPH08290812 A JP H08290812A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- high damping
- damping rubber
- outer frame
- movable shaft
- compression spring
- Prior art date
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
損傷、データの逸失を防止する。簡単な構成で安価に提
供する。 【構成】 中空円柱状の外枠101と、外枠内部の軸方
向一端部に配置された第1の高減衰性ゴム104と、外
枠内部の軸方向他端部に配置された第2の高減衰性ゴム
105と、上記第1、第2の高減衰性ゴムの間に配置さ
れた圧縮ばね109と、終端部が第1の高減衰性ゴム側
の圧縮ばねの一端部に係止され、かつ、先端部が被制御
機器に連結具を介して連結されるとともに、第2の高減
衰性ゴムを貫通して軸方向に移動可能な可動軸110と
を備える。第1の高減衰性ゴム104側の外枠101の
端部を、ワイヤを介して静止系としての床スラブ301
に連結する。
Description
械室等に設置される各種機器の移動を制御するための機
器移動制御装置に関する。
置される電子計算機、記憶装置、通信機器、無停電電源
装置等の各種機器は、レイアウトの変更や移設等の便宜
を考慮して、これらの機器の下面にキャスターを取り付
け、そのまま据え置いているのが現状である。
って機器に水平方向または垂直方向の力が加わると機器
が移動してしまい、隣接する機器に衝突したり、移動し
た機器に付属しているケーブルがブレーキになって機器
の転倒やケーブルの断裂を招くおそれがあった。これら
の事故は、機器及び人体の損傷や重要なデータの損失、
火災発生の原因ともなり、業務遂行面での影響や社会的
な影響も極めて大きいものである。
たもので、その目的とするところは、地震の揺れや予期
しない人為的外力による機器の大幅な移動、転倒、ケー
ブルの断裂等を防止し、機器及び人体の損傷や火災の発
生を防いで安全性を高めるとともに、機器に格納された
データ等の保護を可能にした機器移動制御装置を提供す
ることにある。
め、本発明は、中空円柱状の外枠と、外枠内部の軸方向
一端部に配置された第1の高減衰性ゴムと、外枠内部の
軸方向他端部に配置された第2の高減衰性ゴムと、上記
第1、第2の高減衰性ゴムの間に配置された圧縮ばね
と、終端部が第1の高減衰性ゴム側の圧縮ばねの一端部
に係止され、かつ、先端部が被制御機器に連結具を介し
て連結されるとともに、第2の高減衰性ゴムを貫通して
軸方向に移動可能な可動軸とを備え、第1の高減衰性ゴ
ム側の外枠端部を、連結具を介して静止系に連結したも
のである。
器に適用する場合、可動軸の先端部はワイヤを介して電
子計算機室の二重床上の被制御機器に連結され、第1の
高減衰性ゴム側の外枠端部はワイヤを介して床スラブに
連結される。
方向または垂直方向の力が可動軸に伝達される。可動軸
は、圧縮ばねの復元力に抗しつつ軸方向に移動可能であ
るので、被制御機器に加わった力は可動軸を介し圧縮ば
ねにより吸収されて減衰する。また、圧縮ばねの軸方向
両端部には高減衰性ゴムが配置されているため、可動軸
が外部へ引っ張られた時に圧縮ばねに蓄積される力や、
可動軸が復帰した際に可動軸の終端部から伝達される力
を、上記高減衰性ゴムが吸収して減衰させる。このよう
な作用により、被制御機器の移動量及び移動速度が抑制
される。
る。図1は実施例にかかる機器移動制御装置100の内
部構造を示す断面図である。図において、101は金属
製または合成樹脂からなる中空円柱状の外枠であり、そ
の軸方向一端部には、この装置100を連結具としての
ワイヤにより床スラブに連結するためのワイヤ取付部1
02が設けられている。なお、103はワイヤが挿通さ
れる取付孔である。
の一端部には、円板状の第1の高減衰性ゴム104が配
置されている。この高減衰性ゴム104は、外力が加わ
ると弾性変形して外力を吸収し、減衰させる機能を有し
ている。また、外枠101の内部の軸方向他端部には、
後述する可動軸110が中心を貫通する肉厚円柱状の第
2の高減衰性ゴム105と、ほぼ帽体状の可動軸ガイド
106とが同軸上に配置されている。
は、ほぼ皿状のばね抑え板107,108が対向して設
けられており、これらの間には圧縮ばね109が配置さ
れている。110は軸方向に移動可能な可動軸であり、
その終端部は高減衰性ゴム104側のばね抑え板107
の中心部に溶接等により固着されている。可動軸110
は圧縮ばね109、ばね抑え板108、高減衰性ゴム1
05及び可動軸ガイド106の中心を貫通して外部に延
びており、その先端部には被制御機器側のワイヤ取付部
111が設けられている。112は連結具としてのワイ
ヤが挿通される取付孔である。
置100において、被制御機器に間接的に連結された可
動軸110が、被制御機器に加わった力により図1のX
方向へ移動した状態を示している。すなわち、図1にお
いて可動軸110にX方向の力が加わると、可動軸11
0及びばね抑え板107は、図2に示すごとく圧縮ばね
109の復元力に抗して図の右方向に移動する。
圧縮ばね109とばね抑え板108を介した高減衰性ゴ
ム105がこの力を吸収して減衰させるので、被制御機
器の移動距離や移動速度が緩和される。また、X方向に
過大な力が加わった場合、圧縮ばね109は軸方向の長
さが最小になるまで圧縮され、このばね109に蓄積さ
れた力がばね抑え板108を介して高減衰性ゴム105
に伝達される。従って、高減衰性ゴム105が弾性変形
して力を吸収し減衰させるため、前記同様に被制御機器
の移動距離や移動速度が緩和される。
ような逆方向の力が加わった場合には、圧縮ばね109
の復元力により可動軸110及びばね抑え板107が元
の位置に復帰するが、その際の圧縮ばね109自体の有
効外運動量を図1に示すごとく可動軸110の終端部側
の高減衰性ゴム104が弾性変形して吸収するため、制
御装置100を損傷するおそれはない。
例の正面図をそれぞれ示している。
であり、電算機室の二重床に設置された電子計算機の移
動を抑制するために本発明を使用した例である。図にお
いて、301は静止系としての電算機室の床スラブ、3
02は二重床であり、この二重床302の上には電子計
算機200が設置されている。電子計算機200の底面
には、運搬やレイアウトの変更を行なうためにキャスタ
ー202が取り付けられている。
カーボルト304によって固定されており、また、電子
計算機200のキャスター202の近くには固定具20
1が取り付けられている。この実施例の機器移動制御装
置100は、上記固定具201,303と前記取付部1
11,102とをそれぞれ連結具としてのワイヤ113
により連結して設置される。なお、機器移動制御装置1
00及び各固定具201,303は、電子計算機200
の底面4箇所に配置されているが、制御装置100の個
数や設置位置は図示例に何ら限定されるものではない。
水平方向(図中、左方向)に移動した状態を示してい
る。図の右側に表された制御装置100では、電子計算
機200の移動により可動軸110が引っ張られ、制御
装置100の内部では図2に示したような状態となる。
及び高減衰性ゴム105によって電子計算機200に加
わった力が吸収、減衰され、電子計算機200の移動距
離、移動速度が抑制される。従って、電子計算機200
が周囲の機器や人体に衝突したり、電源ケーブルや通信
ケーブル等の各種ケーブルがブレーキとなって転倒する
恐れがない。同時に、各種ケーブルが断裂する心配がな
く、データの保護も万全である。
動に伴って軸方向に移動する可動軸と、この可動軸に一
端が係止された圧縮ばねと、圧縮ばねの両側に配置され
る高減衰性ゴム等を備え、被制御機器に加わった力を、
可動軸を介して圧縮ばね及び高減衰性ゴムにより吸収、
減衰させるものである。このため、地震の揺れや予期し
ない人為的外力による機器の大幅な移動や転倒、ケーブ
ルの断裂等を防止することができ、機器及び人体の損傷
や火災の発生を防いで安全性を高めるとともに、機器に
格納されたデータ等の万全の保護を図ることができる。
り、既設の各種機器や床構造にも即座に適用できる等の
効果がある。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 中空円柱状の外枠と、 外枠内部の軸方向一端部に配置された第1の高減衰性ゴ
ムと、 外枠内部の軸方向他端部に配置された第2の高減衰性ゴ
ムと、 上記第1、第2の高減衰性ゴムの間に配置された圧縮ば
ねと、 終端部が第1の高減衰性ゴム側の圧縮ばねの一端部に係
止され、かつ、先端部が被制御機器に連結具を介して連
結されるとともに、第2の高減衰性ゴムを貫通して軸方
向に移動可能な可動軸と、 を備え、 第1の高減衰性ゴム側の外枠端部を、連結具を介して静
止系に連結したことを特徴とする機器移動制御装置。 - 【請求項2】 可動軸の先端部がワイヤを介して二重床
上の被制御機器に連結され、第1の高減衰性ゴム側の外
枠端部がワイヤを介して床スラブに連結されてなる請求
項1記載の機器移動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11920795A JP3560386B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 機器移動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11920795A JP3560386B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 機器移動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08290812A true JPH08290812A (ja) | 1996-11-05 |
JP3560386B2 JP3560386B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=14755591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11920795A Expired - Lifetime JP3560386B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 機器移動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3560386B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP11920795A patent/JP3560386B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3560386B2 (ja) | 2004-09-02 |
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