JPH08280046A - 表示装置の調整方法および調整装置 - Google Patents

表示装置の調整方法および調整装置

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JPH08280046A
JPH08280046A JP7081574A JP8157495A JPH08280046A JP H08280046 A JPH08280046 A JP H08280046A JP 7081574 A JP7081574 A JP 7081574A JP 8157495 A JP8157495 A JP 8157495A JP H08280046 A JPH08280046 A JP H08280046A
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edging
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陰極線管等の表示装置の各調整・検査を短時
間、高精度、かつ低コストで行う表示装置の調整方法お
よび調整装置を提供する。 【構成】 本発明の表示装置の調整装置は、縁取り信号
を発生する信号生成装置11、モノスコープ信号やカラ
ーバー信号等の調整用映像信号を発生する従来公知の信
号発生器12、調整を行うべきテレビジョン受像機13
から構成される。そして、本発明の信号生成器11によ
って調整を行うべきテレビジョン受像機13の表示画面
10に縁取り信号14を表示し、作業者は“センターが
左に片寄った場合”および“センターが右に片寄った場
合を比較しつつ、ベズル端面16の間隔が均一になるよ
うに調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陰極線管等の表示装置の
調整・検査に関し、更に詳しくは、表示装置の画像の表
示位置の調整・検査方法を改良した表示装置の調整方法
および調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機やモニタ装置等の陰
極線管を用いた画像表示装置は、製造時の組み立てを終
了した時点において、調整や検査を行う必要がある。こ
の調整や検査には様々な項目が含まれるが、特に画像の
表示位置等の偏向回路系の調整は重要な項目の一つであ
り、その調整精度によって画像表示装置の性能は大きく
左右される。また、それらの調整や検査に要する時間に
より、画像表示装置の製造効率は大きな影響を受けるこ
とになる。本発明はこの画像表示装置の調整や検査に係
わるものであり、また、本発明は調整・検査の両方に適
用可能なものであるが、以下の説明では調整の中に検査
も含まれるものとし、更に、画像表示装置の一例として
テレビジョン受像機の陰極線管を採り挙げて説明を行
う。
【0003】従来技術の表示装置の調整方法について図
4を参照して説明する。図4(a)は偏向回路系の構成
を示すブロック図であり、(b)は垂直振幅の調整画像
を示す平面図であり、(c)は垂直位置の調整画像を示
す平面図であり、(d)は水平位置の調整画像を示す平
面図であり、(e)は水平傾斜の調整画像を示す平面図
である。
【0004】図4(a)において、符号1は従来技術の
偏向回路部を指す。前記従来技術の偏向回路部1は、入
力映像信号から垂直同期信号や水平同期信号を分離して
抽出する同期回路2、垂直発振回路、垂直出力回路等か
らなる垂直偏向回路3、前記垂直偏向回路3に接続され
た垂直調整回路4、同じく水平発振回路、水平ドライブ
回路および水平出力回路等からなる水平偏向回路5、前
記水平偏向回路5に接続された水平調整回路6、高圧直
流電圧を発生する高圧回路7、表示画面10に映像を映
出する陰極線管8、前記陰極線管8の電子銃(図示省
略)から放射される電子ビームを送信側と同期して水
平、垂直方向に走査して画面を構成する水平偏向コイル
や垂直偏向コイルからなる偏向ヨークDY(Deflection
Yoke) 9等から構成されている。陰極線管8の細部構成
は、図示を省略した電子ビーム通過孔や蛍光面スクリー
ンが形成されたパネル部や、ファンネル部、および電子
銃等が内挿されたネック部で構成されている。また、前
記ネック部には前述の偏向ヨーク9やネックアッセンブ
リーが巻設されてなる。更に、前記陰極線管8はキャビ
ネットに収められてテレビジョン受像機を構成してい
る。前記キャビネットの前面キャビネットは特にベズル
と呼称される。
【0005】このような構成の従来技術の偏向回路部の
動作を説明する。先ず、同期回路2では図示を省略した
映像受信回路から入力された映像信号から水平、垂直の
同期信号を分離して各々垂直偏向回路3および水平偏向
回路5に出力する。垂直偏向回路3では、垂直発振回路
によって垂直方向の偏向に必要なスイッチング信号を発
生させ、例えばSEEP方式の増幅回路からなる垂直出
力回路で充分な直線性を確保して増幅し、垂直偏向用の
こぎり波電流として偏向ヨーク9に出力する。垂直調整
回路4では後述する垂直振幅や垂直位置および垂直直線
性等の調整がなされる。
【0006】水平偏向回路5では、水平発振回路により
水平同期信号と同期した基準パルスを発生し、水平ドラ
イブ回路でその基準パルスを増幅し、水平出力回路にお
いてS字補正等の補正がなされて偏向ヨーク9に水平偏
向用のこぎり波電流を出力する。水平調整回路6では後
述する水平位置や水平傾斜、水平糸巻歪み等の微調整が
なされる。なお、水平傾斜については偏向ヨーク9にお
いても調整がなされる。高圧回路7では、一般的に略1
KVの水平帰線パルスをフライバックトランス(FB
T)で昇圧・整流することにより数十KVの高圧電圧を
生成し、陰極線管8のアノードに供給する。
【0007】陰極線管8では、入力された映像信号を基
に図示を省略した電子銃から電子ビームを射出させ、こ
の電子ビームを偏向ヨーク9や前述のネックアッセンブ
リーによってランディングやコンバーゼンス等の制御を
行い、陰極線管8のパネル部に形成された蛍光面スクリ
ーンを水平、垂直走査することによって所定の映像を表
示するようになされている。また、カラー陰極線管の場
合には、電子銃から射出される電子ビームは赤(R)、
緑(G)、青(B)の3原色に対応して各々一本づつ用
意されており、電子銃から射出される3原色に対応した
電子ビームは電子ビーム通過孔を利用して集中してジャ
ストコンバーゼンスされ、蛍光面スクリーンの3色蛍光
体を選択的に刺激して所定の映像を表示する。
【0008】また、従来技術の偏向回路部では各種の調
整がなされるが、本発明に関連する調整について図4
(a)〜(e)を参照して説明する。従来技術の偏向回
路部1の調整は、前述の映像受信回路の入力部からモノ
スコープ信号やクロスハッチ信号および水平、垂直ライ
ン信号等の調整用映像信号を入力して陰極線管8の表示
画面10に表示し、前記垂直調整回路4および水平調整
回路6を可変することによって次のように行われる。
【0009】先ず、図4(b)の垂直振幅調整におい
て、作業者は調整用映像信号の一例として水平ライン信
号を受信して表示した後、左側に示した垂直方向に拡大
した調整用信号と、右側に示した垂直方向に収縮した調
整用信号を見比べ、中央部に示した表示画面10上に均
一に表示されるように調整を行う。同図(c)の垂直位
置調整において、作業者は調整用映像信号の一例として
水平ライン信号を受信して表示した後、左側に示した表
示画面の上部にずれた調整用信号と、右側に示した表示
画面の下部にずれた調整用信号とを見比べ、中央部に示
した表示画面10上に均一に表示されるように調整を行
う。同図(d)の水平位置調整において、作業者は調整
用映像信号の一例として水平ライン信号を受信して表示
した後、左側に示した表示画面の左部にずれた調整用信
号と、右側に示した表示画面の右部にずれた調整用信号
とを見比べ、中央部に示した表示画面10上に均一に表
示されるように調整を行う。更に、同図(e)の水平傾
斜調整において、作業者は調整用映像信号の一例として
クロスハッチ信号を受信して表示した後、左側に示した
右方向に傾斜した調整用信号と、右側に示した左方向に
傾斜した調整用信号とを見比べ、中央部に示した表示画
面10上に均一に表示されるように調整を行う。なお、
このときの傾斜角度の調整は例えば20インチのグラフ
ィックディスプレイモニターでは、表示画面の左部に対
して右部の傾きを1mm以内のオーダで調整しなければ
ならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上説明した
従来技術の偏向回路部の調整方法においては、作業者が
陰極線管の表示画面を直接目視にて確認して調整を行う
ため、調整誤差が多く、また、正確な調整を行うために
目を陰極線管に極端に近づける必要があるため、作業者
の目の疲労を来すという不具合点があった。つまり、例
えば水平傾斜による傾斜角度の調整では、調整用映像信
号の傾きを0.数mmから数mmのオーダで見極めなけ
ればならず、肉眼では正確な調整を行うことが困難であ
った。また、水平位置調整では、モノスコープ信号の上
下左右のラインのコマ数を比較しながら右側に対して左
側、上側に対して下側と相対値調整をしなければなら
ず、調整に時間がかかってしまうという不具合点があっ
た。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、作業者の目に疲労を来すことなく、高精度の調整を
短時間で行うことのできる表示装置の調整方法および調
整装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明の表示装置の調整を行う調整方法において
は、少なくとも1本からなる縁取り信号を発生する信号
生成手段と、その縁取り信号を前記表示装置の表示画面
に表示し、縁取り信号の位置にもとづいて画像の表示位
置を調整することとした。また、その縁取り信号は輝線
信号、黒色信号、カラー信号、およびカラー面信号の内
の少なくとも一種であることで前記課題を解決した。
【0013】また、表示装置の調整検査を行う調整方法
においては、少なくとも1本からなる縁取り信号を発生
する信号生成手段と、縁取り信号を検出する輝度センサ
またはカメラ装置等の検出手段とを備えた。そして、検
出手段を表示装置の表示画面部に設置し、縁取り信号を
表示装置の表示画面に表示し、検出手段によってその縁
取り信号の位置を検出し、自動的に画像の表示位置を調
整することとした。
【0014】更に、表示装置の調整を行う調整装置にお
いては、表示装置の表示画面に表示する輝線信号、黒色
信号、カラー信号、およびカラー面信号の内の少なくと
も一種である縁取り信号を発生する信号生成手段を備え
た。
【0015】また、表示装置の自動調整を行う調整装置
においては、表示装置の表示画面に表示する少なくとも
1本からなる縁取り信号を発生する信号生成手段と、縁
取り信号を検出する輝度センサまたはカメラ装置等の検
出手段とを備えることで前記課題を解決した。
【0016】
【作用】請求項1の発明では、輝線信号、黒色信号、カ
ラー信号、およびカラー面信号等の縁取り信号を発生す
る信号生成手段と、その縁取り信号を前記表示装置の表
示画面に表示し、縁取り信号の位置にもとづいて画像の
表示位置を調整することとした。そのため、映像のセン
ターずれ状態やオフセット状態では表示画面に画欠けを
おこして表示されるため、視認性に優れ作業者の熟練を
要する判断を不要とし、調整の効率を向上することがで
きる。
【0017】請求項2の発明では、少なくとも1本から
なる縁取り信号を発生する信号生成手段と、縁取り信号
を検出する輝度センサまたはカメラ装置等の検出手段と
を備えた。そして、検出手段を表示装置の表示画面に設
置し、縁取り信号を表示装置の表示画面に表示し、検出
手段によって縁取り信号の位置を検出し、自動的に画像
の表示位置を調整することとしたため、単純な構造の自
動調整装置が構築でき、調整効率を向上することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、図1ないし図3を参照して本発明の表
示装置の調整方法および調整装置の実施例を説明する。
【0019】実施例1 初めに、図1を参照して本発明の表示装置の調整装置の
第1の実施例の構成を説明する。図1(a)は本発明の
表示装置の調整装置の第1の実施例を示す構成図であ
り、(b)は縁取り信号の調整画像を示す平面図であ
り、(c)はベズル端面部の拡大平面図である。
【0020】図1(a)において、符号11は縁取り信
号を発生するとともに外部入出力端子を備えた本発明の
信号生成装置であり、符号12はモノスコープ信号、カ
ラーバー信号およびクロスハッチ等の調整用映像信号を
発生する従来公知の信号発生器、または製造ラインに配
設された調整用映像信号供給ラインの入力等であり、符
号13は調整を行うべきテレビジョン受像機である。前
記調整を行うべきテレビジョン受像機13の偏向回路系
の調整は、ディジタル制御データをもとにディジタル的
に行うものや、調整回路に配置されたボリューム等でア
ナログ的に行うものが存在しており、本発明はそのどち
らにも適用することが可能であり調整方式に何ら限定さ
れない。
【0021】そして、本実施例の表示装置の調整装置
は、信号発生器12からケーブル12Aによって本発明
の信号生成装置11に接続され、本発明の信号生成装置
11はケーブル11Aによって前記調整を行うべきテレ
ビジョン受像機13に接続されて構成されている。な
お、本発明の信号生成装置11はスルーパス機能を備え
ているため、前記信号発生器12の発生する調整用映像
信号を直接調整を行うべきテレビジョン受像機13に入
力することも、また、信号発生器12を使用せず本発明
の信号生成装置11を単独で使用することも無論可能で
ある。
【0022】次に、本発明の表示装置の調整装置の動作
を説明する。前記本発明の信号生成装置11は図1
(b)の如き3本の白色輝線、黒線若しくはカラー線等
からなる縁取り信号14を生成し、次段の調整を行うべ
きテレビジョン受像機13に出力する。調整を行うべき
テレビジョン受像機13の表示画面10には本発明の信
号生成装置11の発生する同図(b)の如き3本の縁取
り信号が表示される。そして、作業者は“センターが左
に片寄った場合”および“センターが右に片寄った場
合”の縁取り信号14を比較しつつ、ベズル端面16の
間隔が均一になるように調整する。なお、本発明の信号
生成装置11は縁取り信号14を生成して出力するた
め、表示画面10の殆どの表示領域が空白である。その
ため、公知の調整用映像信号を本発明の信号生成装置1
1の発生する縁取り信号14に重畳して各種の調整を実
施することも可能である。
【0023】調整例を具体的に説明するならば、同図
(c)において、本発明の信号生成装置11で3本の縁
取り信号を生成して調整を行うべきテレビジョン受像機
13の表示画面10に表示し、内周の規格中心信号に
対して、最内周を最大規格信号とし、最外周を最小規
格信号と規定して水平、垂直調整回路の調整を行い、
表示画面10のベズル端面16の四隅が同一に表示され
るように調整を行う。このように、本発明表示装置の調
整方法および調整装置では、映像のセンターずれ状態
や、オフセット状態が画欠けをおこして表示されるた
め、視認性に優れ、作業者の熟練を要する判断は不要で
あり調整の効率が向上する。
【0024】実施例2 本実施例は、前述の第1の実施例における単線の縁取り
信号に代えて、規格範囲をカラー面信号(べた信号)で
表示するようにした例であり、これを図2を参照して説
明する。図2は本発明の第2の実施例におけるカラー面
信号の調整画像を示す拡大平面図である。なお、第1の
実施例と同一部分には同一参照符号を付し、それらの説
明を省略する。
【0025】図2において、本発明の信号生成装置11
で例えば調整範囲の限界値を赤(R)、中心値を緑色
(G)、許容値を青(B)のカラー面信号を生成し、調
整を行うべきテレビジョン受像機12の表示画面に表示
することにより調整を行う方法である。作業者はテレビ
ジョン受像機の表示画面に表示される前記カラー面信号
を基に、表示画面のベズル端面の4隅が同一に表示され
るように偏向回路系の調整を行う。このように、本発明
表示装置の調整方法および調整装置では、映像のセンタ
ーずれ状態や、オフセット状態がカラー面表示によって
表示画面に表示されるため、さらに優れた視認性を確保
することができる。
【0026】実施例3 本実施例は、第1の実施例および第2の実施例における
本発明の表示装置の調整方法に代えて自動化を図った例
であり、この構成を図3を参照して説明する。図3
(a)は本発明の表示装置の調整装置の第3の実施例を
示す構成図であり、(b)は縁取り信号の調整画像を示
す平面図である。
【0027】図3(a)において、本実施例の表示装置
の調整装置の構成は、本発明の信号生成装置11、調整
処理部13Bを備えた調整を行うべきテレビジョン受像
機13に加えて、新たに輝度センサ15Cおよび演算処
理部15Bを備えた検出手段15によって構成される。
本発明の信号生成装置11はケーブル11Aによって調
整を行うべきテレビジョン受像機13に接続され、検出
手段15は演算処理部15Bを介してケーブル15Aに
よって調整処理部13Bに接続されている。
【0028】本発明の表示装置の調整装置の第3の実施
例の動作を説明する。本発明の信号生成装置11は、同
図(b)に示す如き輝線の縁取り信号14を生成して調
整を行うべきテレビジョン受像機13に出力する。調整
を行うべきテレビジョン受像機13の表示画面10には
輝線の縁取り信号14が表示される。一方、輝度センサ
15Cおよび演算処理部15Bを備えた検出手段15を
調整を行うべきテレビジョン受像機13の四隅のベズル
端面近傍に輝度センサ15Cが来るように所定の手段に
より設置する。
【0029】前記検出手段15では、輝度センサ15C
を用いて例えば次のように調整を行う。表示画面に表示
された例えば黒色背景に白色輝線の縁取り信号14に対
して、輝度センサ15Cによって表示画面の四隅の輝度
を検出する。そして、輝度センサ15Cの検出結果を基
に演算処理部15Bによって演算処理を行い、例えば表
示画面が黒色であれば“0”を、白色輝線であれば
“1”を出力する。つまり、表示画面の四隅において輝
度センサ15Cが検出した光の強さが黒色(“0”)で
同一であれば、映像は中央部に表示されていることにな
る。しかし、何れかの輝度センサ15Cが白色輝線の縁
取り信号14を検出して光の強さが異なる場合には、映
像の表示位置はずれていることになり、そのずれ方向は
予め設定された各映像パターンの検出レベルによって検
出することができる。そして、その検出信号を基に、水
平傾斜調整の場合には、各端面部の輝度信号が検出され
ないように(“0”レベルに近づくように)水平傾斜調
整ボリュームを回したり、水平傾斜用のディジタルデー
タを変更することによって自動調整を行う。
【0030】また、これらの調整は、例えばカメラ装置
を用いて行うことも考えられる。その場合には、白色輝
線でなる縁取り信号14を表示画面に表示し、それをカ
メラ装置で撮影して、各輝度信号を取得する。そして、
その信号を基に、水平傾斜調整の場合には、各輝度信号
が検出されないように(“0”レベルに近づくように)
水平傾斜調整ボリュームを回したり、水平傾斜用のディ
ジタルデータを変更することによって調整を行う。この
ように本実施例の表示装置の調整方法および調整装置で
は、従来技術の自動調整装置では高解像度のカメラ装置
を用いた高度な画像処理装置が必要としたのに比して、
極めて単純な方法により調整装置の構築が可能であり、
調整効率を向上することができる。
【0031】本発明は前記実施例に限定されず、種々の
実施形態を採ることができる。例えば前記実施例では、
表示装置の一例として通常の陰極線管を例示したが、陰
極線管の他の形態としてワイド型やハイビジョン型にも
応用が可能である。また、水平、垂直の位置調整につい
ては偏向回路系を持たない液晶表示装置やプラズマ表示
装置、更に、プロジェクター装置や大画面表示装置等の
位置調整への応用も可能である。更にまた、本実施例で
は主に調整工程について説明したが、同様に検査工程に
おいても適用が可能なことは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の表示装置の
調整方法および調整装置によれば、信号生成手段によっ
て縁取り信号を生成して、表示装置の表示画面に表示
し、偏向回路系の調整を行うようにしたため、画像の表
示位置を短時間で正確にかつ低コストで行うことができ
る。
【0033】請求項1の本発明の表示装置の調整方法お
よび調整装置では、縁取り信号によって偏向回路系の調
整範囲を表示するようにしたため、映像のセンターずれ
状態や、オフセット状態が判りやすく表示画面に表示さ
れ、優れた視認性を確保することができる。そのため、
短時間で正確な調整を行うことが可能となり、作業者の
目に疲労を来すことがない効果がある。
【0034】また、請求項3の本発明の表示装置の調整
方法および調整装置では、テレビジョン受像機の表示画
面を検出手段によって検出することにより、自動的に調
整および検査を行うことができるため、正確な調整およ
び検査を行うことができる。この結果、テレビジョン受
像機の画質に対して確実な性能保証をすることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の表示装置の調整装置の第1
の実施例を示す構成図であり、(b)は縁取り信号の調
整画像を示す平面図であり、(c)はベズル端面部の拡
大平面図である。
【図2】 本発明の第2の実施例におけるカラー面信号
の調整画像を示す拡大平面図である。
【図3】 (a)は本発明の表示装置の調整装置の第3
の実施例を示す構成図であり、(b)は縁取り信号の調
整画像を示す平面図である。
【図4】 (a)は偏向回路系の構成を示すブロック図
であり、(b)は垂直振幅の調整画像を示す平面図であ
り、(c)は垂直位置の調整画像を示す平面図であり、
(d)は水平位置の調整画像を示す平面図であり、
(e)は水平傾斜の調整画像を示す平面図である。
【符号の説明】
10 表示画面 11 本発明の信号生成装置 12 信号発生器 13 調整を行うべきテレビジョン受像機 14 縁取り信号 15 検出手段 16 ベズル端面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置の調整を行う調整方法におい
    て、 少なくとも1本からなる縁取り信号を発生する信号生成
    手段と、 該縁取り信号を前記表示装置の表示画面に表示し、 該縁取り信号の位置にもとづいて画像の表示位置を調整
    することを特徴とする表示装置の調整方法。
  2. 【請求項2】 該縁取り信号は輝線信号、黒色信号、カ
    ラー信号、およびカラー面信号の内の少なくとも一種で
    あることを特徴とする請求項1に記載の表示装置の調整
    方法。
  3. 【請求項3】 表示装置の調整検査を行う調整方法にお
    いて、 少なくとも1本からなる縁取り信号を発生する信号生成
    手段と、 該縁取り信号を検出する検出手段とを備え、 前記検出手段を前記表示装置の表示画面に設置し、前記
    表示装置に表示された該縁取り信号の位置を前記検出手
    段によって検出し、自動的に画像の表示位置を調整する
    ことを特徴とする表示装置の調整方法。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は輝度センサまたはカメラ
    装置であることを特徴とする請求項3に記載の表示装置
    の調整方法。
  5. 【請求項5】 表示装置の調整を行う調整装置におい
    て、 前記表示装置の表示画面に表示する少なくとも1本から
    なる縁取り信号を発生する信号生成手段を具備すること
    を特徴とする表示装置の調整装置。
  6. 【請求項6】 該縁取り信号は輝線信号、黒色信号、カ
    ラー信号、およびカラー面信号の内の少なくとも一種で
    あることを特徴とする請求項5に記載の表示装置の調整
    装置。
  7. 【請求項7】 表示装置の調整を行う調整装置におい
    て、 前記表示装置の表示画面に表示する少なくとも1本から
    なる縁取り信号を発生する信号生成手段と、 該縁取り信号を検出する検出手段とを具備することを特
    徴とする表示装置の調整装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段は輝度センサまたはカメラ
    装置であることを特徴とする請求項7に記載の表示装置
    の調整装置。
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