JPH08280722A - 人工鼻腔 - Google Patents
人工鼻腔Info
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- JPH08280722A JPH08280722A JP8815395A JP8815395A JPH08280722A JP H08280722 A JPH08280722 A JP H08280722A JP 8815395 A JP8815395 A JP 8815395A JP 8815395 A JP8815395 A JP 8815395A JP H08280722 A JPH08280722 A JP H08280722A
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- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/18—Internal ear or nose parts, e.g. ear-drums
-
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- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
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- A61F2250/00—Special features of prostheses classified in groups A61F2/00 - A61F2/26 or A61F2/82 or A61F9/00 or A61F11/00 or subgroups thereof
- A61F2250/0014—Special features of prostheses classified in groups A61F2/00 - A61F2/26 or A61F2/82 or A61F9/00 or A61F11/00 or subgroups thereof having different values of a given property or geometrical feature, e.g. mechanical property or material property, at different locations within the same prosthesis
- A61F2250/0039—Special features of prostheses classified in groups A61F2/00 - A61F2/26 or A61F2/82 or A61F9/00 or A61F11/00 or subgroups thereof having different values of a given property or geometrical feature, e.g. mechanical property or material property, at different locations within the same prosthesis differing in diameter
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Abstract
(57)【要約】
【目的】点鼻薬や飲薬によらずに鼻の通りをよくさせ
る。 【構成】人体の鼻腔内に挿着可能な筒状に形成され、防
水、防塵性および通気性を有する多孔質膜2と、筒状に
形成された多孔質膜2に覆設される培養皮膚3と、培養
皮膚3が覆設された多孔質膜2を鼻腔内に密着させる形
状記憶部材4とから成り、形状記憶部材4は鼻腔に対応
した円環に形成され多孔質膜2の内壁2aの複数箇所に
設けられたものである。 【効果】これにより、強制的に鼻を通すことができるの
で、鼻づまりによるうっとしい症状を緩和することがで
き、また、鼻づまりによって鼻みずを思うようにかめな
くなることを防ぐことができる。さらに、点鼻薬や飲薬
を使用せずに鼻を通すことができるので、薬の副作用に
よる弊害をなくすことができる。
る。 【構成】人体の鼻腔内に挿着可能な筒状に形成され、防
水、防塵性および通気性を有する多孔質膜2と、筒状に
形成された多孔質膜2に覆設される培養皮膚3と、培養
皮膚3が覆設された多孔質膜2を鼻腔内に密着させる形
状記憶部材4とから成り、形状記憶部材4は鼻腔に対応
した円環に形成され多孔質膜2の内壁2aの複数箇所に
設けられたものである。 【効果】これにより、強制的に鼻を通すことができるの
で、鼻づまりによるうっとしい症状を緩和することがで
き、また、鼻づまりによって鼻みずを思うようにかめな
くなることを防ぐことができる。さらに、点鼻薬や飲薬
を使用せずに鼻を通すことができるので、薬の副作用に
よる弊害をなくすことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は人工鼻腔に係り、特に
鼻炎などによる鼻づまりを改善する人工鼻腔に関する。
鼻炎などによる鼻づまりを改善する人工鼻腔に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、我が国は高温高湿のために慢
性鼻炎、慢性蓄膿症にかかる人が非常に多く、また最近
では、花粉やハウスダストなどによるアレルギー性の鼻
炎にかかる人が増えてきている。この鼻炎や蓄膿症は鼻
づまり、鼻みず、くしゃみを主症状とする疾病で、非常
に不快感をともなう。
性鼻炎、慢性蓄膿症にかかる人が非常に多く、また最近
では、花粉やハウスダストなどによるアレルギー性の鼻
炎にかかる人が増えてきている。この鼻炎や蓄膿症は鼻
づまり、鼻みず、くしゃみを主症状とする疾病で、非常
に不快感をともなう。
【0003】このような鼻づまりなどのうっとうしい症
状を緩和し、鼻の通りをよくするために、患者は鼻腔内
に点鼻薬を噴霧したり、飲薬を使用していた。
状を緩和し、鼻の通りをよくするために、患者は鼻腔内
に点鼻薬を噴霧したり、飲薬を使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、点鼻薬
は過度に使用すると、かえって鼻づまり、二次充血を招
くことがある。また、点鼻薬および飲薬は、高血圧、心
臓病、糖尿病、甲状腺機能亢進、緑内障などのある人、
点鼻薬および投薬による発疹、発赤、はれ、かゆみ、刺
激感などのアレルギー症状を起こしたことがある人、妊
婦または妊娠していると思われるご婦人、医師の治療を
受けている人は、鼻づまりなどの症状があるにも係ら
ず、使用が制限される。
は過度に使用すると、かえって鼻づまり、二次充血を招
くことがある。また、点鼻薬および飲薬は、高血圧、心
臓病、糖尿病、甲状腺機能亢進、緑内障などのある人、
点鼻薬および投薬による発疹、発赤、はれ、かゆみ、刺
激感などのアレルギー症状を起こしたことがある人、妊
婦または妊娠していると思われるご婦人、医師の治療を
受けている人は、鼻づまりなどの症状があるにも係ら
ず、使用が制限される。
【0005】さらに、点鼻薬や飲薬によって、ねむけ、
めまい、だるさ、頭痛、動悸などの症状があらわれるこ
とがある。これにより、車の運転ができなくなるなど、
日常生活に支障をきたすことがある。
めまい、だるさ、頭痛、動悸などの症状があらわれるこ
とがある。これにより、車の運転ができなくなるなど、
日常生活に支障をきたすことがある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような従来の問題点を解
決するためになされたもので、点鼻薬や飲薬によらずに
鼻の通りをよくする人工鼻腔を提供することを目的とす
る。
決するためになされたもので、点鼻薬や飲薬によらずに
鼻の通りをよくする人工鼻腔を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の人工鼻腔は、人体の鼻腔内に挿着可能な筒状
に形成され、防水、防塵性および通気性を有する多孔質
膜と、筒状に形成された多孔質膜に覆設される培養皮膚
と、培養皮膚が覆設された多孔質膜を鼻腔内に密着させ
る形状記憶部材とから成り、形状記憶部材は鼻腔に対応
した円環に形成され多孔質膜の内壁の複数箇所に設けら
れたものである。
る本発明の人工鼻腔は、人体の鼻腔内に挿着可能な筒状
に形成され、防水、防塵性および通気性を有する多孔質
膜と、筒状に形成された多孔質膜に覆設される培養皮膚
と、培養皮膚が覆設された多孔質膜を鼻腔内に密着させ
る形状記憶部材とから成り、形状記憶部材は鼻腔に対応
した円環に形成され多孔質膜の内壁の複数箇所に設けら
れたものである。
【0008】また、本発明の人工鼻腔において形状記憶
部材は、人体の体温で形状記憶効果が生じるように熱加
工処理されているものである。また、本発明の人工鼻腔
において多孔質膜は、0.1〜3.0μmの微細孔を有
するものである。さらに、本発明の人工鼻腔において多
孔質膜は、抗菌剤が含有される。
部材は、人体の体温で形状記憶効果が生じるように熱加
工処理されているものである。また、本発明の人工鼻腔
において多孔質膜は、0.1〜3.0μmの微細孔を有
するものである。さらに、本発明の人工鼻腔において多
孔質膜は、抗菌剤が含有される。
【0009】
【作用】本発明の人工鼻腔を人体の鼻腔内に挿着するに
は、まず、挿入しやすいような形状に小さくして、鼻腔
内の所定位置に載置する。このとき、人工鼻腔は多孔質
膜の内壁の複数箇所に、鼻腔に対応した円環に形成され
た形状記憶部材が設けられているので、所定の温度以上
になると元の形状に復元する。なお、この形状記憶部材
の形状記憶効果を人体の体温から生じるように設定すれ
ば、鼻腔内に載置後、すぐに復元させることができる。
これにより、狭まっている鼻腔を広げることができるの
で、挿着後すぐに鼻を通すことができる。
は、まず、挿入しやすいような形状に小さくして、鼻腔
内の所定位置に載置する。このとき、人工鼻腔は多孔質
膜の内壁の複数箇所に、鼻腔に対応した円環に形成され
た形状記憶部材が設けられているので、所定の温度以上
になると元の形状に復元する。なお、この形状記憶部材
の形状記憶効果を人体の体温から生じるように設定すれ
ば、鼻腔内に載置後、すぐに復元させることができる。
これにより、狭まっている鼻腔を広げることができるの
で、挿着後すぐに鼻を通すことができる。
【0010】また、人工鼻腔の外周を培養皮膚によって
覆設させているので、抗原・抗体反応が起きにくくな
る。さらに、防水、防塵性および通気性を有する多孔質
膜を有していることにより、人工鼻腔内には鼻粘膜から
分泌される鼻みずを通さず、人工鼻腔内から鼻腔に空気
を通すことができるので通気性が良くなる。
覆設させているので、抗原・抗体反応が起きにくくな
る。さらに、防水、防塵性および通気性を有する多孔質
膜を有していることにより、人工鼻腔内には鼻粘膜から
分泌される鼻みずを通さず、人工鼻腔内から鼻腔に空気
を通すことができるので通気性が良くなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の人工鼻腔の一実施例について
図面を参照して説明する。本発明の人工鼻腔は図1
(a)、(b)、図2に示すように、人体Mの鼻腔NC
内に挿着可能な筒状に形成された多孔質膜2と、筒状に
形成された多孔質膜2に覆設される培養皮膚3と、鼻腔
NCに対応した断面円形の環、即ち円環に形成され多孔
質膜2の内壁2aの複数箇所に設けられた形状記憶部材
4とから成る。
図面を参照して説明する。本発明の人工鼻腔は図1
(a)、(b)、図2に示すように、人体Mの鼻腔NC
内に挿着可能な筒状に形成された多孔質膜2と、筒状に
形成された多孔質膜2に覆設される培養皮膚3と、鼻腔
NCに対応した断面円形の環、即ち円環に形成され多孔
質膜2の内壁2aの複数箇所に設けられた形状記憶部材
4とから成る。
【0012】多孔質膜2は、1cm2当り数億個という
微細な孔が設けられ、空気などの気体は通し、鼻みずな
どの液体をはじく性質、即ち選択透過性を有している。
この選択透過性を確実なものにするために、多孔質膜2
の微細孔を0.1〜3.0μmに形成させるのが好まし
い。このような多孔質膜2の選択透過性により、通気性
がよくなり、また飛散しやすい25μ〜50μぐらいの
大きさの花粉が鼻腔に直接触れなくなるのでアレルギー
性の鼻炎を防ぐことが可能になる。なお、この多孔質膜
2の材質は撥水性、耐候性などの特性をもたせるため
に、四ふっ化エチレン樹脂が好ましい。さらに、細菌の
繁殖を防止するために、2−(4−チアゾリル)−ベン
ツイミダゾール等の有機系抗菌剤や抗菌性金属を含む無
機系抗菌剤を含有させてもよい。
微細な孔が設けられ、空気などの気体は通し、鼻みずな
どの液体をはじく性質、即ち選択透過性を有している。
この選択透過性を確実なものにするために、多孔質膜2
の微細孔を0.1〜3.0μmに形成させるのが好まし
い。このような多孔質膜2の選択透過性により、通気性
がよくなり、また飛散しやすい25μ〜50μぐらいの
大きさの花粉が鼻腔に直接触れなくなるのでアレルギー
性の鼻炎を防ぐことが可能になる。なお、この多孔質膜
2の材質は撥水性、耐候性などの特性をもたせるため
に、四ふっ化エチレン樹脂が好ましい。さらに、細菌の
繁殖を防止するために、2−(4−チアゾリル)−ベン
ツイミダゾール等の有機系抗菌剤や抗菌性金属を含む無
機系抗菌剤を含有させてもよい。
【0013】培養皮膚3は人体Mの健康な部分の皮膚の
小片を、シャーレ等の中で培養液で培養して大きくした
ものである。この培養皮膚の培養は、細胞分裂の盛んな
細胞がある皮膚の一番外側の表皮が用いられる。この表
皮の部分を薄く削いで培養すると、二週間ほどで100
倍以上に成長する。このような培養皮膚3と多孔質膜2
とをハイブリッド化することにより、抗原・抗体反応が
起きにくくなる。
小片を、シャーレ等の中で培養液で培養して大きくした
ものである。この培養皮膚の培養は、細胞分裂の盛んな
細胞がある皮膚の一番外側の表皮が用いられる。この表
皮の部分を薄く削いで培養すると、二週間ほどで100
倍以上に成長する。このような培養皮膚3と多孔質膜2
とをハイブリッド化することにより、抗原・抗体反応が
起きにくくなる。
【0014】形状記憶部材4は、きわめて耐食性がよ
く、人体Mとの馴染みがよいTi−Ni合金が用いられ
る。また形状記憶部材4は人体Mの体温で形状記憶効果
が生じるように熱加工処理すれば、挿入しやすいような
形状に小さくして鼻腔NC内に載置した後、すぐに復元
させることができる。これにより、培養皮膚3が覆設さ
れた多孔質膜2を鼻腔NC内に密着させて狭まっている
鼻腔NCを広げることができるので、装着後すぐに鼻を
通すことができる。なお、体温は個人毎に異なるので、
一番低い体温に合わせるか、何種類かの体温に対応する
形状記憶部材4を用意してもよい。また多孔質膜2の内
壁2aに、この円環に形成された形状記憶部材4を設け
るときには、多孔質膜2の選択透過性を妨げないように
する。
く、人体Mとの馴染みがよいTi−Ni合金が用いられ
る。また形状記憶部材4は人体Mの体温で形状記憶効果
が生じるように熱加工処理すれば、挿入しやすいような
形状に小さくして鼻腔NC内に載置した後、すぐに復元
させることができる。これにより、培養皮膚3が覆設さ
れた多孔質膜2を鼻腔NC内に密着させて狭まっている
鼻腔NCを広げることができるので、装着後すぐに鼻を
通すことができる。なお、体温は個人毎に異なるので、
一番低い体温に合わせるか、何種類かの体温に対応する
形状記憶部材4を用意してもよい。また多孔質膜2の内
壁2aに、この円環に形成された形状記憶部材4を設け
るときには、多孔質膜2の選択透過性を妨げないように
する。
【0015】以上のように構成された人工鼻腔1の取扱
いおよび機能について、以下説明する。鼻炎などによっ
て鼻がつまった時には、形状記憶部材4によって鼻腔N
Cに対応した円環形状に保たれている人工鼻腔1を挿入
しやすい形状に小さくして、鼻腔NC内に載置させる。
人工鼻腔1を鼻腔NC内に載置させると、人体Mの体温
で形状記憶効果が生じる形状記憶部材4によって元の円
環形状に復元されるので、鼻炎などによって狭まってい
る鼻腔NCを広げることができる。これにより、鼻腔N
C内に人工鼻腔1を挿着後、すぐに鼻を通すことができ
る。
いおよび機能について、以下説明する。鼻炎などによっ
て鼻がつまった時には、形状記憶部材4によって鼻腔N
Cに対応した円環形状に保たれている人工鼻腔1を挿入
しやすい形状に小さくして、鼻腔NC内に載置させる。
人工鼻腔1を鼻腔NC内に載置させると、人体Mの体温
で形状記憶効果が生じる形状記憶部材4によって元の円
環形状に復元されるので、鼻炎などによって狭まってい
る鼻腔NCを広げることができる。これにより、鼻腔N
C内に人工鼻腔1を挿着後、すぐに鼻を通すことができ
る。
【0016】また、人工鼻腔1を構成する培養皮膚3に
よって、抗原・抗体反応が起きにくくなる。さらに、人
工鼻腔1を構成する多孔質膜2によって、人工鼻腔1の
内側Iには鼻粘膜から分泌される鼻みずを通さず、人工
鼻腔1の内側Iから鼻腔NCに空気を通すことができる
ので、鼻本来の働きを妨げないようにすることができ
る。
よって、抗原・抗体反応が起きにくくなる。さらに、人
工鼻腔1を構成する多孔質膜2によって、人工鼻腔1の
内側Iには鼻粘膜から分泌される鼻みずを通さず、人工
鼻腔1の内側Iから鼻腔NCに空気を通すことができる
ので、鼻本来の働きを妨げないようにすることができ
る。
【0017】なお、本実施例においては使用時に人工鼻
腔を挿入しやすい形状に小さくしていたが、これに限ら
ず、人工鼻腔を製造する工場において予め人工鼻腔を挿
入しやすい形状に小さくしてパッケージングさせてもよ
い。
腔を挿入しやすい形状に小さくしていたが、これに限ら
ず、人工鼻腔を製造する工場において予め人工鼻腔を挿
入しやすい形状に小さくしてパッケージングさせてもよ
い。
【0018】
【効果】以上の実施例からも明らかなように本発明の人
工鼻腔によれば、人体の鼻腔内に挿着可能な筒状に形成
され、防水、防塵性および通気性を有する多孔質膜と、
筒状に形成された多孔質膜に覆設される培養皮膚と、培
養皮膚が覆設された多孔質膜を鼻腔内に密着させる形状
記憶部材とから成り、形状記憶部材は鼻腔に対応した円
環に形成され多孔質膜の内壁の複数箇所に設けられてい
るので、強制的に鼻を通すことができる。これにより、
鼻づまりによるうっとしい症状を緩和することができ、
また、鼻づまりによって鼻みずを思うようにかめなくな
ることを防ぐことができる。さらに、点鼻薬や飲薬を使
用せずに鼻を通すことができるので、薬の副作用による
弊害をなくすことができる。
工鼻腔によれば、人体の鼻腔内に挿着可能な筒状に形成
され、防水、防塵性および通気性を有する多孔質膜と、
筒状に形成された多孔質膜に覆設される培養皮膚と、培
養皮膚が覆設された多孔質膜を鼻腔内に密着させる形状
記憶部材とから成り、形状記憶部材は鼻腔に対応した円
環に形成され多孔質膜の内壁の複数箇所に設けられてい
るので、強制的に鼻を通すことができる。これにより、
鼻づまりによるうっとしい症状を緩和することができ、
また、鼻づまりによって鼻みずを思うようにかめなくな
ることを防ぐことができる。さらに、点鼻薬や飲薬を使
用せずに鼻を通すことができるので、薬の副作用による
弊害をなくすことができる。
【0019】したがって、鼻炎などによる鼻づまりに煩
わされることなく健体人のように生活することが可能に
なる。
わされることなく健体人のように生活することが可能に
なる。
【図1】本発明による人工鼻腔の一実施例を示す図で
(a)は全体斜視図、(b)は断面図。
(a)は全体斜視図、(b)は断面図。
【図2】本発明による人工鼻腔の装着状態を示す説明
図。
図。
1・・・・・人工鼻腔 2・・・・・多孔質膜 3・・・・・培養皮膚 4・・・・・形状記憶部材 M・・・・・人体 NC・・・・・鼻腔
Claims (4)
- 【請求項1】人体の鼻腔内に挿着可能な筒状に形成さ
れ、防水性、防塵性および通気性を有する多孔質膜と、
前記筒状に形成された前記多孔質膜に覆設される培養皮
膚と、前記培養皮膚が覆設された前記多孔質膜を前記鼻
腔内に密着させる形状記憶部材とから成り、前記形状記
憶部材は前記鼻腔に対応した円環に形成され前記多孔質
膜の内壁の複数箇所に設けられたことを特徴とする人工
鼻腔。 - 【請求項2】前記形状記憶部材は前記人体の体温で形状
記憶効果が生じるように熱加工処理されていることを特
徴とする請求項1記載の人工鼻腔。 - 【請求項3】前記多孔質膜は0.1〜3.0μmの微細
孔を有することを特徴とする請求項1記載の人工鼻腔。 - 【請求項4】前記多孔質膜は抗菌剤が含有されることを
特徴とする請求項1記載の人工鼻腔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8815395A JP3597908B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 人工鼻腔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8815395A JP3597908B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 人工鼻腔 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08280722A true JPH08280722A (ja) | 1996-10-29 |
JP3597908B2 JP3597908B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=13934991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8815395A Expired - Fee Related JP3597908B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 人工鼻腔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3597908B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7799075B2 (en) | 2005-08-26 | 2010-09-21 | West Hertfordshire Hospitals Nhs Trust | Surgical scaffold |
CN107920893A (zh) * | 2015-08-26 | 2018-04-17 | 美敦力施美德公司 | 鼻窦和鼻腔支架 |
-
1995
- 1995-04-13 JP JP8815395A patent/JP3597908B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7799075B2 (en) | 2005-08-26 | 2010-09-21 | West Hertfordshire Hospitals Nhs Trust | Surgical scaffold |
US8216311B2 (en) | 2005-08-26 | 2012-07-10 | West Hertfordshire Hospitals Nhs Trust | Surgical scaffold |
USRE44580E1 (en) | 2005-08-26 | 2013-11-05 | West Hertfordshire Hospitals Nhs Trust | Surgical scaffold |
CN107920893A (zh) * | 2015-08-26 | 2018-04-17 | 美敦力施美德公司 | 鼻窦和鼻腔支架 |
JP2018528808A (ja) * | 2015-08-26 | 2018-10-04 | メドトロニック・ゾーメド・インコーポレーテッド | 洞および鼻のステント |
US11759314B2 (en) | 2015-08-26 | 2023-09-19 | Medtronic Xomed, Inc. | Sinus and nasal stent |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3597908B2 (ja) | 2004-12-08 |
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