JPH08279240A - 磁気カードリーダ - Google Patents

磁気カードリーダ

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JPH08279240A
JPH08279240A JP7099520A JP9952095A JPH08279240A JP H08279240 A JPH08279240 A JP H08279240A JP 7099520 A JP7099520 A JP 7099520A JP 9952095 A JP9952095 A JP 9952095A JP H08279240 A JPH08279240 A JP H08279240A
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magnetic
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英伸 染谷
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隆 佐川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体、たとえば水、雪、霧、ガソリン等の異
物が、電装部分に浸入するのを防止することができ、磁
気カードの記録信号を確実に読み取ることができる磁気
カードリーダを提供する。 【構成】 外部に配置された挿入口14aと磁気カード
Cの収容部14を有し、挿入口14aから挿入された磁
気カードCを案内して所定の位置で保持するための磁気
カード収容体6と、磁気カード収容体6に配置されて、
磁気カードCの記録信号を読み取るための磁気記録読取
部15と、磁気カード収容体6に配置された電子回路部
7と、磁気カード収容体6を伝わって浸入する異物が、
電子回路部7に到達するのを遮断する遮断部8とを備え
る。これにより、外部からの異物が、電子回路部7に入
り込むのを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気カードリーダに係
り、特に液体、たとえば水、雪、霧、ガソリン等の異物
が、当該磁気カードリーダの電装部分に浸入するのを防
止する磁気カードリーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の手動式磁気カードリーダは、挿入
口から差し込まれる磁気カードを、挿入口につながる収
容部内で所定の位置に位置決めし、その位置において、
磁気カードの記録信号を磁気ヘッドで読み取るようにな
っている。
【0003】手動式磁気カードリーダの構造は、次の3
つに分けることができる。 (1)主たる構造体と外部構造体とからなり、主たる構
造体は、磁気ヘッドを支持する金属剛体、カード挿入
口、カード収容部、磁気カードの挿入を確認するための
光スイッチ、電子回路基板等を有する。磁気ヘッドは、
金属剛体により支持され、磁気カードの平面に対してほ
ぼ垂直に動くようになっている。 (2)カード挿入口に磁気カードが挿入されると同時
に、記録信号出力を取り出せるように、磁気ヘッドは主
たる構造体より数cm前方に配置されなければならな
い。しかも、その磁気ヘッドは磁気カードの凹凸に従っ
て与圧を受けながら微小距離動けなければならず、磁気
ヘッドは主たる構造体よりもさらに延びた金属剛体の先
端に固定されている。その金属剛体は主たる構造体の上
でスプリングで与圧されながら上下に動けるようになっ
ている。 (3)主たる構造体は、カード挿入口と、このカード挿
入口につながり磁気カードを所定空間で往復移動させる
ための収容部とを必要とする。
【0004】図15を参照して、従来の磁気カードリー
ダの構造を説明する。この磁気カードリーダは、主たる
構造体101と外部構造体104とを有し、主たる構造
体101は、破線で示す磁気カード103を収容するた
めの収納部102を有している。図15の状態では、磁
気カード103は、収納部102の奥まで挿入されてい
る。外部構造体104は、磁気カード103の案内溝1
05を有している。この案内溝105は、磁気カード1
03を挿入し易くするために、先広がりに形成されてい
る。主たる構造体101は、磁気ヘッド106とその磁
気ヘッド106を支持する金属剛体107とを有してい
る。
【0005】主たる構造体101と外部構造体104と
を組付ける時に、主たる構造体101は、外部構造体1
04の穴110内に入り、金属剛体107に支持された
磁気ヘッド106は、外部構造体104の入口111を
通じて、この入口111につながる収納部112内に入
る。これによれば、磁気ヘッド106は外部構造体10
4で保護される。また、外部構造体104の部分113
は先端がフォーク状に割れており、その割れた部分に
は、主たる構造体101の部分114が嵌まり合い、嵌
まり合った後、主たる構造体101の穴114aと外部
構造体104の穴113aとの間にはボルトが通され、
このボルトにより主たる構造体101の部分114は外
部構造体104の部分113に固定される。
【0006】主たる構造体101の上部には、磁気ヘッ
ド106を支持するための金属剛体107が位置する
が、この金属剛体107は、ピン108を支点として、
上下に僅かに運動できるようになっている。この金属剛
体107は、棒状のスプリング109で常時下方に与圧
される。磁気カード103が破線で示すように収納部1
02内に挿入されると、磁気ヘッド106は磁気カード
103の磁気ストライプ103a上に押しつけられる。
このままでは、スプリング109の力が勝って磁気カー
ド103を押し曲げてしまうが、主たる構造体101と
外部構造体104とを組付けることにより、磁気カード
103は真っ直ぐに出入りして、その代わり磁気ヘッド
106は磁気カード103を与圧しながら持ち上げら
れ、これにより、金属剛体107は上下に僅かに動くよ
うになっている。
【0007】主たる構造体101の後端部101aには
センサー115が設けられ、このセンサー115は、発
光ダイオード116と受光ダイオード117とからな
り、磁気カード103が収納部102内に完全に挿入さ
れると、両ダイオード116,117間で光が遮られる
現象を用いて、磁気カード103が収納部102内に完
全に挿入されたかどうかを検知する。通常、主たる構造
体101の後端部101aには穴が開いていて、その穴
に対応して発光ダイオード116と受光ダイオード11
7とが設けられる。光センサー115の配線と磁気ヘッ
ド106からのリード線は、電子回路基板118に集め
られていて、この電子回路基板118は、主たる構造体
101の上部に固定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の手動
式磁気カードリーダを、風雨等の悪影響を受ける室外環
境下で使用する場合には、次のような問題がある。手動
式磁気カードリーダが風雨に晒されると、案内溝105
を通じて浸入した水またはガソリン等の飛沫が、磁気カ
ード103の収容部102内に浸入し、磁気ヘッド10
3や光センサー115に達し、更には、磁気ヘッド10
6は磁気カード103に直接接触して記録信号を読み取
るようになっているので、収納部102に浸入した水や
ガソリン等の飛沫は、金属剛体107を伝わり、電子回
路基板118側にも達し、電気的絶縁が困難になる。
【0009】また、外部構造体104の入口111は、
金属剛体107が上下できるように十分大きく開けられ
ているので、その分だけ水やガソリン等の飛沫の浸入も
多くなるので、更に電気的絶縁が困難になる。
【0010】主たる構造体101の後端部101aに光
センサー115の穴が貫通し、上下位置に発光ダイオー
ド116と受光ダイオード117が配置されるので、浸
入した雨水やガソリンあるいは塵埃等の異物により光セ
ンサー115が汚れた場合には、その部分を分解して修
理する必要がある。
【0011】従来、主たる構造体101と外部構造体1
04とを組付けた後でないと、磁気カード103の挿入
試験を行うことができない。なぜなら、主たる構造体1
01に対してのみ磁気カード103を挿入すると、スプ
リング109の与圧により磁気カード103が下側に曲
げられてしまうからである。従って、主たる構造体10
1と外部構造体104とを組付けて完成させた後、磁気
カード103を主たる構造体101の収納部102に挿
入し、磁気ヘッド106で磁気カード103の記録信号
を読み取る検査を行うが、その試験のために行う、主た
る構造体101と外部構造体104との着脱工数が、製
造コストの増加につながるという欠点があった。
【0012】また、磁気ヘッド106の磁気カード接触
部には、パーマロイが露出していたために、水やガソリ
ン等の異物により錆びて、磁気カード103の磁気信号
を読み取れなくなるという欠点があった。更には、特に
寒冷地等での使用では、浸入した水等が主たる構造体1
01の収納部102内で氷結し、この収納部102内に
磁気カード103を挿入できなくなり、磁気カードリー
ダとして使用困難になるという欠点等があった。
【0013】そこで、本発明は上記課題を解消するため
に、特に液体、たとえば水、雪、霧、ガソリン等の異物
が、電装部分に浸入するのを防止することができ、磁気
カードの記録信号を確実に読み取ることができる、磁気
カードリーダを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、磁気カードの挿入口とこの挿入口につながる前記磁
気カードの収容部とを有し、挿入口から挿入される前記
磁気カードを前記収容部内の所定の位置に保持する磁気
カード収容体と、この磁気カード収容体に設けられ、前
記所定の位置に保持される前記磁気カードの記録信号を
読み取る磁気記録読取部と、前記磁気カード収容体に設
けられ、前記磁気記録読取部で読み取られる信号を処理
する電子回路部と、前記磁気カード収容体を伝わって浸
入する異物が、前記電子回路部に到達しないように遮断
する遮断部と、を備えることを特徴とするものである。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記磁気記録読
取部は前記磁気カード収容体の挿入口の近くに設けら
れ、磁気記録読取部を磁気カード側に圧着する圧着手段
を備えることを特徴とするものである。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記磁気カード
収容体の所定の位置に前記磁気カードが挿入されたこと
を判別する判別手段と、前記磁気カード収容体の挿入口
を経て浸入する異物が、前記判別手段に到達しないよう
に阻止する阻止手段とを備えることを特徴とするもので
ある。
【0017】請求項4に記載の発明は、前記判別手段
は、発光部と受光部と前記磁気カード収容体の所定の位
置に磁気カードが挿入された時、受光部と受光部間の光
を遮断する遮光部とを備え、前記阻止手段は、前記判別
手段を収容する光透過性の容器であることを特徴とする
ものである。
【0018】請求項5に記載の発明は、前記磁気カード
の挿入口は斜め上方又は垂直上向きに設定されているこ
とを特徴とするものである。
【0019】請求項6に記載の発明は、前記磁気カード
収容体は前記磁気カードの挿入口を通じて前記収容部内
に浸入した異物の内の液体を排出する排出手段を備える
ことを特徴とするものである。
【0020】請求項7に記載の発明は、前記磁気カード
収容体は前記磁気記録読取部を設けるための部位を備え
ることを特徴とするものである。
【0021】請求項8に記載の発明は、前記磁気記録読
取部は磁気ヘッドを有し、この磁気ヘッドの磁気カード
接触部には、薄板のチタン材料が設けられていることを
特徴とするものである。
【0022】請求項9に記載の発明は、前記磁気カード
収容体は加熱手段を備えることを特徴とするものであ
る。
【0023】請求項10に記載の発明は、前記磁気カー
ド収容体は熱伝導性の良好な材質で形成されていること
を特徴とするものである。
【0024】請求項11に記載の発明は、前記磁気カー
ド収容体は、前記磁気カードを前記挿入口を通じて収容
部へ挿入するとともに、前記収容部内の所定の位置に位
置決めし、前記収容部内の磁気カードを前記挿入口を通
じて収容部の外に排出する駆動機構を備えることを特徴
とするものである。
【0025】請求項12に記載の発明は、前記磁気カー
ド収容体は本体を有し、この本体は前部、後部、そして
遮断部を構成するフランジ状の壁部を有し、前記磁気記
録読取部は前記前部に設けられ、前記電子回路部は前記
後部に設けられることを特徴とするものである。
【0026】
【作用】請求項1に記載の発明では、遮断部が設けられ
るので、磁気カード収容体を伝わって浸入する異物が、
電子回路部に到達しなくなる。これにより、電子回路部
に異物が浸入して電子回路部が故障するといったトラブ
ルは解消される。そして、磁気カードの記録信号を確実
に読み取ることができる。。
【0027】請求項2に記載の発明では、磁気記録読取
部は圧着手段を通じて磁気カード収容体の挿入口に挿入
された磁気カードの信号記録面に圧着される。これによ
り、確実に情報を読み取ることができる。
【0028】請求項3に記載の発明では、磁気カード収
容体の所定位置に磁気カードが挿入されたことを判別す
る判別手段が設けられており、この判別手段によって、
磁気カードが所定の位置に挿入されたことを知ることか
できる。磁気カード収容体の挿入口を経て浸入する異物
が、判別手段に到達するのを阻止することにより、電気
的絶縁を簡単に達成することができる。
【0029】請求項4に記載の発明では、受光部の受け
る光を遮光部が遮断することで、スイッチ信号を電子回
路部に与えて、これにより、磁気カードが収容部内の所
定の位置に挿入されたことを知ることができる。
【0030】請求項5に記載の発明では、磁気カードを
挿入する挿入口が、斜め上方又は垂直上向きに設定され
ることで、この磁気カードリーダを低い位置に設けて
も、磁気カードの挿入操作が容易になる。
【0031】請求項6に記載の発明では、磁気カード収
容体の収容部内に入っている異物の内の液体が、排出手
段により排出されるので、例えば寒冷地等での使用時
に、収容部内が凍って磁気カードを挿入できなくなる等
の不都合はなくなり、常に正常状態で磁気カードリーダ
を使用できる。
【0032】請求項8に記載の発明では、磁気ヘッドの
磁気カードが接触する面は、薄いチタンで覆われるの
で、磁気ヘッドの耐腐触性及び耐磨耗性が向上する。
【0033】請求項9に記載の発明では、加熱手段を加
熱することで、収容部内の凍結体を溶かすことができ
る。
【0034】請求項10に記載の発明では、磁気カード
収容体が熱伝導性の良好な材質で作られているので、加
熱手段の熱が収容部内に達し易くなり、収容部内の凍結
体を容易に溶かすことができる。
【0035】請求項11に記載の発明では、磁気カード
を収容部へ挿入して所定の位置に位置決めし、また、磁
気カードを収容部外に排出する操作を自動化できるの
で、使い勝手がよい。
【0036】請求項12に記載の発明では、遮断部を構
成するフランジ状の壁部によって、本体の前部に設けら
れる磁気記録読取部と、本体の後部に設けられる電子回
路部とが電気的に絶縁される。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 第一の実施例 図1は、本発明の磁気カードリーダの好ましい実施例を
備えるガソリンスタンドの自動販売機の一部を示してい
る。図1において、自動販売機1の操作パネル2は、ガ
ソリンの供給量や料金を表示するための表示部3、テン
キーボード4、そして磁気カードリーダ5を備えてい
る。テンキーボード4のキーを操作者が押すことによ
り、自動車に供給したいガソリンの量を設定することが
できる。磁気カードリーダ5に磁気カードCを挿入する
ことにより、磁気カードリーダ5は、磁気ストライプC
Sに磁気的に記録された磁気カードCの所有者の氏名等
の情報を読み出して識別することができる。
【0038】図2は、磁気カードリーダ5の構造を示し
ている。図2において、磁気カードリーダ5は、主たる
構造体100と、外部構造体(以下、保護カバーとい
う)10とからなり、主たる構造体100は、磁気カー
ド収容体6、電子回路部7、磁気記録読取部である磁気
ヘッド15、遮断部8、判別手段25、阻止手段26等
を備えている。磁気カード収容体6は本体9を有し、上
記保護カバー10は、その本体9に着脱可能に取り付け
られる。本体9は、たとえば熱伝導性の良好なプラスチ
ック等で一体に成形され、前部11、後部12、そして
遮断部8を構成するフランジ状の壁部13を有してい
る。電子回路部7の回路基板7aは、本体12にねじ7
b,7c等で交換可能に保持されている。回路基板7a
には各種の電子部品が搭載されている。
【0039】本体9の前部11、後部12、そして壁部
13にかけては、磁気カードCを挿入して案内するため
の収容部14が破線で示すように形成されている。この
収容部14は、前部11の挿入口14aにつながれる。
この挿入口14aは保護カバー10の入口部10aに接
続され、挿入口14aと入口部10aとは磁気カードC
を出し入れし易いようにほぼU字型に形成されている。
挿入口14aの幅は、磁気カードCの厚みのほぼ2倍で
あり、挿入口14aの長さは、磁気カードCの短手方向
の幅とほぼ同じである。収容部14は破線で示すように
本体9の底部14bまで直線的に形成されるので、磁気
カードCを出し入れしても磁気カードCが収容部14の
途中で引っ掛かることがない。収容部14は底部14b
側で好ましくは袋状になっている。
【0040】保護カバー10の部分10bは、本体9の
前部11の磁気ヘッド装着部位11aを保護し、保護カ
バー10の部分10cは、本体9の前部11の部位11
bを保護するように形成されている。磁気ヘッド装着部
位11aには、磁気ヘッド15が装着される。この磁気
ヘッド15は、図1に示す磁気カードCの磁気ストライ
プCSに記録された磁気カードCの所有者の氏名等の情
報を読み出すための磁気記録読取部を構成する。
【0041】図3を参照して、磁気ヘッド装着部位11
aには、2つの支持部11d,11dが設けられ、これ
らの支持部11d,11dは、例えば金属製の圧着手段
としての弾性部材16の両端を支持し、この弾性部材1
6は、磁気ヘッド15を矢印Rの方向に付勢している。
これによれば、磁気ヘッド15の摺動面15aは、挿入
された磁気カードCの磁気ストライプCSに確実に接触
する。
【0042】つまり、細いワイヤ状の弾性部材16は、
そのスプリング作用を用いて、収容部14に収容される
磁気カードCに磁気ヘッド15を押しつけるが、その際
の反力により磁気ヘッド15は矢印Rと反対方向に動
き、これにより、磁気ヘッド15は適度な圧着力を受け
て、磁気カードCの磁気ストライプCS上を摺動する。
この磁気ヘッド15は、例えば電磁誘導型の磁気ヘッ
ド、または磁気抵抗ヘッド(MR:Magnetic
Registance)である。また、磁気ヘッド15
のヘッドギャップを有する摺動面15aには、磨耗を極
力防ぐために薄いチタンが被覆されている。15s,1
5sは磁気ヘッド15の巻線から引き出されたリード線
である。磁気ヘッド15の摺動面15aは、本体9の前
部11を貫通して、収容部14内に突き出し、収容部1
4内に挿入された磁気カードCの磁気ストライプCSに
圧着される。
【0043】次に、遮断部8について説明する。本体9
に設けられた遮断部8は、図2および図4を参照して、
保護カバー10の外部(図1の操作パネルの外部)から
の異物が電子回路部7に対して浸入するのを阻止する部
分である。つまり、外部から浸入する雨水やガソリン等
の液体が、磁気カード収容体6の外周部6sを伝って電
子回路部7に侵入しないように積極的に防ぐ部分であ
る。遮断部8は、図2に示すように、壁部13とシール
部材19とを有し、保護カバー10と壁部13とをねじ
により締めつけて組み立てた場合に、例えばゴム板で作
られるシール部材(ガスケット)19が、電子回路部7
の配置される空間20と外部とを水密に隔離し、外部か
らの液体や塵埃等が、本体9の後部12に侵入しないよ
うにする。
【0044】磁気カード収容体6の前部11と後部12
とを水密に隔離し、電子回路部7に雨水やガソリン等の
液体、霧、風等の異物が浸入しないようにするために、
次のような工夫が更に施される。
【0045】磁気ヘッド15の巻線のリード線15s,
15sは、図2および図4に示すように、壁部13の防
水部21を貫通している。すなわち、壁部13には溝2
2,22が形成され、これらの溝22,22内にそれぞ
れリード線15s,15sが通される。そして、同一プ
ラスティック材または弾性体で作られた略n型の充填体
23が溝22,22にはめ込まれ、ねじ24で固定さ
れ、これにより充填体23の溝23a,23aにリード
線15sが保持される。この溝23a,23aは断面略
半円形状であり、その直径はリード線15sの直径より
小さく設定され、したがって、外部から浸入する雨水や
ガソリン等の液体、霧、風等の異物がリード線15s,
15sを伝わって電子回路部7に至るのを阻止する。
【0046】次に、磁気カードCの有無を判別する判別
手段25と、判別手段25を収容して水密に遮断する阻
止手段26を説明する。図2を参照して、本体9の底部
14bの付近には、判別手段25が設けられ、この判別
手段25は、磁気カードCが収容部14に完全に挿入さ
れたどうかを判別する。図5および図6に示すように、
判別手段25は発光部27と、受光部28とを備えるホ
トカプラーであり、遮光部29を備えている。阻止手段
26は、電子部品である判別手段25を収容し、しかも
判別手段25を水密に保持するための容器であり、好ま
しくは光透過性のある材料、例えば透明あるいは半透明
のプラスチックで成形されている。
【0047】この阻止手段26は、図2に示すように、
本体9と電子回路基板7aとの間にねじ7bを用いて図
示しない防水ガスケットを介して着脱自在に固定され
る。この阻止手段26の小室30,30には、図6に示
すように、判別手段25が収容される。小室30,30
を区画する区画部31には、図5に示すように、空間3
2が設けられ、この空間32には、ステンレスなどの金
属製のばね状部材である上記の遮光部29が配置され
る。遮光部29の当接部33は、図2において、収容部
14内に位置している。
【0048】判別手段25の動作を説明する。阻止手段
26はたとえば透明の容器であるので、通常、発光部2
7の光は区画部31を透過して受光部28に到達する。
磁気カードCが収容部14内の所定の位置に完全に挿入
され、図5および図7の矢印で示すように、磁気カード
Cの前端が当接部33に当たると、遮光部29は支点3
4を中心として僅かに回転移動して、発光部27の光を
遮光する。すると、受光部28は光を受けないので、受
光部28はスイッチ信号を電子回路部7に与え、電子回
路部7はリセットされる。ついで、磁気ヘッド15は、
磁気カードCの磁気ストライプCSに記録された情報を
読み取り、この情報を電子回路部7に伝える。
【0049】しかして、この実施例によれば、収容部1
4に通じる空間32は、図5に示すように、区画部31
で閉鎖されるので、収容部14に浸入する雨水やガソリ
ン等の液体、霧、風等の異物は本体9の外に漏れ出な
い。雨水やガソリン等は、収容部14内で、ステンレス
製の遮光部29に触れるだけであり、小室30,30内
に浸入することはなく、判別手段25は、阻止手段26
の存在によりこれらの異物から完全に遮断もしくは隔離
される。
【0050】このように、磁気カードCの収容部14
は、磁気カードCの挿入口を介して直接外部につながる
が、本実施例の磁気カードリーダ5は、図1と図8に例
示するように、好ましくは磁気カードCの収容部14が
水平線HLに関して上向きになるように設定することが
できる。この実施例では、電子回路部7や判別手段25
が、外部から完全に遮断もしくは隔離されているので、
水平線HLに関して上向きに設定しても、電子回路部7
や判別手段25に、外部の異物が浸入することはなく、
電気的絶縁に問題がないからである。
【0051】あるいは図示しないが、磁気カードリーダ
5は、上記と同様の理由により、水平線HLに関して垂
直上向きに設定してもよい。このように、磁気カードリ
ーダ5を操作パネル2に対して上向きに設定することに
より、挿入口に対して磁気カードCを挿入しやすくな
る。つまり、従来のように挿入口が下向きの場合には、
磁気カードCを挿入する際に、挿入口の確認に手間取る
からである。磁気カードの挿入作業は、磁気カードCの
挿入口が人間の目の高さより上にないと困難になる。特
に、ハンディキャップのある人や子供の目の高さに合わ
せると、背の高い大人が使用しずらいし、また、有料道
路の出入口にある自動機の磁気カードリーダは、車高の
低い車用、中くらいの車高の車用、そして大型車用と、
数種類の磁気カードリーダが必要である。
【0052】しかし、本実施例の磁気カードリーダによ
れば、挿入口を上向きに設定できるので、人の手の届く
範囲であれば、本実施例の磁気カードリーダを機器の下
部に設定しても、背の低い人や高い人、車高の高い車、
低い車に簡単に対応することができるという効果が得ら
れる。
【0053】図2の磁気ヘッド15は、本体9に一体的
に設けられているので、その取扱と製造コストを下げる
ことができる。図2の保護カバー10自体は、磁気カー
ドCの挿入を行う補助の機能はないので、保護カバー1
0を外したままで、本体12に対して磁気カードCを出
し入れして、本体側の機能検査を行うことができる。光
スイッチである判別手段25は、防水用の透過性を有す
る阻止手段26に収容されている。このため、判別手段
25の防水効果が向上するのは勿論のこと、判別手段2
5を電子回路部7の基板7aの裏面に半田付けし、半田
付けした状態で、判別手段25を、阻止手段26の小室
27に収容するだけで組み立てられるので、判別手段2
5に関する外部配線が不要になり、生産性が上がり、コ
ストダウンが図れることは言うまでもない。しかも、磁
気カードCの収容部14に浸入した水は、判別手段25
に侵入する恐れが全く無いので、汚れやすい収容部14
内の水洗い洗浄が可能になる。
【0054】阻止手段26はねじ7bを外すだけで取り
除けるので、阻止手段26の区画部31が汚れてもその
汚れを簡単に除去できる。一般に、湿度が高く、温度変
化の大きい場所、たとえばデパートの地下の食品売り場
等では、夜または休日に、夏季において温度が上がり、
湿度が高くなり、しかも、日中は冷房が入るために、磁
気カードリーダ5の表面と外部につながる部分の電子回
路部とは、露点による結氷現象をくり返して、ダメージ
を受けることが知られている。しかして、本実施例で
は、このような過酷な使用下においても、機器の外装の
防水化と磁気カードリーダ5の防水化と防塵化により、
結露の発生を防止することができる。また、同様の理由
で、本実施例の磁気カードリーダは、海岸や、船舶に設
ける磁気カードリーダとして用いても、自動販売機の全
体的な寿命を向上させることができる。これにより、上
述した実施例は、完全防水型の手動式の磁気カードリー
ダを示すものと言える。 第二の実施例 図8に例示するように、好ましくは磁気カードCの収容
部14に通じるドレン用ホース40が、液体の排出手段
として本体9につながれる。これによれば、収容部14
に侵入した雪や雨水等の液体は、ドレンホース40を介
して外部に排出されるので、収容部14内に止まること
はない。仮に、雪や雨水等の液体が収容部14内に止ま
ると、液体が内部で凍結する。磁気カードリーダ5が使
用される場所が寒冷地である場合には、収容部14に吹
き込んだ水分が凍結し、収容部14内に磁気カードCを
挿入することができなくなる。しかして、この実施例に
よれば、収容部14内の凍結が防止されるので、上記の
トラブルは解消される。 第三の実施例 収容部14内の凍結を避けるために、図9に示すよう
に、半導体加熱器52が本体9の外周面付近に配置され
る。半導体加熱器52に通電すると、収容部14内の凍
結体が溶けて、図8に示したドレン用ホース40で外部
に排出される。この際に、半導体加熱器52は、水分等
が凍結する温度になるときにスイッチを入れ、磁気カー
ドリーダ5の全体を加熱するようにすればよい。半導体
加熱器52には、たとえば正特性サーミスタ(ポジス
タ、PTC)を備える加熱器を採用することができる。 第四の実施例 図9の半導体加熱器52に代えて、図10の加熱器56
を用いるようにしてもよい。この加熱器56は、本体1
2の付近に設けられ、ファンモータ60を備えている。
磁気カードリーダ5を寒冷地で使用する場合には、加熱
器の発生する熱を効率よく収容部14内の凍結体に伝達
するため、本体12と保護カバー10等は、熱伝導性の
良好な材質で形成することが望ましい。
【0055】本実施例の磁気カードリーダは、従来の磁
気カードリーダと異なり、雨水やガソリン等の液体の飛
沫、霧、風等の異物があっても、設備することが可能で
あり、磁気カードリーダの応用範囲が拡大する。 第五の実施例 図11と図12を参照して、完全防水型のモータ駆動式
の磁気カードリーダの実施例を説明する。手動式磁気カ
ードリーダと異なるのは、モータ218を使用すること
であり、このモータ218の駆動により、ピンチローラ
で押しつけながら、磁気カードCを収容部234内に出
し入れすることである。磁気カードリーダの本体201
はねじ211により自動販売機209の操作パネル20
9aにパッキン210を介して取り付けられる。
【0056】磁気カードCを挿入する本体201の収容
部234は、カード挿入口206からその底部290ま
で平らになっている。磁気ヘッド202は、本体201
の支持部211dに対して圧着手段296により保持さ
れ、磁気ヘッド202の摺動面は、収容部234内に突
出している。この収容部234の底部290には、第一
の実施例と同様な判別手段204が配置され、この判別
手段204は、磁気カードCの収容部234内への挿入
完了を検出して、その検出信号を電子回路部267に送
る。尚、この電子回路部267には磁気ヘッド202か
らの読取信号も送られる。磁気カードCの駆動機構40
0は、ピンチローラ206,214、ゴムローラ21
3,215、磁気ヘッド202、そして傘歯車217等
を有し、これらは遮断部であるケース203内に収容さ
れる。モータ218の出力軸219には、傘歯車217
が設けられ、軸受219aにより回転可能に支持され
る。ピンチローラ212,214は連動し、相対するロ
ーラ213,215は、ゴムの変形やスプリング作用
で、磁気カードCをピンチローラ214,206側に押
しつける機能を果たしている。
【0057】図12に示すように、この傘歯車217は
ギア277にかみ合い、しかも、軸300と軸301と
は、プーリ221,222とワイヤー223により同期
して回転するようになっている。軸300には2つのピ
ンチローラ214、ギア277、プーリ221が取り付
けられ、同様にして、軸301には2つのピンチローラ
212、プーリ222が取り付けられる。尚、磁気カー
ドCと接触するローラが配置される部位には、隙間があ
るために、磁気カードCの収容部234に浸入する雨水
等の異物は、必ず本体201の外側にも浸入する。した
がって、駆動機構400の各要素は、耐水性のある材
料、たとえば真鍮やステンレスで作ることが望ましい。
【0058】モータ218の出力軸219は、防水の回
転軸受219aあるいはゴムパッキングで防水すること
ができる。自動販売機209の操作パネル(外装部)2
09aは、パッキン210を挟んでねじ211で締めつ
けているので、防水対策はこれで十分である。本体20
1の収容部234に磁気カードCを挿入すると、磁気ヘ
ッド202が磁気カードCの磁気ストライプCSを検知
すると同時に、モータ218が作動し軸300と301
が同期して回転する。
【0059】これにより、磁気カードCは、実線で示す
挿入開始状態から破線で示す挿入完了状態まで自動的に
挿入される。そして、判別手段204が磁気カードCの
挿入完了の信号を出力すると、モータ218が逆回転
し、逆に破線で示す挿入完了状態から実線で示す挿入開
始状態まで、磁気カードCが自動的に排出される。この
際に、磁気カードCは一定速度で移動し、磁気ヘッド
は、磁気カードCの磁気ストライプCSに記録されてい
る情報を読み取る。
【0060】磁気カードCは、磁気ヘッドの読み取りの
為に、数度往復することがあるが、一連の作業が終わっ
た後、磁気カードCが磁気ヘッドを乗り越えた瞬間に、
モータ218を停止させて、ローラの回転を止める。そ
の止め方は、ローラに磁気カードCが僅かにくわえられ
た状態で止める必要がある。このように止めれば、カー
ドを投げ出さずに、しかも磁気カードCを手で抜き易く
なる。
【0061】第五の実施例では、磁気カードCの駆動機
構400は、カバー205を用いてモータ218を含む
電子回路部267から隔離して配置される。従って、第
五の実施例の磁気カードリーダは、磁気カード挿入口2
06が風雨に晒される場所に配置したり、磁気カード挿
入口206を、水平線に関して上方に向けて使用したり
した場合などに、特に有用である。尚、磁気カードCの
挿入の有無の検知は、光スイッチ等を用いることが望ま
しい。
【0062】以上、一実施例を参照して本発明を説明し
たが、本発明は、これに限定されるものでないことは明
らかである。
【0063】例えば、磁気カードCには、図13に示す
ように、カードの全長にわたって磁気ストライプCSが
形成される、いわゆるフルキャラクターカードを使用し
ているが、本発明の磁気カードリーダには、図14に示
すように、カードの半分の長さにわたって磁気ストライ
プCS1が形成される、いわゆるハーフキャラクターカ
ードC1を用いることもできる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明では、磁気カード収容体を伝わって侵入する異物
が、遮断部によって、電子回路部に到達しないように遮
断するので、異物が電子回路部に浸入して電子回路部が
故障するのを防止し、磁気カードの記録信号を確実に読
み取ることができる。
【0065】請求項2に記載の発明では、磁気記録読取
部は、磁気カード収容体の挿入口に挿入された磁気カー
ドに圧着されるので、磁気カードの記録信号を正確に読
み取ることができる。
【0066】請求項3に記載の発明では、磁気カードが
磁気カード収容体の所定の位置に挿入されたことを判別
する判別手段を設け、磁気カード収容体の挿入口を経て
浸入する異物が、判別手段に到達するのを阻止するの
で、磁気カードが磁気カード収容体の所定の位置に挿入
されたことを正確に判断でき、しかも異物が判別手段に
浸入するのを防止することができる。
【0067】請求項4に記載の発明では、遮光部が受光
部の受ける光を遮断することで、スイッチ信号を電子回
路部に与えるので、磁気カードが所定の位置に挿入され
たことを検出することができ、しかもフォトセンサーは
容器に収容されるので、異物がセンサに浸入するのを防
止することができる。
【0068】請求項5に記載の発明では、磁気カード収
容体の磁気カードを挿入するための挿入口が、水平線に
関して斜め上方又は水平線に関して垂直上向きに設けら
れるので、磁気カードリーダを低い位置に設けても、挿
入口の確認が簡単になるので、磁気カードの挿入操作が
容易になる。
【0069】請求項6に記載の発明では、磁気カード収
容体内に入っている異物の内の液体が、排出手段により
外部に排出されるので、液体が収容体の内部で凍結する
ことはなく、磁気カードの出し入れが困難になることは
ない。
【0070】請求項8に記載の発明では、磁気ヘッドの
磁気カードが接触する面が、薄いチタンで覆われるの
で、磁気ヘッドの耐磨耗性が向上する。
【0071】請求項9に記載の発明では、加熱手段を加
熱することで、収容部内の凍結体を溶かすことができ、
磁気カードの出し入れが容易になる。
【0072】請求項10に記載の発明では、磁気カード
収容体が熱伝導性の良好な材質で作られているので、磁
気カード収容部内の凍結体を効果的に溶かすことがで
き、磁気カードの出し入れが容易になる。
【0073】請求項11に記載の発明では、磁気カード
収容体の駆動機構は、磁気カードを収容部へ挿入して所
定の位置に位置決めし、収容部内の磁気カードを自動的
に排出するので、磁気カードの差し忘れが無くなる。
【0074】請求項12に記載の発明では、本体を前部
と壁部と後部とに区別するので、中間の壁部によって前
部と後部とを電気的に絶縁することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気カードリーダの第一の実施例が取
り付けられている自動販売機の一部を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の磁気カードリーダの第一の実施例を示
す分解斜視図である。
【図3】第一の実施例の磁気ヘッドの取り付け機構を示
す図である。
【図4】磁気ヘッドのリード線の防水機構を示す斜視図
である。
【図5】磁気カードの挿入完了の判別手段の防水機構を
示す斜視図である。
【図6】磁気カードの挿入完了の判別手段の防水機構を
示す斜視図である。
【図7】判別手段のオンオフスイッチを示す図である。
【図8】磁気カードリーダの第ニの実施例が自動販売機
に斜め上方向に向けて取り付けられた例を示す側面図で
ある。
【図9】磁気カードリーダの第二の実施例に加熱手段を
備えた第三の実施例の側面図である。
【図10】磁気カードリーダの第四の実施例に別の加熱
手段を備えた側面図である。
【図11】本発明の磁気カードリーダの第五の実施例を
示す側面図である。
【図12】本発明の磁気カードリーダの第五の実施例を
示す平面図である。
【図13】フルキャラクタカードの例を示す図である。
【図14】ハーフキャラクタカードの例を示す図であ
る。
【図15】従来の磁気カードリーダを示す図である。
【符号の説明】
6 磁気カード収容体 7 電子回路部 8 遮断部 14 収容部 14a 挿入口 15 磁気記録再生装置 16 圧着手段 25 判別手段 26 阻止手段 29 遮光部 40 ホース(排出手段) 52,56 加熱手段 400 駆動機構 C 磁気カード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気カードの挿入口とこの挿入口につな
    がる前記磁気カードの収容部とを有し、挿入口から挿入
    される前記磁気カードを前記収容部内の所定の位置に保
    持する磁気カード収容体と、 この磁気カード収容体に設けられ、前記所定の位置に保
    持される前記磁気カードの記録信号を読み取る磁気記録
    読取部と、 前記磁気カード収容体に設けられ、前記磁気記録読取部
    で読み取られる信号を処理する電子回路部と、 前記磁気カード収容体を伝わって浸入する異物が、前記
    電子回路部に到達しないように遮断する遮断部と、を備
    えることを特徴とする磁気カードリーダ。
  2. 【請求項2】 前記磁気記録読取部は前記磁気カード収
    容体の挿入口の近くに設けられ、磁気記録読取部を磁気
    カード側に圧着する圧着手段を備えることを特徴とする
    請求項1に記載の磁気カードリーダ。
  3. 【請求項3】 前記磁気カード収容体の所定の位置に前
    記磁気カードが挿入されたことを判別する判別手段と、 前記磁気カード収容体の挿入口を経て浸入する異物が、
    前記判別手段に到達しないように阻止する阻止手段とを
    備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の磁気カードリーダ。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は、発光部と受光部と前記
    磁気カード収容体の所定の位置に磁気カードが挿入され
    た時、受光部と受光部間の光を遮断する遮光部とを備
    え、前記阻止手段は、前記判別手段を収容する光透過性
    の容器であることを特徴とする請求項3に記載の磁気カ
    ードリーダ。
  5. 【請求項5】 前記磁気カードの挿入口は斜め上方又は
    垂直上向きに設定されていることを特徴とする請求項1
    に記載の磁気カードリーダ。
  6. 【請求項6】 前記磁気カード収容体は前記磁気カード
    の挿入口を通じて前記収容部内に浸入した異物の内の液
    体を排出する排出手段を備えることを特徴とする請求項
    1に記載の磁気カードリーダ。
  7. 【請求項7】 前記磁気カード収容体は前記磁気記録読
    取部を設けるための部位を備えることを特徴とする請求
    項2に記載の磁気カードリーダ。
  8. 【請求項8】 前記磁気記録読取部は磁気ヘッドを有
    し、この磁気ヘッドの磁気カード接触部には、薄板のチ
    タン材料が設けられていることを特徴とする請求項2に
    記載の磁気カードリーダ。
  9. 【請求項9】 前記磁気カード収容体は加熱手段を備え
    ることを特徴とする請求項1に記載の磁気カードリー
    ダ。
  10. 【請求項10】 前記磁気カード収容体は熱伝導性の良
    好な材質で形成されていることを特徴とする請求項9に
    記載の磁気カードリーダ。
  11. 【請求項11】 前記磁気カード収容体は、前記磁気カ
    ードを前記挿入口を通じて収容部へ挿入するとともに、
    前記収容部内の所定の位置に位置決めし、前記収容部内
    の磁気カードを前記挿入口を通じて収容部の外に排出す
    る駆動機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の
    磁気カードリーダ。
  12. 【請求項12】 前記磁気カード収容体は本体を有し、
    この本体は前部、後部、そして遮断部を構成するフラン
    ジ状の壁部を有し、前記磁気記録読取部は前記前部に設
    けられ、前記電子回路部は前記後部に設けられることを
    特徴とする請求項1に記載の磁気カードリーダ。
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