JPH08278753A - 簡易表示具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価な簡易表示具を提供すること。 【構成】 マジックテープ４，５を備えて両端部を結合
可能に形成した可撓性の帯状体２と、該帯状体２の一端
に設けられた筆記具で記入可能な表示部を有するつまみ
部３とからなり、線材を束ねたり腕等に装着し、つまみ
部に識別用に必要な情報を簡便に記入して使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電線保持具の標識や、
腕部につけて医療用標識、クリーンルーム用標識、遭難
時の名前記入として使用される表示具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、特開昭５６−８０２３０号公報に
示されるように、バンド部の両端にマジックテープを設
けて、外側面にディスプレイ面を設けたバンド部により
腕の一部に取りつけ、ディスプレイ面に血圧等を表示す
るものが発明されており、コンパクトで装着しやすいも
のであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、この表示具は
表示部がディスプレイであったので、高価であり、操作
が面倒であった。そのため、記号や数字などを記入して
簡便に識別できるような安価な表示具が望まれていた。
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、安価で簡便な表示具を提供することを目的と
する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため次のような構成を採用している。つまり、マ
ジックテープを備えて両端部を結合可能に形成した可撓
性の帯状体と、該帯状体の一端に設けられた取り付けま
たは取り外し用のつまみ部とからなり、該つまみ部に筆
記具で記入可能な表示部を設けてなることを特徴とする
ものである。

【０００５】また、前記表示部が書き込み可能な布から
なる構成が好ましい。

【０００６】また、前記表示部がラベルを貼付してなる
構成が望ましい。

【０００７】また、前記表示部がラベルを差し込み可能
に形成してなる構成が望ましい。

【０００８】

【作用】この発明によれば、マジックテープを設けた帯
状体により簡単に線材を束ねたり、腕等に装着できると
ともに、つまみ部に筆記具で記入可能な表示部を形成す
るものであるため、識別用に必要な情報を簡便に記入し
て使用できる。

【０００９】

【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図１は簡易表示具の第一実施例を示した斜視図であ
る。この表示具１は、マジックテープ４，５を備えて両
端部を結合可能に形成した可撓性の帯状体２と、該帯状
体２の一端に設けられた取り付け、取り外し用のつまみ
部３とからなり、該つまみ部３に書き込み可能な布６か
らなる表示部を設けてなるもので、布に炭酸カルシウム
などを混ぜたものをコーティングして、鉛筆などで字が
書き込めるようにしている。この簡易表示具１を線材等
を束ねて標識として使用する場合、つまみ部３を持って
帯状体２を線材に巻いてマジックテープ４，５で固定
し、鉛筆などの筆記具でつまみ部３の布６に文字や記号
を記入すれば良い。

【００１０】図２は簡易表示具の第二実施例を示した斜
視図である。この表示具７は、マジックテープ４，５を
備えて両端部を結合可能に形成した可撓性の帯状体２
と、該帯状体２の一端に設けられた取り付け、取り外し
用のつまみ部３とからなり、該つまみ部３にラベル８を
貼付可能に形成してなる表示部を設けたもので、ラベル
８の裏面に両面テープや接着剤を設けて、ラベル８に記
入後つまみ部に貼付するかあるいはあらかじめラベル８
をつまみ部３に貼付しておいて必要に応じて記入して使
用すれば良い。

【００１１】図３は簡易表示具の第三実施例を示した斜
視図である。この表示具９は、マジックテープ４，５を
備えて両端部を結合可能に形成した可撓性の帯状体２
と、該帯状体２の一端に設けられた取り付け、取り外し
用のつまみ部３とからなり、該つまみ部３にラベル８を
差し込み可能に形成してなる表示部を設けたもので、つ
まみ部に透明な袋状のカバー部１０を設けて、このカバ
ー部１０にラベル８を差し込み可能に形成している。こ
の表示具は、ラベルを差し替えることにより簡単に表示
部分を変更することができる。

【００１２】上記本発明各実施例の簡易表示具は、電線
や管等の線材を束ねて識別するための表示具として使用
するのが好ましい。また、スキー板を束ねて名札や荷札
として使用するのが好ましい。また、腕部につけて、血
液形などの情報を表示する医療用標識、クリーンルーム
用所属番号や洗濯管理用個人番号を表示する標識、ある
いは遭難時の名前記入として使用するのが好ましい。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果を奏する。請求項１の発明によれば、マ
ジックテープを設けた帯状体により簡単に線材等を束ね
たり、腕等に装着できるとともに、つまみ部に筆記具で
記入可能な表示部を形成するものであるため、識別用に
必要な情報を簡便に記入して使用でき、安価な簡易表示
具を提供することができる。

【００１４】請求項２の発明によれば、つまみ部に表示
手段が書き込み可能な布を設けてなるもので、布に直接
に鉛筆などで必要な文字や記号を書き込んで使用するこ
とができる。請求項３の発明によれば、該表示部がラベ
ルを貼付した構成からなるもので、ラベルの裏面に両面
テープや接着剤を設けて、ラベルに必要な情報を記入後
つまみ部に貼付するかあるいはあらかじめラベルをつま
み部に貼付しておいて必要に応じて文字や記号を記入し
て使用することができる。請求項４の発明によれば、表
示手段がラベルを差し込み可能に形成してなるもので、
ラベルを差し替えることにより簡単に表示部分を変更す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第一実施例を示す斜視図である。

【図２】本発明の第二実施例を示す斜視図である。

【図３】本発明の第三実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 第一実施例の簡易表示具 ２ 帯状体 ３ つまみ部 ４ マジックテープ ５ マジックテープ ６ 布 ７ 第二実施例の簡易表示具 ８ ラベル ９ 第三実施例の簡易表示具

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 マジックテープを備えて両端部を結合可
   能に形成した可撓性の帯状体と、該帯状体の一端に設け
   られた取り付けまたは取り外し用のつまみ部とからな
   り、該つまみ部に筆記具で記入可能な表示部を設けた簡
   易表示具。
2. 【請求項２】 前記表示部が書き込み可能な布からなる
   表示具。
3. 【請求項３】 前記表示部がラベルを貼付してなる表示
   具。
4. 【請求項４】 前記表示部がラベルを差し込み可能に形
   成してなる表示具。