JPH0828250B2 - マイクロ波帯用同軸コネクタのロック機構 - Google Patents

マイクロ波帯用同軸コネクタのロック機構

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JPH0828250B2
JPH0828250B2 JP5062893A JP6289393A JPH0828250B2 JP H0828250 B2 JPH0828250 B2 JP H0828250B2 JP 5062893 A JP5062893 A JP 5062893A JP 6289393 A JP6289393 A JP 6289393A JP H0828250 B2 JPH0828250 B2 JP H0828250B2
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JP
Japan
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coaxial connector
connector
screw
microwave band
flange
Prior art date
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JP5062893A
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English (en)
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JPH06251827A (ja
Inventor
明寛 池田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタの緩みによる
特性劣化が顕著なマイクロ波帯用同軸コネクタに関し、
特にコネクタの緩みを確実に防止するロック機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、同軸コネクタの接続は、同軸コネ
クタのオス側における、外形が六角状で中空部にねじを
形成した回転構造の六角リングを、同軸コネクタのメス
側における、外側表面に設けたねじに螺合することによ
り行なっていた。
【0003】しかし、この同軸コネクタの接続は、単に
ねじの螺合のみで接続を行なっているので、外部からの
衝撃等により接続部に振動が加わると、螺合部分に緩み
が生じてしまう。特に、同軸コネクタの接続部のわずか
な緩みによっても、大きく特性が劣化してしまうマイク
ロ波帯の合波分波回路に用いる同軸コネクタの接続部の
保持機構としては十分ではないという問題があった。
【0004】マイクロ波帯の合波分波回路の、同軸コネ
クタの接続部に緩みが生じた場合の特性の劣化につい
て、図2(a)(b)に基づいて説明する。周波数ft
,ftの送信波は、フィルタ21とサーキュレータ
22を用いた合波回路によって合成され、アンテナ24
から送信される。一方、周波数fr,frの受信波
は、同様にフィルタとサーキュレータを用いた分波回路
によって分解され受信機に入力される。ここで、23は
サーキュレータを用いた送受共用器である。この送受共
用器23に同軸サーキュレータを用いる場合、接続部2
5に同軸コネクタが用いられる。
【0005】この接続部25においてコネクタの緩みが
発生した場合、わずかな金属同士の接触不良において
も、非線形性が生じる。この非線形性により、周波数2
×ft−ftと2×ft−ftの干渉波26が
発生する。この非線形性とそこで発生する干渉波は、わ
ずかな量であっても、この干渉波の周波数が受信周波数
fr,frの近傍である場合には、重大な受信障害
となる。したがって、従来、このような送受信信号が複
数波介在する場所には、同軸コネクタによる接続が難し
いとされ、装置の小型化,低コスト化に対する課題とな
っていた。
【0006】このような問題を解決するため同軸コネク
タのロック機構に関し、いろいろな提案がなされてい
る。例えば、実開昭61−166381号の公報では、
プラグをソケットに挿入し、プラグの先端がソケットの
胴付面に突き当るまで完全にねじこんだ場合にソケット
側の爪車がプラグのロック溝に落ちこむようにしたコネ
クタのロック機構が提案されている。
【0007】また、実開平2−84279号の公報で
は、コネクタ取付板に立設したプラグ・ジャック同軸コ
ネクタと、取付板の表面に固定されたジャック同軸コネ
クタに接続されたプラグ同軸コネクタの後端面と係合す
る爪を有する弾性ロック部材とからなる同軸コネクタの
抜け防止構造が提案されている。
【0008】さらに、実開平2−99582号の公報で
は、同軸コネクタのプラグ又はジャックに固定するロッ
ク金具と、該ロック金具に固定せしめたばね性を有する
部材から成るロック金具爪部と、該ロック金具爪部を貫
通せしめ、かつ、該爪部表面を摺動可能に設けたロック
リングとによるコネクタの保持構造が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
61−166381号公報に記載のコネクタの機構は、
コネクタの接続部が大型化,複雑化し、またコストも高
くなるという問題がある。また、実開平2−84279
号公報に記載の同軸コネクタの抜け防止構造は、一般的
なプラグ・ジャック同軸コネクタを対象としており、し
かも、単に同軸コネクタの接続部が抜けないようにする
だけの技術であり、わずかな緩みでも特性が劣化するマ
イクロ波帯の合波分波回路に用いる同軸コネクタの保持
機構としては、確実さに欠けるという問題がある。さら
に、実開平2−99582号公報に記載のコネクタの保
持構造も、上記実開昭61−166381号の場合と同
様の問題がある。
【0010】本発明は、このような従来の各技術が有す
る課題を解決するために提案されたものであり、コネク
タのサイズが非常に小さいマイクロ波帯用の同軸コネク
タの接続を、小型かつ簡単な構造でありながら、堅固に
行なえるようにしたマイクロ波帯用同軸コネクタのロッ
ク機構の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、オス側同軸コネクタに、外形が六角状で中
空部にねじを形成した回転構造の六角リングを備え、メ
ス側同軸コネクタの外側表面に、上記六角リングのねじ
と螺合するねじを設けた同軸コネクタを接合して保持す
マイクロ波帯用同軸コネクタにおいて、上記メス側同
軸コネクタには、少なくとも一つ以上のねじ穴を持つフ
ランジを設け、また、上記六角リングの外側に嵌合する
形状の中空部を有するとともに、表面に溝を設けたブロ
ックを備え、オス側同軸コネクタに、上記溝がフランジ
と対向するよう上記ブロックを嵌合し、かつ上記フラン
ジのねじ穴を介してタッピングねじを上記ブロックの溝
に螺合することにより同軸コネクタオス側とメス側の接
続部をロックするように構成されている。
【0012】
【作用】上述したマイクロ波帯用同軸コネクタのロック
機構によれば、ブロックとフランジがタッピングねじに
より密接され、同軸コネクタのオス側とメス側の接続部
を堅固に保持し、同軸コネクタのわずかな緩みによって
も発生するマイクロ波帯の合波分波回路の特性劣化を確
実に防止する。
【0013】
【実施例】以下、本発明によるマイクロ波帯用同軸コネ
クタのロック機構の実施例を図面にもとづいて詳細に説
明する。図1は、このマイクロ波帯用同軸コネクタのロ
ック機構の実施例を示し、同図(a)は要部断面図であ
り、(b)は上面断面図を、(c)はブロックの断面図
を示す。同図において、1はオス側コネクタであり、回
転構造の六角リング2を備えている。3はメス側コネク
タであり、外周部に少なくとも一つ以上のねじ穴4a
(本実施例では180度の間隔で二つのねじ穴)を有す
る四角形(菱形)のフランジ4が固着してある。フラン
ジ4は、本実施例では、角形であるが、これに限らず丸
形等の形状であってもよい。5はブロックで、六角リン
グ2の外周に嵌合する形状の中空部5aを有し、かつ、
この中空部5aの外周には、円周状にタップ用の溝7が
設けてある。また、六角リング2との嵌合を容易かつ確
実にするためすり割り5bを設け、材質はプラスチック
等の弾性材を用いることが好ましい。
【0014】このような構成のコネクタロック機構によ
ってオス側コネクタ1とメス側コネクタ3を接続する場
合は、まず、オス側コネクタ1をメス側コネクタ3に挿
嵌するとともに、六角リング2をメス側コネクタ3に設
けたねじに螺合させる。つぎに、六角リング2の外側
に、内側の中空部5aを六角状にしたブロック5を嵌合
させ、フランジ4に設けたねじ穴からタッピングねじ6
を通して、ブロック5に設けた溝7に螺合する。溝7
は、ブロック5の円周状に設けられているので、フラン
ジ4のねじ穴4aを通ったタッピングねじ6は、ブロッ
ク1の任意の場所に容易に螺合することができる。
【0015】このような構造からなるマイクロ波帯用同
軸コネクタのロック機構においては、六角リング2によ
り保持されたオス側及びメス側コネクタの接続部が、フ
ランジ4とブロック5及びタッピングねじ6の作用によ
り密接されるので、堅固にロックされる。これにより、
コネクタ接続部に振動等が加わっても、六角リング2と
メス側コネクタ3の螺合が緩むことがなくなる。また、
本発明によるマイクロ波帯用同軸コネクタのロック機構
は、コネクタ接続部にフランジ4とブロック5を設ける
だけの簡単な改良で達成できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非常にサイズの小さいマイクロ波帯用同軸コネクタの接
続部を簡単な構成の機構で、堅固にロックすることがで
きる。これにより、特に、従来は困難であった、同軸コ
ネクタのわずかな緩みによっても生じるマイクロ波帯の
合波分波回路における干渉波の発生等の特性劣化を未然
に防止することができ、さらには、装置全体の小型化,
低コスト化にも貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロ波帯用同軸コネクタのロック
機構の実施例を示し、(a)は要部断面図、(b)は上
面断面図、(c)は部分断面図である。
【図2】(a)はマイクロ波帯合波分波回路、(b)そ
の特性図である。
【符号の説明】
1…オス側コネクタ 2…六角リング 3…メス側コネクタ 4…フランジ 5…ブロック 6…タッピングねじ 7…溝 21…フィルタ 22…サーキュレータ 23…送受共用器 24…アンテナ 25…コネクタ接続部 26…干渉波

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オス側同軸コネクタに、外形が六角状で
    中空部にねじを形成した回転構造の六角リングを備え、
    メス側同軸コネクタの外側表面に、上記六角リングのね
    じと螺合するねじを設けた同軸コネクタを接合して保持
    するマイクロ波帯用同軸コネクタにおいて、 上記メス側同軸コネクタには、少なくとも一つ以上のね
    じ穴を持つフランジを設け、 また、上記六角リングの外側に嵌合する形状の中空部を
    有するとともに、表面に溝を設けたブロックを備え、 上記オス側同軸コネクタに、上記溝がフランジと対向す
    るよう上記ブロックを嵌合し、かつ上記フランジのねじ
    穴を介してタッピングねじを上記ブロックの溝に螺合す
    ることにより上記同軸コネクタオス側とメス側の接続部
    をロックすることを特徴としたマイクロ波帯用同軸コネ
    クタのロック機構
JP5062893A 1993-02-26 1993-02-26 マイクロ波帯用同軸コネクタのロック機構 Expired - Lifetime JPH0828250B2 (ja)

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JPH06251827A JPH06251827A (ja) 1994-09-09
JPH0828250B2 true JPH0828250B2 (ja) 1996-03-21

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104752897A (zh) * 2015-03-25 2015-07-01 梁国栋 用于圆形电缆接插件的铅封保护装置

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JPH06251827A (ja) 1994-09-09

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