JPH0828248B2 - 自動差し込み接続装置 - Google Patents

自動差し込み接続装置

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JPH0828248B2
JPH0828248B2 JP34082192A JP34082192A JPH0828248B2 JP H0828248 B2 JPH0828248 B2 JP H0828248B2 JP 34082192 A JP34082192 A JP 34082192A JP 34082192 A JP34082192 A JP 34082192A JP H0828248 B2 JPH0828248 B2 JP H0828248B2
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side connecting
supply
receiving
clean gas
outer cylinder
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晋 柴田
誠 和田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば可燃性、引火性
などの危険なガスが含まれるために爆発性雰囲気となる
危険場所でも使用可能な電源供給用の自動差し込み接続
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般産業界において、自動化・省人化な
どが進むにつれて、電源供給ラインの自動接続・切り離
しの要求が高まり、自動着脱式接続装置が種々開発・実
用化されてきているが、前記危険場所で使用できる防爆
構造で自動着脱式の差込接続装置はまだ開発途上にあ
る。また、上記爆発性雰囲気での電源供給ラインの接続
用として、従来、耐圧防爆構造のコンセントが市販され
ているが、このコンセントは、高価で重量が重い上に防
塵キャップの操作、プラグとコンセントの芯合わせ、ユ
ニオンによる固定などの操作を人間が行うことを前提と
したもので、自動接続したり切り離したりする装置とし
て利用できるものではなかつた。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、上述した爆
発性雰囲気で使用される自動差し込み接続装置に要求さ
れる条件として最も重要なことは、上記自動差し込み接
続装置が、爆発の原因となる着火源・爆発源にならない
ことである。また、このような条件を満たす構造は、
「工場電気設備防爆指針」(労働省産業安全研究所)に
よつて、本質安全防爆構造、、耐圧防爆構造、内圧防暴
構造、安全増防爆構造、油入防爆構造、特殊防爆構造に
分類され、各々について構造・性能に関する規定されて
いる。
【0004】これらのうち、内圧防暴構造は、電気機器
容器内に清浄な空気または不活性ガスなどの保護気体を
圧入して、内圧を保持し、外部に存在する爆発性ガスの
侵入を防止して、危険雰囲気との実質的な遮断隔離をす
るようにしたものであり、内圧を保持する方式として、
通風式、封入式などの方法がある。
【0005】本発明の目的は、軽量で自動的に電気供給
ラインの接続したり切り離したりすることが可能で、上
述した工場電気設備防爆指針の封入内圧防爆構造を満足
する自動差し込み接続装置を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明の自動差し込み接
続装置は、上述の目的を達成するために、一端に通気口
を兼ねた電気接続用のソケットコンタクトが埋設され、
他端にこのソケットコンタクトと接続する電気配線を取
り出す取出口と非爆発性の清浄気体を導入する導入口と
が形成された内筒と、この内筒より筒長の短い円筒状部
材で、円筒内部にこの円筒が円筒の長手方向に摺動自在
に挿入され、他端にフランジが形成され、かつ、一端が
凸型いんろう部である外筒と、この内筒の外周面に配さ
れ、上記フランジにこの外筒の他端から一端に向けて応
力を付与しソケットコンタクト端面とこの外筒の凸型端
面とを同一面に保持するばね部材とをもつた供給側接続
部と、上記外筒の凸型いんろう部と嵌合する凹型いんろ
う部が設けられ、この凹型いんろう部の嵌合方向後方
に、上記外筒より押し出された内筒を受容する受容部が
連設され、この受容部に、この受容部及びこれに連通す
る空間内の気体を排出する排出口と上記内筒のソケット
コンタクトと対をなすピンコンタクトとが設けられた受
け側接続部と、上記供給側接続部の凸型いんろう部と上
記受け側接続部の凹型いんろう部とを嵌脱させて、上記
ソケットコンタクトと上記ピンコンタクトとを接続させ
たり分断せしめる接合分断手段と、ソケットコンタクト
とピンコンタクトの接合完了時に、上記受容部を排気口
から遮断して閉鎖空間とするための閉鎖手段と、上記供
給側接続部の外筒他端に形成されたフランジと、受け側
接続部の凹型いんろう部の嵌合口部に形成された上記外
筒のフランジに対向するフランジと、これらフランジの
何れか一方に設けられたガイドピンと、このガイドピン
が設けられていない何れか他方に形成されたピン受け口
とからなり、上記凸型いんろう部と上記凹型いんろう部
との嵌脱操作を円滑化せしめる嵌合ガイドと、上記供給
側接続部と上記受け側接続部とを結合して上記ソケット
コンタクトと上記ピンコンタクトとを接続・分断する
際、これらコンタクト近傍の雰囲気を清浄気体雰囲気と
する清浄気体供給手段と、上記供給側接続部と上記受け
側接続部との結合を確認する結合検出装置と、上記内筒
内への清浄気体供給の有無を感知する清浄気体供給検出
装置と、上記結合検出装置と上記清浄気体供給検出装置
とに連動して電源からの電気供給を制御する電気供給制
御手段とよりなることを特徴とする構成である。
【0007】
【発明の作用】本発明の自動差し込み接続装置にあつて
は、上述したような構成としたので、供給側接続部と受
け側接続部とを結合してソケットコンタクトとピンコン
タクトとを接続せしめる操作を行う際、内筒に清浄気体
を供給し、かつ、ソケットコンタクトの通気口を排気口
として作用せしめて常にソケットコンタクトの周囲を清
浄気体雰囲気に保つことができる。
【0008】また、本発明の自動差し込み接続装置にあ
つては、上記嵌合ガイドを設けたので、上記供給側接続
部と上記受け側接続部とを結合する操作を行う際、この
ガイドピンがピン受け孔に挿入され、上記凸型いんろう
部と上記凹型いんろう部との芯が適正に整合され、嵌脱
操作が円滑、かつ、確実に行われる。
【0009】さらに、本発明の自動差し込み接続装置に
あつては、上記供給側接続部と上記受け側接続部との結
合を確認する結合検出装置と、上記内筒内への清浄気体
供給の有無を感知する清浄気体供給検出装置と、ソケッ
トコンタクトとピンコンタクトの接合完了時に、上記受
容部を排気口から遮断して閉鎖空間とするための閉鎖手
段と、上記結合検出装置および上記清浄気体供給検出装
置に連動して、電源からの電気供給を制御する電気供給
制御手段とを具備する構成としたので、上記凸型いんろ
う部と上記凹型いんろう部との結合が完了した段階で、
接合分断手段による供給側接続部の駆動を一旦停止して
接合を結合検出装置で確認し、受け側接続部内の空間に
清浄気体を供給してこの空間が清浄気体雰囲気とされ
る。
【0010】しかも、この空間に清浄気体が供給され続
けていることを清浄気体検出装置によつて確認しつつ、
再度供給側接続部を駆動してソケットコンタクトとピン
コンタクトを無電圧状態で挿入結合せしめ、接合動作が
終了した後、電気供給制御手段により電源供給を開始し
て接続を完了する。また、コンタクト接続中も、接合動
作終了時にコンタクト周囲の空間を閉鎖空間とせしめる
ことにより少量の清浄気体の供給で、接続装置内部を接
続装置外部よりも圧力が高い状態に保持し、コンタクト
周囲を常時清浄気体雰囲気とすることができる。また、
接続中も、清浄気体供給検出装置により清浄気体の供給
が監視される。
【0011】
【実施例】実施例1 以下、本発明の自動差し込み接続装置の一実施例を図面
に基づき詳細に説明する。図1は自動差し込み接続装置
の側面断面図であり、図2は自動差し込み接続装置の概
要を示すブロツク図である。この実施例の自動差し込み
接続装置は、図2のブロツク図に示すように、供給側接
続部A、受け側接続部B、供給側接続部駆動装置C、電
気供給制御装置D、結合検出装置E、清浄気体供給検出
装置F、電源供給部(図示せず)、清浄気体供給部(図
示せず)とから構成されている。
【0012】上記供給側接続部Aは、図1に示すよう
に、一端に通気口を備えたソケットコンタクト2が固定
され、他端に電源ケ−ブル11の取出口5と清浄気体の
導入口6とが形成された内筒1と、この内筒1より筒長
の短い円筒状部材で、円筒内部に、内筒1がその長手方
向に摺動自在となるように挿入され、他端にガイドピン
7を具備したフランジ3aが形成され、かつ、一端が凸
型いんろう部3bである外筒3と、内筒1の外周面に配
され、上記フランジ3aに、外筒3の他端から一端に向
けて応力を付与しソケットコンタクト2端面と外筒3の
凸型いんろう部3bの端面とを同一面に保持するばね部
材4とから構成されている。
【0013】上記ソケットコンタクト2は、図3に示す
ように、その内部に清浄気体の導入手段として貫通する
通気口dが設けられたもので、内筒1内に導入口6を介
して清浄気体が供給された際、この通気口dを介して清
浄気体が排気され、これによりソケットコンタクト2の
周囲が常に清浄気体雰囲気に保持されることとなる。ま
たこのソケットコンタクト2の端部には電源ケ−ブル1
1の一端が接続し、この電源ケ−ブル11の他端は、上
記取出口5から供給側接続部Aの外部に取り出され電気
供給制御装置Dに接続している。また、上記内筒1に
は、供給側接続部A全体を、後述する受け側接続部Bに
向けて直進運動させ、これにより供給側接続部Aと受け
側接続部Bとを結合せしめる供給側接続部駆動装置C
(代表的には空気シリンダ−)が接続されている。清浄
気体としては、例えば不活性気体である窒素ガスや爆発
性ガスを含まない計装空気などの非爆発性ガスとするも
のである。
【0014】受け側接続部Bは、上記外筒3の凸型いん
ろう部3bと嵌合する空洞部である凹型いんろう部8
と、外筒3のフランジ3aに対向するように、凹型いん
ろう部8の嵌合口部の周縁に形成されたフランジ8b
と、凹型いんろう部8の嵌合方向後方に連設され、上記
外筒3より押し出された内筒1を受容する空洞部である
受容部9と、この受容部9に設けられ、上記内筒1のソ
ケットコンタクト2と対をなすピンコンタクト12とか
ら構成されている。上記凹型いんろう部8の、上記凹型
いんろう部8と凸型いんろう部3bとの嵌合時、外筒3
の端面aと接する端面には、ゴム等の可撓性材料からな
る0リング13が設けられ、嵌合時において、受容部9
内を外気から遮断することができる。また、受容部9に
は、受容部9及びこれに連通する凹型いんろう部8内の
気体を排出する排出口14が形成され、さらにその後方
にはソケットコンタクト2と対をなすピンコンタクト1
2が固定され、上記内筒1の端面1aと対向するピン取
付面には、ゴム等の可撓性材料からなる0リング16が
設けられ、ソケットコンタクト2とピンコンタクト12
の接合時に受容部9を排気口14から遮断して閉鎖空間
とすることができる。必要により、排出口14には連通
する配管が取り付けられ、清浄気体の排気ラインとして
の役目を果たす。また、フランジ8bには、供給側接続
部Aのガイドピン7と対をなすピン受け口15が窄設さ
れ、供給側接続部Aと、受け側接続部Bとを結合する
際、ガイドピン7かピン受け口15に挿入され、凸型い
んろう部3bと上記凹型いんろう部8との芯が合わさ
れ、嵌脱操作が円滑、かつ、確実に行われるようになつ
ている。
【0015】電気供給制御装置Dは、電源供給部と上述
した供給側接続部Aとの間に介設されている装置で、後
述する結合検出装置Eおよび清浄気体供給検出装置Fか
らの情報に基づいて電源供給部から供給側接続部Aへの
電気供給を制御する装置である。また、結合検出装置E
は、凸型いんろう部3b端面に配設されているリミット
スイッチにより、内筒1が所定の位置にあることを検出
して結合を確認する装置で、この結合確認のシグナルを
上記電気供給制御装置Dに送ることにより、電気供給制
御装置Dが供給側接続部Aへの電気供給を開始するよう
になつている。また、清浄気体供給検出装置Fは、内筒
1の内部圧力を検出することにより清浄気体の供給の有
無を監視して、万一清浄気体の圧力が低下した場合、内
筒1の内部圧力低下を感知し、その旨のシグナルを上記
電気供給制御装置Dに送ることにより、電気供給制御装
置Dが供給側接続部Aへの電気供給を遮断するようなイ
ンタ−ロックシステムになつている。
【0016】上記この実施例の自動差し込み接続装置を
用いて、電源ラインコンタクトの接続・分断を行うに
は、まず、図1の供給側接続部Aを供給側接続部駆動装
置Cで受け側接続装置Bに矢印方向に移動接近せしめ、
この移動接近過程でガイドピン7とピン受け口15によ
り外筒3の凸型いんろう部3bと受け側接続装置Bの凹
型いんろう部8の芯が合わされた後、外筒3が上記凹型
いんろう部8に挿入結合され、この際外筒3の端面aが
0リング13に圧接して受容部9内は外気から遮断され
る。これが図4に示す状態である。次に、この状態で供
給側接続部Aの移動をいつたん停止し、受容部9の内部
に、供給側接続部Aのソケットコンタクト2の通気口d
を介して、少なくとも受容部9の容積の5倍の清浄気体
を供給し、受容部9に残留している爆発性ガスを排気口
14から排出して受容部9内を清浄気体雰囲気に置換す
る。必要により、残留していた爆発性ガスは排気口14
に連通するラインにより、装置の外部へ導かれ、安全な
場所にて排出される。次に、この置換操作が完了したと
ころで、供給側接続部Aの矢印方向に移動を再開する
が、この際外筒3は受け側接続装置Bに押しつけられて
いるため、内筒1が受容部9内に押し出され、これによ
りソケットコンタクト2にピンコンタクト12が挿入結
合される。この時上記内筒1の端面1aが上記0リング
16に圧接されるため、ソケットコンタクト2とピンコ
ンタクト12の周囲を含む受容部9が排気口14と遮断
されて清浄気体雰囲気の閉鎖空間となる。これが図5に
示す状態である。
【0017】この時結合検出装置Eは、凸型いんろう部
3b端面に配設されているリミットスイッチにより内筒
1が所定の位置にあることを検出して結合を確認する。
さらに、清浄気体が供給されていることを清浄気体供給
検出装置Fにより検出して確認する。前記結合検出装置
Eと清浄気体供給検出装置Fからの信号が同時に作用し
た場合に、電気供給制御装置Dにより電気供給を開始す
る。電源供給後もソケットコンタクト2とピンコンタク
ト12の周囲は、清浄気体雰囲気の閉鎖空間を保持し、
かつ、受容部9への清浄気体の供給も継続されるため、
常に清浄気体雰囲気に保持される。また、清浄気体供給
検出装置Fは、内筒1の内部圧力を検出することにより
受容部9の圧力を監視して、万一清浄気体の圧力が低下
した場合に電源を遮断するインタ−ロックを用意してい
る。
【0018】以上述べたように、この実施例の自動差し
込み接続装置にあつては、接続作業中において、ソケッ
トコンタクト2とピンコンタクト12の周囲を、常に清
浄気体雰囲気とすることができ、しかもソケットコンタ
クト2とピンコンタクト12との接続が無電圧状態での
挿入結合であるため、極めて安全に電気接続作業を行う
ことができる。また、さらに電源供給中にあつても上記
ソケットコンタクト2とピンコンタクト12の周囲が常
に清浄気体雰囲気に加圧的に保持されるため、内圧防爆
構造の要求を完全に満足するものである。
【0019】実施例2 図6は、本発明の自動差し込み接続装置に関する他の実
施例を示す図である。なお、先に述べた実施例1の自動
差し込み接続装置と同一構成部分については同一符号を
付し説明を省略する。この自動差し込み接続装置は、図
6に示すように、外筒3の外部形状を円錐台状に加工
し、また、受け側接続部Bの凹型いんろう部8を、上記
円錐台状の外筒3に嵌合するスリバチ状に加工すること
により、外筒3に先の実施例1におけるガイドピン7の
機能を兼備させ、受け側接続部Bの凹型いんろう部8
に、同じく実施例1のピン受け孔15の機能を兼備せし
めた構成としたので、その他の構成は、実施例1の自動
差し込み接続装置と全く同様である。この実施例の自動
差し込み接続装置によれば、上述した構成としたことに
より、先に述べた実施例1と同様の効果を奏することに
加え、ガイドピン7を形成するためのフランジ3aや、
ピン受け孔15を設けるためのフランジ8aを省略する
ことができ、これにより自動差し込み接続装置の小型化
を図ることができる。
【0020】実施例3 図7および図8は、本発明の自動差し込み接続装置に関
するさらに他の実施例を示す図である。なお、先に述べ
た実施例1の自動差し込み接続装置と同一構成部分につ
いては同一符号を付し説明を省略する。この自動差し込
み接続装置は、図7および図8に示すように、排気口1
4を受容部9からピンコンタクト取付板19を貫通して
受け側接続部背面に設け、かつ、ピンコンタクト取付板
19にバネ部材17を介して支持されて内筒1が押し込
まれることによつて排気口14を閉鎖する弁体18を具
備せしめた構成としたもので、その他の構成は、実施例
1の自動差し込み接続装置と全く同様である。この実施
例の自動差し込み接続装置によれば、上述した構成とし
たことにより、先に述べた実施例1と同様の効果を奏す
ることに加え、清浄気体雰囲気の範囲をピンコンタクト
12と電線の接続空間まで広げることができる。また、
上述した構成は封入式内圧防爆構造に合致するものであ
るが、バネ部材17と弁体18を省略して通風式内圧防
爆構造として使用してもよい。
【0021】なお、上述した実施例においては、ソケッ
トコンタクト2として、図3に示すように、ソケットコ
ンタクト内部に貫通する通気口dが設けられたものを用
いているが、これに限定されるものではなく、例えば、
ソケットコンタクト2が通気口dを設けるのに不都合な
ほど細すぎる場合には、図9に示すように、通気口d’
をソケットコンタクト2の周囲に配置した構成としたも
のを用いてもよい。さらに、上述した実施例において
は、結合検出装置Eの検出機器として、リミットスイッ
チを用いているが、これに限定されるものではなく、例
えば、近接スイッチや光電スイッチなどを使用してもよ
い。また、ソケットコンタクト2とピンコンタクト12
の接合の確認を排気口14を閉鎖されることによる清浄
気体供給検出装置Fの圧力変化として検出することも可
能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
供給側接続部と、受け側接続部とを結合してソケットコ
ンタクトとピンコンタクトとを接続せしめる操作を行う
際、内筒に清浄気体を供給し、かつ、ソケットコンタク
トの通気口を排気口として作用せしめて常にソケットコ
ンタクトの周囲を清浄気体雰囲気に保つことができ、し
かもこの結合操作は無電圧状態で行われるので、極めて
安全性が高いものである。
【0023】また、本発明の自動差し込み接続装置にあ
つては、上記供給側接続部の外筒他端に成形されたフラ
ンジと、受け側接続部の凹型いんろう部の嵌合口部に形
成された上記外筒のフランジに対向するフランジと、こ
れらフランジの何れか一方に設けられたガイドピンと、
このガイドピンが設けられていない他方のフランジに形
成されたピン受け孔とからなる嵌合ガイドを設けたの
で、上記供給側接続部と、上記受け側接続部とを結合す
る操作を行う際、このガイドピンが前記ピン受け孔に挿
入され、上記凸型いんろう部と上記凹型いんろう部の芯
が合わされて、これらいんろう部の嵌脱操作を円滑、か
つ、確実に行うことができるものである。
【0024】さらに、本発明の自動差し込み接続装置に
あつては、供給側接続部と受け側接続部との結合を確認
する結合検出装置と、内筒内への清浄気体供給の有無を
感知する清浄気体供給検出装置と、ソケットコンタクト
とピンコンタクトの接合完了時に、上記受容部を排気口
から遮断して閉鎖空間とするための閉鎖手段と、結合検
出装置および清浄気体供給検出装置に連動して、電源か
らの電気供給を制御する電気供給制御手段とを具備する
構成としたので、コンタクト接続中(通電中)も、少量
の清浄気体の補給で接続装置内部を接続装置外部よりも
圧力が高い状態に保持され、接続装置内部への爆発性気
体の侵入は完全に阻止されて、コンタクト周囲を常時清
浄気体雰囲気とすることができる。従って、仮に外気が
爆発性雰囲気であつても極めて安全な状態で通電するこ
とができる。また、コンタクト周囲に、清浄気体が供給
され続けていることを清浄気体供給検出装置によつて常
に確認可能なので、万一清浄気体の供給が絶たれた場合
でも、電気供給制御手段によつて電気の供給が直ちに絶
たれるので、極めて安全である。さらに、封入式の構造
にせしめることにより、コンタクト接続中(通電中)に
消費される清浄気体の量を少なくできるので、極めて経
済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動差し込み接続装置の実施例1の側
面断面図である。
【図2】図1に示す自動差し込み接続装置の概要を示す
ブロック図である。
【図3】図1中の符号1で示される内筒先端に設けられ
る清浄気体の導入手段について説明するための図で、同
じく図1中の符号3bで示された凸型いんろう部の拡大
断面図である。
【図4】本発明の自動差し込み接続装置の実施例1の電
源ラインコンタクトの接続・分断を行う操作を説明する
ための図で、供給側接続部駆動装置Cにより、供給側接
続部Aを受け側接続部Bに移動接近せしめ、凹型いんろ
う部8に外筒3を挿入結合した状態を示す側面断面説明
図である。
【図5】本発明の自動差し込み接続装置の実施例1の電
源ラインコンタクトの接続・分断を行う操作を説明する
ための図で、内筒1を受容部9内に押し出し、これによ
りソケットコンタクト2にピンコンタクト12を挿入結
合した状態を示す側面断面説明図である。
【図6】本発明の自動差し込み接続装置の実施例2の側
面断面図である。
【図7】本発明の自動差し込み接続装置の実施例3の側
面断面図である。
【図8】本発明の自動差し込み接続装置の実施例3の電
源ラインコンタクトの接続・分断を行う操作を説明する
ための図で、内筒を受容部内に押し出し、これによりソ
ケットコンタクトにピンコンタクトを挿入結合した状態
を示す側面断面説明図である。
【図9】図3に示した清浄気体の導入手段の第1変形例
について説明するための図で、凸型いんろう部の拡大断
面図である。
【符号の説明】
1・・・内筒 1a・・・端面 2・・・ソケットコンタクト 3・・・外筒 3a・・・フランジ 3b・・・凸型いんろう部 4・・・ばね部材 5・・・取出口 6・・・導入口 7・・・ガイドピン 8・・・凹型いんろう部 8a・・・フランジ 9・・・受容部 11・・・電源ケ−ブル 12・・・ピンコンタクト 13・・・0リング 14・・・排出口 15・・・ピン受け口 16・・・0リング 17・・・ばね部材 18・・・弁体 19・・・ピンコンタクト取付板 A・・・供給側接続部 B・・・受け側接続部 C・・・供給側接続駆動装置 D・・・電気供給制御装置 E・・・結合検出装置 F・・・清浄気体供給検出装置 a・・・端面 d・・・通気口 d’・・・通気口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に通気口を兼ねた電気接続用のソケ
    ットコンタクトが埋設され、他端にこのソケットコンタ
    クトと接続する電気配線を取り出す取出口と非爆発性の
    清浄気体を導入する導入口とが形成された内筒と、この
    内筒より筒長の短い円筒状部材で、円筒内部にこの円筒
    が円筒の長手方向に摺動自在に挿入され、他端にフラン
    ジが形成され、かつ一端が凸型いんろう部である外筒
    と、この内筒の外周面に配され、上記フランジにこの外
    筒の他端から一端に向けて応力を付与しソケットコンタ
    クト端面とこの外筒の凸型端面とを同一面に保持するば
    ね部材とをもつた供給側接続部と、 上記外筒の凸型いんろう部と嵌合する凹型いんろう部が
    設けられ、この凹型いんろう部の嵌合方向後方に、上記
    外筒より押し出された内筒を受容する受容部が連設さ
    れ、この受容部に、この受容部及びこれに連通する空間
    内の気体を排出する排出口と上記内筒のソケットコンタ
    クトと対をなすピンコンタクトとが設けられた受け側接
    続部と、 上記供給側接続部の凸型いんろう部と上記受け側接続部
    の凹型いんろう部とを嵌脱させて、上記ソケットコンタ
    クトと上記ピンコンタクトとを接続させたり分断せしめ
    る接合分断手段と、 ソケットコンタクトとピンコンタクトの接合完了時に、
    上記受容部を排気口から遮断して閉鎖空間とするための
    閉鎖手段と、 上記供給側接続部の外筒他端に形成されたフランジと、
    受け側接続部の凹型いんろう部の嵌合口部に形成された
    上記外筒のフランジに対向するフランジと、これらフラ
    ンジの何れか一方に設けられたガイドピンと、このガイ
    ドピンが設けられていない何れか他方に形成されたピン
    受け口とからなり、上記凸型いんろう部と上記凹型いん
    ろう部との嵌脱操作を円滑化せしめる嵌合ガイドと、 上記供給側接続部と上記受け側接続部とを結合して上記
    ソケットコンタクトと上記ピンコンタクトとを接続・分
    断する際、これらコンタクト近傍の雰囲気を清浄気体雰
    囲気とする清浄気体供給手段と、 上記供給側接続部と上記受け側接続部との結合を確認す
    る結合検出装置と、 上記内筒内への清浄気体供給の有無を感知する清浄気体
    供給検出装置と、 上記結合検出装置と上記清浄気体供給検出装置とに連動
    して電源からの電気供給を制御する電気供給制御手段と
    よりなることを特徴とする自動差し込み接続装置。
  2. 【請求項2】 上記嵌合ガイドが、外筒の凸型いんろう
    部を円錐台形状に加工したガイドピンを兼ねる外筒と、
    凹型いんろう部を前記外筒の円錐台形状に嵌合するスリ
    バチ形状に加工したガイドピン受けを兼ねる受け側接続
    部とからなることを特徴とする請求項1記載の自動差し
    込み接続装置。
  3. 【請求項3】 ソケットコンタクトの周囲に清浄気体の
    通気口が形成されていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の自動差し込み接続装置。
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