JPH0828512A - 環状ダクトにおける整流装置 - Google Patents
環状ダクトにおける整流装置Info
- Publication number
- JPH0828512A JPH0828512A JP16789094A JP16789094A JPH0828512A JP H0828512 A JPH0828512 A JP H0828512A JP 16789094 A JP16789094 A JP 16789094A JP 16789094 A JP16789094 A JP 16789094A JP H0828512 A JPH0828512 A JP H0828512A
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- Japan
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- annular
- radial direction
- duct
- annular duct
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半径方向に流路が変化する部分を有する環状
ダクトにおいて、流れの損失を抑えて半径方向において
円滑、急激に流れの方向を変えることができるようにす
る。 【構成】 環状ダクト１０の半径方向に流路が変化する
部分１０ａに、翼弦方向がほぼ流れ方向に配置された環
状の翼１を設け、この翼１によって半径方向において流
れ損失を抑えて流れを整流・変向させるようにした。
ダクトにおいて、流れの損失を抑えて半径方向において
円滑、急激に流れの方向を変えることができるようにす
る。 【構成】 環状ダクト１０の半径方向に流路が変化する
部分１０ａに、翼弦方向がほぼ流れ方向に配置された環
状の翼１を設け、この翼１によって半径方向において流
れ損失を抑えて流れを整流・変向させるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービンエンジン
の各構成要素用のダクト等の半径方向に流路が変化する
部分を有する環状のダクトにおける整流装置に関する。
の各構成要素用のダクト等の半径方向に流路が変化する
部分を有する環状のダクトにおける整流装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ガスタービンエンジンのファン、
圧縮機、燃焼器、タービン、出口案内板、ノズル等の各
構成要素の間には、半径方向に流路が変化する部分を有
する環状のダクトが用いられている。このガスタービン
エンジンの各構成要素間のダクトは、せいぜい回転方向
の流れのみしか整流することができない放射状の翼を備
えているに止まっている。
圧縮機、燃焼器、タービン、出口案内板、ノズル等の各
構成要素の間には、半径方向に流路が変化する部分を有
する環状のダクトが用いられている。このガスタービン
エンジンの各構成要素間のダクトは、せいぜい回転方向
の流れのみしか整流することができない放射状の翼を備
えているに止まっている。
【０００３】例えば、図４に示すように、ガスタービン
エンジンのテールコーン３とノズル５との間には、半径
方向に流路の方向が変化する部分１０ａを有する円環状
のダクト１０が形成されており、前記部分１０ａの上流
側の部分内に放射状の複数の出口案内板４が設けられて
いる。
エンジンのテールコーン３とノズル５との間には、半径
方向に流路の方向が変化する部分１０ａを有する円環状
のダクト１０が形成されており、前記部分１０ａの上流
側の部分内に放射状の複数の出口案内板４が設けられて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のガスタービ
ンエンジンの各構成要素間の半径方向に流路が変化する
部分を有するダクトにおいては、半径方向の流れの整流
は、ハブラインとシュラウドラインのみでしか行われて
おらず、流路を半径方向に急激に変化させると、図４中
矢印に示すように渦ａが発生して大幅に流れの損失が増
大するという問題点があった。
ンエンジンの各構成要素間の半径方向に流路が変化する
部分を有するダクトにおいては、半径方向の流れの整流
は、ハブラインとシュラウドラインのみでしか行われて
おらず、流路を半径方向に急激に変化させると、図４中
矢印に示すように渦ａが発生して大幅に流れの損失が増
大するという問題点があった。
【０００５】本発明は、上記問題点を解決することがで
きる環状ダクトにおける整流装置を提供しようとするも
のである。
きる環状ダクトにおける整流装置を提供しようとするも
のである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の環状ダクトにお
ける整流装置は、環状ダクトの半径方向に、流路が変化
する部分の内部に翼弦方向がほぼ流れ方向に配置された
環状の翼を設けたことを特徴とする。
ける整流装置は、環状ダクトの半径方向に、流路が変化
する部分の内部に翼弦方向がほぼ流れ方向に配置された
環状の翼を設けたことを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明では、環状ダクトの半径方向に流路が変
化する部分の内部に翼弦方向がほぼ流れ方向に配置され
た環状の翼を設けているために、この環状の翼によって
半径方向において流れが整流、変向され、半径方向の流
れ損失を抑えて半径方向において流れの方向を円滑に変
化させることができる。
化する部分の内部に翼弦方向がほぼ流れ方向に配置され
た環状の翼を設けているために、この環状の翼によって
半径方向において流れが整流、変向され、半径方向の流
れ損失を抑えて半径方向において流れの方向を円滑に変
化させることができる。
【０００８】
【実施例】本発明の一実施例を、図１及び図２によって
説明する。ガスタービンエンジンのテールコーン３とノ
ズル５との間には半径方向に流路の方向が変化する部分
１０ａを有するダクト１０が形成されている。この部分
１０ａの上流側の部分内には、放射状の複数の出口案内
板４が設けられている。また、前記部分１０ａの出口案
内板４の下流側の部分内には、等間隔をおいて放射状に
配置され両端がテールコーン３とノズル５に固定された
４本のストラット２が設けられ、これらのストラット２
に取付けられた２枚の円環状の翼１が設けられている。
この円環状の翼１の翼弦方向は、ほぼダクト１０の前記
部分１０ａ内を流れる流れ方向に配置され、また、この
２枚の円環状の翼１によってダクト１０内の流路が半径
方向において３等分されるようになっている。
説明する。ガスタービンエンジンのテールコーン３とノ
ズル５との間には半径方向に流路の方向が変化する部分
１０ａを有するダクト１０が形成されている。この部分
１０ａの上流側の部分内には、放射状の複数の出口案内
板４が設けられている。また、前記部分１０ａの出口案
内板４の下流側の部分内には、等間隔をおいて放射状に
配置され両端がテールコーン３とノズル５に固定された
４本のストラット２が設けられ、これらのストラット２
に取付けられた２枚の円環状の翼１が設けられている。
この円環状の翼１の翼弦方向は、ほぼダクト１０の前記
部分１０ａ内を流れる流れ方向に配置され、また、この
２枚の円環状の翼１によってダクト１０内の流路が半径
方向において３等分されるようになっている。
【０００９】以上のように構成された本実施例では、出
口案内板４出口の気体は、ストラット２を介してテール
コーン３とノズル５に固定された円環状の翼１によって
半径方向において流れの方向が整流・変向され、半径方
向の流れ損失を抑えて半径方向において流れの方向を円
滑に、かつ、急激に変化させることができる。
口案内板４出口の気体は、ストラット２を介してテール
コーン３とノズル５に固定された円環状の翼１によって
半径方向において流れの方向が整流・変向され、半径方
向の流れ損失を抑えて半径方向において流れの方向を円
滑に、かつ、急激に変化させることができる。
【００１０】本発明の第２の実施例を、図３によて説明
する。本実施例が、前記第１の実施例と相違する点は、
両端がテールコーン３とノズル５に固定された複数の出
口案内板４に翼弦方向がダクト１０の半径方向に流路が
変化する部分１０ａ内の流れ方向にほぼ一致するように
２枚の円環状の翼１を取付けている点である。
する。本実施例が、前記第１の実施例と相違する点は、
両端がテールコーン３とノズル５に固定された複数の出
口案内板４に翼弦方向がダクト１０の半径方向に流路が
変化する部分１０ａ内の流れ方向にほぼ一致するように
２枚の円環状の翼１を取付けている点である。
【００１１】本実施例においても、前記第１の実施例と
同様な作用及び効果を奏することができる。また更に、
円環状の翼１を出口案内板４に取付けているためにテー
ルコーン３の長さを短縮してエンジン全体の長さを短か
くし、また重量を軽くすることができる。
同様な作用及び効果を奏することができる。また更に、
円環状の翼１を出口案内板４に取付けているためにテー
ルコーン３の長さを短縮してエンジン全体の長さを短か
くし、また重量を軽くすることができる。
【００１２】なお、前記実施例では、ダクトは円環状の
流路を形成し、その内部に円環状の翼を配置している
が、本発明において、ダクトと翼との形状を円環状以外
の環状とすることができることはいう迄もない。また、
本発明は、ガスタービンエンジンのダクト以外にも環状
のダクトで半径方向に流路が変化する部分を有するもの
に広く適用することができる。
流路を形成し、その内部に円環状の翼を配置している
が、本発明において、ダクトと翼との形状を円環状以外
の環状とすることができることはいう迄もない。また、
本発明は、ガスタービンエンジンのダクト以外にも環状
のダクトで半径方向に流路が変化する部分を有するもの
に広く適用することができる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、環状ダ
クトの半径方向に流路が変化する部分の内部に翼弦方向
がほぼ流れ方向に配置された環状の翼を設けているの
で、半径方向の流れを整流・変向し、半径方向に流れを
急激に変化させても流れの損失を抑えることができる。
クトの半径方向に流路が変化する部分の内部に翼弦方向
がほぼ流れ方向に配置された環状の翼を設けているの
で、半径方向の流れを整流・変向し、半径方向に流れを
急激に変化させても流れの損失を抑えることができる。
【図１】本発明の第１の実施例の縦断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視断面図である。
【図３】本発明の第２の実施例の縦断面図である。
【図４】従来のガスタービンエンジンの出口案内板の部
分の縦断面図である。
分の縦断面図である。
１ 円環状の翼 ２ ストラット ３ テールコーン ４ 出口案内板 ５ ノズル １０ ダクト １０ａ ダクトの半径方向に流路が変化する部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ１６Ｌ 55/00
Claims (1)
- 【請求項１】 環状ダクトの半径方向に流路が変化する
部分の内部に、翼弦方向がほぼ流れ方向に配置された環
状の翼を設けたことを特徴とする環状ダクトにおける整
流装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16789094A JPH0828512A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 環状ダクトにおける整流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16789094A JPH0828512A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 環状ダクトにおける整流装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0828512A true JPH0828512A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15857970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16789094A Pending JPH0828512A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 環状ダクトにおける整流装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0828512A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008525680A (ja) * | 2004-10-07 | 2008-07-17 | ボルボ エアロ コーポレイション | ガスタービン中間構造および該中間構造を含むガスタービンエンジン |
| JP2017214926A (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 排気ディフューザ |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP16789094A patent/JPH0828512A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008525680A (ja) * | 2004-10-07 | 2008-07-17 | ボルボ エアロ コーポレイション | ガスタービン中間構造および該中間構造を含むガスタービンエンジン |
| JP2017214926A (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 排気ディフューザ |
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| JPH0478803B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010605 |